JPH0563673U - ドクターブレード - Google Patents
ドクターブレードInfo
- Publication number
- JPH0563673U JPH0563673U JP850692U JP850692U JPH0563673U JP H0563673 U JPH0563673 U JP H0563673U JP 850692 U JP850692 U JP 850692U JP 850692 U JP850692 U JP 850692U JP H0563673 U JPH0563673 U JP H0563673U
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- Japan
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- doctor
- tip
- plate
- doctor blade
- blade
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【構成】板状体の先端に角度をもった刄先部を有するス
テーブルドクターにおいて、該先端部の角度を1.2〜
2度としたことを特徴とするドクターブレード。 【目的】耐刷力を有し、シャープなドクター切れによる
版カブリ、圧胴汚れの発生しにくいドクターブレードを
提供することにある。 【効果】従来の2段刄ドクターと比較して、ドクター加
圧による腹カキ、版カブリが発生しにくい利点、従来の
2段刄タイプと比較して、版エッヂ等の刄コボレは大巾
に少ない利点及び従来のステーブルドクターと比較して
耐刷力が大巾にアップする利点がある。
テーブルドクターにおいて、該先端部の角度を1.2〜
2度としたことを特徴とするドクターブレード。 【目的】耐刷力を有し、シャープなドクター切れによる
版カブリ、圧胴汚れの発生しにくいドクターブレードを
提供することにある。 【効果】従来の2段刄ドクターと比較して、ドクター加
圧による腹カキ、版カブリが発生しにくい利点、従来の
2段刄タイプと比較して、版エッヂ等の刄コボレは大巾
に少ない利点及び従来のステーブルドクターと比較して
耐刷力が大巾にアップする利点がある。
Description
【0001】
本考案はグラビア印刷、コーティング塗工、及びラミネート接着塗工等におい て使用され、版面やコーティングシリンダー上の余剰のインキや塗工剤を掻取る ためのドクターブレードに関する。
【0002】
従来、グラビア印刷や塗工剤等のコーティングにおいて版面やコーティングシ リンダー面上の余剰のインキやコーティング剤を掻取る手段として各種のドクタ ーブレードが使用されている。 従来から用いられているドクターブレードはその材料として鋼鉄やステンレス 鋼が多く使用されており、板状体の一端を研削した刃なしドクターブレード、板 状体の先端部を根元部より一段と薄くした二段刃ドクターブレード及び板状体の 一端にある角度をもった刄先を形成したステーブルドクター等が一般に知られて いる。
【0003】
従来より用いられていた刃なしドクターブレードは刄先を手作業で研磨して調 製しているため、現在の精巧な印刷物に対応すべく刄先を研磨するには相当な熟 練技術を要するため、人件費のアップによる加工コストが掛かり過ぎた。 一方二段刃ドクターブレードは、薄くなった刄先部分が長いためにネック部の 強度が弱く版の両サイドを中心に刃こぼれし易く、そのためドクター筋クレーム の原因ともなっていた。またネック部が弱いため刄先部分が理想の点接触となり にくく、面接触、すなわち「腹カキ」状態となり易く、そのため「版カブリ」「 圧胴汚れ」の欠陥が生じた。 前記第3番目のステーブルドクターブレードは、刃なしドクターブレード、二 段刄ドクターブレード等の欠陥を解消する目的で作られたものであるが、刄先部 が短いため耐刷力が十分でないと云う欠点があった。 本考案は上記ステーブルドクターブレードの欠点を改良するためになされたも のであって、その目的とするところは、耐刷力を有し、シャープなドクター切れ による版カブリ、圧胴汚れの発生しにくいドクターブレードを提供することにあ る。
【0004】
すなわち、本考案は、板状体の先端に角度をもった刃先部を有するステーブル ドクターにおいて、該先端部(C)の角度を1.2〜2度としたことを特徴とす るドクターブレードである。
【0005】
本考案のドクターブレードは、板状体の刄先部が1.2〜2度と鋭角になって いて、これに対応して刄先部が従来のステーブルドクターより300〜400μ 長く構成されている。 従って、耐刷力が大巾にアップする。 余剰のインキや塗工剤の掻取りが均一に行われて版カブリ、圧胴汚れが発生し にくい。
【0006】
以下、図面に示す実施例を基に本考案を具体的に説明する。 第1図は従来のステーブルドクターを示すものであり、板状体11の先端部1 0は傾斜角を有し、刄先9を形成している。 そして板状体の長さ7は約50〜60mm、厚さ8は約0.15〜0.20mmであ る。 第2図は本考案のドクターブレード16であり、板状体2の先端部3は第1図 の先端部10(点線4の部分)よりも300〜400μ長く形成されており、さ らに刄先1の角度(C)は1.2〜2度の傾斜角を有している。
【0007】 本考案はこの角度が重要であり、この角度は薄いほど良いが、1.2度未満で は加工が困難で実性がなく、2度を超えると耐刷性が低下する。 板状体2の材質は耐摩耗性に富む材料が使用される。材質の一例を示すと、例 えば、C=0.9重量%、Si=0.3重量%、Mn=0.4重量%、Cr=0.2 5重量%、P=0.02重量%以下、S=0.004重量%以下を含有する硬度H V580+ -10の鋼鉄等を好適に使用することができる。 本考案のドクターブレードのサイズとしては長さ6は40mm〜60mm、厚さ5 は0.15mm〜0.20mm、刄先1の厚さは0.06〜0.07mmのものを主として 使用することができる。 本考案のドクターブレードを印刷機等で長期間使用する場合第3図に示す様に 版に対するドクターブレード16の角度を点線の如く変更すると耐刷力が著しく 向上する。
【0008】
本考案のドクターブレードは、従来の2段刄ドクターと比較して、ドクター加 圧による腹カキ、版カブリが発生しにくい利点がある。 また、従来の2段刄タイプと比較して、版エッヂ等の刄コボレは大巾に少ない 利点がある。 さらに従来のステーブルドクターと比較しても、刄先の長さが長く、刄先が1 .0〜2.0度と鋭角であるため耐刷力が大巾にアップする利点がある。 従って、本考案のドクターブレードは生産能率の向上等優れた実用上の効果が ある。
【図1】図1は、従来のステーブルドクターブレードの
断面図である。
断面図である。
【図2】図2は本考案のドクターブレードの断面図であ
る。
る。
【図3】図3は本考案のドクターブレードの使用状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
1 刄先 2 板状体 3 先端部 4 第1図の先端部10部分 5 板状体の厚さ 6 板状体の長さ 7 板状体の長さ 8 平たん部 9 刄先 10 先端部 11 板状体 12 圧胴 13 紙 14 版 15 インキ 16 ドクターブレード A 従来のドクターブレードの先端部 B 本考案のドクターブレードの先端部 C 刄先の先端部
Claims (1)
- 【請求項1】板状体の先端に角度をもった刄先部を有す
るステーブルドクターにおいて、該先端部(C)の角度
を1.2〜2度としたことを特徴とするドクターブレー
ド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP850692U JP2566550Y2 (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | ドクターブレード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP850692U JP2566550Y2 (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | ドクターブレード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0563673U true JPH0563673U (ja) | 1993-08-24 |
JP2566550Y2 JP2566550Y2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=11695011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP850692U Expired - Fee Related JP2566550Y2 (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | ドクターブレード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2566550Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006035162A (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-09 | Nitsukatoo:Kk | ジルコニア質焼結体からなるスクレーパ |
-
1992
- 1992-01-29 JP JP850692U patent/JP2566550Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006035162A (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-09 | Nitsukatoo:Kk | ジルコニア質焼結体からなるスクレーパ |
JP4634755B2 (ja) * | 2004-07-29 | 2011-02-16 | 株式会社ニッカトー | ジルコニア質焼結体からなるスクレーパ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2566550Y2 (ja) | 1998-03-30 |
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