JPH0562801U

JPH0562801U - 記録の出来る身長計

Info

Publication number: JPH0562801U
Application number: JP1258092U
Authority: JP
Inventors: 守行宮崎
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1992-01-29
Filing date: 1992-01-29
Publication date: 1993-08-20

Abstract

(57)【要約】【目的】身長測定の目的は健康の維持、促進と身分証
明が従来からの概念であった。記録の出来る身長計は更
に成長期の児童が自分の背たけに関する心情、すなわ
ち、早く大きく背が伸びたい、成長意欲を促進し一生涯
の記念に数値的データを、提供する。【構成】巻尺テープ（１）に寸法目盛（３）と背たけ
を記入できる記入欄（１０）が設けられ、先端にふみ台
（２）が設けられる。更に定規を兼ねた巻尺テープ収納
ができる容器（４）がある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は成長期の子供が自分の幼年期、少年期、青年期と成入に至るまで年々、歳々、身長の伸びる過程を記録して一生涯、背たけを記録、保存ができる、記録の出来る身長計である。

【０００２】

【従来の技術】

従来の身長計は医療機関、教育機関等が大衆に用いる大型で固定式のものであった。頭部にのせる、上、下に可動する板状の測定部を固定棒の目盛に合わせて読取って測定する様式であり、医療、及び身分証明が目的であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の固定式身長計の欠点は（イ）等身大で重く大型であるため、各家庭に常備する事はなかった。（ロ）身長測定の目的は医療と身分証明が趣旨であり、人の成長意欲や成長データを記録する事はできなかった。本考案は身長計を小型化携帯にせしめ、新しい概念を身長計に加えるために考案されたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

記録の出来る身長計は図１で示す様に巻尺テープ（１）とふみ台（２）と容器（４）から成立ってる。先づ巻尺テープ（１）の材質はインクの散らない強じんな布地、又はプラスチック、テープ材に紙材を貼り合わせて、ペン、筆書ができる様にする。しかも柔軟にして伸び縮みがせずに永年の変化に耐えるものである。巻尺テープの長さは成人の平均身長に余裕をもたせた範囲の長さである。巻尺テープ（１）の片巾にメートル法の寸法目盛（３）が印され、もう一方の片巾には背たけを測定した際の横一直線（８）が記入できる記入欄（１０）が設けられている。更に横一直線（８）上に測定、日付、体重、年令が記入される。次に巻尺テープ（１）の先端にふみ台（２）が設けられる。測定をする人が立つ位置を示すマーク（９）を印した、ふみ台（２）は使用時に巻尺テープ（１）と直角になる様に可変性をもたして、取り付けてある。更に巻尺テープ（１）を収納する容器（４）は内部に巻取り心棒が設けられ、外部にこれを操作する巻取りボタン（６）が接続されている。巻尺テープ（１）は容器（４）裏面の巻取り引込み口（７）より巻取られる。又、背たけ測定の上、下調整もこの操作で容易にする。容器（４）の裏面と下面は９０度の直角部（５）になる様に設計される。即ち、容器（４）の下面は背たけを測る人の頭上にあてがわれ、裏面は柱、又は壁等の部屋の垂直面に押し付けるための定規に利用する理由がある。

【０００５】

【作用】

本考案の操作を示す。先づ住宅内にあっては、部屋の畳、廊下等の水平部と柱、壁等の垂直部を利用して背たけを計る。身長計の容器（４）を部屋の柱にあてがって、巻尺テープ（１）を垂直に降してふみ台（２）を畳面につける。身長を測定したい人を柱に背をむけて直立不動にふみ台（２）の上に立たせる。容器（４）を頭の上面まで降して直角部（５）を柱におしつける。巻取りボタン（６）を巻きもどして巻尺テープ（１）にゆるみのない様に容器（４）下面を頭の上におさえこむ。更に柱と容器（４）の接触面がずれない様に柱に押し付けたまま、ふみ台（２）に立った人はのいて貰う。容器（４）はそのまま直角部を定規に利用して巻尺テープ（１）の記入欄（１０）にペン、筆等で横一直線（８）を画く。この位置が左側の目盛りで背たけが判明する事になる。更に、この横一直線（８）上に日付け、体重、年令を記入する。この操作を毎年、同じ日付けでくり返せは幼年時代から成人になるまでの成長過程が記録保存する事が出来る。

【０００６】

【実施例】

以下本考案の実施例について説明する。容器（４）と巻尺テープ（１）と更にふみ台（２）を完成品として使用する他に、本考案をひとつの部品として応用例を示すと図３の如く、ぬいぐるみ、玩具品、図４の如くマスコット品、図５の如く、アイドル品に組込んで使用する事ができる。例えば図３の如く十二支に因んだ申人形には、巻尺テープ（１）の寸法目盛（３）と記入欄（１０）を設けた他に、児童の成長を願った伝説史の絵図、又は、七、五、三祝の子供の行事目録、氏名、出生地、日付、父母の格言の欄を印す。ふみ台（２）は、プラスチック、又は、木材の板で表面の足ふみマークの代用に男女性別のクツ模様を印す。巻尺テープ（１）とふみ台（２）は鋲どめにしてある。容器の外観は十二支の申、ぬいぐるみ人形になっているが椅子の下部面と裏面の直角部（５）は図１の条理を備えている。図４、図５とも同様の条理である。

【０００７】

【考案の効果】

（イ）小型携帯である。（ロ）個人の成長過程が記録できる。（ハ）容器（４）を、ぬいぐるみ、玩具、マスコット品、アイドル品に組込む事ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図

【図２】本考案の巻尺テープ（１）とふみ台を収納した
容器（４）の斜視図

【図３】本考案を応用したぬいぐるみ玩具

【図４】本考案を応用したマスコット品

【図５】本考案を応用したマイドル品

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】寸法目盛の入った巻尺テープ（１）巾の
一方に数値の記録が出来る記入欄（１０）を設け、巻尺
テープ（１）の先端にふみ台（２）が設けられた記録の
出来る身長計。
【請求項２】寸法目盛の入った巻尺テープ（１）巾の
一方に数値の記録が出来る記入欄（１０）を設け、巻尺
テープ（１）の先端にふみ台（２）が設けられ、容器
（４）に定規となる角度面（５）を備えた記録の出来る
身長計。
【請求項３】寸法目盛の入った巻尺テープ（１）巾の
一方に数値の記録が出来る記入欄（１０）を設け、巻尺
テープ（１）の先端にふみ台（２）が設けられ、更に巻
尺テープ（１）の収納部外観を、ぬいぐるみ、玩具、マ
スコットに仕上げた記録の出来る身長計。