JPH0557627B2 - - Google Patents

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JPH0557627B2
JPH0557627B2 JP23855684A JP23855684A JPH0557627B2 JP H0557627 B2 JPH0557627 B2 JP H0557627B2 JP 23855684 A JP23855684 A JP 23855684A JP 23855684 A JP23855684 A JP 23855684A JP H0557627 B2 JPH0557627 B2 JP H0557627B2
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stroke
closed loop
end point
point
memory
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JP23855684A
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Masahisa Yano
Yoshuki Yamashita
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、タブレツト等に記入された手書図
形の中から閉ループ図形と、接続線を含む閉ルー
プ図形以外の線図形とを分類する閉ループ図形分
類装置に関する。
(従来の技術) 既知の有限種類の文字、シンボルおよびそれら
を結ぶ接続線から成る入力図形の文字、シンボ
ル、接続線を個々に独立した情報として認識する
装置において、記入されるものが文字であるか、
図形であるか、または接続線であるかという属性
判定が非常に重要な問題である。従来の装置にお
いては例えばキーボードのような別の装置、また
はタブレツト面上のメニユー指示によつて記入す
るものの属性を該属性が変わる毎に記入者が指定
する方法がとられてきた。
しかしながら、このような従来の方法は操作が
繁雑で指定ミスも発生しやすいなどの欠点があ
り、装置の操作性を悪くしていた。
このような問題点を解決するために、本出願人
は先に特願昭59−171441号において、閉ループ図
形と接続線を分類する図形分類方式を提案してい
る。この方式は、ストロークのペンアツプからペ
ンダウンへの変化時またはペンダウンからペンア
ツプへの変化時の座標位置を基準端点とし、該基
準端点と予め蓄積されているストロークの端点と
の間のユークリツド距離を求め、該ユークリツド
距離が予め設定された値より小さいときには前記
予め蓄積されているストロークの端点が近傍であ
るとし、更に該予め蓄積されているストロークの
もう一方の端点を基準端点として該基準端点と近
傍である端点を有する更に別の予め蓄積されてい
るストロークを検出するごとき近傍判定を繰返し
行なうことにより、入力されたストロークのうち
線図形であると分類されたストロークを更に閉ル
ープ図形と接続線に分類するものである。
すなわち、この方式は、閉ループ図形と接続線
を分類するために、例えば第6図に示されるスト
ロークSS1〜SS4の端点P11,P12,P21等に着目
し端点に関する近傍判定を繰返し行なうことによ
り、複数のストロークからなる閉ループ(ストロ
ークSS2及びSS4)と接続線(ストロークSS
1,SS3)とに分類するものである。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような図形分類方式にあつ
ては次の問題点を有する。すなわち上記図形分類
方式では端点近傍のみによつて閉ループ図形と接
続線を分類していたので、第4図aに示される如
き1ストロークで構成される閉ループ図形のよう
に端点近傍の条件に満足しない場合には、閉ルー
プ図形と接続線の分類が不完全となる欠点があつ
た。
従つて、この発明は本出願人が提案している先
の図形分類方式を改良し、より完全に閉ループ図
形と接続線を分類できる閉ループ図形分類装置を
提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この発明は、手書図形の入力位置検出装置から
得られる2次元の座標列表示のストロークを閉ル
ープ図形と接続線とに分類する閉ループ図形分類
装置を対象とする。
この発明によれば、この閉ループ図形分類装置
に対し、第1に、前述した第4図aに示される如
き端点が近傍判定の条件を満足しない1つのスト
ロークで構成される閉ループを検出する手段を有
する。この手段は次のように構成される。すなわ
ち、この手段は、前記ストロークにおいて、ペン
アツプからペンダウンへ変化する点即ち始点か
ら、ペンダウンからペンアツプへ変化する点即ち
終点までを1ストロークとし、該1ストロークを
単位として、該1ストロークを構成する座標値を
X軸、Y軸ごとに、第1の所定値あるいは前記1
ストロークで決まる外接枠で正規化した第1の正
規化値をアドレスとする2次元テーブルと、前記
1ストロークを前記始点から順次、その座標値
と、第2の所定値あるいは前記1ストロークで決
まる外接枠で正規化した第2の正規化値とを、比
較することにより、前記1ストロークを前記始点
から順次分割し、前記分割したストローク単位
(以下セグメントストロークという)の番号(以
下セグメント番号という)を前記座標値ごとに付
与する手段と、前記1ストロークを構成する座標
値ごとに前記分割したストローク単位の番号を前
記2次元テーブルに書き込む手段とを備え、前記
1ストロークを構成する座標値ごとに決まるアド
レスまたは該アドレスの近傍のアドレスで指定さ
れる前記2次元テーブルの内容と、前記座標値に
付与される、前記分割したストローク単位の番号
とを比較することによつて、1ストローク単位に
閉ループを検出する。
第2に、この発明は第6図に示される如き閉ル
ープを検出する手段、すなわち端点の近傍判定の
条件に従つて閉ループを検出する手段を有する。
この手段は、次のように構成される。すなわち、
この手段は、ストロークの端点間のユークリツド
距離が所定の値より小となる近傍判定の条件を満
足するストロークのうち閉ループを構成するスト
ロークを判定し、該ストロークで構成される閉ル
ープを出力する。
(作用) 前記第1の手段は連続して記憶されている1ス
トロークの記入点の座標系列の中で記入点間の距
離が一定以上になる点を始点から順次分割点とす
るセグメント番号を付与した各セグメントストロ
ーク間の座標値による距離をみる代りに前記セグ
メント番号の差をみることにより、近接する部分
があるか否かを判定し、1つのストロークにおい
て前記近接する部分があれば閉ループであるとす
る作用を呈する。この結果、端点の近傍判定の条
件では得られないストロークの閉ループを検出す
ることができる。
前記第2の手段は、複数と端点間のユークリツ
ド距離と所定の値とを比較して連鎖する線図形ス
トロークを得、更にこのうち閉ループを構成する
線図形ストロークを得る作用を呈する。
(実施例) 以下、この発明を一実施例に基づき図面を参照
して詳細に説明する。
第2図はタブレツト面の記入領域分割例であつ
て、1は記入できる全領域、2は図形のみを記入
する領域、3はメニユー領域であつて各種固定情
報をペンタツチによつて指定できるよう一定小面
積に分割されている。第3図aは座標入力装置で
あるタブレツトなど(以下座標入力装置のことを
単にタブレツトという)から得られるタブレツト
面で規定される2次元座標系で決る座標(以下単
に座標という)に本実施例で作成されるフラグ情
報を付加した形式で示される座標データ(以下単
に座標データという)列であつて、xi,yiはそれ
ぞれ一定時間間隔でサンプリングされたタブレツ
ト上でのX座標、Y座標であつて、添字iは時系
列番号である。fi1は上記座標x,yに伴うペンの
状態であつて、ペンアツプの時“0”、ペンダウ
ンの時“1”で表わされるペンフラグビツト、fi2
は図形終了指示フラグビツトである。
第1図は本発明の実施例を示すブロツク図であ
つて、タブレツト4は前記説明のペンフラグビツ
トfi1と座標値xi,yiを出力する。図形判定器5は
前記fi1,xi,yiによつて、入力されたデータが図
形領域にあるかメニユー領域にあるか判定し、図
形領域の場合fi2を“0”にクリアした座標データ
を出力する。メニユー領域の場合、fi2を“1”に
セツトした座標データを出力する。
文字分類器6は本出願人が既に出願している
「文字分類方法」(特願昭59−089270号)で詳述し
ているが、ペンアツプ(fi1=0)からペンダウン
(fi1=1)に変化するペンダウン点(以下ストロ
ーク始点または単に始点という)とペンダウン
(fi1=1)からペンアツプ(fi1=0)に変化する
ペンアツプ点(以下ストローク終点または単に終
点という。また始点、終点を総称して端点とい
う。)を持つ座標列(以下ストロークという)の
外接枠の長辺側の長さが一定未満の時文字ストロ
ークデータ、一定以上の時文字以外のストローク
データ即ち、シンボル、接続線の要素であるスト
ロークデータとに分類する。前記分類されたシン
ボル、接続線の要素であるフラグを伴つた座標デ
ータをfj2,fj1,xjyj…(jは分類後の時系列番
号)とする。但し、第3図aにおいては分類前の
座標データの形式と分類後の座標データの形式が
同一であるため同じ表現で書いている。
ストロークメモリ7は前記座標データffj2,fj1
xj,yjを記憶する手段であつて本実施例では説明
を簡単にするために記入するフローチヤート図形
の座標データ全てを記憶するものとする。また第
3図aの1,2,3,4,…2i−1,2i…2
n−1、2nはストロークメモリ7のアドレス
(ADR)を示す。ストローク検出器8は、ストロ
ークメモリ7内の1ストローク毎に始点のX座標
が記憶されているアドレス(始点アドレス)と終
点のX座標が記憶されているアドレス(終点アド
レス)及び始点から終点までのX座標の最小値
xnio、最大値xnax、Y座標の最小値ynio、最大値
ynax(以下、xnio,ynio,xnax,ynaxをストローク
外接枠データという)を検出し第3図bに示され
る形式で端点アドレスメモリ9に記憶させる。
尚、第3図bにおいて、KIはストローク情報、
Nsはストローク番号、SADRは始点アドレス、
EADRは終点アドレスである。
閉ループ/ストローク検出器10は端点アドレ
スメモリ9の内容とストロークメモリ7の座標デ
ータにより、1ストロークで形成される閉ループ
を検出する手段であつて、その結果は閉ループフ
ラグメモリ11、閉ループストロークメモリ12
に記憶される。近傍マトリクス10Aは閉ルー
プ/ストローク検出器10で閉ループを検出する
時に利用される2次元メモリ(近傍マトリクス)
である。
閉ループ/端点近傍検出器13は閉ループフラ
グメモリ11、端点アドレスメモリ9、ストロー
クメモリ7により、端点が近傍であるストローク
同士の接がりで形成される閉ループを検出する手
段であつて、その結果は閉ループフラグメモリ1
1、閉ループストロークメモリ12に記憶され
る。プツシユダウンメモリ13Aは閉ループ/端
点近傍検出器13で端点近傍関係にあるストロー
クの端点を記憶しておく手段である。閉ループフ
ラグメモリ11はストロークの分類結果即ち閉ル
ープストロークとして使用しているか否かを記憶
する手段であつて、第3図cに示される形式で記
憶されている。尚、第3図cの閉ループ種別は、
閉ループでないときには0、閉ループのときには
1と表わす。
閉ループストロークメモリ12は閉ループを構
成するストローク番号SNoと閉ループ外接枠デ
ータ(Xnio,Ynio,Xnax,Ynaxを記憶する手段で
あつて第3図dに示される形式で記憶されてい
る。尚、第3図dにおいて、LNoは閉ループ登
録番号、LIは閉ループ情報である。
以下、ストロークメーモリ7、端点アドレスメ
モリ9、閉ループフラグメモリ11、閉ループス
トロークメモリ12、プツシユダウンメモリ13
Aを参照する略称としてそれぞれSTLKMEM、
TNTADRFLGLOP、LOOP、SEARCHとし、
個々の内容を参照する場合は略称に後続する
( )内に配列変数名または配列定数を入れるも
のとする。また、第7図以降のフローチヤートに
おいて、計算結果は全て整数化されるものとす
る。
閉ループ/ストローク検出器10の動作を第5
図(近傍マトリクスの使用例)と第7図(閉ルー
プ/ストローク検出器の動作を示すフローチヤー
ト)とを用いて説明する。まず、閉ループストロ
ークメモリ12の内容がクリアされ、検出される
閉ループ数を計数するカウンタ(LOOPNO)と
検査済のストローク数を計数するカウンタ(N)がリ
セツトされ初期状態が設定される[ステツプ、
]。ステツプではストロークメモリ7に存在
する全ストロークの検査が行なわれたか否かを判
定する。ステツプ以降は1ストローク毎の閉ル
ープ検出の手順を示す。
まず、閉ループ検出フラグ(FLOOP)、セグ
メント番号(SGMNO)が初期化される[ステ
ツプ]。ここでセグメント番号とはストローク
を始点から一定距離毎に分割し、分割したストロ
ーク(以下セグメントストロークという)毎に付
与する番号で始点側を“1”とする昇順整数番号
である。次に端点アドレスメモリ9のストローク
外接枠データxnio,ynio,xnax,ynaxにより、外接
枠辺長(WAKUX、WAKUY)が計算され[ス
テツプ]、最小枠辺長(WAKMIN)が近傍判
定距離(D)より小の時、即ち垂直線、水平線に近い
ストロークは1ストロークで閉ループが構成され
ないものと判定される。また最大枠辺長
(WAKMAX)が記入制限によつて決る閉ループ
図形の大きさの最大値(LOPMAX)より大きい
時は無条件に接続線とみなされる[ステツプ、
、]。次にストロークをセグメントストロー
クに分割するためのX軸の判定長(DISX)、Y
軸の判定長(DISY)が求められる[ステツプ
]。ステツプでSGMDIVはあらかじめ設定さ
れた判定定数である。続いてストロークを構成す
る座標値をX軸、Y軸毎に一定長単位(D)で量子化
した値をアドレスとする2次元メモリ(近傍マト
リクスという)のX軸、Y軸の量子化枠数を正規
化するための検定が行なわれる[ステツプ〜
]。次にストロークメモリ7内の始点アドレス
(SADR)、終点アドレス(EADR)が端点アドレ
スメモリ9よりあらかじめ求められる[ステツプ
]。
次にストロークメモリ7と近傍マトリクスを用
いて閉ループ検出が可能となるようアドレスの初
期設定がなされる[ステツプ]。次にセグメン
トストロークの始点座標(XS、YS)にストロー
クの始点座標が置かれた[ステツプ]後、閉ル
ープ検出に使用する近傍マトリクスの使用エリア
がクリアされる[ステツプ〜]。
次に始点座標の抽出(X、Y)、該座標に対す
る近傍マトリクスのアドレス(TX、TY)が計
算される。始点の場合ステツプでTX1≦0に
設定されている為経由するステツプは〓〓〜〓〓であ
る。続いてストロークの座標値による近傍マトリ
クスのアドレス(TX、TY)が変化するまでス
テツプ〓〓〜の操作が繰返され近傍マトリクス上
にはデータ書込が行なわれない。ストロークメモ
リ7の時系列アドレスに添つて抽出されたストロ
ークの座標値(以下抽出点座標という)による近
傍マトリクスのアドレス(TX、TY)が変化し
た時点、すなわち、第5図の例ではTXが5から
4に変化した時点(TX=4、TX1=5、TY=
2、TY1=2)でステツプ〓〓〜、〓〓、〓〓を経
由して近傍マトリクスTBLKNB(5、2)にセ
グメント番号“1”が書込まれる。続いてセグメ
ントストロークの始点座標(XS、YS)から抽出
点座標までの距離がDISXまたはDISYを越える
までの間のステツプ〓〓〜またはステツプ〓〓〜
、〓〓、〓〓を経由して近傍マトリクスにセグメン
ト番号を書込んでいく。
次にセグメント番号を書込んだ後、セグメント
ストロークの始点座標(XS、YS)から抽出点座
標までの距離がDISXまたはDISYを越え(第5
図の・印の点)かつ抽出点座標による近傍マトリ
クスのアドレスが変化した時点(第5図のΓの
点)、すなわち第5図の例ではTYが3から4に
変化した時点でストロークは分割され、セグメン
ト番号は“2”に、セグメントストロークの始点
座標(XS、YS)は前記分割された時点の抽出点
座標に更新される[ステツプ〓〓〜〓]。
第5図の例では、ストロークの近傍テーブル上
での軌跡は常に新しい点を通過していくためステ
ツプ、〓〓の判定による近傍判定即ち閉ループ検
出は行なわれない。ただし、本実施例における
JKB1,JKB2の値はそれぞれ2および3であ
る。また、ステツプ〓〓〜〓、〓〓〜〓〓の抽出点座標
による近傍マトリクスアドレスの8近傍アドレス
による近傍判定もTX=6、TY=2になるまで
は条件が満されない。TX=6、TY=2になつ
た時点(第5図の□×点部分)で、近傍マトリクス
の抽出点座標に対する8近傍アドレス(第5図の
□1〜□8)の内容を調べた結果、TX=5、TY=
2の内容“1”と抽出座標点のセグメント番号
“6”との関係がステツプ〓〓の条件を満すため、
閉ループが検出されたと判定され、閉ループスト
ロークの登録処理がステツプ〓〓〜〓〓の操作によつ
て行なわれる。すなわち閉ループ検出フラグ
(FLOOP)を“1”にセツトした後、閉ループ
フラグメモリ11のストローク番号に対応するア
ドレスに閉ループ検出フラグの内容を書込む。閉
ループが検出されなかつた時は初期状態の“0”
が書込まれる。
次に第5図の□×印点部分では閉ループ検出フラ
グが“1”である為、閉ループ数LOOPNOは計
数され、閉ループストロークメモリ12の閉ルー
プ数カウンタ(LOOPNO)に対応するアドレス
に閉ループ外接枠としてストローク外接枠データ
と、閉ループとして使用されたストローク番号が
書込まれる。
上述の操作をストロークメモリ7に記憶されて
いる全ストロークに対して行なうことによつて、
1ストロークで形成される閉ループ図形が全て検
出されることになる。
本実施例ではD=5mm、LOPMAX=50mm、
JKB1=2、JKB2=3、SGMDIV=3で良好な
閉ループ検出ができている。
次に閉ループ/端点近傍検出器13の動作を第
6図の端点近傍によつて形成される閉ループ図形
例と第8図の閉ループ/端点近傍検出器の動作を
示すフローチヤートとを用いて説明する。第6図
においてSSiはストローク番号iのストロークを
表わし、Pijはストローク番号iの端点であつて、
j=1の時始点j=2の時終点を表わす。また、
ストロークSS1〜SS4は他の閉ループ図形のス
トロークとして使用されていないものとする。
第8図においてIは端点近傍によつて閉ループ
検出を開始するストローク(以下探索用基準スト
ローク、あるいは単に基準ストロークという)の
開始番号、TSKはストロークメモリ7に格納さ
れているストローク総数、Jは基準ストロークに
対して単点近傍が判定されるストローク番号であ
る。またステツプ 〓 〜 〓 を探索処理、ステツ
プ 〓 〜 〓 をもどり処理と定義する。まず第6
図におけるストロークSS1は終点P12が基準スト
ロークの端点(以下基準端点という)として
SEARCH(1、1)にストローク番号1が
SEARCH(2、1)に端点番号2が設定される
[ステツプ 〓 〜 〓 ]。次に基準端点P12に近傍
端点をもつストロークの候補(以下近傍候補スト
ロークという)SS2が抽出される[ステツプ 〓
〜 〓 ]。次に基準端点と近傍候補ストローク
SS2の始点または終点がユークリツド距離的に
近傍であるかの判定を行う[ステツプ 〓 〜 〓
]。上記の近傍判定によつてSS2の始点P21
基準端点と近傍であることが判定されSS2は基
準ストロークSS1に対し近傍ストロークとなる。
次に基準ストロークの番号I(=1)と近傍スト
ロークの番号J(=2)および端点番号が同一か
の判定が行なわれる[ステツプ 〓 〜 〓 ]。本
例ではIとJは同一でないので、すでにブツシユ
ダウンメモリ13Aに記憶されている近傍端点を
もつたストロークと新たに検出された近傍ストロ
ークで閉ループが形成されているか否かを判定す
る[ステツプ 〓 〜 〓 ]。
SS2の場合、既存の近傍ストロークがないた
め、ステツプ 〓 、 〓 によつて基準端点に近傍
の端点P21のストローク番号J(=2)と始点情報
(=1)が記憶された後、P21の反対側の端点P22
のストローク番号と終点情報(=2)が新たな基
準端点としてプツシユダウンメモリ13Aに記憶
される。
次に上述した手順でストロークSS3が検出さ
れ端点P32が基準満点となり近傍ストロークを全
ストロークにわたつて探索するが検出できない
[ステツプ 〓 ]ため、探索してきた手順と逆順
序で近傍端点を検出していく(もどり処理とい
う)。まずプツシユダウンメモリ13Aに互いに
近傍関係をもつストローク系列が存在することを
確認した上で基準ストロークの前のストロークを
もどり処理の端点として設定する[ステツプ 〓
〜 〓 ]。次にもどり処理の端点と近傍の未探索
の端点を探す[ステツプ 〓 〜 〓 ]。未探索の
端点が検出されない場合、プツシユダウンメモリ
13Aの内容は1ストロークずつポツプアツプさ
れる。第6図の場合、SS3がポツプアツプされ
SS2がプツシユダウンメモリ13Aの最終デー
タとなつており、未探索の近傍ストロークとして
SS4、端点P42が検出される。未探索の近傍スト
ロークSS4のストローク番号J(=4)と終点情
報(=1)がプツシユダウンメモリ13Aに記憶
された後ストロークSS4の端点P42の反対側の端
点P41のストローク番号J(=4)と始点情報(=
1)が新たな基準端点としてプツシユダウンメモ
リ13Aに記憶され探索処理に入る。前述の探索
処理の手順に従つてP41の近傍端点としてP12が検
出される端点P12探索処理を開始した端点である
ことが検出される[ステツプ 〓 〜 〓 ]ため、
次のストロークに対してP41の探索処理が行なわ
れる。次にP41の近傍端点としてストロークSS2
の始点P21が検出され[ステツプ 〓 〜 〓 ]、
P21はプツシユダウンメモリ13Aの中に存在す
るため[ステツプ 〓 〜 〓 ]、プツシユダウン
メモリ13Aの中に存在するP21以降のストロー
ク番号と該ストローク番号の個々の外接枠から求
まる閉ループ図形枠が閉ループストロークメモリ
12に登録されると共に前記ストローク番号に対
応する閉ループフラグメモリ11のアドレスに検
出フラグを書き込む[ステツプ 〓 〜 〓 ]。
ストロークメモリ7に存在する全てのストロー
クに対し上述の操作が繰り返され端点近傍のスト
ロークで構成される閉ループ図形が検出される。
分類出力器14は閉ループストロークメモリ1
1の内容が“0”であるストローク番号の端点ア
ドレスメモリ9によつてストロークメモリ7内の
ストロークを構成する座標を出力することによつ
て接続線を出力することが出来る。また、閉ルー
プフラグメモリ11の内容が“0”でないストロ
ーク番号の端点アドレスメモリ9によつてストロ
ークメモリ7内のストロークを構成する座標を出
力することによつて閉ループ図形を構成するスト
ロークを出力することができる。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、1ス
トロークで形成される閉ループを検出する手段を
設けたので、従来の端点間と座標近傍判定のみに
よる閉ループの検出方式と比べより完全に閉ルー
プ図形と接続線の分類を行なうことが可能とな
る。従つてこの発明は、フローチヤート図面、論
理回路図面などを入力し認識する実時間図面認識
装置および既存図面の領域指定を行う必要のある
CAD装置などに利用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロツク図、第
2図はタブレツト面上の記入領域分割例、第3図
a〜dはそれぞれストロークメモリ、端点アドレ
スメモリ、閉ループフラグメモリ、閉ループスト
ロークメモリの内容形式の一例を示す図、第4図
aは1ストロークで形成される閉ループ図形例、
第4図bは2ストローク以上で形成される閉ルー
プ図形例、第5図は近傍マトリクスの使用例を示
す図、第6図は端点近傍によつて形成される閉ル
ープ図形例、第7図a〜cは閉ループ/ストロー
ク検出器の動作を示すフローチヤート、第8図a
〜dは閉ループ/端点近傍検出器の動作を示すフ
ローチヤートである。 4……タブレツト、5……図形判定器、6……
文字分類器、7……ストロークメモリ、8……ス
トローク検出器、9……端点アドレスメモリ、1
0……閉ループ/ストローク検出器、10A……
近傍マトリクス、11……閉ループフラグメモ
リ、12……閉ループストロークメモリ、13…
…閉ループ/端点近傍検出器、13A……プツシ
ユダウンメモリ、14……分類出力器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 手書図形の入力位置検出装置から得られる2
    次元の座標列表示のストロークを閉ループ図形と
    接続線とに分類する閉ループ図形分類装置におい
    て、 (a) 前記ストロークにおいて、ペンアツプからペ
    ンダウンへ変化する点即ち始点から、ペンダウ
    ンからペンアツプへ変化する点即ち終点までを
    1ストロークとし、該1ストロークを単位とし
    て、 該1ストロークを構成する座標値をX軸、Y
    軸ごとに、第1の所定値あるいは前記1ストロ
    ークで決まる外接枠で正規化した第1の正規化
    値をアドレスとする2次元テーブルと、 前記1ストロークを前記始点から順次、その
    座標値と、第2の所定値あるいは前記1ストロ
    ークで決まる外接枠で正規化した第2の正規化
    値とを、比較することにより、前記1ストロー
    クを前記始点から順次分割し、前記分割したス
    トローク単位の番号を前記座標値ごとに付与す
    る手段と、 前記1ストロークを構成する座標値ごとに前
    記分割したストローク単位の番号を前記2次元
    テーブルに書き込む手段とを備え、 前記1ストロークを構成する座標値ごとに決
    まるアドレスまたは該アドレスの近傍のアドレ
    スで指定される前記2次元テーブルの内容と、
    前記座標値に付与される、前記分割したストロ
    ーク単位の番号とを比較することによつて、1
    ストローク単位に閉ループを検出する手段と、 (b) 前記ストローク間の端点間のユークリツド距
    離が所定の値より小となる近傍判定の条件を満
    足するストロークのうち閉ループを構成するス
    トロークを判定し、このストロークで構成され
    る閉ループを出力する手段、 とを有することを特徴とする閉ループ図形分類装
    置。
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