JPH0560990U - 締結装置 - Google Patents

締結装置

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JPH0560990U
JPH0560990U JP747092U JP747092U JPH0560990U JP H0560990 U JPH0560990 U JP H0560990U JP 747092 U JP747092 U JP 747092U JP 747092 U JP747092 U JP 747092U JP H0560990 U JPH0560990 U JP H0560990U
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JP
Japan
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bolt
fastening device
hole
taper
head side
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Pending
Application number
JP747092U
Other languages
English (en)
Inventor
晋二 富田
Original Assignee
株式会社小松製作所
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0560990U publication Critical patent/JPH0560990U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸力方向に対して直角方向の負荷を軸力によ
る摩擦力でなくリ−マホルトと同様にボルトの剪断力で
持たせると共に、負荷方向の長さの調整もできるように
したもの。 【構成】 第1部材1aのボルト孔2aに第2部材1b
のボルト孔2bを重ね合わせて、この両部材を貫通する
ボルト3により締付けるようにした締結装置において、
該ボルト3の軸部3aを頭部側が太く先端側が細くなる
テ−パに形成し、前記第1部材1aと第2部材1bのボ
ルト穴2a,2bをそれぞれ同一のテ−パに形成すると
共に、軸部3aと穴2a,2bの調整を前記ボルト3の
頭部側および先端側に設けたシム状のワッシャ4の入れ
替えにより行うようにしたもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は重ねた両部材の締結装置に係り、特に締結方向に直角の荷重を受け、 しかも両部材をずらす必要のある場合に用いる締付け軸力の直角方向に調整可能 な締結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば(1)、図3に示すように2つの部材11,12を重ねてボルト13, およびナット14で締付け、さらに矢印のようにボルト13の軸力方向と直角方 向に調整が必要な被締結物を締結する場合にはボルト13用孔を長孔15とし、 ボルト13の軸力の摩擦力で負荷Fを受けるようになっている。一方、(2)、 従来から使用されている履帯式建設車両の足回り装置には、図4にパワ−ショベ ルの場合で示すように走行中、下転輪16と履帯17とが外れないように下転輪 16の複数個所に一体型のロ−ラガ−ド18が用いられている。図中、19はト ラックフレ−ム、20は起動輪である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上述 のような締付けでは、負荷をボルト13の軸力の摩擦力( ボルト軸力Fs×摩擦係数0.1〜0.2)でしか保持できず、摩擦力で保持し ようとすると非常に大きなボルトが必要となり、コストと組立性に問題がある。 また、ボルトのサイズを大きくできないためにリ−マボルトにした場合は両部材 の間隔(外力F方向)を調整できないと云う問題があった。また、上述(2)の ロ−ラガ−ド18の内面は図5にA−A断面の拡大図で示すように下転輪16と 履帯17のリンク17aが接近した状態に置かれており、リンクピン19との間 に入った土砂との摺動により次第に摩耗する。そして摩耗したまま稼働を続ける と下転輪16の外れにより、、下転輪鍔16a部の欠損、、リンク17a欠 損、、によるスプロケット欠損、、リンクピン19欠損等の不具合が発生 する可能性があり、摩耗に対しては当て金等の補修手段はあるが面倒であり、殆 どの場合はロ−ラガ−ド18自体を交換する以外に方法はなかった。
【0004】 本考案はこれに鑑み、(1)の不具合に対しては外力Fを軸力による摩擦力で なくリ−マホルトと同様にボルトの剪断力で持たせると共に、外力F方向の調整 もできる締結装置を提供すると共に、(2)の不具合であるロ−ラガイドの摩耗 に対してはロ−ラガ−ドを左右に分割し、(1)の不具合に対する締結装置を適 用して従来技術の持つ欠点の解消を図ることを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の問題点を解決する手段として本考案の請求項1は第1部材のボ ルト孔に第2部材のボルト孔を重ね合わせて、この両部材を貫通するボルトによ り締付けるようにした締結装置において、該ボルトの軸部を頭部側が太く先端側 が細くなるテ−パに形成し、前記第1部材と第2部材のボルト穴をそれぞれ同一 のテ−パに形成すると共に、軸部と穴の調整を前記ボルトの頭部側および先端側 に設けたシム状のワッシャの入れ替えにより行うことを特徴とし、請求項2は前 記締結装置により履帯式建設車両の下転輪と履帯リンクの外れ防止用の左右に分 割したロ−ラガ−ドを一体としたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
上記構成によれば、ボルトの軸部に直角方向の外力を受けたとき、第1部材の ボルト孔と第2部材のボルト孔とはそれぞれボルトに正反対方向で接触するよう に移動し、移動長さの調整はワッシャの入れ替えにより行える。
【0007】
【実施例】
図1は本考案にかかる締結装置の一実施例の正面図、図2は図1のP部詳細図 である。
【0008】 以下、本考案を図1および図2に示す一実施例を参照して説明する。本考案は 図示しない履帯式建設車両の下転輪と履帯リンクの外れ防止用ロ−ラガ−ド1を 左右に分割して第1部材1aのボルト孔2aに第2部材1bのボルト孔2bを重 ね合わせて、この両部材を貫通するボルト3により締付けるようにした締結装置 において、該ボルト3の軸部3aを頭部側が太く先端側が細くなるテ−パに形成 し、前記第1部材1aと第2部材1bのボルト穴2a,2bをそれぞれ同一のテ −パに形成すると共に、軸部3aと穴2a,2bの調整を前記ボルト3の頭部側 および先端側に設けたシム状のワッシャ4の入れ替えにより行うようにしたもの で構成されている。
【0009】 図1に示したロ−ラガ−ド1は図5に示した従来のロ−ラガ−ド18と位置関 係は同じであり、両側のガ−ドプレ−ト5a,5bの間に下転輪および履帯リン クが納まるようになっている。ロ−ラガ−ド1は右側の第1部材1aと左側の第 2部材1bとに分割されていて、第1部材1a、第2部材1bとも上側に水平面 を有して下側に屈曲したプレ−トで形成され、下側の先端部にはそれぞれ前記ガ −ドプレ−ト5a,5bが間隔Hを保持して相対するように固着されている。第 1部材1aの水平面の下面にはプレ−ト6が固着されて第2部材1bの水平面の 下面まで伸びており、両者の重なった部分に穿設されたボルト穴2a,2bに前 記ボルト3を締結することにより第1部材1aと第2部材1bは一体のロ−ラガ −ド1となるが、このとき第1部材1aと第2部材1bの水平面の先端間は適宜 隙間となるようにしてある。そしてこのロ−ラガ−ド1は前後左右の4個のボル ト7により図示しないトラックフレ−ムに固着されるが、ロ−ラガ−ド1に設け られたボルト穴8は左右方向が調整できるように長穴となっている。図中、9は ナットである。
【0010】 つぎに作用を説明する。例えばロ−ラガ−ド1に対する右矢印方向負荷は右側 のボルト7で持つと同時にボルト穴2aのa面、および2bのb面を介して左側 のボルト7で受け持つことになり、したがって本願の締結装置のボルト3は小さ な中間ボルトサイズでもロ−ラガ−ド1は一体構造と同様に負荷を4本のボルト 7で均等に受け持つことが可能となる。また、ロ−ラガ−ド1の摩耗により左右 のガ−ドプレ−ト5a,5bの間隔Hを狭くする必要が生じたときは、ワッシャ 4の所望枚数をボルト3の頭部側から取外し、先端側へ加えボルト穴2a,2b のa面、b面をボルト3の軸部3aに接触させた状態でボルト3を締付けること により容易に間隔調整が行える。
【0011】 なお、本考案は実施例においてロ−ラガ−ドを可変式としたものに適用した場 合を説明したが、これに限定するものではなく、軸力方向に直角に負荷が係り、 かつ負荷方向の長さ等の調整を必要とする類似の締結に適用できることは云うま でもない。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の請求項1は第1部材のボルト孔に第2部材のボル ト孔を重ね合わせて、この両部材を貫通するボルトにより締付けるようにした締 結装置において、該ボルトの軸部を頭部側が太く先端側が細くなるテ−パに形成 し、前記第1部材と第2部材のボルト穴をそれぞれ同一のテ−パに形成すると共 に、軸部と穴の調整を前記ボルトの頭部側および先端側に設けたシム状のワッシ ャの入れ替えにより行うようにし、請求項2は前記締結装置により履帯式建設車 両の下転輪と履帯リンクの外れ防止用の左右に分割したロ−ラガ−ドを一体とし たから、スラスト方向の負荷をリ−マボルトと同様にボルトの剪断力で保持する ことが可能となり、軸力と直角方向の被締付物の位置調整はワッシャの枚数をボ ルトの頭部側と先端側との加減することで容易となり、したがって従来生じた不 具合の発生は防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる締結装置の一実施例を示す正面
の説明図である。
【図2】図1のP部詳細を示す説明図である。
【図3】従来の締結装置の一例の説明図である。
【図4】従来のロ−ラガ−ドの位置を示すパワ−ショベ
ルの足回りの側面図である。
【図5】図4のロ−ラガ−ドと下転輪と履帯リンクとの
関係を示す正面から見た(図4のA−A断面)説明図で
ある。
【符号の説明】
1 ロ−ラガ−ド 1a 第1部材 1b 第2部材 2a ボルト穴 2b 〃 3 ボルト 3a 軸部 4 ワッシャ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1部材のボルト孔に第2部材のボルト
    孔を重ね合わせて、この両部材を貫通するボルトにより
    締付けるようにした締結装置において、該ボルトの軸部
    を頭部側が太く先端側が細くなるテ−パに形成し、前記
    第1部材と第2部材のボルト穴をそれぞれ同一のテ−パ
    に形成すると共に、軸部と穴の調整を前記ボルトの頭部
    側および先端側に設けたシム状のワッシャの入れ替えに
    より行うことを特徴とする締結装置。
  2. 【請求項2】 前記締結装置により履帯式建設車両の下
    転輪と履帯リンクの外れ防止用の左右に分割したロ−ラ
    ガ−ドを一体としてガード幅調整を可能としたことを特
    徴とする請求項1記載の締結装置。
JP747092U 1992-01-24 1992-01-24 締結装置 Pending JPH0560990U (ja)

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JP747092U JPH0560990U (ja) 1992-01-24 1992-01-24 締結装置

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JP747092U JPH0560990U (ja) 1992-01-24 1992-01-24 締結装置

Publications (1)

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JPH0560990U true JPH0560990U (ja) 1993-08-10

Family

ID=11666686

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JP747092U Pending JPH0560990U (ja) 1992-01-24 1992-01-24 締結装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006103595A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd クローラ式車両のトラックローラガード構造
CN111169551A (zh) * 2019-12-13 2020-05-19 三一重机有限公司 履带护板及挖掘机

Cited By (3)

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JP2006103595A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd クローラ式車両のトラックローラガード構造
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