JPH0558002U

JPH0558002U - 靴用防水具

Info

Publication number: JPH0558002U
Application number: JP624492U
Authority: JP
Inventors: 幸勇島田
Original assignee: 川崎仁; 幸勇島田
Priority date: 1992-01-22
Filing date: 1992-01-22
Publication date: 1993-08-03

Abstract

(57)【要約】（修正有）【構成】水不透過性で、伸縮が可能である部材で形成さ
れ、少なくとも靴の靴底側部から甲皮下部の全周囲を覆
う靴用防水具１。【効果】本考案の靴用防水具１においては、簡単な構造
で、靴の靴底と甲皮の結合部をほぼ密着状態で閉塞する
ことができるので、上記結合部から水が靴内に滲み込む
ことが無い。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、靴用防水具に関し、特に、雨の日等に、水が靴内に極力滲み込まないようにすることのできる靴用防水具に関する。

【０００２】

【従来の技術およびその欠点】

靴は、靴底と、その上に接合された甲皮とから実質的になっている。

【０００３】ところで、雨の日や、ゴルフ場での雨上がりの日においては、上記靴底と甲皮の接続部から水が入ってきてしまい、大変不愉快な思いをするし、また、冬季においては、その滲み込んだ水分により、足が大変に冷たくなってしまう。しかしながら、従来は、これを防ぐための手段がなく、大変に不便な思いをしていた。

【０００４】

【考案の目的】

そこで、本考案は、靴への水の滲み込みを防止するための靴用防水具を提供することを目的とするものである。

【０００５】

【考案の構成】

本考案による靴用防水具は、水不透過性で、伸縮が可能である部材で形成され、少なくとも靴の靴底側部から甲皮下部の全周囲を覆うことを特徴とするものである。

【０００６】上記靴用防水具は、土踏まずの部分に対応する部分において、靴底の底面に沿って幅方向に延びる懸け渡し帯を備えていることが望ましく、また、バンド状であることが好ましい。素材としては、ゴム、または伸縮性の合成樹脂を用いることがのぞましい。

【０００７】

【作用・効果】

本考案の靴用防水具においては、簡単な構造で、靴の靴底と甲皮の結合部をほぼ密着状態で閉塞することができるので、上記結合部から水が靴内に滲み込むことが無い。

【０００８】

【実施例】

以下、添付図面を参照しつつ、本考案の好ましい実施例による靴用防水具について説明する。なお、図に示した靴はゴルフシューズであるが、本考案の靴用防水具はその他の通常の靴、運動靴等全ての靴に用いることができる。

【０００９】図１は、本考案の実施例による靴用防水具の斜視図である。この図において、符号１は靴用防水具である。靴用防水具１は、水不透過性で、伸縮が可能である素材、例えばゴムあるいは伸縮性ある合成樹脂で形成されているバンド状で輪状を形成してなる本体２、および懸け渡し帯３から構成されている。上記本体２は、図２に示したように、少なくとも靴Ｓ０の靴底Ｓ１の側部Ｓ２から甲皮Ｓ３の下部Ｓ４の全周囲を覆うことのできるような形状を有している。これにより、本靴用防水具１を図２のように靴Ｓ０に装着したときには、靴底Ｓ１と甲皮Ｓ３の結合部Ｓ５の部分を密閉に近い状態で覆い、従って、雨水等が上記結合部Ｓ５から靴Ｓ０の中に滲み込んでしまうようなことが無い。

【００１０】上記懸け渡し帯３は、図３に示したように、靴Ｓ０の土踏まずＳ６の部分に対応する靴用防水具１の部分において、靴底Ｓ１の底面Ｓ７に沿って幅方向に延びるよう形成されている。

【００１１】また、本体２の土踏まずの部分３は、靴Ｓ０の靴底Ｓ１の側部Ｓ２と甲皮Ｓ３が人間の足の土踏まずが凹んでいるのに対応して、湾曲した剛性の形状矯正部材４によって形状が矯正されている。この形状矯正部材４は、剛性の合成樹脂等で形成される。この形状矯正部材４によって、本体２はより靴Ｓ０にフィットしたものとなるが、本体２をゴムのように形状に沿い易い材料で形成した場合には、この形状矯正部材４は必要ない。

【００１２】上記形状の靴用防水具１をゴムで形成し、その靴用防水具１をゴルフシューズに装着して、雨中でプレーを４時間行ったが、シューズ内への水の侵入はほとんどなかった。

【００１３】上記本体２の外面５は、所定の色、例えば靴で多く用いる黒、白、茶等を着色しておくことが望ましい。また、種々の模様等を施してもよい。この場合には、模様を数種類揃えておけば、同じ靴を雰囲気の異なった靴とすることができるし、しかもファッション性も向上する。

【００１４】以上説明したように、本考案の靴用防水具は、簡単な構造で靴への水の滲み込みを防止することができ、しかもファッション性が高い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例による靴用防水具の斜視図であ
る。

【図２】上記靴用防水具を靴に装着した状態を示す斜視
図である。

【図３】上記靴用防水具を靴に装着した状態を示す平面
図である。

【図４】図１の線Ａ−Ａに沿う断面図である。

【図５】図４の線Ｂ−Ｂに沿う断面図である。

【符号の説明】

１靴用防水具２本体３懸け渡し帯

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】水不透過性で、伸縮が可能である部材で
形成され、少なくとも靴の靴底側部から甲皮下部の全周
囲を覆う靴用防水具。
【請求項２】靴の土踏まずの部分に対応する部分にお
いて、靴底の底面に沿って幅方向に延びる懸け渡し帯を
備えている請求項１の靴用防水具。
【請求項３】バンド状である請求項１または２の靴用防
水具。
【請求項４】ゴムで形成されている請求項１、２または
３項の靴用防水具。
【請求項５】弾性のある合成樹脂で形成されている請求
項１、２または３項の靴用防水具。