JP7113126B1 - ペイントスプレー型撃退装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボンベの噴射ボタンを確実に押し下げることができ、かつワイヤーの伸びによる悪影響を最小限にとどめることができるペイントスプレー型撃退装置を提供する。【解決手段】引き金2と、第1歯車3と、第1歯車3と噛合する第2歯車4と、第2歯車4に固定されたプーリ5と、プーリ5の外周部に掛け回される2本のワイヤー6と、ワイヤー6の略水平方向の変位を略上下方向の変位に変換する変換部7と、シリンダ8内に配置され、2本のワイヤー6の変位により略上下方向に駆動されるピストン9と、ボンベ支持ホルダ11と、ピストン9の下端に位置するボタン操作部13とを有し、引き金2の操作により2本のワイヤー6を介しピストン9を下降させることにより、ボタン操作部13で噴射ボタン12を押下して塗料ボンベ内10の塗料スプレーを撃退対象に向かって噴出させるペイントスプレー型撃退装置1。【選択図】図1

Description

本発明は、ペイントスプレー型撃退装置に関する。
従来、熊等の野生生物に防犯スプレーを噴射するための装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の図8及び段落[0009]等には、噴射トリガ12を操作することでワイヤ17が引っ張られ、略L字形状の噴射ボタン押圧具18が回動してボンベ5の噴射ボタン19を押圧し、防犯スプレーが噴射される野生動物撃退ステッキについて記載されている。
特開2006-121977号公報
上記従来技術の野生動物撃退ステッキでは、ワイヤ17を引っ張ったとしても、L字型の噴射ボタン押圧具18が噴射ボタン19を十分に押し下げるのは実際には困難であった。また、噴射ボタン押圧具18の先端が噴射ボタン19に適切に接するためにはワイヤ17の長さが厳密に正確でなければならない。もしワイヤ17が若干長い場合噴射ボタン押圧具18の先端は噴射ボタン19を押すことができない。またワイヤ17が若干短い場合は噴射ボタン押圧具18の先端は噴射ボタン19の上で停止したままとなるか、噴射ボタン19を通り越してしまう可能性がある。また噴射ボタン押圧具18に自己復元力がないので噴射ボタン19で停止した、あるいは噴射ボタン19を通り越した噴射ボタン押圧具18が元に戻らない。またワイヤ17が1本しか設けられていないのでワイヤ17の強度の劣化等による作動不良が起こりやすくなるという問題があった。
本発明の目的は、ユーザの操作でボンベの噴射ボタンを確実に押し下げることができ、かつワイヤーの伸びによる悪影響を最小限にとどめることができるペイントスプレー型撃退装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、操作者が操作可能な引き金と、前記引き金の操作により回転する第1歯車と、前記第1歯車と噛合し、前記引き金が操作されることにより回転する第2歯車と、前記第2歯車に固定され、前記引き金の操作により回転するプーリと、前記プーリの外周部に掛け回され、当該プーリの回転により駆動されて略水平方向に変位する2本のワイヤーと、前記2本のワイヤーの略水平方向の変位を略上下方向の変位に変換する変換部と、シリンダ内に配置され、前記変換部を介し変換された略上下方向の前記2本のワイヤーの変位により略上下方向に駆動されるピストンと、市販の塗料ボンベを直立姿勢にて支持可能に構成され、上下方向のボンベ支持位置を可変に設定可能なボンベ支持ホルダと、前記ピストンの下端に位置し、前記ボンベ支持ホルダに支持された前記塗料ボンベの噴射ボタンに対向するボタン操作部と、を有し、前記引き金の操作により前記2本のワイヤーを介し前記ピストンを下降させることにより、前記ボタン操作部で前記噴射ボタンを押下して前記塗料ボンベ内の塗料スプレーを撃退対象に向かって噴出させるペイントスプレー型撃退装置であることを特徴としている。
本願発明においては、操作者が引き金を操作すると第1歯車が回転し、これに噛合する第2歯車が回転することでプーリが回転する。プーリの外周部には2本のワイヤーが掛け回されており、上記プーリの回転によって2本のワイヤーが略水平方向に駆動されて変位する。これら2本のワイヤーの延設方向の途中には変換部が設けられており、上記略水平方向の変位は変換部によって略上下方向の変位に変換される。
このとき、本願発明においては、シリンダ内に、ピストンが上下方向に往復動可能に設けられる。このピストンは、上記のように変換部により変換された2本のワイヤーの略上下方向の変位により略上下方向に駆動される。このとき、ボンベ支持ホルダに、市販の塗料ボンベが直立姿勢にて支持されており、ピストンの下端に位置するボタン操作部がこのように支持された塗料ボンベの噴射ボタンに対向して配置されている。
上記構成により、前述のように引き金が操作されて2本のワイヤーが駆動されることで上記ピストンが下降し、これによってボタン操作部が噴射ボタンを押下する。この結果、塗料ベンベ内の塗料がスプレー状になって撃退対象へと噴出される。
以上の構成及び動作により、本願発明によれば、塗料ボンベの噴射ボタンを確実に押し下げることができ、しかもワイヤーの伸びによる悪影響を最小限にとどめることができる。
本発明のペイントスプレー型撃退装置によれば、ワイヤーの長さが所定の長さより若干短くても、また長くても、ユーザの操作でボンベの噴射ボタンを確実に押し下げることができ、かつワイヤーの伸びによる悪影響を最小限にとどめることができる。
本実施形態のペイントスプレー型撃退装置の上面図及び左側面図である。 図1のペイントスプレー型撃退装置の後端部近傍の構造を示す上方向からの断面図及び左方向からの断面図である。 図1のペイントスプレー型撃退装置の前端部近傍の構造を示す上方向からの断面図及び左方向からの断面図である。 図1のペイントスプレー型撃退装置の使用時の状態を表す概念図である。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
図1(a)に本実施形態のペイントスプレー型撃退装置1の全体構造の上面図、図1(b)にペイントスプレー型撃退装置1の全体構造の左側面図を示す。図1に示す方角は、ユーザがペイントスプレー型撃退装置1を把持して使用する際にユーザから見た前後方向、左右方向、上下方向であり、これらは互いに直交する方向である。同様の方角が図2~図4にも適宜適用される。
ペイントスプレー型撃退装置1は、略パイプ形状にて略水平方向に沿って前後方向に延設される装置本体16を有する。装置本体16の前端部近傍には市販の塗料ボンベ10を直立姿勢にて支持可能なボンベ支持ホルダ11が設けられ、後端部近傍に操作者が操作可能な引き金2が設けられる。
ペイントスプレー型撃退装置1は装置本体16のうち引き金2よりも後端側において下方へ突出して設けられる第1把持部17と、装置本体16のうち前後方向中間部において下方へ突出して設けられる第2把持部18と、装置本体16の前端部に前方側へ向かって設けられた槍部19とをさらに有する。
装置本体16の素材は特に限定されるものではないが、例えばアルミ等の金属のパイプで構成される。槍部19は例えば鉄等の金属で構成され、銃砲刀剣類所持等取締法の規定を順守するため、槍部19の前後方向の長さLは6cm未満となっている。
なお装置本体16にはカバー部材21が適宜の箇所に適宜の個数取り付けられていてもよい。
図2にペイントスプレー型撃退装置1の後端部近傍の構造を示す。図2(a)は前記後端部近傍の上方向からの断面図であり、図2(b)は左方向からの断面図である。
ペイントスプレー型撃退装置1は、引き金2の操作により回転する第1歯車3と、第1歯車3と噛合し、引き金2が操作されることにより回転する第2歯車4と、第2歯車4に固定され、前記引き金2の操作により回転するプーリ5と、プーリ5の外周部に掛け回され、プーリ5の回転により駆動されて略水平方向(この図の前後方向)に変位する2本のワイヤー6とを有する。
すなわち装置本体16の後端部近傍には引き金2と第2歯車4と第1歯車3とプーリ5とが設けられる。
第1歯車3は引き金2と同軸となっている。第2歯車はプーリ5と同軸となっている。この図ではワイヤー6は2本であるが、ワイヤー6が3本以上あってもかまわない。2本のワイヤー6の端部はそれぞれプーリ5の外側(プーリ5に設けられた溝部)にネジやピン等で固定されている。
引き金2は、第1歯車3の軸Qに対して引き金固定用ネジ20で固定されている。本実施形態では、ワイヤー6を2本用いることで、ワイヤー6の強度は低下しにくいものとなっているが、時間経過とともにワイヤー6が多少伸びた場合等であっても、引き金固定用ネジ20を緩めて引き金2の角度を変えることによりワイヤー6の張りを簡単に調節できるようになっている。
図3にペイントスプレー型撃退装置1の前端部近傍の構造を示す。図3(a)は前記前端部近傍の上方向からの断面図であり、図3(b)は左方向からの断面図である。
ペイントスプレー型撃退装置1は、2本のワイヤー6の略水平方向(この図の前後方向)の変位を略上下方向の変位に変換する変換部7を有する。この図では、変換部7は、ワイヤー6をひっかける丸棒であり、図3(a)に示すように、装置本体16の内側において左右方向に延設されている。
ペイントスプレー型撃退装置1は、シリンダ8内に配置され、変換部7を介し変換された略上下方向の2本のワイヤー6の変位により略上下方向に駆動されるピストン9を有する。図3(b)に示すように、シリンダ8は筒状となっており、ピストン9はその内側に、上下方向に摺動可能に配置されている。
ペイントスプレー型撃退装置1は、市販の塗料ボンベ10を直立姿勢にて支持可能に構成され、上下方向のボンベ支持位置を可変に設定可能なボンベ支持ホルダ11と、ピストン9の下端に位置し、ボンベ支持ホルダ11に支持された前記塗料ボンベ10の噴射ボタン12に対向するボタン操作部13とを有する。
ペイントスプレー型撃退装置1は、引き金2の操作により2本のワイヤー6を介しピストン9を下降させることにより、ボタン操作部13で噴射ボタン12を押下して塗料ボンベ10内の塗料スプレーを撃退対象に向かって噴出させる。
ペイントスプレー型撃退装置1は、上下方向に立設され、ピストン9に対し上方への付勢力を付与するばね部材14をさらに有する。この図では、ばね部材14として、コイルばねが備えられている。ばね部材14は、ピストン9の上部に配置され、ピストン9に対して引き金2が引かれていない時には常に上方向に突っ張るように付勢力を付与し、誤作動等を防ぐようになっている。
図3(a)及び図3(b)に示すように、2本のワイヤー6は、ピストン9の上端に位置する2箇所のワイヤー止め部15にそれぞれ公知のワイヤー止め金具等により係止されており、下方への変位によりばね部材14による上方への付勢力に抗してピストン9を下降させる。2本のワイヤー6をピストン9を挟んで左右方向でそれぞれ係止することでバランスよくピストン9を下降させることができる。ワイヤー止め部15はピストン9の上部に配置されたワイヤ止め部用台座29の上に配置されている。
ばね部材14は、ピストン9の上下方向の可動ストロークを、ボンベ支持ホルダ11による塗料ボンベ10の支持位置の可変設定範囲よりも長く設定可能に構成されている。
図3(b)及び図3(c)に示すように、ボンベ支持ホルダ11は、略L字型の2枚のホルダ板24、25を含む。ホルダ板24とホルダ板25はボルト22とナット23とで固定されている。またホルダ板24とホルダ板25の間に帯部26がボルト22とナット23により固定されている。帯部26には面ファスナー受け部27″と面ファスナー止め部27′とからなる面ファスナー27が備えられ、塗料ボンベ10を帯部26でホルダ板24に固定できるようになっている。ホルダ板25は装置本体16にボルト22とナット23とで固定されている。
図3(c)に示すように、ホルダ板24及びホルダ板25には、上下方向に延伸する長孔28が設けられ、ボルト22とナット23で塗料ボンベ10を固定する支持位置は上下方向に可変に設定可能となっている。これは塗料ボンベ10の上下方向のサイズ等に合わせて支持位置を設定するためである。すなわち、図3(c)において2つのナット23が互いの上下方向の距離を保ったまま最も長孔の上部に固定される支持位置と、最も下部に固定される支持位置との差分Xが塗料ボンベ10の支持位置の可変設定範囲である。
ピストン9の上下方向の可動ストロークは、ばね部材14が最も縮んだ時と、全く縮んでいない時との、ワイヤー止め部15の高さ位置の上下方向における差分に相当する。
図4にペイントスプレー型撃退装置1の使用時の概念図を示す。ユーザはペイントスプレー型撃退装置1の第1把持部17と第2把持部18を把持して引き金2を引くと前方の撃退対象に対して塗料ボンベ10から塗料が噴射されるようになっている。
この図のペイント型撃退装置1の前後方向の全長は1.2メートル程度となっており、ユーザはユーザ自身の胸部から約30センチメートル離してペイント型撃退装置1を構える。塗料は塗料ボンベ10が新品の場合、前方向に約1メートル噴射可能であるため、ユーザから約2.5メートル程度前方の撃退対象に塗料を噴射することが可能である。
<実施形態の効果>
本実施形態においては、操作者が引き金2を操作すると第1歯車3が回転し、これに噛合する第2歯車4が回転することでプーリ5が回転する。プーリ5の外周部には2本のワイヤー6が掛け回されており、プーリ5の回転によって2本のワイヤー6が略水平方向に駆動されて変位する。これら2本のワイヤー6の延設方向の途中には変換部7が設けられており、上記略水平方向の変位は変換部7によって略上下方向の変位に変換される。
このとき、本実施形態においては、シリンダ8内に、ピストン9が上下方向に往復動可能に設けられる。このピストン9は、上記のように変換部7により変換された2本のワイヤー6の略上下方向の変位により略上下方向に駆動される。このとき、ボンベ支持ホルダ11に、市販の塗料ボンベ10が直立姿勢にて支持されており、ピストン9の下端に位置するボタン操作部13がこのように支持された塗料ボンベ10の噴射ボタン12に対向して配置されている。
上記構成により、前述のように引き金2が操作されて2本のワイヤー6が駆動されることでピストン9が下降し、これによってボタン操作部13が噴射ボタン12を押下する。この結果、塗料ボンベ10内の塗料がスプレー状になって撃退対象へと噴出される。
以上の構成及び動作により、本実施形態によれば、塗料ボンベ10の噴射ボタン12を確実に押し下げることができ、しかもワイヤー6の伸びによる悪影響を最小限にとどめることができる。
すなわち、ワイヤー6の水平方向の変位を上下方向の変位に変換する変換部7を有し、これによりピストン9を下降させるため、引き金2を引いた力を無駄なく確実に塗料ボンベ10の噴射ボタン12を押し下げる力に変換することができる。
また、2本のワイヤー6を用いることで、ワイヤー6の強度が低下することなく、たわみや伸びを防止し、確実に噴射ボタン12を押し下げることができる。
また、本実施形態では特に、ワイヤー6がピストン9の上端に位置するワイヤー止め部15に係止され、下方への変位によりばね部材14による上方への付勢力に抗してピストン9を下降させる構造となっているため、ピストン9がばね部材14によって常に上方へと付勢された状態にあり、上端に位置するワイヤー止め部15に係止された2本のワイヤー6が下方へ変位したときのみ、ピストンがばね部材14の上方への付勢力に抗して下降する構成を実現することができる。
また、本実施形態では特に、上述のばね部材14による付勢力により噴射ボタン12の復元力でボタン操作部13が元に戻る構造となっている。
また、本実施形態では特に、ピストン9の上下方向の可動ストロークを、ボンベ支持ホルダ11による塗料ボンベ10の支持位置の可変設定範囲よりも長く設定可能に構成することにより、ボンベ支持ホルダ11において塗料ボンベ10がどの位置において支持されたとしても、ピストン9の下降動作によって塗料ボンベ10の噴射ボタン12を確実に押し下げることができる。
また、本実施形態では特に、前後方向に延びる装置本体16に対し、引き金2、第2歯車4、第1歯車3、プーリ5を配置することで安定的かつ堅固に前述の動作(撃退対象への噴射動作)を実現することができる。また第1把持部17及び第2把持部18を用いて、引き金2、第2歯車4、第1歯車3、プーリ5が配置された装置本体16をユーザが安定的に把持することができる。さらに、装置本体16の前端部に設けた槍部19を用いることで、撃退対象、例えば熊、イノシシ等の野生動物を撃退するときの武器とすることも可能である。
また、本実施形態では特に、図4に示すように、約2.5メートル先の撃退対象に塗料を噴射可能なため、例えば手に持った塗料ボンベ10を撃退対象に接近した状態で噴射するよりも安全であり、ユーザ自身に塗料がかかることもない。また、仮に少量の塗料がユーザにかかることがあったとしても、ユーザへの危険性も少ない。
例えば熊等の野生動物の顔面に塗料を噴射した場合、野生動物の視覚、嗅覚を遮断することができるとともに、野生動物が逃走した場合にも鮮やかな塗料が目印となり個体の特定が容易となる。
また、本実施形態では特に、引き金固定用ネジ20を設けることで、ワイヤー6の張りを調整することができる。
また、本実施形態では特に、各歯車、ワイヤー6やピストン9、ボンベ支持ホルダ11等の構成を装置本体16内の所定の場所に配置した構造によって、ペイントスプレー型撃退装置1に衝撃や振動が加わっても、噴射ボタン12とピストン9との位置関係がずれにくく、確実に噴射ボタン12を押すことができるようになっている。
また、上述のような構造により、ワイヤー6の長さが若干長かったり短かったとしても確実に噴射ボタン12を押す頃ができるようになっている。
なお、本実施形態では塗料ボンベ10を用いているが、塗料ボンベ10以外に熊スプレーボンベ、催涙スプレーボンベ、殺虫剤スプレーを用いることもできる。
なお、以上の説明において、「垂直」「平行」「平面」等の記載がある場合には、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「垂直」「平行」「平面」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に垂直」「実質的に平行」「実質的に平面」という意味である。
なお、以上の説明において、外観上の寸法や大きさが「同一」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「同一」「等しい」「異なる」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に等しい」「実質的に異なる」という意味である。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 ペイントスプレー型撃退装置
2 引き金
3 第1歯車
4 第2歯車
5 プーリ
6 ワイヤー
7 変換部
8 シリンダ
9 ピストン
10 塗料ボンベ
11 ボンベ支持ホルダ
12 噴射ボタン
13 ボタン操作部
14 ばね部材
15 ワイヤー止め部
16 装置本体
17 第1把持部
18 第2把持部
19 槍部
20 引き金固定用ネジ
21 カバー部材
22 ボルト
23 ナット
24、25 ホルダ板
26 帯部
27 面ファスナー
28 長孔
29 ワイヤ止め部用台座

Claims (4)

  1. 操作者が操作可能な引き金と、
    前記引き金の操作により回転する第1歯車と
    前記第1歯車と噛合し、前記引き金が操作されることにより回転する第2歯車と、
    前記第2歯車に固定され、前記引き金の操作により回転するプーリと、
    前記プーリの外周部に掛け回され、当該プーリの回転により駆動されて略水平方向に変位する2本のワイヤーと、
    前記2本のワイヤーの略水平方向の変位を略上下方向の変位に変換する変換部と、
    シリンダ内に配置され、前記変換部を介し変換された略上下方向の前記2本のワイヤーの変位により略上下方向に駆動されるピストンと、
    市販の塗料ボンベを直立姿勢にて支持可能に構成され、上下方向のボンベ支持位置を可変に設定可能なボンベ支持ホルダと、
    前記ピストンの下端に位置し、前記ボンベ支持ホルダに支持された前記塗料ボンベの噴射ボタンに対向するボタン操作部と、
    を有し、
    前記引き金の操作により前記2本のワイヤーを介し前記ピストンを下降させることにより、前記ボタン操作部で前記噴射ボタンを押下して前記塗料ボンベ内の塗料スプレーを撃退対象に向かって噴出させる
    ことを特徴とするペイントスプレー型撃退装置。
  2. 請求項1記載のペイントスプレー型撃退装置において、
    上下方向に立設され、前記ピストンに対し上方への付勢力を付与するばね部材をさらに有し、
    前記2本のワイヤーは、
    前記ピストンの上端に位置するワイヤー止め部に係止され、下方への変位により前記ばね部材による前記上方への付勢力に抗して前記ピストンを下降させる
    ことを特徴とするペイントスプレー型撃退装置。
  3. 請求項2記載のペイントスプレー型撃退装置において、
    前記ばね部材は、
    前記ピストンの上下方向の可動ストロークを、前記ボンベ支持ホルダによる前記塗料ボンベの支持位置の可変設定範囲よりも長く設定可能に構成されている
    ことを特徴とするペイントスプレー型撃退装置。
  4. 請求項3記載のペイントスプレー型撃退装置において、
    略パイプ形状にて略水平方向に沿って前後方向に延設され、前端部近傍に前記ボンベ支持ホルダが設けられるとともに後端部近傍に前記引き金と前記第2歯車と前記第1歯車と前記プーリとが設けられる、装置本体と、
    前記装置本体のうち前記引き金よりも後端側において下方へ突出して設けられる第1把持部と、
    前記装置本体のうち前後方向中間部において下方へ突出して設けられる第2把持部と、
    前記装置本体の前端部に前方側へ向かって設けられた槍部と、
    をさらに有することを特徴とするペイントスプレー型撃退装置。
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