JPH055869Y2 - - Google Patents

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JPH055869Y2
JPH055869Y2 JP1988096750U JP9675088U JPH055869Y2 JP H055869 Y2 JPH055869 Y2 JP H055869Y2 JP 1988096750 U JP1988096750 U JP 1988096750U JP 9675088 U JP9675088 U JP 9675088U JP H055869 Y2 JPH055869 Y2 JP H055869Y2
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rod
neck
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は生垣の上方部分や背丈の高い樹木の
剪定や果樹の採果、その他作業者の手が直接届き
難いところでの鋏切作業に用いる鋏具に関する考
案である。
〔従来の技術〕
従来高枝切断機で最も多く用いられているもの
は、主杆の先端部分に鋏体が固定されたものであ
つて、被切物への切込角度が一定しこれを調節す
ることのできないものである。このことから鋏体
を保持する主杆の首部分を屈曲することができる
もの、例えば実公昭36−17931号の考案や実開昭
57−149751号のようなものが考案された。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の鋏具は上記するように主杆の首部分が屈
曲できないものと屈曲できるものとがあり、屈曲
のできないものにあつては、主杆の先端部分に設
けた鋏体の被切物への切込角度が変更することが
できないため、樹木の生垣の近辺で、樹木や生垣
の上方部分の上を向いている枝等を切断しようと
しても鋏体が枝等の被切物に届かなかつたり、枝
と鋏体が平行状態となつて切断ができ難くなる。
従つて上記のような場合には、作業者が目的物
から離れて主杆を傾斜させ鋏体が被切物に交差す
るようにすればよい。
しかしながらこの場合も樹木の背丈の高いもの
となるとその上方部分に主杆先端の鋏体がとどか
なくなるので、脚立等の足継を必要とする。とこ
ろが山林等の土地の傾斜がはげしいところでは足
継の使用や樹木から離れて剪定等の作業をするこ
とは不可能である。そのため鋏体を有する主杆の
首部分を屈曲自在としたことで、鋏体の主杆への
取付角度を調節できるようにした後者のもので
は、主杆内にあつて一方の先端部を鋏体の可動部
の駆動部に接続し他方の後端部を駆動レバーに接
続した駆動連杆の主杆の屈曲部分と向き合い主杆
の屈曲部分と共に屈曲することのできる部分が真
直のときはよいが、屈曲すると主杆の内壁に接触
して駆動連杆の動きの妨げとなり鋏体の刃の開閉
が円滑にできなくなつていた。
本案は上記から鋏体2の被切物への切込角度が
調節でき、可能な限り樹木や生垣等に接近した状
態のもとで目的の被切断物の上方の上向きの枝等
の被切物が切断できるようにするとともに、駆動
連杆5の屈伸部分である接続部51が主杆1の屈
伸部分である関節体6の屈曲とともに屈曲したと
き駆動連杆5の動きが円滑にできるものを提供し
ようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は上記の問題点を解決するために、基
端部分に握持体3とともに駆動レバー4を有する
長尺の基杆11の先端部分と、先端部分に鋏体2
の固定部22を定着した首杆12の基端部分と関節
体6によつて首杆12が基杆11に対し屈伸可能で
連結し、鋏体2の可動部21を固定部22に対し開
閉すべく駆動レバー4と可動部21の駆動部23
間を駆動連杆5によつて連結し、しかも駆動連杆
5の関節体6と対向し基杆11に対する首杆12
屈伸とともに屈伸するべき部分即ち接続部51
屈伸自在のもので形成し、しかも、上記の接続部
1は首杆12または基杆11もしくは首杆12と基
杆11の両部に設けたコロ状の支承体7によつて
動作が円滑にされるよう支承され、また首杆12
は基杆11に設けた支持体8によつて支受されて
いるものである。
〔作用〕
この考案は生垣や樹木の剪定、果実の採果にお
いて、従来の高枝切断機がなし得なかつた目的樹
の真近に作業者が立ち目的樹の上方で上向きに成
長している枝等の被切物の切断作業ができるもの
で、主杆1においてこれを構成する基杆11と首
杆12とを連結している関節体6部分で首杆12
基杆11に対し屈曲するとともに首杆12の鋏体2
が上記の被切断物即ち樹上の立枝に交差し切断可
能となるよう屈曲角度を所望の角度に調節する
と、主杆1の関節体6部分の屈曲とともに鋏体2
の可動部21を駆動する駆動連杆5の関節体6と
対向する部分即ち接続部51は鋼板や鋼線からな
る屈伸可能のもので形成されているから主杆1の
関節体6の屈伸とともに屈伸するものであるが、
接続部51はコロ状の支承体7によつて支承され
ているから屈伸動作は円滑にできる。
次に支持体8は、関節体6部分を補強するとと
もに、基杆11に対し首杆12が所定の傾斜角度に
定位し、首杆12が妄動しないようにするもので、
基杆11に規制部82を有する受体81を摺動自在
に係合し、また首杆12には一方の端部分を回動
自在で軸止した支杆83の上記軸止と反対側の端
部分を受体81に回動自在で軸止したものである
から、首杆12が基杆11に対し屈曲を始めると屈
曲とともに支杆83が受体81を基杆11の握持体
3側へ押して移動させ、所望の位置で停止させ規
制部82によつて受体81の動きを規制し首杆12
の回動を規制することで首杆12の傾斜角度が定
着できる。従つて受体81の基杆11に対する規制
を解除すると、受体81が基杆11上を自由に滑走
し得て、基杆11に対し首杆12は関節体6部分で
屈伸し首杆12の基杆11に対する傾斜の角度を変
更すにことができる。
なお上記支持体8と主杆1との係合において受
体81を首杆12に摺動自在で係合し、基杆11
支杆83の端部分を軸止し、反対側の端部分を受
体81に軸止して連結してもよいこと勿論である。
上記したように基杆11に対し首杆12を所望の
角度に傾斜させ支持体8によつて首杆12を基杆
1に定着したあと、作業者は片方の手で主杆1
を持ち、残る手は握持体3を持ちながら駆動レバ
ー4に指を掛けた状態で樹木や生垣等の側近に立
ち、その上方で上向きに成長している枝を切り取
るべく駆動レバー4を作動させると駆動連杆5を
介して鋏体2の可動部21は固定部22に対し開閉
動作をして上記の枝等の被切物を切断する。
基杆11に対し首杆12を真直にすると従来のも
のと同様に使用できること勿論である。
また鋏体2は刃物として物を切断するのほか物
を掴むヤツトコにしておくと掴み具として使用す
ることもできる。
〔実施例〕
この考案の実施例を添付の図面に基づいて説明
する。
1はアルミニユーム合金等の丈夫な軽金属のパ
イプからなる主杆で、主杆1は長さが1米から2
米程度の角パイプの基杆11と長さが20糎程度の
角パイプの首杆12とからなり、基杆11の先端部
分に首杆12の基端部分が定位し、しかも上記基
杆11と首杆2とは接続部分で関節体6によつて連
結され自由に屈伸することができる。
この主杆1は、実施例ではパイプになつている
が、このほか棒状であつてもよく、断面形状も角
形のほか丸形やだ円形であつてもよいこと勿論で
ある。
基杆11に首杆12を連結する関節体6は実施例
のほか蝶番でもよく、要は首杆12を支持し基杆
1に対し首杆12が屈伸を自在にできるものであ
ればよい。
2は鋏体で、刃面が凹弧状の受刃を有する固定
部22に刃面が突弧状の切刃を有する可動部21
重ね合せ軸止したもので、可動部21はその基部
をL形にして駆動部23が形成されている。
この鋏体2は、実施例では物を切断するための
刃物となつているが、このほか物を挟持するヤツ
トコ形であつてもよい。
3は、基杆11の基端部分に設けたく字形の握
持体で、4は基杆11の基端部分に握持体3と並
んで握持体3に上方部分を軸止し揺動自在とした
駆動連杆5を駆動する駆動レバーである。
上記する握持体3及び駆動レバー4は一実施例
であつて、他の実施例でもよく要は主杆1が支持
できる握持部であつて、かつ駆動連杆5が駆動で
きるものであれば実施例に限るものではない。
5は、パイプ状の主杆1内に定位し後端部分が
駆動レバー4に接続され、前端部分が鋏体2の可
動部21に設けた駆動部23に接続され、駆動レバ
ー4の動きを可動部21に伝達する駆動連杆であ
る。
そして駆動連杆5は、主杆1の屈伸部分である
関節体6との対向部分が屈伸可能の鋼帯で製され
た接続部51で構成されていて、主杆1の屈伸に
対応して屈伸するものである。
そして上記接続部51は首杆12内に設けたコロ
状の支承体7で支承されている。
上記駆動連杆5は主杆1内にて支承されている
が、このほか主杆1の外方で支承されてもよいこ
と勿論である。
駆動連杆5の接続部51は、実施例では支軸で
支受されたコロ状で支承されるが、支承体7はこ
のほか滑送板や軸体であつてもよく要は接続部が
円滑に移動できるものであれば実施例に限るもの
ではなく、接続部51は帯状であるが、このほか
綱状や針金状であつてもよく、要は屈伸が自在で
あればよい。
10は鋏体において固定部22から可動部21
離れて開放状態を維持するためのバネで、首杆1
と駆動連杆5との間に設置し可動部21が固定部
2より離れる方向に付勢している。
9は駆動レバー4を握持体3に固着させる固定
装置で、握持体3に掛け金91を設け駆動レバー
4に設けた受け金92に係合すべくし鋏体が不使
用、時即ち可動部21が固定部22に重なつた状態
のとき刃が開かないように駆動レバー4を握持体
3側に寄せておき掛け金91を受け金92に掛け合
わせ鋏体2が閉止状態を維持するようにする安全
装置でもある。
またこの固定装置は、上記実施例に限ることな
く駆動レバー4の動作が規制できるものであれば
よいこと勿論である。
なお駆動連杆5について実施例は関節体6との
対向部分を屈伸可能とし、他の部分を鋼線によつ
て製されているが、このほか綱や細くて屈曲がで
きる鋼線等であつてもよく、要は関節体6との対
向部分が屈伸できるものであれば実施例に限定さ
れるものではない。
〔考案の効果〕
この考案は上記したように、主杆1において基
杆11の先端部に続く首杆12が基杆11と首杆12
とが関節体6によつて接続されていることから屈
伸を自在とし、基杆11の長手方向から横手方向
の範囲で首杆12が屈伸を可能とする。従つて首
杆12に設けた鋏体2は、上記の屈伸範囲で切入
り角度を無段階で変更することができる。
この結果従来では樹木の上方や生垣の上方部分
の枝を切り取る際、目的物から相当離れておいて
主杆を大きく傾斜させ鋏体が被切物を挟み得るよ
うにしてから切断する扱いの難しいものと異な
り、目的とする樹木の直近で剪定等の整姿作業や
採果作業ができ、特に密度の高い植付けがされた
ものや足場の悪い場所での作業には適している。
また首杆12の屈伸について駆動連杆5も屈伸
部分を屈伸可能な接続部51としたものであるか
ら、主杆1の屈伸に充分対応することができ、さ
らに接続部51はコロ等の支承体7で支承されて
いるから如何なる角度に曲つていても動作に支障
を来すことがないという特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本案の実施例を示す図で、第1図は関節
部分を破断した正面図、第2図は鋏具の先端部分
の側面図、第3図は鋏具の先端部分を破断した
図、である。 1……主杆、11……基杆、12……首杆、2…
…鋏体、21……可動部、22……固定部、23
…駆動部、3……握持体、4……駆動レバー、5
……駆動連杆、51……接続部、6……関節体、
7……支承体、8……支持体、81……受体、82
……規制部、83……支杆、9……固定設置、91
……掛け金、92……受け金、10……バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長尺の主杆1の首部分が鋏体2の開閉を操作す
    る駆動連杆5の鋏体2との接続部51とともに屈
    伸を自在とするものにおいて、駆動連杆5の接続
    部51は主杆1の屈伸部分に設けたコロ状の支承
    体7によつて支承されたものであることを特徴と
    する鋏具。
JP1988096750U 1988-07-21 1988-07-21 Expired - Lifetime JPH055869Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988096750U JPH055869Y2 (ja) 1988-07-21 1988-07-21

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JP1988096750U JPH055869Y2 (ja) 1988-07-21 1988-07-21

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JPH0217050U JPH0217050U (ja) 1990-02-02
JPH055869Y2 true JPH055869Y2 (ja) 1993-02-16

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JP1988096750U Expired - Lifetime JPH055869Y2 (ja) 1988-07-21 1988-07-21

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