JPH0561976B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスプレー式ボンベを固定しボンベから
離れた位置でボンベのスプレーボタンを押圧でき
るスプレー装置に関するものである。

〔従来の技術〕 スプレー式ボンベのスプレーボタンを、スプレ
ー式ボンベより離れた位置で押圧する装置として
は、実開昭60−74757号明細書に記載されている
スプレー操作具が知られている。このスプレー操
作具は、スプレー式ボンベを挟持する挟持辺と、
挟持辺に一体的に取付けられたハンドルと、ハン
ドルに揺動自在に保持されスプレーボタンを押圧
する操作レバーとで構成されている。この従来の
スプレー操作具は、スプレーボタンを指等で押圧
する際に、噴出した噴出物が指等に付着するのを
防止するためのものである。

人の手よりはるかに離れた所を散布するスプレ
ー操作具としては、実開昭55−174965号公報およ
び実開昭58−26957号公報に記載されたスプレー
操作具が知られている。これらのスプレー操作具
は、ボンベ保持部とボンベのスプレーボタンを押
す押圧部とを持つ基体と、基体に一端が係止され
た竿体と、一端が押圧部と係合し他端が竿体の他
端に伸びる索道とで構成されている。これらのス
プレー操作具は、竿体の他端に有る索道の他端を
操作することにより、索動の一端が基体の押圧部
を押し、スプレーボタンの押圧を可能とするもの
である。このため人の手によりはるかに離れて所
にあるスプレーを操作できる。

〔本発明によつて解決される問題点〕

スプレーボタンを手で直接操作する代りに、ス
プレー操作レバーを操作具に取り付け、スプレー
ボンベから離れた位置で、スプレーボタンの押圧
操作を可能にしている。そして、実開昭55−
174965号及び実開昭58−26457号の公報に示され
ているスプレー操作具は、竿体と索道を使用する
ことにより、高い木の枝の先にいる害虫を殺すた
めに、人の手よりはるかに離れた所を散布するこ
ともできる。しかし、竿体と索道をもつ従来のス
プレー操作具は、ボンベの取付角度を変えるため
に、基体と竿体とを所定角度に変更して固定する
と、索道の他端も基体の取付角度の変更ととも
に、竿体に対して相対移動する。このため、索道
の他端の操作部分が、基体を竿体の取付角度の変
更の毎に変化するという不都合がある。

本発明は、人の手の届かない高い所、あるいは
奥まつた所で、より容易にスプレーボンベの操作
を可能にするスプレー装置を提供するものであ
る。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明のスプレー装置は、ボンベ保持部と該ボ
ンベ保持部に保持されたボンベのスプレーボタン
を押す押圧部とを有する基体と、 該基体に一端が係止された竿体と、 該基体の該押圧部を駆動できるように一端が該
押圧部と係合し他端が該竿体の他端部に伸びる索
道とで構成され、 該竿体の一端は、該基体の一端に揺動自在に枢
支され、該基体または該竿体の枢支軸部分に、該
索道が屈曲して案内されるガイドを持ち、 該索道を操作することで該押圧部が駆動されボ
ンベの該スプレーボタンを押圧できる構成とした
ことを特徴とするものである。

本発明のスプレー装置では、基体のボンベ保持
部にボンベを保持し、竿体の一端に係止された基
体の他端側で、索道を操作することにより、基体
のスプレーボタンを押圧する。これにより、手の
届かない高い所で、ボンベのスプレーボタンを押
すことができ、手の届かない位置でのスプレー操
作が行える。

本発明のスプレー装置は、既存のスプレー式ボ
ンベを使用するもので、スプレー物体が封入され
たボンベを有するスプレーボンベに使用できる。
このスプレー式ボンベとしては、噴霧式の殺虫ボ
ンベ、塗装ボンベ等のあるいはボンベの太さとか
長さの種々のスプレー式ボンベが使用できる。

本発明のスプレー装置は、ボンベ保持部と、ス
プレーボタンを押す押圧部とを有する基体と、こ
の基体に一端が係止された竿体と、一端が押圧部
と係合し、他端が竿体の他端部に伸びる索道とで
構成されている。

基体は、ボンベを固定するためのボンベ保持部
と、基体に保持されたボンベのスプレーボタンを
押すための押圧部とを必要とする。ボンベ保持部
は、紐あるいはゴム、ワイヤー、マグネツト等で
構成することもできる。また、機械的にネジ止
め、挟持爪を使つたもの等種々の固定装置を用い
ることができる。なお、スプレー装置を床等に立
て掛けるために、基体には、脚部を設けることが
できる。脚部は、３点脚部でも、４点脚部でもよ
い。なお、本発明のスプレー装置は、全体とし
て、比較的軽量なものとすることが好ましく、ボ
ンベ自体の重量が比較的重いために、ボンベ保持
部を、所定の形状を有するリング状、馬蹄状と
し、この保持部に脚部を設けるのが、好ましい。

竿体は、通常の棒状体または伸縮自在なフレキ
シブルチユーブ等を使用することができる。ま
た、シリンダとピストンのような少なくとも２本
の筒と、ピストンのような伸縮性の有るものを使
用することもできる。竿体は、基体に対して、揺
動自在に所定の角度で固定できる。このために、
竿体の一端を、基体に枢支し、この枢支軸を軸心
として、動揺する構成になつている。

また、基体または竿体は、それらの枢支軸部分
に索道が屈曲して案内されるガイドを持つ。な
お、揺動を固定するために、ネジ等が使用でき
る。

ガイドは、基体の押圧部から、基体と係止され
ない竿体の一端まで伸びる索道の通り道を拘束す
る手段である。ガイドがなければ、竿体を基体に
対して揺動させた時に、索道は最短の道を通るよ
うになり、索道の必要な長さが変化してしまい、
場合によつて、押圧部を駆動不能となる。

索道は、押圧部を駆動するものであり、材質は
問わないが、この押圧部を駆動する荷重では、切
断しない線材を利用することができる。そして、
この索道は、その操作性を良くするために、例え
ば、自動巻き取りの繰り出し部を持つことが、望
ましい。更に、この繰り出し部は、不容易に索道
が操作されないように、索道を固定するロツク装
置を持つことが、望ましい。この繰り出し部の機
構は、例えば、従来利用されている釣り用のリー
ルや巻き尺の機構を、そのまま或いは一部変更し
て利用できる。

〔作用〕

本発明のスプレー装置は、基体、竿体、索道と
から構成されている。

基体の有するボンベ保持部は、ボンベを固定し
て保持する。

竿体は、この基体に対して、揺動自在に、その
一端を係止されている。この揺動角度を変更する
ことにより、竿体に対するボンベの取り付け方向
（角度）を、任意に変更できる。

索道は、基体が有する押圧部に対して、その一
端を係止され、基体と竿対との枢支軸部分に設け
たガイドに案内され、基体に係止されていない竿
体の他端に対して、その他端を係止されている。

従つて、この索道の他端が操作されると、その
一端が押圧部を駆動し、押圧部の作動力により、
スプレーボタンが押圧され、所定の方向にスプレ
ーを噴霧できる。また、索道は、基体と竿体との
枢支軸部分に設けたガイドに案内されているた
め、基体と竿体との相対角度を変更しても、索道
の他端の位置は、ほとんど変化しない。

ガイドは、竿体と基体との枢支軸の近傍に設置
され、基体に対して竿体を揺動させた時に、索道
の必要とする長さを変化させないために、索道の
支持点として機能する。従つて、ガイドは、索道
が最短の道を通ることのないように拘束し、ま
た、索道に適度な張力を付与する作用と、さら
に、索道を適度な角度に屈曲する作用とを行う。
つまり、前述したガイドに案内されるとは、ガイ
ドがこのような作用を行うことを意味する。

〔実施例〕

以下、本発明のスプレー装置を、具体的な実施
例に基づいて説明する。この実施例は、たとえば
植木等の高所に噴霧できるように、本発明装置に
小型の市販の殺虫剤ボンベ（以下単にボンベと称
する）に装着できるようにしたものである。

スプレー装置の全体斜視図を第１図に示す。

このスプレー装置は、基部１０、竿体２０、索
道３０、及び本発明装置に装着されるボンベ９０
とから構成されている。

基部１０は基部１０の中心部となる山形状のブ
ラケツト１７と、このブラケツト１７の底部に固
定される２個のリング状のボンベホルダー１１
と、ブラケツト１７に揺動自在に保持されてその
先端部でボンベ９０のスプレーボタン９１を押す
鍵状の可動レバー１５とから構成されている。

ボンベホルダー１１は、その形状を第２図に示
すように、収納されるボンベ９０の外形より大き
く形成された略六角形状の空洞部１１１と、上部
にブラケツト１７と嵌合する嵌合溝１１３と、こ
の嵌合溝１１３へ側方から連通する固定ボルト用
の貫通孔１１５および下方に設けられた中心軸対
称に開いた２個の足１１７とを有するリング状で
ある。そして、この空洞部１１１の下方両側の内
周面にボンベ９０の外周面と当接する滑り止め用
のゴム材１１８が固定されている。又、ボンベホ
ルダ１１の空洞部１１１は略円形にしてもよい。

可動レバー１５は、その平面図を第３図に示す
ように、ボンベ９０のスプレーボタン９１を押す
くちばし状の押圧部１５１と、この押圧部１５１
に延在し索道３０の駆動力を受ける本体部１６１
とから構成されている。押圧部１５１の付け根に
は、貫通孔１５３を持つブツシユ１５５が固定さ
れている。このブツシユ１５５には、後述するブ
ラケツト１７に回転自在に保持される固定ボルト
１７９が、回動自在に保持されている。押圧部１
５１と対向する本体部１６１の端部には、索道３
０の一端を固定するとともに、索道３０による駆
動力で、固定ボルト１７９を中心として可動レバ
ー１５を回転させる。リール１６７から伸びる索
道３０を、可動レバー１５に係止する係止部１６
５（第１図）を設け、索道をロツクするネジ穴１
６３等が配設されている。

ブラケツト１７は、その形状を第４図に示すよ
うに、頂上部１７１から裾部１７３に至る山形状
のプラスチツクを成形して得られる。このブラケ
ツト１７には、裾部１７１にボンベホルダー１１
の頂部が嵌合する嵌合溝１７５と１７７と、裾部
１７３の一端部に設けられた可動レバー１５を軸
支するネジ穴１７９と、ほぼ中央部に設けられた
竿体２０を軸支するネジ穴１８１と、このネジ穴
１８１を中心とし頂上部側に形成された円弧状の
スリツト１８３と、裾部端面１８７にボンベホル
ダー１１を固定するネジ穴１７８と、可動レバー
１５を不作動とするロツク板１５７を回動自在に
保持するネジ穴１５８とが設けられている。さら
に、裾部の中央には第５図にその一部断面を示
す、ネジ穴孔１２５を持つサイドブロツク１２６
が固定されている。このネジ穴１２５は、ボンベ
９０の外周面を押し付けるロツクナツトネジ１２
５を持つセツトボルト１２３と螺合するネジ穴で
ある。

竿体２０は、第１図、第６図および第７図に示
すように、樹脂の肉厚バイブで、一方の蝶ネジ２
１１で固定するために中心軸に向かつて開けられ
た貫通孔２１３と、他方の端部に摺動部２１５を
持つ竿本体２１と、この竿本体２１の摺動部２１
５により長手軸方向に摺動することで索道３０を
引つ張つたり緩めたりする握り手２３と、ブラケ
ツト１７に軸支されこの竿本体２１が蝶ネジ２１
１で固定されるネジ穴が形成された連結板２５と
から構成されている。この握り手２３の径小摺動
部２１５には、長穴が配設されており、握り手２
３には、中心を通る貫通孔２３１が設けられてい
る。この径小摺動部２１５に握り手２３を挿通
し、長穴と、貫通孔２３１と、次に述べる索道３
０の端部に形成された輪部３０１とが一直線状に
なるようにセツトし、取り付けボルト２３５を挿
通して固定できる構造になつている。

なお、連結板２５は、その形状を第７図に示す
ように、前述したネジ穴１８１と螺合するネジを
挿通する貫通穴と、スリツト１８３に案内され連
結板を自在に係止する蝶ネジ２１２と螺合するネ
ジ穴と、竿体２０を基体１０に固定する蝶ネジ２
１１と螺合するネジ穴と、索道３０を案内する２
個のガイドローラ１８５（第１図と第７図）が回
転自在となるように枢支する取り付け穴とが、配
設されている。

ガイドローラ１８５は、本発明のガイドであ
る。ガイドローラ１８５は、取り付け穴に挿入し
て枢支される軸部分と軸部分が取り付け穴から抜
けないように係止する保持部分と、索道３０と接
触して案内する円盤部分とで形成されており、第
７図に示すように、基体１０に連結板２５を介し
て枢支された竿体２０が、基体１０と竿体２０と
の枢支軸部分が螺合されるネジ穴１８１を中心に
揺動した時（図中の一点鎖線表示）に、索道３０
が最短の道程３００を通る（図中の２点鎖線表
示）等、索道の必要とする長さを変化させること
がないように拘束し、また、接触して適度な張力
を与え、さらに、適当な角度に屈曲させる支持点
として機能するように設置されたものである。ガ
イドローラ１８５が２個有る理由は、基体１０に
対して竿体２０が左右どちらの方向に揺動して
も、ガイドローラ１８５が索道３０を支持可能と
するためである。ガイドローラ１８５の前述した
機能を確保するため、基体１０と竿体２０の枢支
軸部分が螺合されるネジ穴１８１は、２個のガイ
ドローラ１８５の中央に配置されている。

索道３０は、例えば、鋼製ワイヤで形成されて
おり、第６図に示すように、可動レバー１５に取
り付けられたワイヤ係止部１６３に、一端が固定
され、ガイドローラ１８５に案内されて竿本体２
１の内部を通り、握り手２３の端部２３１に、残
る他端３０１が固定されている。

本実施例装置は、以上の様に構成されている。

次に本実施例装置にボンベ９０を装着する手順
及びこの実施例装置の作用（使用方法）を説明す
る。

初期状態において、セツトボルト１２３は、第
８図で示すように、基体１０の上方に保持されて
いる。この状態で、ボンベ９０が空洞部１１１に
挿入される。この後、セツトボルト１２３をボン
ベ９０の外周面と当接するまで回転させ（空洞部
１１１の内部側へ）、ボンベ９０が緩まないよう
にセツトボルト１２３により固定される。

このように、噴霧の準備が完了した本実施例装
置は、例えば、背丈よりも充分高い庭木の消毒を
する時に利用される。

噴霧しようとする辺りに、ボンベ９０の噴射孔
が向けられる。この時、噴射孔が所定の方向にセ
ツトできない場合は、連結板２５をスリツト１８
３に沿つて回転させて、竿体２０とブラケツト１
７の為す相対角度を変更することが出来る。この
時の様子を第７図に示す。この状態にて、握り手
２３を引くことで索道３０が引かれ、可動レバー
１５が回転し、スプレーボタン９１が押され、所
定の方向に消毒ができる。

本実施例によれば、スプレー装置を基体１０、
竿体２０、索道３０とから構成し、本実施例装置
にボンベ９０を装着したことで、操作物の手元か
ら遠く離れた所を、その噴射方向をも含めて容易
に消毒ができる。その時、噴霧の一部が操作者に
かかることもない。更に、ボンベ９０の交換もた
やすく行うことができる。

なお、保持部として、本実施例以外にも、変形
例として例えば第９図で示すようにゴム輪２７１
を用いたり、第１０図に示すように止め輪２７３
を利用したりすることができる。

また、索道３０のロツク装置として、不容易に
スプレーボタン９１を押さないように、レバーロ
ツク１５７を設けることができる。また、高所等
への操作用に、竿体２０の長さを伸縮自在型にし
た他の実施例を第１１図に示す。第１１図の上部
は、竿体２０の内筒２１と外筒１１からなつてお
り、ロツクボルト２１４によつて必要な長さでロ
ツクされる。第１１図の下部は、索道３０の収納
の実施例を示したもので、握り手２４の内部に設
けることができる。即ち、握り手２４の袋部２８
１の内部には、鋼製ゼンマイ２８３が収納されて
おり、この鋼製ゼンマイ２８３の張力により、握
り手２４及び索道３０が、竿本体２１と２２の枢
支側に常に引かれるようになつており、常に必要
な長さにコントロールされる。この状態にて、ロ
ツクボルト３００によりロツクする。なお、当然
ながら、竿体を伸縮するときは、ロツクボルト３
００を緩めることになる。この状態にて、握り手
２４を引つ張る操作をすれば、索道３０が引つ張
られ、可動レバー１５がボンベ９０のスプレーボ
タン９１を押す作用となる。

〔発明の効果〕

本発明のスプレー装置は、ボンベ保持部と、該
ボンベ保持部に保持されたボンベのスプレーボタ
ンを押す押圧部と、該押圧部を有する基体と、該
基体に一端が係止された竿体と、該基体の該押圧
部を駆動できるように一端が該押圧部と係合して
他端が竿体の他端部に伸びる索道とで、構成され
る。

該索道を操作することで、該押圧部が駆動さ
れ、ボンベの該スプレーボタンを押圧できる構成
としたことで、操作者の手元から遠く離れたとこ
ろを、噴射方向をも含めて容易に噴霧して、消毒
等に利用できる。そして、噴霧の一部が、操作者
にかかることもない。更に、ボンベの交換も、た
やすく行うことができる。

また、索道を案内するガイドを、基体と竿体の
との枢支軸部分の近傍に設けている。このガイド
は、基体に対して竿体を揺動させた時に、索道の
必要とする長さを変化させないように拘束し、且
つ、索道に適度な張力を付与し、且つ、索道を屈
曲させる、索道の支持点としての機能を持つ。ガ
イドに適するものとして、ピンやローラ等が考え
られるが、策道には押圧部を駆動する荷重を負荷
するために、駆動可能なように接触抵抗を少なく
する必要があり、その理由から、回転可能で接触
抵抗の少ないローラが、最適と考えられる。本発
明のガイドたるこのガイドローラのため、基体と
竿体とが為す揺動の角度を変更しても、索道全体
には、たわみや、過大な接触抵抗による過度な張
力は、生じない。従つて、索道の駆動操作が、よ
り容易となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の具体的な実施例に係わるス
プレー装置の全体斜視図である。第２図は、同実
施例で用いたボンベホルダーの外形図である。第
３図は、同実施例で用いた可動レバーの外形図で
ある。第４図は、同実施例で用いたブラケツトの
外形図である。第５図は、第４図のサイドブロツ
クの部分断面図である。第６図は、連結板と竿体
の取り付け部分および握り手の部分の詳細を示す
断面図である。第７図は、ブラケツトと連結板と
の回動状態を示す部分図である。第８図は、ボン
ベをセツトした状態を示す部分図である。第９図
は、ボンベホルダーの他の変形例を示す部分図で
ある。第１０図は、ボンベホルダーのさらに他の
変形図を示す部分図である。第１１図は、竿体お
よび索道の伸縮と、ロツク構造を示す部分断面図
である。 １０……基体、１１……ボンベ保持部、１５…
…可動レバー、１７……ブラケツト、２０……竿
体、２１……竿本体、２３……握り手、２５……
連結板、３０……索道、１８５……ガイドロー
ラ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ボンベ保持部と該ボンベ保持部に保持された
   ボンベのスプレーボタンを押す押圧部とを有する
   基体と、 該基体に一端が係止された竿体と、 該基体の該押圧部を駆動できるように一端が該
   押圧部と係合し他端が該竿体の他端部に伸びる索
   道とで構成され、 該竿体の一端は該基体に揺動自在に枢支され該
   基体または該竿体の枢支軸部分に該索道が該枢支
   軸部分で屈曲して案内されるガイドをもち、 該索道を操作することで該押圧部が駆動されボ
   ンベの該スプレーボタンを押圧できる構成とした
   ことを特徴とするスプレー装置。 ２ 基体は索道の動きを固定するロツク装置をも
   つ特許請求の範囲第１項記載のスプレー装置。 ３ 基体は竿体を枢支する枢支軸と該枢支軸の同
   心円上にある弧状の固定ガイド部をもち該竿体は
   該固定ガイド部と係合する揺動固定手段をもつ特
   許請求の範囲第１項記載のスプレー装置。 ４ 竿体は他端部に該竿体の長手軸方向に摺動自
   在に保持された握り手部をもち索道の一端が該握
   り手部に係止されている特許請求の範囲第１項記
   載のスプレー装置。 ５ 竿体は外筒と該外筒内に摺動自在な内筒で構
   成され索道はその一端部にリール式の繰出部をも
   つ特許請求の範囲第１項記載のスプレー装置。 ６ 繰出部は押圧部に保持され該押圧部は該索道
   の一部を該押圧部に係止する係止部をもつ特許請
   求の範囲第４項記載のスプレー装置。 ７ 繰出部は自動巻き戻し式の巻取器で構成さ
   れ、該巻取器は操作部に保持されている特許請求
   の範囲第４項記載のスプレー装置。 ８ 保持部は外周部に２本の足をもつ２個のリン
   グで構成され竿体の係止されている側と反対側に
   かつ該足が該竿体と反対側に位置する配置で基体
   に固定され２個の該リングのリング内面でボンベ
   を固定し、該足で立置できる構成とした特許請求
   の範囲第１項記載のスプレー装置。 ９ ２個のリングの略中間に位置する基体の部分
   にはボンベを該リングの該部分と対向する内周面
   に押圧して固定する締め付ボルトをもつ特許請求
   の範囲第８項記載のスプレー装置。 １０ 保持部は基体に設けられた固定表面部と該
   固定表面部にボンベを固定するゴム等の伸縮部材
   で構成されている特許請求の範囲第１項記載のス
   プレー装置。 １１ 保持部は両端が脚部となる馬蹄状の弾性体
   で構成され該弾性体の弾性力でボンベを保持する
   特許請求の範囲第１項記載のスプレー装置。