JPH0558198U - 飛行玩具における姿勢制御装置 - Google Patents

飛行玩具における姿勢制御装置

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JPH0558198U
JPH0558198U JP666592U JP666592U JPH0558198U JP H0558198 U JPH0558198 U JP H0558198U JP 666592 U JP666592 U JP 666592U JP 666592 U JP666592 U JP 666592U JP H0558198 U JPH0558198 U JP H0558198U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 飛行玩具において、姿勢制御を行うためのレ
ートジャイロの数量を減少させて、小型軽量化を図る。 【構成】 フライホイールを回転軸と直交方向に傾動可
能に支承するジンバルと、該ジンバルの傾きを検出する
傾き検出手段とを有し、この傾き検出手段の検出する傾
きの応じた大きさの信号を、回転翼の推進力を制御する
制御手段に負帰還することにより、飛行中の姿勢制御を
行う。この時、フライホイールは、回転翼の駆動用モー
タを利用して回転されるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、飛行玩具、例えばヘリコプタ玩具等において、姿勢を安定的に制御 する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
飛行玩具、特にプロペラの回転によって揚力を得て飛行するヘリコプタのよう な玩具では、前後方向、左右方向及び水平面内での回転方向の3次元的な姿勢制 御を必要とする。
【0003】 このために、一般に図4に示すようなレートジャイロが用いられることが多い 。
【0004】 即ち、aは回転軸bにより高速回転するフライホイールであり、回転軸bはジ ンバルcに軸着されている。
【0005】 また、ジンバルcは回転軸bと直交する方向に揺動可能に軸d,dによって支 持されるとともに回転軸bと軸dを含む平面を水平に保持するようにスプリング e,eによって拘束されている。
【0006】 フライホイールaが図中矢印fの方向に回転しており、このレートジャイロ全 体が回転軸b及び軸d,dを含む平面に垂直な軸回りに、矢印g方向の回転を受 けると、ジンバルcは矢印h方向に力を受け、スプリングeの弾力とつり合うま で傾く。
【0007】 このようなスプリングeの変位量もしくはジンバルcの変位量を測定すれば、 矢印g方向の角速度を求めることができる。
【0008】 フライホイールの回転は例えば、図5に示すような小型のモータiによって行 うことができる。
【0009】 モータiの回転軸jの両端には錘りとなるフライホイールk,kが取付けられ ている。
【0010】 また、モータiは回転軸jに直交する方向に傾動可能に軸着されており、磁石 l及びホール素子mによって傾きが測定される。
【0011】 ホール素子は、電流と磁界に垂直な方向でホール電圧を発生するもので、モー タiが機体に対して水平状態を維持しているときには、図6Aのようにホール素 子mを垂直に横切る磁界成分がなくホール電圧を発生しない。
【0012】 モータiが機体に対して傾きをもった場合、図6BまたはCのように、ホール 素子mに対して垂直な磁界成分が発生してホール電圧が発生する。ただし、図6 BとCでは、ホール電圧は逆符号となる。
【0013】 このようなホール素子mの出力信号に基づいた大きさの信号を機体の傾きを制 御する手段に負帰還すれば、機体の姿勢を安定させることができる。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】
図5に示したものは、水平面内での回転方向(ヨー軸回りの回転方向)の安定 を行うものであるが、実際にはこれと前後方向、左右方向の安定を行うレートジ ャイロの3つを用意する必要がある。
【0015】 このため、機体内にレートジャイロを3つ設置するためのスペースを必要とし 、小型化をはかることが困難となる。
【0016】 また、レートジャイロのフライホイールを回転させるモータを必要とするため 、機体重量の軽減も不可能であり、消費電力も大きくなる。
【0017】 このことは特に、無線で操縦する場合、機体に搭載する電源が大型化し、重量 軽減を困難にするため、これに伴って機体の構造が大きくなって軽量小型化が難 しかった。
【0018】 本考案は、これら問題点を解決すべく飛行玩具における姿勢制御装置の提供を 目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、少なくとも、機体と;回転により揚力 を発生する回転翼と;該回転翼を回転駆動する駆動用モータと;前記回転翼の回 転を制御することにより回転翼の推進力を制御する制御手段とを有する飛行玩具 であって、前記駆動用モータに関係付けられて回転するフライホイールと;該フ ライホイールを回転軸と直交方向に傾動可能に支承するジンバルと;該ジンバル の傾きを検出する傾き検出手段とを有し、該傾き検出手段の検出する傾きに応じ た大きさの信号を前記制御手段に負帰還することを特徴とする飛行玩具における 姿勢制御装置を構成するものである。
【0020】
【考案の効果】
本考案は上述のようにしてなり、フライホイールが回転翼の駆動用モータによ って回転駆動され、フライホイールの回転軸及びジンバルが支承される軸を含む 平面内での回転が起こった場合、フライホイールの回転軸は直交方向に傾動しよ うとする。
【0021】 この力を受けて、ジンバルは機体に対して傾き、傾き検出手段によってこの傾 き角度が検出される。
【0022】 この傾き角度に応じた大きさの信号を制御手段に負帰還させれば、飛行の安定 をはかれる。
【0023】 このような機構は1つのレートジャイロ(例えばヨー軸回りの安定)の代わり に用いて、レートジャイロを減少させることも可能であり、また、すべてのレー トジャイロをこの方式に置き換えることも可能である。
【0024】
【実施例】
本考案の詳細を図示した実施例に基づいて説明する。
【0025】 図1は、飛行玩具としてヘリコプタを構成した例を示すものである。
【0026】 1は、ヘリコプタ玩具の機体であり、回転により揚力を発生するメインロータ 2及びメインロータ2の反トルクを打消し、水平方向の回転軸(以下、ヨー軸と 称す)を中心とした方向の制御を行うテールロータ(図示せず)が設けられてい る。
【0027】 メインロータ2は、中心片21から2つのブレード22,23が延設されてお り、回転軸24に関係付けられて一体的に回転するものである。
【0028】 3は機体1内に設けられる駆動用モータであり、ギア等を介してメインロータ 2を回転駆動するものである。
【0029】 41は、駆動用モータ3に関係付けられて回転するフライホイールであり、図 示したものは回転軸43が機体1と水平でありかつ前後方向に配置されたもので ある。
【0030】 42は、回転軸43の軸受を構成するとともに、回転軸43と直交方向に傾動 可能に機体1側に支承される軸受部材であり、ジンバルに相当するものである。
【0031】 軸受部材42は軸44によって機体1側に軸着されており、スプリングその他 により水平方向に付勢されている。
【0032】 また、回転軸43は、軸44に対応する位置において、ユニバーサルジョイン ト、ケーブルその他回転を伝達するとともに軸の方向が可変となるように構成さ れている。
【0033】 図2,図3は要部拡大部分断面図である。
【0034】 軸受部材42は軸受45を保持するとともに軸44によって傾動可能に機体1 側に支承されている。
【0035】 フライホイール41の回転軸43は軸受45に支承されるとともに軸44に対 応する位置において、例えばユニバーサルジョイント46等で軸方向が可変にさ れている。
【0036】 軸受部材42の後方に位置する外表面には、NS両極が上下に位置するように 磁石47が取付けられており、機体1側の磁石47に対応する位置にはホール素 子48が取付けられている。
【0037】 回転軸43は例えば図1で示すように、メインロータ2の回転軸24に取付け られたクラウンギア25及び回転軸43に取付けられたギア26等によって駆動 用モータ3の回転力が伝達され、フライホイール41を回転させる。
【0038】 この実施例のようなヘリコプタ玩具では、メインロータ2とテールロータ(図 示せず)との動力配分を制御することにより、ヨー軸回りの安定を保持させてい る。
【0039】 図1においてフライホイール41が紙面に向かって時計回りに回転していると すれば、機体1がヨー軸回りの回転(図1矢印P方向)をした場合には、フライ ホイール41は上方に傾動する。
【0040】 この時軸受部材42に取付けられた磁石47も上方に移動し、ホール素子48 はホール電圧を発生する。
【0041】 また、機体1が図1矢印Pと反対方向に回動した場合には、フライホイール4 1は下方に傾動し、この結果磁石47も下方に移動して、ホール素子48が前述 の場合と逆符号のホール電圧を発生する。
【0042】 ホール素子48で発生したホール電圧を、メインロータ2及びテールロータに 動力配分を行っている制御回路(図示せず)に負帰還すれば、ヨー軸回りの安定 が得られるものである。
【0043】 メインロータとテールロータの駆動用モータが独立している場合には、テール ロータの駆動用モータを用いて同様の構成とすることも可能であり特に限定され るものではない。
【0044】 その他、各部の構成や形状、センサの取付け位置等は実施例に限定されるもの ではなく、また、ホール素子の代わりに光電変換素子等を利用して、フライホイ ールの傾きを検出することも可能である。
【0045】 第1の実施例は、ヨー軸回りの安定をはかるものであったが、前後方向及び/ 又は左右方向の安定をはかるように構成することも可能である。
【0046】 例えば、図1に示したフライホイール41を回転軸43によってユニバーサル ジョイント等を介して吊支し、軸受部材42を機体側に軸着する。
【0047】 フライホイール41の揺動方向が前後方向の場合、これに対応して軸受部材4 2の傾動角度を検出するホール素子が取付けられ、フライホイール41の揺動方 向が左右方向であれば軸受部材42の左右方向への傾動角度を検出するホール素 子が機体側に取付けられる。
【0048】 回転軸43は、メインロータ2またはテールロータの駆動用モータよりギア等 を介して回転される。
【0049】 このことより、フライホイール41が前後方向に揺動するように取付けた場合 には機体1の左右方向の傾きの角速度を検出でき、フライホイール41が左右方 向に揺動するように取付けた場合には、機体1の前後方向の傾きの角速度を検出 することが可能となる。
【0050】 ヘリコプタ玩具では、機体1に推進力を与えるのはメインロータ2の先端部の 軌跡を含む平面(以下、チップパスプレーンと称す)を回転面傾動手段によって 傾けることによって行われる。
【0051】 例えば、傾動角度が制御されるスワッシュプレートにより、メインロータ2の ピッチを周期的に変化させて、チップパスプレーンの傾動が行われる。
【0052】 このような回転面傾動手段に対してホール素子73,74の出力信号の大きさ に応じた信号を負帰還させることにより、前後または左右の機体の傾きに対して 安定的な飛行を行うことができる。
【0053】 前後方向の傾きを検出するフライホイールと左右方向の傾きを検出するフライ ホイールとを独立させて設けることも可能であり、また第1実施例のものを併用 して、全方向の安定をはかることも可能である。
【0054】 その他、具体的な構成は実施例のものに限定されないことはいうまでもない。
【0055】 更に、実施例ではヘリコプタ玩具に本考案を用いた場合を例示したが、これに 限定されるものではなく、回転翼により揚力を得る飛行玩具、例えば複数の回転 翼が互いに反トルクを打消し合いながら揚力及び推進力を発生するような玩具に 用いることが可能である。
【0056】
【考案の効果】
本考案は上述のようにしてなり、機体の傾きやヨー軸周りの回転を安定するた めに、回転翼を回転駆動する駆動用モータによってフライホイールを回転し、こ のフライホイールの傾きを検出することにより機体が回転する角速度を検出し、 機体の姿勢を制御する制御手段に負帰還しているため、フライホイールの回転を 与えるモータを独立して設ける必要がなくなった。
【0057】 このことより、機体内のレートジャイロの設置スペースを減少させ、またモー タの重量分を減少させることができた。
【0058】 また、モータの消費電力を軽減できるため、電源として小型のものを使用する ことが可能であり、機体全体の軽量小型化が可能となるものである。
【0059】 また、簡単な構成で確実な姿勢制御を可能とし、無線操縦等の飛行玩具におい て、操縦が簡単になるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1実施例の説明用簡略斜視図であ
る。
【図2】 本考案の第1実施例の要部拡大部分断面図で
ある。
【図3】 本考案の第1実施例の要部拡大部分断面図で
ある。
【図4】 レートジャイロの原理を示す説明図である。
【図5】 レートジャイロをヘリコプタ玩具に用いた例
を示す説明図である。
【図6】 磁石とホール素子の相対関係を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1…機体 2…メインロータ 3…駆動用モータ 41…フライホイール 42…軸受部材 47…磁石 48…ホール素子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、 機体と、 回転により揚力を発生する回転翼と、 該回転翼を回転駆動する駆動用モータと、 前記回転翼の回転を制御することにより、回転翼の推進
    力を制御する制御手段と、 を有する飛行玩具であって、 前記駆動用モータに関係付けられて回転するフライホイ
    ールと、 該フライホイールを回転軸と直交方向に傾動可能に支承
    するジンバルと、 該ジンバルの傾きを検出する傾き検出手段と、 を有し、該傾き検出手段の検出する傾きに応じた大きさ
    の信号を前記制御手段に負帰還することを特徴とする飛
    行玩具における姿勢制御装置。
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