JPH0560527U - 液体混合機の給入ノズル - Google Patents

液体混合機の給入ノズル

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Publication number
JPH0560527U
JPH0560527U JP853992U JP853992U JPH0560527U JP H0560527 U JPH0560527 U JP H0560527U JP 853992 U JP853992 U JP 853992U JP 853992 U JP853992 U JP 853992U JP H0560527 U JPH0560527 U JP H0560527U
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JP
Japan
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liquid
pipe
mixer
nozzle
supply
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Application number
JP853992U
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English (en)
Inventor
久男 中山
和郎 中川
清志 高橋
Original Assignee
鐘紡株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 鐘紡株式会社 filed Critical 鐘紡株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 反応性のある2液を混合する際に、混合機前
の配管途中で接触反応させることなく送液し、混合機内
で均一に混合させる。 【構成】 両端に配管混合接合部材4を固着した接続管
2に、この接続管2よりも細い管径のL字形状の挿入管
3を挿着し、接続管2に並行に配置した二重管構造の給
入ノズルである。接続管2に挿入した挿入管3の端部
は、混合機内の給入ノズルの付根まで延出する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、連続して供給される2液を均一に混合する混合機の給入口に用い て好適な液体混合機の給入ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の液体を連続して混合する装置としてラインミキサーが広く用いら れている。図4に従来のラインミキサー20及びこのラインミキサー20に対し A液とB液を連続して供給する給入ノズルと排出ノズルを接続した部分断面図を 示す。従来の給入ノズル25はラインミキサー20との接続フランジ部にTポー トの配管部材11を連結し、他の2つのポート口にはそれぞれA液とB液を送液 する配管が接続されていた。そして、その混合はA液とB液をそれぞれのポート 口から連続して定量送液し、同時にラインミキサー20の駆動モータ21を始動 し、攪拌翼23を正逆回転して、ベッセル24の中でA液とB液を均一に混合さ せ、混合した液を排出ノズル26から排出するようにしている。以上の操作によ りA液とB液は均一に混合され次処理工程へ送液される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来のラインミキサー20の給入ノズル25にTポートの配 管部材11を接続する構造においては、A液とB液が互いに反応し合う物質であ る場合や、B液がA液の反応を促進する触媒である場合は、A液とB液とが合流 するCの付近から給入ノズル25の付け根までの配管途中は、A液とB液は不均 一な混合状態であった。
【0004】 この様にA液とB液との接触で反応が開始する様な場合、例えば、運転を途中 で停止せざるを得ない様な場合や停止する時、又は送液を終了した場合ベッセル 24底部の盲栓22を外し、ベッセル24内の反応液を取除き容器内を洗浄する と共に、同時に給入ノズル25とTポートの配管部材11の取り付けねじを緩め 、配管の内部までブラシ等で急いで洗浄しなければならなかった。この作業は、 時間とともに反応液が反応固化し、管壁面等に固着し、配管を閉塞してしまうた め都度洗浄することが必要であった。
【0005】 この考案は、上述のような事情よりなされたものでこの考案の目的は、その取 扱いが簡単で、混合する各液をベッセル入口まで接触させずに送液させることに より、分解洗浄等の取扱いを容易にした液体混合機の給入ノズルを提供すること にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的は、液体混合機と、これに各液を供給する供給管間に接続し複数液 を前記混合機へ注入する給入ノズルであって、両端に前記混合機と供給管の接続 部材を有し一液を注入する挿入管とこの挿入管の途中の外部から該挿入管内の流 路に沿って挿入され、その先端が接続管より延出し混合機の攪拌翼近傍まで延び た挿入管を有していることを特徴とする液体混合機の給入ノズルによって達成さ れる。
【0007】
【作用】
この考案の給入ノズルは、円筒管の中途部に同管よりも細い管径の細管を挿着 し、その細管を円筒管内部でL字に曲げ、円筒管と同心円に配置した二重管構造 にすると共に、この細管のみを円筒管の端部である混合機との接続フランジより 延伸させている。従って、混合機の給入ノズルにこのノズルを用いれば反応性の あるA液とB液の2液はA液を円筒管内に送液し、B液をL字管内に送液するこ とによって混合機給入口前の配管内で接触することなく、混合機の容器内に送液 させることができる。 このため、送液停止等により分解洗浄するとき、ベッセル内のみを分解洗浄す ればよいから、保守等の容易性が図れる。
【0008】
【実施例】 以下に実施例を挙げ、この考案の給入ノズルに関して詳細に説明する。 図1,図2は、この考案の給入ノズルの第1実施例を示す側面断面図及び正面 図である。図3は、この給入ノズルを混合機に接続した正面断面図である。図1 ,図2において、給入ノズル1は、一方の液を供給する供給管(図示せず)とラ インミキサー20の給入口とを接続する両端に接続用フランジ4a,4bを固設 した接続管2と、他の液をラインミキサー20に供給するため、この接続管2の 略中央から、該接続管2より細い管を同心円配置となる様挿入されたL字状の挿 入管3とからなり、この挿入管3が接続時にラインミキサーの攪拌翼23の位置 まで届く様、接続管2のフランジ4a部から延出している。 図3は、この給入ノズル1をラインミキサー20に接続した場合の状態図で、 接続管2から供給されたA液と、挿入管3から供給されたB液は、挿入管3のみ がラインミキサー20の攪拌翼23まで伸びているため、従来の様にラインミキ サー20の給入口で混合されることがない。 従って、液の供給を停止しても、接続管2内で反応して固化することがない。 このため、切換等の洗浄時に於て、洗浄が容易となる。
【0009】 図5,図6は、第2実施例を示すもので給入ノズル10の配管接合部をフラン ジタイプでなくヘルール6を用い、配管をクランプバンドで継合し、配管の分解 ,組立てを容易にして取り付ける様にしたものである。
【0010】 尚、上記各実施例に於ては、2液を混合する場合の例について述べたが、3液 以上の混合に於ても、接続管の中に、該接続管のラインミキサー側フランジより 延出する接続管を必要混合液の本数だけ挿入することにより達成することが出来 る。 あるいは他の方法として、前記第1又は第2実施例の給入ノズルを一対として 、必要対だけラインミキサーの周壁に接続フランジを配置することにより行うよ うにしても良い。 又、前記実施例に於て、給入ノズルのラインミキサー側フランジ部に形成され ているA液を注入するための経路部、いわゆる挿入管部分を除いた環状円形部に ラインミキサー側のみ流通する逆止弁を設けることにより給入ノズル内での混合 による反応を抑えることが出来る。
【0011】
【考案の効果】
以上のように、この考案によればラインミキサーへの各液の合流点をラインミ キサーの混合部付近まで近付ける構造としたため、送液停止により混合液が反応 して固着する領域が、ベッセルの容器から排出に至るまでとなった。そのため運 転停止の際は、給入ノズルまでは通水程度で配管内の汚れを落とすことが出来る ので、従来より洗浄時間を著しく短縮することが出来た。また合流付近の反応物 の生成も無くすことが出来た。したがって従来、切替の際洗浄に必要とした時間 を大巾に短縮することができたため機台の稼働率が上がり生産性を向上すること が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示すノズルの側面断面図
である。
【図2】ノズルの正面図である。
【図3】実施例のノズルを組み込んだ2液混合機の正面
断面図である。
【図4】従来装置の2液混合機の正面断面図である。
【図5】この考案の他の実施例を示すノズルの側面断面
図である。
【図6】図5のノズルの正面図である。
【符号の説明】
1 給入ノズル 2 接続管 3 挿入管 4 フランジ 6 ヘルール 20 ラインミキサー 21 駆動モーター 22 盲栓 23 攪拌翼 24 ベッセル 25 給入口 26 排出ノズル 61 ヘルール溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体混合機と、これに各液を供給する供
    給管間に接続し複数液を前記混合機へ注入する給入ノズ
    ルであって、両端に前記混合機と供給管の接続部材を有
    し一液を注入する挿入管とこの挿入管の途中に外部から
    該挿入管内の流路に沿って挿入され、その先端が接続管
    より延出し混合機の攪拌翼近傍まで延びた挿入管を有し
    ていることを特徴とする液体混合機の給入ノズル。
JP853992U 1992-01-28 1992-01-28 液体混合機の給入ノズル Pending JPH0560527U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003053752A (ja) * 2001-08-16 2003-02-26 Konica Corp セルロースエステルフィルムの製造装置
JP2011526829A (ja) * 2008-06-30 2011-10-20 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー モノマーエマルジョンを連続的に製造するための混合装置
JP2022104753A (ja) * 2020-12-29 2022-07-11 株式会社クボタ 作業車両

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