JPH0557378U - 空気圧縮機 - Google Patents

空気圧縮機

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JPH0557378U
JPH0557378U JP11302591U JP11302591U JPH0557378U JP H0557378 U JPH0557378 U JP H0557378U JP 11302591 U JP11302591 U JP 11302591U JP 11302591 U JP11302591 U JP 11302591U JP H0557378 U JPH0557378 U JP H0557378U
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air
crankcase
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却が十分に行われ寿命が長いとともに空気
圧縮機の圧縮空気の吐出効率が高い吸気量制御装置を備
えた空気圧縮機を提供する。 【構成】 駆動用電気モータと、クランクケースから側
方にV字型に突出配置され駆動用電気モータに駆動され
る2個の空気圧縮用ピストン・シリンダ機構と、クラン
クケースの上端に配置され駆動用電気モータに駆動され
クランクケースの内部へ大気を送給するとともにクラン
クケースの周囲に風を作り出すファンと、上記空気圧縮
用ピストン・シリンダ機構の間にあって、クランクケー
スから側方に突出配置されクランクケースの内部と各空
気圧縮用ピストン・シリンダ機構の吸気口とをそれぞれ
接続する吸気路および吸気量制御装置とから成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、吸気量制御装置を備えた空気圧縮機に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】
一般に、空気式釘打機等の空気式作業機に圧縮空気を供給する可搬式空気圧縮 機は、その作業系として、駆動用電気モータによって直線的に往復駆動される空 気圧縮用ピストン・シリンダ機構と、大気を空気圧縮用ピストン・シリンダ機構 内に吸入する吸気路と、空気圧縮用ピストン・シリンダ機構により製造された圧 縮空気を空気タンクの方へ吐出する吐出路とを備えている。
【0003】 しかして、空気式作業機は、駆動用電気モータに電力を供給するための電源が 釘打作業の現場から極めて離れている場合や、電源容量がさほど大きくない単一 電源から多くの電動作業機に電力を供給している場合のように電源条件が劣悪な 環境で使用される場合がある。この場合には、空気式作業機用の空気圧縮機の駆 動用電気モータは、その定格条件より余裕のある電圧および電流条件下で使用さ れていないので、過負荷状態となる。したがって、上記空気圧縮機は、その制御 系として、種々の電源条件、および、空気圧縮機運転中の電圧変動に対応して吸 気路の流路断面積を制限し吸気量を絞ることにより駆動用電気モータの過負荷を 防止する吸気量制御装置を備えているものが存在する(例えば、特開平2−99 66号参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本件出願人は、平成2年12月18日提出の考案の名称が「空気圧縮機の吸気 量制御装置」の実用新案登録願(整理番号UM00101120)により、流入 路から吸入した空気を圧縮して吐出路から吐出する空気圧縮機において、前記流 入路に、前記空気の流入ポートおよび空気の流出ポートを形成したバルブハウジ ングと該バルブハウジング内に回転自在に収容されるロータバルブとから成る吸 気制御弁を配置するとともに、ロータバルブと前記流入ポートまたは流出ポート とには、ロータバルブの開角度0゜〜90゜まで、ほぼ直線に近い滑らかな吐出 量を維持しうる流路面積を確保できる形状の開口を形成した吸気量制御装置を提 案した。上記ロータバルブは、パルスモータにより駆動される。これにより、ロ ータバルブの開角度と空気圧縮機の圧縮空気吐出量との関係の直線性を向上させ ることができる。
【0005】 しかし、本件出願人が提出した吸気量制御装置においても、また、従来技術に かかる吸気量制御装置においても、ロータバルブは、玉軸受のようなベアリング によって軸支されているので、吸気量制御装置の温度が高温とならない空気圧縮 機の各部品の配置が工夫されなければならない。したがって、本考案の目的は、 冷却が十分に行われ寿命が長いとともに空気圧縮機の圧縮空気の吐出効率が高い 吸気量制御装置を備えた空気圧縮機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、駆動用電気モータと、クランクケースから側方にV字型に突出配置 され駆動用電気モータに駆動される2個の空気圧縮用ピストン・シリンダ機構と 、クランクケースの上端に配置され駆動用電気モータに駆動されクランクケース の内部へ大気を送給するとともにクランクケースの周囲に風を作り出すファンと 、上記空気圧縮用ピストン・シリンダ機構の間にあって、クランクケースから側 方に突出配置されクランクケースの内部と各空気圧縮用ピストン・シリンダ機構 の吸気口とをそれぞれ接続する吸気路および吸気量制御装置とから成ることを特 徴とする。
【0007】
【考案の作用および効果】
吸気路および吸気量制御装置は、2個の気筒間に配置されているので、各気筒 への吸気路の長さがその他の配置方法に比べて短いとともに、ファンが作り出す 風を受け有効に冷却される。また、クランクケースの内部を通して吸気路および 吸気量制御装置内を大気が通過するので、従来よりも冷却効果が高められる。こ のため、吸気量制御装置が制御用電気モータおよびロータリ弁等を内蔵している 場合には、これらの機器の寿命が長くなる。
【0008】
【実施例】
以下、図1および図2を参照して本考案の好適な実施例について説明する。図 1は、ヘッドカバー1bを取外した状態でのV型2気筒空気圧縮機1を示してい る。この空気圧縮機1は、例えば、空気式釘打機の動力源となる圧縮空気を製造 するものである。空気圧縮機1は、駆動用電気モータ(図示せず)と、垂直な円 筒状のクランクケース1aと、クランクケース1a内でモータシャフト2にキー 3によって連結された偏心円板4と、偏心円板4に玉軸受5および円環体連結部 8を介しV型に配置された2本のコンロッド6および7と、それぞれのコンロッ ド6および7の先端に連結されたピストン9および10と、クランクケース1a の周壁から横方向にV型に突出するように配置されピストン9および10が往復 動自在に収容されるシリンダ11および12と、シリンダ11とシリンダ12と の間の実質的に中央にあって、クランクケース1aの周壁から横方向に突出する ように配置された吸気路13aおよび吸気量制御装置13と、製造された圧縮空 気を貯溜する圧縮空気タンク(図示せず)とから成る。
【0009】 上記駆動用電気モータの電源は、家庭用の100Vの3相交流または家庭への 引込み用の変成器から仮設電源装置を介して供給される100Vの3相交流であ る。これらの電源の電圧は、例えば長い電源コードを介して駆動用電気モータに 電力が供給される場合、または、電源容量がさほど大きくない同一電源から幾つ かの電動作業機に電力を供給される場合においては、釘打作業現場毎、または、 各釘打作業現場において釘打作業中に降下する。
【0010】 上記クランクケース1aの上方には、図2に示されているように、ファン14 が配置されており、ヘッドカバ1bの作用に助けられて、図2中、上方から下方 へ流れる風を作り出す。この風は、図示しないフィルタを介してクランクケース 1a内へ押込まれる過給空気を作り出すとともに、クランクケース1a、シリン ダ11および12、吸気路13a、および吸気量制御装置13に空気を吹付け、 これらのユニットを冷却する。
【0011】 上記ピストン9およびシリンダ11の1対から成る一の空気圧縮用気筒と、ピ ストン10およびシリンダ12の1対から成る他の一の空気圧縮用気筒とは、作 業行程として並列に配置されたものであり、作業行程の角度位相的に90゜のず れを持っている。吸気路13a、吸気量制御装置13、および、シリンダ11お よび12のそれぞれのシリンダヘッドに設けられた吸気口15および16から図 示しないリード弁を介して圧縮室内に供給された過給空気は、それぞれの圧縮室 内で圧縮された後、圧縮空気としてシリンダ11および12のそれぞれのシリン ダヘッドに設けられた吐出口17および18から吐出され、圧縮空気タンクに送 給される。
【0012】 上記吸気量制御装置13は、クランクケース1aに隣接するロータリ弁部19 と、図2に示されているように、ロータリ弁部19の上端に配置されたロータリ 弁体の開度制御用モータ22と、ロータリ弁部19の出口に隣接し左右のシリン ダ11および12のそれぞれの吸気口15および16に最短距離を介して接続す る吸気分配路20および21とを備えている。開度制御用モータ22は、図2に 示されているように、ファン14よりも若干下方に位置し、ファン14がヘッド カバ1bの助けを得てクランクケース1aの周囲に生じる実質的に下向きの風を 有効に受けることができる。また、開度制御用モータ22は、ステッピングモー タであって、電源の電圧降下によって生じる駆動用電気モータの過負荷状態に対 応する電流値の増大を信号として制御される。これにより、吸気量が絞られ駆動 用モータに対する負荷が軽減される。したがって、空気圧縮機が時間当り製造す る規定圧以上の圧縮空気の量は、少なくなるが駆動用モータが過熱したり回転停 止することはない。
【0013】 上述の通り、吸気量制御装置13は、開度制御用モータ22、ロータリ弁部1 9、および、吸気分配路20および21がいずれもファン14からの風によって 冷却されるので、開度制御用モータ22の過熱を防止し、ロータリ弁部19の軸 受を冷却して該軸受の寿命を長くするとともに、吸気分配路20および21を冷 却することにより各シリンダ11および12の吸気効率を上昇させる。
【0014】 本実施例においては、上記シリンダ11および12は、並列接続されているが 、 他の実施例において、多段圧縮型に直列接続されていても本考案は適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかる空気圧縮機の一部断
面平面図であり、ヘッドカバーを取外した状態を示す。
【図2】図1の空気圧縮機の側面図である。
【符号の説明】
1a クランクケース 9,10 ピストン 11,12 シリンダ 13 吸気量制御装置 13a 吸気路 14 ファン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動用電気モータと、クランクケースか
    ら側方にV字型に突出配置され駆動用電気モータに駆動
    される2個の空気圧縮用ピストン・シリンダ機構と、ク
    ランクケースの上端に配置され駆動用電気モータに駆動
    されクランクケースの内部へ大気を送給するとともにク
    ランクケースの周囲に風を作り出すファンと、上記空気
    圧縮用ピストン・シリンダ機構の間にあって、クランク
    ケースから側方に突出配置されクランクケースの内部と
    各空気圧縮用ピストン・シリンダ機構の吸気口とをそれ
    ぞれ接続する吸気路および吸気量制御装置とから成る空
    気圧縮機。
JP11302591U 1991-12-27 1991-12-27 空気圧縮機 Pending JPH0557378U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100861961B1 (ko) * 2007-05-28 2008-10-09 김완수 에어 컴프레서
JP2012097752A (ja) * 2011-12-28 2012-05-24 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 空気圧縮機

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