JPH0560864A - 視覚障害者用障害物感知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】測距部２は、障害物５までの距離を連続して計
測する。データ解析部３は、測距部２が連続して出力す
る計測データを連続的に監視し、障害物までの距離が所
定の距離以内あるいは、計測データの変化量が所定の変
化量以上のとき警報警報出力部４へ通知する。警報出力
部４はこの通知を受けると、聴覚情報等視覚障害者であ
っても感知可能な警報情報に変換して出力する。 【効果】健常者が通常、視覚で検知する障害物等の接近
情報を、視覚以外の情報に変換することによって、視覚
障害者であっても障害物の接近情報を感知できるという
効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は視覚障害者用の障害物感
知装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来この種の視覚障害者は歩行時に杖，
盲導犬による誘導あるいは、危険を知らせる笛等を聞く
ことにより障害物や周囲の状況を判断している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この従来の方法では、
障害物の感知範囲が狭く、また遠方から高速で接近して
くる例えば自動車，電車等の検知ができないという欠点
があった。

【０００４】本発明の目的は、感知範囲が広くかつ高速
で接近する障害物をも容易に感知し、聴覚情報を出力す
る視覚障害者用障害物感知装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の視覚障害者用障
害物感知装置は、距離を測定する測距手段と、測定した
距離を比較演算する解析手段と、警報を出力する警報出
力手段とを備え、前記解析手段は前記測距手段が連続し
て出力する計測距離情報を連続的に監視し、障害物まで
の距離が予め定める所定の距離以内あるいは計測距離情
報の変化量が予め定める所定の変化量以上のとき警報情
報を送出し、この警報情報を受けた警報出力手段が視覚
障害者であっても感知可能な視覚情報以外の警報情報に
変換して出力する。

【０００６】

【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。

【０００７】図１は本発明の一実施例を示すブロック図
であり、障害物までの距離を計測する測距部２と、この
計測データを解析し警報情報を出力するデータ解析部３
と、警報情報を受け聴覚情報を出力する警報出力部４と
から構成する。

【０００８】まず、測距部２で障害物までの距離を連続
的に計測し、計測したデータはデータ解析部３へ送る。
データ解析部３では測距部２からの計測データを連続的
に監視し障害物までの距離が予め定める所定の距離以内
の時、また距離データの変化量が予め定める所定の変化
量以上の時、障害物の接近警報等の警報信号を警報出力
部４に出力する。警報出力部４では、データ解析部３か
らの警報信号を音声や振動等の視覚障害者であっても感
知できる視覚以外の情報に変換し出力する。

【０００９】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、健常者が
通常視覚で感知する障害物等の接近情報を障害物までの
距離を連続的に測定解析し、その結果を例えば音声信号
などの視覚以外の情報に変換出力することによって、視
覚障害者であっても障害物の接近情報の感知ができると
いう効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。

【符号の説明】

１ 視覚障害者用障害物感知装置 ２ 測距部 ３ データ解析部 ４ 警報出力部 ５ 障害物

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 距離を測定する測距手段と、測定した距
   離を比較演算する解析手段と、警報を出力する警報出力
   手段とを備え、前記解析手段は前記測距手段が連続して
   出力する計測距離情報を連続的に監視し、障害物までの
   距離が予め定める所定の距離以内あるいは計測距離情報
   の変化量が予め定める所定の変化量以上のとき警報情報
   を送出し、この警報情報を受けた警報出力手段が視覚障
   害者であっても感知可能な視覚情報以外の警報情報に変
   換して出力することを特徴とする視覚障害者用障害物感
   知装置。