JPH0561136U - 粉体切出装置 - Google Patents
粉体切出装置Info
- Publication number
- JPH0561136U JPH0561136U JP567692U JP567692U JPH0561136U JP H0561136 U JPH0561136 U JP H0561136U JP 567692 U JP567692 U JP 567692U JP 567692 U JP567692 U JP 567692U JP H0561136 U JPH0561136 U JP H0561136U
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- JP
- Japan
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- raw material
- hopper
- cutting
- rotary feeder
- powder
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- Pending
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- Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ローラーミル等のような外気の侵入をきらう粉
砕機に原料を供給する際、原料ホッパー内を気密に保持
しつつ原料を切出すことが可能な手段を提供する。 【構成】切出しホッパー11内の原料2はゲート13を
介してロータリーフィーダ12により切出される。原料
切出し部全体を密閉可能に覆うケーシング14の下部に
設けた落下口を竪型ローラーミル1に接続する。切出し
ホッパー11に取付けたレベル計18により当該ホッパ
ー内の原料レベルが測定され、該レベルが一定に保持さ
れるように、回転数制御装置17によりロータリーフィ
ーダ12の回転数が制御される。 【効果】切出しホッパー内の原料により気密が保持され
るので、粉砕機の気密保持機能を安定して保持できる。
耐摩耗対策が容易である。保守管理性に富む。
砕機に原料を供給する際、原料ホッパー内を気密に保持
しつつ原料を切出すことが可能な手段を提供する。 【構成】切出しホッパー11内の原料2はゲート13を
介してロータリーフィーダ12により切出される。原料
切出し部全体を密閉可能に覆うケーシング14の下部に
設けた落下口を竪型ローラーミル1に接続する。切出し
ホッパー11に取付けたレベル計18により当該ホッパ
ー内の原料レベルが測定され、該レベルが一定に保持さ
れるように、回転数制御装置17によりロータリーフィ
ーダ12の回転数が制御される。 【効果】切出しホッパー内の原料により気密が保持され
るので、粉砕機の気密保持機能を安定して保持できる。
耐摩耗対策が容易である。保守管理性に富む。
Description
【0001】
この考案は、水砕スラグ、コークス粉、焼結鉱粉等のような摩耗性の強い粉体 を破砕する竪型ローラーミル等のように内部を大気圧以下に保持する必要がある 粉砕機に前記のような粉体を供給する場合に、当該原料ホッパー内を気密に保持 しつつ粉体を切出すことが可能な装置に関する。
【0002】
竪型ローラーミルは、ローラないし大径ボールを円盤状テーブルや、円筒内壁 面ないし転動ボールを円周運動に導く溝の壁面上を転動させ、ローラと面の間で 粉砕を行うミルである。このような構造の竪型ローラーミルにより水砕スラグ、 コークス粉、焼結鉱粉等のような摩耗性の強い粉体を破砕する場合は、ミル内の 気密を保持(圧力保持)しつつ連続的に原料を供給する必要がある。その理由は 、ローラーミル内は、粉砕後の分級にエアセパレータ、セレクタ等の気流分離方 式を採用していること、微粉末は吸湿性が高く、湿分が含まれると再凝集して粗 粒化すること等の理由により、外気の侵入をきらうためである。このため、ロー ラミル内は大気圧以下(通常ー200〜600mmH2O)に保持され、原料供 給時も外気の侵入を最小限にとどめなければならない。
【0003】 このような竪型ローラーミルに粉体を供給する方法として、従来はロータリー バルブ方式、二重フラップダンパー方式、密閉式コンベア方式、スクリューコン ベア方式等が採用されている。ロータリーバルブ方式は図2に示すごとく、原料 シュート3部に設けたロータリーバルブR−1により竪型ローラーミル1の入口 原料2を切出して気密を保持する方式である。4は原料搬送コンベアである。ま た、二重フラップダンパー方式は図3に示すごとく、原料シュート5部に設けた 上下のフラップF−1、F−2を交互に開閉することで気密を保持する仕組みと なしたものである。密閉式コンベア方式は図4に示すごとく、原料ホッパー7、 原料搬送コンベア4−1および原料シュート部8までを密閉構造にし、原料ホッ パー7に取り付けたレベル計9により当該ホッパー内の原料レベルが常に一定に なるように搬送コンベア4−1の速度を制御し、気密を保持する方式である。さ らに、スクリューコンベア方式は、図5に示すごとく、原料をスクリューコンベ ア10で供給しながら気密を保持する方式である。
【0004】
しかし、上記した従来の方式には、次に記載する欠点があった。 すなわち、図2に示すロータリーバルブ方式によりミル内の気密を保持しつつ 原料を供給する方法は、原料が前記した水砕スラグ、コークス粉、焼結鉱粉等の ような摩耗性の強い粉体の場合、ロータリーバルブのケーシングやローターの摩 耗が激しく、竪型ローラーミル内の気密保持機能が低下するという欠点がある。 また、ローターの形状が複雑なため、セラミック溶射、硬質肉盛等の耐摩耗対策 が難しいという難点がある。また、図3に示す二重フラップダンパー方式の場合 も、上記ロータリーバルブ方式と同様、フラップダンパーの摩耗が著しく、竪型 ローラーミル内の気密保持機能を安定して維持できないという欠点がある。また 、図4に示す密閉式コンベア方式の場合は、竪型ローラーミル上部が狭隘のため 構造の複雑化を免れず、保守管理性に欠けるのみならず、装置の大型化を余儀な くされるという欠点がある。また、図5に示すスクリューコンベア方式も密閉式 コンベア方式と同様の欠点を有し、さらにスクリューコンベアの耐摩耗性にも問 題がありミルの気密保持機能の維持に難点がある。
【0005】 この考案はこのような従来技術の欠点を解消するためになされたもので、構造 簡単で保守管理性に富み、かつ耐摩耗性に優れ常に安定した気密保持機能が得ら れる粉体切出装置を提供しようとするものである。
【0006】
この考案は、切出しホッパー下部にモーター駆動されるロータリーフィーダと 切出しゲートを有し、前記ロータリーフィーダーおよび切出しゲート部の全体を ケーシングにて覆い密閉構造となすとともに、該ケーシング下部に設けた粉体落 下口を粉砕機に接続する構造となし、前記切出しホッパーに付設した該ホッパー 内粉体レベル測定用レベル計の測定値に応じて前記ロータリーフィーダーの回転 数制御装置を制御する仕組みとなした粉体切出装置を要旨とするものである。
【0007】
切出しホッパー内の原料はゲート部よりロータリーフィーダの回転により切出 され、粉砕機に供給される。この時、切出しホッパー内の原料レベルは、当該ホ ッパーに設置したレベル計により検出され、ロータリーフィーダーの回転数制御 装置により該ロータリーフィーダーの回転数が制御されて一定レベルに保持され る。ここで、レベル計によりホッパー内原料レベルを一定に制御する理由は、当 該切出しホッパー内の原料で気密を保持するためである。
【0008】 レベル計としては、ホッパーの重量を測定することにより内部の原料レベルを 推定する方法が一般的である。その他、粉体の性状を利用した導電式や超音波式 、または圧空等を吹き込んで背圧の有無により吹出し口における粉体の有無で判 断する方法等がある。
【0009】 この考案は、原料ホッパーのレベル計により当該ホッパー内の原料レベルが常 に一定になるようにロータリーフィーダの回転数を制御し、切出しホッパー内の 原料よって気密を保持する方式であるから、気密保持性が良好であるとともに、 構造が簡単であるから、切出しホッパー、ケーシング、ロータリーフィーダ等原 料と接触する面の耐摩耗対策が容易である。すなわち、切出しホッパーおよびケ ーシングの内面には耐摩耗材を内張し、ロータリーフィーダの外周面には耐摩耗 スリーブを設けることにより対処できる。
【0010】
図1はこの考案の一実施例装置を示す概略縦断面図で、11は切出しホッパー 、12はロータリーフィーダ、13はゲート、14はケーシング、15は落下口 、16はロータリーフィーダ駆動モータ、17は回転数制御装置、18はレベル 計である。
【0011】 切出しホッパー11は下部にゲート13を備え、モータ16にて回転駆動され るロータリーフィーダ12の回転により当該ホッパー内の原料2が切出される構 造となっている。切出しホッパー11のゲート13部およびロータリーフィーダ 12の部分はケーシング14により覆われて密閉構造となっており、該ケーシン グの下部に設けた落下口15を例えば竪型ローラーミル1の入口に接続されるよ うになっている。レベル計18は切出しホッパー11の重量を測定することによ り内部の原料レベルを推定する方式を採用したもので、その測定値は回転数制御 装置17に入力されるように構成されている。回転数制御装置17はレベル計の 測定値に応じてホッパー内原料レベルが常に一定に保持されるようにロータリー フィーダ12の駆動モータ16を制御する仕組みとなっている。
【0012】 切出しホッパー11およびケーシング14の内面には例えばバサルト(セラミ ックスの一種)、高分子耐摩耗樹脂、耐摩耗ゴム等の耐摩耗材21を内張し、ロ ータリーフィーダ12の外面には円筒形状の耐摩耗スリーブ(セラミックス等) 22を取付ける。
【0013】 上記装置において、搬送コンベア4を介して切出しホッパー11に供給された 原料2はゲート13を介してロータリーフィーダ12の回転により切出され、ケ ーシング下部の落下口15より竪型ローラーミル1へ供給される。切出しホッパ ー11内の原料レベルはレベル計18により検出され、その検出値は回転数制御 装置17に入力され、そのレベル値に応じてロータリーフィーダ12の回転数が 制御される。すなわち、切出しホッパー11内の原料レベルが一定値より低下す るとロータリーフィーダ12の回転数を減じて原料2の切出し量を少なくし、原 料レベルが一定値を超えるとロータリーフィーダ12の回転数を上げて原料切出 し量が多くなるようにロータリーフィーダ駆動モータ16が制御される。このよ うにして切出しホッパー11内の原料レベルが一定に保持されることによって竪 型ローラーミル1内の気密が保持されるのである。
【0014】 一方、切出しホッパー11およびケーシング14の内面、およびロータリーフ ィーダ12の外面の外面はそれぞれ耐摩耗材21および耐摩耗スリーブ22によ り保護されているので、原料との接触により容易に摩耗されることはない。なお 、付着性の強い原料の場合は、切出しホッパー11の下部構造を、絞ることなく 上部と同寸法のままロータリーフィーダ12まで垂直壁構造とすればよい。いず れの場合も、気密保持に必要な原料高さが確保出来る構造であればよい。
【0015】
以上説明したごとく、この考案は切出しホッパー内の原料によって粉砕機内の 気密を保持しつつ原料を供給することができるので、構造が簡単で保守管理性に 優れるばかりでなく、粉砕機の気密保持機能を安定して維持できるとともに、耐 摩耗対策が容易で水砕スラグ、コークス粉、焼結鉱粉等のような摩耗性の強い粉 体にも十分対応できる等の優れた効果を有し、摩耗性の強い粉体を破砕する竪型 ローラーミル等のように内部を大気圧以下に保持する必要がある粉砕機への原料 供給手段として極めて有用性に富むものである。
【図1】この考案に係る粉体切出装置の一例を示す概略
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】従来のロータリーバルブ方式の原料切出装置例
を示す概略図である。
を示す概略図である。
【図3】従来の二重フラップダンパー方式の原料切出装
置例を示す概略図である。
置例を示す概略図である。
【図4】従来の密閉式コンベア方式の原料切出装置例を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図5】従来のスクリューコンベア方式の原料切出装置
例を示す概略図である。
例を示す概略図である。
1 竪型ローラーミル 2 原料 4 原料搬送コンベア 11 切出しホッパー 12 ロータリーフィーダ 13 ゲート 14 ケーシング 15 落下口 16 駆動モータ 17 回転数制御装置 18 レベル計
Claims (1)
- 【請求項1】 切出しホッパー下部にモーター駆動され
るロータリーフィーダーと切出しゲートを有し、前記ロ
ータリーフィーダーおよび切出しゲート部の全体をケー
シングにて覆い密閉構造となすとともに、該ケーシング
下部に設けた粉体落下口を粉砕機に接続する構造とな
し、前記切出しホッパーに付設した該ホッパー内粉体レ
ベル測定用レベル計の測定値に応じて前記ロータリーフ
ィーダーの回転数制御装置を制御する仕組みとなしたこ
とを特徴とする粉体切出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP567692U JPH0561136U (ja) | 1992-01-18 | 1992-01-18 | 粉体切出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP567692U JPH0561136U (ja) | 1992-01-18 | 1992-01-18 | 粉体切出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0561136U true JPH0561136U (ja) | 1993-08-10 |
Family
ID=11617707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP567692U Pending JPH0561136U (ja) | 1992-01-18 | 1992-01-18 | 粉体切出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0561136U (ja) |
-
1992
- 1992-01-18 JP JP567692U patent/JPH0561136U/ja active Pending
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