JPH0563922B2 - - Google Patents

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JPH0563922B2
JPH0563922B2 JP2110747A JP11074790A JPH0563922B2 JP H0563922 B2 JPH0563922 B2 JP H0563922B2 JP 2110747 A JP2110747 A JP 2110747A JP 11074790 A JP11074790 A JP 11074790A JP H0563922 B2 JPH0563922 B2 JP H0563922B2
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JP
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coil
strip
interconnect
strips
interconnecting
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JP2110747A
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English (en)
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JPH0348402A (ja
Inventor
Baanaado Roemaa Piitaa
Aran Eederusutain Uiriamu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JPH0348402A publication Critical patent/JPH0348402A/ja
Publication of JPH0563922B2 publication Critical patent/JPH0563922B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/38Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field
    • G01R33/385Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field using gradient magnetic field coils

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は核磁気共鳴(NMR)システムで使用
するためのZ軸勾配コイルに関するものであり、
更に詳しくは巻線機や多重接続はんだ付けを必要
とせずに絶縁基板上のエツチングされた導体で作
られ新規なZ勾配コイルに関するものである。
通常NMRシステムでは、デカルト(直交)座
標系の3つの直交軸の各々に沿つて勾配磁界を設
ける必要がある。通常、各磁界勾配は別々にコイ
ルまたはコイル組によつて設けられる。軸方向の
Z方向に静止磁界が形成されるシステムでは、銅
回路基板上に特定のパターンをエツチングした
後、B0発生主磁石の内腔の表面に沿つて配置す
るために円筒形に曲げることにより、横断(X−
Y)方向の勾配を形成するためのコイルが比較的
容易に作られる。しかし、Z軸磁界勾配を発生す
るためのコイルまたはコイル組は通常、特殊な巻
線機で巻いた別々のワイヤで作られてきた。これ
は、円周方向に回路を完成するために多数のはん
だ接続を必要とせずに銅回路基板からZ勾配巻線
を作ることは位相幾何学的に不可避であると従来
考えられてきたからである。製造の観点から、3
個の勾配巻線をすべて同じ方向によつて製作し得
ることが望ましいことは明らかである。このこと
が特にあてはまるのは、更に小さなワイヤ導線の
精密な位置ぎめとその相互の間のはんだ付けが難
しく、したがつて寸法が小さいためにエツチング
によるコイルのコストがもはや問題ではなくなる
ような小内腔NMR・システム用の勾配コイル組
である。したがつて、エツチングされた導体より
なるZ勾配磁界発生巻線または巻線組が提供され
ることが非常に望ましい。
発明の要約 本発明によれば、エツチングされたZ軸磁界勾
配発生巻線は複数N対の細長い導電性ストリツプ
を含み、対の各ストリツプは中心の絶縁性の切断
線に対してほぼ対称に配置されると共に、他のす
べてのストリツプから絶縁されるように間隔をあ
けて配置されており、その一方のストリツプは第
1のストリツプ部分と第3のストリツプ部分とに
相互に絶縁されるように分割されており、更に、
電流を上記複数のストリツプの内の最初のストリ
ツプに流入させ、次いで、上記複数のストリツプ
の対に順次流れて、電流を上記複数のストリツプ
の内の最後のストリツプから流出させるための導
電性手段、各i番目の対(ここでIiN)に
於いて、その対の第1ストリツプの第1の端ivと
その対の第2ストリツプのほぼ対称に配置された
第1の端iwとを相互接続する第1の相互接続手
段、ならびに各i番目の対に於いて、その対の第
2ストリツプの第2の端iyとその対の第3のスト
リツプのほぼ対称に配置された端izとを相互接続
するための第2の相互接続手段を含み、上記スト
リツプを巻いてほぼ円筒形としたとき、上記第1
および第2の相互接続手段は互いに隣接して配置
され、かつ上記端ivが上記端izに隣接すると共
に、上記端iwが上記端iyに隣接し、また上記第
1および第2の相互接続手段がコイルのθ方向に
重なるように半径方向に配置され、もつてそれぞ
れの上記第1の相互接続手段に流れる電流によつ
て生じる磁界がそれに対応する上記第2の相互接
続手段に流れる同じ電流によつて生じる磁界によ
つてほぼ相殺される。
好ましい実施例では、第1の相互接続手段は第
1組の弓形の相互接続導体を含み、第2の相互接
続手段はそれぞれの形状が第1組の対応する相互
接続導体の減算的反転の形になつている第2組の
相互接続導体を含んでいる。
したがつて、本発明の1つの目的は核磁気共鳴
システムで使用するための新規なエツチングされ
た導体によるZ軸勾配磁界発生巻線または巻線組
を提供することである。本発明の上記の目的およ
び他の目的は図面を参照して以下の詳細な説明を
読むことにより明らかとなる。
発明の詳しい説明 まず第1図を参照して説明すると、Z軸勾配コ
イルの初期のものは互いに絶縁性の切断線12に
よつて隔てられ、すべてが共通の絶縁性基板14
によつて支持された多数の導電性ストリツプを有
する最初は平らな導電性シート10を使つて組立
てられた。長方形の導電性シート10を切断し
て、中心線に対してほぼ対称なパターンを形成す
る。この中心線に沿つて、上側の中心切断線12
−aおよび下側の中心切断線12−bがシートの
上端部14aからシートの下端部14bまで伸び
ている。シートの中心(θ=π)からシート上端
部14aに向つて上方に伸びる最左端のストリツ
プ11−naの一端すなわち第1のコイル端10
aに共通コイル電流Iが第1の共通リード10−
1を通つて入る。上端部14aが下端部14bに
隣接するようにシートを巻いて円筒形にしたと
き、第1の導電性ストリツプの端11nzがn番
目の第2の導体ストリツプ11nbの隣接する端
11−nvに結合され、電流がストリツプ11−
nbおよび遷移部11−(n−1)x1を通つて上
向きに流れ、次の右側のループの第1の導電性ス
トリツプ11−(n−1)aに入る。したがつて、
第1のループの上側のストリツプ部分11−na
と下側のストリツプ部分11−nbとの間に絶縁
性の切断線12−(n−1)naが形成される。こ
れと同様に第1および第2のループの上側のスト
リツプ部分11−naと11−(n−1)aとの間
に絶縁性の切断線12−naが形成され、また第
1および第2の導電性ループの下側のストリツプ
11−nbと11−(n−1)bとの間にもう1つ
の絶縁性の切断線12−nbが形成される。端1
1−izと11−iv(但し1in)との間の接
合、導電性ループおよびストリツプのこの組のシ
ートの中心に向つて続く。このようにして、電流
がストリツプ11−2bおよび遷移領域11−1
×1を通つて上向きに流れて第1のループの第1
のストリツプ11−1aに入るように、ストリツ
プの端11−2zを端11−2vに接続しなけれ
ばならない。次に電流を端11−1zから端11
−1vに接続しなければならず、電流は下側のス
トリツプ11−1bを通つて流れ、中心の遷移領
域11−1tで180゜向きを変えた後、第1ループ
の右下側のストリツプ11−1cを通つて下向き
に流れ、端11−1Wに達する。端11−1wは
端11−yに接続しなければならない。これによ
り、電流は第1のループの第4のストリツプ11
−1dおよび遷移領域11−1×2を通つて流れ
て、残りのループの右側のストリツプに入ること
ができる。最後に電流は最後から2番目のループ
の上側部分11−(n−1)dおよび遷移領域1
1−(n−1)x2を通つて流れ、最も右側のル
ープの下側のストリツプ11−ncに入る。その
端11−nwから電流は最も右側のループの上鎮
側ストリツプ11−ndの端11−nyに接続され
なければならない。このストリツプの端すなわち
第2のコイル端10bで共通電流はコイルリード
10−2を通つてコイルから流出する。
次に第1a図および第1b図に示すように、最
初は平らな切断した導電性シート10を巻いて円
筒形に形成して基板の端14aと14bを互いに
突き合わせた状態にしたとき、1つのループの第
1のストリツプ11−iaの端11−izが第1の導
電性ジヤンパ線16iを介してそのループの第2
の導電性ストリツプ11−ibの端11−ivに接続
される。同様に、中心線の他方の側では、もう1
つのジヤンパ線18−iが1つのループの第3の
ストリツプ11−icの端11−iwをそのループの
第4のストリツプ11−idの対応する端11−iy
に接続する。このようにして2n個の別々のジヤ
ンパ線16/18があることがわかる。各ジヤン
パ線は(はんだ付け、溶接等による)少なくとも
1対の別々の導体−導体接合部を必要とするの
で、2n個の導電性ジヤンパ線は4n個の別々の接
合作業を必要とする。所望の勾配磁界の一様さを
維持するため、各接続リード(16/18)はそ
の対の他方の接続リードに対して(すなわち、コ
イルの軸方向(Z=0)の中心線から同一の距離
にあるそのリードに対して)正確に配置しなけれ
ばならない。これらのリードは比較的小さい体積
内に配置されているが、勾配コイルの寸法自体を
小さくするにつれてその体積を更に小さくするこ
とができる。エツチングされたZ軸勾配コイルが
自己シールドされたZ軸勾配コイル組の中のこの
ようなコイル対のコイルである場合には、各コイ
ルでの相互接続16/18のために利用出来る体
積は更に小さくなる。したがつて、円周(θ)方
向に電気回路を完成するためにはんだ付けされた
ループ端または中間接続部を必要としないエツチ
ングされた巻線で製作し得るZ軸勾配コイルが望
まれる。
次に、第2図、第2a図および第2b図に示す
ように、本発明のエツチングされたZ軸勾配コイ
ルの一実施例ではエツチングされた導電性シート
20(第2図)を使用する。シートは複数の導電
性ストリツプ21を含み、各ストリツプは少なく
とも1つの絶縁性切断線22によつて他のストリ
ツプから隔てられている。導体全体は、第1の端
24aおよび第2の対向端24bを有する絶縁性
基板24によつて支持されている。最終的に組立
てたときのコイルは円筒形の形状であるので、こ
れは円筒座標で表わされる。軸方向の座標Zは
(切断線22−1で表わされる)中心で零の値と
なり、負方向ではZ-n=−Z-1の最大距離まで伸
び、正方向ではZ+n〕+Z1の最大距離まで伸びる。
角方向では、角座標θが0から2πまでになる。
導電性シート20を平面の形で最初に作つたと
き、θ=0の一端は基板の一方の端、たとえば端
24bの所にあり、角度θ=2πの最遠端は基板
の反対側の端、たとえば端24aの所にある。本
発明の新規なコイルでは、導電性ストリツプ21
が中心の切断線22−1のまわりにほぼ対称に配
置される利点がある。共通のコイル電流Iが各導
電性ストリツプを通つて流れる。1iNとし
たときi番目の各ストリツプ21−iは、「左側」
のストリツプ(すなわちストリツプ部分21−ia
と21−icとを有する「分断されたストリツプ」)
であるか「右側」のストリツプ(すなわちストリ
ツプ部分21−ibよりなる「分断されていないス
トリツプ」)であるかに拘らず、中心切断線22
−1から同じ距離にあり、ここではコイルの同じ
ループの一部と考えられる。したがつて、(シー
トの中心にある第1のコイル端20aで始まる)
第1のループは(中心切断線22−1のすぐ左側
にあつて基板の下端24bに向つて伸びる)第1
のストリツプ部分21−1a、(中心切断線22
−1のすぐ右側にあつて基板の下端24bから上
端24aまで伸びる)第2のストリツプ部分21
−1b、ならびにストリツプ部分21−1aおよ
び21−1bと同じ幅の(基板の上端24aから
第1のストリツプ部分21−1aの中心端へと伸
びて、左側部分を完成する最後の第3のストリツ
プ部分21−1cで構成される。第1ループの第
1のストリツプ部分21−1aはもう1つの切断
線22−2aによつて第2ループの下側の第1の
ストリツプ部分21−2aから隔てられており、
第1ループの第2のストリツプ部分21−1bは
切断線22−2bによつて第2ループの第2のス
トリツプ部分21−2bから隔てられている。同
様に、第1ループの第3のストリツプ部分21−
1cは切断線22−2cによつて第2ループの第
3のストリツプ部分21−2cから隔てられてい
る。第1ループの第1および第3のストリツプ部
分はそれら自体、絶縁性の切断線22−1eによ
つて隔てられている。これと同様に、対2ループ
の第1のストリツプ部分22−2aと第3のスト
リツプ部分22−2cは切断線22−2eによつ
て互いに隔てられている。第1ループの第1のス
トリツプ部分21−1aに最も近い第1ループの
第3のストリツプ部分21−1cの端は遷移部2
1−1xにより第2ループの第1のストリツプ部
分21−2aに遷移する。第1および第3のスト
リツプ部分21−iaおよび21−icの範囲(長
さ)を変えることにより、遷移部21−ixの位置
を左側のストリツプに沿つた任意の位置に変える
ことができる。同様に、「分断された」ストリツ
プと「分断されていない」ストリツプの位置は必
要に応じて逆にすることができる。N個のループ
の内の残りのj番目(但し3jn)の各ルー
プはその第1のストリツプ部分21−ja、第2の
ストリツプ部分21−jb、第3のストリツプ部分
21−jc、および次の外側に配置された(j+
1)番目のループへの遷移領域21−jxで構成さ
れ、こうしてn番目のループの第3のストリツプ
部分22−ncの端がコイルの第2の接続端20
bとなる。1対の別々の導電性リード(図示しな
い)の内の1つのリードはそれぞれ第1のコイル
端20aまたは第2のコイル端20bのうちの対
応する1つに接続される。
平らな導電性シート20はθ方向に巻かれて、
円筒形のコイルの形に形成される(第2a図)。
各コイルのターンに単一のコイル電流Iを流すた
めに(ここで、コイルの各ループは実効的に1対
のターンを形成し、対の各ターンは中心切断線2
−1すなわちコイル中心線から等距離のところに
ある)、完全にエツチングされたシート20は、
すべて絶縁性基板24の上に支持された第1の部
分端22aおよび第2の部分端22bを有する中
心のエツチングされた部分22、ならびに接続延
長部30a/30bを含んでいる。本発明者の見
出したところによればθ方向の正味電流は端領域
で零になり、このため実質的に鏡像関係にある導
体延長部の組30aおよび30bを設けるように
パターンの両端を延長して、θ−Z平面で電流を
戻すことができる。各端の延長部30aおよび3
0bはその下にある絶縁性基板24の延長部24
eaおよび24ebによつてそれぞれ支持されてい
る。したがつて第1ループの第1のストリツプ部
分21−1aの開放端21−1vは第1の弓形の
相互接続部30b−1の一端に一体に接続されて
いる。相互接続部30b−1の他端は第1ループ
の第2のストリツプ部分21−1bの下端21−
1wに一体に接続されている。同様に、ストリツ
プ部分21−1bの反対側の端21−1yは同じ
様に弓形の相互接続導体30a−1の一端に一体
に接続されている。この相互接続導体の他端は第
1ループの第3のストリツプ部分21−1cの開
放端21−1zに接続されている。第1組の同様
な相互接続部30b−2,…,30b−nは残り
のループの第1のストリツプ部分21−2a,
…,21−naの「v」端と対応する第2のスト
リツプ部分21−2b,…,21−nbの開放し
た「w」端とをそれぞれ相互接続する。同様に他
方の端の延長部30aでは、第2組の他の相互接
続導体30a−2,…,30a−nは各ループの
第2のストリツプ部分21−2b,…,21−
nbの残りの開放「y」端を対応するループの第
3のストリツプ部分21−2c,…,21−nc
の開放「z」端に相互接続する。
柔軟な導電性のエツチングされた巻線およびそ
の下にある絶縁性基板を巻いて円筒形のコイル
(第2b図)を形成して、巻線端領域すなわち延
長部23aを別の巻線端領域すなわち延長部23
bに隣接させたとき、1つの基板延長部24ea
は円筒からほぼ半径方向に伸びて、他方のほぼ半
径方向に伸びる基板延長部24ebに隣接する。
相互接続導体30aは相互接続導体30bに隣接
して配置されるが、相互接続導体30bから絶縁
して隔てられている。したがつて、各相互接続導
体30aに共通の電流Iが流れることによる磁界
は、すぐ隣接する相互接続導体30bに逆方向に
(破線で示した)同じ共通電流I′が流れることに
よつて生じる磁界によつて実質的に相殺される。
重なり合う相互接続導体30aおよび30bは相
互に隣接して配置されるので、これらの導体すな
わち端部ターンにより発生される全磁界は相殺さ
れるが、これは、延長部30aおよび30bが図
示のように半円形または半長円形でなくても、延
長部の端部ターンが曲げてない(平らな)コイル
の両端に配置されて鏡像関係になつている限り、
任意の形の端部ターン部分についても当てはま
る。第2b図に示すように、正味の磁界が零とな
る重なり合う端部ターン部分(30a/30b)
は折り曲げて円筒形コイル表面の一部に平行で、
かつそれから絶縁して隔たるように配置すること
ができる。オプシヨンとして、コイル導体部分2
3aと端部ターン導体部分30aとの間に付加的
な薄い絶縁部材32を挿入することができる。
ここで指摘したい点は、特定のコイル導体の寸
法(数、大きさ、幅等)は選択された勾配コイル
電流パターンまたは電流流線によつて左右され、
したがつて各勾配コイルの設計は当業者には現在
周知の方法で選択された(直線性、勾配強度、イ
ンダクタンス、最大電流密度、およびシールドさ
れた電流コイルの場合にはシールド特性のよう
な)多数のパラメータによつて左右されるという
ことである。選択されたZ勾配磁界を実現するた
めにここでは共通な一組の導体21を使つている
が、これは説明のための一例を示しているに過ぎ
ない。θ方向の特定のZ勾配電流密度は軸方向の
限界の間、−Z1Z+Z1で線形(一次)プラス
二次の変化を持つように選択されてきた。詳しく
述べると、この例の電流密度は次式のように電流
密度Jに対して一定の関係にある流れ関数Sで表
わすことができる。
Jθ(θ,Z)=−∂S(θ、Z)/∂Z (1) ここで、流れ関数は定数Sのすべての線が電流
Iの流れに平行であるという性質をそなえている
とする。二次プラス線形で増加する項の形の選択
された電流密度については、流れ関数Sおよび電
流密度Jは次式のように書くことができる。
S(θ,Z)=NI/(1+b)(1+b−[Z/Z12
−b| Z/Z13) (2) J〓(θ,Z)=2NIZ/(1+b)Z1 2(1+3/2b|
Z/Z1|) (3) ここで、Nはコイルのいずれか一方の半部(す
なわち中心切断線22−1の左側または右側の部
分)のターン数であり、Iはコイル電流、bはそ
の値によつて線形に増加する電流密度と二次関数
で増加する電流密度の比が定まる無次元のパラメ
ータである。コイルの中心Z=0では式(2)は最大
値NI(これはコイルの半部の全アンペア・ターン
である)となり、両端Z=|Z1|では式(2)の値は
零となるこことがわかる。第1図は実効的に、b
=3.28としたときの零から(NI)までの(N+
1)=19個の輪郭値に対して式(2)をプロツトした
ものである。すなわち、中心切断線22−1の
各々の側で、導体21相互の間に18本の切断線2
2があり、各導体21には一定の総電流Iが流れ
る。
次に第3図および第3a図に示す本発明の最も
好ましいZ軸勾配コイルの実施例では、柔軟なエ
ツチングされた巻線シート40を使用している。
エツチングされたコイル導体の2つの導電性の端
部分42eと42fとの間の短絡を防ぐためにそ
の下の基板の絶縁性を使用した、単一の重なり合
うコイル部分をそなえることによつて、巻線シー
ト40は別個の絶縁性シート32を必要としない
形状になつている。基板で支持された平らな連続
したらせん状の導体は切断線22によつて隔てら
れた細長い導電性ストリツプ21よりなる中間部
分42をそなえている。1つの導体端相互接続領
域42fが使用されている。これはエツチングさ
れた基板40を巻いて円筒形に形成したときにコ
イルの外側で「フラツプ(flap)」となる領域で
ある。各対の導電性ストリツプ21−ibおよび2
1−icの対称に配置された端を相互接続するため
に必要な導電性の相互接続導体30−i(すなわ
ち30−1乃至30−n)が領域42fに含まれ
ている。反対側のコイル端部分42eには異なる
端パターンがエツチングされている。このパター
ンは他方のコイル端ターン42fのパターンの減
算的反転(subtractive inverse)であり、関心
のある所望のθ電流成分を残しながら端部ターン
の電流のZ成分を相互に相殺させることによつて
端部ターンの磁界が実質的に相殺するように選定
される。したがつて、他方の端42eの導体50
−1乃至50−nの各々はZ方向において細長の
導電性ストリツプ21の組合わせであり、同じ参
照符号の、対応する第1の端の相互接続導体30
−1乃至30−nの「半長円形」のパターンがそ
れから減算される。端領域42eに於ける電流分
布および導体パターンは第3b図を参照すること
により最も良く理解できる。第3b図では、細長
い直線状の導体ストリツプ21が左側の部分に現
われ、選択された端部ターン帰還路30が中心部
分に現われる。所望の細長いストリツプ電流分布
(導体21)から端部ターン電流分布(導体30)
を減算することにより、反対側のコイル端にエツ
チングするためのその結果の電流パターン40が
図の右側に示すように得られる。端部ターン導体
30を導電性領域42eのまわりに重なり合わせ
たときの正味の結果は導体30および50におけ
る軸方向の成分が相殺するのに対して、角度θの
成分が相い加わつて所望の値となるということで
ある。
本発明による新規なエツチングされたZ軸勾配
コイルのいくつかの好ましい実施例を以上詳しく
説明してきたが、当業者には多数の変形および変
更を加えることができることは明らかであろう。
したがつて、本発明は特許請求の範囲により限定
されるものであり、説明のために例示した特定の
細部や手段に限定されない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、エツチングされた導体を巻いて円筒
形にする前の、エツチングされたZ勾配コイルの
初期の試みの平面図である。第1a図は、円筒形
にした後の、第1図のシート導体の斜視図であ
る。第1b図は、第1a図の円筒形コイルの接合
した端部分を示す斜視図である。第2図および第
2a図ならびに第2b図は、本発明の一実施例を
示す図であつて、それぞれ、エツチングされた導
体の平面図、および円筒形に巻いたエツチングさ
れた巻線の斜視図、ならびに巻いた巻線の端面図
である。第3図および第3a図は本発明の最も好
ましい実施例を示す図であつて、それぞれ、円筒
形に巻いていないエツチングされた巻線の平面
図、および円筒形に巻いた巻線の端面図である。
第3b図は第3図および第3a図のコイルの重ね
合わせた端に対する電流分布を求める方法を図式
的に例示した説明図である。 [主な符号の説明] 21…導電性ストリツ
プ、22…切断線、22−1…中心切断線、24
…絶縁性基板、30a…相互接続導体、30b…
相互接続導体、42e,42f…導電性の端部
分。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電流Iの流れに応じてZ軸磁界勾配を発生す
    るためのエツチングされたコイルに於いて、 複数N対の細長い導電性ストリツプであつて、
    対の各ストリツプは絶縁性の中心切断線に対して
    ほぼ対称に配置され、かつ他のすべてのストリツ
    プから絶縁されるように隔たつており、一方のス
    トリツプが第1のストリツプ部分と第3のストリ
    ツプ部分とに絶縁して分割されている複数N対の
    細長い導電性ストリツプ、 上記電流を上記複数のストリツプの内の最初の
    ストリツプに流入させ、その後、上記複数のスト
    リツプの各対に順次流れさせて、上記電流を上記
    複数のストリツプの内の最後のストリツプから流
    れ出させるための導電性手段、 IiNとして、各i番目の対の第1のスト
    リツプの第1の端ivとその対の第2のストリツプ
    のほぼ対称に配置された第1の端iwとを相互接
    続する第1の相互接続手段、ならびに 各i番目の対の第2のストリツプの第2の端iy
    とその対の第3のストリツプのほぼ対称に配置さ
    れた第1の端izとを相互接続する第2の相互接続
    手段、とを含み、 上記ストリツプを巻いてほぼ円筒形として、上
    記端ivが上記端izに隣接し、かつ上記端iwが上記
    端iyに隣接するようにしたとき、上記第1および
    第2の相互接続手段が互いに隣接して配置され、
    かつこの結果得られるコイルのθ方向に重なり合
    うように半径方向に配置されており、もつてそれ
    ぞれの上記第1の相互接続手段に流れる上記電流
    によつて生じる磁界が対応する上記第2の相互接
    続手段に流れる同じ電流によつて生じる磁界によ
    つて実質的に相殺されることを特徴とするコイ
    ル。 2 上記第1および第2の相互接続手段の各々が
    複数N個の弓形の相互接続導体の組で構成されて
    いる請求項1記載のコイル。 3 上記の各ストリツプの各端が隣接したストリ
    ツプの一端または対応する相互接続導体の一端に
    一体に結合されている請求項2記載のコイル。 4 上記相互接続導体の組は互いに鏡像関係にな
    つている請求項3記載のコイル。 5 上記の各弓形相互接続導体が円の一部である
    請求項4記載のコイル。 6 上記の各弓形相互接続導体が長円の一部であ
    る請求項4記載のコイル。 7 当該コイルが±Z1の限界の間で軸Z方向に延
    在する場合、上記の各ストリツプの電流密度Jが Jθ(θ,Z)=1NIZ/(1+b)Z1 2(1+3/2b|
    Z/Z1|) で与えられ、ここでbはその値によつて線形に増
    加する電流密度と二次関数で増加する電流密度と
    の比が定められる無次元パラメータである請求項
    1記載のコイル。 8 上記bが約3.28であり、上記ストリツプ対の
    数が約18である請求項7記載のコイル。 9 自己シールドされた勾配コイルの組の一部と
    して第2のエツチングされたコイルを含んでいる
    請求項1記載のコイル。 10 上記導電性ストリツプおよび上記相互接続
    手段の少なくとも一部が柔軟な絶縁性基板で支持
    されている請求項1記載のコイル。 11 上記導電性ストリツプと半径方向に重ね合
    わされた上記相互接続手段との間の付加的な絶縁
    部材が設けられている請求項10記載のコイル。 12 上記第1の相互接続手段は第1組の弓形の
    相互接続導体を含み、上記第2の相互接続手段は
    それぞれの形状が上記第1組の対応する相互接続
    導体の減算的反転になつている第2組の相互接続
    導体を含んでいる請求項1記載のコイル。 13 円筒形のコイルに形成したときに上記第2
    の相互接続導体の組が上記第1の相互接続導体の
    組の半径方向内側に配置されている請求項12記
    載のコイル。 14 上記の各弓形相互接続導体が円の一部であ
    る請求項12記載のコイル。 15 上記の各弓形相互接続導体が長円の一部で
    ある請求項12記載のコイル。 16 上記第2組の相互接続導体が上記第1組の
    相互接続導体から最も遠い端に全体的に長方形の
    周縁を有している請求項12記載のコイル。 17 当該コイルが±Z1の限界値の間で軸Z方向
    に延在している場合、上記の各ストリツプの電流
    密度Jが Jθ(θ,Z)=2NIZ/(1+b)Z1 2(1+3/2b|
    Z/Z1|) で与えられ、ここでbがその値によつて線形に増
    加する電流密度と二次関数で増加する電流密度と
    の比が定められる無次元のパラメータである請求
    項12記載のコイル。 18 上記bが約3.28であり、上記ストリツプ対
    の数Nが約18である請求項17記載のコイル。 19 自己シールドされた勾配コイル組の一部と
    して第2のエツチングされたコイルを含んでいる
    請求項12記載のコイル。
JP2110747A 1989-04-28 1990-04-27 Nmrシステム用のエッチングされたz軸勾配コイル Granted JPH0348402A (ja)

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US344,642 1989-04-28
US07/344,642 US4910462A (en) 1989-04-28 1989-04-28 Etched Z-axis gradient coils for NMR system

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JPH0348402A JPH0348402A (ja) 1991-03-01
JPH0563922B2 true JPH0563922B2 (ja) 1993-09-13

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IL (1) IL94023A (ja)

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EP0394782B1 (en) 1996-02-14
IL94023A0 (en) 1991-01-31
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DE69025351T2 (de) 1996-09-26
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