JPH0556977U - 延伸仮撚機のヒータ - Google Patents

延伸仮撚機のヒータ

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Publication number
JPH0556977U
JPH0556977U JP410092U JP410092U JPH0556977U JP H0556977 U JPH0556977 U JP H0556977U JP 410092 U JP410092 U JP 410092U JP 410092 U JP410092 U JP 410092U JP H0556977 U JPH0556977 U JP H0556977U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
yarn
heat insulating
false twisting
insulating cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP410092U
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English (en)
Inventor
晋一 西村
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0556977U publication Critical patent/JPH0556977U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保温カバー内の空気の流れを抑制し、保温カ
バーの上端開口部から逃げる空気を最小限にくいとめ、
ヒーターの効率が良く、省エネルギーが図れる延伸仮撚
機のヒータを提供しようとするものである。 【構成】 糸走行路17,18を有して立設されるヒー
タ本体11を保温カバー21内に収納し、該保温カバー
21の糸走行路側19には開閉自在な蓋体22が取り付
けられた延伸仮撚機のヒータにおいて、前記蓋体22の
内側から糸走行路17,18に向かって延在する水平な
仕切り板31を糸走行路17,18の長手方向に沿って
複数枚設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、糸に撚りを与えた状態で延伸し、この撚りに沿った延伸をヒータに より熱固定して、かさ高加工糸とする延伸仮撚機におけるヒータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の糸の延伸仮撚機としては、図6に示すものが知られている。図 6において、糸Yは、第1のフィードローラ1と第2のフィードローラ2によっ て延伸可能な糸張力に保持される。これら二組のフィードローラ1,2の間の下 流側に、ニップツイスターの如き仮撚装置3が設けられている。この仮撚装置3 によって、フィードローラ1までの糸Yは撚りが入った加撚状態となっている。 また、これら二組のフィードローラ1,2の間の上流側に、熱固定用のヒータ4 が設けられている。このヒータ4は、撚りの入った糸を延伸温度まで加熱するの で、ヒータ本体としてダウサム蒸気等の熱媒液で精度良く温度コントールされた 熱板に糸を接触させながら加熱する管体式のものが用いられる。第2のフィード ローラ2の後に、更に第3のフィードローラ5を設け、これら二組のフィードロ ーラ2,5間に、二次ヒータ6が設けられている。この二次ヒータ6は、かさ高 加工後の糸に再熱処理を行ってトルクを減じ、かさ高性のみ残すものであり、必 要に応じて使用される。また、撚りの入っていない状態の糸を加熱するので加熱 効率は良く、ヒータ本体としてヒータ4に比較して短かいチューブ式のものが用 いられる。なお、7はクーリングプレートである。
【0003】 上述した延伸仮撚機のヒータ4を図5により更に詳しく説明する。図5におい て、ヒータ4は、6本の管体11の下部をボイラ管12に接続し、上部をコンデ ンサ13に接続し、ボイラ管12及びコンデンサ13間をリターンパイプ14で 接続し、一つのヒータユニットとなっている。このヒータユニットの管体11を 図3及び図4で説明する。図3は管体11の側面図、図4は図3のA−A断面図 である。
【0004】 図3において、管体11は縦に弓形に湾曲し内部が空洞になった筒状のもので ある。そして、ボイラ管12内には熱媒液16が封入されており、ボイラ管12 に内設されたシーズヒータ15の制御されたON−OFFによって、熱媒液16 が所定温度の蒸気となり、管体11内を上昇し、管体11の外表面を一定の温度 に保つ。上昇した蒸気の熱媒液16はコンデンサ13のオリフィス13aを経て 凝縮し、再びリターンパイプ14を通ってボイラ管12に戻る。また、図4にお いて、管体11の外表面には、並走する2つの糸走行溝17,18による糸走行 路が設けられており、この糸走行溝17,18を通ることによって、2本の糸Y 1,Y2が加熱されるようになっている。
【0005】 次に、この管体11を保温する保温カバーについて説明する。図3において、 保温カバー21は糸が糸走行溝に沿って下から上に抜けるために、上端及び下端 が開口した箱型となっており、上端開口部25と下端開口部26を有している。 また、図4において、糸を糸走行溝に沿って上下に通すために、糸走行溝のある 側は開閉自在な蓋体22が蝶着されている。この保温カバー21の内部の管体1 1の裏面20側は断熱材24が詰められているが、糸走行溝17,18のある糸 走行側19は、糸を糸走行溝に沿って上下に通す時のために、断熱材は詰めるこ とができずに空間23となっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上述のように、保温カバー21は、上端開口部25及び下端開口部26と空間 23を有する上下に解放された筒状のものとなっている。そのため、下端開口部 26から侵入した空気は管体11によって温められ膨張して上昇し、その空気が また上昇するにつれて、保温カバー21内部で温められて更に上昇し、加速度的 な速さで上端開口部25から吹き上げられていく。そこで、保温カバー21の内 部はヒータの熱を奪う空気の対流が激しく、ヒータの熱効率を著しく低下させて いるという問題点を有している。
【0007】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、保温カバー内の空気の流れを抑制し、保温カバーの 上端開口部から逃げる空気を最小限にくいとめ、ヒーターの効率が良く、省エネ ルギーが図れる延伸仮撚機のヒータを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の延伸仮撚機のヒータは、糸走行路を有し て立設されるヒータ本体を保温カバー内に収納し、該保温カバーの糸走行路側に は開閉自在な蓋体が取り付けられており、その蓋体の内側から糸走行路に向かっ て延在する水平な仕切り板を糸走行路の長手方向に沿って複数枚設けたものであ る。
【0009】
【作用】
保温カバーの蓋体と糸走行路とでできる空間に水平に仕切り板を数枚設けると 空気の上昇する流れを遮るので、ヒータで温められた空気の対流を抑制する。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。図1は本考案のヒータの 縦断面図で、図2は図1のX−X断面図である。なお、従来の技術で説明した図 3,図4と同じ作動をする部分については同じ符号を付してその説明を省略する 。図1において図3と異なる点は、保温カバー21の蓋体22の内面に仕切り板 31が取り付けられている点である。
【0011】 図1において、仕切り板31は、蓋体22の内側に、蓋体22から糸走行側1 9に向かって水平に、長手方向に少なくとも下端開口部と上端開口部と中央の3 枚以上は取り付けられている。そして、弓形に反った管体11の糸走行側19に 沿って、糸走行側19と仕切り板31との距離が略一定になるように上下端開口 部と中央部とでは仕切り板31の長さを変えている。そこで、空気の上昇経路は 遮られ、空気の一部は矢印のように蛇行して上昇するが、大部分は蓋体側で淀ん で逃げていかないので、保温材と同じ効果を生みヒータの効率が良くなる。
【0012】 図2において、仕切り板31の形状をさらに詳しく説明する。仕切り板31は 、上述のように、糸走行側19と仕切り板31との距離が略一定になるように上 下端開口部と中央部とでは長さが変えられている。また、糸走行溝17,18を 通る糸Y1,Y2の妨げにならないように、しかも、空気の通る空間23がなる べく少なくなるように、糸走行側19の山形形状に沿った形状、もしくは、一点 鎖線で示す長方形となっている。このような構造にすれば、蓋体22を開けて糸 Y1,Y2を糸走行溝17,18に沿って下から上に通す時は、仕切り板31が 蓋体22と共に開いて、糸走行側19から離れるので邪魔にならないし、従来の ものに仕切り板を設けただけなので、安く製造することができる。
【0013】 次に、上述のヒータの作動を説明する。まず、蓋体22を開き仕切り板31を 管体11の糸走行側19から離して、糸Y1,Y2を糸走行溝17,18に通し す。次に、蓋体22を閉めると仕切り板31は上下端開口部と中央部とで糸走行 側19との隙間を略一定にする。すると、下端開口部26から侵入し得る空気の 量は少なくなる。また、僅かながら侵入しヒータで温められた空気は膨張するこ とによって上昇を始めるが、中央部に取り付けられた仕切り板31によって、そ の上昇量を制限される。この制限を繰り返し受けることによって保温カバー21 内の空気の対流する量は、著しく少なくなり上端開口部25から吹き上げられる 空気の量を最小限に抑えることができる。
【0014】 なお、ヒータ本体としては熱媒体が封入された管体に限らず、ニクロム線を埋 設し遠赤外線放射材料で凹型に形成したものを用いることもできる。また、糸走 行路も糸が接触する糸走行溝に限らず、非接触タイプであって放射面から略等距 離に糸道を形成する四角空間の糸走行路であってもよい。
【0015】
【考案の効果】
本考案における延伸仮撚機のヒータは、糸走行路を有して立設されるヒータ本 体を収納する保温カバーの、糸走行路側にある開閉自在な蓋体に、その蓋体の内 側から糸走行路に向かって延在する水平な仕切り板を糸走行路の長手方向に沿っ て複数枚設けたものであり、保温カバーの蓋体と糸走行路との間に形成される空 間の空気の流れを遮るようにしたので、ヒータで温められた空気の流出を少なく することができ、保温カバーの保温性が良くなり、ヒータの効率が上がり省エネ ルギーが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のヒータの縦断面図である。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】従来のヒータの縦断面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】ヒータの構造を示す斜視図である。
【図6】延伸仮撚機の機器配置図である。
【符号の説明】
11 管体(ヒータ本体) 17,18 糸走行溝(糸走行路) 19 管体の糸走行溝側 21 保温カバー 22 蓋体 31 仕切り板 Y1,Y2 糸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸走行路を有して立設されるヒータ本体
    を保温カバー内に収納し、該保温カバーの糸走行路側に
    は開閉自在な蓋体が取り付けられた延伸仮撚機のヒータ
    において、前記蓋体の内側から糸走行路に向かって延在
    する水平な仕切り板を糸走行路の長手方向に沿って複数
    枚設けたことを特徴とする延伸仮撚機のヒータ。
JP410092U 1992-01-08 1992-01-08 延伸仮撚機のヒータ Pending JPH0556977U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP410092U JPH0556977U (ja) 1992-01-08 1992-01-08 延伸仮撚機のヒータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP410092U JPH0556977U (ja) 1992-01-08 1992-01-08 延伸仮撚機のヒータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0556977U true JPH0556977U (ja) 1993-07-30

Family

ID=11575376

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JP410092U Pending JPH0556977U (ja) 1992-01-08 1992-01-08 延伸仮撚機のヒータ

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