JPH0563174A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH0563174A
JPH0563174A JP3252933A JP25293391A JPH0563174A JP H0563174 A JPH0563174 A JP H0563174A JP 3252933 A JP3252933 A JP 3252933A JP 25293391 A JP25293391 A JP 25293391A JP H0563174 A JPH0563174 A JP H0563174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
tunnel
photoelectric conversion
electrode
electron gun
Prior art date
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Pending
Application number
JP3252933A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Ogishi
毅 大岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH0563174A publication Critical patent/JPH0563174A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、電子銃部を小型化,軽量化し、か
つ電子銃部の構造を簡単化して、組立時間の短縮を図
る。 【構成】 基板11上に複数のトンネル冷陰極18をマ
トリクス状に配設し、かつ各トンネル冷陰極18の下部
電極12同士を行方向または列方向に接続するとともに
各トンネル冷陰極18の上部電極16同士を当該下部電
極12の接続方向に対して直交する方向に接続して電子
銃部17を形成する。この電子銃部17の上面には絶縁
膜19を成膜する。さらに絶縁膜19の上面に光電変換
部21を設ける。また各トンネル冷陰極18と光電変換
部21との間の絶縁膜19には真空領域20を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョンカメラや
ビデオカメラの撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】可視光像を電気信号に変換する撮像装置
の一つに撮像管がある。撮像管は、光信号を電気信号に
変換する光電変換部と、光電変換された電気信号を出力
するために光電変換部を電子ビームで走査する電子銃部
とによりなる。上記電子銃部には、カソードより放出し
た電子をビーム状に収束させる収束電極や、収束させた
電子ビームを走査する偏向電極等が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記撮
像装置では、電子銃部が収束電極や偏向電極等で構成さ
れているために、電子ビームの収束性,走査性を低下さ
せることなく電子銃部の構造を小型化,軽量化すること
は極めて困難である。また、電子銃部を形成するには、
電子銃部のフレームや各電極等を個別に製造してから組
み立てるので、製造工程が複雑になり、組立てに時間が
かかる。本発明は、小型かつ軽量な撮像装置を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされた撮像装置である。すなわち、基板
上に複数のトンネル冷陰極をマトリクス状に配設し、か
つ各トンネル冷陰極の下部電極同士を行方向または列方
向に接続するとともに各トンネル冷陰極の上部電極同士
を当該下部電極の接続方向に対して直交する方向に接続
して、電子銃部を形成する。電子銃部の上面には絶縁膜
を成膜し、この絶縁膜の上面には光電変換部を設ける。
さらに各トンネル冷陰極と光電変換部との間の絶縁膜に
真空領域を設ける。
【0005】
【作用】上記構成の撮像装置では、マトリクス状に配設
したトンネル冷陰極を順に動作させることによって、当
該トンネル冷陰極より光電変換部に電子が順次放出さ
れ、光電変換部で変換された電気信号が出力される。こ
の動作をマトリクス状に配設した各トンネル冷陰極に対
して順に行うことにより、光電変換部は全面にわたって
放出電子で走査されて、光電変換された電気信号は順次
出力される。このため、カソード(陰極)より放出した
電子ビームを収束させる収束電極や電子ビームを走査す
る偏向電極を設ける必要がなくなる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図1の概略断面図および図
2に示す電子銃部のレイアウト図により説明する。図に
示すように、基板11の上層には、複数の下部電極12
がほぼ平行に形成されている。上記基板11は、例えば
P型の単結晶シリコンよりなる。また上記下部電極12
は、例えば基板11にN型不純物を導入してなるn+
散層で形成される。各下部電極12側の基板11の全面
には、当該各下部電極12を覆う状態に電極間絶縁膜1
3が形成されている。電極間絶縁膜13は、例えば酸化
シリコン(SiO2 )膜よりなる。
【0007】上記下部電極12上の電極間絶縁膜13の
所定の複数位置には孔14が形成されている。各孔14
の底部には、下部電極12に接続する状態に例えばSi
2 よりなるトンネル絶縁膜15が形成されている。上
記電極間絶縁膜13に上面には、上記各トンネル絶縁膜
15に接続する状態にかつ各下部電極12と直交する状
態に、複数の上部電極16がほぼ平行に形成されてい
る。上記の如くに形成した下部電極12,電極間絶縁膜
13,トンネル絶縁膜15および上部電極16とによっ
てトンネル冷陰極型の電子銃部17は構成される。また
下部電極12,トンネル絶縁膜15,上部電極16とが
積層されている部分がトンネル冷陰極18になる。
【0008】さらに各上部電極16側の全面に絶縁膜1
9が成膜されている。上記各トンネル冷陰極18上の絶
縁膜19には、孔よりなる真空領域20が設けられてい
る。上記絶縁膜19の上面には、光電変換部21が設け
られている。光電変換部21は、非晶質セレン,セレン
化亜鉛,テルル化カドミウム亜鉛,非晶質水素化シリコ
ン等の光導電膜あるいは単結晶シリコンのP−N接合に
よる接合ダイオード,ショットキーバリアダイオード等
の光電変換機能を有する素子材料により形成される。ま
た光電変換部21の上面には、撮影する光線を透過する
透明電極22が接合されている。透明電極22は、通常
のITO(Indium tin Oxide)等で形
成される。上記の如くに撮像装置1は構成される。
【0009】上記撮像装置1の基板11は、機械的強
度,耐熱性等の条件を満たしかつ上層に下部電極12を
形成できる材料であればよく、上記P型の単結晶シリコ
ンの他に、例えば低濃度のN型不純物を含む単結晶シリ
コンや化合物半導体等で形成することも可能である。ま
た下部電極12をN型の不純物拡散層で形成したが、金
属膜で形成することもできる。
【0010】次に上記撮像装置1の動作を図3により説
明する。図に示すように、水平走査回路31,垂直走査
回路32によりそれぞれに選択された下部電極12,上
部電極16が交差した部分のトンネル冷陰極18が動作
して、電子を放出する。放出された電子は、当該真空領
域20(図1参照)を飛行して、当該トンネル冷陰極1
8上の光電変換部21(図1参照)に当たる。このとき
光電変換部21で光電変換された電気信号は、光電変換
部21の上面に接合した透明電極22を介して、外部回
路(図示せず)に出力される。各走査回路31,32に
よって上記トンネル冷陰極18を行方向または列方向に
順次動作させることにより、光電変換部21の全面にわ
たって、電子が走査される。このため、光電変換部21
で光電変換された電気信号は、順次透明電極22を介し
て外部回路(図示せず)に出力される。電気信号の出力
動作は、従来の撮像管の場合と同様である。
【0011】次に上記撮像装置1の製造方法の一例を図
4の製造工程図により説明する。図において、第4,第
5の工程を説明する図は、第3の工程を説明する図のA
−A線方向より見た断面によって示す。図に示すよう
に、第1の工程で、通常のホトリソグラフィーによっ
て、P型または低濃度のN型不純物を含む単結晶シリコ
ンよりなる基板11の上面に、レジストでイオン注入マ
スク41を形成する。次いで通常のイオン注入法によっ
て、上記基板11の上層にn型不純物を導入して、複数
の縞状のn+ 拡散層よりなる下部電極12を形成する。
【0012】続いて第2の工程で、上記イオン注入マス
ク41を、例えばアッシャー処理で除去する。その後、
例えば化学的気相成長法によって、下部電極12の上面
と基板11の上面とに、例えばSiO2 よりなる電極間
絶縁膜13を形成する。次いでホトリソグラフィーによ
って、例えばレジストよりなるエッチングマスク42を
形成する。その後エッチングによって、電極間絶縁膜1
3の2点鎖線で示す部分を除去し、各下部電極12上の
電極間絶縁膜13の所定位置に孔14を形成する。
【0013】次いで第3の工程で、上記エッチングマス
ク42を、例えばアッシャー処理で除去する。その後、
例えば熱酸化法によって、各孔14の底部に露出してい
る基板11を酸化して、SiO2 よりなるトンネル絶縁
膜15を形成する。トンネル絶縁膜15は、トンネル冷
陰極に動作電圧を印加した際に、破壊的な故障を起こす
ことがない程度の絶縁耐圧を有する材料でかつトンネル
透過する電子に対して散乱を生じることがない材料とし
て、例えば高品質なSiO2 ,サファイア(α−Al2
3 ),フッ化カルシウム(CaF)等で形成される。
トンネル絶縁膜15をSiO2 で形成する場合には、熱
酸化法の他に、例えば化学的気相成長法またはスパッタ
リング法等により形成することも可能である。またトン
ネル絶縁膜15をα−Al2 3 ,CaF等で形成する
場合には、エピタキシャル成長法により選択的に成長さ
せる。エピタキシャル成長法の他に、例えばスパッタリ
ング法または化学的気相成長法等により形成することも
できる。
【0014】次いで第4の工程で、例えばスパッタリン
グ法によって、トンネル絶縁膜15上と電極間絶縁膜1
3の表面とに金よりなる導電膜43を成膜する。その
後、通常のホトリソグラフィーによって、例えばレジス
トよりなるエッチングマスク44を形成する。その後エ
ッチングによって、導電膜43の2点鎖線で示す部分を
除去し、下部電極12に直交する状態にかつ各孔14を
覆ってトンネル絶縁膜15に接続する状態に、導電膜4
3で複数の上部電極16を形成する。上部電極16の材
料としては、例えば高純度の金(Au),アルミニウム
(Al)等が用いられる。すなわち、トンネル絶縁膜1
5に均一な電圧(電界)を印加することが可能で、トン
ネル透過した電子に対して散乱を発生することがなく、
かつ動作電圧を低くするために仕事関数が小さい物質で
あればよい。上記の如くに形成した下部電極12,電極
間絶縁膜13,トンネル絶縁膜15,上部電極16と
で、電子銃部17が構成される。また下部電極12,ト
ンネル絶縁膜15,上部電極16とが積層する部分がト
ンネル冷陰極18になる。
【0015】その後第5の工程で、上記エッチングマス
ク44を、例えばアッシャー処理で除去する。続いて例
えば化学的気相成長法によって、上部電極16側の全面
にSiO2 よりなる絶縁膜19を成膜する。次いで、通
常のホトリソグラフィーとエッチングとによって、各ト
ンネル冷陰極18上の絶縁膜19に孔を形成する。形成
した各孔の内部空間が真空領域20になる。その後、真
空中で、絶縁膜19上に光導電膜よりなる光電変換部
(図示せず)を貼り合わせる。光電変換部は、例えば非
晶質セレン,セレン化亜鉛,テルル化カドミウム亜鉛ま
たは非晶質水素化シリコン等よりなる。上記の如くし
て、撮像装置1は完成される。
【0016】上記下部電極12を金属膜で形成する場合
には、スパッタリング法または蒸着法等によって、基板
11の上面にAuまたはAl等で金属膜(図示せず)を
形成する。そしてホトリソグラフィーとエッチングとに
よって、金属膜で下部電極12を形成する。その後エッ
チングに用いたエッチングマスク(図示せず)を除去す
る。
【0017】また上記トンネル絶縁膜15は、電子に対
する障壁を形成する物質であればよく、その障壁をヘテ
ロ接合によって形成してもよい。例えば、エピタキシャ
ル成長によって、各孔14の底部に露出している基板1
1の上面にサファイア(α−Al2 3 ),シリカ(α
−SiO2 )またはスピネル(MgO・Al2 3 )等
の薄膜を形成して、トンネル絶縁膜15とすることも可
能である。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
基板上に複数のトンネル冷陰極をマトリクス状に配設し
て電子銃部を形成し、各トンネル冷陰極上に真空領域を
介して光電変換部を形成した。このため、撮像装置は小
型化かつ軽量化できる。また通常の半導体製造プロセス
技術で電子銃部を形成することができるので、製造工程
の簡単化が図れる。よって製造時間の短縮が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の撮像装置の概略断面図である。
【図2】図1中の電子銃部のレイアウト図である。
【図3】撮像装置の動作説明図である。
【図4】撮像装置の製造工程図である。
【符号の説明】
11 基板 12 下部電極 15 トンネル絶縁膜 16 上部電極 17 電子銃部 18 トンネル冷陰極 19 絶縁膜 20 真空領域 21 光電変換部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に複数のトンネル冷陰極をマトリ
    クス状に配設し、かつ各トンネル冷陰極の下部電極同士
    を行方向または列方向に接続するとともに各トンネル冷
    陰極の上部電極同士を当該下部電極の接続方向に対して
    直交する方向に接続した電子銃部と、 前記電子銃部の上面に成膜した絶縁膜と、 前記絶縁膜の上面に設けた光電変換部と、 前記各トンネル冷陰極と前記光電変換部との間の前記絶
    縁膜に設けた真空領域とよりなることを特徴とする撮像
    装置。
JP3252933A 1991-09-03 1991-09-03 撮像装置 Pending JPH0563174A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3252933A JPH0563174A (ja) 1991-09-03 1991-09-03 撮像装置

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JP3252933A JPH0563174A (ja) 1991-09-03 1991-09-03 撮像装置

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