JPH0557531A - 放電加工装置 - Google Patents

放電加工装置

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Publication number
JPH0557531A
JPH0557531A JP21996791A JP21996791A JPH0557531A JP H0557531 A JPH0557531 A JP H0557531A JP 21996791 A JP21996791 A JP 21996791A JP 21996791 A JP21996791 A JP 21996791A JP H0557531 A JPH0557531 A JP H0557531A
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JP
Japan
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sewage
waste liquid
tank
fluid
liquid
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Application number
JP21996791A
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English (en)
Inventor
Masaaki Onizuka
正章 鬼塚
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工中に加工精度を変化させることなく目づ
まりした濾過槽を交換できる放電加工装置を得る。 【構成】 汚液317を濾過する2台の濾過槽104、
108と、この2台の濾過槽104、108のそれぞれ
について汚液317を流入させるパイプ111、116
およびこのパイプ116、117を開閉する電磁弁11
4、119と、汚液317を濾過槽104、108より
排出させるパイプ112、117およびこのパイプ11
2、117を開閉する電磁弁115、120とを有し、
一方の濾過槽が目づまりを起したとき、この目づまりを
起した方の濾過槽の汚液を流入させるパイプを電磁弁に
より閉じ、汚液を排出するパイプを開くことにより残留
する汚液を排出するとともに目づまりを起していない方
の濾過槽に汚液を流入させるパイプを電磁弁により開き
濾過を継続させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、加工液槽より排出さ
れる加工液を濾過する濾過手段を有する放電加工装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の放電加工装置の一例を示す
ワイヤ放電加工装置の構造を示す部分断面図である。
【0003】図において、301は本体(図示せず)に
支持されたベッド、302はベッド301に設けられた
レール301aを介して紙面に垂直方向に移動可能に配
設されたサドルである。
【0004】また、303はサドル302に螺合するボ
ールねじであり、このボールねじ303はベッド301
に支持されたサドル駆動モータ(図示せず)により回転
駆動されサドル302をレール301aに沿って移動さ
せる。
【0005】また、304はサドル302に設けられた
レール(図示せず)を介して紙面の左右方向に移動可能
にサドル302に配設されたテーブルである。
【0006】そして、305はテーブル304に螺合す
るボールねじであり、このボールねじ305はサドル3
02に支持されたテーブル駆動モータ306により回転
駆動されテーブル304をレールに沿って移動させる。
【0007】また、307はテーブル304に支持され
た加工液槽、308はテーブル304に支持された定
盤、309は定盤308に支持された被加工物である。
【0008】また、310は本体に支持された上アーム
(図示せず)により移動可能に支持された上ノズルであ
る。なお、この上ノズル310はノズル先端部310a
より被加工物309の加工位置に向けて加工液311を
放出する。
【0009】また、312は本体に支持された下アーム
(図示せず)を介して支持された下ノズルである。な
お、この下ノズル312はノズル先端部312aより被
加工物309の加工位置に向けて加工液311を放出す
る。
【0010】そして、上ノズル先端部310aと下ノズ
ル先端部312aは被加工物309を間にはさみ対向す
るように配設されている。
【0011】また、313はワイヤ電極であり、このワ
イヤ電極313はワイヤ電極供給ボビン(図示せず)よ
り供給され、上ノズル先端部310a、被加工物309
の加工位置、下ノズル先端部312aを通過し、ガイド
ローラ314を経由してワイヤ電極回収箱(図示せず)
に送られる。
【0012】なお、上ノズル先端部310aおよび下ノ
ズル先端部312aより被加工物309に向けて放出さ
れた加工液311は被加工物309とワイヤ電極313
との間の放電により不純物が混入し汚液317となり加
工液槽307に落下し保持される。
【0013】なお、上ノズル310、下ノズル312、
定盤308、ワイヤ電極313、加工液槽307、テー
ブル304より放電加工部300が構成される。
【0014】また、315は汚液槽、316は加工液槽
307の汚液317を汚液槽315に導くパイプ、31
8は清液槽である。
【0015】また、319は清液槽318の天板320
に配設されたフィルタ台座、321はフィルタ台座31
9に支持された濾過手段、例えば濾過槽、322は汚液
槽315の汚液317を汲み上げる汚液送出手段、例え
ばポンプ、323はポンプ322により汲み上げられた
汚液317を濾過槽321に導く汚液流入送路体、例え
ばパイプである。
【0016】324はパイプ323と濾過槽321とを
接続する継手、325は濾過槽321を覆うカバー、3
20aは濾過槽321により濾過された清液326が清
液槽318に流入するために清液槽318の天板320
に設けられた穴である。
【0017】なお、濾過槽321は円筒状の内側フィル
タ321aと内側フィルタ321aより径の大きい円筒
状の外側フィルタ321bの間に汚液317が供給され
る。そして、内側フィルタ321aおよび外側フィルタ
321bにより濾過され滲出する清液326が外側フィ
ルタ321bの外周および内側フィルタ321aの内周
を伝わり落下する構造になっている。そして、この落下
した清液326は天板320に設けられた穴320aよ
り清液槽318に流入する。
【0018】また、327は清液槽318の清液326
を汲み上げるポンプ、328は、ポンプ327により汲
み上げられた清液326を上ノズル310および下ノズ
ル312に導く加工液送路体、例えばパイプである。
【0019】次に図4に示される従来装置の動作につい
て説明する。上ノズル310と下ノズル312に案内さ
れ走行するワイヤ電極313と被加工物309の加工位
置とを微少間隔離隔させて配設し、この加工位置に向け
て上ノズル310と下ノズル312より加工液を放出す
る。
【0020】そして、被加工物309とワイヤ電極31
3の間に電圧を印加し被加工物309の加工位置を溶融
除去するとともに、テーブル304およびサドル302
を移動させ被加工物309をワイヤ電極313に対し相
対移動させ加工を進める。
【0021】そして、上ノズル310および下ノズル3
12より被加工物309の加工位置に向けて放出された
加工液311は加工粉等の不純物が混入し、汚液317
となり加工液槽307に貯えられる。この加工液槽30
7に貯えられた汚液317はパイプ316を介して汚液
槽315に送られる。
【0022】また、汚液槽315の汚液317は、ポン
プ322によりパイプ323および継手324を経由し
て濾過槽321の底部321cに設けられた汚液流出入
口321dより濾過槽321に送出される。そして、濾
過槽321により不純物が除去され、濾過槽321より
滲出する清液326は清液槽318に流入し貯えられ
る。
【0023】清液槽318に貯えられた清液326はポ
ンプ327により汲み上げられパイプ328を経由して
上ノズル310および下ノズル312に送出される。
【0024】さて、濾過槽321に加工粉などの不純物
が多量に付着し、清液326が濾過槽321より滲出さ
れにくくなった場合、すなわち、濾過槽321が目づま
りを起したときは濾過槽321を新品と交換しなければ
ならない。
【0025】次に、この濾過槽321の交換手順につい
て説明する。濾過槽321の交換は通常時間を要する作
業である。そして、この間に清液326が涸渇すること
がないように濾過槽321の交換に先立ち、まず、ワイ
ヤ放電加工装置の運転を停止する。そして、ポンプ32
2を停止した後、濾過槽321に貯えられている汚液3
17を濾過槽321の汚液流出入口321d、パイプ3
23、およびポンプ322を逆方向に流して汚液槽31
5に戻す。
【0026】濾過槽321に貯えられている汚液317
は加工粉等の不純物が混入しているため流れにくく通常
20L 程度貯えられている汚液317を汚液槽315に
戻すに要する時間は10分位である。
【0027】なお、この時間は、汚液槽321の汚液流
入口321dの径が規格化された所定の径になっている
ため、パイプ323の径を大きくしてもあまり短縮され
ない。
【0028】そして、濾過槽321の汚液が排出された
後、図5に示されるように継手324を切離し、濾過槽
321を取外して新品に交換する。
【0029】なお、このとき濾過槽321に残留する汚
液317が流出し、穴320aを介して清液槽326に
流入しやすいという問題がある。
【0030】図6は従来の他の濾過槽421を示す部分
断面図である。この濾過槽421は、汚液317の流入
口421dが濾過槽421の天板421cに設けられて
いる。そして、このパイプ323、および継手324を
経由して送られて来た汚液317は流入口421dより
濾過槽421に流入する。
【0031】従って、このような濾過槽421を交換す
る場合は、継手324を切離しても汚液317が流出す
ることはない。しかしながら汚液317が濾過槽421
に貯えられているままなので重量があり交換の作業性が
阻害される。
【0032】また、濾過槽321の交換のため、装置を
一時停止させ、再開すると加工精度を低下させる原因に
なるので、このような運転は避けるようにする必要があ
る。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の放
電加工装置においては、加工中に濾過槽321の目づま
りが発生し濾過槽321の交換のため加工を中断する
と、加工精度が変化し被加工物309を不良品にするの
で加工開始前または加工終了後に濾過槽321の目づま
りの程度を判断しあらかじめ交換しておく必要があり作
業性が悪いなどの問題点があった。
【0034】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたものであり、濾過槽の交換時において被加工物
の加工精度が維持され、加工中に濾過槽の交換ができる
放電加工装置を得ることを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】この発明に係る放電加工
装置は、被加工物と電極の間に加工液を介して放電を発
生させ、被加工物を加工するとともに放電により生じた
不純物が混入している加工液が保持される放電加工部、
この放電加工部より排出された不純物が混入した加工液
である汚液が流入する汚液槽、この汚液槽の汚液を加圧
した状態で送出する汚液送出手段、この汚液送出手段よ
り送出された汚液が一端より流入し他端へ向けて流れる
第1、第2汚液流入送路体、第1汚液流入送路体の他端
から流出する汚液を貯えるとともにこの貯えられた汚液
を濾過し、不純物が除去された清液を排出する第1濾過
手段、第2汚液流入送路体の他端から流出する汚液を貯
えるとともにこの貯えられた汚液を濾過し不純物が除去
された清液を排出する第2濾過手段、第1、第2濾過手
段より排出された清液を加工液として放電加工部に導く
加工液送路体、第1濾過手段に貯えられた汚液を汚液槽
に導く第1汚液排出送路体、第2濾過手段に貯えられた
汚液を汚液槽に導く第2汚液排出送路体、第1、第2汚
液流入送路体の汚液の送路を開閉する第1、第2汚液流
入送路体開閉手段、第1、第2汚液排出送路体の汚液の
送路を開閉する第1、第2汚液排出送路体開閉手段を備
えるようにしたものである。
【0036】また、被加工物と電極の間に加工液を介し
て放電を発生させ被加工物を加工するとともに放電によ
り生じた不純物が混入している加工液が保持される放電
加工部、放電加工部より排出された不純物が混入した加
工液である汚液を加圧した状態で送出する汚液送出手
段、この汚液送出手段より送出された汚液が一端より流
入し他端へ向けて流れる第1、第2汚液流入送路体、第
1汚液流入送路体の他端に接続された第1流入口より汚
液が流入し第1排出口より排出されるとともに第1流入
口から第1排出口へ向う汚液の流れによりこの流れに向
けて吸込む吸込力を第1吸込口に発生する第1吸込手
段、第2汚液流入送路体の他端に接続された第2流入口
より汚液が流入し第2排出口より排出されるとともに第
2流入口から第2排出口へ向う汚液の流れによりこの流
れに向けて吸込む吸込力を第2吸込口に発生する第2吸
込手段、第1排出口より排出された汚液が流入し、この
流入した汚液を貯えるとともに、この貯えられた汚液を
濾過し不純物が除去された清液を排出する第1濾過手
段、第2排出口より排出された汚液が流入し、この流入
した汚液を貯えるとともに、この貯えられた汚液を濾過
し不純物が除去された清液を排出する第2濾過手段、第
1、第2濾過手段より排出された清液を加工液として放
電加工部に導く加工液送路体、第1濾過手段に貯えられ
ている汚液を第2吸込口に導く第1汚液排出送路体、第
2濾過手段に貯えられている汚液を第1吸込口に導く第
2汚液排出送路体、第1、第2汚液流入送路体の汚液の
送路を開閉する第1、第2汚液流入送路体開閉手段、第
1、第2汚液排出送路体の汚液の送路を開閉する第1、
第2汚液排出送路体開閉手段、を備えるようにしたもの
である。
【0037】
【作用】上述のように構成された放電加工装置は、汚液
を濾過し清液を排出する2台の濾過槽と、この2台の濾
過槽のそれぞれについて、汚液を濾過槽に流入させる汚
液流入送路体およびこの汚液流入送路体を開閉する汚液
流入送路体開閉手段と、汚液を濾過槽より排出させる汚
液排出送路体および、この汚液排出送路体を開閉する汚
液排出送路体開閉手段とを有し、一方の濾過槽が目づま
りを起したとき、この目づまりを起した方の濾過槽の汚
液流入送路体を、その汚液送路体開閉手段により閉じ、
汚液排出送路体を、その汚液排出送路体開閉手段により
開き、残留する汚液を排出するとともに、目づまりを起
していない方の濾過槽の汚液流入送路体を、その汚液流
入送路体開閉手段により開くことにより濾過を継続させ
る。
【0038】また、2台の濾過槽の汚液流入送路体にそ
れぞれ設けられた吸込手段を有し、一方の濾過槽の汚液
流入送路体に設けられている吸込手段の吸込口は他方の
濾過槽に一端が接続された汚液排出送路体の他端に接続
されるとともに、他方の濾過槽の汚液流入送路体に設け
られている吸込手段の吸込口は一方の濾過槽に一端が接
続された汚液排出送路体の他端に接続され、目づまりを
起した方の濾過槽に残留する汚液は吸込手段の吸込口に
発生する吸込力に吸引され排出される。
【0039】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の一実施例によるワイヤ放電
加工装置の全体の構成を示す部分断面図である。図にお
いて、301〜317、322、および326〜328
は、図4に示す従来装置と同様のものである。
【0040】また、101は清液槽、102は清液槽1
01の天井板、102aは天井板102に設けられた穴
である。103は天井板102に配設されたフィルタ台
座、104はフィルタ台座103に支持された第1濾過
手段、例えば濾過槽である。
【0041】また、105は濾過槽104の底板、10
5aは底板105に設けられた汚液流出入口、106は
濾過槽104を覆うカバーである。
【0042】また、107は天井板102にフィルタ台
座103と並んで配設されたフィルタ台座、108はフ
ィルタ台座107に支持された第2濾過手段、例えば濾
過槽である。
【0043】また、109は濾過槽108の底板、10
9aは底板109に設けられた汚液流出入口、110は
濾過槽108を覆うカバーである。また、111はポン
プ322より送出された汚液317が一端より流入し、
この流入した汚液317を他端に導く第1汚液流入送路
体、例えばパイプである。
【0044】また、112は一端より汚液317が流入
するとともに他端より排出され、この排出された汚液3
17が汚液槽315に流入するように配設された第1汚
液排出送路体、例えばパイプである。また、113はパ
イプ111の他端およびパイプ112の一端を濾過槽1
04の汚液流出入口105aに接続する継手である。
【0045】また、114はパイプ111に設けられた
第1汚液流入送路体開閉手段、例えば電磁弁であり、1
15はパイプ112に設けられた第1汚液排出送路体開
閉手段、例えば電磁弁である。
【0046】なお、電磁弁114を開いたときはパイプ
111は開路状態になりパイプ112内を汚液317が
通過することが可能になり、閉じたときは閉路状態にな
り通過が阻止される。
【0047】また、電磁弁115を開いたときはパイプ
112は開路状態になりパイプ112内を汚液317が
通過することが可能になり、閉じたときは閉路状態にな
り通過が阻止される。
【0048】また、116はポンプ322より送出され
た汚液317が一端より流入し、この流入した汚液31
7を他端に導く第2汚液流入送路体、例えばパイプであ
る。
【0049】また、117は一端より汚液317が流入
するとともに他端より排出され、この排出された汚液3
17が汚液槽315に流入するように配設された第2汚
液排出送路体、例えばパイプである。
【0050】また、118はパイプ116の他端および
パイプ117の一端を濾過槽108の汚液流出入口10
9aに接続する継手である。
【0051】また、119はパイプ116に設けられた
第2汚液流入送路体開閉手段、例えば電磁弁であり、1
20はパイプ117に設けられた第2汚液排出送路体開
閉手段、例えば電磁弁である。
【0052】なお、電磁弁119を開いたときはパイプ
116は開路状態になりパイプ116内を汚液317が
通過することが可能になり、閉じたときは閉路状態にな
り通過が阻止される。
【0053】また、電磁弁120を開いたときはパイプ
117は開路状態になりパイプ117内を汚液317が
通過することが可能になり、閉じたときは閉路状態にな
り通過が阻止される。
【0054】次に図1に示されるこの発明の一実施例の
動作について説明する。ポンプ322により汚液槽31
5の汚液317が送出されるまでの動作は図4に示す従
来装置と同様なので説明を省略する。
【0055】図1に示されるこの発明の一実施例を示す
装置においては濾過槽104および濾過槽108のう
ち、いずれか一方にポンプ322より送出された汚液3
17を送出している状態で加工が進められる。
【0056】次に、濾過槽104にポンプ322より汚
液317を送出し、濾過槽108には汚液317を送出
せず休止状態にして運転する場合について説明する。
【0057】このような運転を行う場合は電磁弁114
を開き、電磁弁115を閉じ、電磁弁119を閉じた状
態にそれぞれ設定する。
【0058】すなわち、ポンプ322により汚液槽31
5より汲み上げられ送出される汚液317はパイプ11
1を介して濾過槽104に流入する。そして、濾過槽1
04により濾過され濾過槽104より滲出する清液32
6が清液槽101の天井板102に設けられた穴102
aを通過し清液槽101に流入する。
【0059】なお、清液槽101の清液326は図4に
示される従来装置と同様にポンプ327により汲み上げ
られ、加工液として上ノズル310および下ノズル31
2に送出される。
【0060】そして、濾過槽104が所定以上の汚液3
17の濾過を行い目づまりを起した場合は電磁弁114
を閉じ、電磁弁115を開き、電磁弁119を開き、電
磁弁120を閉じる。
【0061】そして、濾過槽104への汚液307の流
入を停止し、濾過槽104に残留する汚液317をパイ
プ112を介して汚液槽315に排出するとともに、ポ
ンプ322より送出される汚液317をパイプ116を
介して濾過槽108に流入させ濾過槽108により濾過
を継続する。
【0062】なお、このとき電磁弁120は閉じている
のでパイプ117を介して汚液317が汚液槽315に
排出されることはない。
【0063】そして、パイプ112を介して濾過槽10
4に残留する汚液317がすべて汚液槽315に排出さ
れた後、継手113を外し濾過槽104を新品と交換す
る。
【0064】また、濾過槽108が目づまりを起した場
合も同様に濾過槽104で濾過を継続し、濾過槽108
を新品と交換すればよい。
【0065】以上のように図1に示されるこの発明の一
実施例によれば濾過槽104および濾過槽108のうち
目づまりを起した一方を新品と交換中、他方により濾過
を継続できるので、被加工物309の加工精度を阻害す
ることなく濾過槽104および濾過槽108の交換を加
工中に行える効果がある。
【0066】また、目づまりを起した濾過槽に残留する
汚液317が排出されるので交換の作業性がよい効果が
ある。
【0067】実施例2.図2はこの発明の他の実施例に
よるワイヤ放電加工装置の全体の構成を示す部分断面図
である。図において、101〜110、301〜31
7、327および328は図1に示す実施例1と同様の
ものであり説明を省略する。
【0068】また、322は図4に示す従来装置と同様
のものである。そして、図3は図2の濾過槽104およ
び濾過槽108とその近傍を拡大して示した部分断面図
である。図2および図3において、201および202
はそれぞれ第1吸込手段、および第2吸込手段である。
【0069】また、203はポンプ322により送出さ
れた汚液317を第1吸込手段201の第1吸込口20
1aに導く第1汚液流入送路体、例えばパイプである。
【0070】また、204はパイプ203に設けられた
第1汚液流入送路体開閉手段、例えば電磁弁である。
【0071】また、205は一端が第1吸込手段201
の第1排出口201bに接続されたパイプである。ま
た、206は一端が第2吸込手段202の第2吸込口2
02cに接続された第1汚液排出送路体、例えばパイプ
である。
【0072】また、207はパイプ205の他端および
パイプ206の他端を濾過槽104の底板105に設け
られた汚液流出入口105aに接続する継手である。
【0073】また、208はパイプ206に設けられた
第1汚液排出送路体開閉手段、例えば電磁弁である。
【0074】また、209はポンプ322により送出さ
れた汚液317を第2吸込手段202の第2流入口20
2aに導く第2汚液流入送路体、例えばパイプである。
【0075】また、210は第2汚液流入送路体209
に設けられた第2汚液流入送路体開閉手段、例えば電磁
弁である。
【0076】また、211は一端が第2吸込手段202
の第2排出口211bに接続されたパイプである。ま
た、212は一端が第1吸込手段201の第1吸込口2
01cに接続された第2汚液排出送路体、例えばパイプ
である。
【0077】また、213はパイプ211の他端および
パイプ212の他端を濾過槽108の底板109に設け
られた汚液流出入口109aに接続する継手である。
【0078】また、214はパイプ212に設けられた
第2汚液排出送路体開閉手段、例えば電磁弁である。
【0079】また、図3において、104aおよび10
8aは濾材よりなる円筒状の内側フィルタ、104bお
よび108bは内側フィルタと同様で、より径の大きい
外側フィルタであり、図4に示す従来装置における内側
フィルタ321aおよび外側フィルタ321bと同様の
ものである。また、濾過槽104および濾過槽108は
図4に示す従来装置における濾過槽321と同様のもの
である。
【0080】次に、図2および図3に示すこの発明の他
の実施例の動作について説明する。汚液槽315の汚液
317をポンプ322で汲み上げ加圧して送出するまで
の動作は、図4に示す従来装置と同様なので説明を省略
する。
【0081】次に、濾過槽104により濾過を行い、濾
過槽108を休止状態に設定した場合について説明す
る。
【0082】この場合は電磁弁204、電磁弁210、
電磁弁208、および電磁弁214によりパイプ203
を開路状態に、パイプ209を閉路状態に、パイプ20
6を閉路状態に、パイプ212を閉路状態にそれぞれ設
定して動作が行われる。
【0083】そして、ポンプ322により加圧され送出
された汚液317はパイプ203を介して第1吸込手段
201の第1流入口201aに流入する。
【0084】なお、パイプ209は閉路状態にあるの
で、第2吸込手段202の第2流入口202aから汚液
317が流入することはない。
【0085】そして、第1吸込手段201の第1流入口
201aに流入した汚液317は第1排出口201bに
向って第1吸込手段201の内部を流れ第1排出口20
1bより排出される。そして、パイプ205、継手20
7を経由して濾過槽104の汚液流出入口105aより
濾過槽104に流入する。
【0086】なお、このとき、パイプ206およびパイ
プ212は閉路状態になっているので、第1吸込手段2
01の第1吸込口201cに吸込力を発生するがなにも
吸込むことはなく、パイプ206を介しての汚液317
の流出入はない。
【0087】また、濾過槽104に流入した汚液317
は濾過槽104により濾過され、濾過槽104より滲出
した清液326が清液槽101の天井板102に落下
し、天井板102の穴102aより清液槽101に流入
する。
【0088】また、清液槽101の清液326は図4に
示す従来装置と同様にポンプ327により汲み上げられ
加工液として上ノズル310および下ノズル312に供
給される。
【0089】さて、濾過槽104による汚液317の濾
過が長時間行われ濾過槽104が目づまりした場合は、
次のように操作する。
【0090】すなわち、電磁弁204、電磁弁210、
電磁弁208、および電磁弁214によりパイプ203
を閉路し、パイプ209を開路し、パイプ206を開路
し、パイプ212を閉路する。
【0091】そして、ポンプ322により送出される加
圧された汚液317をパイプ209を介して第2吸込手
段202の第2流入口202aに流入させる。
【0092】なお、このとき、パイプ203は閉路状態
にあるので汚液317は第1吸込手段201の第1流入
口201aに流入することはない。
【0093】また、第2流入口202aに流入した汚液
317は第2排出口202bに向い第2吸込手段202
の内部を流れる。そして、第2排出口202bより排出
された汚液317はパイプ211、継手213を経由し
て濾過槽108の汚液流出入口109aより濾過槽10
8に流入する。
【0094】なお、第2吸込手段202は、第2流入口
202aより第2排出口202bに向う第2吸込手段2
02の内部の汚液317の流れにより第2吸込口202
cに吸込力を発生する。
【0095】そして、開路状態に設定されているパイプ
206を介して、濾過槽104に残留している汚液31
7を第2吸込口202cより吸込み濾過槽108に送り
込む。
【0096】なお、このとき、パイプ212は閉路状態
に設定されているので第2吸込手段202より排出され
た汚液317または、濾過槽108に貯えられている汚
液317が第1吸込手段201の第1吸込口201cに
発生する吸込力により速やかに排出される効果がある。
【0097】従って、濾過槽104に残留する汚液31
7は第2吸込口202cに流入に流入することはない。
【0098】従って、濾過槽104に残留する汚液31
7の排出の完了後、パイプ206を電磁弁208により
閉路し、継手207を外す。そして濾過槽104を取外
し新品に交換する。従って、濾過槽104には交換時に
汚液317が残留していないので交換の作業性がよい。
【0099】そして、加工を中断することなく濾過槽1
04の交換ができる効果がある。
【0100】また、この状態で濾過槽108が目づまり
を起した場合は、濾過槽104の交換の場合と同様の手
順で濾過槽108の交換を行えばよく同様の効果があ
る。
【0101】実施例3.実施例1および実施例2におい
てはこの発明がワイヤ放電加工装置に適用された場合に
ついて説明したが、これに限らず形彫放電加工装置に適
用されてもよい。
【0102】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れており、2台の濾過槽と、この2台の濾過槽のそれぞ
れについて、汚液が流入する汚液流入送路体およびその
送路を開閉する汚液流入送路開閉手段と、汚液を排出す
る汚液排出送路体およびその送路を開閉する汚液排出送
路開閉手段とにより、一方の濾過槽が目づまりを起した
とき、この目づまりを起した方の濾過槽への汚液の流入
を停止させ、この濾過槽の汚液を排出するとともに目づ
まりを起していない方の濾過槽に汚液を流入させ濾過を
継続できるので、濾過槽の交換中も加工精度が維持で
き、加工中に濾過槽の交換ができるとともに、交換作業
の作業性を向上できる効果がある。
【0103】また、2台の濾過槽の汚液流入送路体にそ
れぞれ設けられた吸込手段を有し、目づまりを起した方
の濾過槽に残留する汚液は吸込手段の吸込口に発生する
吸込力により吸引され排出されるので、短時間で汚液の
排出ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すワイヤ放電加工装置
の部分断面図である。
【図2】この発明の実施例2を示すワイヤ放電加工装置
の部分断面図である。
【図3】図2において、濾過槽付近を拡大して示した部
分断面図である。
【図4】従来のワイヤ放電加工装置の部分断面図であ
る。
【図5】図4において、濾過槽を交換する方法の説明図
である。
【図6】従来の他のワイヤ放電加工装置における濾過槽
を交換する方法の説明図である。
【符号の説明】
104 濾過槽 108 濾過槽 111 パイプ 112 パイプ 114 電磁弁 115 電磁弁 116 パイプ 117 パイプ 119 電磁弁 120 電磁弁 201 吸込手段 202 吸込手段 203 パイプ 204 電磁弁 206 パイプ 208 電磁弁 209 パイプ 210 電磁弁 212 パイプ 214 電磁弁 300 放電加工部 315 汚液槽 322 ポンプ 328 パイプ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年1月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0096
【補正方法】変更
【補正内容】
【0096】なお、このとき、パイプ212は閉路状態
に設定されているので第2吸込手段202より排出され
た汚液317または、濾過槽108に貯えられている汚
液317が201cに流入することはない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0097
【補正方法】変更
【補正内容】
【0097】従って、濾過槽104に残留する汚液31
7の排出の完了後、パイプ206を電磁弁208により
閉路し、継手207を外す。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0098
【補正方法】変更
【補正内容】
【0098】そして濾過槽104を取外し新品に交換す
る。従って、濾過槽104には交換時に汚液317が残
留していないので交換の作業性よい。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物と電極の間に加工液を介して放
    電を発生させ、上記被加工物を加工するとともに上記放
    電により生じた不純物が混入している上記加工液を保持
    する放電加工部、 この放電加工部より排出された上記不純物が混入した加
    工液である汚液が流入する汚液槽、 この汚液槽の汚液を加圧した状態で送出する汚液送出手
    段、 この汚液送出手段より送出された上記汚液が一端より流
    入し他端へ向けて流れる第1、第2汚液流入送路体、 上記第1汚液流入送路体の他端から流出する上記汚液を
    貯えるとともにこの貯えられた汚液を濾過し、上記不純
    物が除去された清液を排出する第1濾過手段、 上記第2汚液流入送路体の他端から流出する上記汚液を
    貯えるとともにこの貯えられた汚液を濾過し上記不純物
    が除去された清液を排出する第2濾過手段、 上記第1、第2濾過手段より排出された上記清液を上記
    加工液として上記放電加工部に導く加工液送路体、 上記第1濾過手段に貯えられた上記汚液を上記汚液槽に
    導く第1汚液排出送路体、 上記第2濾過手段に貯えられた上記汚液を上記汚液槽に
    導く第2汚液排出送路体、 上記第1、第2汚液流入送路体の汚液の送路を開閉する
    第1、第2汚液流入送路体開閉手段、 上記第1、第2汚液排出送路体の汚液の送路を開閉する
    第1、第2汚液排出送路体開閉手段、 を備えた放電加工装置。
  2. 【請求項2】 被加工物と電極の間に加工液を介して放
    電を発生させ上記被加工物を加工するとともに上記放電
    により生じた不純物が混入している上記加工液を保持す
    る放電加工部、 上記放電加工部より排出された上記不純物が混入した加
    工液である汚液を加圧した状態で送出する汚液送出手
    段、 この汚液送出手段より送出された上記汚液が一端より流
    入し他端へ向けて流れる第1、第2汚液流入送路体、 上記第1汚液流入送路体の他端に接続された第1流入口
    より上記汚液が流入し第1排出口より排出されるととも
    に上記第1流入口から上記第1排出口へ向う上記汚液の
    流れによりこの流れに向けて吸込む吸込力を第1吸込口
    に発生する第1吸込手段、 上記第2汚液流入送路体の他端に接続された第2流入口
    より上記汚液が流入し第2排出口より排出されるととも
    に上記第2流入口から上記第2排出口へ向う上記汚液の
    流れによりこの流れに向けて吸込む吸込力を第2吸込口
    に発生する第2吸込手段、 上記第1排出口より排出された上記汚液が流入し、この
    流入した汚液を貯えるとともに、この貯えられた汚液を
    濾過し上記不純物が除去された清液を排出する第1濾過
    手段、 上記第2排出口より排出された上記汚液が流入し、この
    流入した汚液を貯えるとともに、この貯えられた汚液を
    濾過し上記不純物が除去された清液を排出する第2濾過
    手段、 上記第1、第2濾過手段より排出された上記清液を上記
    加工液として上記放電加工部に導く加工液送路体、 上記第1濾過手段に貯えられている上記汚液を上記第2
    吸込口に導く第1汚液排出送路体、 上記第2濾過手段に貯えられている上記汚液を上記第1
    吸込口に導く第2汚液排出送路体、 上記第1、第2汚液流入送路体の汚液の送路を開閉する
    第1、第2汚液流入送路体開閉手段、 上記第1、第2汚液排出送路体の汚液の送路を開閉する
    第1、第2汚液排出送路体開閉手段、 を備えた放電加工装置。
JP21996791A 1991-08-30 1991-08-30 放電加工装置 Pending JPH0557531A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997003782A1 (fr) * 1995-07-14 1997-02-06 Fanuc Ltd Appareil de traitement de fluide d'usinage pour ensemble d'usinage par etincelage

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997003782A1 (fr) * 1995-07-14 1997-02-06 Fanuc Ltd Appareil de traitement de fluide d'usinage pour ensemble d'usinage par etincelage

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