JPH0560864U - 回転ゴム印用回転子 - Google Patents

回転ゴム印用回転子

Info

Publication number
JPH0560864U
JPH0560864U JP902892U JP902892U JPH0560864U JP H0560864 U JPH0560864 U JP H0560864U JP 902892 U JP902892 U JP 902892U JP 902892 U JP902892 U JP 902892U JP H0560864 U JPH0560864 U JP H0560864U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
shaft
rubber stamp
diameter
circular convex
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP902892U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2587271Y2 (ja
Inventor
信親 丸山
Original Assignee
シヤチハタ工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シヤチハタ工業株式会社 filed Critical シヤチハタ工業株式会社
Priority to JP1992009028U priority Critical patent/JP2587271Y2/ja
Publication of JPH0560864U publication Critical patent/JPH0560864U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2587271Y2 publication Critical patent/JP2587271Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pulleys (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】回転ゴム印において軸を必要としない回転子を
提供し、更に使用時には印字ベルトがずれないで、か
つ、印字ベルトを回動する場合には小さな力で回動で
き、空回りしないで確実に回動できる回転ゴム印用回転
子。 【構成】筒部2の一端部に有歯円板1を張設し、更に前
記筒部2の両端部側面に、円形凸状体3と凹状部5とを
別々に設け、かつ、前記凹状部5の外壁5’に少なくと
も3ケの隆起部4を設けたことを特徴とする回転ゴム印
用回転子。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転ゴム印に使用するための回転ゴム印用回転子に関するものであ る。
【従来の技術】
従来の回転ゴム印(図12)は、枠20に軸21をもって回転子22を保持さ せ、印字ベルト9を回転子22と枠20又は受金8に張設させ、回転子22を回 転させ印字ベルト9を回動させていた。 これらの回転ゴム印は軸21に回転子22を保持させるために、軸21の両端を 枠にビス23で固定をしたりしていた。更に、軸21は回転子22の直径に比べ 約1/10と細く、かつ回転子22の軸21に通す中心孔は軸21の直径よりわ ずかであるが大きくしてある。又印字ベルト9がかかるところは回転子22の半 径のほぼ1/2の近傍である。 そのために、回転子22を軸21に保持させると、回転子22は軸21の両端方 向に対して、軸21を中心にしてブレ角度θがある。 これはこの種の回転ゴム印においては回転子を容易に回転させるためにはクリア ランスSが必要であった。なぜなら、回転子22の中心孔の径と軸21の径との クリアランスS2を微小にするか、小さくすればブレは無くなるが、微小または 小さくすと回転子と軸の締め付けが大きくなり、回転子を回転しにくくなるから である。
【0002】 したがって、クリアランスS2を大きくしている。(図13) そのために回転子22に張設した印字ベルト9を回動する場合、前記クリアラン スS2により発生するブレ角度θ2のために、回転子22と印字ベルト9の裏面 が浮いたりして、回転子22と印字ベルト9の掛かりが少なくなり、回転子から 印字ベルト9に回転力を伝えにくかった。(図14) そのために印字ベルト9が空回りしたりしていた。前記ブレ角度θ2によりこ れら空回りを改良するために印字ベルト9に余分な張力をかけたりしていた。 例えば、実公昭50−1932号、実公昭50−17454号等が知られている 。これらの考案はいずれも軸21をもって回転子を保持させており、常時印字ベ ルトには張力がかかり、印字ベルトが伸びたりしてしまった。これは、回転子の ブレ角度θ2を少なくし、印字ベルト9の掛かりを確実にするために印字ベルト 9にかかる張力を大きくしている為である。 また、張力を適度に調節すれば良いが張力の調節は微妙である。 更に、また張力を小さくすると、前記のように回転子22のブレ角度θが生じ、 印字ベルト9の掛かりが十分でなくなるため、回転力が確実に伝達できず空回り などして使用出来ない。
【0003】 次に、前記ブレ角度θにより印字ベルト9の空回りを改良するために軸径を大 きくしている。これは、回転に必要な同じクリアランスS2を設けても、軸径が 大きいためにクリアランスS2が回転中心より遠い点(回転子の円周に近い点) であり、おのずとブレ角度θ1を小さくし印字ベルト9の空回りを改良する。 しかし、軸21’を大きくすることは、完成品としたとき、重く、コストも高く 、取り扱いにくいものとなる。(図15) 最後に、実公昭55−21818号のように金属製印字リングとすると、各印 字リングを回動させるためには複雑な構成となる。 また、印字ベルト9が張設されていないので目的・構成及び効果も異なるもので ある。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】
以上の様に、本考案が解決しようとしている問題点は、回転子の孔と軸径との クリアランスによるブレを生じ、回転子への印字ベルトの掛かりを不確実なもの にし、印字ベルトを回転するのに大きな力を必要としたり、空回りを起こしたり する。また、印字ベルトの掛かりを考慮するあまり印字ベルトに大きな張力をか けると印字ベルトの伸びを生じる。 従って本考案は、回転子において、クリアランスS2が回転中心より遠い点( 回転子の円周に近い点)になるように設け、回転子を保持するための軸を必要と しない回転子を提供し、回転ゴム印に使用した時、印字ベルトに従来のように大 きな張力をかけないで、かつ回転力を印字ベルトに伝達でき、回動する場合に従 来より小さな力で回動でき、空回りしないで確実に回動できる回転ゴム印用回転 子を提供するものである
【0005】
【問題点を解決するための手段】
筒部2の一端部に有歯円板1を張設し、更に前記筒部2の両端部側面に、円形 凸状体3と凹状部5とを別々に設け、かつ、前記凹状部5の外壁5’に少なくと も3ケの隆起部4を設けた。
【0006】
【作用】
1つの回転子の円形凸状体3が、隣接する回転子の凹状部5に挿入され、順次 複数の回転子を挿入し連結し、軸を必要とせず、各回転子が独立にしかも確実に 回動できるのである。 ブレについて、隆起部4によりつくられる仮想軸の直径D1と従来の軸の直径D 2を比較すると、D1>D2となり、回転に必要なクリアランス(隆起部4と円 形凸状体3のクリアランスS1:軸径と回転子の孔径のクリアランスS2とし、 S1=S2の場合)を設けた時には、上記支持する径が大きければブレ角度θは 少なくなる。 従って、回転子への印字ベルトの掛かりが確実になり従来より小さい力で回転 でき、空回りしないで確実に回動できる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を具体的に説明する。 本考案の実施例1を図1及び図2及び図3に示す。 1は有歯円板で直径30mm、厚さ0.8mmで外円周には小さな歯が均一に施 してある。2は筒部で直径20mm、厚さ7mmの円形をしており、その一端部 には前記有歯円板1が設けられている。前記筒部2の他端部側面には直径13. 4mm、長さ1mmの円形凸状体3を設けてある。更に、前記筒部2の有歯円盤 1側の端部側面には凹状部5が深さ1mm、直径15mmの円形凹状に設けてあ り、凹状部5の外壁5’に高さ0.5mmの隆起部4を3ケ均等に配置してある 。前記隆起部4は軸方向と平行方向でかつ、その断面は半円形状であるが、必ず しも半円形状である必要はない。半楕円形状、二等辺三角形状等でもよい。又前 記隆起部4の設ける数は3ないし6個がよい。 前記円形凸状体3は前記隆起部4付き凹状部5に挿入可能な径と長さの寸法で ある。本実施例1は円形凸状体3の長さと凹状部5の深さは同一であるが、少な くとも1mm程度必要であり、円形凸状体3の大きさ、強度、等を考慮し決定す ればよい。また凹状部5の直径は少なくとも筒部2の直径の1/3程度の直径が よいのであるが、筒部2の直径に近傍であればなお良いことはいうまでもない。
【0008】 尚、6は突状体で、前記筒部2の外周面に前記隆起部4と同方向に等間隔に設け てある。高さは通常1mm程度であるが、必ずしも1mmである必要はない。前 記有歯円板1、筒部2の大きさを考慮し定めればよい。この突状体6の断面形状 は二等辺三角形である。 本実施例1の回転子の材質としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ABS樹 脂、アクリル樹脂、ポリアセタール樹脂等の合成樹脂をもって製造できる。 図4は、実施例1の回転子を使用した回転ゴム印の一部破断面図である。 5本の印字ベルト9と5ケの回転子を使用した回転ゴム印である。5ケの回転子 は各円形凸状体3が隣接する回転子の凹状部5に挿入され、5ケの回転子は連結 される。7は枠で前記回転子の材質と同様な材質を使用できる。枠7は左右に2 分割されており、固定リング12及び受金8にて一体化されている。枠7の一方 の内側面に設けられた前記凹状部5と同一形状の凹部10には第1の回転子の円 形凸状体3が挿入され、更に、枠7の他方の内側面には、前記円形凸状体3と同 一形状の凸部11が設けられ、第5の回転子の凹状部5に挿入されている。受金 8は両端にツメ13を設け、枠7の下端に嵌着している。受金8の材質としては 、金属、合成樹脂等通常使用できるものであれば何でもよい。各印字ベルト9は 受金8と前記の各回転子の筒部2に張設されている。14はホルダーである。1 6は薄板シートである。
【0009】 本実施例の回転ゴム印を使用するには従来の回転ゴム印と同様に使用でき、印字 ベルトを回動させるには有歯円板1を回転させればよいが、隣接する回転子は回 転しない。この理由としては種々の要因が考えられるが主たる要因としては、隣 接する回転子の回転軸の直径を大きくし、回転子の有歯円板1のブレを小さくで き、更に円形凸状体3と凹状部5との摩擦抵抗を小さくし、他方、筒体2の表面 の突状体6と印字ベルト9の摩擦抵抗の方が、受金8と印字ベルト9との摩擦抵 抗より大きくならなければ印字ベルトは回動しないので、必ず大きくなるように 印字ベルトに張力をかけている。この張力は従来の回転ゴム印より回転子のブレ による回転子と印字ベルトとの接触抵抗分だけ小さい。
【0010】 本考案の実施例2を図5、図6、図7に示す。 前記実施例1と重複する構成の説明は省略する。円形凸状体3は、直径10. 6mm、高さ5mmに設けてある。凹状部5は、一辺が12mm、深さ5mmの 正方形の形状をしている。凹状部5の外壁5’において、各面の中央には高さ0 .5mmで半円形状の隆起部4、各角には高さ3.0mmで頂点が半円形状の隆 起部4が設けてある。軸中心から各隆起部4の頂点までの距離はすべて5.5m mに設定してあるので、円形凸状体3を凹状部5に挿入しても、各回転子は独立 にしかも確実に回動する。尚、凹状部5は、円形凸状体の外周面が凹状部5の外 壁5’に接触しないで、かつ、軸の中心から各隆起部4の頂点までの距離が同一 であれば、形状を特定されない。
【0011】 本考案の実施例3を図8、図9に示す。 実施例1と重複する構成の説明は省略する。本実施例は、軸中心に向かって湾曲 している円形凸状体3を有歯円板1側に設け、隆起部5を有する凹状部5を他端 部側面に設けてある。寸法は実施例1と同一である。
【0012】 本考案の実施例4を図10、図11に示す。 実施例1と同一寸法であり、重複する構成の説明は省略する。本実施例は隣接す る回転子の接触抵抗を更に小さくすることができるものである。筒部2の有歯円 盤1側の端面2”には、半径0.5の半円球状の突部15を4ケ均等に設置した 。凹状部5の深さは、円形凸状体3の長さと同一である。この回転子を図4に示 すように回転ゴム印にすると、各回転子の筒部2の端面2”は隣接する回転子の 筒部2の端面2’とは前記突部15の長さ分即ち0.5mmだけ間隔ができ、隣 接する回転子の接触抵抗は小さくなる。 前記突部15を設けることができるケ所は、筒部2の両端面2’、2”又は、円 形凸状体3の端面3’又は凹状部5の底面5”の少なくともいずれか1ケ所に設 けることができる。但し、複数のケ所に設けたときは、突起15同士が接触しな いように設定しなければならない。 前記突部15の形状としては、隣接する回転子の接触面積を小さくするためであ るから、前記のケ所に、三角錐形状等の多角錐形状による点接触、断面三角形の 頂点による線接触、あるいは、小さな面接触とし、これらを前記各端面2’、2 ”、3’もしくは底面5”に放射状、円、弧状、直線状等任意の形状で設ければ よい。
【0013】
【効果】
本考案は以上の構成であり以下の効果がある。 筒部2の一端部に有歯円板1を張設し、更に前記筒部2の両端部側面に、円形 凸状体3と凹状部5とを別々に設け、かつ、前記凹状体5の外壁5’に少なくと も3ケの隆起部4を設けた形状の回転ゴム印用回転子であるので、 (1)従来の回転ゴム印に必ず使用されていた軸を使用しない新規な回転ゴム印 とすることができる。 (2)各回転子の回転軸の直径を大きくできるので、回転子のブレを小さくでき るので、印字ベルトに必要以上の張力をかけないでかつ、回転力を印字ベルトに 確実に伝達させることができるので、印字ベルトの空回りを防止できると共に、 印字ベルトが切れたりすることがない。 更に、端面2’、2”、3’又は底面5”のいずれかに突部15を設けること により、各回転子の接触抵抗を寄り小さくできるので、より一層回転力を確実に 印字ベルトに伝達させることができる。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の斜視図
【図2】実施例1のA−A断面図
【図3】図2のE部拡大図
【図4】実施例1を使用した回転ゴム印の一部破断面図
【図5】実施例2の斜視図
【図6】実施例2の正面図
【図7】実施例2のB−B断面図
【図8】実施例3の斜視図
【図9】実施例3のC−C断面図
【図10】実施例4の斜視図
【図11】実施例4のD−D断面図
【図12】従来の回転ゴム印の一部破断面図
【図13】従来の回転子と軸の一部破断面図
【図14】従来の回転子と印字ベルトと軸の一部破断面
【図15】従来の回転子の大径軸を使用した一部破断面
【符号の説明】
1 有歯円板 2 筒部 3 円形凸状体 4 隆起部 5 凹状部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒部2の一端部に有歯円板1を張設し、
    更に前記筒部2の両端部側面に、円形凸状体3と凹状部
    5とを別々に設け、かつ、前記凹状部5の外壁5’に少
    なくとも3ケの隆起部4を設けたことを特徴とする回転
    ゴム印用回転子。
  2. 【請求項2】 少なくとも筒部2の両端部側面2’、
    2”又は円形凸状体3の端面3’又は凹状部5の底面
    5”のいずれかに突部15を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の回転ゴム印用回転子。
JP1992009028U 1992-01-30 1992-01-30 回転ゴム印用回転子 Expired - Fee Related JP2587271Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992009028U JP2587271Y2 (ja) 1992-01-30 1992-01-30 回転ゴム印用回転子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992009028U JP2587271Y2 (ja) 1992-01-30 1992-01-30 回転ゴム印用回転子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0560864U true JPH0560864U (ja) 1993-08-10
JP2587271Y2 JP2587271Y2 (ja) 1998-12-16

Family

ID=11709206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992009028U Expired - Fee Related JP2587271Y2 (ja) 1992-01-30 1992-01-30 回転ゴム印用回転子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2587271Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2587271Y2 (ja) 1998-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0796904B2 (ja) シール装置
JPH0560864U (ja) 回転ゴム印用回転子
JPH0560858U (ja) 回転ゴム印用回転子
JPH0560860U (ja) 回転ゴム印用回転子
JPH0560863U (ja) 回転ゴム印用回転子
JPH0560859U (ja) 回転ゴム印用回転子
JPH0560862U (ja) 回転ゴム印用回転子
JPH0560861U (ja) 回転ゴム印用回転子
JPH0560865U (ja) 回転ゴム印用回転子
JPH0744698U (ja) 回転ゴム印用回転子
JP4233163B2 (ja) 波動歯車装置
JP4229766B2 (ja) 曲げ加工用マンドレル
JP2000234608A (ja) 固定素子
JP4132868B2 (ja) 物移動装置
JPH02305749A (ja) 紙送り装置における送りベルト駆動用のスプロケットの構造
JPS59157149U (ja) 終減速歯車装置
JP5918068B2 (ja) ベルト取付治具
JP3933240B2 (ja) 同軸円筒型トルクリミッタ
JPH06219101A (ja) 自転車用車輪
JP3933237B2 (ja) 同軸円筒型トルクリミッタ
JP2587272Y2 (ja) 回転ゴム印
US6038798A (en) Internal rotary structure of a crystal ball seat
JP2002234652A (ja) 紙送り用可撓性部材、紙送りロ−ラ及び紙送り組立体
JPS6219635Y2 (ja)
JP2517387B2 (ja) 光ケ―ブルの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees