JPH0564072A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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JPH0564072A
JPH0564072A JP4012140A JP1214092A JPH0564072A JP H0564072 A JPH0564072 A JP H0564072A JP 4012140 A JP4012140 A JP 4012140A JP 1214092 A JP1214092 A JP 1214092A JP H0564072 A JPH0564072 A JP H0564072A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の中央重点、下方重点測光方式では対応
できないような被写体に対する最適な自動絞り制御を提
供する。 【構成】 撮像素子104により撮影される画面をA/
D変換器105およびエリア分割平均演算回路106に
より複数個の部分領域に分割し、各領域ごとの平均輝度
を得る。この平均輝度をニューラルネットワーク107
に入力し、ニューラルネットワーク107の出力を用い
てコンパレータ112およびアイリスモータ113で絞
りばね103を調節する。ニューラルネットワーク10
7の学習過程には回路118により使用者の手動による
絞り制御電圧がニューラルネットワーク107の出力に
加算され、ニューラルネットワーク107に教師信号と
して与えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はビデオカメラに関し、
特に、入射光量に応じてビデオカメラの光学系に入射す
る光量を規制するための絞り量を自動的に調整するため
の自動絞り制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図15は自動絞り制御付の従来のビデオ
カメラのブロック図である。図15を参照して、従来の
ビデオカメラは、被写体101から入射する光を集光し
て所定の結像面上に結像させるためのレンズ102と、
結像面に配置された撮像面を有し、撮像面上の光学像を
光電変換により電気信号である映像信号に変換して出力
するための撮像素子104と、撮像素子104上に入射
する光量を規制するための絞り羽根103と、絞り羽根
103を駆動するためのアイリスモータ113と、撮像
素子104の出力する映像信号を増幅し、テレビジョン
方式に変換するための信号処理回路に与えるためのプリ
アンプ116と、プリアンプ116の出力する映像信号
に応答し、映像信号のレベルが所定のレベルとなるよう
にアイリスモータ113を動作させるための自動絞り制
御回路217とを含む。
【0003】自動絞り制御回路217は、プリアンプ1
16の出力する映像信号のうち、画面の中央部に当たる
部分を他の部分よりも大きな倍率で増幅して出力するた
めのゲインコントロールアンプ(GCA)206と、G
CA206の出力する増幅された映像信号に、画面の下
方において電圧が上昇するようなのこぎり刃状電圧を加
算して出力するための電圧加算器207と、電圧加算器
207の出力を平均化するための検波回路208と、負
入力端子が検波回路208の出力に、正入力端子か可変
の基準電圧(V1 R )210にそれぞれ接続され、検波
回路208の出力する信号と基準電圧210とを比較
し、その比較出力によりアイリスモータ113を駆動す
るためのコンパレータ209とを含む。
【0004】図16を参照して、GCA206による増
幅は、画面251の中央部252に特に大きな重み付け
を行なうためのものである。GCA206により増幅の
結果、図17(a)に示されるように、被写体254が
中央部252にある場合に、被写体254の撮像状態が
適正になるように絞り羽根103が駆動される。背景に
地面255があり、かつ逆光状態であるような場合で
も、地面255や背景よりも被写体254が重点的に測
光されることになる。
【0005】再び図16を参照して、電圧加算器207
は、画面251の下方領域253の部分にオフセット電
圧を加算する。特に、図15に示されるようにのこぎり
刃状電圧が加算される場合には、画面251の下方にい
くほど、絞り羽根103の制御に対する重み付が大きく
なる。これにより、図17(b)に示されるように、画
面251内に、空を背景に被写体256が配置されてい
る場合、絞りは上方の空の輝度に影響されることなく、
被写体256を最適に撮影できるような値に調整され
る。
【0006】図15を参照して、従来のビデオカメラは
以下のように動作する。被写体101からの入射光量は
レンズ102によって撮像素子104の撮像面上に像を
結ぶ。撮像素子104はこの光学像を光電変換により映
像信号に変換し、プリアンプ116に与える。プリアン
プ116は撮像装置104の出力を増幅し、信号処理回
路およびGCA206の入力に与える。
【0007】GCA206は、図16および図17
(a)を参照してすでに説明されたように、画面の中央
領域の変換された映像信号に対して、その周囲よりも大
きな利得で増幅をし、電圧加算器207に与える。電圧
加算器207は、図16および17(b)によって説明
されたように、画面の下方領域を表わす映像信号がより
大きな値となるようにのこぎり刃状電圧を入力信号に加
算し、検波回路208に与える。検波回路208は電圧
加算器207の出力する映像信号を平均化し、コンパレ
ータ209の負入力端子に与える。コンパレータ209
は、検波回路208の出力と基準電圧210とを比較
し、その比較出力に従ってアイリスモータ113を駆動
する。アイリスモータ113は駆動電圧に従って絞り羽
根103を動かす。絞り羽根103の開閉により、撮像
素子104上への被写体像の光量が調節される。
【0008】自動絞り制御回路217の動作の詳細は以
下のようである。被写体像の輝度が明るすぎる場合、プ
リアンプ116の出力する映像信号の振幅は大きくな
る。これにより検波回路208の出力である映像信号の
平均電圧は増加する。検波回路208の出力電圧が基準
電圧210よりも大きくなることにより、コンパレータ
209の出力は低電位にシフトする。アイリスモータ1
13はコンパレータ209の出力に応答して、絞り羽根
103が閉じるように動作する。これにより、撮像素子
104上への被写体からの入射光量が減少する。
【0009】撮像素子104に入射する被写体からの光
量が少ない場合には、上述と逆の動作が行なわれる。す
なわち、検波回路208の出力電圧は低下し、基準電圧
210よりも低くなる。コンパレータ209の出力は高
電位にシフトし、アイリスモータ113は絞り羽根10
3を開くように動作する。これにより、撮像素子104
上への入射光量は増加する。
【0010】上述のように自動絞り制御回路が動作する
ことにより、絞り羽根103の絞り量は、画面の中央領
域および下方領域にある被写体の輝度が最適となるよう
に調整される。使用者が自己の希望する撮影状態を得る
ために、絞りを手動で調整する必要はない。
【0011】以上のように従来の自動絞り制御回路を有
するビデオカメラにおいては、中央重点測光および下方
重点測光が採用されている。これは、通常被写体が画面
中央に配置されること、また上方には空が背景として入
りやすく、被写体が下方に配置されることが多いことな
どにより、一般によく採用される被写体の条件を考慮し
て行なわれているものである。しかし、使用者によって
は、中央重点および下方重点測光では、最適な絞りとな
らない場合がある。
【0012】図17(c)を参照して、画面251内に
おいて、被写体254の背景がすべて高輝度の場合を考
える。この場合、画面251の下方部分も高輝度とな
る。そのため、下方重点測光を採用した場合には、絞り
は閉じる方向に動作する。そのため、被写体254の撮
影像が暗くなってしまうという事態が生ずる。
【0013】さらに、図17(c)に示されるように、
被写体254が中央部分252からはずれた場合を考え
る。この場合、中央部分252の大部分は高輝度部とな
る。したがってこの場合にも絞りは閉じる方向に動作す
る。そのため、被写体254の撮影像は非常に暗くなっ
てしまう。
【0014】上述のような被写体条件は必ずしも特殊と
は限らない。たとえば、スキー場などにおいて行なわれ
る撮影を考える。この場合、背景は雪となる。周知のよ
うに雪の輝度は非常に高い。そのため、図17(c)に
示されるような状況がスキー場などでは容易に発生し得
る。
【0015】このように、たとえばスキー場での撮影回
数が多い使用者などにとっては、従来の中央重点測光や
下方重点測光を用いた自動絞り制御によれば最適な絞り
値を得ることができず、満足できる撮影を行なえないと
いう問題があった。このような場合、手動で絞りの調節
ができるビデオカメラもある。しかし、撮影しながらの
絞りの制御は非常に難しく、上述の従来のビデオカメラ
では容易には行なえないという問題点もあった。
【0016】一方、本願の向けられているビデオカメラ
ではないが、スチルカメラに関する技術で、被写体の状
況に応じてカメラを制御するための技術が特開平2−9
6724号公報に開示されている。
【0017】図18を参照して、特開平2−96724
号公報に開示されているスチルカメラは、レンズ320
と、レンズ320の前方に設けられた絞り319と、レ
ンズ320をその光軸に沿って移動させることにより被
写体の光学像を所定の結像面に合焦させるための合焦機
構335とを含む。被写体の光学像は、マトリクス状に
配置された光電変換素子からなる撮像素子321によ
り、各光電変換素子ごとに被写体の輝度を表わすデータ
として、322に与えられる。増幅器322によって増
幅された被写体の輝度情報はA/D変換器323によっ
てA/D変換され、絞りこまれたときの輝度BV′とし
て演算回路324に与えられる。演算回路324にはま
た、絞り319の開放時の絞り値AV0 が入力されてお
り、演算回路324はこの2つの値BV′、AV0 から
実際の被写体の輝度BV(=BV′−AV0 )を演算し
て出力する。出力された被写体の輝度BVは、マルチプ
レクサ328およびフレームメモリ334に与えられ
る。マルチプレクサ328の動作については後述する。
【0018】フレームメモリ334は、撮像素子321
の各光電変換素子の出力に基づく被写体の輝度BVを各
光電変換素子ごとに記憶する。フレームメモリ334に
はフレームメモリ334に格納されている輝度情報を入
力とし、フレームメモリ334に格納された映像の主要
な被写体の位置を表わす信号Pxyを出力するための、ニ
ューロコンピュータ325が接続されている。ニューロ
コンピュータ325には、ニューロコンピュータ325
によって行なわれる演算処理を決定するための係数Wji
を格納するための係数メモリ326が接続されている。
これら係数Wjiは、ニューロコンピュータ325の学習
過程において、入力に対する適切な出力を得るように書
替えられる。
【0019】ニューロコンピュータ325の出力はセレ
クタ334の一方入力に接続されている。セレクタ33
6の出力はマルチプレクサ328に接続されている。セ
レクタ336の他方の入力端子には操作パネル327の
出力が接続されている。操作パネル327の出力はま
た、ニューロコンピュータ325にも接続されている。
操作パネル327は、ニューロコンピュータ325に対
して、その学習モード時に、フレームメモリ334に格
納された映像のうちの主要な被写体の位置を表わす信号
bjを与えるためのものである。そのために操作パネル
327は、たとえば、画面上の位置を1対1に対応する
図示されないタッチパネルスイッチなどを含む。使用者
がファインダを見ながら画面上の主要な被写体の位置を
入力することにより、主要な被写体の位置を表わす信号
pjが操作パネル327からニューロコンピュータ32
5に与えられる。ニューロコンピュータ325は、フレ
ームメモリ334から与えられる入力によって、係数メ
モリ326に格納されている係数に基づく演算を行なっ
て一旦出力を決定する。ニューロコンピュータ325は
さらに、操作パネル327から与えられる信号dpjと自
分自身の出力とを比較し、その誤差が極小となるように
係数メモリ326内の係数wjiを書替える。このような
学習を複数回行なうことにより、ニューロコンピュータ
325および係数メモリ326で構成されるニューラル
ネットワークが自己組織化され、フレームメモリ334
からの入力に応じ、適切な信号Pxyを出力することがで
きる。
【0020】操作パネル327の出力はセレクタ336
にも与えられており、学習モード時にはセレクタ336
は操作パネル327の出力をマルチプレクサ328に与
える。オートモード時には、セレクタ336はニューロ
コンピュータ325の出力をマルチプレクサ328に与
える。マルチプレクサ328は、ニューロコンピュータ
325または操作パネル327から与えられる制御信号
xyによって指示される、被写体中の主要被写体に対応
する光電変換素子の出力BVのみを通過させ、演算回路
329および331に与える。
【0021】演算回路329は、マルチプレクサ328
から与えられる、主要な被写体に対応する光電変換素子
の輝度出力BVに基づき、いわゆる山登り方式に従って
焦点検出のための演算を行なう。演算回路329の出力
はドライバ330に与えられる。ドライバ330は、与
えられる演算結果に基づいて合焦機構335を動作さ
せ、レンズ320をその光軸方向に移動させる。演算回
路329の演算により、レンズ320は被写体が撮像素
子321の受光面の上に像を結ぶような位置に停止され
る。
【0022】演算回路331は、マルチプレクサ328
から与えられる被写体の主要部の輝度BVと、フィルム
感度SVと、絞り319の絞り値AVと、設定されたシ
ャッタスピードTVとに基づき、シャッタスピードまた
はシグナル値を決定する。決定されたシャッタ速度はシ
ャッタ制御装置332に、絞り値は絞り制御装置333
にそれぞれ与えられる。
【0023】このように、特開平2−96724号公報
に開示されたスチルカメラにおいては、被写体全体では
なく、被写体の主要部のみの輝度情報に基づいて絞り値
やシャッタ速度、合焦位置などが決定される。その主要
な被写体の位置は、ニューロコンピュータ325に検出
される。ニューロコンピュータ325による主要な被写
体の位置の検出は、操作パネル327を用いて、使用者
の指示により行なわれた学習に基づいて行なわれる。し
たがって、被写体主要部の位置の検出を、使用者の傾向
と同様に行なうことができる。また、このような主要な
被写体の輝度のみに基づいてカメラの制御が行なうた
め、主要な被写体を適切な撮影条件で撮影することがで
きると同公報は述べている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
2−96724号公報は、スチルカメラに向けられた技
術であり、これをビデオカメラに如何に応用するかにつ
いては開示されていない。また、特開平2−96724
号公報は、このようなニューロコンピュータを、被写体
の明るさ条件あるいは輝度パターンに応じた露出補正信
号を教師信号として与え、逆行補正などの学習を行なう
ことも可能であると示唆しているが、その具体的構成に
ついては何ら明らかにしていない。
【0025】さらに、同公報の実施例に記載されたスチ
ルカメラでは、主要な被写体のみの輝度情報に基づいて
カメラが制御されているが、これによって以下のような
問題点を生ずる。すなわち、たとえば絞り値の最適値を
求めるには、主要な被写体以外の背景の輝度情報と主要
な被写体の輝度情報との関係が非常に重要となるが、特
開平2−96724号公報に開示の技術では、主要被写
体と背景の輝度バランスを最適化することが不可能であ
る。銀塩カメラに代表されるスチルカメラにおいては、
プリント時に輝度の調整を行なうことが可能であるた
め、特開平2−96724号公報に開示の技術であって
も実用上は問題ない。しかし、ビデオカメラにおいては
再生時に輝度の調整を行なうにも限界があるため、特開
平2−96724号公報に開示の技術をそのまま応用す
ることは適当でない。
【0026】さらに次のような問題点もある。ビデオカ
メラにおいては、映像信号を得るための撮像素子の出力
をそのまま絞りなどの制御に用いることが一般的であ
る。ところが、最近では画質を向上させるために撮像素
子に配置される光電変換素子の数が膨大なものとなって
いる。したがって、特開平2−96724号公報に開示
の技術をそのままビデオカメラに応用して、各光電変換
素子の出力をそのままフレームメモリに格納してニュー
ロコンピュータに与える場合には、ニューロコンピュー
タの入力が膨大な数となり、実用的でない。ニューラル
ネットワークの入力が膨大な数となれば、ニューラルネ
ットワークの学習過程が長くなるという問題点もある。
さらに、光電変換素子の出力をそのままニューラルネッ
トワークの入力とすれば、被写体の僅かな位置の変化に
よってもニューラルネットワークへの入力値が大きく変
化し、ニューラルネットワークの動作が不安定となる恐
れもある。
【0027】それゆえに請求項1に記載の発明の目的
は、具体的な場面における被写体の条件に応じて使用者
が最適と思うような絞り値に、自動的に絞りを制御する
ことができるビデオカメラを提供することである。
【0028】請求項2に記載の発明の目的は、具体的な
場面における被写体の条件に応じて、使用者が最適と思
うような絞り値に、自動的にかつ安定して絞りを制御す
ることができる自動カメラを提供することである。
【0029】請求項3に記載の発明の目的は、具体的な
場面における被写体の条件に応じて、使用者が最適と思
うような絞り値に、自動的に絞りを制御することがで
き、かつより多様な状況において使用者の最適と思うよ
うな自動絞りを実用するような学習をすることが可能な
ビデオカメラを提供することである。
【0030】請求項4に記載の発明の目的は、具体的な
場面における被写体の条件に応じて、使用者が最適と思
うような絞り値に、自動的に絞りを制御することがで
き、かつより多様な状況において使用者の最適と思うよ
うな自動絞りを実用するような学習を安定し、かつ迅速
に行なうことができるビデオカメラを提供することであ
る。
【0031】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
かかるビデオカメラは、被写体からの入射光を集光し
て、所定の結像面に結像させるための光学系と、入射光
量を、与えられる入射光量規制信号に応答して規制する
ための入射光量規制手段と、光学系により、所定の枠内
に結像された被写体の光学像を撮像して輝度信号を出力
するための撮像手段と、撮像手段に接続され、輝度信号
に基づいて、枠内における光学像の輝度分布の特徴を、
枠を複数個の部分領域に分割し、部分領域ごとの輝度と
して抽出して複数個の輝度分布信号として出力するため
の輝度分布特徴抽出手段とを含む。さらにこのビデオカ
メラは、光学像の輝度分布に応じて、使用者が任意に設
定し得る入射光量規制信号の目標値を定めるための目標
値信号を出力するための手段と、複数個の輝度分布信号
を入力とし、所定の変換により得られる入射光量規制信
号を出力とするニューラルネットワークを用い、与えら
れる教師信号に対するその出力の差異が極小化するよう
に変換を適応化するための適応化手段と、使用者の操作
に応答して、目標値信号と適応化手段の出力との一方を
選択し、適応化手段に教師信号として与えるための選択
手段とを含む。
【0032】請求項2に記載の発明にかかるビデオカメ
ラは、請求項1に記載のビデオカメラにおいて、輝度分
布特徴抽出手段が、撮像素子の出力する映像信号をA/
D(アナログ−デジタル)変換して、光学像の輝度を示
す輝度データとして出力するためのA/D変換手段と、
輝度データを、各部分領域ごとに所定時間だけ積算し、
各部分領域ごとの平均輝度を算出することにより輝度分
布信号として出力するための平均輝度算出手段とを含
む。
【0033】請求項3に記載の発明にかかるビデオカメ
ラは、請求項1に記載のビデオカメラにおいて、適応化
手段のニューラルネットワークは、各々が輝度分布信号
の組に所定の変換を行なって1つの出力を得るための複
数個の変換手段を有する中間層と、各々が、中間層の出
力する信号に所定の変換を行なって1つの出力を得るた
めの複数個の変換手段を有する出力層と、出力層の出力
する信号の組に所定の変換を行なって単一の入射光量規
制信号を得るための出力変換手段と、出力層の出力と教
示信号との差異に基づいて、差異が極小となるように中
間層と、出力層とにおいて行なわれる変換を適応的に更
新するための変換更新手段とを含む。
【0034】請求項4に記載の発明にかかるビデオカメ
ラは、請求項3に記載のビデオカメラにおいて、中間層
と出力層との各変換手段は、入力される信号のそれぞれ
に所定の重み付けを行なうための重み付け手段と、重み
付けされた信号をすべて加算するための加算手段と、加
算手段の出力を所定の単調増加関数に従って変換して出
力するための関数変換手段とを含む。また変換更新手段
は、出力変換手段の出力と教師信号との差異に基づい
て、差異の二乗平均が最小となるように各重み付けを再
計算し、更新するための重み付け更新手段を含む。
【0035】
【作用】請求項1に記載のビデオカメラにおいて光学系
により結像された像は、撮像手段によって輝度信号に変
換される。映像の枠は複数個の部分領域に分割され、各
部分領域ごとの輝度が映像の輝度分布の特徴として輝度
信号から抽出される。抽出された映像の輝度分布の特徴
は複数の輝度分布信号として適応化手段のニューラルネ
ットワークに入力される。ニューラルネットワークは、
複数個の輝度分布信号に所定の変換を施し、入射光量規
制信号として出力する。ニューラルネットワークの学習
時には、選択手段は、使用者により設定される目標値信
号を教師信号として適応化手段に与える。適応化手段は
教師信号と自分自身の出力との差異が極小になるように
その内部で行なわれる変換を適応化させる。一方、通常
動作時には、適応化手段は学習過程で適応化された変換
に従って輝度分布信号を処理し、入射光量を規制手段に
与える。したがって、通常動作時の入射光量規制信号の
値は、様々な状況において学習された、使用者の好みに
応じた値をとるようになる。
【0036】請求項2に記載のビデオカメラにおいて
は、輝度信号から、各部分領域ごとにその平均輝度が算
出されて、輝度分布信号として、適応化手段に入力され
る。
【0037】請求項3に記載のビデオカメラにおいて
は、ニューラルネットワークの中間層の各変換手段は、
入力される輝度分布信号の組に所定の変換を行ない1つ
の出力を得て、出力層の各変換手段に与える。出力層の
各変換手段も、中間層から入力される信号に所定の変換
を行なって1つの出力を得、出力変換手段に与える。出
力変換手段は、出力段の出力の組にさらに所定の変換を
行ない、入射光量規制信号を出力する。各変換手段にお
いて行われる変換は、出力変換手段の出力と、教師信号
との差異が極小になるように適応的に更新される。
【0038】請求項4に記載のビデオカメラにおいて
は、各変換手段は、その入力に所定の重み付けを行なっ
て加算した後、所定の関数変換を行なって1つの出力を
得る。この重み付けの値は、教師信号とニューラルネッ
トワークの出力との差異の二乗平均が極小となるよう
に、重み付け更新手段によって逐次再計算され更新され
る。
【0039】
【実施例】図1は、本発明の一実施例にかかるビデオカ
メラのブロック図である。図1を参照して、このビデオ
カメラは被写体1からの入射光を集光して所定の結像面
に結像させるための光学系としてのレンズ102と、レ
ンズ102により、所定の枠内に結像された被写体10
1の光学像を撮像して電気信号である映像信号に変換す
るためのCCDイメージセンサからなる撮像素子104
と、撮像素子104への入射光量を規制するための絞り
羽根103と、絞り羽根103を、与えられる入射光量
規制信号である絞り制御電圧に従って駆動するためのア
イリスモータ113と、撮像素子104の出力する映像
信号を増幅し、信号処理回路に与えるためのプリアンプ
116と、プリアンプ116の出力する映像信号レベル
に応答し、使用者による手操作の絞り制御の過程で学習
された絞り制御のパターンに従って、アイリスモータ1
13を駆動するための絞り制御電圧を出力するための自
動絞り制御回路117と、自動絞り制御回路117に接
続され、自動絞り制御回路117の自動絞り制御パター
ンの学習において、教師信号を出力し自動絞り制御回路
117に与えるための手操作可能な手動絞り制御信号発
生回路118とを含む。
【0040】自動絞り制御回路117は、プリアンプ1
16によって増幅された映像信号の輝度成分をA/D変
換するためのA/Dコンバータ105と、画面を複数個
の部分領域に分割し、各部分領域ごとに、A/Dコンバ
ータ105から出力される輝度データを所定時間積算
し、平均の輝度を算出して各領域ごとの平均輝度信号を
出力するためのエリア分割平均演算回路106と、エリ
ア分割平均演算回路106から入力される平均輝度信号
に応答し、画面内の輝度分布のパターンをパターン認識
し、学習によって得られた使用者による絞り制御と合致
するような形での変換を行ない、最適な絞り量をデジタ
ル値で出力するためのニューラルネットワーク107
と、ニューラルネットワーク107の出力に接続され、
ニューラルネットワーク107から出力される最適絞り
値を表わすデジタル信号をD/A(デジタル−アナロ
グ)変換するためのD/Aコンバータ108と、手動絞
り制御信号発生回路118から与えられる、ニューラル
ネットワーク107の出力と使用者により設定された目
標となる絞り値との差異(オフセット)を表わすオフセ
ット電圧とを加算し、出力するための加算器114と、
加算器114の出力電圧と基準電圧111とを比較し、
その比較出力に基づいてアイリスモータ113を駆動す
るためのコンパレータ112と、加算器114の出力を
A/D変換し、ニューラルネットワーク107に学習の
ための教師信号として与えるためのA/Dコンバータ1
15とを含む。
【0041】手動絞り制御信号発生回路118は、可変
抵抗110と、一方の入力端子109aが可変抵抗11
0に、他方の入力端子109bが接地電位に、出力端子
が加算器114の入力の一方に、それぞれ接続されたス
イッチ109とを含む。
【0042】図2を参照して、エリア分割平均演算回路
106は、画面251を、互いに等しい大きさの例えば
4×4の領域a0 0 〜a3 3に分割し、各領域ごとの所
定時間の平均輝度を求め、各領域ごとの輝度データとし
て出力するためのものである。
【0043】図3を参照して、エリア分割平均演算回路
106は、おのおの分割領域a0 0 〜a3 3 (図2参
照)のうちの1つの領域からの輝度データを所定の時間
積算し、ニューラルネットワーク107に積算値を与え
るための、分割領域の数だけ設けられた積算回路121
と、各積算回路121に対し、自己の担当する領域から
の輝度データのみを積算可能とするためのエリア分割タ
イミング信号v0〜v3、h0〜h3および積算を画面
ごとにクリアするためのクリア信号CLを発生し、各積
算回路121に与えるためのエリア分割タイミング信号
発生器122とを含む。
【0044】エリア分割タイミング信号のうち、信号h
0〜h3は、画面251(図2)を、垂直方向の線に沿
って分割するためのタイミングを表わすためのエリアパ
ルスである。図4(a)に示されるような波形で映像信
号がA/Dコンバータ105(図1)に入力されるもの
とする。信号h0は、図4(b)を参照して、各水平走
査期間の映像期間の先頭から高電位となり、映像期間の
4分の1だけ高電位を持続する。信号h0はそれ以外の
期間では低電位となる。
【0045】信号h1は、図4(c)に示されるよう
に、信号h0の立下がりと同時に高電位となり、高電位
を映像期間の4分の1だけ持続する。信号h1はそれ以
外の期間では低電位である。図4(d)、(e)に示さ
れるように、信号h2、h3もそれぞれ、信号h1、h
2の立下がりと同時に高電位になり、映像期間の4分の
1だけ高電位を持続して低電位となる。それ以外の期間
では、信号h2、h3はともに低電位に保たれる。
【0046】一方、信号v0〜v3は、画面251を水
平方向に沿った線で分割するためのタイミングを示す信
号である。映像信号が図5(a)に示される波形を有す
るものとする。図5(b)〜(e)を参照して、垂直走
査期間のうち有効な映像信号が含まれる領域を4分割す
る。信号v0〜v3は、この4分割された期間のうち、
それぞれ第1、第2、第3、第4の期間において高電位
となり、それ以外の期間において低電位となる。
【0047】信号h0〜h3のうちの1つと、信号v0
〜v3の1つとを組合せ、双方とも高電位になるときの
映像信号の輝度を積算すれば、図2に示される分割領域
0 0 〜a3 3 のうちの1つの領域の輝度データが求め
られることになる。
【0048】分割領域ai j の輝度データを積算するた
めの積算回路(i、j)121は、入力の一方がA/D
コンバータ105に接続された加算器124と、加算器
124の出力する加算データを格納するためのレジスタ
123と、エリア分割タイミング信号発生器122(図
3参照)から与えられる、入力される輝度データに同期
したクロック信号CLKと、エリア分割タイミング信号
発生器122から与えられるエリアパルスvi 、hj
のアンドをとり、これによりレジスタ123の格納タイ
ミングを制御するためのゲート回路125とを含む。レ
ジスタ123の出力は加算器124の入力の一方に接続
されている。これにより、レジスタ123の格納内容
と、A/Dコンバータ105から与えられる輝度データ
との加算値が再びレジスタ123に送られ、加算される
ことになる。レジスタ123のクリア端子には、エリア
分割タイミング信号発生器122によって垂直期間ごと
に発生されるクリアパルスCLが与えられる。これによ
り、レジスタ123の内容は1画面ごとにクリアされ
る。
【0049】なお、本実施例においては、図2に示され
るように画面251は互いに等しい面積の分割領域a
0 0 〜a3 3 に分割されている。各分割領域からサンプ
リングされる輝度データの個数は互いに等しい。したが
って、レジスタ123によって求められる輝度データの
積算値を、そのままその分割領域の輝度平均値として処
理することができる。積算回路121の出力134は、
ニューラルネットワーク107に与えられる。
【0050】図7は、ニューラルネットワーク107の
模式的ブロック図である。ニューラルネットワークの動
作原理については、たとえば「ニューラル・ネットをパ
ターン認識、信号処理、知識処理に使う」(『日経エレ
クトロニクス』、1987年8月10日号、No.42
7、pp.115〜124)や、「入門ニューロコンピ
ュータ」(菊地豊彦著,オーム社,1990年発行)に
詳しい。したがって、ここではその動作原理については
詳しくは説明しない。
【0051】図7を参照して、ニューラルネットワーク
107は、エリア分割平均演算回路106から出力され
る輝度平均値データ134に所定の処理を施し、中間出
力とするための中間層132と、中間層132の出力に
所定の変換を施し、n個の正規化された出力を得るため
の出力層136と、出力層136の出力のそれぞれに対
して設けられ、出力層136の出力と0.5とを比較
し、その大小に応じて1または0の出力を与えるための
n個のコンパレータ135とを含む。中間層132は、
m個のニューロン131を含む。ニューロン131の各
々には、図示されない入力層によって分岐されたすべて
の輝度平均値データ134が入力される。
【0052】出力層136は、その出力が各々対応する
コンパレータ135の正入力端子に接続され、その入力
が中間層132のすべてのニューロン131の出力に接
続されたn個のニューロン137を含む。出力層のニュ
ーロン137には、0〜(n−1)の連番がふられてい
る。
【0053】ニューラルネットワーク107はさらに、
コンパレータ135のうち出力が“1”となるコンパレ
ータに接続されているニューロン137に割り当てられ
た番号を、8ビットデータに変換してD/Aコンバータ
108に出力するためのエンコーダ133と、入力がA
/Dコンバータ115(図1参照)に接続され、A/D
コンバータ115から与えられる信号を、各1ビットの
データt0〜t255にデコードし、出力層136に教
師信号として与えるためのデコーダ141を含む。
【0054】中間層132の各ニューロン131および
出力層136の各ニューロン137のそれぞれは、入力
信号のそれぞれに所定の重み付けを行なって加算し、さ
らに予め定める関数変換をした後出力するためのもので
ある。したがって各ニューロン131、137にはそれ
ぞれの入力の各々についての重み付けを行なうための回
路および、その重み付けを、デコーダ141から与えら
れるデータt0〜t255に従って随時更新していくた
めの回路が付加されている。図7においては、簡略のた
めこれらの回路は図示されていない。これら回路につい
ては、図8〜図11を参照して詳述する。
【0055】なお、出力層136のニューロン137の
個数nとしては、後に8ビットデータにエンコードされ
ることを考慮して、2a (aは整数)、たとえば128
や256などとすることが一般的である。
【0056】中間層132の各ニューロン131も、入
力される信号に所定の重み付けを行なった後加算して、
特定の関数で変換した値を出力するためのものである。
したがって各ニューロン131には、各入力を重み付け
するための重み付け回路と、出力層136から与えられ
る学習のためのデータに従って各荷重係数を更新するた
めの回路とが含まれているが、これらは簡略のため図示
されていない。それらについては図12〜14を参照に
詳述する。
【0057】なお、図7に示されるニューラルネットワ
ークにおいては、A/Dコンバータ115から与えられ
る教師信号をデコーダ141で各1ビット信号t0〜t
255にデコードし、出力層136に与えて、出力層1
36の各荷重係数を更新した後、更新の結果を用いて中
間層132の各荷重係数の更新が行なわれる。すなわ
ち、通常の動作時のデータの流れと、学習時の学習のた
めのデータの流れとは逆方向となっている。このような
学習方法は、誤差逆伝搬学習則と呼ばれる。
【0058】図8は、出力層136のニューロン137
と、ニューロン137に付属して設けられ、ニューロン
137に入力される中間層132からの出力139(x
1 〜xm )に対する重み付けをそれぞれ計算し、更新す
るための重み付け更新回路138のブロック図である。
重み付け更新回路138は、前述のように図7において
は図示されていない。図8を参照して、重み付け更新回
路138は、それぞれ入力信号139(x1 〜xm )の
うちの1つに対する重み付け計算を行なうためのm個の
重み付け計算回路141を含む。
【0059】今、ニューロン137が番号jが割り当て
られたニューロンであるとする。その出力をyj とす
る。図8を参照して明らかなようにi番目の入力信号1
39(xi ) に対する重み付け計算回路131は、ニュ
ーロン137の出力yj と、デコーダ141から与えら
れる1ビット信号tj と、入力信号xi と、ニューロン
137に含まれる、入力信号xi に対する荷重係数とに
基づいて、この荷重係数を再計算し、ニューロン137
内においてこの荷重係数を更新するためのものである。
また、重み付け計算回路141の出力は、中間層132
の各ニューロン131に与えられ、各ニューロン131
内で行なわれる重み付け処理の荷重係数の更新に用いら
れる。
【0060】図9は、出力層136のニューロン137
の構造を示すブロック図である。図9を参照して、ニュ
ーロン137はそれぞれ入力信号139(x1 〜xm
に対する荷重係数w0j 1 〜w0j m を格納するための
m個のレジスタ143と、それぞれ入力信号139(x
1 〜xm )に、対応するレジスタ143に格納された荷
重係数w0j 1 〜w0j m を乗算するためのm個の乗算
器142と、m個の乗算器142の出力をすべて加算
し、出力wj 0を与えるための加算器144と、加算器
144の出力w0j に所定の変換fを行ない、変換結果
を出力140(y j )として与えるための関数器145
とを含む。各レジスタ143の荷重係数w0j 1 〜w0
j m は、それぞれ対応する重み付け計算回路141によ
って更新される。また各荷重係数w0j 1 〜w0
j mは、次回の学習における重み付け計算回路141で
行なわれる処理に用いられる。
【0061】関数器145の特性は、yj =f(wj
として表わされる。関数fは、非減少単調増加関数であ
る。本実施例では、関数fとして区間(0、1)の値を
とるシグモイド関数を採用した。シグモイド関数は次の
式(3)によって定義される。
【0062】ニューロン137の動作を式によって定義
すると、以下の3式となる
【0063】
【数1】
【0064】上述の式(3)がシグモイド関数である
が、そのグラフは図10に示されている。図10を参照
して、このグラフは、wj が−∞であるときには0に、
+∞であるときには1に近づき、wj =0のとき、0.
5となる。関数fとしてはこのシグモイド関数に限ら
ず、非減少単調増加関数であれば他の関数を採用しても
よい。
【0065】図11は、ニューロン137のうち、i番
目の入力139(xi)に対する重み付けを更新するた
めの重み付け計算回路141のブロック図である。1つ
のニューロンには、この重み付け回路141がn個だけ
含まれている。
【0066】重み付け計算回路141によって行なわれ
る、i番目の入力xi に対する荷重係数w0j i は、出
力層の出力yj と教師信号tj とにより、次式で示され
る演算に従って行なわれる。
【0067】
【数2】
【0068】そして、出力層のj番目のニューロン13
7の、i番目の入力xi に対する荷重係数w0j i に、
Δw0j i だけ加算することにより、荷重係数w0j i
が更新される。
【0069】図11は、式(4)、(5)で示される重
み付け計算を行なうための重み付け計算回路141のブ
ロック図である。図11を参照して、重み付け計算回路
141は、ニューロン137の出力yj と、デコーダ1
30から与えられる教師信号tj とから、値(yj −t
j )を求めるための加算器146と、ニューロン137
の出力yj から、値(1−yj )を生成するための加算
器147と、ニューロン137の出力yj と、加算器1
36の出力(yj −tj )と加算器147の出力(1−
j )とを乗算し、式(5)で示される値δ0j を出力
するための乗算器148と、乗算器148の出力δ0j
と、i番目の入力xi と、値(−ε)とを乗算し、式
(4)で示される値Δw0j i を算出するための乗算器
150と、i番目の入力xi に対する荷重係数w0j i
と、乗算器150の出力Δw0j i との差を求め、再び
レジスタ143に荷重係数w0j i として格納するため
の加算器149とを含む。
【0070】このようにして更新されたレジスタ143
の荷重係数w0j i と、入力xi とが乗算器142によ
って乗算され、加算器144(図9参照)に与えられ
る。重み付け計算回路141はさらに、乗算器148の
出力δ0j とレジスタ143の出力する荷重係数w0
j iとを乗算して、中間層132に出力するための乗算
器151を含む。乗算器151の出力δ0j ・w0j i
は、中間層132の各ニューロン131内の荷重係数の
更新に用いられる。
【0071】重み付け計算回路141内で行なわれる演
算には、小さい正の実数値εが用いられている。この値
は、学習の過程で各荷重係数の収束性がよくなるよう
に、実験的に求められるものである。
【0072】図12は、中間層132に含まれるi番目
のニューロン131で行なわれる変換の、荷重係数を更
新するための重み付け更新回路129のブロック図であ
る。中間層132の各ニューロン131には、それぞれ
1つずつの重み付け更新回路129が設けられている。
【0073】図12を参照して、重み付け更新回路12
9は、i番目のニューロン131の出力xi から、値
(1−xi )を作りだすための加算器152と、加算器
152の出力とニューロン131の出力とを乗算するこ
とにより値xi (1−xi )を作りだすための乗算器1
53と、ニューロン131に入力されるk個の入力信号
1 〜bk (軌道平均値データa0 0 〜a3 3 )のそれ
ぞれに対する、ニューロン131内で行なわれる重み付
けのための荷重係数を計算するための、k個の重み付け
計算回路154とを含む。図12に示されるように、各
重み付け計算回路154は、出力層136のニューロン
から与えられる訂正用のデータδ01 w0 1 i 〜δ0n
w0n i と、乗算器153の出力と、対応する入力13
4と、ニューロン131に含まれる、対応する入力に対
する荷重係数とに基づいて重み付け計算を行ない、荷重
係数を更新するためのものである。
【0074】図13は、中間層132のニューロン13
1のうち、i番目のニューロン131のブロック図であ
る。図13を参照して、ニューロン131は、k個の入
力134(b1 〜bk )に対する重み付け係数w1i 1
〜w1i k をそれぞれ格納するためのk個のレジスタ1
56と、対応するレジスタ156に格納された荷重係数
で、それぞれ入力134(b1 〜bk )を乗算するため
のk個の乗算器155と、k個の乗算器155の出力の
総和をとるための加算器157と、加算器157の出力
w1に対し、前述のシグモイド関数fによって示される
変換を行ない、出力xi を得るための関数器158とを
含む。
【0075】図13に示されるように、各レジスタ15
6の格納する荷重係数w1i 1 〜w1i k は、重み付け
計算回路154(図12)によって更新される。また、
各荷重係数w1i 1 〜w1ik は、それぞれの更新のた
めに、重み付け計算回路154に与えられる。
【0076】図14は、中間層132のニューロン13
1に、ニューロン131に対する入力の数だけ設けられ
ている、入力に対する荷重係数を計算するための重み付
け計算回路154のブロック図である。図14に示され
る重み付け計算回路は、i番目のニューロン131に対
するp番目の入力bp に対する荷重係数w1i p を計算
するための回路である。図14を参照して、重み付け計
算回路154は、それぞれ出力層136から与えられる
データδ01 w01 i 〜δ0n w0n i を、乗算器16
0から与えられる値xi (1−xi )で乗算するための
n個の乗算器161と、n個の乗算器161の出力の総
和をとり、出力δ1i を得るための加算器162と、p
番目の入力bp と、加算器162の出力δ1i と、小さ
な正の実数εとの積を計算し、出力Δw1i p を得るた
めの乗算器163と、レジスタ156に格納された荷重
係数w1i p と、乗算器63の出力との差をとり、結果
によってレジスタ156の荷重係数w1i p を更新する
ための加算器164とを含む。
【0077】重み付け計算回路154によって行なわれ
る荷重係数w1i p の更新処理は、以下の式に従って求
めたΔw1i p を、荷重係数w1i p に加算することに
よって行なわれる。
【0078】
【数3】
【0079】ニューラルネットワーク107は、以上の
ような構造を有する。再び図1を参照して、ニューラル
ネットワーク107は、エリア分割平均演算回路106
から与えられる種々の入力に対し、A/Dコンバータ1
15から与えられる教師信号に従って、各ニューロン1
31、137内の荷重係数w0j i(j=1〜n、i=
1〜m)、w1j i (j=1〜m、i=1〜k)を更新
することにより、教師信号により表されるような出力を
得るように、回路構成を学習により適応化させる。
【0080】スイッチ109は、ニューラルネットワー
ク107の学習モードと、通常動作モードとの選択を行
なうとともに、学習モード時にはニューラルネットワー
ク107に教師信号を与えるために、ニューラルネット
ワーク107の出力と、操作者が希望する絞り値とのオ
フセット値を出力するためのものである。スイッチ10
9を端子109b側に接続することにより、加算器11
4には電圧0が加えられる。したがって、D/Aコンバ
ータ108の出力はそのままコンパレータ112に与え
られる。一方、スイッチ109が端子109a側に接続
されている場合、加算器114には、可変抵抗器110
によって定められる電圧が加えられる。したがって、加
算器114の出力は、D/Aコンバータ108の出力に
対し、可変抵抗器110により定められる電圧だけオフ
セットを持つことになる。可変抵抗器110を、使用者
が最適と考える絞りになるように調整することにより、
ニューラルネットワーク107には、加算器114から
A/Dコンバータ115を経て教師信号が与えられる。
この教師信号に従って、ニューラルネットワーク107
の各荷重係数の更新が行なわれることになる。
【0081】上述のビデオカメラは以下のように動作す
る。レンズ102は、被写体101からの入射光を集光
し、撮像素子104の受光面上に被写体の光学像を結
ぶ。撮像素子104に入射する光量は、絞り羽根103
によって規制されている。撮像素子104は、規定の画
面の枠内の光学像を光電変換により電気信号である映像
信号に変換し、プリアンプ116に与える。プリアンプ
116は撮像素子104の出力する映像信号を増幅した
後、テレビジョン信号に方式変換するための図示されな
い信号処理回路に与える。プリアンプ116の出力する
映像信号はまた、自動絞り制御回路117のA/Dコン
バータ105にも与えられる。
【0082】A/Dコンバータ105は、入力される映
像信号の輝度値をデジタル値に変換し、エリア分割平均
演算回路106に与える。エリア分割平均演算回路10
6に与えられる映像信号の輝度データは、受光素子10
4の受光面上に形成された二次元画像をラスタスキャン
して得られた線順次信号となっている。
【0083】図3を参照して、エリア分割タイミング信
号発生器122は、図4(b)〜(e)、図5(b)〜
(e)で示されるようなエリアパルスh0〜h3、v0
〜v3を発生し、積算回路121に与える。エリア分割
タイミング信号発生器122は、垂直走査期間ごとに輝
度データの積算をクリアするためのクリア信号CLを発
生し、各積算回路121に与える。
【0084】図6を参照して、図2に示されるような分
割領域ai j から発生される映像の輝度データを積算す
るための積算回路121は、以下のように動作する。ゲ
ート回路125は、入力される輝度データと同期したク
ロック信号CLKと、垂直エリアパルスvi と、水平エ
リアパルスhj とのANDをとり、レジスタ123に与
える。すなわち、レジスタ123には、エリアパルスv
i 、hj がともに高電位であるときのみ、クロック信号
CLKが与えられる。A/Dコンバータ105から与え
られた輝度データは、加算器124によってレジスタ1
23内のデータと加算され、レジスタ123に与えられ
る。レジスタ123はゲート回路125から与えられる
クロック信号に同期して加算器124の出力を格納す
る。これを繰り返すことで、レジスタ123には分割領
域ai j から発生される映像信号の輝度データが積算さ
れる。
【0085】垂直期間ごとにエリア分割タイミング信号
発生器122(図3参照)から、クリア信号CLがレジ
スタ123に与えられる。これにより、レジスタ123
内の積算値は1画面ごとにクリアされ、レジスタ123
の出力として1画面ごとの分割領域ai j の輝度積算値
が与えられる。
【0086】前述のように図2に示される各分割領域a
i j の面積は互いに等しく、各分割領域から取出される
輝度データの個数も互いに等しい。したがって、レジス
タ123から出力される積算値は分割領域の輝度平均値
と比例する。レジスタ123から出力される輝度データ
の積算値をもって、各分割領域の輝度平均値とみなすこ
とができる。なお、後述するように各輝度平均値には、
ニューラルネットワーク107において学習に基づく重
み付けがなされる。したがって、各分割領域の大きさは
必ずしも互いに等しくなる必要はなく、また、必ずしも
各分割領域の輝度平均値をもって絞り制御に用いる必要
もないと考えられる。しかし、本実施例のように各分割
領域の面積を等しくすれば、ニューラルネットワーク1
07によりる認識パターンの学習速度が向上するものと
考えられる。
【0087】図7を参照して、図3に示される各積算回
路121の出力する輝度平均値データ134は、ニュー
ラルネットワーク107の図示されない入力層において
分岐され、各々中間層132の各ニューロン131に与
えられる。各ニューロン131は、入力される輝度平均
値データ134に所定の変換を行ない、出力層136の
各ニューロン137に結果を出力する。各ニューロン1
31の動作については後述する。
【0088】出力層136の各ニューロン137は、中
間層132の各ニューロン131から与えられるデータ
に所定の変換を施し、各々対応するコンパレータ135
の正入力端子に結果を与える。各ニューロン137の動
作についても後述する。
【0089】各コンパレータ135は、対応するニュー
ロン137の出力を基準値0.5と比較し、ニューロン
137の出力が0.5以上のときには1、0.5未満の
ときには0をエンコーダ133に出力する。エンコーダ
133は、各コンパレータ135の出力に応答し、
“1”を出力しているコンパレータ135に対応するニ
ューロン137の番号を8ビットデータとして生成し、
D/Aコンバータ108(図1参照)に出力する。
【0090】通常動作においては、スイッチ109は、
端子109b側に切換えられている。電圧加算器114
には、D/Aコンバータ108によってアナログ化され
たニューラルネットワーク107の出力と、電圧‘0”
とが加えられている。したがって電圧加算器114の出
力は、ニューラルネットワーク107の出力がアナログ
に変換された信号となる。
【0091】電圧加算器114の出力はコンバータ11
2の負入力端子に与えられる。コンパレータ112は、
基準電圧111と電圧加算器114の出力との大小を比
較し、比較結果に基づいてアイリスモータ113を制御
する。その結果、アイリスモータ113はニューラルネ
ットワーク107におけるパターン認識の結果映像が暗
いと判断されたときには絞り羽根103を開く方向に、
明るすぎると判断された場合には絞り羽根103を閉じ
る方向に動かす。
【0092】通常動作時において、電圧加算器114の
出力はニューラルネットワーク107の出力したアナロ
グデータそのままである。これをA/Dコンバータ11
5によってデジタル化して教師信号としてニューラルネ
ットワーク107に与えても、教師信号とニューラルネ
ットワーク107の出力とが一致しているため、ニュー
ラルネットワーク内での重み付けの更新処理は行なわれ
ない。
【0093】図13を参照して、中間層132のニュー
ロン131は、入力される輝度平均値データ134に対
し以下の処理を行なう。各乗算器155は、入力される
輝度平均値データ134(bp :p=1〜k)に対し、
各レジスタ156に格納されている荷重係数w1i 1
w1i k を乗算し、各々出力を加算器157に与える。
加算器157は乗算器155によって荷重係数w1i 1
〜w1i k に従って重み付けされた輝度平均値データb
1 〜bk の総和w1を求め、関数器158に与える。関
数器158は、入力される総和w1に対して、図10に
示されるシグモイド関数に従った変換を行ない、中間層
出力139(xi)として出力する。
【0094】中間層132の各ニューロン131は、い
ずれも上述の処理を行なって出力xx1 〜xm を出力層
136の各ニューロン137に与える。
【0095】図9を参照して、出力層136のニューロ
ン137のうち、j番目のニューロン137は、以下の
ように動作する。j番目のニューロン137には、中間
層132の各ニューロン131からの出力x1 〜xm
与えられる。ニューロン137の各乗算器142は、入
力される中間層132の出力139(x1 〜xm )に対
し、それぞれ対応する荷重係数w0j 1 〜w0j m を乗
算し、加算器144に与える。加算器144は各乗算器
142の出力の総和w0j を関数器145に与える。関
数器145は加算器144の出力w0j に対し、図10
に示されるシグモイド変換を行ない、出力yj を得て、
対応するコンパレータ135(図7参照)に与える。
【0096】同様の処理は出力層136のすべてのニュ
ーロン137において行なわれ、それらの出力y1 〜y
n が、対応するコンパレータ135に入力される。
【0097】すなわち、ニューラルネットワーク107
の出力として、中間層のニューロン131において行な
われる重み付けおよび関数変換、出力層136の各ニュ
ーロン137において行なわれる重み付けおよび関数変
換、さらにエンコーダ133において行なわれる、出力
“1”を与える出力層のニューロンの番号のエンコード
により、ニューラルネットワーク107の出力として、
絞り羽根103の動作を制御するための出力が得られ
る。各重み付けは、後述する教師信号によるニューラル
ネットワーク107の学習処理により随時再計算され、
適応的に更新される。その結果、ニューラルネットワー
ク107の出力として、教師信号に基づく学習が反映さ
れた絞り制御が自動的に行なわれることになる。
【0098】以下、ニューラルネットワーク107の学
習過程におけるビデオカメラの動作を説明する。なお、
この学習は前述のように誤差逆伝搬則を用い、式(1)
〜(7)に従って各荷重係数を更新することにより行な
われる。この誤差逆伝搬則による学習を用いれば、ニュ
ーラルネットワークの出力として教師信号とよく一致す
る出力が得られることが知られている。また、学習後の
ニューラルネットワークは、学習済でない入力に対して
も、教師信号を与えた使用者の傾向とよく一致する出力
を与えることが知られている。
【0099】学習過程は、ニューラルネットワーク10
7を用いて得られる絞り値が最適でないと使用者が判断
したときに、スイッチ109を端子109a側に切換え
ることにより実行される。使用者は最適絞りが得られる
ように可変抵抗器110の抵抗値を調整する。可変抵抗
器110によって得られた電圧は、電圧加算器114の
一方端子に与えられる。したがって電圧加算器114の
出力としては、ニューラルネットワーク107の出力の
アナログ値に、可変抵抗器110によって規定された電
圧の加算されたものとなる。すなわち、電圧加算器11
4の出力はニューラルネットワーク107の出力に対し
てオフセットをもつことになる。
【0100】加算器114の出力する絞り制御電圧は、
A/Dコンバータ115によってデジタル値に変換さ
れ、たとえば8ビットの教師信号としてニューラルネッ
トワーク107に与えられる。
【0101】図7を参照して、デコーダ130は、D/
Aコンバータ115から与えられる8ビットのデジタル
データをデコードし、256個の1ビットの教師信号t
0〜t255を生成し、各教師信号を出力層136の対
応するニューロン137に与える。教師信号t0〜t2
55は、いずれか1つが“1”、それ以外は“0”の値
をとる信号である。
【0102】学習過程においてニューラルネットワーク
107にエリア分割平均演算回路106からある輝度平
均値データ134が入力されたものとする。そのときの
出力層136の出力は、式(8)で示される256次元
のベクトルとして表わされる。
【0103】(y0 、y1 、…、y2 5 5 )…(8) ここに、yj は、0〜1の値をとる。
【0104】前述のように学習過程は誤差逆伝搬則に従
って行なわれる。すなわち、荷重係数の更新は出力層1
36、中間層132の順で入力信号と逆の方向に向かっ
て行なわれる。したがって以下では、出力層136の各
ニューロン137において行なわれる処理がまず説明さ
れる。
【0105】図8〜図11を参照して、出力層136の
j番目のニューロン137の、中間層132から出力さ
れるi番目の出力xi に対する荷重係数w0j i は、以
下のようにして更新される。特に図11を参照して、加
算器146により、j番目のニューロン137の出力y
j とj番目の教師信号tj とを用い、値(yj −tj
が生成される。加算器147により、値(1−yj )が
生成される。乗算器148により、加算器146、14
7の出力とニューロン137の出力yj とが乗算され、
式(5)で表わされる値δ0j が生成される。
【0106】乗算器150は、与えられる小さな正の実
数(しきい値)εと、乗算器148の出力δ0 j と、
i番目の入力xi とを乗算することにより、式(4)で
示される値Δw0j i を生成し、加算器149に与え
る。加算器149は、レジスタ143に格納されている
荷重係数w0j i から乗算器150の出力Δw0j i
減じることにより新たな荷重係数w0j i を計算し、レ
ジスタ143に与える。この新たな荷重係数w0j i
レジスタ143に格納されることにより、このニューロ
ン137の荷重係数の更新は完了する。
【0107】一方、重み付け計算回路141の乗算器1
51においては、乗算器148の出力δ0j と荷重係数
w0j i とが乗算され、値δ0j ・w0j i が生成され
て中間層132に与えられる。この値は、中間層の荷重
係数の更新に用いられるものである。
【0108】図12〜図14を参照して、中間層132
のi番目のニューロン131において行なわれる、荷重
係数の更新処理は以下のようである。入力される輝度平
均値データ134(b1 〜bk )に対し、i番目のニュ
ーロン131の出力として、出力xi が得られるものと
する。特に図14を参照して、加算器159は、ニュー
ロン131の出力xi から、値(1−xi )を生成し、
乗算器160に与える。乗算器160は、ニューロン1
31の出力xi と加算器159の出力とから、値x
i (1−xi )を生成し、各重み付け計算回路154に
与える。
【0109】i番目のニューロン131の、p番目の輝
度平均値データbpに対する荷重係数w1i p の更新処
理は以下のように行なわれる。特に図14を参照して、
重み付け計算回路154には、出力層136の各ニュー
ロン137から、学習用のデータδ01 w01 i 、δ0
2 w02 i 、…、δ0n w0n iが与えられる。すなわ
ち、i番目のニューロンxi の各重み付け計算回路15
4には、出力層136の各ニューロン137からのデー
タのうち、各ニューロン137へのi番目の入力に対す
る荷重係数の重み付け計算回路から出力されるデータδ
j .w0j i (j=1〜n)が与えられる。
【0110】各乗算器161は、対応する入力δ01
1 i〜δ0n w0n i と乗算器160の出力xi (1
−xi )とを乗算し、加算器162に与える。加算器1
62は、乗算器161の出力の総和をとり、式(7)で
表わされる値δ1i を生成し、乗算器163に与える。
【0111】乗算器163は与えられる小さな正の実数
εと、加算器162の出力δ1i と、p番目の輝度平均
値データbp とを乗算し、式(6)で示されるΔw1
i p を生成し、加算器164に与える。加算器164
は、対応する荷重係数w1i p の値をレジスタ156か
ら読出し、乗算器163の出力Δw1i p との間で演算
を行ない、新たな荷重係数w1i p を生成し、レジスタ
156に与える。レジスタ156にこの新たな荷重係数
w1i p が格納されることにより、中間層132のi番
目のニューロン131の、p番目の輝度平均値データb
p に対する荷重係数w1i p の更新が行なわれたことに
なる。
【0112】以上の荷重係数の更新処理が、出力層13
6の各ニューロン137内のすべてのレジスタ143
と、中間層132内の各ニューロン131内のすべての
レジスタ156とについて行なわれることにより、1回
の学習が終了することになる。
【0113】以上のようにしてニューラルネットワーク
107内の全荷重係数の学習を、種々の教師信号に対し
て繰り返し行なうことにより、ニューラルネットワーク
107は、可変抵抗器110を用いて使用者が設定し
た、被写体により最適と考える絞りを与えるように適応
化される。
【0114】その結果、従来のように中央重点測光や下
方重測光方式を用いた自動絞り制御では最適な絞り値と
ならないような被写体条件でも、手動絞りによる絞り調
節を数回行なうことにより、その使用条件に合致した絞
り調節が、自動的に行なわれるようになる。単に手動絞
り機能の付いたビデオカメラと比較して、その都度手動
で絞りを調整する不便さがなく、使用者の使用目的に合
った自動絞り制御を有するビデオカメラを実現できる。
【0115】また、ネットワークに、全画角の輝度が入
力されており、また操作者が主要被写体と背景との輝度
バランスを考慮して選んだ値が教師信号としてネットワ
ークに与えられる。そのため、このネットワークによっ
て、全画角に対して主要被写体と背景との輝度バランス
を最適に調整するための絞り制御信号が得られる。
【0116】なお、上述のニューラルネットワークを用
いて自動絞り制御を行なうビデオカメラにおいては、ス
イッチ109の切換えによって手動絞りに動作モードが
切換えられても、ニューラルネットワークの出力が常に
絞り駆動部に帰還されている。したがって、ニューラル
ネットワーク107内の荷重係数を常に更新している
と、絞り制御が不安定な状態になるおそれがある。その
ような問題を解決するために、手動絞りによる動作モー
ド時は、ニューロンの荷重係数の更新時の計算処理のみ
を行ない、手動から自動絞りに動作モードが切換えられ
た時点で、ニューロン内の各荷重係数レジスタの内容を
更新する。このようにすることにより、係数の更新によ
る絞り制御の不安定状態の発生を防ぐことができる。
【0117】また、ニューラルネットワーク107内の
荷重係数の初期値として、中央重点および下方重点測光
によって学習させた値を予め書込んでおく。これによ
り、使用の当初から自動絞りでこのビデオカメラを使用
しても、ビデオカメラの動作が不安定になるような問題
は生じない。
【0118】上述の実施例においては、各ニューロンで
行なわれる関数変換により、関数器に入力される値w0
j 、w1i の値がちょうど0のときに、出力yj 、xi
の値が0.5となるような変換が行なわれた。出力の値
が0.5となるときの関数器への入力の値を0以外の値
(しきい値)とする場合には、以下のように各ニューロ
ンを構成すればよい。すなわち、各ニューロンに、固定
値“1”を入力する端子を1つ追加する。そしてこの入
力に対し、新たな荷重係数を規定し、この荷重係数を固
定値“1”に乗算して加算器144、157に与える。
これにより、各関数器145、158の特性は、図10
のグラフを左右にしきい値分だけシフトしたものとな
る。このようにすることより、各ニューロンにしきい値
を設けることができる。またこの荷重係数も、学習過程
により随時更新していけばよい。
【0119】以上、この発明にかかるビデオカメラが、
一実施例に基づいて説明された。しかし、この発明は上
述の実施例には限定されず、これ以外にも様々な変形を
施して実施することができる。
【0120】
【発明の効果】請求項1に記載の発明にかかるビデオカ
メラによれは、撮像画面が複数個の部分領域に分割さ
れ、各部分領域ごとの輝度が輝度分布信号としてニュー
ラルネットワークに入力される。ニューラルネットワー
クは、学習過程で適応化された変換に従って入力を変換
し、入射光量規制信号として出力する。選択手段を操作
することにより、使用者が目標値信号として設定した値
が教師信号としてニューラルネットワークに与えられ、
ニューラルネットワークの学習に用いられる。その結果
種々の被写体の状況に応じ、使用者が最適と思うような
絞り値が得られるように、ニューラルネットワークの学
習が行なわれ、従来の自動絞り制御では得られなかった
ような特殊な状況においても、僅かな手動操作を行なう
ことによって最適の絞り状態を自動的に得ることができ
る。また、ニューラルネットワーク内で、主要被写体と
背景との輝度バランスも含めて考慮された最適絞り値が
得られ、画面全体にわたって輝度バランスのとれた映像
を得ることができる。
【0121】請求項2に記載のビデオカメラにおいて
は、画面の各部分領域ごとの輝度データが取出された
上、各部分領域ごとにその平均輝度が算出され、適応化
手段に輝度分布信号として入力される。輝度が各部分領
域ごとに平均化されるため、被写体のわずかな移動によ
っても輝度分布信号が極度に変化することはなく、安定
した自動絞り制御を実現することができる。また、ニュ
ーラルネットワークの入力が過大となることもない。
【0122】請求項3に記載のビデオカメラにおいて
は、ニューラルネットワークは中間層と、出力層と、出
力変換手段とを含む。中間層および出力層の各変換手段
において行なわれる変換は、出力変換手段の出力と、与
えられる教師信号との差異が極小になるように適応的に
更新される。その結果、ニューラルネットワークの学習
頻度が増加するごとに各変換手段において行なわれる変
換は更新され、より多様な状況において使用者の最適と
思うような自動絞りを実現するような学習が行なわれ
る。
【0123】請求項4に記載のビデオカメラによれば、
各変換手段においては、学習時にその入力に対する重み
付けが、ニューラルネットワークの出力と教師信号との
差異の二乗平均が最小となるように再計算された上更新
される。これにより、いわゆる逆誤差伝搬則が実現さ
れ、安定し、かつ迅速な学習が行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるビデオカメラの一例であるビデ
オカメラのブロック図である。
【図2】画面の分割の一例を示す模式図である。
【図3】エリア分割平均演算回路のブロック図である。
【図4】画面を分割するための、水平エリアパルスの波
形図である。
【図5】画面を分割するための垂直エリアパルスの波形
図である。
【図6】積算回路のブロック図である。
【図7】ニューラルネットワークのブロック図である。
【図8】出力層のニューロンと重み付け更新回路のブロ
ック図である。
【図9】出力層のニューロンのブロック図である。
【図10】関数器で行なわれる変換のシグモイド関数の
特性を示すグラフである。
【図11】出力層のニューロンの荷重係数を計算するた
めの重み付け計算回路のブロック図である。
【図12】中間層のニューロンと重み付け更新回路のブ
ロック図である。
【図13】中間層のニューロンのブロック図である。
【図14】中間層のニューロン荷重係数を計算するため
の重み付け計算回路のブロック図である。
【図15】従来の自動絞り制御回路を有するビデオカメ
ラのブロック図である。
【図16】中央重点測光および下方重点測光を説明する
ための画面の模式図である。
【図17】従来の測光方式を示す模式図である。
【図18】ニューラルネットを用いた従来のスチルカメ
ラのブロック図である。
【符号の説明】
101 被写体 102 レンズ 103 絞り羽根 104 撮像素子 106 エリア分割平均演算回路 107 ニューラルネットワーク 117 自動絞り制御回路 121 積算回路 122 エリア分割タイミング信号発生器 131 中間層ニューロン 132 中間層 136 出力層 137 出力層ニューロン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの入射光を集光して、所定の
    結像面に結像させるための光学系と、 与えられる入射光量規制信号に応答して、前記入射光量
    を規制するための入射光量規制手段と、 前記光学系により結像された、所定の枠内の被写体の光
    学像を撮像して輝度信号を出力するための撮像手段と、 前記撮像手段に接続され、前記輝度信号に基づいて、前
    記枠内における前記光学像の輝度分布の特徴を、前記枠
    を予め定める複数の部分領域に分割し、各前記部分領域
    ごとの輝度として抽出して、複数個の輝度分布信号とし
    て出力するための輝度分布特徴抽出手段と、 前記光学像の輝度分布に応じて使用者が任意に設定し得
    る、前記入射光量規制信号の目標値を定めるための目標
    値信号を出力するための手段と、 前記複数個の輝度分布信号を入力とし、所定の変換によ
    り前記入射光量規制信号を出力するためのニューラルネ
    ットワークを用い、与えられる教師信号とその出力との
    差異が極小となるように前記変換を適応化するための適
    応化手段と、 使用者の操作に応答して、前記目標値信号と、前記適応
    化手段の出力との一方を選択し、前記適応化手段に前記
    教師信号として与えるための選択手段とを含むビデオカ
    メラ。
  2. 【請求項2】 前記輝度分布特徴抽出手段は、 前記撮像手段の出力する前記輝度信号をA/D変換し、
    前記光学像の輝度を示すデジタルの輝度データとして出
    力するためのA/D変換手段と、 前記輝度データを各前記部分領域ごとに所定時間積算し
    て、各前記部分領域ごとの平均輝度を算出することによ
    り、前記輝度分布信号として出力するための平均輝度算
    出手段とを含む、請求項1に記載のビデオカメラ。
  3. 【請求項3】 前記適応化手段のニューラルネットワー
    クは、 各々が、前記輝度分布信号の組に所定の変換を行なって
    1つの出力を得るための複数個の変換手段を含む中間層
    と、 各々が、前記中間層の出力する信号に所定の変換を行な
    って1つの出力を得るための複数個の変換手段を有する
    出力層と、 前記出力層の出力する信号の組に所定の変換を行なって
    単一の前記入射光量規制信号を得るための出力変換手段
    と、 前記出力層の出力と前記教師信号との差異に基づいて、
    前記差異が極小化するように前記中間層と、前記出力層
    との各前記変換手段において行なわれる前記変換を適応
    的に更新するための変換更新手段とを含む、請求項1に
    記載のビデオカメラ。
  4. 【請求項4】 前記中間層および前記出力層の各前記変
    換手段は、 入力される信号のそれぞれに所定の重み付けを行なうた
    めの重み付け手段と、 前記重み付け手段により重み付けされた信号をすべて加
    算するための加算手段と、 前記加算手段の出力を、所定の単調増加関数にしたがっ
    て変換して出力するための関数変換手段とを含み、 前記変換更新手段は、前記出力変換手段の出力と前記教
    師信号との差異に基づいて、前記差異の二乗平均が極小
    となるように各前記重み付けを再計算し、各前記重み付
    け手段の重み付けを更新するための重み付け更新手段を
    含む、請求項3に記載のビデオカメラ。
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