JPH0560295A - 低温容器 - Google Patents

低温容器

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JPH0560295A
JPH0560295A JP22166391A JP22166391A JPH0560295A JP H0560295 A JPH0560295 A JP H0560295A JP 22166391 A JP22166391 A JP 22166391A JP 22166391 A JP22166391 A JP 22166391A JP H0560295 A JPH0560295 A JP H0560295A
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JP
Japan
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neck
insulating member
heat insulating
tank
tube
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JP22166391A
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Tsutomu Oi
勉 多井
Kazuhiko Nishida
和彦 西田
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 首管内を流れる蒸発ヘリウムガスの低温を有
効に利用して液体ヘリウム槽への熱侵入を抑制し、ヘリ
ウム蒸発量を効果的に削減する。 【構成】 液体ヘリウムを収容する液体ヘリウム槽14
から延設された首管14aが、この液体ヘリウム槽14
を収容する真空容器20に固定されたクライオスタット
等の低温容器において、首管14a内に断熱部材42を
設け、この断熱部材42の外周面と首管14aの内周面
との間に形成された流通路45をヘリウムガス等の蒸発
ガスが流れるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クライオスタット、特
に超電導マグネット用クライオスタット等に有用であ
り、液体ヘリウムや液体窒素等の低温物質を収容する低
温容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、超電導マグネットが核磁気共鳴分
析装置(以下、MRS装置と称する。)や医療診断用各
磁気共鳴コンピュータ断層撮影装置(MRI装置)等に
応用されるに伴い、上記超電導マグネットを液体ヘリウ
ムで冷却するためのクライオスタット等の開発が急速に
進められている。
【0003】図5は、上記MRS装置に用いられるクラ
イオスタットの一例を示したものである。このクライオ
スタット10は、超電導マグネット12及び液体ヘリウ
ム13を収容する液体ヘリウム槽(内槽)14、輻射熱
シールド板16、液体窒素槽18、及び真空容器20を
備えており、図例では、上記超電導マグネット12、液
体ヘリウム槽14、輻射熱シールド板16、及び液体窒
素槽18が真空容器20内の中央軸を取り巻くドーナツ
状とされている。そして、上記液体ヘリウム槽14が輻
射熱シールド板16内に収容され、この輻射熱シールド
板16が液体窒素槽18の内周部に収容され、この液体
窒素槽18の外周部に液体窒素19が収容され、この液
体窒素槽18が真空容器20内に収容されている。
【0004】上記液体ヘリウム槽14及び液体窒素槽1
8の上部からは首管14a,18bがそれぞれ上方に延
設され、これら首管14a,18bと対応して真空容器
20の上部にも管部21,22が延設されており、上記
首管14a,18bが各管部21,22内に挿入された
状態で首管14a,18bの上端部が管部21,22の
上端部に溶接で固定されている。すなわち、液体ヘリウ
ム槽14は真空容器20内で首管14aの上端を支点と
して宙吊り状態で支持されている。また、輻射熱シール
ド板16及び液体窒素槽18かち延設された首管16
a,18aの上端部は上記首管14aの途中の個所に固
定されている。
【0005】ここで、上記首管14aは液体ヘリウム槽
14内で蒸発したヘリウムガスを大気に放出し、同様に
首管18bは液体窒素槽18内で蒸発した窒素ガスを大
気に放出するものであるが、ヘリウム及び窒素の蒸発量
を極力減らすように、上記首管14a,18bの断面積
は極力小さく設定され、かつ上下長さは極力大きく設定
されている。
【0006】さらに、各槽14,16,18の振れを規
制するため、これらの槽14,16,18の底面に複数
個の突出部24が周方向に沿って設けられるとともに、
これらの突出部24のうち、液体ヘリウム槽14の底面
に設けられた突出部24が支持棒26を介して輻射熱シ
ールド板16の側壁下部に連結され、同様に、輻射熱シ
ールド板16の底面に設けられた突出部24が液体窒素
槽18の側壁下部に、液体窒素槽18の底面に設けられ
た突出部24が真空容器20の側壁下部に、それぞれ支
持棒26を介して連結されている。
【0007】ところで、このようなクライオスタットで
は、そのランニングコストを下げるために、上記首管1
4aからの液体ヘリウムの蒸発量を極力抑える必要があ
る。そこで従来は、上記首管14a内に例えば図6に示
すようなバッフルが設けられている。
【0008】このバッフルは、首管14aの長手方向に
延びる支持棒32と、この支持棒32に沿って略等間隔
に配された複数の輻射シールド板34とからなり、上記
支持棒32は熱伝導率の小さいGFRP(炭素繊維強化
プラスチック)等で形成され、上記輻射シールド板34
は輻射率の小さいアルミニウム等で形成されている。上
記支持棒32は首管14の上端にシール材30を介して
固定された蓋28に吊り下げ支持されており、この首管
14aの上端部には蒸発ヘリウムガスを逃がすためのガ
ス出口(図示せず)が設けられている。
【0009】このような構造において、大気側から首管
14a内に侵入する輻射熱が輻射シールド板34で遮断
される一方、液体ヘリウム槽14内で蒸発したヘリウム
ガスは首管14a内を通ってガス出口から系外へ排出さ
れる。この時、上記ヘリウムガスと首管14a内面との
接触によって両者の間で熱交換がなされ、これにより首
管14aが冷却されて液体ヘリウム槽14への熱侵入が
抑制される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記構造において、首
管14a内を上昇する蒸発ヘリウムガスの流速は極めて
小さく、そのレイノルズ数は10程度で層流となってい
るため、上昇するヘリウムガスのうち首管14aに接触
するガスは僅かで、両者の間の熱交換も十分でない。す
なわち、この構造では首管14a内を低温のヘリウムガ
スが流れても首管14aとの接触が少なく、しかもその
流速が低いためにヘリウムガスはほぼよどんだ状態にあ
り、このため首管14aは効果的に冷却されず、首管1
4aから液体ヘリウム槽14への熱侵入が十分に抑制さ
れないので、液体ヘリウムの蒸発量を飛躍的に削減する
ことは困難である。
【0011】本発明は、このような事情に鑑み、内槽内
で蒸発して首管内を流れるヘリウム等の蒸発ガスの低温
を有効に利用することにより、内槽への熱侵入を抑制
し、内槽内の低温液体の蒸発量を効果的に削減すること
ができる低温容器を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、低温液体を収
容する内槽と、この内槽を収容する外槽とを備え、上記
内槽の上部から上方に首管が延設されるとともに、この
首管の上端部が上記外槽に固定された低温容器におい
て、上記首管内の中央に上記低温液体の蒸発ガスよりも
熱伝達率の低い材料からなる断熱部材を首管の軸方向略
全域にわたって設け、この断熱部材と上記首管の内周面
との間に上記蒸発ガスの流通路を形成したものである
(請求項1)。
【0013】さらに、上記断熱部材の周囲に、この断熱
部材の径方向外側に突出するフィンを設けたり(請求項
2)、上記断熱部材の低温端に輻射シールド部材を設け
たりする(請求項3)ことにより、後述のようなより優
れた効果が得られる。
【0014】
【作用】上記構成によれば、首管内の中央に断熱部材が
設けられているので、その周囲にのみ蒸発ガスの流通路
が残され、しかもこの流通路の断面積は首管の全断面積
に比べて非常に小さい。従って、蒸発ガスは断熱部材の
周囲すなわち首管の内周面付近に集中して流れ、しかも
その流速は従来構造における流速よりも高くなる。これ
により、蒸発ガスと首管との熱交換が促進され、この熱
交換により首管が冷却される。また、上記断熱部材は蒸
発ガスよりも低い熱伝導率をもつ材料で形成されている
ので、この断熱部材を媒介とする固体熱伝導により熱侵
入が促進されることはない。
【0015】さらに、請求項2記載の構造によれば、断
熱部材の周囲にフィンが設けられているため、その分流
通路の断面積が削減され、蒸発ガスの流速はより高めら
れる。また、請求項3記載の構造によれば、断熱部材の
低温端に設けられた輻射シールド部材により、断熱部材
低温端からの輻射熱が遮蔽される。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図5に基づいて説
明する。
【0017】この実施例に示すクライオスタット(低温
容器)10の全体構成については、前記図5に示したも
のと全く同様であり、超電導マグネット12及び液体ヘ
リウム13を収容するドーナツ状の液体ヘリウム槽(内
槽)14、ドーナツ状輻射熱シールド板16、ドーナツ
状液体窒素槽18、及び真空容器20を備えており、液
体ヘリウム槽14が輻射熱シールド板16内に、輻射熱
シールド板16が液体窒素槽18の内周部に、液体窒素
槽18が真空容器20内にそれぞれ収容され、液体窒素
槽18の外周部に液体窒素19が収容されている。
【0018】なお、本発明において内槽と外槽との間の
構造については特に問わず、少なくとも外槽内に内槽が
収納される種々の低温容器について適用することが可能
である。また、内槽内に収容する低温液体も、液体ヘリ
ウムの他、液体窒素等、種々のものに適用できる。
【0019】上記液体ヘリウム槽14及び液体窒素槽1
8の上部からは首管14a,18bがそれぞれ上方に延
設され、これらと対応して真空容器20の上部にも管部
21,22が延設されており、上記首管14a,18b
が各管部21,22内に挿入された状態で首管14a,
18bの上端部が管部21,22の上端部に溶接で固定
されることにより、液体ヘリウム槽14は真空容器20
内で首管14aの上端との接合部を支点にして宙吊り状
態で支持されている。また、輻射熱シールド板16及び
液体窒素槽18から延設された首管16a,18aの上
端部は上記首管14aの途中の個所に固定されている。
上記首管14aは液体ヘリウム槽14内で蒸発したヘリ
ウムガスを大気に放出し、同様に首管18bは液体窒素
槽18内で蒸発した窒素ガスを大気に放出するものであ
り、各首管14a,18bの断面積は極力小さく設定さ
れ、かつ上下長さは極力大きく設定されている。
【0020】また、液体ヘリウム槽14の底面に設けら
れた突出部24が支持棒26を介して輻射熱シールド板
16の側壁下部に連結され、同様に、輻射熱シールド板
16の底面に設けられた突出部24が液体窒素槽18の
側壁下部に、液体窒素槽18の底面に設けられた突出部
24が真空容器20の側壁下部に、それぞれ支持棒26
を介して連結されている。この支持棒26は、固体熱伝
導による液体ヘリウム槽14への熱侵入を防ぐため、F
RP等の熱伝導率の低い材料で形成されるとともに、可
及的に長尺小径の形状とされている。
【0021】次に、上記ヘリウムガス用首管14a及び
その近傍の構造を図1〜3に基づいて説明する。なお、
図2において14bは首管14aと管部21との接合部
である。
【0022】上記管部21の上端には、カバー36が設
けられている。詳しくは、図2に示すように、上記管部
21の上端周縁部及びカバー36の下端周縁部にフラン
ジ部21a,36aがそれぞれ形成されており、両フラ
ンジ部21a,36aがクイックカップリング38によ
って接合されている。また、カバー36の側壁上部には
蒸発ヘリウムガスの出口管40が接続されている。
【0023】さらに、この容器の特徴として、図1,3
に示すように、首管14内にその軸方向略全域にわたっ
て延びる断熱部材42及びローフィン管43が設けられ
ている。
【0024】上記断熱部材42は、全体が円柱状に形成
され、図3に示すように首管14内の中央に配されてい
る。この断熱部材42は、ヘリウムガスよりも熱伝達率
の低い材料からなり、その具体的な材質としては、ポリ
スチロールフォーム等が好適である。この断熱部材42
は、垂直軸44を介してカバー36側に吊下げ支持され
ており、より具体的には、図2に示されるように、上記
垂直軸44の下端部が断熱部材42の上端部に接着等の
手段で固定されるとともに、この垂直軸44の上端部に
形成されたねじ部44aが、カバー36の天壁に装着さ
れた蓋46のねじ穴に螺合装着されている。この垂直軸
44は、この垂直軸44自身の固体熱伝導による熱侵入
を防ぐため、FRP等のように熱伝導性の低い材料で可
能な限り細長に形成することが望ましい。
【0025】また、この断熱部材42の低温端部(この
実施例では下端部)には、アルミニウム等のように輻射
率の低い材料で形成された輻射シールド板48が固定さ
れている。
【0026】上記ローフィン管43は、全体がFRP等
のような熱伝達率の低い材料で形成されており、上記断
熱部材42に外篏される管部43aと、この管部43a
から上記断熱部材42の径方向外側に突出する複数枚の
フィン部43bとで構成され、このローフィン管43全
体が断面部材42とともにカバー36から吊り下げられ
た状態となっている。各フィン部43bの高さ寸法h
は、なるべく小さな値に設定することが望ましく、例え
ば首管14aの内径を26mmとした場合には1〜2mm程
度が好ましい。また、各フィン部43bの外端面と首管
14aの内周面との隙間は、断熱部材42及びローフィ
ン管43全体が首管14aに対して容易に挿脱できる範
囲内で極力小さく設定することが望ましい。
【0027】このローフィン管43の具体的な製造方法
としては、まず、厚さが 0.1〜0.2mm程度の半硬化状F
RPシートを適当な幅で切断してパイプ状に巻くことに
より、首管14aの内径よりも2〜3mm程度小さい外径
をもつような管部43aを形成した後、この管部43a
の外周面に複数枚のフィン部43bを接着剤等で固定す
るようにすればよい。ただし、本発明では断熱部材やフ
ィン等の具体的な製造方法は特に問わない。
【0028】このようなクライオスタットによれば、首
管14a内にこれと同方向に延びる断熱部材42及びロ
ーフィン管43が配されているので、液体ヘリウム槽1
4内で蒸発したヘリウムガスは、首管14a内において
その内周面と管部43aの外周面との間に形成された、
フィン部43b同士間の流通路45のみを通ることにな
る。しかも、この流通路45の断面積は首管14a全体
の断面積に比べて非常に小さいので、ヘリウムガスの流
速は従来と比べて大きくなる。すなわち、上記ヘリウム
ガスは高い流速で首管14aの内周面近傍個所に集中し
て流れることになり、これによりヘリウムガスと首管1
4aとの熱交換が促進され、首管14aが効果的に冷却
されるとともに、温まったヘリウムガスは出口管40を
通じて系外へ導出される。
【0029】一方、外部から断熱部材42の低温端を通
じて首管14a内へ侵入しようとする輻射熱は、断熱部
材42の低温端に装着された輻射シールド板48で遮蔽
されるため、液体ヘリウム槽14内へは侵入しにくい。
従って、断熱部材42及びローフィン管43の配設によ
る冷却効果の分だけ首管14aから液体ヘリウム槽14
へ向かう熱侵入が抑制され、液体ヘリウム槽14内での
液体ヘリウムの蒸発量が削減される。また、上記断熱部
材42は蒸発ガスよりも低い熱伝達率をもつ材料で形成
されているので、この断熱部材42を媒介とする固体熱
伝導により熱侵入が促進されることはない。
【0030】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例として次のような態様を採ることも可能
である。
【0031】(1) 上記実施例では単一の断熱部材42及
びローフィン管43を首管14aの軸方向略全域にわた
って配設したものを示したが、本発明ではこれらを首管
14aの軸方向について複数個に分割するようにしても
良い。ただし、分割した断熱部材42同士の隙間をあま
り大きく設定するとその分ヘリウムガスの流速が下がる
ので、この隙間はなるべく微小に設定する必要がある。
【0032】(2) 上記実施例では、断熱部材42ととも
にローフィン管43を設けたものを示したが、図4に示
すように首管14aの断熱部材42を配しただけの構造
においても、その周囲に断面積の小さな流通路45が形
成されるので、本発明の効果を得ることが可能である。
ただし、上記ローフィン管43等によるフィンをもうけ
れば、その分流通路の断面積はより小さくなり、蒸発ガ
スの流速が高められるので、より優れた効果が得られ
る。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明は、内槽から延設さ
れた首管内に断熱部材を設け、この断熱部材の外周面と
首管の内周面との間に形成された流通路を蒸発ガスが流
れるようにしたものであるので、蒸発ガスの流れ個所を
首管の内周面近傍に集中させ、かつその流速を高めるこ
とにより、この蒸発ガスと首管との熱交換を促進し、効
率よく首管を冷却することができる。すなわち、上記蒸
発ガスの低温を有効に利用して首管を冷却することによ
りこの首管から内槽内への熱伝導を効果的に抑制し、こ
れによって内槽内での低温液体の蒸発量を大幅に削減す
ることができる効果がある。
【0034】さらに、請求項2記載の構造によれば、断
熱部材の周囲に設けられたフィンの分だけ流通路の断面
積が削減され、蒸発ガスの流速がより高められるため、
首管の冷却がより促進される効果がある。また、請求項
3記載の構造によれば、輻射シールド部材で断熱部材低
温端からの輻射熱を遮蔽することにより、内槽内への熱
侵入をより効果的に抑制することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるクライオスタットの
要部を示す断面正面図である。
【図2】上記クライオスタットにおける首管上端部の構
造を示す断面正面図である。
【図3】図1のIII-III線断面図である。
【図4】他の実施例におけるクライオスタット要部の断
面平面図である。
【図5】クライオスタットの全体構造を示す断面正面図
である。
【図6】従来のクライオスタットにおける首管内の構造
を示す断面正面図である。
【符号の説明】
10 クライオスタット(低温容器) 14 液体ヘリウム槽(内槽) 14a 首管 20 真空容器(外槽) 42 断熱部材 43 ローフィン管 43b フィン部 48 輻射シールド板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低温液体を収容する内槽と、この内槽を
    収容する外槽とを備え、上記内槽の上部から上方に首管
    が延設されるとともに、この首管の上端部が上記外槽に
    固定された低温容器において、上記首管内の中央に上記
    低温液体の蒸発ガスよりも熱伝達率の低い材料からなる
    断熱部材を首管の軸方向略全域にわたって設け、この断
    熱部材と上記首管の内周面との間に上記蒸発ガスの流通
    路を形成したことを特徴とする低温容器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の低温容器において、上記
    断熱部材の周囲に、この断熱部材の径方向外側に突出す
    るフィンを設けたことを特徴とする低温容器。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の低温容器におい
    て、上記断熱部材の低温端に輻射シールド部材を設けた
    ことを特徴とする低温容器。
JP22166391A 1991-09-02 1991-09-02 低温容器 Pending JPH0560295A (ja)

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