JPH055914Y2 - - Google Patents

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JPH055914Y2
JPH055914Y2 JP4724387U JP4724387U JPH055914Y2 JP H055914 Y2 JPH055914 Y2 JP H055914Y2 JP 4724387 U JP4724387 U JP 4724387U JP 4724387 U JP4724387 U JP 4724387U JP H055914 Y2 JPH055914 Y2 JP H055914Y2
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agar
shear
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unnecessary
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  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 バイオにおける菌のスクリーニング(現在行な
われているのは1つの菌を無作意に多種の寒天培
地や、液体培地に植付ける事をくり返し、その中
で突然変異等により人間に有益な菌を選び出す)
には寒天培地(シヤーレにいろんな栄養分をまぜ
た寒天を流し込みかためたもの)を使う事が多
い。この時培地がつながつていることからくるコ
ンタミを防ぐために寒天を小片に独立させる。
又独立させておけば有益な菌である事が判明し
た時独立しているので取り出し易い。
この考案は、寒天等を培養地の母材としこれを
小片に独立させ成形する装置に関するものであ
る。
B 従来の技術 従来の成形装置はまず準備として寒天を熱し液
体状にしたものをシヤーレに流し込みさます事に
よつて固体化して1枚の円板状寒天(母材)をつ
くる。
次にこの寒天を成形装置によつて小片とし、
各々独立させ不要部分を取除くのである。成形す
る小片は数が多い方が効率的であり従つてコンタ
ミを起さず菌に養分を充分与える範囲でするのが
よい。小径に成形しシヤーレから各々の間隙を小
さくして取り出す。具体的には約40小片を取り出
す。先ずシヤーレ内に固つた1枚の円板状の寒天
をへらで取り出す。これをゴム等柔軟性のあるも
のの上におき円筒形カツタを多数個配設した成形
機にて打抜く。このとき各カツタが隣接している
から寒天の不要部分もカツタに付着するためスラ
イドプレートにて不要な寒天を取り除く。
次にカツタ(必要な小片のみ付着している)を
シヤーレの上におき各円筒形カツタの孔の他方開
口部からプツシヤにて小片を押し出すようにして
いる。
C 考案が解決しようとする問題点 従来の装置ではパイプ刃で打ち抜く際各パイプ
刃をシヤーレから持ち上げても余分(不要)の寒
天がシヤーレに付着して残つたまゝの形となり、
この付着した不要寒天の取除き作業に手数を要し
ている。
この考案はこのような問題点を解決しようとす
るものである。
D 問題点を解決するための手段 パイプ刃群の周辺部に、培養地母材に浸入して
これをシヤーレから剥離させる持上手段を付設す
る。
E 作用 持上げ手段は、母材の不要部分寒天に浸入して
シヤーレと寒天との付着力に打ち勝つ引上力を有
し寒天をシヤーレから剥離する。
F 実施例 以下図面にしたがつて説明する。第1図は成形
装置全体を示す図である。
ベース板8はゴム足を付けた4本のピラー10
にて支えられている。ベース板8にはシヤーレS
の位置決め用のシヤーレストツパ18がありこれ
を調節し、シヤーレSを取り付けた時必要以上の
ガタがない様に設定される。
ベース板8にはシヤーレストツパ18の内方に
位置してシヤーレSより少し小径の孔Hが明けら
れておりこの孔Hを通し不要な寒天がF方にセツ
トされたパレツトPAに廃棄されるようになつて
いる。ベース板8にはさらに3本のピラー9が垂
設されておりこれに上板19が取付けられてい
る。上板19には高さ調節可なハンドル26の下
限用のストツパ14がありカツタ部SCの下降時
シヤーレSの破損を防止している。
又ハンドル26のための軸受11およびハンド
ル26が取付けられハンドル26の支点B、作用
点Aはハンドル26が上下揺動による寸法変化を
にげるためガタをもうけてある。ハンドル26に
はカツタ部SCを吊設するシヤフト20が取付け
られハンドルの上下により上板19に取付けられ
たリニアブツシユ21をガイドにし上下摺動をす
る。カツタ部SCはこのリニアブツシユ21を貫
通するシヤフト20の下方にピラー22を介して
一体化しておりハンドル26の上下揺動によつて
上下するようになつている。カツタ部SCは第2
図ABCに示すように円筒状のパイプ刃ECとこれ
を植設したカツタ板1さらにはパイプ刃EC内に
挿入されたプツシヤ6およびこれを支える支持板
12などから構成されている。第2図Aは縦断面
図であり、B図はパイプ刃ECの下方端部を断面
して示す図で凹部Mが形成されている。この凹部
Mはパイプ刃ECが寒天を打ち抜いたとき不要な
寒天をこの凹部によつて持ち上げ(引き上げ)る
ためである。この凹部はパイプ刃ECには無くて
も可能だが特にうすい寒天、水分の多い寒天(や
わらかなもの)の場合にあつた方がよい。
この考案はこのパイプ刃EC群のまわりにおい
てカツタ板1にピンPが取り付けられた点に特徴
がある。第2図AにおいてはこのピンPは1個し
か示されていないが、第4図に示すように周囲に
約25個植設されている。第4図は第2図Aを下よ
り見た図である。このピンPはシヤーレS内に挿
入できる位置でパイプ刃ECの周りで不要な寒天
の部分に浸入するが、第2図Cに示すようにパイ
プ刃と同様下方端部が小径Nとなり下端にフラン
ジを付して寒天を持ち上げやすいようになつてい
るのである。この点にこの考案の最大の特徴があ
る。第3図は第2図Aのカツタ部SCを上方より
見た図である。
各ピンPはカツタ板1の外周に設けられてい
る。これは成形される小片はシヤーレの内側に位
置され各パイプ刃EC間隔がせまくピンPは配置
出来ないことおよび不要寒天はシヤーレSの外周
部で取除きにくいためである。これは寒天は水分
を含みこれの表面張力でシヤーレSに付着してい
る。シヤーレSの外周部は下面および側面もシヤ
ーレSに接触しているため付着力が大きく取り除
きにくいのである。このような構成であるからカ
ツタ部SCには不要寒天が付着して持ち上がるの
である。さてこの付着した不要寒天を取除くため
にパイプ刃EC及びピンPの位置に孔2Hのあいた
スライドプレート2が取付けられている。これは
2つのばね5によりロツド3を介して持ち上げら
れておりカツタ板1の下面に常時は接触してい
る。4は押え片である。これを下降させる事によ
り不要寒天は下降しパレツトPAに廃棄される。
又カツタ部SCには各々パイプ刃ECの内方中心位
置に小片を押し出すため板23に植設されたプツ
シヤ6がはまつている。図示ではプツシヤ6は全
て一体化されているがこれは別々のものでもよ
い。なお第2図Aではプツシヤは若干上方へ変位
しているがこれは構成をわかりやすくするため変
位させており通常は自重で下方に下りパイプ刃
ECの下方端より突出する。上下自在になつてい
る。
さて以上の構成において普通の状態においては
カツタ部SCは自重により下降し、ハンドル26
がストツパ14に当接し停止している。ハンドル
26を持ち上げ(カツタ部SCを持ち上げ)フタ
のあいたシヤーレSをベース板8上にセツトす
る。ハンドル26を下降させカツタ部SCのパイ
プ刃ECが寒天を打ち抜きし小片を成形する。次
にハンドル26を持ち上げれば寒天の不要部分は
パイプ刃ECおよびピンPの凹部に付着しカツタ
部SCと共に持ちあがる。このとき寒天小片はプ
ツシヤ6の重みでシヤーレSとプツシヤ6の先端
の間にはさまれた後にプツシヤ6はカツタ部SC
と共に持ち上げられる。
そしてシヤーレSとプツシヤ6との間に間隙が
出来る時点でシヤーレSにとどまるかプツシヤ6
が付着して上るかどちらかであるが小片の付着面
積がシヤーレ側とプツシヤ側ではシヤーレ側が大
きく、小片の自重が働くため小片はシヤーレ側に
残される。従つてハンドルの下降、上昇により小
片は打ち抜きされシヤーレには小片のみが残る。
出来上つたシヤーレは取除く。さらにハンドル2
6を上昇させると押え片14の上面は上板19に
当りばね5は縮りながらスライドプレート2はそ
の位置で停止するのに対しカツタ部SCは上昇す
るため不要寒天は押し下げられカツタ部SCから
はずれ落下しパレツトPに収納される。要するに
ハンドル26にてカツタ部SCを持ち上げシヤー
レSをマツトしハンドル26の下降、上昇により
成形された小片がシヤーレS上に残置され、さら
にハンドル26を持ち上げる事により不要寒天は
取り除かれるのである。
なお図示例ではピンPの下端には小径部とフラ
ンジ部を設けて形成されているがねじ状にしても
よくあるいはJ字形にしてもよい。ピン状でなく
フオーク状にしてもよいし板状にしてもよい。設
ける個数も20個以下でもよい。このようにピンす
なわち母材の不要を持ち上げる手段については
種々の変形例を挙げることができる。パイプ刃の
形状は矩形でもよい。
G 考案の効果 この考案は以上詳述したとおりであるから小片
(培養地)を成形する際不要寒天はカツタ部とと
もに持ち上げられるので作業をきわめて簡略せし
め作業時間の大幅な短縮がはかれる。具体的には
従来40秒/1枚の作業時間が6秒/1枚へと短縮
された。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による装置の全体を示す図、
第2図はカツタ部の構成を示す図、第3図は第2
図を上方より見た図、第4図は第2図を下方より
見た図である。 S……シヤーレ、SC……カツタ部、EC……パ
イプ刃、P……ピン、M……凹部、N……小径
部、PA……パレツト、1……カツタ板、2……
スライドプレート、3……ロツド、5……ばね、
6……プレツシヤ、8……ベース板、9,10,
22……ピラー、12……支持板、19……上
板、14……ストツパ、26……ハンドル、18
……ストツパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 培養地の母材にパイプ刃群にて打ち抜いた後母
    材から持ち上げたパイプ刃群のパイプ内にプツシ
    ヤを挿入し培養地の小片を成形する装置におい
    て、パイプ刃群の周辺部位置に母材に浸入し母材
    の不要部分を持ち上げる持ち上げ手段を設けたこ
    とを特徴とする小片培養地成形装置。
JP4724387U 1987-03-30 1987-03-30 Expired - Lifetime JPH055914Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4724387U JPH055914Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4724387U JPH055914Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63155397U JPS63155397U (ja) 1988-10-12
JPH055914Y2 true JPH055914Y2 (ja) 1993-02-16

Family

ID=30867665

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JP4724387U Expired - Lifetime JPH055914Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

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