JPH055751A - 直流高電圧測定装置 - Google Patents
直流高電圧測定装置Info
- Publication number
- JPH055751A JPH055751A JP3208968A JP20896891A JPH055751A JP H055751 A JPH055751 A JP H055751A JP 3208968 A JP3208968 A JP 3208968A JP 20896891 A JP20896891 A JP 20896891A JP H055751 A JPH055751 A JP H055751A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- voltage
- high voltage
- value
- current high
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- Pending
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- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 直流高電圧を、非接触状態で、かつ非回転状
態で測定することを目的とする。 【構成】 直流高電圧が印加される電極と検出電極との
間に作用するクーロン力を、検出電極の重量変化として
検出し、その重量変化を秤によって測定する。その秤に
よって測定したクーロン力の平方根を演算回路により演
算する。直流高電圧はクーロン力の平方根に比例するの
で、前記演算値から直流高電圧が測定できるようにな
る。
態で測定することを目的とする。 【構成】 直流高電圧が印加される電極と検出電極との
間に作用するクーロン力を、検出電極の重量変化として
検出し、その重量変化を秤によって測定する。その秤に
よって測定したクーロン力の平方根を演算回路により演
算する。直流高電圧はクーロン力の平方根に比例するの
で、前記演算値から直流高電圧が測定できるようにな
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は直流高電圧測定装置に関
する。
する。
【０００２】
【従来の技術】直流高電圧を測定するのに、従来では、
高抵抗を使用し、これに流れる電流から直流電圧を測定
する抵抗方式、および直流電圧が印加されている電極と
検出電極との間の静電容量から直流電圧を測定する回転
電圧計方式が、一般に使用されている。
高抵抗を使用し、これに流れる電流から直流電圧を測定
する抵抗方式、および直流電圧が印加されている電極と
検出電極との間の静電容量から直流電圧を測定する回転
電圧計方式が、一般に使用されている。
【０００３】しかし前者の方式では、負荷回路の放電な
どによるサージで、高抵抗の抵抗値が変化することがあ
り、正確な測定を期待することができない。また後者の
方式では、非接触で測定ができるので、サージなどの影
響を受けることはないが、その反面、高電圧が印加され
ている電極と検出電極との間に回転電極を設け、これを
回転させることにより、検出電極を間欠的にシールドさ
せる必要があり、このように回転部分があるため、短寿
命となる欠点がある。
どによるサージで、高抵抗の抵抗値が変化することがあ
り、正確な測定を期待することができない。また後者の
方式では、非接触で測定ができるので、サージなどの影
響を受けることはないが、その反面、高電圧が印加され
ている電極と検出電極との間に回転電極を設け、これを
回転させることにより、検出電極を間欠的にシールドさ
せる必要があり、このように回転部分があるため、短寿
命となる欠点がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、測定部位に
対して非接触で測定可能とするとともに、回転個所を必
要としないことにより、長寿命化を可能にすることを目
的とする。
対して非接触で測定可能とするとともに、回転個所を必
要としないことにより、長寿命化を可能にすることを目
的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、絶縁ガス雰囲
気に置かれてあって、測定対象の直流高電圧電源からの
電圧が与えられる電極およびこの電極に対向する検出電
極を備え、かつ前記検出電極に作用するクーロン力を測
定する秤を有し、前記秤によって測定した値の平方根値
から直流高電圧を求めるようにしたことを特徴とする。
気に置かれてあって、測定対象の直流高電圧電源からの
電圧が与えられる電極およびこの電極に対向する検出電
極を備え、かつ前記検出電極に作用するクーロン力を測
定する秤を有し、前記秤によって測定した値の平方根値
から直流高電圧を求めるようにしたことを特徴とする。
【０００６】
【作用】検出電極に作用するクーロン力は、電界強度の
二乗に比例する。したがってこのクーロン力から、電界
強度、したがって直流電圧が与えられる電極の電圧、す
なわち測定対象の直流電源の電圧が求められるようにな
る。
二乗に比例する。したがってこのクーロン力から、電界
強度、したがって直流電圧が与えられる電極の電圧、す
なわち測定対象の直流電源の電圧が求められるようにな
る。
【０００７】絶縁ガス雰囲気では、絶縁距離を短くする
ことができ、したがって電界強度も大きくすることがで
きる。たとえばこの電界強度を、６〜８ＭＶ／ｍとする
ことが可能である。いま検出電極として直径２０ｃｍの
ものを使用した場合、電界強度が７ＭＶ／ｍのときは、
その検出電極に作用するクーロン力は、ほぼ６．８Ｎと
なる。なおこれを重さに換算すれば、６９４ｇとなる。
ことができ、したがって電界強度も大きくすることがで
きる。たとえばこの電界強度を、６〜８ＭＶ／ｍとする
ことが可能である。いま検出電極として直径２０ｃｍの
ものを使用した場合、電界強度が７ＭＶ／ｍのときは、
その検出電極に作用するクーロン力は、ほぼ６．８Ｎと
なる。なおこれを重さに換算すれば、６９４ｇとなる。
【０００８】現在市販されている精密重量秤では、０．
１ｇ以下の分解能をもっており、このような性能の秤に
よれば、最大クーロン力の約７０００分の１以下までの
クーロン力の測定が可能であることを意味する。
１ｇ以下の分解能をもっており、このような性能の秤に
よれば、最大クーロン力の約７０００分の１以下までの
クーロン力の測定が可能であることを意味する。
【０００９】クーロン力は電界強度の二乗、すなわち測
定対象の直流電圧の二乗に比例するものであるから、こ
の例における約７０００分の１の平方根である約０．０
１２すなわち最大電圧の１．２％の電圧まで測定可能と
なる。
定対象の直流電圧の二乗に比例するものであるから、こ
の例における約７０００分の１の平方根である約０．０
１２すなわち最大電圧の１．２％の電圧まで測定可能と
なる。
【００１０】
【実施例】本発明の実施例を図１によって説明する。図
に示す実施例は電子線照射装置における加速管の加速電
圧の測定に本発明を利用した例を示し、１は加速管の加
速電源となる直流高電圧電源、２は直流高電圧電源１の
最大電圧が印加される電極で、ここでは高電圧部位用の
シールドが利用される。３は電極２と向い合う検出電極
で、これは図のように吊り下げられて配置されてある。
に示す実施例は電子線照射装置における加速管の加速電
圧の測定に本発明を利用した例を示し、１は加速管の加
速電源となる直流高電圧電源、２は直流高電圧電源１の
最大電圧が印加される電極で、ここでは高電圧部位用の
シールドが利用される。３は電極２と向い合う検出電極
で、これは図のように吊り下げられて配置されてある。
【００１１】直流高電圧電源１、電極２および検出電極
３は圧力タンク４内に設置されている。そしてこの圧力
タンク４内には絶縁ガス、たとえばＳＦ６ガスが充満さ
れてあり、絶縁ガス雰囲気とされている。
３は圧力タンク４内に設置されている。そしてこの圧力
タンク４内には絶縁ガス、たとえばＳＦ６ガスが充満さ
れてあり、絶縁ガス雰囲気とされている。
【００１２】５は検出電極３に作用する力、ここではク
ーロン力を測定するための精密な秤で、これはたとえば
タンク４に取り付けられるなどして固定されてある。６
は秤５の測定値が入力される零点補正回路、７は平方根
を演算する演算回路、８は電圧表示器である。
ーロン力を測定するための精密な秤で、これはたとえば
タンク４に取り付けられるなどして固定されてある。６
は秤５の測定値が入力される零点補正回路、７は平方根
を演算する演算回路、８は電圧表示器である。
【００１３】電圧の測定開始にさきだって、秤５により
検出電極３の重量を測定し、その測定値を零点補正回路
６に入力しておく。次に直流高電圧電源１の電圧を電極
２に印加すると、電極２と検出電極３との間に、直流高
電圧電源１の電圧に基づくクーロン力が作用し、検出電
極３を電極２側に吸引する。
検出電極３の重量を測定し、その測定値を零点補正回路
６に入力しておく。次に直流高電圧電源１の電圧を電極
２に印加すると、電極２と検出電極３との間に、直流高
電圧電源１の電圧に基づくクーロン力が作用し、検出電
極３を電極２側に吸引する。
【００１４】このときの検出電極３に作用した力を秤５
によって測定する。その測定値は零点補正回路６に与え
られ、ここでその入力値より、先の検出電極３の重量値
を差し引く。その演算結果は前記クーロン力に他ならな
い。この演算結果は演算回路７に与えられ、ここでその
平方根が演算される。
によって測定する。その測定値は零点補正回路６に与え
られ、ここでその入力値より、先の検出電極３の重量値
を差し引く。その演算結果は前記クーロン力に他ならな
い。この演算結果は演算回路７に与えられ、ここでその
平方根が演算される。
【００１５】前記のようにクーロン力の平方根は、電界
強度、したがって電極２に印加される電圧に比例するの
で、したがって演算回路７の演算値は直流高電圧電源１
の電圧に比例する値となる。この演算値は電圧表示器８
に表示され、読み取られる。
強度、したがって電極２に印加される電圧に比例するの
で、したがって演算回路７の演算値は直流高電圧電源１
の電圧に比例する値となる。この演算値は電圧表示器８
に表示され、読み取られる。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、直
流高電圧電源の電圧を測定するのに、従来の回転電圧方
式のように非接触状態で測定できるため、放電などのサ
ージの影響を受けることはないし、またこの回転電圧方
式とは異なり、回転部分がないので、長期にわたる使用
が可能となるといった効果を奏する。
流高電圧電源の電圧を測定するのに、従来の回転電圧方
式のように非接触状態で測定できるため、放電などのサ
ージの影響を受けることはないし、またこの回転電圧方
式とは異なり、回転部分がないので、長期にわたる使用
が可能となるといった効果を奏する。
【図１】本発明の実施例を示す回路図である。
１ 直流高電圧電源 ２ 電極 ３ 検出電極 ４ 圧力タンク ５ 秤 ７ 平方根を演算する演算回路
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 絶縁ガス雰囲気に置かれてあって、測定
対象の直流高電圧電源からの電圧が与えられる電極およ
び前記電極に対向する検出電極を備え、並びに前記検出
電極に作用するクーロン力を測定する秤を有し、前記秤
によって測定したクーロン力の平方根値から直流高電圧
を求めるようにした直流高電圧測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3208968A JPH055751A (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 直流高電圧測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3208968A JPH055751A (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 直流高電圧測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH055751A true JPH055751A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=16565147
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3208968A Pending JPH055751A (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 直流高電圧測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH055751A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03211103A (ja) * | 1990-01-16 | 1991-09-13 | Seibu Electric & Mach Co Ltd | ワイヤ駆動のピッカー装置 |
| KR100820311B1 (ko) * | 2006-08-21 | 2008-04-07 | 한국표준과학연구원 | 평행판 전극을 이용한 고전압 발생원 교정용 장치와 이를이용한 방법 |
| KR100953660B1 (ko) * | 2008-07-11 | 2010-04-20 | 한국표준과학연구원 | 평행판 전극을 이용한 교류 초고전압 측정장치 |
| US10254313B2 (en) | 2015-04-28 | 2019-04-09 | Alps Alpine Co., Ltd. | Noncontact voltage measurement apparatus |
-
1991
- 1991-05-15 JP JP3208968A patent/JPH055751A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03211103A (ja) * | 1990-01-16 | 1991-09-13 | Seibu Electric & Mach Co Ltd | ワイヤ駆動のピッカー装置 |
| KR100820311B1 (ko) * | 2006-08-21 | 2008-04-07 | 한국표준과학연구원 | 평행판 전극을 이용한 고전압 발생원 교정용 장치와 이를이용한 방법 |
| KR100953660B1 (ko) * | 2008-07-11 | 2010-04-20 | 한국표준과학연구원 | 평행판 전극을 이용한 교류 초고전압 측정장치 |
| US10254313B2 (en) | 2015-04-28 | 2019-04-09 | Alps Alpine Co., Ltd. | Noncontact voltage measurement apparatus |
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