JPH0560315U - 鞄用枠体とその枠体付鞄 - Google Patents
鞄用枠体とその枠体付鞄Info
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- JPH0560315U JPH0560315U JP257492U JP257492U JPH0560315U JP H0560315 U JPH0560315 U JP H0560315U JP 257492 U JP257492 U JP 257492U JP 257492 U JP257492 U JP 257492U JP H0560315 U JPH0560315 U JP H0560315U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軽量な布製の鞄を保持する枠体と、この枠体
に鞄を組合せることにより軽量でファッション性のよい
鞄を提供する。 【構成】 厚み方向に伸縮自在で、且つ、周囲の複数箇
所に保持部材5aを設けた鞄5と、一対の方形枠2を対
峙するように配設し、この方形枠2間を複数の伸縮自在
な連結部材3で連結した枠体1とからなり、上記鞄5の
保持部材5aを上記枠体1の方形枠2により保持した。
に鞄を組合せることにより軽量でファッション性のよい
鞄を提供する。 【構成】 厚み方向に伸縮自在で、且つ、周囲の複数箇
所に保持部材5aを設けた鞄5と、一対の方形枠2を対
峙するように配設し、この方形枠2間を複数の伸縮自在
な連結部材3で連結した枠体1とからなり、上記鞄5の
保持部材5aを上記枠体1の方形枠2により保持した。
Description
【0001】
本考案は、比較的大型の鞄を周囲から保持する枠体と、この枠体により鞄を周 囲から保持した枠体付鞄に関するものである。
【0002】
従来から広く用いられている鞄、特に旅行用の鞄においては、その外面が容易 に変形しないようなハードタイプと、その外面が容易に変形するようなソフトタ イプがある。これらの鞄の外面は、一般に前者は木製型枠あるいは樹脂等の芯材 に革張りをすることにより形成され、後者は革や布等のみにより形成されたもの である。
【0003】 これらの鞄は、使用者の好みや使用する用途によって使い分けられるが、その 中でも軽量で持ち運びに便利な布製の鞄が多く用いられている。この布製の鞄は 、方形、あるいは略方形のものが多く、上部に把手が設けられたものか、あるい はショルダーベルトが設けられたものが一般的である。
【0004】 そして、上記ハードタイプにあっては、持ち運びが容易なようにキャスターを 設けたものもある。しかし、ソフトタイプにあっては、その外面が柔軟なためキ ャスターを設けたものは殆どないのが現状である。しかし、一部の布製鞄で多く の荷物を収容することができる鞄には、その下部にある程度強度のある補強板を 設け、その補強板にキャスターを設けたものもある。
【0005】
ところで、上記ハードタイプの鞄にあっては、その外面が変形することがない ので収容量が決まっており、収容量を少しでもオーバーすると収容できなくなる 。一方、上記ソフトタイプの鞄にあっては、その外面が容易に変形するので収容 量が多少変化しても柔軟に対応することができる。
【0006】 しかし、このソフトタイプの鞄は、鞄自体の表面が柔軟なため、表面が傷つき 易いので容易に損傷してしまうことがある。
【0007】 また、このような布製の鞄にあっては、その外面が柔軟なため、重量物を持ち 運ぶ場合には容易に変形してしまい、また、持ち運びも容易に行うことができな いことが多かった。
【0008】 更に、上述したように、この種の鞄は外面が柔軟なためにキャスターを設ける ことは少なく、また、ファッション性を重要視する観点からもキャスターを設け ることは困難であったが、一部の鞄にあってはキャスターを設けたものもあった 。この鞄にあっては、キャスターから上部の収容部分は変形し易く、荷物が偏る と鞄が転倒したりするという問題があった。更に、キャスターの取着部分には常 に荷重が作用しているので、この取着部分から早期に損傷することもあり、損傷 した場合にはキャスターのみを容易に取り替えることはできず、鞄そのものを廃 棄処分してしまうしか方法がないという問題もあった。
【0009】 本考案は上記課題に鑑みて、軽量な布製の鞄を保持する枠体と、この枠体に鞄 を組合せることにより上記問題のない鞄を提供することを目的とする。
【0010】
上記目的を達成するために、本考案における鞄用枠体は、鞄を周囲から保持す る枠体であって、一対の環状枠を対峙するように配設し、該環状枠間を複数の伸 縮自在な連結部材で連結したことを特徴とするものである。
【0011】 また、本考案における枠体付鞄は、厚み方向に伸縮自在で、且つ周囲の複数箇 所に保持部材を設けた鞄と、一対の環状枠を対峙するように配設し該環状枠間を 複数の伸縮自在な連結部材で連結した枠体とからなり、上記鞄の保持部材を上記 枠体の環状枠により保持したことを特徴とするものである。
【0012】
上記構成によって、鞄用枠体を構成する一対の環状枠により鞄を周囲から保持 しているので収容量によっても鞄が変形することはない。
【0013】 また、環状枠間を連結する複数の伸縮自在な連結部材を伸縮させることにより 鞄の収容量を変化させることができる。
【0014】 更に、鞄の周囲には枠体が位置するので、鞄を損傷することが少ない。
【0015】 更にまた、使用目的に応じて枠体付鞄とするか普通の鞄のみとするかを選択す ることができ、鞄としての外観を変貌させることができる。
【0016】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は枠体1の斜視図であり、この実施例では環状枠を方形に形成した例によ り説明する。
【0017】 図示するように、枠体1は、大きく、前後一対の方形枠2と、この方形枠2を 連結する連結部材3により形成されている。そして、下部の4箇所にはキャスタ ー4が設けられている。
【0018】 この方形枠2は、四隅に設けたL形部材2aと、このL形部材2a間を連結す るパイプ部材2bから構成されており、水平方向のパイプ部材2bと垂直方向の パイプ部材2bがL形部材2aにより連結されている。そして、四隅のL形部材 2a間を連結部材3により連結され、下部に位置するL形部材2aにはキャスタ ー4が設けられている。
【0019】 この連結部材3は、図2に示す拡大斜視図のように、L形部材2aに固着され た支持部材3aと、この支持部材3aから突出するように設けられたスライド部 材3bと、このスライド部材3bをガイドするガイド部材3cから構成されてい る。また、スライド部材3bにはガイド溝3dが形成されており、このガイド溝 3dを挿通してガイド部材3cにボルト3eが螺合されている。
【0020】 なお、この枠体1は、各部品が全て組み立て式であり、各部品毎に交換するこ とが可能である。
【0021】 このように構成された枠体1は、図3(a)(b)に示す閉状態と開状態の側面図の ように、必要に応じてスライド部材3bをガイド部材3cに固定しているボルト 3eを緩め、両方形枠2を両外方に広げることにより厚み寸法をほぼ倍の大きさ にすることができる。また、必要に応じて厚み寸法を任意の幅に設定することも できる。
【0022】 次に、上記枠体1に鞄5を取着した実施例を説明する。 図4は本考案に係る枠体付鞄の全体を示す正面側斜視図であり、図5は背面側 からの斜視図である。なお、図において枠体1は、上記説明したものと同一であ るので説明は省略する。
【0023】 図において5は鞄であり、布製の軽量化されたもので、厚み方向に伸縮自在な 構造,いわゆる蛇腹のように変形する構造となっている。そして、この鞄5の正 面側と背面側の上下左右に円筒状の保持部材5aが設けられている。
【0024】 そして、この鞄5を枠体1を組み立てる時に枠体1と一体化させてしまう。つ まり、方形枠2を構成する各パイプ部材2bを鞄5の保持部材5aに挿通してか らL形部材2aと連結して枠体1を組み立てることにより、図4の斜視図に示す 枠体付鞄Aとなる。
【0025】 この枠体付鞄Aも上述した枠体1と同様に、収容量に応じて方形枠2を連結す る連結部材3を上述した方法により調整すれば、任意の厚み寸法に調整すること ができるので、鞄5自体の収容量を調整することができる。この時、鞄5は上述 したように厚み方向に伸縮自在な構造となっているので容易に伸縮する。
【0026】 このように、通常量の荷物の場合には連結部材3を縮ませた状態で使用し、荷 物の多い時等には、必要量に応じて連結部材3を伸ばすことにより厚み寸法を大 きくすることができるので、必要な収容スペースを確保することができる。
【0027】 また、この鞄5は、正面側のチャックを開放すると、図6に示す鞄の前面側を 解放した状態の斜視図のように、小型バッグ6や複数の小物用ポケット6aを設 けている。この小物用ポケット6aは、カセットデッキ入れ,パスポート入れ, カード入れ等として利用することができるものであり、種々なものを収容するこ とができるようになっている。なお、図4に示す円形部材7には傘を保持してお くことが可能である。
【0028】 以上のように、本考案に係る枠体付鞄Aは、枠体1の大きさを決定すると鞄自 体の大きさが決定され、また、この鞄5は硬質の枠体1により周囲から保持され ているので変形することもないので、鞄5の大きさに制限のある場所(例えば、 空港用手荷物の最大寸法等)での使用に際しては、鞄の持つ最大限の収容スペー スを有効に利用することができる。
【0029】 更に、本考案による枠体付鞄Aは、布製の鞄5を、金属あるいはプラスチック 等の枠体1の中に配設して組み合わせたことにより、鞄5の持つソフト性と枠体 1の持つハード性を兼ね備えたものとなり、従来にないファッション感覚の鞄と なる。
【0030】 更にまた、鞄5自体は布製であるので軽量であり、枠体1もパイプ部材2bを アルミニュウム等で製作し、連結部材2をプラスチック等で製作することにより 軽くすることができるので、従来のソフトタイプにおける軽量さと、ハードタイ プにおける強さを兼ね備えた鞄となる。このことにより、持ち運びが容易で重量 物を収容しても変形しない鞄となる。また、上述したように枠体1は組み立て式 であるので、全ての部品を分解することにより鞄5だけにすることができるので 、鞄5だけで持ち歩くようにすることができる。
【0031】 このように、本考案によれば使用目的に応じて枠体付鞄とするか普通の鞄のみ とするかを選択することができ、鞄としての外観を容易に変貌させることができ る。
【0032】 なお、上記実施例では、環状枠を方形枠2にて構成しているが、特に限定され るものではない。
【0033】
本考案により、鞄用枠体を構成する一対の環状枠により鞄の周囲を保持するの で、重量物であっても鞄の変形なしに持ち運ぶことができる。
【0034】 また、枠体の環状枠間を連結する複数の伸縮自在な連結部材を伸縮させること により鞄の収容量を変化させることができるので、収容量が変化しても容易に対 応することができる。
【0035】 更に、鞄の周囲を枠体でカバーするので鞄の損傷を防止することができ、仮に 枠体の一部が損傷しても分解して損傷部品のみを交換することができる。
【0036】 更にまた、本考案による枠体付鞄は、柔軟な鞄と硬質な枠体を組み合わせたこ とにより、鞄のソフト性における軽量さと枠体のハード性における強さを兼ね備 えた、従来にないファッション性を奏することができると共に、使用目的に応じ て枠体付鞄とするか普通の鞄のみとするかを選択することができるので、鞄とし ての使い分けも可能となる。
【図1】本考案に係る鞄用枠体の全体を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】枠体を連結する連結部材を示す拡大斜視図であ
る。
る。
【図3】(a) は閉状態を示す枠体の側面図であり、(b)
は開状態を示す枠体の側面図である。
は開状態を示す枠体の側面図である。
【図4】本考案に係る枠体付鞄の全体を示す正面側斜視
図である。
図である。
【図5】本考案に係る枠体付鞄の全体を示す背面側斜視
図である。
図である。
【図6】鞄の前面側を解放した状態を示す部分斜視図で
ある。
ある。
1…枠体 2…方形枠(環状枠) 2a…L形部材 2b…パイプ部材 3…連結部材 3a…支持部材 3b…スライド部材 3c…ガイド部材 3d…ガイド溝 4…キャスター 5…鞄 5a…保持部材 6…小物用ポケット 7…円形部材 A…枠体付鞄
Claims (2)
- 【請求項1】 鞄を周囲から保持する枠体であって、一
対の環状枠を対峙するように配設し、該環状枠間を複数
の伸縮自在な連結部材で連結したことを特徴とする鞄用
枠体。 - 【請求項2】 厚み方向に伸縮自在で且つ周囲の複数箇
所に保持部材を設けた鞄と、一対の環状枠を対峙するよ
うに配設し該環状枠間を複数の伸縮自在な連結部材で連
結した枠体とからなり、上記鞄の保持部材を上記枠体の
環状枠により保持したことを特徴とする枠体付鞄。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP257492U JPH0560315U (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 鞄用枠体とその枠体付鞄 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP257492U JPH0560315U (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 鞄用枠体とその枠体付鞄 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0560315U true JPH0560315U (ja) | 1993-08-10 |
Family
ID=11533148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP257492U Pending JPH0560315U (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 鞄用枠体とその枠体付鞄 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0560315U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101601882B1 (ko) * | 2014-10-13 | 2016-03-09 | 주식회사 캐리맥스통상 | 하드 케이스 여행가방 |
JP2016120057A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | 株式会社羅羅屋 | スクールバッグ |
-
1992
- 1992-01-28 JP JP257492U patent/JPH0560315U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101601882B1 (ko) * | 2014-10-13 | 2016-03-09 | 주식회사 캐리맥스통상 | 하드 케이스 여행가방 |
WO2016060360A1 (ko) * | 2014-10-13 | 2016-04-21 | 주식회사 캐리맥스통상 | 하드 케이스 여행가방 |
JP2016120057A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | 株式会社羅羅屋 | スクールバッグ |
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