JPH056229Y2 - - Google Patents

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JPH056229Y2
JPH056229Y2 JP1987045309U JP4530987U JPH056229Y2 JP H056229 Y2 JPH056229 Y2 JP H056229Y2 JP 1987045309 U JP1987045309 U JP 1987045309U JP 4530987 U JP4530987 U JP 4530987U JP H056229 Y2 JPH056229 Y2 JP H056229Y2
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JP
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ceiling
ceiling material
garnish
hole
inner panel
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、車輌用天井構造に関し、特に天井
材の汚れを防止する構造を備えた天井構造に関す
る。
〔従来の技術〕
従来の車輌用天井は、例えば第5図に示すよう
に、ダンボール、フエノール樹脂等から成る基材
1の表面にレザー等の表皮材2を被着して成る天
井材3の外周縁3a側はガーニツシユ6によつて
押えられている。このガーニツシユ6は一端6a
側が、ルーフパネル4の隅部4aに沿つて配置し
てあるインナーパネル5に、ルームミラー、ルー
ムランプ、サンバイザ及びアシストグリツプ等を
取付けるビス(図示しない)で部分的に固定さ
れ、他側6b側で天井材3の外周縁3a側をイン
ナーパネル5側に押えた構造になつている。すな
わち、天井材3、インナーパネル5及びガーニツ
シユ6により車室内12と天井裏空間11とが区
画されている。
なお、8は天井の中央部に設けられるルームラ
ンプ、9はウエザストリツプ10を介してルーフ
パネル4に取付けてある窓ガラスである。
この天井構造はガーニツシユ7で天井材3の外
周縁3a側を被うことにより天井材3を押え、天
井の見栄えを良好にしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
自動車走行時等の車体の振動により天井材3が
上下に振動するが、上記の天井構造では天井材3
とルーフパネル4とで囲まれる天井裏空間11が
瞬時負圧となることから、車室内12側から天井
裏空間11方向に天井材3の微細孔を通つて空気
の流れが発生する。そしてこの流れに含まれる浮
遊ゴミが前記微細孔を通過する過程で付着し、天
井材3の表面にゴミが付着するという問題があつ
た。
この考案は上記問題を解決し、天井材の汚れを
防止できる車輌用天井構造を提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案の車輌用天井構造は、上記目的を達成
するために、ガーニツシユ13に天井材3の外周
縁に沿つて複数個の第1連通孔14cを形成する
とともに、インナーパネル5には上記各第1連通
孔14cに対応する孔5aを形成し、かつ上記ガ
ーニツシユ13の裏面14fには上記第1連通孔
14cの周囲より上記孔5aを介して上記天井裏
空間11に延長する複数本の脚15aを植設し
て、これら脚間で第2連通孔15dを形成すると
ともに、これら脚の先端を橋絡する目隠し片15
bを設けて成り、上記第1、第2連通孔14c,
15dを介して上記天井裏空間11と車室内12
とを連通させた構成を具備する。
〔作用〕
この考案の車輌用天井構造は上記構成を具備す
るので、車体の振動により天井材3が上下に振動
した際に、天井裏空間が負圧になることがなく、
従つて天井材3を通過する空気の流れを発生せ
ず、天井材3の汚れを防止できる。
〔実施例〕
以下にこの考案の一実施例を図面第1図乃至第
4図によつて説明する。尚、第5図の従来例と同
一部分は同一符号を付してその説明を省略する。
各図において、13は本考案のガーニツシユ組
立体を示し、これはインナーパネル5に当接しか
つこのインナーパネル5とで天井材3の外周縁3
aを保持するガーニツシユ14と、ガーニツシユ
14の裏面14fからインナーパネル5に設けら
れる孔5aを貫通して延長する通気孔構成部15
とからなる。このガーニツシユ組立体13は、第
3図に示すように、ガーニツシユ14の中央部側
でクリツプ16によつて取付けられ、このクリツ
プ16は一定間隔をおいて取付けられている。前
記通気孔構成部15は第2,4図図示の如く、ガ
ーニツシユ14の裏面14fに、ガーニツシユ1
4に天井材3の外周縁に沿つて所定の間隔で複数
個形成されている第2連通孔14cの周囲より上
記第1連通孔5aを介して天井裏空間11に延長
するごとく植設された複数の脚15aと、これら
の脚15aの先端を橋絡するごとくルーフパネル
4側に取付けられた目隠し片15bから成り、脚
15aと目隠し片15bに囲まれた小室15cは
ガーニツシユ14に設けた第1連通孔14cを介
して車室内12と連通しかつ脚15a間の第2連
通孔15dを介して天井裏空間11と連通してい
る。これら第1連通孔14c、小室15c、第2
連通孔15dとでガーニツシユ組立体13の通気
孔18を形成する。
この実施例の自動車天井構造は、ガーニツシユ
組立体13に形成した第1、第2連通孔14c,
15dを介して車室内12と天井裏空間11とを
連通した構成を有するので、走行時に天井材3が
上下に振動しても天井裏空間11が負圧になら
ず、従つて、天井材の微細孔を空気が通過するこ
とがなく、ゴミが天井材に付着することがない。
また、第1、第2連通孔14c,15dの大き
さ、数を所定のものに設定するときには、共鳴に
もとづく天井裏空間に生じる音波の振動数を、例
えば車室内で通常発生する音波の振動数500Hzと
等しくなるように設定して、車室内で発生する音
波を天井裏空間の音波で相殺して打消すことがで
き、天井材の吸音特性を向上できるという効果も
奏する。
〔考案の効果〕
この考案の自動車天井構造は、ガーニツシユに
天井材の外周縁に沿つて複数個の第1連通孔を形
成するとともに、インナーパネルには上記各第1
連通孔に対応する孔を形成し、かつ上記ガーニツ
シユの裏面には上記第1連通孔の周囲より上記孔
を介して上記天井裏空間に延長する複数本の脚を
植設して、これら脚間で第2連通孔を形成すると
ともに、これら脚の先端を橋絡する目隠し片を設
けて成り、上記第1、第2連通孔を介して上記天
井裏空間と車室内とを連通させるようにしたの
で、車室内の空気と天井裏空間の空気が第1、第
2連通孔を介して流動するので、天井裏空間が負
圧になることがなく、天井材に車室内のゴミが付
着することがなくなり、天井材の汚れを防止でき
る。
また、第1、第2連通孔は天井材の外周縁に沿
つてガーニツシユに複数個設けられているので、
第1、第2連通孔の数、大きさを設定すること
で、車室内で発生する音波を天井裏空間の音波で
相殺することができ、天井材の吸音特性を向上で
きる。
さらに、第2連通孔を形成する脚の先端には目
隠し片が設けられており、これにより、車室内か
らは第1連通孔を介してこの目隠し片が目視され
るだけなので、この目隠し片に適当な色彩を施し
ておくことにより美観を保てる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の車輌用天井構造の一実施例
を示す天井断面図、第2図は第1図の要部拡大
図、第3図は第1図の矢印方向から見た部分拡
大図、第4図は第2図の−断面図、第5図は
従来の車輌用天井構造の一例を示す天井断面図で
ある。 3……天井材、3a……天井材の外周縁、4…
…ルーフパネル、5……インナーパネル、5a…
…孔、11……天井裏空間、12……車室内、1
4……ガーニツシユ、14c……第1連通孔、1
4f……ガーニツシユ裏面、15a……脚、15
b……目隠し片、15d……第2連通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 インナーパネルに外周縁が取付けられた天井材
    と、この天井材の外周縁に沿つて設けられ、一端
    側でこの天井材の外周縁を被いかつ他端側がイン
    ナーパネルに固定されたガーニツシユとを備え、
    これら天井材、インナーパネル及びガーニツシユ
    により車室内と天井裏空間とが区画されて成る車
    輌用天井構造において、 上記ガーニツシユに天井材の外周縁に沿つて複
    数個の第1連通孔を形成するとともに、上記イン
    ナーパネルには上記各第1連通孔に対応する孔を
    形成し、かつ上記ガーニツシユの裏面には上記第
    1連通孔の周囲より上記孔を介して上記天井裏空
    間に延長する複数本の脚を植設して、これら脚間
    で第2連通孔を形成するとともに、これら脚の先
    端を橋絡する目隠し片を設けて成り、上記第1、
    第2連通孔を介して上記天井裏空間と車室内とを
    連通させたことを特徴とする車輌用天井構造。
JP1987045309U 1987-03-27 1987-03-27 Expired - Lifetime JPH056229Y2 (ja)

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JPS63151371U JPS63151371U (ja) 1988-10-05
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