JPH0561004A - 眼鏡フレームの鼻当ての決定方法 - Google Patents

眼鏡フレームの鼻当ての決定方法

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JPH0561004A
JPH0561004A JP21957291A JP21957291A JPH0561004A JP H0561004 A JPH0561004 A JP H0561004A JP 21957291 A JP21957291 A JP 21957291A JP 21957291 A JP21957291 A JP 21957291A JP H0561004 A JPH0561004 A JP H0561004A
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JP21957291A
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Inventor
Jinpei Sekiguchi
甚平 関口
Yukihiro Izumitani
幸宏 泉谷
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Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装用感にすぐれた眼鏡フレームの鼻当てを決
定できる眼鏡フレームの鼻当ての決定方法を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 本発明の鼻当ての決定方法は、基本鼻根モデ
ルを設定し、これを人の鼻形状のバラツキに応じて変形
して複数の鼻根モデルに分類し、この分類に対応して鼻
当てを用意し、注文者の鼻部を計測して上記用意した鼻
当てのなかから適切な鼻当てを選択して決定するように
したことにより、注文者の鼻根部側面と鼻当て接触面が
局部的な「点当り」になる等の不都合のない装用感にす
ぐれた眼鏡フレームの鼻当てを選択できることを可能に
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装用感に優れた眼鏡フ
レームの鼻当ての決定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】眼鏡フレームの装用感にかかわる部分
は、装用者頭部及び鼻根部と接する部分、即ち、テンプ
ル先端部及び鼻当て部分が主たる部位である。
【0003】テンプル部の装用に関しては現在供給され
ている部品でも、例えば、弾性部材等の材質の選択や部
材の熱変形や強制曲げ変形(弾性)を用いたフィッティ
ング調整等により一応、ある程度の満足する装用状態は
得ることができている。
【0004】しかしながら、鼻当ては装用者の鼻根部側
面との接触面の面積がごく限られた範囲にしかないた
め、圧迫感やあるいは逆にずり落ちる現象を引き起こし
てしまう。
【0005】また、メタルフレームや一部のプラスチッ
クフレームで使われているパットアームを備えた、自由
に動く鼻当て、いわゆる、クリングスタイプの鼻当ての
場合は、比較的装用者の鼻根部側面とパット接触面が一
様になじんでいるが、眼鏡フレームと一体に成形された
鼻当て、特にプラスチック眼鏡フレームの場合は鼻根部
側面の形状とは無関係に形つくられていて、局部的な
「点当り」になっている場合が多いのが現状である。
【0006】そのため圧迫感やずり落ちなどの現象が特
に現れやすくなっている。
【0007】また、プラスチック眼鏡フレームは重量が
比較的重いこともその要因になっている。
【0008】そこで、いわゆる、オーダーメイド眼鏡フ
レームとして、特開昭61−88218号公報には、眼
鏡装用者の鼻部のは鼻当ての接触表面、またその近傍
の、ある特定の位置を基準点に定め、それをある空間内
(特に、好適な実施例として三次元面)で測定し、この
測定結果から、鼻当ての人顔への接触位置を決定し、こ
の鼻当て部品及び鼻当て位置に合わせて、個々の眼鏡注
文者に合わせて眼鏡を調製する方法が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
特開昭61−88218号公報に開示される方法は、オ
ーダーメイドのための方法であり、各顧客個人の鼻部の
自由曲面と一致する鼻当て部の提供を意味している。従
って、あらかじめ、平均的な眼鏡フレームのモデルを基
準に、その各々の部品を製造しておき、眼鏡フレームを
組み立てていくというような、通常の量産的眼鏡フレー
ムの製造方法とは異なるものでる。
【0010】即ち、上述の自由曲面の鼻当てを製造する
技術は、量産的眼鏡フレームの鼻当ての製造技術とは、
その根本的技術背景が異なり、固有の測定、製造技術の
確立、新規な製造設備の投資等の、技術的、経済的負担
を必要とするものである。
【0011】また、上述の公報に開示する眼鏡フレーム
のモデルは、特定形状の部品からなるレンズ枠と鼻当て
部とテンプル部とから構成されるいわゆる縁無し眼鏡と
よばれる特定のデザインの眼鏡フレームに適用する技術
であって、例えば、リム付きのような一般的な眼鏡フレ
ームモデルについてのオーダメイド眼鏡フレームの製造
技術等に関しては、何等具現的に例示されるものではな
い。
【0012】本発明は上述の背景のもとでなされたもの
であり、汎用的眼鏡フレームのモデルにおいても、各顧
客毎に装用感に優れた眼鏡フレームの鼻当てを容易・適
確に決定することができる眼鏡フレームの鼻当ての決定
方法を提供することを目的としたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明は、(1) 複数の規格品を用意しておき、
その中から眼鏡注文者に適した鼻当てを選定して決定す
る眼鏡フレームの鼻当ての決定方法において、人顔の鼻
部の基本形状を表す基本鼻根モデルを設定する基本鼻根
モデル設定段階と、人顔の鼻部形状のバラツキを考慮
し、そのバラツキに対応して前記設定した基本鼻根モデ
ルを変形して複数の鼻根モデルに分類する鼻根モデル分
類化段階と、その分類した鼻根モデルに対応させて複数
種類の鼻当てを準備する鼻当て準備段階と、前記眼鏡注
文者の鼻部形状を計測する計測段階と、その計測結果に
基づき、前記準備された複数種類の鼻当てのなかから、
前記眼鏡注文者に適した鼻当てを選択決定する決定段階
とを含むことを特徴とした構成とし、構成1の態様とし
て、(2) 構成1の眼鏡フレームの鼻当ての決定方法
において、前記鼻根モデル分類化段階は、複数の人間の
鼻部測定から鼻部情報を収集する鼻部情報収集段階と、
その鼻部情報に基づき鼻部を複数の鼻根モデルに分類す
る分類化段階とを含むものであることを特徴とした構成
とし、この構成2の態様として、(3) 構成3の眼鏡
フレームの鼻当ての決定方法において、前記鼻部情報収
集段階は、前記基本鼻根モデルに測定点を設定し、この
測定点に対応する人顔の鼻部の各点について複数の人間
の鼻部を測定して鼻部情報を収集するものであることを
特徴とし、さらに、構成1ないし3の態様として、
(4) 構成1ないし3のいずれかの眼鏡フレームの鼻
当ての決定方法において、前記基本鼻根モデルが少なく
とも2つの斜面を有する多面体モデルであることを特徴
とした構成とし、また、構成2ないし4のいずれかの態
様として、(5) 構成2ないし4のいずれかの眼鏡フ
レームの鼻当ての決定方法において、前記鼻根モデル分
類化段階において、複数の人間の鼻部測定の結果を主成
分分析の統計処理を用いて表現することを特徴とした構
成とし、この構成5の態様として、(6) 構成5の眼
鏡フレームの鼻当ての決定方法において、前記主成分分
析において、鼻根モデルを鼻根高さを主とするボリュー
ム要素と鼻根傾斜角を主とするシェイプ要素とを主成分
として分析することを特徴とした構成としたものであ
る。
【0014】
【作用】上述の構成1によれば、基本鼻根モデルを設定
してこれを変形することにより分類を行うようにしたこ
とから、適切な分類を行うことが可能となり、これによ
り、ほぼあらゆる顧客に対して適切な眼鏡フレームの鼻
当てを決定することが可能となった。また、構成2によ
れば、上記鼻根モデル分類化を多数の人顔の鼻部実測デ
ータに基づいて行うものであるから、より実際的に適切
な分類かが可能となる。さらに、その際、構成3のよう
に、測定点を定めて実測を行うことにより、より適切な
データを効率よく収集することができ、また、構成4の
ような多面体を基本鼻根モデルとして用い、構成5及び
6のように主成分分析を行えば、比較的処理が容易とな
り、かつ、適確な結果が得られる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0016】図1は本発明の実施例の眼鏡フレームの鼻
当ての決定方法のフロー説明図、図2は基本鼻根モデル
1の斜視図、図3は基本鼻根モデル1と人顔の眼の位置
との対応関係を示す正面図、図4は基本鼻根モデル1と
人顔の眼の位置との対応関係を示す側面図、図5は水平
面鼻角の説明図、図6は鼻根高の説明図、図7はモアレ
等高写真装置による測定例を示す図、図8は多数の人顔
の測定結果を示す図、図9はN1 点の鼻部のモアレ図、
図10はN2 点の鼻部のモアレ図、図11はN3 点の鼻
部のモアレ図、図12はN4 点の鼻部のモアレ図、図1
3は9つの基本鼻根モデルの作成説明図、図14はE30
点の第2基本鼻根モデルを示す図、図15はE90点の第
2基本鼻根モデルを示す図、図16はE80点の第2基本
鼻根モデルを示す図、図17は第3基本鼻根モデルの説
明図、図18は9つの第3基本鼻根モデルに対応した9
つの鼻当てを示す図、図19は図18における9つの鼻
当てのサイズを示す図、図20は眼鏡用顔面計測器の説
明図、図21は第1スケール部を示す図、図22は第2
スケール部を示す図、図23ないし図25は顔面測定器
を使った人顔の測定を説明する図である。以下、これら
の図面を参照しながら本発明の一実施例を詳述する。
【0017】図1に示されるように、本発明の一実施例
にかかる眼鏡フレームの鼻当ての決定方法の基本手順
は、以下の(1)〜(8)のステップからなる。
【0018】(1)基本鼻根モデル1を設定し、鼻部測
定のための測定点を決定する。
【0019】(2)不特定多数の人々を集め、その生体
モデルから鼻部を測定する (3)測定データを分析し、鼻部形状の分類化を行な
う。
【0020】(4)究極的に、9つの基本鼻根モデルを
設定する。
【0021】(5)この9つの基本鼻根モデルに基づき
9つの鼻当てを準備する。
【0022】そして、次に、 (6)本実施例の鼻当てが注文されると、 (7)眼鏡注文者の鼻部測定がおこなわれる。
【0023】(8)その測定結果から上記の9つの鼻当
てのなかから、1つの鼻当てを決定する。
【0024】なお、本実施例で鼻部とは、人顔の鼻を中
心とした眼鏡装用にかかる関連部位も含む意味で使用し
ている。また、分類化する鼻部の部分は鼻部の眼鏡フレ
ームの鼻当てが接触する部位を中心とするその近傍また
は鼻部全部である。
【0025】本実施例では、不特定多数の人顔の鼻部計
測から人間工学的手法を用いて大系的に鼻部を分類化す
るものであるが、その他の分類は方法としては、一つの
特定の鼻部モデルもしくはその部分的なデータから、形
状、鼻根高、鼻根傾斜角等を計数的に変化させて、複数
の鼻根モデルを作成する方法等があり、更に、CAD,
CAM等もふくめコンピュータグラフィクを使用するこ
ともできる。
【0026】以下、上述の方法について、更に、詳細に
説明する。
【0027】(1)基本鼻根モデル1の設定〜測定点の
決定 A.基本鼻根モデル1の設定 不特定多数の人間の鼻部形状を測定する前段階の作業と
して、図2に示すような基本鼻根モデル1を設定する。
このように、実際には自由曲面から構成される鼻部を簡
略的にモデル化することによって、測定点の明確化を含
めた測定技術の簡略化、測定後のデータ処理、比較、分
析、活用性を高めることができる。
【0028】この基本鼻根モデル1は、ともに三角錐の
頂点に近い部分を切り取った2つの5面体の鼻根モデル
を合成したものであり、上方に位置するのが上部鼻根モ
デル2、下方に位置するのが下部鼻根モデル3である。
【0029】上部鼻根モデル2は、背面21、右側面2
2、左側面23、上面24及び下面25から構成され、
同様に、下部鼻根モデル3も、背面31、右側面32、
左側面33、上面34及び下面35から構成される。ま
た、上部鼻根モデル2の下面25と、下部鼻根モデル3
の上面34とはこの2つの鼻根モデルを接続する境界の
面であり、符号としては、2つの図形の説明上、異なる
番号を付与しているが、同一の面である。
【0030】図3、図4はそれぞれ基本鼻根モデル1と
人顔の眼の位置との関係を示したもので、図3はその正
面図、図4は右側面図である。
【0031】基本鼻根モデル1において、上部鼻根モデ
ル2の背面21と下部鼻根モデル3の背面31とは同一
の平面上にあり、図4に示されるように、これらは角膜
頂点4から前方にd=4mmの距離で眼前に顔面と平行
に設定した平面である基準前頭面V0 と同一平面上にあ
るように設定される。したがって、これら鼻根モデル
2、3の右側面22及び32は、人顔の鼻部右側傾斜面
に対応し、左側面23及び33は、人顔の鼻部左側傾斜
面にそれぞれ対応することになる。
【0032】また、人顔の左右瞳孔中心6を通る水平面
を基準水平面H0 とすると、上部鼻根モデル2の上面2
4はこの基準水平面H0 と同一平面上にあり、さらに、
上部鼻根モデル2の下面25(=下部鼻根モデル3の上
面34)は、基準水平面H0 を下方に平行に一定距離
(=10mm)移動した平面(第1水平面)と同一平面
上にあり、そして、下部鼻根モデル3の下面35は、基
準水平面H0 を下方に平行に一定距離(=20mm)移
動した平面(第2水平面)と同一平面上にある。また、
右側面22、32と、左側面23、33とが交わる稜線
(頂点)26、36は、人顔の鼻梁に対応し、図4に示
すように、基準前頭面V0 から顔前垂直方向の距離h
は、鼻部の高さh(鼻深)に対応する。
【0033】図3におけるW0 、W1 ,W2 は、上述の
基準水平面H0 、第1水平面(25、35)及び第2水
平面(35)と、背面21、31との交線の長さであ
り、人顔の鼻幅に対応する。
【0034】なお、基本鼻根モデルの設定は、必ずしも
上述のように人顔の鼻部の形状を抽象化した形状とする
必要はなく、人顔の自然の自由曲面形状を用いてもよ
く、そのモデル形状も特に限定されないが、抽象化モデ
ルを採用する場合は、なるべく簡単な形状のものを用い
ることが処理を容易にする上で好ましい。
【0035】B.測定点の決定 次に、上述の基本鼻根モデル1を用いて、鼻の形状・寸
法の特徴を効果的に表すとともに容易に測定することが
できる測定点を決定する。このような点としては、上部
鼻値モデル2及び下部鼻値モデル3の各頂点P1
2 、P3 、P4 、P5 ,P6 、P7 ,P8 ,P9 が適
切である。
【0036】そして、これらの9点を3次元のX,Y,
Z座標を使って表示し、鼻部の測定項目を決定する。
【0037】測定項目は、 (a)基準水平面H0 上の鼻深(点P3 のZ座標) (b)第1水平面上の鼻深(点P6 のZ座標) (c)第2水平面上の鼻深(点P9 のZ座標) (d)基準水平面H0 上鼻幅(点P1 と点P2 とのX座
標間の距離=W0 ) (e)第1水平面上鼻幅(点P4 と点P5 とのX座標間
の距離=W1 ) (f)第2水平面上鼻幅(点P7 と点P8 とのX座標間
の距離=W2 )の6項目及び (g)鼻深/鼻幅比、(h)鼻根モデル体積、(i)鼻
根の断面積、(j)水平面鼻角(鼻根傾斜角;図5)、
(k)鼻根高(図6)、(l)パット接点深さである。
更にその他の形状特徴を示す特性値を加えてもよい。
【0038】(2)多数の人顔の測定方法 次に、上述の鼻値モデルの各測定点について、多数の人
顔の鼻の寸法を実際に測定し、データを集める。この測
定は、例えば、三次元測定方法の1つであるモアレの測
定方法を用い、格子照射型のモアレ等高線写真装置を使
用し、三次元の座標系を用いて測定する。図7は、この
モアレ等高線写真装置による測定例を示す図である。
【0039】図7に示されるモアレ等高線間隔を、本実
施例では2mmに設定した。また、基準となる所定の測
定点が必ずしもモアレ縞の中心にない場合(縞と縞との
間にある場合)は、2本の等高線間の距離に比例配分に
より決定する補間法を用い、0.5mm単位まで測定し
た。
【0040】さらに、被検者の鼻部傾斜面に、鼻骨下端
示す円形の白色のシール10を装着させた状態で屋内に
て写真撮影を行ない測定した。
【0041】測定数は、多ければ多い程、客観的なデ−
タが求められる。また、女性、男性の性別、年齢別等の
各特性的区分を設けて、分類化しもてよい。
【0042】このようにして、鼻部の複数(約400)
の測定データを得た。図8はその測定結果を後述する統
計手法にしたがって表した図である。
【0043】なお、測定方法は、モアレ測定法に限定さ
れないが、3次元測定法であることが望ましい。
【0044】(3)測定デ−タの分析〜鼻部形状の分類
化〜9つの基本鼻根モデルの作成 さて、上記で得られた多数の測定デ−タを統計処理方法
の主成分分析により分析する。ここで、主成分分析とは
互いに相関のある多種類の特性値のもつ情報を互いに無
相関な少数個の総合特性に要約する手法である(理工学
基礎 多変量解析:培風館社発行参照)。この方法によ
り互いに無相関な成分のうち、上述の測定項目の(a)
と(b)の2成分までで86%の累積寄与率を示し、そ
の総合特性を解析した結果、ボリーム要素とシェイプ要
素との2つの要素により人間の鼻根部形状を表現可能で
あることが示された。
【0045】シェイプ要素とはその鼻部が太いか、細い
かといった形状の成分であり、鼻根傾斜角が主たる関連
要因となるものであり、また、ボリュ−ム要素とは、そ
の鼻部が大きいか、小さいか(高いか低いか)といった
大きさの成分であり、鼻根の高さが主たる関連要因とな
るものである。
【0046】従って、人顔の鼻部をこの2つの成分要素
で表し、不特定の鼻部一般を比較、分類する集合データ
として、図8に示すように、第1成分としてボリュ−ム
要素を横軸に、第2成分としてシェイプ要素を縦軸にに
とり、個々の鼻部を点データとして座標系の1つの位置
座標へと置き換える。
【0047】図8での表示方法は複数の測定データの中
心を原点として、各成分の最大値、あるいは最小値の点
と原点との間隔を当分し目盛りとしたものであり、数値
そのものには特別な意味はない。
【0048】そして、図13に示すように、ボリュ−ム
要素を太、中、細に、シェイプ要素を大、中、小に、そ
れぞれ区分し、9つのエリアE1 〜E9 を設定し、更
に、9つのエリアE1 〜E9 のそれぞれにおいての縦
軸、横軸の中点に位置する9つの点E10〜E90の座標
を、そのエリアを代表する鼻根形状データ(シェイプ要
素、ボリューム要素)とみなし、このデータをもとに、
第2の9つの基本鼻根モデル1A(1A1 〜1A9 )を
作成する。
【0049】また、本実施例では、それに加えて、前記
9つの第2の鼻根モデル1A(1A1 〜1A9 )をさら
に再調整し、底辺が二等辺三角形の四面体の第3の基本
鼻根モデル1Bを9つ(1B1 〜1B9 )製作する。
【0050】この第3の基本鼻根モデル1Bは、前記第
2の基本鼻根モデル1Aにおける上方半分のモデル部分
を使用するもので、左右瞳孔6を結ぶ線(水平基準線)
から下方10mmまでのモデル部分を意味する。その理
由は、本実施例を含む一般的な眼鏡フレームは製作上の
基準として、鼻当て中心位置がフレームのデ−タムライ
ンから3.5mm下、瞳孔はデータムラインから2mm
上に設定していることから、鼻当ての鼻部当接範囲は当
初の基本鼻根モデル1を構成する2つの5面体のうちの
上部鼻根モデル2に含まれるからである。以上のように
して、第3の基本鼻根モデル1Bを作成する。
【0051】そして、この第3の基本鼻根モデル1Bの
鼻根高及び鼻根傾斜角を求める。これは、眼鏡フレーム
の鼻当てはこの鼻根高及び鼻根傾斜角を基本として形状
を特定することができるためである。
【0052】また、前述のように、この鼻根高及び鼻根
傾斜角の測定項目は測定用の鼻根モデル等を使用せず、
人顔の鼻部から既存の測定装置を使用して直接に測定可
能である。
【0053】(4)鼻当ての準備 図18は、この9つの分類化された第3の基本鼻根モデ
ル1Bに基づき製作された鼻当ての正面図及び平面図で
ある。この図においては、鼻根傾斜角は鼻当ての高さに
対応させてある。また、図19は図18における9つの
鼻当てのサイズを示す図である。
【0054】(5)眼鏡注文者の鼻部情報の収集 まず、眼鏡を所望する眼鏡注文者の鼻部を含め頭部全体
を測定する。
【0055】本実施例では、図20に示すような、透明
なアクリル樹脂の板状の第1スケール200と第2スケ
ール300とからなる眼鏡用顔面計測器100を用い
る。
【0056】図20は両スケール200,300を組み
合わせた状態を示し、図21と図22はそれぞれ第1ス
ケール200と第2スケール300とを分離したものを
示している。
【0057】図21に示す第1スケール200は三つの
計測手段を備えている。その第1の計測手段は、水平ス
ケール部203の上側の縁近くに水平方向に刻まれた目
盛り210である。この目盛り210は、取手部20
5,206の先端208,209の間隔h(図20参
照)を表し、第2スケール300の水平スケール部30
4の先端311(図20参照)が位置するところの目盛
りを読むことによって間隔hが判る。この目盛り210
は後述のように、顔面の各部位の幅を測定するためのも
のである。
【0058】第1スケール200の水平スケール部20
3には、眼鏡装用者の鼻部を挿入するための切り欠き2
12が形成され、この切り欠き212の側面213,2
13の近傍には、第2の計測手段が設けられている。こ
の第2の計測手段は向き合わせて設られた回転可能な擬
似パッド214,214からなっている。擬似パッド2
14,214は眼鏡フレームのパッドに似た断面楕円形
の筒の形をし、それぞれ水平スケール部203に植設さ
れた板状の2個のパッド押え215,215の間に挿入
され、そしてこのパッド押え215,215と擬似パッ
ド214,214を貫通するピン(図示せず)によって
回転可能に支承されている。
【0059】擬似パッド214,214の外周面の下部
には目盛りが刻まれ、かつパッド押え215,215の
周面にはそれぞれ前記目盛りを読み取るための図示して
いない1本の線が付けられ、この線と目盛りによって、
擬似パッド214,214の回転角度を測定することが
できるようになっている。この第2の計測手段は、鼻根
傾斜角度を計測するためのものである。
【0060】更に、第1スケール1の取手部205に
は、鼻根高さを計測するための第3の計測手段が設けら
れている。この第3の計測手段は、眼鏡装用者の鼻根部
を挿入するための凹部状の切り欠き218と、この切り
欠きの範囲において取手部205にスライド可能に装着
されたスライド板219からなっている。このスライド
板219のスライド方向は図21において矢印219A
で示してある。スライド溝の底面には、多数の線からな
る目盛り220が形成され、この目盛り220をスライ
ド板219の前縁で読み取ることができるようになって
いる。
【0061】第1スケール200の水平スケール部20
3には更に、その幅方向中央に水平基準線221が設け
られている。この水平基準線221は、眼鏡フレームの
レンズ枠の幾何学中心位置を通るデータムラインに相当
する基準線として、左右の瞳孔中心に合わせて使用され
る。
【0062】図22に示す第2スケール300は前述の
ように、その水平スケール部304の上部と下部に、第
1スケール200の水平スケール部203をスライド可
能に挿入するための案内溝307を備えている。水平ス
ケール部304は更に、水平方向の切り欠き322を備
えている。この切り欠き322は、第1スケール200
と第2スケール300を相対的にスライドさせるとき
に、前記擬似パッド314が第2スケール300の水平
スケール部304に当たらないようにするためのもので
ある。第2スケール300の取手部306の先端部分3
09aは通常の眼鏡フレームの耳掛け部に対応して湾曲
しており、約20Rの曲率半径を有する。この先端部分
以外の取手部分は、顔面の幅を計測しやすいように湾曲
している。また、水平スケール部304と取手部306
の境界近傍には、取手部長手方向に目盛り323が刻ま
れている。この目盛り323は後述のごとく、テンプル
長さを計測するための計測手段を構成する。
【0063】次に、上記構造の第1スケール200と第
2スケール300による顔面各部位の計測方法について
説明する。
【0064】図23はこの鼻根傾斜角の計測方法を示し
たものである。図23に示されるように、基準線221
を被計測者の左右瞳孔中心を結ぶ線に合致するように保
持し、そのままの状態で被計測者に押し当てる。このと
き、擬似パッド214は被計測者の鼻表面に接触し、そ
の鼻に合わせて回転する。従ってこの状態で第1スケー
ル200に対する擬似パッド214のなす角度をパッド
に刻まれた目盛り(図示せず)によって読み取ることに
より、被計測者の鼻根傾斜角、すなわち鼻のシェイプ要
素に関連する計測を行うことができる。この角度が大き
いほど細い鼻であり、逆に小さいほど太い鼻であると言
える。
【0065】図24は鼻根部のボリューム要素に関連す
る鼻根高さの測定方法を示している。この鼻根高さは、
閉眼時の瞼頂点と鼻根との位置関係より計測する。図2
4に示すように、第1スケール200を、被計測者の閉
鎖時の左右瞼頂点を結ぶ線に合致するように水平に保持
し、そのままの状態で取手部205の前縁205Aと水
平スケール部203の前縁203A(図21参照)が瞼
頂点に接触するまで、切り欠き218に被計測者の鼻根
を挿入する。それによって、スライド板219が鼻根表
面によって押されてスライドする。この状態で、取手部
205に対するスライド板219の相対位置を、前記目
盛り220とスライド板219の前縁によって読み取る
ことにより、被計測者の鼻根高さ、すなわち鼻のボリュ
ーム要素の基礎計測を行うことができる。この鼻根高さ
が高ければ大きい鼻であり、低い鼻当てを持つ眼鏡フレ
ームが好ましく、逆に鼻根高さが低ければ小さい鼻であ
り、高さの高い大きな鼻当てを選定または製作する必要
がある。
【0066】次に、鼻当てとは直接関係ないが、フィッ
ティグ情報として、図25を参照してテンプル長計測に
ついて説明する。第2スケール300の取手部306の
先端部309aの形状が、普通の眼鏡フレームの耳掛け
部の曲げ形状に対応しているので、図25に示されるよ
うに第2スケール300の先端部分309aを被計測者
の耳底に接触させ、目盛り323上における被計測者の
角膜頂点の位置でもってテンプル長を読み取る。これに
より、好適なテンプル長の計測を行うことができる。
【0067】以上のような測定方法により、鼻根高さと
鼻根傾斜角をを含めた眼鏡注文者の頭部情報を収集す
る。
【0068】(6)鼻当ての選択 上記測定デ−タに基づき、図18及び図19に示される
鼻当て群の中から好ましい鼻当てを選択する。例えば、
鼻根高が大きく、鼻根傾斜角度は細いとの結果がでれ
ば、図19におけるB3 の鼻当てを選択する。鼻当ての
選択は人顔の鼻部に応じて左右別々のものも選択するこ
とができる。
【0069】なお、この眼鏡注文者の頭部測定について
は、本実施例では上記の測定器を用いたが、例えば、前
述のような、モアレ測定法等による三次元測定装置等を
用いることもできる。また、この選択された鼻当ては所
望により、眼鏡フレームヒータ等の調製装置を使用し
て、微調製することも可能である。
【0070】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の鼻当ての
決定方法は、基本鼻根モデルを設定し、これを人の鼻形
状のバラツキに応じて変形して複数の鼻根モデルに分類
し、この分類に対応して鼻当てを用意し、注文者の鼻部
を計測して上記用意した鼻当てのなかから適切な鼻当て
を選択して決定するようにしたことにより、注文者の鼻
根部側面と鼻当て接触面が局部的な「点当り」になる等
の不都合のない装用感にすぐれた眼鏡フレームの鼻当て
を選択できることを可能にしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の眼鏡フレームの鼻当ての決
定方法のフロー図である。
【図2】基本鼻根モデル1の斜視図である。
【図3】基本鼻根モデル1と人顔の眼の位置との対応関
係を示す正面図である。
【図4】基本鼻根モデル1と人顔の眼の位置との対応関
係を示す側面図である。
【図5】水平鼻角の説明図である。
【図6】鼻根高の説明図である。
【図7】モアレ等高千写真装置による測定例を示す図で
ある。
【図8】多数の人顔の測定結果を示す図である。
【図9】N1 点の鼻部のモアレ図である。
【図10】N2 点の鼻部のモアレ図である。
【図11】N3 点の鼻部のモアレ図である。
【図12】N4 点の鼻部のモアレ図である。
【図13】9つの基本鼻根モデルの作成説明図である。
【図14】E30点の第2基本鼻根モデルを示す図であ
る。
【図15】E90点の第2基本鼻根モデルを示す図であ
る。
【図16】E80点の第2基本鼻根モデルを示す図であ
る。
【図17】第3基本鼻根モデル1Bの説明図である。
【図18】9つの基本鼻根モデルに対応した9つの鼻当
てを示す図である。
【図19】図18における鼻当てのサイズを示す図であ
る。
【図20】頑強用顔面計測器の説明図である。
【図21】第1スケール部を示す図である。
【図22】第2スケール部を示す図である。
【図23】鼻根傾斜角計測説明図である。
【図24】鼻根高さ計測説明図である。
【図25】テンプル長計測説明図である。
【符号の説明】
1…基本鼻根モデル 1A…第2の基本鼻根モデル 1B…第3の基本鼻根モデル 2…上部鼻根モデル 3…下部鼻根モデル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の鼻当ての規格を有する眼鏡フレー
    ムを用意してその中から眼鏡注文者に適した鼻当てを選
    定して決定する眼鏡フレームの鼻当ての決定方法におい
    て、 人顔の鼻部の基本形状を表す基本鼻根モデルを設定する
    基本鼻根モデル設定段階と、 人顔の鼻部形状のバラツキを考慮し、そのバラツキに対
    応して前記設定した基本鼻根モデルを変形して複数の鼻
    根モデルに分類する鼻根モデル分類化段階と、 その分類した各鼻根モデルに対応させて複数種類の鼻当
    てを準備する鼻当て準備段階と、 前記眼鏡注文者の鼻部形状を計測する計測段階と、 その計測結果に基づき、前記準備された複数種類の鼻当
    てのなかから、前記眼鏡注文者に適した鼻当てを選択決
    定する決定段階とを含むことを特徴とした眼鏡フレーム
    の鼻当ての決定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の眼鏡フレームの鼻当て
    の決定方法において、前記鼻根モデル分類化段階は、複
    数の人間の鼻部測定から鼻部情報を収集する鼻部情報収
    集段階と、その鼻部情報に基づき鼻部を複数の鼻根モデ
    ルに分類する分類化段階とを含むものであることを特徴
    とした眼鏡フレームの鼻当ての決定方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の眼鏡フレームの鼻当て
    の決定方法において、 前記鼻部情報収集段階は、前記基本鼻根モデルに測定点
    を設定し、この測定点に対応する人顔の鼻部の各点につ
    いて複数の人間の鼻部を測定して鼻部情報を収集するも
    のであることを特徴とした眼鏡フレームの鼻当ての決定
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の眼
    鏡フレームの鼻当ての決定方法において、 前記基本鼻根モデルが少なくとも2つの斜面を有する多
    面体モデルであることを特徴とした眼鏡フレームの鼻当
    ての決定方法。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし4のいずれかに記載の眼
    鏡フレームの鼻当ての決定方法において、 前記鼻根モデル分類化段階において、複数の人間の鼻部
    測定の結果を主成分分析の統計処理を用いて表現するこ
    とを特徴とした眼鏡フレームの鼻当ての決定方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の眼鏡フレームの鼻当て
    の決定方法において、前記主成分分析において、鼻根モ
    デルを鼻根高さを主とするボリューム要素と鼻根傾斜角
    を主とするシェイプ要素とを主成分として分析すること
    を特徴とした眼鏡フレームの鼻当ての決定方法。
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