JPH0562167U - ファンモータ - Google Patents

ファンモータ

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JPH0562167U
JPH0562167U JP955392U JP955392U JPH0562167U JP H0562167 U JPH0562167 U JP H0562167U JP 955392 U JP955392 U JP 955392U JP 955392 U JP955392 U JP 955392U JP H0562167 U JPH0562167 U JP H0562167U
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JP
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fan
lead
fan housing
slit
circuit board
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JP955392U
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康雄 清水
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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ回路基板のランド部の接続部分を保護
でき、風の外径方向への吹き出しを防止できるファンモ
ータを提供する。 【構成】 ファンハウジング1の外周縁の一部に切欠部
26を形成する。切欠部26とファンハウジング1内部とを
連通させるスリット30を形成する。モータ回路基板20の
帯板状リード部24の先端部をスリット30に挿通する。リ
ード部24の先端部を固定するカバー片32を切欠部26に固
着して、リード部24の先端部に設けた配線接続用ランド
部25を包囲する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はファンモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、小型のファンモータを内装したファンハウジングにおいては、モータ回 路基板と外部電源等をつなぐ複数のリード線を、ファンハウジングの内面に沿っ て配線し、その内面にリード線を接着等で固定していた。そして、ファンハウジ ングの外周壁に形成した径方向の貫孔から、リード線の端末部をハウジング外部 へ引き出して、外部電源等に接続していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、リード線を接着等で固定すると、リード線がファンハウジングの内面 から浮き上がってしまい、回転するファンの羽根部によってリード線が擦られて 損傷する問題や、ファンによって発生する風が、上記貫孔の隙間から外径方向に も吹き出して騒音が発生する問題があった。
【0004】 そこで、本考案は従来のこのような問題点を解決するファンモータを提供する ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、ファンハウジングの外周縁の一部に切 欠部を形成すると共に、該切欠部と該ファンハウジング内部とを連通させるスリ ットを形成し、さらに、モータ回路基板の帯板状リード部の先端部を該スリット に挿通し、該リード部の先端部を固定するカバー片を上記切欠部に固着して、該 リード部の先端部に設けた配線接続用ランド部を包囲したものである。
【0006】
【作用】 リード部の先端部をスリットに挿通して、カバー片を切欠部に固着するだけで 、モータ回路基板のホール素子と、この各ホール素子に対応するステータとの回 転方向の相対的な位置決めができると共に、リード部がファンハウジング内面に 近接乃至当接した状態で固定され、回転するファンの羽根部でリード部が擦れる ことがない。
【0007】 カバー片によって、ランド部の接続部分を保護できると共に、切欠部が密閉状 となり、ファンによって発生する風の外径方向への吹き出しを防止できる。
【0008】
【実施例】
以下実施例を示す図面に基づいて本考案を詳説する。
【0009】 本考案に係るファンモータの拡大正面断面図である図1と、その平面図の図2 に於て、1は小型(例えば、40mm角で厚みが10mm程度)で一方開口状の箱形のプ ラスチック製ファンハウジングである。
【0010】 ファンハウジング1は、ファン2の外周を包囲する平面視略正方形の外周壁部 3と、円筒状ボス部4が突設されたファン取付壁部5と、円形状のファン取付壁 部5と外周壁部3とを放射状に連結する複数のアーム部6…と、からなる。
【0011】 アーム部6…は平板状で、1箇所のみ幅広のアーム部6aとなっている。また 、ファン取付壁部5の厚みは、アーム部6…の厚みよりも薄くなっている。
【0012】 このファン取付壁部5,外周壁部3及びアーム部6…によって、通風口7…が 形成される。
【0013】 ファン2は、碗形基部8と、この碗形基部8の外周面から突設された複数の羽 根部9…と、からなり、回転軸10が碗形基部8の中心孔部に挿入固着される。
【0014】 ファンハウジング1の中心に在るボス部4の内周面には、円筒状のスリーブ11 が固着されており、ベアリング12,12を介して、回転軸10が回転自在にスリーブ 11に枢着される。
【0015】 碗形基部8内には、ロータホルダ13とロータマグネット14が内嵌状に固着され る。ステータコア15とステータコイル16からなるステータ17は、ロータマグネッ ト14に近接対峙するように、スリーブ11に外嵌状に固着され、ファン2が所定方 向に回転する。
【0016】 18はボス部4端面に突設されたステータ位置決め用の突起で、ステータコア15 の内周に形成されたノッチ19に嵌合する。
【0017】 20は薄肉(厚み寸法Aが 0.6mm程度)のモータ回路基板であって、このモータ 回路基板20の素材としては、例えば、可撓性フィルム等を用いることも可能であ るが、回路基板が撓まないようにガラス繊維入りエポキシ樹脂等を用いるのが望 ましい。
【0018】 ステータコイル16の端末部が電気的に接続されるモータ回路基板20は、ホール 素子21,ドライブIC22等の各種電子部品や配線用導体パターンを有する平板円 環状の基板本体部23と、基板本体部23から外径方向に延伸する帯板状のリード部 24と、からなる。
【0019】 リード部24は、上記各種電子部品等につながる(リード線としての)導体パタ ーンを有し、この導体パターンと導通する外部配線接続用ランド部25…が、リー ド部24の先端部に適数個形成される。
【0020】 図3はアーム部6aと外周壁部3の連結部近傍の要部拡大図で、ファンハウジ ング1の外周壁部3の外周縁の一部には、凹状に窪んだ切欠部26が形成されてい る。
【0021】 切欠部26の鉛直状の左右側面には凸段部27a,27bが形成され、平坦な底面28 は外周壁部3の端面3aと略平行に形成される。また、切欠部26は外径方向に僅 かに張り出した弯曲面29を有している。
【0022】 この弯曲面29に隣接するスリット30が、アーム部6aと切欠部26によって形成 され、切欠部26とファンハウジング1内部とを連通させる。
【0023】 具体的には、スリット30は、アーム部6aと外周壁部3の連結部位を、外周壁 部3の内周面に沿って、所定長さだけ切欠いて形成される。
【0024】 これにより、外周壁部3を僅かな径方向厚み(例えば1mm)だけ残して形成さ れた支持壁部31と、アーム部6aの一側端縁部のみが連結された状態となる。
【0025】 また、スリット30の幅寸法Bは、リード部24を挿通できるように、モータ回路 基板20の厚み寸法Aよりも僅かに大きい寸法となっている。
【0026】 32は切欠部26と嵌合するプラスチック製のカバー片で、切欠部26の底面28に対 応する部分が開口状となっている。
【0027】 カバー片32の前壁部33には、外部配線挿通用の凹所34が形成され、左右側壁部 35,36には、山型の突条部37a,37bと、切欠部26の凸段部27a,27bに嵌合す る凹段部38a,38bと、が形成される。
【0028】 カバー片32の後壁部39は、弯曲面29と外周壁部3の内周面に沿った形状となっ ている。
【0029】 カバー片32を切欠部26に嵌合させた状態においては、図1と図4に示すように 、後壁部39と底面28との間に、幅寸法Cの間隙が生じるように、後壁部39の高さ 寸法が設定される。
【0030】 この幅寸法Cは、スリット30に挿通したリード部24に後壁部39が当接するよう に、モータ回路基板20の厚み寸法Aと略同一に設定される。
【0031】 そして、モータ回路基板20をファンハウジング1に固定するには、図3の如く 、リード部24の先端部をスリット30に挿通し、弯曲面29にリード部24を当接させ た状態にして、図1に示すように、ステータ17に固着された取付杆等を介して、 ステータコア15の外周縁部に、基板本体部23を外嵌状に固着する。
【0032】 さらに、図1と図2の如く、リード部24の先端のランド部25…に、外部配線40 …をハンダ付け等にて接続した後、凹所34から外部配線40…を引き出して、切欠 部26にカバー片32を溶着、接着、カシメ等にて固着し、リード部24の先端部を固 定して、モータ回路基板20をファンハウジング1に固定する。
【0033】 これにより、リード部24が(浮き上がることなく)アーム部6aに近接乃至当 接した状態でファンハウジング1に確実に固定されると共に、カバー片32にて、 リード部24の先端部に設けたランド部25…が包囲される。
【0034】 従って、カバー片32によって、ランド部25…と外部配線40…との接続部を保護 でき、かつ、切欠部26がほぼ密閉状となって、ファン2によって発生する風が、 外径方向へほとんど吹き出すことがない。
【0035】 即ち、カバー片32の前後壁部33,39によって上記風を弱めて、直接外径方向へ 吹き抜けるのを防止している。さらに、図例の形状のカバー片32の場合、嵌合状 態において切欠部26とカバー片32との間にできる空隙に、接着剤を充填させてカ バー片32を切欠部26に接着すれば、強固に固着でき、一層密閉度を向上させるこ とができる。
【0036】 また、上述の如く、スリット30に挿通したリード部24を弯曲面29に当接させた 状態(図3参照)にすれば、同時に、基板本体部23のホール素子21…と、この各 ホール素子21に対応すべきステータコア15のティースが、面対向状となるように 設定されており、容易に回転方向の相対的な位置決めが可能となる。
【0037】
【考案の効果】
本考案は上述の如く構成されているので、次に記載するような著大な効果を奏 する。
【0038】 ランド部25…と外部配線40…との接続部を絶縁及び取付保護でき、しかも、切 欠部26が密閉状となって、ファン2によって発生する風が、ファンハウジング1 の外径方向に吹き出すことがなく、騒音を効果的に防止できる。
【0039】 モータ回路基板20のホール素子21とステータ17との回転方向の相対的な位置決 めが簡単にでき、作業性が向上する。
【0040】 リード部24がアーム部6aに近接乃至当接した状態で、確実にファンハウジン グ1に固定されるので、ファン2の羽根部9によってリード部24が擦られること がなくモータの信頼性が向上する。特に、各部品の取付けスペースの狭い小型の ファンモータにおいて本考案は効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す拡大正面断面図であ
る。
【図2】同拡大平面図である。
【図3】切欠部近傍の拡大斜視図である。
【図4】切欠部にカバー片を固着した状態を示す要部拡
大図である。
【符号の説明】
1 ファンハウジング 20 モータ回路基板 24 リード部 25 ランド部 26 切欠部 30 スリット 32 カバー片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンハウジング1の外周縁の一部に切
    欠部26を形成すると共に、該切欠部26と該ファンハウジ
    ング1内部とを連通させるスリット30を形成し、さら
    に、モータ回路基板20の帯板状リード部24の先端部を該
    スリット30に挿通し、該リード部24の先端部を固定する
    カバー片32を上記切欠部26に固着して、該リード部24の
    先端部に設けた配線接続用ランド部25を包囲したことを
    特徴とするファンモータ。
JP1992009553U 1992-01-30 1992-01-30 ファンモータ Expired - Lifetime JP2561988Y2 (ja)

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JPH0562167U true JPH0562167U (ja) 1993-08-13
JP2561988Y2 JP2561988Y2 (ja) 1998-02-04

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009078805A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Wat Automotive Systems Ag シート調節機能付き多種部品集積モジュール

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0218697U (ja) * 1988-07-15 1990-02-07
JPH0286996A (ja) * 1988-09-20 1990-03-27 Fujitsu Ltd ファンの回転異常検出器

Patent Citations (2)

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JP2561988Y2 (ja) 1998-02-04

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