JPH0559932U - 円偏波平面アンテナ - Google Patents

円偏波平面アンテナ

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Publication number
JPH0559932U
JPH0559932U JP006923U JP692392U JPH0559932U JP H0559932 U JPH0559932 U JP H0559932U JP 006923 U JP006923 U JP 006923U JP 692392 U JP692392 U JP 692392U JP H0559932 U JPH0559932 U JP H0559932U
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JP
Japan
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circularly polarized
metal plate
radome
antenna
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP006923U
Other languages
English (en)
Inventor
久松 中野
基臣 関根
和廣 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokowo Co Ltd
Original Assignee
Yokowo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yokowo Co Ltd filed Critical Yokowo Co Ltd
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Priority to US08/006,518 priority patent/US5453755A/en
Priority to DE69302407T priority patent/DE69302407T2/de
Priority to ES93100848T priority patent/ES2088167T3/es
Priority to EP93100848A priority patent/EP0553707B1/en
Publication of JPH0559932U publication Critical patent/JPH0559932U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 導波管分配器を構成する一つの金属板10に
多数突設された円偏波アンテナ素子16,16…を、外
力から確実に保護し得るとともに、透過損等の少ないレ
ードーム22を備えた円偏波平面アンテナを提供する。 【構成】 導波管分配器の一つの金属板10の外面に、
その軸部を貫通させて多数の円偏波アンテナ素子16,
16…を突設する。これらの円偏波アンテナ素子16,
16…が挿入される透孔18,18…が穿設されて絶縁
材からなり円偏波アンテナ素子16,16…の突出高さ
以上の厚みの保護板20を金属板10の外面に配置す
る。そして、この保護板20の外側面に接して薄板状の
レードーム22を配置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、導波管分配器を構成する一つの金属板の外面に多数の円偏波アンテ ナ素子が突設された円偏波平面アンテナのレードームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、マイクロ波円偏波を用いた通信および放送システムが種々提案されるの に伴ない、これらのマイクロ波円偏波を送信および受信するための円偏波アンテ ナが各種研究ならびに提案されている。その一つとして、円偏波を放射する円偏 波アンテナ素子としてのカールアンテナ素子を用いた円偏波平面アンテナがある 。これをもう少し詳しく説明すれば、2枚の平行で所定間隔だけ離した円形金属 板で形成された中空円盤形状の導波管の中央に電力供給部を配置して導波管分配 器を構成し、軸部とその軸部の先端に接続される1〜1.5巻の渦巻状の線材の カール部とからなるカールアンテナ素子を、一方の金属板の外側面に軸部を絶縁 状態で外側から貫通させて多数突設して、円偏波平面アンテナが構成されている 。そして、かかる構成の円偏波平面アンテナを屋外に設置する場合には雨や雪さ らには鳥の攻撃等から保護するために、円偏波アンテナ素子が突出されるアンテ ナ前面にレードームが設けられる。また、室内設置用であっても、円偏波アンテ ナ素子を外力から保護するためにレードームが必要である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、アンテナ前面に配置されるレードームは、誘電体で形成されるが、 反射損と透過損がなるべく少なく、また指向性に変化を与えないようにしなけれ ばならない。そこで、一般的にレードームは薄い厚みで成形される。また、風圧 や何か物が打つかっても円偏波アンテナ素子が破損しないように保護するために 、レードームとして所定の剛性を必要とする。このため、硬質樹脂等でレードー ムを形成し、適宜なリブ等を併用して薄い厚みで所定の剛性を得ている。しかし ながら、円偏波アンテナ素子を外力から確実に保護できるとともに、反射損や透 過損が充分に少ない、満足すべきレードームの構造が得られていない。
【0004】 本考案は、上述のごとき事情に鑑みてなされたもので、突設された円偏波アン テナ素子を外力から確実に保護し得るとともに反射損や透過損が少ないレードー ムを備えた円偏波アンテナを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本考案の円偏波平面アンテナは、導波管分配器 を構成する一つの金属板の外面に、円偏波を放射する円偏波アンテナ素子がその 軸部を前記金属板に外側から貫通させて多数突設された円偏波平面アンテナにお いて、前記円偏波アンテナ素子の突出高さ以上の厚みを有するとともに前記円偏 波アンテナ素子が挿入される透孔を穿設した絶縁材からなる保護板を前記金属板 の外側に配置し、この保護板の外側面に接して薄板状のレードームを配置して構 成される。
【0006】 そして、前記保護板を発泡スチロールで形成しても良い。
【0007】 また、本考案の円偏波平面アンテナを、導波管分配器を構成する一つの金属板 の外面に、円偏波を放射する円偏波アンテナ素子がその軸部を前記金属板に外側 から貫通させて多数突設された円偏波平面アンテナにおいて、前記円偏波アンテ ナ素子を挿入できるように突出高さ以上の深さと内径を有する有底孔を穿設した 絶縁材からなるレードームを前記金属板の外側に配置して構成することもできる 。
【0008】
【作 用】
円偏波アンテナ素子が挿入される透孔を穿設した保護板が、金属板の外面とレ ードームとの間に介装されることとなり、この保護板により外力によるレードー ムの変形が阻止され、円偏波アンテナ素子が確実に保護される。
【0009】 そして、保護板を発泡スチロールで形成するならば、保護板自体は極めて軽く 形成でき、さしたる重量変化を生じることなしに円偏波平面アンテナを改良でき る。
【0010】 また、円偏波アンテナ素子が挿入される有底孔を穿設したレードームを金属板 の外面に配置するならば、有底孔を穿設した部分がレードームとして作用し、有 底孔を穿設しない部分でレードームの外力による変形を阻止するように作用する 。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を、図1ないし図3で参照して説明する。図1は、本 考案の円偏波平面アンテナの一実施例の分解斜視図であり、図2は、図1の組み 付け体の縦断面図であり、図3は、図2の一部切り欠き平面図である。
【0012】 図1ないし図3において、2枚の平行で所定間隔だけ離して配置された円形金 属板10,12で、導波管分配器としての中空円盤形状の導波管が形成され、そ の中央に電力供給部14が配設される。そして、一方の金属板10の外側面に、 軸部を絶縁状態で外側から貫通させて円偏波アンテナ素子16,16…が多数突 設される。この円偏波アンテナ素子16,16…の一例は、導電線材からなり軸 部とその軸部の先端に接続される1〜1.5巻の渦巻状のカール部とからなるカ ールアンテナ素子である。そして、円偏波アンテナ素子16,16…が挿入され る透孔18,18…が穿設された円盤状で円偏波アンテナ素子16,16…の突 出高さより厚い発泡スチロールからなる保護板20が、金属板10の外側面に配 置される。さらに、この保護板20の外側面に接してポリプロピレン等からなる 薄板状のレードーム22が配置される。
【0013】 かかる構成において、保護板20およびレードーム22は、いずれも比誘電率 が低く、またレードーム22は薄いこともあって、透過損や反射損等は極めて少 ない。そして、レードーム22に加わる外力は保護板20の広い面により支えら れ、レードーム22の変形が防止される。そこで、円偏波アンテナ素子16,1 6…が変形して円偏波平面アンテナとしての性能が損なわれることがない。
【0014】 また、レードーム22に加わる外力が保護板20の広い面で支えられるので、 レードーム22はポリプロピレン等の可撓性のある樹脂を用いることができ、従 来のこの種のアンテナの硬質樹脂を用いて形成したレードームのごとく、割れ等 の破損を受けにくい。さらに、保護板20を発泡スチロールで形成することで、 保護板20を極めて軽く形成でき、さしたる重量変化を生じることなしに円偏波 平面アンテナを改良でき、これをポール等に固定する場合に重量が軽い分だけ固 定が容易である。
【0015】 図4は、本考案の円偏波平面アンテナの他の実施例の縦断面図である。図4に おいて、図1ないし図3に示す部材と同一なものには同じ符号を付けて重複する 説明を省略する。
【0016】 図4に示す実施例において、図1ないし図3に示す実施例と相違するところは 、ポリプロピレン等からなるレードーム30に裏面より円偏波アンテナ素子16 ,16…を挿入できるだけの円偏波アンテナ素子16,16…の突出高さ以上の 深さと内径を有する有底孔32,32…を穿設し、有底孔32,32…の底板の 厚さを透過損等が少なくなるように薄くしたことにある。
【0017】 かかる構成にあっては、有底孔32,32…の薄い底板が従来のレードームと して作用し、有底孔32,32…が穿設されていない部分は、レードームの変形 を防ぐための図1ないし図3で示す実施例の保護板20と同様の作用をする。そ して、レードーム30が保護板20の作用をも兼ねることで、部品点数が少なく なり、組み立てが容易であって量産に好適である。
【0018】 なお、上記実施例において、保護板20を発泡スチロールで形成したが、材質 はこれに限られず、比誘電率が小さい絶縁材で、円偏波アンテナ素子16,16 …からの放射に大きな影響を与えない材質であれば良い。また、レードーム22 ,30の材質は、ポリプロピレンに限られず透過損と反射損の少ないものであれ ば良い。さらに、円偏波アンテナ素子16,16…は、上述のカールアンテナ素 子に限られるものでなく、軸部とその先端に接続されるヘリカル状部とからなる 素子であっても良く、金属板10の外面に突設される円偏波アンテナ素子であれ ばいかなる構造であっても良い。そしてまた、導波管分配器は、中空円盤形状の 導波管を用いるものに限られず、方形導波管等を用いるものであっても良い。さ らに、中空円盤形状の導波管を構成する一方の金属板12は、外周部が屈曲され て短絡板とされているが、この短絡板を別部材で構成しても良い。そしてさらに 、金属板10,12は、樹脂の表面に蒸着やメッキによって付された金属薄膜で あっても良い。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の円偏波平面アンテナは構成されているので、以 下のごとき格別な効果を奏する。
【0020】 請求項1記載の円偏波平面アンテナにあっては、レードームに加わる外力を保 護板の広い面で支えることができ、レードーム自体に大きな剛性を必要とせず、 透過損が少ないように薄く形成することができる。しかも、レードームは、剛性 を必要としないので、可撓性を有する材質で形成することもでき、割れ等により 破損することがない。
【0021】 そして、請求項2記載の円偏波平面アンテナにあっては、保護板を発泡スチロ ールで形成するので、保護板の比誘電率が低く、円偏波アンテナ素子からの放射 に何んら影響を与えない。しかも、保護板は極めて軽量であり、装置全体をさし たる重量変化を生じることなしに改良でき、本考案の円偏波平面アンテナをポー ル等に固定する場合に、その固定が容易である。
【0022】 また、請求項3記載の円偏波平面アンテナにあっては、レードームが保護板の 作用を兼ねるので部品点数が少なく、請求項1記載のものと同等の効果に加えて 、組み立てが容易であるため、量産に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の円偏波平面アンテナの一実施例の分解
斜視図である。
【図2】図1の組み付け体の縦断面図である。
【図3】図2の一部切り欠き平面図である。
【図4】本考案の円偏波平面アンテナの他の実施例の縦
断面図である。
【符号の説明】
10,12 金属板 16 円偏波アンテナ素子 18 透孔 20 保護板 22,30 レードーム 32 有底孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 横山 和廣 群馬県富岡市神農原1112 株式会社ヨコオ 富岡工場内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導波管分配器を構成する一つの金属板の
    外面に、円偏波を放射する円偏波アンテナ素子がその軸
    部を前記金属板に外側から貫通させて多数突設された円
    偏波平面アンテナにおいて、前記円偏波アンテナ素子の
    突出高さ以上の厚みを有するとともに前記円偏波アンテ
    ナ素子が挿入される透孔を穿設した絶縁材からなる保護
    板を前記金属板の外側に配置し、この保護板の外側面に
    接して薄板状のレードームを配置したことを特徴とする
    円偏波平面アンテナ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の円偏波平面アンテナにお
    いて、前記保護板を発泡スチロールで形成したことを特
    徴とする円偏波平面アンテナ。
  3. 【請求項3】 導波管分配器を構成する一つの金属板の
    外面に、円偏波を放射する円偏波アンテナ素子がその軸
    部を前記金属板に外側から貫通させて多数突設された円
    偏波平面アンテナにおいて、前記円偏波アンテナ素子を
    挿入できるように突出高さ以上の深さと内径を有する有
    底孔を穿設した絶縁材からなるレードームを前記金属板
    の外側に配置したことを特徴とする円偏波平面アンテ
    ナ。
JP006923U 1992-01-23 1992-01-23 円偏波平面アンテナ Pending JPH0559932U (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP006923U JPH0559932U (ja) 1992-01-23 1992-01-23 円偏波平面アンテナ
US08/006,518 US5453755A (en) 1992-01-23 1993-01-21 Circularly-polarized-wave flat antenna
DE69302407T DE69302407T2 (de) 1992-01-23 1993-01-21 Zirkularpolarisierte, ebene Antenne
ES93100848T ES2088167T3 (es) 1992-01-23 1993-01-21 Antena plana para ondas polarizadas circularmente.
EP93100848A EP0553707B1 (en) 1992-01-23 1993-01-21 Circulary-polarized-wave flat antenna

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP006923U JPH0559932U (ja) 1992-01-23 1992-01-23 円偏波平面アンテナ

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JPH0559932U true JPH0559932U (ja) 1993-08-06

Family

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP006923U Pending JPH0559932U (ja) 1992-01-23 1992-01-23 円偏波平面アンテナ

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JP (1) JPH0559932U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014220601A (ja) * 2013-05-02 2014-11-20 三菱マテリアル株式会社 アンテナ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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