JPH0559180A - 誘導体化されたアルキルポリシランプレセラミツクポリマー - Google Patents

誘導体化されたアルキルポリシランプレセラミツクポリマー

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JPH0559180A JP80003188A JP80003188A JPH0559180A JP H0559180 A JPH0559180 A JP H0559180A JP 80003188 A JP80003188 A JP 80003188A JP 80003188 A JP80003188 A JP 80003188A JP H0559180 A JPH0559180 A JP H0559180A
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Abstract

(57)【要約】 電子出願以前の出願であるので 要約・選択図及び出願人の識別番号は存在しない。

Description

【発明の詳細な説明】 米国政府は、米空軍の契約番号F33615− 83−C−5006による本発明の権利を保有す る。
(産業上の利用分野) 本発明は、セラミック材料及び物品の製造にお けるプレセラミックポリマーとして有用な誘導体 化されたアルキルポリシラン、特に誘導体化され たメチルポリシランに関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課 題) バニー(Baney)らは、米国特許第4,310,651号 (1982年1月12日発行)において、一般式が(C HSi)((CHSi)で示され、0〜60モ ル%の((CHSi)単位と40〜100モル %の(CHSi)単位が存在し、ケイ素への残り の結合が他のケイ素原子及び塩素原子または臭素 原子に付いているポリシランを発表している。こ のポリシランは、高温(約1400℃)でセラミッ ク材料を含むβ-炭化ケイ素に転化された。米国 特許第4,310,651号のポリシランは空気中では反 応性が高いので取扱いが困難である。
バニーらは、米国特許第4,298,559号(1981年 11月3日発行)において、一般式が(CHSi) ((CHSi)で示され、0〜60モル%の(( CHSi)単位と40〜100モル%の(C HSi)単位が存在し、ケイ素への残りの結合が 他のケイ素原子,及びこの他に1〜4個の炭素原 子を有するアルキル基、またはフェニル基に結び 付いているポリシランを発表した。これらのポリ シランは、加熱することにより高い収量での炭化ケ イ素含有のセラミックスに転化された。
バニーは、米国特許第4,310,481号(1982年1 月12日再発行)において、一般式が(CHSi)(( CHSi)で示され、0〜60モル%の((C HSi)単位と40〜100モル%の(CH Si)単位が存在し、ケイ素への残りの結合が他 のケイ素原子及び(CHSiO-基に付い ているポリシランを発表している。炭化ケイ素含 有セラミックスは、このポリシランを不活性ガス または真空中で高温まで焼成することによりえら れた。
バニーは、米国特許第4,310,482号(1982年1 月12日発行)において、一般式が(CHSi)(( CHSi)で示され、0〜60モル%の((C HSi)単位と40〜100モル%の(CH Si)単位が存在し、ケイ素への残りの結合が他 のケイ素及び水素に付いているポリシランを発表 している。炭化ケイ素含有セラミックスは、この ポリシランを不活性ガスまたは真空中で高温まで 焼成することによりえられた。
バニーらは、米国特許第4,314,956号(1982年 2月9日発行)において、一般式が(CHSi) ((CHSi)で示され、0〜60モル%の(( CHSi)単位と40〜100モル%の(C HSi)単位が存在し、ケイ素への残りの結合が シリコン、及び一般式がNHR'''で表わされ、 R'''は水素原子、1〜4個の炭素原子を有する アルキル基、またはフェニル基であるアミン基に 結び付いているポリシランを発表した。これらの ポリシランを不活性雰囲気またはアンモニア雰囲 気で高温に焼くことにより炭化ケイ素を含有する セラミックスがえられた。
バニーらは、米国再発行特許Re31,447号(19 82年11月22日発行)において、一般式が(CH Si)((CHSi)で示され、0〜60モル %の((CHSi)単位と40〜100モル% の(CHSi)単位が存在し、ケイ素への残りの 結合が他のケイ素原子,及び1〜4個の炭素原子 を有するアルコキシ基、またはフェノキシ基に結 び付いているポリシランを発表した。これらのポ リシランを高温に焼くことにより炭化ケイ素を含 有するセラミックスがえられた。
これらのポリシランについては更にバニーらが 「有機金属」(Organometallics2, 859(1983)に論じている。
新しく発見されたのは、一般的分子式が(R Si(RSi)(R’Si)で表わされ、上式 のRは1〜4個の炭素原子を含むアルキル基から 単独に選ばれ、R’は少なくとも6個の炭素原子 を含むアルキル基、フェニール基、及び式A(3−y) Si(CH-で表わされる基からなる グループから単独に選ばれ、上記のAはそれぞれ、 水素原子または1〜4個の炭素原子を含むアルキ ル基から単独に選ばれ、Yは0から3の間の整数 であり、Xは塩素または臭素であり、zは1より も大きいか1に等しい整数であり、0〜40モル %の(RSi)単位、1〜99モル%の(RSi) 単位、及び1〜99モル%の(R’Si)単位を含 有し、また、式中のケイ素原子には他のケイ素原 子及び、水素、1〜4個の炭素原子を含むその他 のアルキル基、ビニル基、アリル基、フェニル基、 (CHSiO-基、-OR'''基、及び- N(R基からなるグループから選ばれた基 が結合し、R'''は1〜4個の炭素原子を含むア ルキル基、またはフェニール基であり、Rは水素、 1〜4個の炭素原子を含むアルキル基、フェニル 基、または-SiA’基であり、このA’は水素、 1〜4個の炭素原子を含むアルキル基、及びビニ ル基から単独に選ばれるものである誘導体化され たアルキルポリシランである。これらの誘導体化 されたアルキルポリシラン・プレセラミック・ポ リマーは不活性雰囲気下で高温で焼成してセラミ ック素材または製品に転化することができる。
これらの誘導体化されたアルキルポリシランは、 セラミック素材または製品、特にセラミック繊維 を製造する技術に大幅な進歩をもたらすものであ る。
(課題を解決するための手段) 本発明は平均的な式が(RSi)(RSi) (R’Si)で表わされ、上式のRは1〜4個の 炭素原子を含むアルキル基から単独に選ばれ、R ’は少なくとも6個の炭素原子を含むアルキル基、 フェニール基、及び式A(3−y)Si(CH -で表わされる基からなるグループから単独に 選ばれ、上記のAはそれぞれ、水素原子または1 〜4個の炭素原子を含むアルキル基から単独に選 ばれ、yは0から3の間の整数であり、Xは塩素 または臭素であり、zは1よりも大きいか1に等 しい整数であり、0〜40モル%の(RSi)単 位、1〜99モル%の(RSi)単位、及び1〜9 9モル%の(R’Si)単位を含有し、また、式中 のケイ素原子には他のケイ素原子及び、水素、1 〜4個の炭素原子を含むその他のアルキル基、ビ ニル基、アリル基、フェニル基、(CHS iO-基、-OR'''基、及び-N(R基 からなるグループから選ばれた基が結合し、R'' 'は1〜4個の炭素原子を含むアルキル基または フェニル基であり、Rは水素、1〜4個の炭素 原子を含むアルキル基、フェニル基、または-S iA’基であり、このA’は水素、1〜4個の炭 素原子を含むアルキル基、及びビニル基から単独 に選ばれるものである誘導体化されたアルキルポ リシランに関する。
この発明の誘導体化されたアルキルポリシラン の製造するため本発明に有用な誘導体化されてい ないアルキルポリシランは、平均的式が(RS i)(RSi)(R’Si)で表わされ、Rはそ れぞれ1〜4個の炭素原子を含むアルキル基から 単独に選ばれ、それぞれのR’は少なくとも6個 の炭素原子を含むアルキル基、フェニール基、及 び式A(3−y)Si(CH-で表わされる 基からなるグループから独立に選ばれ、上記のA はそれぞれ、水素原子または1〜4個の炭素原子 を含むアルキル基から独立に選ばれ、yは0から 3の間の整数であり、Xは塩素または臭素であり、 zは1よりも大きいか1に等しい整数であり、0 〜40モル%の(RSi)単位、1〜99モル %の(RSi)単位、及び1〜99モル%の(R ’Si)単位を含有し、ケイ素への残りの結合は 他のケイ素原子、塩素原子または臭素原子のいず れかに結び付いている。これらはケイ素への残り の結合は他のケイ素原子、塩素原子または臭素原 子のいずれかに結び付いている塩素または臭素含 有ポリシランである。これらのポリシランは0〜 40モル%の(RSi)単位、40〜99モル %の(RSi)単位、及び1〜30モル%の(R ’Si)単位を含むことが望ましい。最も望まし いのは、これらののポリシランが0〜10モル% の(RSi)単位、80〜99モル%の(RS i)単位、及び1〜20モル%の(R’Si)単 位を含むことである。本発明の実施には塩素含有 ポリシランの方が望ましい。
誘導体化されないポリシランは、デュアン・レ イ・バジャルスキ(Duan Ray Bajal-ski)、ゲーリ ー・エドワード・ルグロー(Gary E-dward LeGraw )及びトーマス・フェイ-オン・リム(Thomas Fa y-on Lim)の名義でこの発明と同じ日付に提出さ れた米国特許出願第945,126号に記載された方法 により調製することができる。一般にこれらのポ リシランは、約40-99重量%の1つ以上の塩 素含有または臭素含有のジシランと、1〜60重 量%の式R’SiXで表わされる1つ以上のモ ノオルガノシランであって、R’は少なくとも6 個の炭素原子を含むアルキル基、フェニール基、 及び式A(3−y)Si(CH-で表わされ る基からなるグループから単独に選ばれ、上記の Aはそれぞれ、水素原子または4個の炭素原子を 含むアルキル基から単独に選ばれ、yは0から3 の間の整数であり、Xは塩素または臭素であり、 zは1よりも大きいか1に等しい整数であるもの の混合物を、0.001〜10重量%の再配列触 媒と共に、副生成物の揮発性物質を蒸留しながら 100〜340℃の温度で反応させることによっ て調製することができる。
誘導体化されないポリシランを調製するため使 われる塩素含有または臭素含有のジシランの一般 式は(RSi)であり、ここでRは1〜4 個の炭素原子を有するアルキル基、bの値は0〜 2.5、cの値は0.5〜3で、bとcの和は3に等 しく、Xは塩素または臭素である。上記ジシラン におけるRは、メチル、エチル、プロピルまたは ブチル基のいずれでもよい。この種のジシランの 例としては、CHClSiSiCl(CH 、CHClSiSiClCH、CH BrSiSiBr(CH、CHBr SiSiBrCHなどがある。上記ジシラン において、Rはメチル基でありXは塩素であるこ とが望ましい。ジシランは適切なシランから調製 するか、オルガノクロロシランの直接合成からの 処理残留物成分として現われたジシランを利用す ることができる。オルガノクロロシランの直接合 成には加熱されたケイ素及び触媒上に有機塩素ガ スを通すという処理が行われる。イーボーン著のバターワース化学出版書 「有機ケイ素化合物」19 60年刊、1ページを参照されたい。ジシランCH ClSiSiClCH及び(CH ClSiSiClCHは上記反応からの残留 物に大量に見出だされるので、直接法残留物は本 発明に使用されるポリシラン・ポリマーをえるた めの良好な初期物質である。
誘導体化されないポリシランを調製するため使 われるモノオルガノシランは、R’SiXの式 で表わされるものであり、この式のR’は少なく とも6個の炭素原子を含むアルキル基、フェニー ル基、及び式A(3−y)Si(CH-で表 わされる基からグループから選ばれ、上記の Aはそれぞれ、水素原子または4個の炭素原子を 含むアルキル基から単独に選ばれ、yは0から3 の間の整数であり、Xは塩素または臭素であり、 zは1よりも大きいか1に等しい整数である。式 A(3−y)Si(CH-中のA基は同一ま たは異なるものとすることができる。一般に、モ ノオルガノシランの沸点は1気圧で約180℃以 上でなければならない。適当なモノオルガノシラ ンの例としては、フェニルトリクロロシラン、n -ヘキシルトリクロロシラン、n-オクチルトリ クロロシラン、n-オクチルトリブロモシラン、 フェニルトリブロモシラン、ClSiCHC HSiCl、CHClSiCHCH SiCl、(CH)ClSiCHCHS iCl、H(CHSiCHCHSi Clなどがある。モノオルガノシランとしては フェニルトリククロロシラン及びn-オクチルトリ クロロシランが望ましい。
この種のモノオルガノシランの混合物もまた使 用することができる。事実、本発明の実施には一 般にモノオルガノシランの混合物が好ましい。モ ノオルガノシランの混合物の中で特に好ましいも のはn-オクチルトリクロロシラン及びフェニル トリブロモシランである。単独でも混合物として も、この種のモノオルガノシランを使えば誘導体 化されたポリシランの軟化温度またはガラス転移 温度、及び誘導体化されないポリシランの(R’ Si)含有量を変えてこの種の誘導体化されたア ルキルポリシランからえられえるセラミック素材 のケイ素と炭素の相対的な含有量の双方を制御す ることができる。一般に、誘導体化されないポリ シランの(R’Si)含有量、したがって誘導体 化されたアルキルポリシランの(R’Si)含有 量を増せば、ガラス転移温度が低下することにな るようである。(n-オクチル-Si)単位を取 り入れるとガラス転移温度を大幅に下げることが でき、その低下幅はアルキルポリシランの(n- オクチル-Si)単位の量に依存する。(フェニ ル-Si)単位を取り入れてもまたガラス転移温 度は下がるがその観測された効果は一般に(n- オクチル-Si)単位を取り入れた場合よりも少 ない。(n-オクチル-Si)単位を含む誘導体 化されたアルキルポリシランの熱分解に際し、n -オクチル基はオレフィンとしてそのセラミック 物質から失われ、このためそのセラミック物質は (n-オクチルSi)単位のない同種のポリマー から調製されたセラミック物質に比べて炭素の少 ないセラミック物質が残る。少なくとも6個の炭 素原子を含む他のアルキル基も同様に振舞うと予 想される。フェニル基は一般に熱分解によって失 われない。従って、(フェニル-Si)単位を含 んでいる誘導体化されたアルキルポリシランの熱 分解では最終セラミック物質により多くの炭素を 取り込むことができ、このため(フェニル-Si) 単位を含んでいない同種のポリマーから調製した セラミック物質に比べて炭素に富むセラミック物 質を生じる。このように(R’Si)単位(R’ はn-オクチル及びフェニル)を取り込むことに よって、出来上がったセラミック物質のケイ素と 炭素の相対的な含有量を幅広く制御することがで きる。本発明を実施に移せば、SiCを含むセラ ミック物質の調製にあたりケイ素と炭素のどちら を多めにするか並びにそれぞれの化学量論的な割 合をどう決めるかが可能となる。(CHSi)ま たは((CHSi)単位の形でのメチル基は一 般に熱分解により失われない。従って、ケイ素と 炭素の相対的な含有量は一部は誘導体化されたア ルキルポリシラン内の他の単位の存在に左右され るが(n-オクチルSi)及び(フェニル-Si) 単位を取り入れることによってセラミックスのケ イ素と炭素の相対的な含有量を「微調整」するこ とができる。
ジシランとモノオルガノシランの混合物は再配 列触媒の存在下で反応させる。適当な再配列触媒 としては、ハロゲン化アンモニウム、第3有機ア ミン、第4アンモニアハロゲン化物、第4ホスホ ニウムハロゲン化物、ヘキサメチルスルホアミド、 及びシアン化銀がある。好ましい触媒には、式W NX’を有する第4アンモニアハロゲン化物、 式WPX’を有する第4ホスホニウムハロゲン 化物、及びヘキサメチルスルホアミドが含まれ、 上式のWはアルキル基またはアリル基でありX’ はハロゲンである。好ましくは、Wは1〜6個の 炭素原子を含有するアルキル基またはフェニル基 であり、X’は塩素または臭素である。特に好ま しい触媒は臭化テトラ-n-ブチルホスホニウム である。
使用する触媒の量は、重量比率0.001〜1 0%、望ましくは0.1〜2.0%にわたる始動 ジシラン、または初期ジシラン/モノオルガノシ ラン混合物とすることができる。触媒及び初期物 質には無水条件が必要であり、反応物を混合する 際は反応系から水分を確実に除去するよう注意し なければならない。このため、一般に反応混合物 を覆う乾燥窒素またはアルゴン気流を用いる。
約40〜99重量%の単数または複数のジシラ ンと1〜60重量%の単数または複数のモノオル ガノシランとの混合物が、100〜340℃の温 度で、0.001〜10重量%の再配列触媒の存 在下で副生成物の揮発性物質を蒸留しながら反応 させられ、遂には塩素含有または臭素含有のポリ リランが生成される。好ましくは、反応混合物は 77〜99重量%の単数または複数のジシラン及 び1〜30重量%の単数または複数のモノオルガ ノシランを含有する。最も好ましい反応混合物は 80〜98重量%の単数または複数のジシラン及 び2〜20重量%の単数または複数のモノオルガ ノシランを含有する。反応材の混合の順序はそれ はど重要ではない。反応温度は150〜300℃ であることが望ましい。最終の反応温度がモノオ ルガノシランの沸点より高いときは、反応温度を 徐々に上げて、モノオルガノシランが反応混合物 から單に蒸留するのではなくポリマー内へ取り込 まれる傾向が強くなるようにする。モノオルガノ シランの取り込み量はまた、反応の後期段階のみ において揮発性副生成物を除くことにより増すこ とができる。代表的な反応時間は1〜48時間で あるが他の時間を採用することもできる。
塩素または臭素を含有する誘導体化されないア ルキルポリシラン内の塩素または臭素元素は極め て反応性が高い。この反応性の高さのため、この 種のアルキルポリシランの処理は困難となる。低 酸素含有セラミック材質を所望する場合は特にこ の種のアルキルポリシランの処理は困難となる。
したがって、塩素または臭素原子を反応性の低い 基と置換することが望ましい。本発明の実施によ り、塩素または臭素含有アルキルポリシランの反 応性の高い塩素または臭素原子は、水素、1〜4 個の炭素原子を有するアルキル基、ビニル基、ア リル基、フェニル基、(CHSiO基、- OR'''基、及び-N(R基から選ばれた 一般にもっと反応性の低い基に置換することによ って本発明のプレセラミックポリマーである誘導 体化されたアルキルポリシランが形成される。こ こでR'''は1〜4個の炭素原子を有するアルキ ル基、フェニル基、または-SiA’であり、 A’は、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、 ハロゲンまたはビニル基である。
追加のアルキル、ビニル、アリル、またはフェ ニル基を含有する誘導体化されたアルキルポリシ ランは、米国特許第4,298,559号の記載の一般的 手順を使って調製することができる。このような 誘導体化されたアルキルポリシランは、この発明 の誘導体化されないアルキルポリシランを、アル キル、ビニル、アリル、または一般式がRIVMg Xのグリニヤール試薬または一般式がRIVLiの 有機リチウムと反応させて調製することができ、 ここでRIVは1〜4個の炭素原子を有するアルキ ル基、ビニル基、アリル基、またはフェニル基で あり、Xは塩素または臭素である。ここで有用な グリニヤール試薬は、グリニヤール反応関係の技 術では一般に公知の試薬である。この種の材料と しては、例えば、ハロゲン化アルキルマグネシウ ム及びハロゲン化アリルマグネシウムがある。本 発明の目的からは、一般式がRIVMgXでRIVは 1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、ビニル 基、アリル基、またはフェニル基であり、Xは塩素 または臭素であるのグリニヤール試薬であること が望ましい。最も望ましいグリニヤール試薬は、 CHMgCl、CHMgBr、(CH=C H)MgCl、(C)MgCl、そして (C)MgBrである。典型的なグリニヤ ール試薬溶剤をアルキルエーテルとともに使うこ とができ、テトラヒドロフランが好まれている。
ここで有用な有機リチウム化合物は一般式がRIV Liのものであり、RIVは1〜4個の炭素原子を 有するアルキル基、ビニル基、アリル基、または フェニル基である。有機リチウム化合物としては メチルリチウムが望ましい。有機リチウム化合物 として適当な溶剤には、トルエン、キシレン、ベ ンゼン、及びエーテルがある。グリニヤール試薬 や有機リチウム化合物の組み合わせもまた使うこ とができる。最良の結果をえるには乾燥条件を守 らなければならない。誘導体化されていない初期 アルキルポリシランのための溶剤は、材料が可溶 であり所望の方法以外で材料と反応さえしなけれ ばどんな有機溶剤でも良い。有用な溶剤には、例 えば、トルエン、キシレン、ベンゼン、テトラヒ ドロフラン及びエーテルがある。特にトルエンは 好ましい。一般的に、誘導体化されていないアル キルポリシランに対しては多めにグリニヤール試 薬や有機リチウム化合物をいずれも溶剤溶液の形 で加える方が良いことが分かった。この添加及び 反応は材料を攪拌などの方法で混ぜ合わせながら 行われる。反応は、反応容器内に水が入り込まな いように窒素またはアルゴンの存在下で乾燥不活 性雰囲気内で行われる。反応は0〜150℃の温度 で行なうことができるが、好ましくない副反応を 防止あるいは減らすため室温または室温よりわず かに低い温度で行うことが望ましい。反応材の添 加完了後、反応混合物は加熱したり加熱しないで 確実に反応が完了するだけの時間にわたり攪拌さ れる。代表的な反応時間は約1〜48時間である。
それから余剰のグリニヤール試薬や有機リチウム 化合物は、水、塩酸、アルコール、または無水ア ンモニウム溶液を使って破壊される。反応混合物 は室温まで冷却してから通常の方法で濾過され、 次に真空下で熱を加えてストリッピングを行って 揮発性物質を除去する。この置換反応の一般的な 手順は米国特許第4,289,559号に記載されている。
こうしてできた追加のアルキル、ビニル、アリル またはフェニル基を含む誘導体化されたアルキル ポリシランは固体である。出来上がったアルキル ポリシランは、一般式が(RSi)(RSi) (R’Si)で表わされ、上式のRは1〜4個の 炭素原子を含むアルキル基から単独に選ばれ、R ’は少なくとも6個の炭素原子を含むアルキル基、 フェニール基、及び式A(3−y)Si(CH -で表わされる基からなるグループから選ばれ、 上記のAはそれぞれ、水素原子または1〜4個の 炭素原子を含むアルキル基から単独に選ばれ、y は0から3の間の整数であり、Xは塩素または臭 素であり、zは1よりも大きいか1に等しい整数 であり、0〜40モル%の(RSi)単位、1〜 99モル%の(RSi)単位、及び1〜99モル% の(R’Si)単位を含有し、また、式中のケイ素 原子には他のケイ素原子及び、水素、1〜4個の 炭素原子を含むその他のアルキル基、ビニル基、 アリル基、及びフェニル基、からなるグループか ら選ばれた基が結合している。えられたアルキル ポリシランは、0〜40モル%の(RSi)単位、 40〜99モル%の(RSi)単位、及び1〜3 0モル%の(R’Si)単位を含有することが望ま しい。
(CHSiO基を含む誘導体化されたア ルキルポリシランは米国特許第4,310,481号に記 載されている一般的な技法を用いて調製すること ができる。この種の誘導体化されたアルキルポリ シランはこの発明の誘導体化されないアルキルポ リシランをヘキサメチルジシロキサンと反応させ て調製することができる。一般に、この反応は (CHSiOSi(CH及び有機溶 剤内のFCSOHまたは硫酸のような強酸を を添加し、これに水を加えて攪拌して行われる。
反応は室温から125℃までの温度で行わせるこ とができるが、好ましくない副反応を防止または 低減するため室温またはそれよりわずかに高い温 度で行わせることが望ましい。ジシロキサン、酸 及び水の添加が完了した後、反応混合物は加熱し たり加熱しないで確実に反応が完了するだけの時 間にわたり攪拌される。次に反応混合物を室温ま で冷却し、通常の方法で濾過する。溶剤その他の 攪拌性物質は真空ストリッピングにより除去する。
このようなシロキサン化反応の詳細は米国特許第 4,310,481号に述べられている。(CHS iO含有のアルキルポリシランは、一般式が(R Si)(RSi)(R’Si)で表わされ、上 式のRは1〜4個の炭素原子を含むアルキル基か ら単独に選ばれ、R’は少なくとも6個の炭素原 子を含むアルキル基、フェニール基、及び式A(3−y)Si(CH-で表わされる基からな るグループから選ばれ、上記のAはそれぞれ、水 素原子または1〜4個の炭素原子を含むアルキル 基から単独に選ばれ、yは0から3の間の整数で あり、Xは塩素または臭素であり、zは1よりも 大きいか1に等しい整数であり、0〜40モル% の(RSi)単位、1〜99モル%の(RSi)単 位、及び1〜99モル%の(R’Si)単位を含有 し、また、式中のケイ素原子には他のケイ素原子 及び、(CHSiO-基が結合される。
(CHSiO-基含有アルキルポリシラン は、0〜40モル%の(RSi)単位、40〜9 9モル%の(RSi)単位、及び1〜30モル%の (R’Si)単位を含有することが望ましい。
ケイ素に結合している水素を有する誘導体化さ れたアルキルポリシランは米国特許第4,310,482 号に記載されている一般的な技法を用いて調製す ることができる。この種の誘導体化されたアルキ ルポリシランはこの発明の誘導体化されないアル キルポリシランを無水条件でハロゲン化リチウム アンモニウムなどの還元剤とともに反応させて調 製することができる。一般に、この反応では不活 性ガスでパージした反応容器内に(ドライな溶剤 内のスラリとしての)還元剤を投入する。次に誘 導体化されないアルキルポリシランを任意の発熱 線制御時間にわたりスラリ状の還元剤に加える。
添加後、混合物は室温で数時間、反応を確実に終 わらせるため還流させたり攪拌することができる。
過剰の還元剤は液体水酸化ナトリウムを加えて破 壊することができる。所望であれば反応物を濾過 することができる。反応混合物は、例えばMgS Oなどを使って乾燥させてから濾過することが 望ましい。次にこの反応混合物は真空ストリッピ ングして所望の固形水素含有アルキルポリシラン をえる。このような還元反応の一般的手順は米国 特許4,310,482号に記載されている。これらの 水素含有アルキルポリシランは一般式が(RS i)(RSi)(R’Si)で表わされ、上式の Rは1〜4個の炭素原子を含むアルキル基から単 独に選ばれ、R’は少なくとも6個の炭素原子を 含むアルキル基、フェニール基、及び式A(3 −y) Si(CH-で表わされる基からなるグ ループから選ばれ、上記のAはそれぞれ、水素原 子または1〜4個の炭素原子を含むアルキル基か ら単独に選ばれ、yは0から3の間の整数であり、 Xは塩素または臭素であり、zは1よりも大きい か1に等しい整数であり、0〜40モル%の(R Si)単位、1〜99モル%の(RSi)単位、及 び1〜99モル%の(R’Si)単位を含有し、ま た、式中のケイ素原子には他のケイ素原子及び、 (CHSiO-基が結合される。水素含有 アルキルポリシランは、0〜40モル%の(RS i)単位、40〜99モル%の(RSi)単位、及び 1〜30モル%の(R’Si)単位を含有すること が望ましい。
ケイ素に結合しているアミン及び置換されたア ミン基を有する誘導体化されたアルキルポリシラ ンは米国特許第4,314,956号に記載されている一 般的な技法を用いて調製することができる。アミ ン及び置換されたアミン基は-N(Rの一 般式で表され、Rは水素、1〜4個の炭素原子 を含むアルキル基、フェニル基または-SiA’ 基であり、A’は水素、1〜4個の炭素原子を 含むアルキル基、及びビニル基から単独に選ばれ る。本発明に有用なアミノリシス(aminolysi
s)試 薬はアンモニアまたは一般式N(Rを有す る置換されまたは置換されない有機アミンであり、 Rは水素原子、1〜4個の炭素原子を含むアル キル基、フェニル基または-SiA’基であり、 A’は水素、1〜4個の炭素原子を含むアルキル 基、及びビニル基から単独に選ばれる。適当なア ミノリシス試薬には例えばNH、CHNH、 (CHNH、CNH、(CH SiNH、及びアニリンがある。これらのア ミノリシス試薬の組み合わせもまた用いることが できる。このようなアミノリシス試薬による処理 を行えば、塩素または臭素原子は-N(R 基に置換される。一般に、アミノリシス試薬はア ミニリシス反応が確実に強化されるように誘導体 化されないアルキルポリシラン内に存在するハロ ゲンの量に応じて化学量論的に余分に使用される。
余剰の試薬並びにあらゆる溶剤及び副生成物は反 応の終期にストリッピングまたは蒸留ストリッピ ングされる。最良の結果をえるには、乾燥反応条 件を守らなければならない。誘導体化されない初 期アルキルポリシランの溶剤は、材料を溶かすこ とができ所望の方法以外では材料と反応しないも のであればどんな有機溶剤でも良い。有用な溶剤 には例えば、トルエン、キシレン、ベンゼン、テ トラヒドロフラン、及びエーテルがある。特にト ルエンが望ましい。一般的に成分の添加の順序は 重要ではないが、トルエン溶剤内の誘導体化され ないアルキルポリシランには清浄なアミノリシス 試薬を添加するのが望ましいことが分かった。添 加及び反応は材料を攪拌その他の方法で混ぜ合わ せながら行う。反応容器に水が入り込まないよう に、反応は窒素またはアルゴンガスなどの存在す る乾燥した不活性雰囲気内で行わせる。代表的な 反応時間は約3〜96時間である。反応は25〜100 ℃の温度で行なうこともできるが、還流温度で行 うことが望ましい。反応混合物は室温まで冷却し てから通常の方法で濾過し、溶剤その他の揮発性 物質は熱を加えまたは加えないで真空ストリッピ ングにより除去する。出来上がったアルキルポリ シランは室温において固体である。この種の反応 の一般的な手順は米国特許第4,546,163号に記載 されている。アミン置換アルキルポリシランの一 般式は(RSi)(RSi)(R’Si)で表 わされ、上式のRは1〜4個の炭素原子を含むア ルキル基から単独に選ばれ、R’は少なくとも6 個の炭素原子を含むアルキル基、フェニール基、 及び式A(3−y)Si(CH-で表わされ る基からなるグループから選ばれ、上記のAはそ れぞれ、水素原子または1〜4個の炭素原子を含 むアルキル基から単独に選ばれ、yは0から3の 間の整数であり、Xは塩素または臭素であり、z は1よりも大きいか1に等しい整数であり、0〜 40モル%の(RSi)単位、1〜99モル%の (RSi)単位、及び1〜99モル%の(R’Si) 単位を含有し、また式中のケイ素原子には他のケ イ素原子及び、式-N(Rの基が結合され、 Rは水素原子、1〜4個の炭素原子を含むアル キル基、フェニル基または-SiA’基であり、 A’は水素、1〜4個の炭素原子を含むアルキル 基、及びビニル基から単独に選ばれる。アミン置 換アルキルポリシラン0〜40モル%の(RS i)単位、40〜99モル%の(RSi)単位、 及び1〜30モル%の(R’Si)単位を含有す ることが望ましい。
ケイ素に結合したアルコキシまたはフェノキシ 基を含有する誘導体化されたアルキルポリシラン は米国再発行特許第Re.31,447号に記載されてい る一般的な技法を用いて調製することができる。
アルコキシまたはフェノキシ含有の誘導体化され たアルキルポリシランは、誘導体化されないアル キルポリシランを無水条件化で、(i)(RO) CHの一般式を有するアルキルオルトホーマート、 (ii)R'''OHの一般式を有するカルボニル基、 (iii)R'''OMの一般式を有するアルコラート からなるグループから選ばれた試薬と反応させて 調製することができ、式中のRは1〜4個の炭素 原子を含むアルキル基であり、R'''は1〜4個 の炭素原子を含むアルキル基またはフェニル基で あり、Mはナトリウム、カリウムまたはリチウム である。この種の試薬で処理すれば、塩素または 臭素原子はRO-及びR'''O-によって置換 される。処理用の試薬には3つの種類のものがあ り、それは(RO)CHの一般式を有するアル キルオルトホーマート、R'''OHの一般式を有 するカルボニル基、及びR'''OMの一般式を有 するアルコラートであって、Rは1〜4個の炭素 原子を含むアルキル基であり、R'''は1〜4個 の炭素原子を含むアルキル基またはフェニル基で あり、Mはナトリウム、カリウムまたはリチウム である。本発明に有用な材料は例えば、CHO H、CHCHOH、CH(CHOH、 NaOCH、KOCH、LiOCHCH、 (CHO)CH、(CHCHO)C H及びフェノールである。本発明にはアルキルオ ルトホーマート及びアルコラートが望ましく、最 も望ましいのはNaOCHである。これらの試 薬の組み合わせもまた用いることができる。一般 に、試薬はアルコリシス反応が確実に強化される ように誘導体化されないアルキルポリシラン内に 存在するハロゲンの量に応じて化学量論的に余分 に使用される。余剰の試薬並びにあらゆる溶剤及 び副生成物は反応の終期にストリッピングまたは 蒸留ストリッピングされる。最良の結果をえるに は、乾燥反応条件を守らなければならない。誘導 体化されない初期アルキルポリシランの溶剤は、 材料を溶かすことができ所望の方法以外では材料 と反応しないものであればどんな有機溶剤でも良 い。有用な溶剤には例えば、トルエン、キシレン、 ベンゼン、テトラヒドロフラン、及びエーテルが ある。特にトルエンが望ましい。一般的に成分の 添加の順序は重要ではないが、トルエン溶剤内の 誘導体化されないアルキルポリシラン ポリシラ ンには清浄な試薬を添加するのが望ましいことが 分かった。添加及び反応は材料を攪拌その他の方 法で混ぜ合わせながら行う。反応容器に水が入り 込まないように、反応は窒素またはアルゴンガス などの存在する乾燥した不活性雰囲気内で行わせ る。代表的な反応時間は約1.5〜65時間である。
反応は25〜110℃の温度で行なうこともできるが、 還流温度で行うことが望ましい。反応混合物は室 温まで冷却してから通常の方法で濾過し、溶剤そ の他の揮発性物質は熱を加えまたは加えないで真 空ストリッピングにより除去する。出来上がった アルキルポリシランは室温において固体である。
この種のアルコキシ化またはフェノキシル化反応 の一般的な手順は再発行米国特許第Re31,447号 に記載されている。出来上がったアルコキシまた はフェノキシル含有アルキルポリシランは、一般 式が(RSi)(RSi)(R’Si)で表わ され、上式のRは1〜4個の炭素原子を含むアル キル基から単独に選ばれ、R’は少なくとも6個 の炭素原子を含むアルキル基、フェニール基、及 び式A(3−y)Si(CH-で表わされる 基からなるグループから選ばれ、上記のAはそれ ぞれ、水素原子または1〜4個の炭素原子を含む アルキル基から単独に選ばれ、yは0から3の間 の整数であり、Xは塩素または臭素であり、zは 1よりも大きいか1に等しい整数であり、0〜4 0モル%の(RSi)単位、1〜99モル%の (RSi)単位、及び1〜99モル%の(R’Si) 単位を含有し、また、式中のケイ素原子には更に 他のケイ素原子及び式R'''O-で表される基も 結合され、R'''は1〜4個の炭素原子を含むア ルキル基ある。出来上がったアルキルポリシラン は0〜40モル%の(RSi)単位、40〜9 9モル%の(RSi)単位、及び1〜30モル% の(R’Si)単位を含有することが望ましい。
出来上がった誘導体化されたアルキルシポリシラ ンは25℃で固体であってその一般式は(RSi)
(RSi)(R’Si) で表わされ、上式のRは1〜4個の炭素原子を含 むアルキル基から単独に選ばれ、R’は少なくと も6個の炭素原子を含むアルキル基、フェニール 基、及び式A(3−y)Si(CH-で表わ される基からなるグループから選ばれ、上記のA はそれぞれ、水素原子または1〜4個の炭素原子 を含むアルキル基から単独に選ばれ、yは0から 3の間の整数であり、Xは塩素または臭素であり、 zは1よりも大きいか1に等しい整数であり、0 〜40モル%の(RSi)単位、1〜99モル% の(RSi)単位、及び1〜99モル%の(R’S i)単位を含有し、また、式中のケイ素原子には更 に他のケイ素原子及び他の1〜4個の炭素原子を 含むアルキル基、ビニル基、アリル基、フェニル 基、(CHSiO-基、-OR'''基、及 び-N(R基も結合され、R'''は1〜4 個の炭素原子を有するアルキル基またはフェニル基 であり、Rは水素、1〜4個の炭素原子を含む アルキル基、フェニル基、または-SiA’基 であり、A’は水素、1〜4個の炭素原子を含む アルキル基及びビニル基から単独に選ばれる。誘 導体化されたアルキルポリシランは0〜40モル %の(RSi)単位、40〜99モル%の(R Si)単位、及び1〜30モル%の(R’Si) 単位を含有することが望ましい。導体化されたアルキル
ポリシランが0〜10モル%の(RSi)単位、80
〜99モル% の(RSi)単位、及び1〜20モル%の(R’Si)
単位を含有するのが最も望ましい。
特に望ましい誘導体化されたアルキルポリシラ ンは一般式が((CHSi)(CHSi) (R’Si)で表される誘導体化されたメチルポ リシランであり、R’は少なくとも6個の炭素原 子を含むアルキル基、フェニール基、及び式A(3−y)Si(CH-で表わされる基からな るグループから選ばれ、上記のAはそれぞれ、水 素原子または1〜4個の炭素原子を含むアルキル 基から単独に選ばれ、yは0から3の間の整数で あり、Xは塩素または臭素であり、zは1よりも 大きいか1に等しい整数であり、0〜40モル% の((CHSi)単位、1〜99モル%の(C HSi)単位、及び1〜99モル%の(R’Si) 単位を含有し、また、式中のケイ素原子には更に 他のケイ素原子及び他の1〜4個の炭素原子を含 むアルキル基、ビニル基、アリル基、フェニル基、 (CHSiO-基、-OR'''基、及び- NHR)も結合され、R'''は1〜4個の炭素 原子を含むアルキル基またはフェニル基であり、 Rは水素、1〜4個の炭素原子を含むアルキル 基、フェニル基、または-SiA’基であり、 A’は水素、1〜4個の炭素原子を含むアルキル 基及びビニル基から単独に選ばれる。誘導体化さ れたアルキルポリシランは0〜40モル%の(R Si)単位、40〜99モル%の(RSi)単 位、及び1〜30モル%の(R’Si)単位を含 有することが望ましい。誘導体化されたアルキル ポリシランは0〜10モル%の((CHSi) 単位、80〜99モル%の(CHSi)単位、 及び1〜20モル%の(R’Si)単位を含有す ることが最も望ましい。
最も望ましい導体化されたアルキルポリシラ ンは一般式が((CHSi)(CHSi) (R’Si)で表される誘導体化されたメチルポ リシランであり、R’は少なくとも6個の炭素原 子を含むアルキル基、フェニール基、及び式A(3−y)Si(CH-で表わされる基からな るグループから選ばれ、上記のAはそれぞれ、水 素原子または1〜4個の炭素原子を含むアルキル 基から単独に選ばれ、yは0から3の間の整数で あり、Xは塩素または臭素であり、zは1よりも 大きいか1に等しい整数であり、0〜40モル% の((CHSi)単位、1〜99モル%の(C HSi)単位、及び1〜99モル%の(R’Si) 単位を含有し、また、式中のケイ素原子には更に 他のケイ素原子及び追加のメチル基も結合される。
ケイ素に結合している追加のメチル基は、メチル リチウムを使ったメチル化反応を通して導入され ることが望ましい。誘導体化されたアルキルポリ シランは0〜40モル%の(RSi)単位、4 0〜99モル%の(RSi)単位、及び1〜30 モル%の(R’Si)単位を含有することが望ま しい。誘導体化されたアルキルポリシランは0〜 10モル%の((CHSi)単位、80〜9 9モル%の(CHSi)単位、及び1〜20モ ル%の(R’Si)単位を含有することが最も望 ましい。
これらの誘導体化されたアルキルポリシランは 残留の塩素または臭素原子を含むことができ、それ でもなお本発明には有用である。しかし、これら の誘導体化されたアルキルポリシランの塩素また 臭素の含有量は誘導体化されない初期アルキルポ リシランの塩素また臭素の含有量よりも少ない。
誘導体化されたアルキルポリシランの塩素また臭 素の含有量は5重量%以下であることが望ましく、 2重量%以下であればもっと望ましく、1重量% 以下であれば最も望ましい。これらの誘導体化さ れたアルキルポリシランの塩素また臭素の含有量 を減らすことにより、かなりの量の塩素また臭素 を含有する誘導体化されないアルキルポリシラン に比べ、誘導体化されたアルキルポリシランの方 が取扱いが容易でより安全になる。
本発明の誘導体化されたアルキルポリシランは、 不活性雰囲気、真空、またはアンモニア雰囲気内 でこれをセラミック物質に転化できるに十分な時 間だけ少なくとも750℃まで昇温して焼成する ことによりセラミック物質に転化される。焼成温 度は約1200℃から約1600℃であることが 望ましい。このプレセラミックポリマーの粘性が 十分に高いか融点が十分に低ければ、先ず成型し てから焼成して繊維などの付形製品を造ることが できる。好ましくは、本発明のプレセラミックポ リマーの軟化点は約50〜300℃であり、最も 好ましくは70〜200℃である。このくらいの 軟化温度であれば、公知の紡織技術によるプレセ ラミック繊維の成型が可能である。前述のように、 誘導体化されたアルキルポリシランの軟化温度ま たはガラス転移温度は、その誘導体化されないア ルキルポリシランの(R’Si)単位の含有量を変 えることにより制御することができる。
この技術に熟達した人々がより良く本発明を評 価し且つ理解することができるように、以下に実 施例を挙げる。特に指定しない限り、百分率はす べて重量百分率で示されている。以下に示す例は 本発明を例示しようとするものであって、本発明 を限定しようとするものではない。
(実施例) これらの例において使用した分析法は次の通り である。
ガラス転移温度Tは、デュポン・インスツル メンツ(DuPont Instruments)社製のサーモメカニ カル・アナライザ1090型によって測定した。ガ ラス転移温度は軟化点に関係がある。
炭素、水素、及び窒素は、イタリア国のカルロ ・エルバ・ストルメンタツィオーネ(Carlo Erba Strumentazione)社製のC,H,N元素分析器 1106型により測定した。試料は1030℃で燃焼 させてから650℃の酸化クロム床及び650℃ の銅床の上を通過させた。次に、発生したN、 CO及びHOを分離し熱伝導度検知器を用い て検出した。
ケイ素の含有率は、ケイ素物質を可溶性の形の ケイ素に変えてから原子吸収分光法により可溶性 物質を全ケイ素について定量的に分析する融解法 により求めた。塩素の含有率は、試料を過酸化ナ トリウムとともに融解し硝酸銀を使って電位差滴 定を行って測定した。酸素はミシガン州、セント ジョセフ所在のレコ社(Leco Corp.)製の酸素測定 器316(Oxygen Determinater 316)(型番783700) 及び電極炉EF100(型番77600)を備えたレコ酸 素分析器を用いて測定した。酸素の分析には、赤 外線によるCO分析によるCOへの高温カーボサ ーミック(carbothermic)還元を用いた。
熱重量分析(TGA)は西ドイツ国ゼルプ所在 のネッシュインスツルメンツ(Netzsch Instrumen ts)社製のネッシュSTA 429(2400℃)TGA 測定器によって行った。
プレセラミックポリマーはアストロインダスト リーズ(Astro Industries)炉100A(水冷黒鉛加熱 型1000.3060-FP-12)またはリンドバーグ(Lindber g)炉(強力SBタイプ S4877A型)のいずれかを 用いて高温で焼成した。
一般式が((CHSi)(CHSi)の塩素 含有メチルポリシランは米国特許4,310,651号に 記載されている一般的な手順により調製した。一 般式が((CHSi)(CHSi)(R’S
i) の塩素含有メチルポリシランは、デュアン・レイ ・バジャルスキ(Duan Ray Bajal-ski)、ゲーリー ・エドワード・ルグロー(Gary E-dward LeGraw) 及びトーマス・フェイ−オン・リム(Thomas Fay- on Lim)の名義でこの発明と同じ日付に提出され た米国特許出願第945,126号に記載されている一 般的な手順により調製した。特記した場合を除き、 ポリマーの調製及び誘導体化を含むすべての手順 は窒素またはアルゴンの不活性雰囲気下で行われ た。
実施例1〜6には有機リチウム化合物やグリニ ヤール試薬を使ったアルキル化による誘導体化さ れたアルキルポリシランの製造法を示す。
(実施例1) 4つの異なった(CH(CHSi)単 位を有する塩素含有ポリシランを、「ポリシラン プレセラミックポリマー」と題する米国特許出願 第945,126号の上述の手順により、436.0g(2 モル)のジシラン混合物及び24.85g(0.1モル) のn-オクチルトオリクロロシランを、4.4gの臭 化テトラ-n-ブチルホスホニウムの存在下で不 活性雰囲気内で反応させることにより製造した。
ジシラン混合物は直接法残留物であり、9.0% の((CHClSi)、32.9%の(CH ClSiSiClCH、57.3%の(CH ClSi)、及び0.8%の低沸点クロロシラン を含んでいた。試料Aについては、温度は室温か ら2.0℃/minの割合で150℃まで上げ、150℃に 16分間保持し、3.0℃/minの割合で150℃から 270℃まで上げ、試料Bについては、室温から6. 0℃/minの割合で110℃まで上げ、110℃から2. 0℃/min割合で150℃まで上げ、5.0℃/minの 割合で150℃から280℃まで上げ、試料Cについ ては、室温から7.5℃/minの割合で110℃まで上 げ、110℃から5.0℃/minの割合で280℃まで上 げ、試料Dについては、室温から2.0℃/minの割 合で180℃まで上げ、108℃から1.5℃/minの割 合で250℃まで上げた。反応の過程中に発生した 揮発性副生成物は蒸留により除去された。これら の塩素含有ポリシランは推定約20%の塩素を含有 していた。塩素含有ポリシランを室温まで冷却し た後、各種のアルキル化反応剤をポリシランを調 製したのと同じ反応装置内のトルエンに溶解した ポリシラン(約20%溶液)に徐々に加えた。試 料Aについては、アルキル化反応剤はジエチルエ ーテル内の9.7g(0.44モル)のメチルリチウム であった。試料Bについては、アルキル化反応剤 はテトラヒドロフラン内の45.9g(0.35モル)の 臭化ビニルマグネシウムであった。試料Cについ ては、アルキル化反応剤はテトラヒドロフラン内 の6.6g(0.30モル)のメチルリチウム及び13.1 g(0.10モル)の臭化ビニルマグネシウムであっ た。試料Dについては、アルキル化反応剤はテト ラヒドロフラン内の34.1g(0.26モル)の臭化ビ ニルマグネシウム及び19.4g(0.26モル)塩化メ チルマグネシウムであった。アルキル化剤の添加 に際しては全般的に還流の原則を守った。次に反 応混合物を約100℃、40分間まで加熱した。
全般的に大量の塩が溶液から析出した。室温まで 冷却後、析出した塩が灰色の塊となるまでNH Clの飽和溶液を加えた。反応混合物は濾過され 濾液をストリッピングして所望の誘導体化された メチルポリシランをえた。誘導体化された試料A、 B、C及びDはトルエンに可溶であった。メチル 化されたメチルポリシランについては次表に掲げ る結果がえられた。
試料A 試料B 試料C 試料D Tg,℃ 38.0 − 61.0 49.8 Si,% 47.1 32.8 45.5 38.5 C,% 39.4 18.7 38.4 36.1 H,% 9.5 5.7 9.3 8.3 O,% 0.5 5.2 8.1 1.3 Cl,% 1.1 8.1 6.7 7.1 ポリマ収量g 60.5 57.2 56.4 54.8 分子量(g/モル) 数平均 675 1020 1044 865 重量平均 922 2928 1771 2106 誘導化された試料Aはアルゴン雰囲気下で約 3.0℃/minの割合で1200℃まで加熱して焼成す ることにより31.5%の収率でセラミック物質に 転化された。このセラミック物質は、ケイ素70.0 %、炭素28.7%、検出不能量の水素及び窒素、 そして酸素1.10%を含有していた。試料C及び Dはアルゴン雰囲気下で1200℃まで加熱して焼 成することによりそれぞれ61.0及び67.2%の 収率でセラミック物質に転化された。
(実施例2) (CSi)単位を有するいくつかの異な った塩素含有ポリシランを実施例1に述べた一般 的手順により調製した。試料Aについては、4.8 gの臭化-n-テトラブチルホスホニウムの存在 下で437.6g(2モル)のジシランを10.8g(0 .05モル)のフェニルトリクロロシランと室温か ら1.5℃/minの割合250℃まで加熱し反応 させた。試料Bについては4.4gの臭化-n- テトラブチルホスホニウムの存在下で436.0g( 2モル)のジシランと63.45g(0.30モル)のフェ ニルトリクロロシランの混合物を室温から3.6℃ /minの割合で270℃ま上げ、反応温度270℃に 30分間保持して加熱して反応させた。ジシランは実 施例1におけると同じものを使用した。そして出 来上がった塩素含有ジシランは実施例1と同じ手 順でメチルリチウムと反応させた。トルエンとジ エチルエーテルの混合物に溶かしたポリシランA は10.8g(0.49モル)のジエチルエーテル内C HLiと反応させた。この誘導体化されたポリ シランはトルエンに可溶であった。このメチル化 されたメチルポリシランについては次表に揚げる 結果がえられた。
試料A 試料C Tg,℃ 136.4 122.0 Si,% 54.7 43.9 C,% 34.3 44.3 H,% 7.3 6.5 O,% 0.8 0.8 Cl,% 0.3 0.1 ポリマ収量g 53.1 67.5 分子量(g/モル%) 数平均 642 744 重量平均 1018 1208 この誘導体化されたメチルポリシランは実施例 1と同じアルゴン雰囲気下で1200℃で焼成す ることによりセラミック物質に転化された。次表 に掲げる結果がえられた。
試料A 試料C セラミック収率% 32.5 53.8 Si,% 68.4 61.9 C,% 29.8 38.1 O,% 0.68 0.55 Cl,% 0.08 − (実施例 3) (CH(CHSi)と(CSi) の双方の単位を有するいくつかの塩素含有ポリシ ランを実施例1に述べた一般的手順により調製し た。試料Aについては、4.9gの臭化-n-テト ラブチルホスホニウムの存在下で437.6g(2モ ル)のジシランを20.9g(0.08モル)のn-オ クチルトリクロロシラン及び25.1g(0.12モル) のフェニルトリクロロシランの混合物とを室温か ら2.0℃/minの割合で250℃まで加熱し反応 させた。試料Bについては、4.4gの臭化-n- テトラブチルホスホニウムの存在下で436.0g( 2モル)のジシランと63.45g(0.3モル)のフェ ニルトリクロロシランの混合物を室温から10.0℃ /minの割合110℃まで上げ110℃に8分間保持 し,2.0℃/minの割合で110℃から150℃まで上 げ、150℃に8分間保持し,5.0℃/minの割合で 150℃から300℃まで上げて加熱し反応させた。
ジシランは実施例1におけると同じものを使用し た。そして出来上がった塩素含有ジシランは実施 例1と同じ手順でメチルリチウムと反応させた。
トルエンとジエチルエーテルの混合物に溶かした ポリシランAは実施例1の場合と同じに13.6g (0.46モル)のジエチルエーテル内メチルリチウ ムと反応させた。この誘導体化されたポリシラン はトルエンに可溶であった。このメチル化された メチルポリシランについては次表に揚げる結果が えられた。
試料A 試料C Tg,℃ 30.0 52.6 Si,% 45.7 39.0 C,% 43.4 46.9 H,% 8.3 7.8 O,% 0.5 3.3 Cl,% 0.1 0.5 ポリマ収量g 72.5 75.3 分子量(g/モル%) 数平均 548 774 重量平均 8447 1069 この誘導体化されたメチルポリシランは実施例 1と同じアルゴン雰囲気下で1200℃で焼成す ることによりセラミック物質に転化された。次表 に掲げる結果がえられた。
試料A 試料C セラミック収率% 19.5 33.4 Si,% 66.3 60.8 C,% 31.8 37.9 O,% 0.86 1.82 Cl,% 0.17 − (実施例4) 式((CH)yCl(3−y)Si(CHS i)においてyが2または3である単位を有する 塩素含有ポリシランを実施例1に述べた一般的手 順により調製した。試料Aについては、4.4gの 臭化-n-テトラブチルホスホニウムの存在下で 437g(2モル)のジシランを128g(0.5モル) の(CHClSiCHSiCHSiC lとの混合物を室温から2.0℃/minの割合で 284℃まで上げ加熱し反応させた。試料Bについ ては、4.4gの臭化-n-テトラブチルホスホニ ウムの存在下で436.0g(2モル)のジシランと 23.6g(0.1モル)の(CHClSiCH SiCHSiClとの混合物を室温から3.0 ℃/minの割合で330℃まで上げて加熱し反応させ た。ジシランは実施例1におけると同じものを使 用した。この誘導体化されたポリシランはトルエ ンに可溶であった。このメチル化されたメチルポ リシランについては次表に掲げる結果がえられた。
試料A 試料B Tg,℃ 58.0 97.0 Si,% 41.5 54.6 C,% 34.2 32.4 H,% 8.5 8.3 O,% 0.5 0.4 Cl,% 3.2 1.9 ポリマ収量g 46.5 54.6 分子量(g/モル%) 数平均 806 713 重量平均 1348 1122 この誘導体化されたメチルポリシランは実施例 1と同じアルゴン雰囲気下で1200℃で焼成す ることによりセラミック物質に転化された。次表 に掲げる結果がえられた。塩素含有量は求められ なかった。
試料A 試料B セラミック収率% 25.7 62.3 Si,% 67.4 66.2 C,% 28.6 30.4 H,% 0.05 0.16 O,% 1.75 0.43 (実施例5) (CH(CHSi)と(ClSiC HCHSi)の双方の単位を有する塩素含有 ポリシランを実施例1に述べた一般的手順により 調製した。4.4gの臭化-n-テトラブチルホス ホニウムの存在下で436g(2モル)のジシラン を29.7g(0.5モル)のn-オクチルトリクロロ シランの混合物とを室温から20.0℃/minの割合で 110℃まで上げ、2.0℃/minの割合で110℃から 250℃まで上げて加熱し反応させた。ジシランは 実施例1におけると同じものを使用した。この誘 導体化されたポリシランの収量は72.5であっ た。トルエン内の出来上がった塩素含有ジシラン は7.7g(0.35モル)のジエチルエーテル内のメ チルリチウムと28.2gのテトラフラン内の臭化 フェニルマグネシウムとの混合物に実施例1の場 合と同じに反応させた。誘導体化されたポリシラ ンはトルエンに可溶であり、ガラス転移温度は12 4.0℃であった。数平均及び重量平均の分子量は それぞれ1343及び3951であった。この誘導体 化されたポリシランは39.4%のケイ素、38.3% の炭素<8.8%の水素及び0.5%の塩素を含んでい た。酸素は求められなかった。
(実施例6) (CH(CHSi)、(CSi) 及び(ClSiCHCHSi)の各単位を 有する塩素含有ポリシランを実施例1に述べた一 般的手順により調製した。4.4gの臭化-n-テ トラブチルホスホニウムの存在下で436g(2モ ル)のジシランを21.1g(0.1モル)の29.7g(0 .1モル)の(CHClSiCHSiCH SiClとの混合物とを室温から10.0℃/minの 割合で100℃まで上げ、2.0℃/minの割合で100 ℃から250℃まで上げて加熱し反応させた。ジシ ランは実施例1におけると同じものを使用した。
トルエン内の出来上がった塩素含有ジシランは、 17.4g(0.79モル)のジエチルエーテル内のメチ ルリチウムに実施例1の場合と同じに反応させた。
この誘導体化されたポリシランの収量は72.5g であった。誘導体化されたポリシランはトルエン に可溶であり、ガラス転移温度は118.0℃であっ た。数平均及び重量平均の分子量はそれぞれ1453 及び3016であった。この誘導体化されたポリシ ランは37.4%のケイ素、40.7%の炭素,9.1% の水素及び1.3%の塩素を含んでいた。酸素は求 められなかった。
(実施例7) この例では、塩素含有ポリシランを臭化リチウ ムアンモニウムと反応させることによるSiHボ ンドを有する誘導体化されたポリシランの調製を 説明する。塩素含有ポリシランは、4.4gの臭化 -n-テトラブチルホスホニウムの存在下で436 g(2モル)のジシランを24.85g(0.1モル)の n-オクチルトリクロロシランとを室温から17.5 ℃/minの割合で110℃まで上げ,110℃に6分間 保持し、2.0℃/minの割合で110℃から150℃ま で上げ、5.0℃/minの割合で150℃から300℃ま で上げ300℃に6分間保持して加熱し、実施例1 におけると同じジシランと手順を使用して反応さ せた。臭化リチウムアルミニウム(5.4g,0.095 モル)をヘプタン(35g)とジエチルエーテル( 185g)の溶剤内の塩素含有ポリシランに0℃で 徐々に添加する。添加後、反応混合物は35℃で 1時間加熱した。残留臭化リチウムアルミニウム は液体KOHを加えて破壊された。誘導体化され たポリシランの収量は50.1gであった。誘導体 化されたポリシランはトルエンに可溶であり、ガ ラス転移温度は63.0℃であった。数平均及び重 量平均の分子量はそれぞれ813及び1642であっ た。この誘導体化されたポリシランは49.7%の ケイ素、27.4%の炭素,6.7%の水素、1.5%の 酸素及び7.4%の塩素を含んでいた。NMR及び IRの双方によりケイ素に直接結合している水素 の存在が確認された。
実施例8〜11には、各種アミノリシス反応剤 を使った誘導体化されたポリシランの製造法を説 明する。
(実施例8) 新しい塩素含有ポリシランは、それぞれ異なっ た誘導体化反応について、4.4gの臭化-n-テ トラブチルホスホニウムの存在下で436g(2モ ル)のジシランと24.85g(0.1モル)のn-オク チルトリクロロシランとの混合物を室温から5.8 ℃/minの割合で110℃まで上げ,2.0℃/minの割 合で110℃から300℃まで上げて反応さ せた。ジシランは実施例1におけると同じものを 使用した。試料Aについては、塩素含有ポリシラ ン(トルエン内約20%)を、反応混合物を通し てメチルアミンを泡として流しメチルアミンと反 応させた。試料Bについては、塩素含有ポリシラ ン(トルエン内約20%)を、反応混合物を通し てジメチルアミンを泡として流しジメチルアミン と反応させた。試料AとBは、反応フラスコに付 属している水冷コンデンサにオルガノアミンが凝 固し始めるまでオルガノアミンで処理した。処理 時間は通常約2〜3時間であった。余剰のオルガ ノアミンはアルゴン・パージにより除去した。濾 過及びストリッピング後、誘導体化されたポリシ ランがえられた。試料Cについては、トルエン20 %溶液の塩素含有ポリシランをアンモニアで90 psiに加圧された。2.4lのオートクレープに満た した。反応は室温で16時間継続された。これは ストリッピング中にゲル化した。誘導体化された ポリシランCは空気中に曝すと点火した。誘導体 化されたポリシランA及びBはトルエンに可溶で あり、Cは不溶性であった。誘導体化されたポリ シランについては次表に掲げる結果がえられた。
試料A 試料B 試料C Tg,℃ 81.0 48.0 − Si,% 49.0 38.5 50.8 C,% 34.1 32.1 31.0 H,% 8.9 8.2 7.7 N,% 3.9 2.0 3.2 O,% 5.3 6.1 5.6 Cl,% 1.5 3.8 2.0 ポリマ収量g 56.0 57.0 51.0 分子量(g/モル%) 数平均 1134 1004 2431 重量平均 2269 1422 8309 次に誘導体化されたポリシランを実施例1にお けるようにアルゴン雰囲気下で1200℃で焼成し た。次表に掲げる結果がえられた。水素は検出で きない微量であり、塩素含有量は求めなかった。
試料A 試料B 試料C セラミック収率% − − 80.0 Si,% 67.7 65.0 − C,% 26.0 26.2 − N,% 4.8 2.2 − O,% − 4.4 − (実施例9) 実施例1におけると同じ一般的手順を使用し、 2つの塩素含有メチルポリシラン調製した。
試料Aの塩素含有ポリシランは436g(2.0モル) のジシランと21.15g(0.1モル)のフェニルトリ クロロシラン、24.7g(0.1モル)のn-オクチル トリクロロシランを、4.4gの臭化テトラ-n- ブチルホスホニウムの存在下で反応させて調製さ れた。試料Bは436g(2.0モル)のジシランを、 63.45g(0.3モル)のフェニルトリクロロシラン と4.4gの臭化テトラ-n-ブチルホスホニウム の存在下で反応させて調製された。両試料とも、 8.0℃/minの割合で室温から110℃まで、110℃ から2.0℃/minの割合で250℃まで加熱した。使 用したジシランは実施例1におけると同じもので あった。次に両試料を、実施例8と同じ手順によ りジメチルアミンと反応させたが、今回の試料B では更にアンモニアと反応させた。トルエン20 %溶液内のジメチルアミン処理したポリシランB をアンモニアで90psiに加圧した2.4lのオート クレーブに満たした。反応は室温で16時間継続 された。余剰のアンモニアはアルゴン・パージに より除去した。ジメチルアミン/アンモニア処理 したポリシランBは濾過し、ストリッピングされ た。誘導体化されたポリシランA及びBはトルエ ンに可溶であった。これらのポリシランについて は次表に掲げる結果がえられた。
試料A 試料B Tg,℃ 168.0 141.0 Si,% 49.2 37.8 C,% 18.1 39.6 H,% 5.6 7.1 N,% 2.5 3.8 O,% 5.2 − Cl,% 3.5 − ポリマ収量g 57.0 31.0 分子量(g/モル%) 数平均 990 − 重量平均 1643 − この誘導体化されたメチルポリシランはA及びB は実施例1と同じにアルゴン雰囲気下で1200℃ で焼成することにより、収率それぞれ27.4及び 67.8%でセラミック物質に転化された。セラミッ クAには、65.0%のケイ素、28.5%の炭素、検出 不能量の水素、2.0%の窒素、及び0.93%の酸 素が含まれていた。塩素含有量は求められなかっ た。セラミックBの成分は求めなかった。
(実施例10) (CH(CHSi)単位と(C Si)単位を有する2つの塩素含有ポリシランは、 実施例1おけると同じジシランを使用し、436 g(2.0モル)のジシランを24.8g(0.1モル)の n-オクチルトリクロロシランと21.1g(0.1モ ル)のフェニルトリクロロシランとを4.4gの臭 化テトラ-n-ブチルホスホニウムの存在下で反 応させて調製された。塩素含有ポリシランAは実 施例8に述べたのと同じにジメチルアミンと反応 させたが、ここではジメチルアミンの流れを止め た後室温で約2時間アンモニアの泡を反応混合物 中を通した。両反応混合物とも濾過及びストリッ ピングを行って所望の誘導体化されたメチルポリ シランをえた。誘導体化された両メチルポリシラ ンともトルエンに可溶であった。これらのポリシ ランについては次表に掲げる結果がえられた。
試料A 試料B Tg,℃ 94.0 80.0 Si,% 53.2 40.7 C,% 37.8 34.8 H,% 8.2 7.0 N,% 3.4 3.0 O,% − 2.9 Cl,% 1.7 1.7 ポリマ収量g 62.0 69.0 分子量(g/モル%) 数平均 934 1020 重量平均 1020 1726 これらの誘導体化されたメチルポリシランは、 実施例1と同じにアルゴン雰囲気下で1200℃で 焼成することによりセラミック物質に転化された。
次表に掲げる結果がえられた。水素は検出不能で あった。
試料A 試料B セラミック収率% 69.0 59.0 Si,% 63.6 64.2 C,% 30.6 30.8 N,% 4.5 3.6 O,% − 0.63 Cl,% − − (実施例11) (CH(CHSi)単位を有する塩素含 有ポリシランを実施例8おけると同じに調製し た次に試料Aを実施例8におけると同じにメチ ルアミンで処理したが、ここでの違いはトルエン 20%溶液の塩素含有ポリシランをアンモニアで90 psiで加圧された2.4lのオートクレーブに満た したことである。アンモニア反応は16時間継続 された。ポリシランBは実施例8におけると同じ にジメチルアミンで処理したが、ここではジメチ ルアミンの流れを止めた後室温で約2時間アンモ ニアの泡を反応混合物中を通した。両反応混合物 とも濾過及びストリッピングを行って所望の誘導 体化されたメチルポリシランをえた。これらのポ リシランについては次表に掲げる結果がえられた。
試料A 試料B Tg,℃ 140.0 69.0 Si,% 47.0 45.9 C,% 33.8 34.9 H,% 8.5 8.4 N,% 4.0 3.9 O,% 2.5 5.2 Cl,% 0.3 0.9 ポリマ収量g 38.9 28.2 分子量(g/モル%) 数平均 2036 986 重量平均 3550 1547 誘導体化されたメチルポリシランA及びBは、 実施例1と同じにアルゴン雰囲気下で1200℃で 焼成することにより、それぞれ70.0及び59.0 %の収率でセラミック物質に転化された。
(実施例12) この例では-OR'''基を有する誘導体化され たメチルポリシランの調製について述べる。ジシ ラン(1176.8g,5.4モル)及びn-オクチルトリ クロロシラン(66.7g,0.27モル)を臭化テトラ -n-ブチルホスホニウム(12.5g)の存在下で、 反応混合物を5.0℃/minの割合で室温から90℃ まで上げ、90℃から2.0℃/minの割合で108℃ まで上げ、108℃に17分間保持し、108℃から 1.5℃/minの割合で250℃まで上げて加熱するこ とにより反応させた。塩素含有ポリシランの収量 は245.6gであった。CH(OCH(135g, 1.3モル)を31分間にわたりトルエンに溶かし た塩素含有ポリシラン(75.2g)に徐々に添加し た。添加完了後、反応混合物を75〜100℃で約 1.5時間還流させた。反応混合物を250℃、20ト ルで15分間ストリッピングしてメトキシ含有ポ リシラン(52.8g)がえられた。この生成物はト ルエンに可溶であり、47.8%のケイ素、25.8%の 炭素、6.62%の水素、2.83%の酸素、及び1%以 下の塩素を含んでいた。メトキシ含有ポリシラン はアルゴン内1200℃の焼成により収率63.72% でセラミック物質に転化された。このセラミック 物質は66.2%のケイ素、20.7%の炭素、0.05%以 下の水素、3.09%の酸素、及び1%以内の塩素を 含んでいた。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均的分子式が(RSi)(RSi) (R’Si)で表わされ、 上式のRは1〜4個の炭素原子を含むアルキル 基から単独に選ばれ、 R’は少なくとも6個の炭素原子を含むアルキ ル基、フェニール基、及び式A(3−y)Si(C H-で表わされる基からなるグループから 選ばれ、 上記のAはそれぞれ、水素原子または1〜4個 の炭素原子を含むアルキル基から単独に選ばれ、 yは0から3の間の整数であり、Xは塩素または 臭素であり、zは1よりも大きいか1に等しい整 数であり、 0〜40モル%の(RSi)単位、1〜99モ ル%の(RSi)単位、及び1〜99モル%の(R ’Si)単位を含有し、 また、式中のケイ素原子には他のケイ素原子及 び、水素、1〜4個の炭素原子を含むその他のア ルキル基、ビニル基、アリル基、フェニル基、 (CHSiO-基、-OR'''基、及び- N(R基からなるグループから選ばれた基 が結合し、 R'''は1〜4個の炭素原子を含むアルキル基 またはフェニル基であり、Rは水素、1〜4個 の炭素原子を含むアルキル基、フェニル基、また は-SiA’基であり、このA’は水素、1〜4 個の炭素原子を含むアルキル基、及びビニル基か ら単独に選ばれるものである。 誘導体化されたアルキルポリシラン。
  2. 【請求項2】 0〜40モル%の(RSi)単位、4
    0 〜99モル%の(RSi)単位、及び1〜30モル %の(R’Si)単位を含有する請求項(1)記載の 誘導体化されたアルキルポリシラン。
  3. 【請求項3】 R’式A(3−y)Si(CH -の基であり、Aはそれぞれ、水素原子または1 〜4個の炭素原子を含むアルキル基から単独に 選ばれ、yは0から3の間の整数であり、Xは塩 素または臭素であり、zは1よりも大きいか1に 等しい整数である請求項(2)記載の誘導体化さ れたアルキルポリシラン。
  4. 【請求項4】 ケイ素原子には、他のケイ素原子及び1 〜4個の炭素原子を含むその他のアルキル基、ビニル基
    及びフェニル基からな る群より選ばれた基もまた結合されている請求項 (2)記載の誘導体化されたアルキルポリシラン。
  5. 【請求項5】 ケイ素原子には、他のケイ素原子及び
    (C H3)3SiO-基もまた結合されている請求項 (2)記載の誘導体化されたアルキルポリシラン。
  6. 【請求項6】 ケイ素原子には、他のケイ素原子及び-
    O R'''基もまた結合され、R'''は1〜4個の炭 素原子を含むアルキル基またはフェニル基である 請求項(2)の誘導体化されたアルキルポリシラ ン。
  7. 【請求項7】 ケイ素原子には、他のケイ素原子及びR
    基もまた結合され、Rはハロゲン、1〜4個の 炭素原子を含むアルキル基、フェニル基、または -SiA’基であり、A’は水素、1〜4個の炭 素原子を含むアルキル基、及びビニル基から単独 に選ばれるものである請求項(2)記載の誘導 体化されたアルキルポリシラン。
  8. 【請求項8】 0〜10モル%の(RSi)単位、8
    0 〜99モル%の(RSi)単位、及び1〜20モ ル%の(R’Si)単位を含有する請求項(2) 記載の誘導体化されたアルキルポリシラン。
  9. 【請求項9】 セラミック材料を製造する方法におい
    て、請 求項(1)記載の誘導体化されたアルキルポリシラン を、不活性ガス中または真空中で、少なくとも7 50℃の温度まで、その誘導体化されたアルキル ポリシランがセラミック材料に転化されるまで加 熱することを特徴とする前記の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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