JPH0563915A - 画像読取り装置 - Google Patents

画像読取り装置

Info

Publication number
JPH0563915A
JPH0563915A JP3244157A JP24415791A JPH0563915A JP H0563915 A JPH0563915 A JP H0563915A JP 3244157 A JP3244157 A JP 3244157A JP 24415791 A JP24415791 A JP 24415791A JP H0563915 A JPH0563915 A JP H0563915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
light emitting
emitting element
opening
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3244157A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Takeda
慎市 竹田
Hidemasa Mizutani
英正 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP3244157A priority Critical patent/JPH0563915A/ja
Publication of JPH0563915A publication Critical patent/JPH0563915A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Heads (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 透明電極による電圧降下を低減し、開口部下
の発光層に印加される電圧を高め、EL発光素子の発光
効率を増加させる。 【構成】 EL発光素子の発光照射面側にあたる電極
が、開口部を有する高導電性電極36と、少なくとも前
記開口部に有する透明電極35とで形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置、デ
ジタル複写機等に好適に用いられる画像読取り装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリやデジタル複写機等
のいわゆる電子事務機の普及に伴い、小型で低コストの
画像読取り装置の需要が高まっている。そこで、原稿に
直接接触できるとともに、結像系が不要であるか、また
は、結像系の光路長の短い等倍型の画像読取り装置が注
目されている。
【0003】このような小型の等倍型画像読取り装置の
光源として、EL発光素子を用いて更なる小型化を図っ
たものが提案されている。
【0004】この画像読取り装置は、例えば図4に示す
ように、アモルファスシリコン(以下a−Siという)
等を用いた薄膜受光素子アレイ10、蓄積容量及び薄膜
トランジスタ(図示せず)を形成し、その上に原稿との
スペーサを兼ねる透明絶縁層2を設けた光電変換部を配
置したガラス等の透明基板1の下部に、EL発光素子部
30を配置したものである。EL発光素子部30は接着
剤等を用いて透明基板1に固定される、あるいは接着剤
等を用いずに保持部材により固定されている。
【0005】EL発光素子部30は、金属電極32、絶
縁層33、発光層34、絶縁層38、透明電極35を基
板31上に順次積層したサンドイッチ構造で構成され、
保護膜37により覆われている。金属電極32と透明電
極35との間に駆動信号を与え、両者に挟まれた発光層
34から光が放射される。
【0006】発光層34から放射した光は、透明電極3
5、透明基板1、透明絶縁層2を通って原稿100を照
射する。原稿の濃淡に応じた反射光50が、光電変換部
の受光素子アレイ10上に入射する。この入射した光に
応じて受光素子に光電流が流れる。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述した画像読取り装置の構造によると、EL発光素子部
30における透明電極35の材料はITO,SnO2
で構成され、金属に比べて比抵抗が大きく、かつ、高透
過性を必要とする為、厚膜化が困難なことからシート抵
抗値が大きい。よって透明電極35により電圧降下が生
じ、発光層34に印加される電圧が低下し、EL発光素
子の発光効率の低下を招いていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、本発明は、原稿を照射するEL発光素子と、前
記原稿からの反射光を読み取る受光素子を含む光電変換
部とを具備する画像読取り装置において、前記EL発光
素子の発光照射面側にあたる電極が、開口部を有する高
導電性電極と、少なくとも前記開口部に有する透明電極
とで形成されていることを特徴とする。
【0009】なお、ここで高導電性電極とは、前記透明
電極よりも導電率の高い電極をいい、例えばAl等から
成る金属、導電性樹脂等からなる電極を示す。
【0010】
【作用】本発明は、EL発光素子の発光照射面側にあた
る電極を、開口部を有する金属等の高導電性電極と、少
なくとも前記開口部に有する透明電極とで形成すること
により、前記開口部、すなわち発光照射面以外を高導電
性電極として、透明電極による電圧降下を低減し、開口
部下の発光層に印加される電圧を高め、EL発光素子の
発光効率を増加させることで、画像読取り装置の原稿面
照度を高めることを可能とするものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例にもとづき説明する。 〔第1の実施例〕図1は本発明の第1の実施例にかかる
画像読取り装置の断面説明図であり、従来例における、
図4と同様の構成をとる部分については同一符号を付し
ている。受光素子10は、照明光の直接光の遮光を兼ね
るAl等の金属からなる不透明な下部電極11、SiO
x ,SiNx 等からなる絶縁層12、a−Si:H等の
半導体層13、オーミックコンタクトをとるためのドー
ピング層14、およびAl等から成る主電極15(ソー
ス電極、ドレイン電極)をガラス等の透明基板1上に順
次積層、パターニングし構成される。主電極の間の半導
体層13に原稿からの反射光を受けることにより、この
電極間を光電流が流れる。
【0012】EL発光素子部30は、Al等の金属から
成る不透明な金属電極32、Y2 3 ,SiNx ,Ba
TiO2 等から成る絶縁層33、ZnS:Mn等から成
る発光層34、Y2 3 ,SiNx ,BaTiO2 等か
ら成る絶縁層38、ITO,In2 3 ,SnO2 等か
ら成る透明電極35を基板31上に順次積層し、更にA
l等の金属から成る不透明な金属電極(高導電性電極と
なる)36を積層、パターニングによって、開口部20
が形成されている。更に保護膜37により下層は覆われ
ている。なお、透明電極35と金属電極36とで上部電
極を構成し、かかる上部電極はEL発光素子の発光照射
面側にあたる電極となる。
【0013】又、EL発光素子部30と光電変換部の基
板1との間は、光学的な損失を最小限にする為接着剤を
介在させ、EL発光素子を所定の位置に固定している。
また、接着剤は、基板1と屈折率をほぼ同じくし、EL
発光素子30から発せられる照明光が基板1の界面で反
射、屈折することを少なくしている。
【0014】なお、EL発光素子部30の透明電極35
上に設けられる不透明な金属電極36の開口部20は、
図4に示した従来例における、透明電極35で形成され
る発光部と同一の大きさとなるように形成した。このよ
うな構成の本実施例の画像読取り装置は、従来例に比べ
開口部20下部の発光層に印加される電圧が高められ、
EL発光素子の発光効率が増加し、原稿面照度の高い画
像読取り装置が得られた。
【0015】本実施例では、高導電性電極として発光素
子部の開口部20を有する金属電極36をAl等の金属
を堆積、パターニングすることにより形成したが、導電
性樹脂(カーボンやAg等の金属粉体をフィラーとした
塗料又は接着剤等)をスクリーン印刷等で塗布、焼成す
ることによっても、容易に形成でき同様の効果を得るこ
とができる。
【0016】又、無論、開口部20を有する金属電極3
6は、原稿面を照明するにあたり、不要な光を遮光する
機能を持ち、開口部20下以外の発光層の不要な散乱光
を防止している。更に、本実施例では不図示であるが、
発光層34より下層を絶縁層38及び金属電極36で覆
う様に形成し、開口部20を設けることにより発光層3
4の側面からの不要な散乱光をも遮光することが可能で
ある。
【0017】尚、本実施例において、EL発光素子30
における絶縁膜38上の上部電極は、透明電極35上に
開口部20を有する金属電極36を設ける構成をなして
いるが、かならずしもこの構成のみに限定されるもので
はなく、例えば、絶縁膜38上に、先に開口部20を有
する金属電極36を設けてから、開口部20を覆う様に
透明電極35を設ける構成とすることもできる。又、金
属電極36の開口部20以外の透明電極35をパターニ
ング等により設けない構成とすることも可能であり、本
発明の画像読取り装置のEL発光素子における上部電極
は、開口部を有する金属電極と、少なくとも、前記開口
部に有する透明電極とで形成されていれば、同様の効果
が得られる。
【0018】次に、本実施例を用いた回路構成及び動作
の一例を説明する。
【0019】受光素子の主電極15の間を流れた光電流
は、例えば、図2に示すような蓄積容量及び薄膜トラン
ジスタを用いた回路により電気信号として読み出され
る。図2では9個の受光素子を有する光電変換部の場合
を一例として、取り上げている。
【0020】同図において、受光素子S11〜S33
は、3個で1ブロックを構成し、3ブロックで受光素子
アレイを構成している。受光素子S11〜S33に各々
対応している蓄積容量CS11〜CS33、スイッチン
グトランジスタT11〜T33も同様である。
【0021】また受光素子S11〜S33の各ブロック
内で同一順番を有する個別電極は、各々スイッチングト
ランジスタT11〜T33を介して、共通線101〜1
03の一つに接続されている。
【0022】次にこのような構成を有する光電変換部の
動作を説明する。
【0023】まず受光素子S11〜S33に光が入射す
ると、その強度に応じて電源105からコンデンサCS
11〜CS33に電荷が蓄積される。そして、まずシフ
トレジスタ201の第1の並列端子からハイレベルが出
力され、スイッチングトランジスタT11〜T13がオ
ン状態になる。
【0024】スイッチングトランジスタT11〜T13
がオン状態となることで、コンデンサCS11〜CS1
3に蓄積されていた電荷が、それぞれコンデンサCL1
〜CL3へ転送される。
【0025】続いて、シフトレジスタ203から出力さ
れるハイレベルがシフトして、スイッチングトランジス
タTS1〜TS3が順次オン状態となる。
【0026】これによって、コンデンサCL1〜CL3
に転送され蓄積された第1ブロックの光情報がアンプ2
04を通って順次読み出される。第1ブロックの情報が
読み出されると、端子104にハイレベルが印加され、
スイッチングトランジスタRS1〜RS3は同時にオン
状態となる。
【0027】この動作により、コンデンサCL1〜CL
3の残留電荷が完全に放電される。コンデンサCL1〜
CL3の残留電荷が完全に放電された時点で、シフトレ
ジスタ201がシフトし、第2の並列端子からハイレベ
ルが出力される。これによってスイッチングトランジス
タT21〜T23がオン状態になり、第2ブロックのコ
ンデンサCS21〜CS23に蓄積されている電荷がコ
ンデンサCL1〜CL3へ転送される。同時点において
シフトレジスタ202の第1の並列端子からハイレベル
が出力され、スイッチングトランジスタR11〜R13
がオン状態となり、コンデンサCS11〜CS13の残
留電荷が完全に放電される。
【0028】このように、第1ブロックのコンデンサC
S11〜CS13の放電動作と、第2ブロックのコンデ
ンサCS21〜CS23に蓄積されている電荷がコンデ
ンサCL1〜CL3へ転送される転送動作とが並行して
行なわれる。そして第1ブロックの場合と同様に、シフ
トレジスタ203のシフトより、スイッチングトランジ
スタTS1〜TS3が順次オン状態となり、コンデンサ
CL1〜CL3に蓄積されている第2ブロックの光情報
が順次読み出される。
【0029】第3ブロックの場合も同様に、転送動作と
並行して、第2ブロックのコンデンサCS21〜CS2
3の放電動作が行なわれ、以下同様に、上記動作がブロ
ックごとに繰り返される。
【0030】なお、ここでは、結像系を不要にした画像
読取り装置を例にあげて説明したが、結像系をもった画
像読取り装置の場合でも同様の効果がある。 〔第2の実施例〕図3は、本発明の第2の実施例にかか
る画像読取り装置の断面説明図であり、従来例における
図4及び本発明の第1の実施例における図1と同様の構
成をとる部分については、同一符号を付している。
【0031】図3に示す様に、本実施例は、受光素子1
0とEL発光素子部30の間にレンズ40が設けられて
おり、受光素子10及びEL発光素子部30の構成は、
第1の実施例と同様の構成である。
【0032】よって、本実施例においても、第1の実施
例と同様にEL発光素子部30の透明電極35上に設け
られた開口部20を有する金属電極36によって開口部
20下部の発光層34に印加される電圧を高めることが
でき、発光素子の発光効率を増加する効果が得られる。
【0033】更に、本実施例の様にレンズ40を設ける
事により、EL発光光束を原稿照明領域に集光させ照明
効率を上げると共に原稿面の照明領域を制限することが
でき、解像度の向上が図れた画像読取り装置が得られ
る。
【0034】尚、本実施例において、EL発光素子部3
0と受光素子10との間にレンズ40を別体として配置
したが、EL発光素子部30における保護膜37や、受
光素子10の透明基板に同様のレンズ機能を持たせ、一
体化することも可能である。
【0035】又、本実施例の画像読取り装置も図2で説
明した一例の回路構成・動作を第1の実施例と同様に行
うことができる。
【0036】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
画像読取り装置によれば、EL発光素子における発光照
射面側にあたる電極を、開口部を有する金属電極と少な
くとも開口部に有する透明電極とで形成することによ
り、透明電極による電圧降下を低減し、開口部下の発光
層に印加される電圧を高め、EL発光素子の発光効率を
増加させることができ、原稿面照度の増加が図れ、S/
N比の改善された小型で安価な画像読取り装置を提供す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における画像読取り装置
の断面説明図である。
【図2】本発明の一実施例における画像読取り装置の等
価回路である。
【図3】本発明の第2の実施例における画像読取り装置
の断面説明図である。
【図4】従来の画像読取り装置の断面説明図である。
【符号の説明】
1 透明基板 2 透明絶縁層 10 受光素子 20 開口部 30 EL発光素子部 31 支持基板 32 金属電極 33 絶縁層 34 発光層 35 透明電極 36 金属電極 37 保護膜 38 絶縁層 40 レンズ 100 原稿

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を照射するEL発光素子と、前記原
    稿からの反射光を読み取る受光素子を含む光電変換部と
    を具備する画像読取り装置において、 前記EL発光素子の発光照射面側にあたる電極が、開口
    部を有する高導電性電極と、少なくとも前記開口部に有
    する透明電極とで形成されていることを特徴とする画像
    読取り装置。
  2. 【請求項2】 前記EL発光素子からの発光が光電変換
    部の基板を通して原稿を照明することを特徴とする請求
    項1記載の画像読取り装置。
JP3244157A 1991-08-30 1991-08-30 画像読取り装置 Pending JPH0563915A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3244157A JPH0563915A (ja) 1991-08-30 1991-08-30 画像読取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3244157A JPH0563915A (ja) 1991-08-30 1991-08-30 画像読取り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0563915A true JPH0563915A (ja) 1993-03-12

Family

ID=17114615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3244157A Pending JPH0563915A (ja) 1991-08-30 1991-08-30 画像読取り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0563915A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0117957B1 (en) Solid-state device having a plurality of optical functions
CN1184588C (zh) 成像器件及包含成像器件的电子设备
JP2929550B2 (ja) 光センサ及び画像読取装置
US4660095A (en) Contact-type document scanner and method
JPH05160379A (ja) イメージセンサ及び画像読取装置
US5486738A (en) Electroluminescent device
JPH065833A (ja) イメージセンサー
JPH022305B2 (ja)
JPH0563915A (ja) 画像読取り装置
JPH0126547B2 (ja)
JPS617766A (ja) 読み取り装置
JPS61189065A (ja) イメ−ジセンサ
JP2769812B2 (ja) 原稿読み取り装置
JPS6317554A (ja) 光導電装置
KR950011304B1 (ko) 정보통신 단말기의 일체형 입출력장치
JP2815134B2 (ja) 画像読取装置及び該装置を有する画像情報読取装置
JPH05130327A (ja) イメージセンサー
JPH0747874Y2 (ja) 密着型イメ−ジセンサ
JP2697180B2 (ja) 画像読取装置
JPH0541775A (ja) 画像読取り装置
JPS62262563A (ja) 密着形イメ−ジセンサ
JPS5941629B2 (ja) 文字図形読取装置
JPS631525B2 (ja)
JPS59161176A (ja) 2次元画像読取装置
JP2503242B2 (ja) 密着型イメ―ジセンサ素子