JPH0558757U - フェンス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】風や人との接触により倒れ難く、美観を呈する
フェンスを得ようとする。 【構成】内部をタンク６ａとした台部６の上面を凹入さ
せてプランタ部７を形成し、後壁にＵ字形の枠８の脚部
８ａを嵌合し支持する支持管９を設け、タンク６ａには
給水口１０とコック付の排水管１２とを設け、台部６の
下部に移動用の車１３を取付け、枠８に光を受けて発光
する光ネット１５を張設する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案のフェンスは、複数個を並べて工事現場の周囲を囲んだり、広場の一 部を仕切るのに利用できる。

【０００２】

【従来の技術】

例えば安全のために工事現場の周囲を囲むのに使用されるフェンスとしては、 図８、図９のようなフェンス１が一般に使用されている。図８はフェンスの正面 図、図９は側面図である。

【０００３】 図８、図９において、２は横Ｕ字形に形成したパイプの枠、３、３は枠２の脚 部の下端に取付けた足板、４は枠２の脚部をつなぐ連結板、５は金網である。

【０００４】 このフェンス１は、容易に移動させられるので工事現場の周囲に複数個を並べ て工事現場を仕切り、無用の者が現場に立入らぬようしたり、広い場所を仕切っ たり、誘導通路を形成するのに使用される。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

このような従来のフェンスは、軽いため風が吹くと容易に倒され易く、誘導通 路を設けたり、一部の場所を囲んだりするにも通行する人が触れると、動かされ 易く、外観も殺風景なものであった。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

この考案は、水タンク及びプランタ部を形成した台部に横Ｕ字形の枠を挿込み 支持させるようにしてフェンスを構成したものである。

【０００７】

【作用】

台部の水タンクに水を入れておけば、台部が重くなって風や人の接触により倒 されることがなく、又プランタ部に土を入れて植物を植えたり、植木鉢に栽培し た草花等をプランタ部に入れたりすれば、フェンスを美麗にして催物場の通路等 を飾ることができる。

【０００８】 台部の水を排出すれば、台部を軽くして移動を容易にできる。

【０００９】

【実施例】

図１〜図６は、この考案のフェンスの実施例を示し、図１は正面図、図２は側 面図、図３は平面図、図４は図１のＡ−Ａ断面図、図５は図１のＢ−Ｂ断面図、 図６は枠の正面図、図７は使用状態を示す正面図である。

【００１０】 台部６は、強化プラスチックにより中空箱状に造られ、内部はタンク６ａとな っており、上面中央を凹入させてプランタ部７を設け、後部内面の両端に枠８の 脚部８ａを挿入される支持管９を形成する。１０は給水口、１１は蓋、１２は台 部の底に設けたコック付の排水管である。１３は台部６の移動を容易にするため 台部の下部に取付けた車、１４は支え高さを調節するねじ脚である。枠８には光 ネット１５を張設する。光ネット１５は、発光又は蛍光物質を含有させ又はこれ ら物質を塗ることにより、夜間明るく光るものである。台部６にも模様を描き、 これを発光できるようにすることもできる。

【００１１】 このように構成される本考案のフェンスは、次のように作用する。

【００１２】 1) 枠８の脚部８ａを台部６の支持管９に挿入すると、枠は支持管９に嵌合し支 えられる。枠の脚部８ａには横にピン８ｂを突出させて枠の支持管９への嵌合深 さを一定にする。

【００１３】 2) 台部６は車１３により軽く移動でき、地面に凹凸がある場所ではねじ脚１４ の高さ調節によりぐらつき無く台部６を定置できる。

【００１４】 3) 給水口１３からタンク６ａに適量の水を入れて台部６を重くすると、風が吹 いても枠８、台部６が共に倒れることがない。

【００１５】 4) プランタ部７に土を入れて小さな植木、草花を植込んだり、鉢植の草花等を プランタ部７に並べるとフェンスを美麗にすることができる。

【００１６】 このように草花等で飾ったり、台部６に模様１６を描いたりした複数のフェン スを図７のように並べ、又は単独で使用してもその場所を美麗に飾ることができ る。

【００１７】 5) この状態で車１３によりフェンスを移動させることができる。排水管１２か らタンク６ａの水を排出して台部６を軽くすれば、この移動を軽く行なうことが できる。

【００１８】 6) 夜間は、フェンスに光を当てれば、光ネット１５が発光してフェンスの存在 を明瞭にし、又美観を添えることになる。台部６の前面の模様１６を同様に発光 できるようにすれば、一層美観を高めることができる。

【００１９】

【考案の効果】

1) 水注入により十分重くした台部６に枠８を支持させるから、風や人との接触 のため倒れることがない。

【００２０】 2) 台部にプランタ部を設けて草花等で飾れるようにしたから、フェンスが美麗 になり、催し物の場所に使用したり、通路を区画したりするのに使用しても殺風 景でなくなる。

【００２１】 3) 排水により台部を軽くして容易に移動させられる。排水しなくても移動可能 である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のフェンスの正面図。

【図２】本考案のフェンスの側面図。

【図３】本考案のフェンスの平面図。

【図４】図１のＡ−Ａ断面図。

【図５】図１のＢ−Ｂ断面図。

【図６】枠の正面図。

【図７】本考案のフレームを並べた状態を示す正面図。

【図８】従来のフェンスの正面図。

【図９】従来のフェンスの側面図。

【符号の説明】

１ フェンス ２ 枠 ３ 足板 ４ 連結板 ５ 金網 ６ 台部 ６ａ タンク ７ プランタ部 ８ フレーム ８ａ 脚部 ８ｂ ピン ９ 支持管 １０ 給水口 １１ 蓋 １２ 排水管 １３ 車 １４ ねじ脚 １５ 光ネット １６ 模様

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 内部を水タンク（６ａ）とした台部
   （６）の上面にプランタ部（７）を凹入させて形成し、
   台部の底にコック付排水管（１２）を設け、Ｕ字形の枠
   （８）の脚部（８ａ）を嵌合させて支持する支持管
   （９）を台部（６）の後壁に形成し、台部の下面に移動
   用の車（１３）を取付けて成るフェンス。