JPH055813A - 実質的にモード構造を保持して高出力レーザー放射線を伝送する可撓性グレーデツド型光フアイバー - Google Patents

実質的にモード構造を保持して高出力レーザー放射線を伝送する可撓性グレーデツド型光フアイバー

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JPH055813A
JPH055813A JP3021447A JP2144791A JPH055813A JP H055813 A JPH055813 A JP H055813A JP 3021447 A JP3021447 A JP 3021447A JP 2144791 A JP2144791 A JP 2144791A JP H055813 A JPH055813 A JP H055813A
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JP
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core
refractive index
fiber
optical fiber
radiation
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JP3021447A
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English (en)
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Hubertus C Bader
ヒユーベルツス、クリスチヤン、バーデル
Kurt Nattermann
クルト、ナツテルマン
Uwe Rutze
ウベエ、リユツツエ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Carl Zeiss SMT GmbH
Carl Zeiss AG
Original Assignee
Carl Zeiss SMT GmbH
Carl Zeiss AG
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ファイバー内に注入された光のモード構造を
出力光中に出来るだけ忠実に保存し、特にガウスモード
を良く伝送できて、しかも製造が容易な高出力光伝送用
の可撓性屈折率分布型光ファイバーを提供する。 【構成】 コアの直径をD、コア中心の屈折率を
ki、クラッドとの界面上のコアの屈折率をnka、コア
中心からの動径距離をr、その点の屈折率をnk(r)
とするとき、n(r)=n2 ki−(n2 ki−n ka)・
(2r/Dkgを満足するようにコアの折率分布を定め
た光ファイバーである。ここで200・10-6m<Dk
<800・10-6m、△nk(=nki−nka)>1.6
・10-3、1.4<g<3.0である。またDkは下記
式19の2.5倍以上で、φ′は最高次モード数φの関
数で、φが5未満なら5,5〜20ならφ′=φ、また
20以上ならφ′は式20で示した値とする。但し、入
は光の波長である。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、実質的にモード構造を
保持して高出力レーザー放射線を伝送する可撓性グレー
デッド型光ファイバーに関する。 【0002】 【従来の技術】可視、近赤外及び近紫外スペクトル領域
用に多数のレーザーがある。例えば、Nd:YAGレー
ザーは1.064μの波長で放射し、その初期出力は連
続波動作で100Wを越え、ピーク出力はパルス動作で
幾MWとなることが可能である。これらのレーザーの大
部分は低次モードで放射し、いわゆるガウスモード又は
それと類似のモードが頻繁に発生する。 【0003】一般次のモードmがモードを指定するのに
使用される。ガウス−エルミート・モード(特に「解析
幾何」を有するレーザー)では、例えば、m=nx +n
y +1であり、nx とny はX軸とY軸に関するモード
オーダである。つまり、nx 又はnyはX又はY方向の
光軸に垂直な強度分布における節の数である。ガウス−
ラゲールモード(対称型シリンダにおける)では、m=
2p+l+1であり、pとlはラジアル及び方位角モー
ドオーダである。この分類は公知であり、ガウスモード
が本モードに包含されてない場合にも、これは相応じて
使用される。 【0004】高出力レーザーでは、mは殆ど常に1より
大きい。従って、1つのモードのみが発生することは殆
どない。つまりモード動作中にレーザーは交互に交替す
るか、または同時に数個のモードで放射する。しかし、
レーザー放射の一般次モードmには上限φがある。それ
はおそらく、その共振器の構成上、高次モードが制作さ
れないためであろう。数φは放射線の最高次モードとし
て指定される。レーザーが放射可能なモードの全数は、
〜φ2 のように測定される。 【0005】材料処理というような点から、使用のため
には低次モードが最も有利である。つまり、放射線を小
さな焦点に焦点調節することが可能であるか、あるいは
放射線を結像するための光学系をもっと単純な構成にで
きるからである。従って、モードオーダはビームの質と
いう概念としばしば関連する。つまり、レーザー放射線
の質が高くなればなるほどモードーオーダは低くなり、
少ないモードに分布されることになる。高出力レーザー
をしばしば使用する上で、例えば、最高次モードが約1
0未満であれば、ビームの質は十分である。 【0006】高出力レーザー放射線の伝送には、可撓性
のファイバーがしばしば必要となる。これらのファイバ
ーは、高出力放射線を伝送可能でなければならないばか
りでなく、放射線のモード構造を悪化させてはならず、
従って、例えば、レーザーによって指定される最高次モ
ードの増加を可能な限り少なくしなければならない。レ
ーザー放射線伝送用ファイバーは公知のものであるが、
高出力又は良いモード構造の公知のファイバーには、放
射線を伝送する上でかなりの欠点がある。 【0007】基本モード(φ=1)の伝送には、単モー
ドファイバーが適当である。これらは、グレーデッド型
光ファイバーとして、例えば、指数gを有する(nki
ファイバー中心の屈折率、nkaはファイバークラッドと
の界面上の屈折率、nkiはnkaより大きく、rはファイ
バ軸心からの距離、Dk はファイバーコアの直径を表
す)屈折率分布 (1)n2 k (r)=n2 ki−(n2 ki−n2 ka)・
(2r/Dk g …Dk /2未満のrについて を有するベキ法則型ファイバーとして製作可能である
が、実際には、ステップ型ファイバーが好適である。し
かし、単モードファイバーは、高次モードを伝送でき
ず、コア直径が一般的には僅か数ミクロンという小ささ
のために、高出力放射線も伝送不可能である。高出力放
射線を高次モードで伝送するファイバーは、多モードフ
ァイバーでなければならず、それらのコア直径は少なく
とも10ミクロンである。 【0008】高出力レーザー放射線伝送用可撓性多モー
ドステップ型ファイバーは公知である(ショット・プロ
ダクト・インフォーメーション 1024e(Scho
ttProduct Information 102
4e)、“石英ガラス製特殊ファイバー(Specia
l fibers made of quartz
glass)”、1989、ショット・グラスヴェルケ
社(SchottGlaswerke)、ドイツ連邦共
和国マインツ)。しかし、良いモード構造での放射線伝
送には、それらのファイバーモード(ファイバー内の放
射線の状態をファイバーモードとして示す)がレーザー
モードより大幅に異なるため、多モードステップ型ファ
イバーは不適当である。放射線のラウンチングにおいて
多数のファイバーモードが一般に励起される。 【0009】r2 ファイバーは高次モード、特にガウス
モードで放射線を伝送できると推測されている(ジェ
イ.エイ.アーンアウド(J.A.Arnaud)、
“ビーム及びファイバー オプチクス(Beam an
d Fiber Optics)”、アカデミック・プ
レス社(Academic Press)、ニューヨー
ク、1975、ISBN 0−12−063250−
0)。管状r2 ファイバーのコア内では、屈折率の位置
依存性は下記のような関係となる。 (2)n2 k (r)=n2 ki−(n2 ki−n2 ka)・
(2r/Dk g =n2 ki・(1−(f・r)g )…g
=2である (rはファイバー軸心からの距離、Dk はコア直径、n
ki、nkaはファイバー中心とクラッドとの界面上の屈折
率、nkaはnkiより小さく、fは比集束、つまり屈折率
分布の曲率の測定値を表す)ファイバー内に一定の屈折
率分布を与えるには費用が非常に高額となるし(ケイ.
ダブリュ.レイン(K.W.Raine)、ジェイ.ジ
ィ.エヌ.ベインズ(J.G.N.Baines)、デ
ィ、イー、ポートランド(D.E.Pautlan
d)、“屈折率分布付与−技術状況(Refracti
ve IndexProfiling−−State
of the Art)”、J.Lifhtw.Tec
hn.7,1162−1169、1989)、今までの
ところ、充分に良いr2 グレーデッド型分布は達成され
ていない。 【0010】“r2 類似”グレーデッド型多モードファ
イバーは公知である。米国特許明細書第3,823,9
97号には、例えば、屈折率分布がモード動作時間散乱
(モードオーダのファイバーモードの機能の動作時間)
の減少に関して最適となる通信工学用のファイバーが示
されている。本ファイバーの屈折率分布の指数には、2
−(nki−nka)/nkiにほぼ等しいgが適用され、g
は実質的に2の値を有する。西独特許明細書第27 4
5 715号には、同様の用途に使用するために、gが
ほぼ1.92に等しいファイバーが示されており、その
材料として、ファイバーのコアがGeO2 及びP2 5
をドーピングしたSiO2 から構成されることを提案し
ている。このファイバーモードの半径は小さすぎるた
め、このような「通信ファイバー」は高出力放射線の伝
送には不適当である。更に、このファイバーモードはレ
ーザーモードに僅かにしか対応しないため、これらのフ
ァイバーは、伝送により放射線のモード構造を劣化させ
る。そして、これらのファイバーでの放射線のラウンチ
ングでは、僅かな数のファイバーモードしか励起されな
いのに、ファイバーモード間の放射線出力の結合が強力
であるため、放射線はファイバー端で多数のファイバー
モードに非選択的に分配される。 【0011】放射線をファイバーコア内に安全に閉じ込
めて、モード動作時間散乱を小さく保持するためには、
公知のファイバーでは、コア内の屈折率差が大きくなる
ように通常は選択される。近紫外線及び近赤外線領域の
放射線伝送用のSiO2 ベースのガラスのグレーデッド
型光ファイバーでは、Δnk は20・10-3よりしばし
ば大きく、あるいは30・10-3よりさえ大きい。Δn
k を大きな値にするためには、屈折率分布の精密な調節
も不可能となりあるいは他の欠点も出てくるファイバー
の組成や製造工程が必要となる。 【0012】西独特許明細書第32 61 536号に
は、例えば、そのコアの屈折率分布が酸化金属(Mg
O、SrO、BaO、等)を半径方向に変化させてドー
ピングすることによって生じたファイバーが示されてい
る。しかし、このファイバーは1100nm〜1500
nmのスペクトル領域でのみ充分な伝導性を有する。 【0013】近紫外線及び近赤外線スペクトル領域の放
射線伝送用のファイバーについては、好ましくはGeO
2 ,P2 5 ,B2 3 又はFが内部コーティング化学
蒸着法(CVD)でSiO2 ガラスにドーピングされ
る。GeO2 又はP2 5 のドーピング及びこれらのド
ーパントの混合物はSiO2 ガラスに屈折率を増加させ
るように作用し、B2 3 又はFのドーピングとこれら
の混合物は屈折率を減少させるように作用する。管内の
位置依存性屈折率は位置依存性ドーピングより生じ、そ
の管を圧潰することによりガラス棒が得られ、このいわ
ゆるファイバープリフォームを延伸することによりファ
イバーが得られる。 【0014】B2 3 ドーピングは吸収帯を発生させた
り、ファイバーの機械的強度を弱めることができる。従
って、屈折率を減少させるためには、Fドーピングが好
適である。しかし、フッ素では、SiO2 ガラスの屈折
率は少ししか減少されず、最大F部分も少なく維持しな
ければならないため、その屈折率分布がコアのFドーピ
ングによってのみ調節されるファイバーは使用されてい
ない。 【0015】通常は、ファイバー内の屈折率分布は、屈
折率の増加によって生成され、その目的のために、コア
をGeO2 又はP2 5 で位置依存的にドーピングす
る。GeO2 ドーピングが特に好適である。なぜならS
iO2 ガラスのそのドーパント部分を多くできるからで
あり、それが屈折率を大きく増加させるからである。コ
アとクラッド間の屈折率差をより大きくするために、そ
のクラッドを更にフッ素でドーピングしたファイバーも
又公知である。ヨーロッパ特許出願第01 25828
号には、GeO2 で強力にドーピングされたコアを有す
るファイバーが示されており、そのクラッドは、コア周
囲の薄層内でフッ素で強力にドーピングされており、こ
の層内のF部分は一定であるか、あるいは内部より外部
に半径方向に減少している。 【0016】しかし、ドーパントは反対の作用で屈折率
に影響を及ぼすこともあり、それはコアがGeO2 又は
2 5 とフッ素との両者でドーピングされた場合にま
れに発生するが、その理由は屈折率分布の面からは解明
されていない。ヨーロッパ特許明細書第01 60 2
44号に示されているファイバーでは、例えば、主にG
eO2 又はP2 5 でドーピングされたコアを更にフッ
素でドーピングすることにより、紫外線領域の基本的な
吸収率を減少させている。ヨーロッパ特許出願公開第0
1 91 202号には、ファイバーのレイリー散乱へ
のいわゆる引き抜き効果を減少させるために、そのコア
が、フッ素というような特別のドーパントを含有するフ
ァイバーが示されているが、これらの「より不純な」フ
ァイバーは破壊閾値が低く、従って高出力放射線の伝送
には不適当である。 【0017】GeO2 又はP2 5 を使用しての内部コ
ーティング工程では「屈折率下降(refractiv
e indexdip)」つまりファイバーの中心の屈
折率の減少が通常発生する。この下降は、ドーピング材
料の蒸気圧がSiO2 の蒸気圧より高いためドーピング
材料を蒸発させることによってガラス管を圧潰させる間
に生じる。従って、この下降が、ファイバーモード間の
強力な結合を生じさせ、ビームの質の低下となる。注意
深く圧潰すれば、この下降を少なくすることができる。
例えば、西独特許明細書第34 19 835号によれ
ば、管の内部を、圧潰中に規定された組成の蒸気に当て
ることによって、その下降を少なくしている。又、圧潰
中に蒸発する材料でこの下降を抑制しようとする試み
は、ドーピングにおいてすでに考慮されている。しか
し、これらの工程は全て再生産性に劣っている。 【0018】例えばヨーロッパ特許明細書第01 75
067号に示されているように、ファイバープリフォ
ームを外部コーティング又は焼結工程で生産すれば、屈
折率の下降は防止できる。しかし、これらの工程では、
高出力放射線レーザーをファイバーで伝送するのに充分
な程精密に屈折率分布を設定できないし、ファイバー材
料を純粋にもできないという欠点がある。 【0019】西独特許明細書第28 37 338号に
は、通信工学用の多モードファイバーが示されており、
それでは、下降の影響は、下降以外の屈折率分布の適切
な構成により補正されている。しかしこのファイバーも
又、良いモード構造の高出力レーザー放射線の伝送には
適当でない。 【0020】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
した問題を解決し、ファイバー内でラウンチングされた
放射線のモード構造に比して出力放射線のモード構造が
可能な限り保持されており、特にガウスモードを良く伝
送でき、その製造も簡単な高放射出力を有する放射線伝
送用のファイバーを提供することにある。 【0021】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、前記目
的を達成するために、直径Dk のコアと、該コア周囲の
クラッドと、該クラッド周囲の保護外装とを有し、前記
コア内の屈折率分布が下記指数法則 n2 k (r)=n2 ki−(n2 ki−n2 ka)・(2r/Dk g (ここで、rはファイバー軸心からの距離、nkiはファ
イバー軸心の屈折率、nkaは前記クラッドとの界面上の
コアの屈折率を表わし、nkiはnkaよりも大きい)に基
本的に従う、実質的にモード構造を保持して高出力レー
ザー放射線を伝送する可撓性グレーデッド型光ファイバ
ーにおいて、 a)コア直径Dk は200・10-6m〜800・10-6
mであること、 b)しかし、Dk は下記数7の少なくとも2.5倍であ
り、ここでレーザー放射線の最高次モードφが5未満で
ある場合にφ′は5の値であり、φが5〜20の範囲で
ある場合にφ′=φであり、あるいはφが20より大き
い場合はφ′は数8で示される値であり、数9は前記コ
ア内の屈折率差Δnk の平方根であり、λは伝達される
前記レーザー放射線の波長であること、 c)指数gは1.4〜3.0であること、及び d)前記コア内の屈折率差Δnk =nki−nkaは1.6
・10-3より大きいことを特徴とする光ファイバーが提
供される。 【数7】 【数8】 【数9】 【0022】 【発明の作用・効果及び態様】円筒状ファイバーは重要
な使用に十分役立ち、生産も最も簡単であるため、本発
明を基本的に円筒状であるファイバーで説明する。しか
し、断面が円形でないファイバーにも大幅な変更なしに
適用できる。本発明に係るファイバーは、基本的に円筒
状のコアを有し、その周囲には1層以上のクラッドがあ
り、それはコアと基本的に同心である。コアとクラッド
とがファイバー内で放射線を案内する。コアとクラッド
内のファイバーの放射線案内帯での幾分不揃いな分化は
通常のことであり、当業者にとって周知のことである。 【0023】放射線は、主にコア内で案内される。従っ
て、コア材料による放射線減衰(吸収と散乱)は少なく
なければならない。この場合に許容可能なコア材料の減
衰定数は、必要なファイバーの長さに依存する。減衰値
の十分に低い適切な材料を見つけることは、一般的に問
題はない。 【0024】ファイバーコア内の屈折率分布は、大部分
下記の関係に従う。 (3) n2 k (r)=n2 ki−(n2 ki−n2 ka)・
(2r/Dk g …Dk /2のrについて ここで、gは本ファイバーの屈折率分布の指数であり、
rはファイバー軸心からの距離、Dk はコアの直径、n
kiは軸心(r=0)の屈折率、nkaはコアのクラッド
(r=Dk /2)との直接の界面上の屈折率である。放
射線をコア内で確実に案内するために、nkiはnkaより
も大きくなっている。この屈折率分布は、ベキ法則屈折
率分布の単モードファイバー用の式(1)に記載のもの
と同様のものである。しかし、本発明によるファイバー
は、少なくとも200ミクロンのコア直径Dkを有する
多モードファイバーであり、従って高次モードで放射線
を伝送可能であり、ファイバーモードの半径は高出力放
射線をファイバーで伝送可能な程十分に大きい。 【0025】ファイバーモードの半径の値が大きいこと
は有利な点であり、レーザ出力の揺らぎにおいて、コア
の強度がコア材料の損傷限界値を越えることがなく、フ
ァイバーに損傷を与えない。更に、ラウンチングの場合
に、それは高品質ビームの伝送に必要なことであるのだ
が、放射線モードの半径をファイバーモードの半径に正
確に整合させることは、半径の小さいファイバーモード
では困難なことである。ファイバーのコア直径が大きく
なれば、ファイバーモードの半径も大きくなる。従っ
て、コア直径Dk は300ミクロンより大きいことが好
ましい。 【0026】800ミクロンより大きいコア直径では、
ファイバーは機械的に使用不可能である。殆どの場合、
コアは細いほうが好適であり、そうすれば厚いクラッド
をコア周囲に被覆することが可能であり、それが外部か
らの影響をうけないように保護し、ファイバーの可撓性
も損なわれないからである。コアが細ければ生産技術の
面からも利点があり、例えば、初期ガラス管の壁の厚み
も内部コーティング処理で厚くすることが可能であり、
それによって、ファイバーの対称誤差をずっと簡単に減
少できる。従って、可撓性ファイバーでは、コア直径に
は最高で600ミクロンの値が好適である。 【0027】コア直径には、更に別の制限が考えられ
る。もし、コア直径Dk が小さ過ぎれば、ファイバーモ
ードの強度がコアとクラッドとの界面で高くなるため、
ファイバー内で強力なモード結合が生じる。従って、D
k には更に下限も必要となる。最高次モードφが5〜2
0の場合には、Dk は数10の値より大きく、ここで数
11は屈折率差Δnk =nki−nkaの平方根を表し、λ
は放射線波長を表す。 【数10】 【数11】 5未満のφでは、前記式に記載の下限では低すぎるの
で、Dk は数12で示す値より大きくなければならな
い。 【数12】 φが20より大きい最高次モードの放射線では、放射線
は、レーザー出力で、多数の高次モードからすでに構成
されている。従って、この放射線を伝送するファイバー
の必要条件は、ビームの質の保持に関しては殆どない。
つまり、伝送中にファイバーモードは僅かな結合が許さ
れ、ビームの質は僅かにしか低下しない。φが20以上
の放射線の伝送のためのファイバーでは、コア直径Dk
の増加は、モードオーダを増加するにつれて少なくな
る。少なくとも数13のコア直径で充分である。 【数13】 この場合、高次モードの放射線では、放射線強度は半径
方向に急速に減少し、放射線強度がビーム軸より充分に
遠くまで除去された時には、例えば、ビームの輪郭は一
般的に鋭利に画成される。このDk の下限は実際には非
常に低いが、これは、ファイバー幾何形状に対する良好
な制御を有し、ファイバー内への放射線のラウンチング
が注意深く行われており、かつ高品質の放射線を伝送す
るための少数の湾曲部を有するファイバーには充分なも
のである。 【0028】しかし実際には、例えば、ファイバーにと
って、放射線ラウンチングにおいて放射線モードのモー
ド半径とファイバーモードのモード半径との間の不整合
に高い公差を示すことが必要となる。このような場合、
最高次モードφが3〜20の範囲にあれば、コア直径D
k には数14の下限が好適である。 【数14】 φが3未満の場合は、コア直径Dk の下限は数15が好
適である。 【数15】 φが20より大きい最高次モードでは、コア直径の下限
としては数16で充分である。 【数16】このようなファイバーは、例え放射線モードのモード半
径がラウンチングにおいてファイバーモードのモード半
径より±50%以上偏向しても良質のビームを伝送可能
である。 【0029】もし、なお一層大きなDk が選択されるな
ら、そしてそれがファイバーの寸法上許されるものであ
れば、ファイバーにおける放射線ラウンチングは更に単
純化され、何よりも、ファイバーの湾曲に対して感度の
ない点が改善される。最高次モードを表すφが3<φ<
20の場合、非常に好適な実施例においては、Dk は数
17より大きい。 【数17】 φが3未満である場合にはコア直径Dk の下限は数18
が好適である。 【数18】 そうすれば、ファイバーモード間に放射線出力の強力な
過結合が発生することなく、ファイバーは50mm未満
の半径に一般的に湾曲可能である。 【0030】指示されたモード構造を有する放射線を伝
送するファイバーにとって、指数gを可能な限り正確に
2の値に設定することが有利であると思われている。し
かし、本発明に係るファイバーにとって、驚くべきこと
に、gは2の値より大幅に偏向しており、本発明による
と、gは1.4〜3.0の範囲にある。本ファイバーの
他の特徴も、屈折率分布の偏向を不利なものとはしてい
ない。 【0031】この指数gが2の値より大幅に偏向してい
ても本ファイバーは放射線を効率よく伝送可能であると
いうことは、従って、我々の考えでは、大部分の放射線
が案内される場所であるファイバー軸心付近において式
(3)による分布が放物線プロフィールに非常によく近
似できるということから説明可能である。 【0032】最高次モードφが5までの場合、大部分の
場合において、モード間に有効な結合が皆無であって
も、例えば、指数gが上記の範囲内であれば、モード構
造は完全に伝送される。 【0033】モードオーダが増加すれば、放射線はコア
の軸心をはずれた帯で案内される。そこでは、屈折率分
布と放物線曲線とはあまり近似してなく、その結果、モ
ード間に弱い結合が発生する。このようにビームの質が
僅かに低下するが、殆どの場合、実際には無視可能なも
のであり、指数gの制限を狭めて選択できるというのは
有利である。最高次モードφが10未満である場合、好
ましくは指数gは1.6〜2.4の範囲であり、φが1
0より大きい場合は、gは1.8〜2.2の範囲である
ことが好ましい。このように、さらに高次のモードでの
放射線出力の結合は、非常にまれにしか発生しないとい
うことが特に達成された。 【0034】ファイバーの屈折率指数gの上記の帯域幅
の結果、生産技術が単純化され、ファイバーの生産に特
別の技術が使用できるようになり、僅かな屈折率の揺ら
ぎではファイバーは影響を受けなくなった。このこと
は、本発明に係るファイバーの場合で可能なように、コ
ア内の屈折率差が非常に小さければ有利である。 【0035】ファイバーモードの正確な半径を予め決定
することは(これが、ファイバー内の完全な放射線ラウ
ンチングに必要であることは公知のことであるのだ
が)、(理論的に)非常に困難を伴ってのみ実施可能で
あるという問題は、指数gの帯域によって発生する。し
かし、完成ファイバーのファイバーモードの半径を決定
する測定工程が知られているため、この問題は重大では
ない。更に、モード半径の指数gあるいは屈折率分布の
製造によって生じた揺らぎへの依存性は、指数を正確に
2の値にすることを避ければ少なくすることが可能であ
り、この目的のためには、一般的には、非常に少ない偏
向で充分である。 【0036】本発明に係るファイバーコア内の屈折率差
Δnk =nki−nkaは1.6・10-3より大きい。従っ
てより小さな値では、放射線はコア内に閉じ込められな
いため、放射線損失が発生することが予測される。 【0037】安全をとって、好適な実施例では、Δnk
は3.3・10-3より大きく、従って屈折率の僅かな揺
らぎが発生する可能性があるが、無害である。より大き
なコア直径Dk が特に選択された場合、Δnk のより大
きな値が推奨される。ファイバーのコア直径Dk が30
0ミクロンより大きく、屈折率差が3.3・10-3未満
である場合は、例えば微小曲率損失が発生し得、これ
は、ファイバーの伝送効率を減少させる。 【0038】屈折率差Δnk の上限は、光学素子はファ
イバーの内外に放射線をラウンチングし出力するために
単純でなければならないという要求から生じている(小
開口数 NA)。これを達成するためには、好ましく
は、Δnk は4・10-4・(Dk /λ)2 /φ2 より小
さい。ここで、λは放射線波長であり、Dk はファイバ
ーのコア直径、φは最高次モードである。この屈折率差
の上限が維持される場合、開口数(NA)が0.3未満
(完全角)の光学素子が使用される。このNAを有する
光学系は、比較的安い費用で生産可能である。NAが
0.15未満の通常の光学素子が一般的には使用される
ので2・10-5・(Dk /λ)2 /φ2 未満のΔnk
一層好適である。 【0039】近紫外線から近赤外線スペクトル領域で、
約250nmから約2ミクロンの波長を有する放射線を
伝送するファイバーコア内では、屈折率差Δnk =nki
−nkaが20・10-3未満であることが有利である。本
発明のファイバーでは、屈折率差を有するファイバーモ
ードの半径Wは約w〜Δn-1/4となる。20・10-3
り大きいΔnでは、Δnのモード半径への影響は従って
少なく、ファイバーのビームの案内に関しては実際には
明確な影響は見いだされない。 【0040】一方、より単純な素子と工程でファイバー
を生産する上で、コア内の屈折率差をより小さくするこ
とが好ましく、そうすればファイバーモードのモード半
径と伝送可能な放射線の出力限界が増加する。Δnk
10・10-3未満であることが更に好適であり、この屈
折率差はPICVD処理により簡単に達成可能である。 【0041】波長が約11ミクロンまでのより長い波長
を有する近赤外線スペクトル領域では、200・10-3
までの大きな値の屈折率差Δnk が有利である。しかし
実質的な理由から、(例えば、ファイバーの内外に放射
線をラウンチング又は出力するために光学素子の開口数
を小さく維持するために)このような場合には屈折率差
を100・10-3未満にすべきである。 【0042】指数gには広帯域幅が許容可能であり、屈
折率差Δnk には小さい値が許容可能であるという所見
は、以下のように説明される。すなわち、ファイバーモ
ード間の放射線エネルギーの過結合は、「結合の長さ」
と「コヒーレンスの長さ」とによる(構造上の)過結合
のために測定されて、過結合が効率よく行われるため
に、結合の長さは、その関連するコヒーレンスの長さよ
り短くなければならない。さもなくば、ファイバーモー
ドの相対的位相は、結合の長さ内でそれ自身逆転し、破
壊的な過結合が発生する。すなわち、モード内でラウン
チングされた放射線出力が再度除去され、モード内の平
均出力が低くなる。従って結合の長さとコヒーレンスの
長さを比較することは重要である。 【0043】屈折率分布の理想のr2 分布からの偏向が
大きいため、本発明に係るファイバー内のファイバーモ
ードの結合の長さは短い。しかし、関連するコヒーレン
スの長さは一般的にそれより尚短く、2つのファイバー
モード間の相互作用のためのコヒーレンスの長さは、フ
ァイバモードで公知のモード定数から生成される。これ
らはファイバーモードのために重要であり、それは、波
動スペクトルが自由電磁波のために重要であるのと同じ
である。モード定数が異なる程、コヒーレンスの長さは
短くなる。それは、モード間の放射線出力の結合が、そ
のモード定数が大幅に異なる場合に、効率よく抑制され
ることから理解される。本発明に係るファイバーは、こ
の特性を有する。 【0044】モード動作時間散乱が減少している公知の
指数分布ファイバーでは、(ファイバーモードの短い動
作時間散乱を有する)これらのファイバーにおいて、フ
ァイバーモードのモード定数が類似しているため、この
状況は特に好ましくない。 【0045】ファイバーがr2 分布をほぼ有する場合
は、ファイバーモードの散乱は特に少なく、つまり、コ
ヒーレンスの長さは特に長くなる。従って、gが2と異
なることは、モード結合の抑制のためには好ましい。こ
の目的のためには、好ましくは、ファイバーの屈折率分
布の指数gは1.95未満、あるいは2.05より大き
い。そうすれば、指数gの値2からの偏向が増加して
も、コヒーレンスの長さは一般的に結合の長さより、よ
り急速に短くなる。 【0046】しかし、もし、レーザー放射線が主に低次
モード、特に最高次モードφが10のモードで構成され
たり、指数gの値2からの偏向がさらに大きい場合に
は、その方がより好適である。屈折率分布のr2 分布か
らの偏向がファイバー軸に近い方が有効であり、すなわ
ち、そうすれば、散乱は低次のファイバーモードにも有
効である。より好適な実施例では、指数gは、従って
1.9未満であるか2.1より大きい。 【0047】多モードファイバー内のクラッドの主な目
的は、ファイバーを介する放射線を安全に案内すること
である。容易に湾曲可能なファイバーのクラッドの外径
は1.2mm以下であり、クラッドの外径が1.0mm
未満のファイバーの方がさらに良く、又小さい半径に湾
曲可能なファイバーは、クラッドの外径が700ミクロ
ン未満である。クラッド材料の減衰定数の必要条件は、
コア材料のそれより少なく、適切な材料を見つけること
は一般的に困難ではない。 【0048】好適な場合では、例えば伝送される放射線
の最高次モードが低く、ファイバーが大幅に湾曲されて
ない場合には、クラッドの、案内された放射線のモード
構造への影響は少なく、従って、クラッド材料は一番単
純な実施例のファイバーとほぼ同質である。しかし、屈
折率分布がクラッド内でも適切に構成されている場合に
は、その方がより有利である。(本発明に係るファイバ
ーのコア内の屈折率差とコア直径とは小さくすることが
可能であるため、屈折率をクラッド内にも与えることが
できるほど充分な公差がある。) 【0049】図1から図3はファイバーの構成図であ
る。コアとクラッドの内部の屈折率のファイバー軸心か
らの距離rとの関係をそれぞれ図示する。より良く図示
するために寸法通りの縮尺ではない。 【0050】クラッド内の、コアとクラッドとの界面上
の屈折率が、nka未満の値nm に減少し、δiの厚さを
有する層内でnm の値を越えない場合に、ファイバー特
性は改善される。このクラッドの構成により、ファイバ
ーによるビームの案内がより安全に実施される。なぜな
ら、放射線がコアより出力されるということ(高出力放
射線では、それはファイバーを破壊することさえあり得
る)は、ファイバーの個々強い湾曲部内ではありそうも
なく、それは、故障時になら発生する。 【0051】放射線が層を貫通するのを防止するため
に、ファイバークラッドの最内層の厚さδiは、好まし
くは少なくとも10ミクロンである。しかしながら、厚
さが僅か10ミクロンのクラッドのファイバーでは、も
しファイバーがスリーブ内の端で破砕されれば、故障が
発生する可能性がある。更に、厚さδiが増加すれば、
ファイバー内の放射線のラアウンチングの公差がより大
きくなることが、実際には示されている。処理或いは生
産技術にクラッドの厚さを製作する許容度があれば、好
ましくは、最内層のクラッド層の厚さδiは、50ミク
ロンより大きい。 【0052】図1に、コア上に直接被覆するクラッド層
内の屈折率がほぼ一定であるファイバーを図示する。直
径Dk と、屈折率差Δnk とを有するコアを1−1で示
す。外径Dm と厚さδi=(Dm −Dk )/2と正の屈
折率差Δnm =nka−nm とを有するクラッドの最内層
を1−2で示す。1−3で示されている別のクラッド層
を、層1−2上に配設することもできる。 【0053】製造によって生じる少ない屈折率の揺らぎ
は、無害であるため、屈折率の減少Δnm =nka−nm
が1・10-3より大きいことは有利である。Δnm とδ
iの値がより大きくなることは好ましいが、Δnk の値
が非常に大きいと、複雑なファイバー素子が必要とな
り、実質的な面で妨害となる。δiの値が非常に大きい
と、ファイバーがもはや充分な可撓性を有しなくなるた
め、処理問題が発生する可能性がある。 【0054】厚さδiを有するクラッドの最内層の屈折
率が、ほぼnka或いはそれより幾分小さい基本的な一定
値nmiを有する場合に、また最内層上に直接被覆する厚
さδiを有する他の層内の屈折率がnmi未満である値n
mwを有する場合に、一般的により良い特性が達成され
る。このファイバーでは、強い湾曲部があるため、放射
線の一部はコアより出力されるが、放射損失は、なおク
ラッドの最内層内に案内されて、ファイバーの長い部分
又はファイバー端で初めて出力される。そのビームの質
が、「整然と案内された放射線」より明らかに劣るとこ
ろの放射損失が、ファイバー端に達した場合に、もし、
クラッドの最内層の厚が充分であれば、整然と案内され
た放射線より分離可能である。 【0055】一番単純な場合には、nmiとnkaは同じで
ある。放射損失が、コア内の質の劣るビームと再結合す
る可能性を減少するために、好適な実施例では、図1の
ファイバーの屈折率は、コアよりクラッド方向に同様に
減少している。クラッド内の、コアとクラッドとの界面
上の屈折率nmiは、前述の同様な理由で、この界面上に
直接あるコア内の屈折率nkaより小さいところの少なく
とも1・10-3である。 【0056】図2は、このようなファイバーを図示す
る。コアとクラッドとの界面を2−0で、直径Dk と屈
折率差Δnk とを有するコアを2−1で、屈折率nmi
外径Di と厚さδi=(Di −Dk )/2とを有するク
ラッドの最内層を2−2で、屈折率nmwと外径Dw と厚
さδw =(Dw −Di )/2とを有するクラッドの他の
層を2−3で示す。屈折率差Δn1 =nka−nmiは、界
面2−0を通渦中に屈折率が低下することによって生
じ、クラッド内の屈折率差Δn2 =nmi−nmwは、層2
−2と層2−3との間の屈折率の値nmiから値nmwへの
低下により生じる。2−4で示す他のクラッド層は、層
2−3上にあることもあるが、それらはファイバーのビ
ーム案内の決定的原因とはならない。 【0057】層2−2内の屈折率はnkaより小さい。さ
もなければ、層2−2からの質の低い放射損失が、コア
2−1内で再結合される可能性があるからである。層2
−2は、放射損失のためのステップ型ファイバーとして
の役割をする。つまり、このステップ型ファイバーのビ
ーム案内特性が充分であるためには、屈折率の低下Δn
2 =nmi−nmwは少なくとも1.5・10-3である。放
射線がクラッド最内層を介して貫通しないように厚さδ
iは少なくとも10ミクロンである。この厚さなら、層
2−2内を案内される放射線が出力端で、整然と案内さ
れた放射線とうまく分離されるという別の利点がある。
好ましくはδiは放射線のラウンチングを単純化するた
めに、50ミクロンより大きい。つまり、ラウンチング
で発生する放射損失は層2−2と層2−3とにより形成
されるステップ型ファイバーによって充分に良く案内さ
れ、それによって、ラウンチングでは損傷は発生しない
(放射損失は、ファイバーの出力端まで案内されるか、
或はファイバーから、長さが長く充分に冷却されること
の可能なファイバー部分で出力される)。Δn2 とδi
の値は大きい方が好適であるが、生産や処理技術の問題
を引き起こす可能性がある。2−2内を案内される放射
線がこの層を貫通する可能性を減少させるために、好ま
しくは、層2−3の厚さδw は7ミクロンより大きい。 【0058】原則として、屈折率差Δn1 を非常に大き
くすることは可能であるが、屈折率差が小さくても前述
の効果は明確であるし、一方、屈折率差が大きくなると
生産許容度を大幅に制限するので、8・10-3より大き
くする必要は殆ど起こらない。 【0059】値nkaに基本的に対応する屈折率の値nmi
をより低い値nmaに、コア周囲のクラッドの最内層の内
側より外側に連続して減少させた場合、ファイバーには
更に良い特性が得られる。このように、まれに発生する
ファイバーの大きな湾曲では、放射線が制御不可能な方
法でコアより出力されるというようなことは起こりそう
にない。更に、コアとクラッドとの界面に到達する放射
線の質は、僅かにしか劣化しない。 【0060】図3では、対応して構成されるファイバー
を図示する。コアとクラッドとの界面を3−0で、直径
k と屈折率差Δnk とを有するコアを3−1で、外径
i と厚さδi=(Di −Dk )/2と内面又は外面上
の屈折率の値nmiとnmaとを有するクラッドの最内層を
3−2で示す。3−3と3−4とはクラッドの他の層で
ある。本実施例では、最内層3−2の屈折率は値nmi
kaから値nmaに直線的に減少する。つまり、層3−2
内の屈折率差はΔn1 =nka−nmaである。 【0061】好ましくは、クラッド最内層3−2の厚さ
δi=(Di −Dk )/2は、少なくとも10ミクロン
である。さもなければ放射線がこの層を貫通する可能性
があるからである。生産により生じる屈折率の揺らぎ
が、屈折率分布に制御不可能な影響を与える可能性があ
るため、好ましくは、屈折率の低下Δn1 =nka−nma
は2・10-3より大きい。 【0062】それでもなおクラッドの厚さの公差がある
場合には、更に好ましくは、最内層3−2の厚さδi=
(Di −Dk )/2は、少なくとも50ミクロンであ
る。それによって、層3−2内のラウンチングで発生す
る放射損失は充分に良く案内される。 【0063】図2の実施例と同様に、この効果は強めら
れて、外径Dw を有する他の層3−3は、その厚さδw
=(Dw −Dk )/2が7ミクロンより大きく、その屈
折率nmwがnma未満で、基本的に一定であるクラッドの
最内層上に直接配置されている。好ましくは、屈折率の
低下Δn2 =nma−nmwは、1.5・10-3より大き
い。 【0064】コア3−1からクラッドの最内層3−2へ
の屈折率の低下は(クラッド内の、コアとクラッドとの
界面3−0上の屈折率nmiは、コア内のこの界面上に直
接ある屈折率nkaより小さい)、ファイバーのビーム案
内特性に良い影響を与えず、避けるべきものである。そ
の代わりに、界面を介しての通過中に屈折率の形状が可
能な限り平滑になれば(平滑=連続して微分可能であ
り、屈折率分布に「亀裂」がない)ビーム案内特性は改
善される。 【0065】コアとクラッドの界面又はクラッドの種々
の層間の界面を介してのコア又はクラッド材料の拡散
は、コア又はこれらの層内の屈折率形状に影響を与え
て、図1から図3までの「屈折率ステップ」は、例えば
丸い形状となる。しかし、概して、この拡散はビーム案
内特性に測定可能な影響は与えないが、屈折率分布のた
めに拡散帯以外での値のみを明記するために、名目上の
ファイバーデータを測定するのには有用でありうる。こ
の目的のためには、大抵の場合、界面からの距離は数ミ
クロンで充分である。 【0066】ファイバーのクラッドは、1層又は多層の
保護外装(コーティング)により被覆されている。コー
ティング材料は、ファイバーのビーム案内特性のために
は基本的には重要でなく、好ましい生産或は処理条件、
又は例えばファイバーの機械的特性が生じるように選択
される。好ましくは、コーティング層は、ガラス又はプ
ラスチックから成る。 【0067】光ファイバーの通常の製造方法では、例え
ば、ファイバー成分の蒸発による屈折率の低下(屈折率
下降)はファイバーの軸心周囲の狭い領域で見られる。
このような偏向は、モード構造の大きな歪みを生じさせ
る。ファイバーの生産には、屈折率下降が発生しないよ
うな成分や工程が好ましい。 【0068】250nmから2ミクロンの波長のスペク
トル領域内の放射線を伝送するファイバーにおいては、
好ましくは、コアはもっぱらSiO2 ガラスとフッ素を
ドーピングしたSiO2 ガラス(F:SiO2)から成
り、コア内の屈折率分布はフッ素ドーピングが半径方向
に増加することによって設定される。この種のドーピン
グによって、SiO2 ガラスの内部コーティングで屈折
率を最高−30・10 -3にまで低下させることが可能で
あるが、この処理は再生産が困難である。従って、屈折
率差の限界を−20・10-3未満にするべきである。フ
ァイバーを低価格で生産するためには、−11・10-3
未満の値でも好適である。フッ素ドーピングには、ファ
イバープリフォームの圧潰中にフッ素の顕著な蒸発がな
く、従って屈折率の下降が発生しないという利点があ
る。そのコアがSiO2 とF:SiO2 のみから成るフ
ァイバーの別の利点としては、損傷限界値及び例えば励
起ラマン散乱というような有害な非線形光学作用に対す
る閾値が高いということである。 【0069】更に好ましくは、ファイバーのドーピング
はファイバーの中心部で一番少ない、つまり、純粋のS
iO2 ガラスから成るファイバーが可能である。そうす
れば、更に高い損傷限界値が達成され、又コア内に高い
屈折率差を設定可能である。フッ素ドーピングが、ファ
イバー内の必要な屈折率形状を達成するのに充分でない
場合は、好ましくは、コア内のファイバーは純粋及びフ
ッ素ドーピングSiO2 から構成され、ファイバーのク
ラッドが、そこの屈折率を更に減少させるために更にB
2 3 でドーピングされる。 【0070】幾つかの生産工程では、コア内に連続した
形状の屈折率を設定することは不可能である。MCVD
処理では、例えばコア内の屈折率分布は、その屈折率を
予め設定可能な半径方向の少なくとも20層の組より成
る。このように、式(3)に記載の形状に大部分が整合
し、コア内に別個の屈折率分布を有するファイバーを生
産することが可能である。このように生産されたファイ
バーは、本発明の精神に従って寸法が決定され使用され
る。式(3)に記載の屈折率分布は、「幅広く」支持さ
れているが、生産により屈折率或は屈折率形状の僅かな
揺らぎが発生する。それにもかかわらず、これらのファ
イバーは本発明の精神に従って使用可能である。 【0071】下記の内の1条件が適用されれば、本発明
の精神に従ってファイバーを使用可能であると考えるの
は(概算)妥当である。 −式(3)に従った理想屈折率分布により予め設定され
た値分の局部屈折率の揺らぎは、0.06・Δnk 未満
である。ついでながら、ファイバーコア内の屈折率差は
式(3)に従ってΔnk である。 −式(3)に従った理想屈折率分布により予め設定され
た値分の局部屈折率の揺らぎは、0.11・Δnk
(2r/Dk )未満である。したがって、ファイバー軸
心から距離を開けて線形に偏向が増加するのは許される
ことである。この点に関して、式(3)に従って、rは
ファイバー軸心からの距離、Dk はコア直径、Δnk
ファイバーコア内の屈折率差である。 −コア内の屈折率分布が半径方向の4組の層によって作
られる場合、最内層及び2番目に最内層の屈折率、nk1
とnk2では、nk1がnk2より大きい場合、nk1−nk2
0.08・Δnk ・Dka・2 /Dk 以下である。nk1
k2未満である場合、nk2−nk1は0.05・Δnk
ka・2 /Dk 以下である。ついでながら、Dka・2
コアの2番目に最内層の外径である。これらの特徴を有
するファイバーも又、本発明に含まれるものとする。 【0072】 【実 施 例】本発明を下記の実施例により、更に詳細
に説明する。 【0073】1.064・10-6mの放射線波長λを有
し、40Wの平均出力<P>を有するNd:YAGレー
ザーの初期放射線が伝送されることになっている。レー
ザーは音響光学変調器でQスイッチ切り替えされ、約1
20nsの平均パルス時間と、約4KHzの周波数とを
有する1連のレーザーパルスが放射される。パルスのピ
ーク出力P′は150KWである。レーザー放射線は半
径方向に対称であり、この放射線モードは、大部分がガ
ウスーラゲールモードに対応する。10の値の最高次モ
ードφがレーザーの出力で測定される。つまり、大部分
のレーザーパルスは、2の値のラジアルモードオーダを
有し(軸心を除いて、強度の2つの最小値、つまり
「節」が半径方向で計数される)、3の値の方位角モー
ドオーダを有している(強度の6つの最小値が全表面
で、3つの最小値が半表面で計数される)。その結果、
m=2p+l+1=8が適用される。 【0074】2.1の指数gと6・10-3の屈折率差Δ
k と400ミクロンのコア直径Dk とを有する本発明
に係るファイバーが選定される。 【0075】最も好ましくは、図3に記載の実施例が選
定される。屈折率の形状は、コアとクラッドとの界面上
で連続しており、つまり、そこには屈折率キャップがな
い。クラッド3−2の最内層では、屈折率はほぼ線形に
減少し、つまり、そこでは半径方向の屈折率勾配dn/
dr=−63m-1でほぼ一定である。最内層の厚さは、
75ミクロンである。つまり、屈折率が最内層で−4.
7・10-3だけ減少している。25ミクロンの厚さの別
の層3−3がクラッドの最内層上にある。この別の層で
は、最内層の外側領域の値に比例する屈折率は、更に−
2・10-3だけ減少する。 【0076】従って、直径Dw は600ンミクロンであ
り、ファイバーの「光学的に有効な帯域」内では、屈折
率差は僅かに12.7・10-3である。PICVD処
理、内部コーチングCVD処理を使用して、約1ミクロ
ンのスペクトル領域用に、もっとも好適なファイバー成
分SiO2 とF:SiO2 からファイバーを生産する。
ファイバーは、軸心では純粋のSiO2 から成り、コア
のドーピングは半径方向に内側より外側に増加する。こ
の方法で、13・10-3より大きい屈折率差を容易にフ
ァイバ内に導入可能である。 【0077】120ミクロンの厚さを有するSiO2
ラスの更に別のクラッド層が、強力にドーピングされた
クラッドの第2の層周囲に配設される。従って、ファイ
バーのガラス素子の外径は840ミクロンである。この
ような寸法のファイバーは、高出力放射線の伝送には一
般的なものである。 【0078】このファイバーコア内のファイバーモード
のモード半径は、放射線モードのモードオーダによっ
て、70…80ミクロンに決定された。150KWのピ
ーク放射線出力から出発して、コアについて約800M
W/cm2 の最高放射線出力密度が推定される。ここで
使用されているファイバー材料は、損傷が発生すること
なく、この放射線出力密度に耐え得ることは公知であ
る。又、前述のファイバー内にも損傷は発生しない。 【0079】このファイバーでは、ファイバー端の最高
次モードの放射線のために、φ=10が保持されるが、
10以下のm=2P+l+1を有する更に多くのモード
に放射線が分配されることが決定される。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る光ファイバーの一実施例の屈折率
分布を示すグラフである。 【図2】本発明に係る光ファイバーの他の実施例の屈折
率分布を示すグラフである。 【図3】本発明に係る光ファイバーのさらに他の実施例
の屈折率分布を示すグラフである。 【符号の説明】 1−1 コア、1−2 最内層のクラッド層、1−3
別のクラッド層。 【数19】 【数20】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウベエ、リユツツエ ドイツ連邦共和国、デエー6500マインツ、 ヴエストリング 36

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 直径Dk のコアと、該コア周囲のクラッ
    ドと、該クラッド周囲の保護外装とを有し、前記コア内
    の屈折率分布が下記指数法則 n2 k (r)=n2 ki−(n2 ki−n2 ka)・(2r/Dk g (ここで、rはファイバー軸心からの距離、nkiはファ
    イバー軸心の屈折率、nkaは前記クラッドとの界面上の
    コアの屈折率を表わし、nkiはnkaよりも大きい)に基
    本的に従う、実質的にモード構造を保持して高出力レー
    ザー放射線を伝送する可撓性グレーデッド型光ファイバ
    ーにおいて、 a)コア直径Dk は200・10-6m〜800・10-6
    mであること、 b)しかし、Dk は下記数1の少なくとも2.5倍であ
    り、ここでレーザー放射線の最高次モードφが5未満で
    ある場合にφ′は5の値であり、φが5〜20の範囲で
    ある場合にφ′=φであり、あるいはφが20より大き
    い場合はφ′は数2で示される値であり、数3は前記コ
    ア内の屈折率差Δnk の平方根であり、λは伝達される
    前記レーザー放射線の波長であること、 c)指数gは1.4〜3.0であること、及び d)前記コア内の屈折率差Δnk =nki−nkaは1.6
    ・10-3より大きいことを特徴とする光ファイバー。 【数1】 【数2】 【数3】 【請求項2】 コア直径Dk が300・10-6〜600
    ・10-6mの範囲にあることを特徴とする請求項1に記
    載の光ファイバー。 【請求項3】 Δnk が3.3・10-3より大きいこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバー。 【請求項4】 Dk が下記数4の少なくとも5倍であ
    り、φが3未満である場合にφ′が3の値を有し、φが
    3〜20の範囲にある場合にφ′=φであり、φが20
    より大きい場合はφ′は数5で示される値であることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光フ
    ァイバー。 【数4】 【数5】 【請求項5】 Dk が下記数6の少なくとも8倍であ
    り、φが3未満である場合にφ′は3の値を有し、φが
    3〜20の範囲にある場合にφ′=φであることを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光ファイ
    バー。 【数6】 【請求項6】 最高次モードφが10以下である場合に
    指数gは1.6〜2.4であり、φが10より大きい場
    合に1.8〜2.2であることを特徴とする請求項1乃
    至5のいずれか一項に記載の光ファイバー。 【請求項7】 Δnk が4・10-4・(Dk /λ)2
    φ2 未満であり、ここでDk はファイバーのコア直径で
    あり、λは放射線波長であり、φは前記放射線の最高次
    モード(φは1より大きい)であることを特徴とする請
    求項1乃至6のいずれか一項に記載の光ファイバー。 【請求項8】 Δnk が2・10-5・(Dk /λ)2
    φ2 未満であることを特徴とする請求項1乃至7のいず
    れか一項に記載の光ファイバー。 【請求項9】 屈折率差Δnk が20・10-3未満であ
    ることを特徴とする、250・10-9m〜2・10-6
    の範囲の放射線波長λを有する放射線伝送用の請求項1
    乃至8のいずれか一項に記載の光ファイバー。 【請求項10】 屈折率差Δnk が10・10-3未満で
    あることを特徴とする、250・10-9m〜2・10-6
    mの範囲の放射線波長λを有する放射線伝送用の請求項
    1乃至9のいずれか一項に記載の光ファイバー。 【請求項11】 指数gが1.95未満又は2.05よ
    り大きいことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか
    一項に記載の光ファイバー。 【請求項12】 指数gが1.90未満又は2.10よ
    り大きいことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか
    一項に記載の光ファイバー。 【請求項13】 その最大屈折率がせいぜい前記コア内
    の最小屈折率と同等であるところの少なくとも10・1
    -6mの厚さを有するクラッド層が、前記コア上に直接
    配設されていることを特徴とする請求項1乃至12のい
    ずれか一項に記載の光ファイバー。 【請求高14】 前記コア上に直接配設されているクラ
    ッド層の厚さが、少なくとも50・10-6mであること
    を特徴とする請求項13に記載の光ファイバー。 【請求項15】 前記コアとクラッドとの界面上の屈折
    率分布が平滑形状であるか、又は前記コア上に直接配設
    されているクラッド層内の屈折率がほぼ一定である場合
    に、この層内の屈折率が、前記コア内の最小屈折率未満
    でかつ少なくとも1・10-3であることを特徴とする請
    求項13又は14に記載の光ファイバー。 【請求項16】 前記コアとクラッドとの界面上の屈折
    率分布が平滑形状であり、前記コア上に直接配設されて
    いるクラッド層内の屈折率が少なくとも2・10-3の屈
    折率差で内側より外側に半径方向に減少していることを
    特徴とする請求項15に記載の光ファイバー。 【請求項17】 その厚さが少なくとも7・10-6mで
    ある第二のクラッド層が、前記コア上に直接配設されて
    いる第一のクラッド層上に配置されており、前記第一と
    第二のクラッド層間の屈折率は少なくとも1.5・10
    -3だけ減少していることを特徴とする請求項13乃至1
    6のいずれか一項に記載の光ファイバー。 【請求項18】 前記コアが微少の不純物の他は純粋な
    フッ素をドーピングしたSiO2 ガラスから構成されて
    おり、前記フッ素は、前記コアの内側より外側に増量し
    てドーピングされていることを特徴とする250・10
    -9〜2・10-6mの範囲の放射線波長λを有する放射線
    伝送用の請求項1乃至17のいずれか一項に記載の光フ
    ァイバー。 【請求項19】 前記クラッド層の最内層は、微少の不
    純物の他は、純粋のフッ素とB2 3 をドーピングした
    SiO2 ガラスから構成されていることを特徴とする請
    求項18に記載の光ファイバー。
JP3021447A 1990-01-23 1991-01-23 実質的にモード構造を保持して高出力レーザー放射線を伝送する可撓性グレーデツド型光フアイバー Pending JPH055813A (ja)

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