JPH0556614A - 電動機 - Google Patents

電動機

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JPH0556614A
JPH0556614A JP20945691A JP20945691A JPH0556614A JP H0556614 A JPH0556614 A JP H0556614A JP 20945691 A JP20945691 A JP 20945691A JP 20945691 A JP20945691 A JP 20945691A JP H0556614 A JPH0556614 A JP H0556614A
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JP
Japan
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rotor
magnetic flux
electric motor
winding
teeth
Prior art date
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Pending
Application number
JP20945691A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Igarashi
久男 五十嵐
Toru Ikeda
徹 池田
Michio Takimoto
三千男 滝本
Shohei Okano
昇平 岡野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shibaura Engineering Works Co Ltd filed Critical Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Publication of JPH0556614A publication Critical patent/JPH0556614A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 巻線によって磁気的に連なる複数の歯部群で
1個の極を構成し、この歯部群を構成する複数の歯部の
回転子に対向する磁束面を回転子に作用する磁束が実質
的に極の中心を最大とする正弦波となるよう回転子との
距離を調整したことを特徴とする電動機。 【効果】 スロットに1個の巻線を装着するなどの構成
で、極を構成する磁束の分布が制限は状にならない電動
機において、極を構成する歯部郡の買い手新との隙間を
調整して磁束の分布を正弦波状にしたため、騒音や振動
の少ない電動機を得ることができ、フアン用の電動機等
として利用価値が大きくなり、ままその効果は産業上極
めて大きいものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内に取り付けられる
冷房装置のフアン用電動機などの低騒音が要求される電
動機の構造に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】室内に取
り付けられる冷房装置などのフアン用電動機は、夜間の
静かな時の騒音とならないように極めて低い騒音レベル
が要求され、この様な機器に使用される電動機は、耳を
澄ましても聞えない程度の静粛な運転が要求されてい
る。これは、電動機がフアンの駆動源として冷房装置な
どの機器に取り付けられた場合、僅かな電動機の振動が
冷房装置の筐体の一部の固有振動に共振して大きな振動
となり、音響的に電動機の僅かな振動を増幅させること
によるものであり、電動機の騒音とは思えない思わぬ大
きな耳障りな音になって現れるものである。特に、この
種の電動機は、回転数を変化させる必要があり、そのた
めに特性上一定の回転数である誘導機であっても、双方
向性サイリスタなどによって位相制御を行い実質的に電
圧を低下させて電気的に回転数を低下させることが多
く、この場合、電磁振動といわれる鉄心などの振動をよ
り大きくし、さらに回転子に衝撃性のトルクが発生し騒
音の低減が困難になるといった問題を有している。 こ
の様な事情から最近回転数を変化させても振動が少な
い、ブラシレスモ―タなどが多く用いられるようになっ
ているが、この種ブラシレスモ―タは、電動機本体が高
価になると共に制御回路や専用の電源を必要とすること
から、軽量、小形そして低廉が要求される今日の冷房装
置などの電動機としては、好まれないところがあった。
そこで、安価なコンデンサランニングの型式の電動機
が好まれることになるが、振動や騒音を大きくしないで
回転数の制御を任意に行うことが利用の可能性を解決す
る課題であった。この様なコンデンサランニングの型式
の電動機には、巻線の装着に関し幾つかの種類があり、
図3に示される電動機では、分布巻線と称されるもので
あり、ドーナツ状の継鉄部1の内径側にクシ型に歯部2
が多数延設されており、継鉄部1と歯部2との間に16
個形成されているスロット3に主巻線Mと補助巻線Aと
が装着されている。そして、主巻線Mは、外周側に一様
に装着され、補助巻線Aは、内周側に一様に装着されて
いる。さらに、主巻線Mおよび補助巻線Aは、それぞれ
線a、b、c、dによって接続状態が示されている。ま
た、図示されないが歯部2の内周に対向するように僅か
な隙間を介して回転子が備えられるものである。
【0003】この様な図3に示される構成では、1つの
極を構成する線a、bによって形成される主巻線Mを例
にすると、主巻線Mによって歯部2a、2b、2cに一
つの歯部郡からなる極を形成することになり、磁束が回
転子に作用することになる。そして、この磁束は、図4
によって示すと線aによって発生する磁束Xaと線bに
よって発生する磁束Xbとが極を構成する歯部1a、1
b、1cの位置に応じて極の中心の磁束が大きくなるよ
うに、すなわち正弦波に近い形状になる。そして、この
様な磁束の分布では、回転子の回転に応じて円滑にトル
クが発生することになり、振動や騒音が少なくなること
が期待できる。しかし、この様な電動機においても、電
源を双方向性サイリスタなどの素子で位相制御して印加
電圧を低下させて回転数を制御すると、電源電圧が正弦
波でなくなることから、回転子に衝撃的なトルクが発生
することになり、騒音や振動が大きくなる。
【0004】しかしながら、図5に示されるような集中
巻線と称される構造の電動機では、この様な傾向は、極
めて大きくなり、電源電圧を位相制御することによって
回転数を制御することが事実上困難になるものである。
すなわち、図3と同じものには同じ符号を付けて説明す
ると、スロット3には、主巻線Mと補助巻線Aとがそれ
ぞれ1つのスロット3にいずれかの1個が装着されてい
る。そして、例えば、線eで示される主巻線Mによって
生じる磁束を考察すると、磁束は、歯部2a、2b、2
cにそれぞれ発生することになるが、この磁束Ya、Y
b、Ycは、回転子に対して図6に示されるようにそれ
ぞれ同じ大きさとなる。従って、回転子に対して発生す
るトルクは、歯部2a、2b、2cによって構成される
歯部郡で極の中心を大きくする正弦波状とはならず、衝
撃的なトルクを発生することになる。このため、回転子
には、発生するトルク自体に騒音振動の原因を持つこと
になり、この様な電動機の印加電圧を正弦波でない、双
方向性サイリスタなどによって位相制御された電圧を印
加すると極めて大きな振動や騒音を発生することにな
る。しかし、この様な巻線方法による電動機は、製造が
容易となり得る利点があり、フアン用の電動機として期
待される処があった。
【0005】本発明は、この様な事情に鑑みてなされた
ものであり、1つのスロットに1つの巻線を挿入装着す
る電動機において、振動や騒音が発生しないように構成
される電動機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決する手段】本発明は、巻線によって磁気的
に連なる複数の歯部群で1個の極を構成し、この歯部群
を構成する複数の歯部の回転子に対向する磁束面を回転
子に作用する磁束が実質的に極の中心を最大とする正弦
波となるよう回転子との距離を調整したことによって問
題点を解決している。
【0007】
【作 用】巻線によって歯部郡に発生する1つの極の磁
束量の分布が正弦波状にならなくとも、歯部と回転子と
の間に形成される隙間が調整され、回転子に作用する磁
束の量が極を中心として正弦波状になる。そのため、回
転子には、衝撃的なトルクが発生せず、振動や騒音が極
めて小さくなる電動機を構成できる。
【0008】
【実施例】本発明を図面に示された一実施例に基づいて
説明すると、図1は、本発明の一実施例による電動機の
構造を示す要部平面図であり、図2は、その磁束の分布
状態を説明するための図である。
【0009】図1において、電動機は、ドーナツ状の継
鉄部4の内径側に複数の歯部5がクシ状に延設されてお
り、16個のスロット6を形成している。そして、この
スロット6に主巻線MS補助巻線Aとが挿入装着されて
おり、1つのスロット6には、主巻線Mあるいは補助巻
線Aのいずれかが挿入装着されている。さらに、歯部5
の内径側には、回転子7が回転自在に備えられており、
図示されないフレームに一体に支持されているものであ
る。歯部5は、回転子7との間に形成される隙間8a、
8bがそれぞれ、異なるものとなっており、これが例え
ば主巻線Mの磁束が通る歯部5a、5b、5cで説明す
ると、歯部5a、5b、5cが極の1つをを構成する歯
部郡となり、この歯部郡の中央に位置する歯部5bの回
転子7に対する隙間8bが小さくなっている。そして、
歯部5a、5bの回転子7に対する隙間が大きくなって
いる。従って、図2に示されるように磁束分布Za、Z
b、Zcは、歯部5a、5b、5cに沿って中央が大き
くなる正弦波に近い状態となっている。
【0010】この様な構成において、電動機は、鋼板を
打ち抜き積層して継鉄部4に歯部5が形成された鉄心を
形成し、主巻線Mおよび補助巻線Aをそれぞれ所定のス
ロット6に装着する。そして、主巻線Mおよび補助巻線
Aは、それぞれ巻線によって形成される磁束の通る歯部
郡の中心が回転子との隙間8bの部分となる歯部5bな
ることにより、回転子に対する磁束の分布が図2に示さ
れるようになる。すなわち、巻線によって発生する磁束
は、歯部5a、5b、5cに一様に発生するものの回転
子7に作用する際、隙間8a、8bが異なることから、
通過磁束に抵抗の変化を生じて結果として磁束の分布が
図2に示されるように正弦波に近い状態となる。このた
め、回転子7に発生するトルクは、衝撃的なトルクにな
らず、騒音、振動が少ない電動機を得ることができる。
また、この様な電動機の電源電圧を双方向性サイリスタ
などの素子で位相制御して正弦波でない波形の電源を印
加した場合、必然的に衝撃的なトルクを発生することに
なるが、図3に示される従来の電動機と同じ特性が得ら
れることになる。しかも、スロット6に主巻線Mおよび
補助巻線Aのいずれかの1個が挿入装着されるため、製
作上巻線の挿入装着が容易となり、都合がよい。
【0011】この様な歯部5a、5b、5cの回転子7
との隙間の調整は、本実施例の如く階段状にすることに
限定されるものではなく、結果として磁束の分布が正弦
波状になればよく、歯部郡の中央の隙間が大きくなるよ
うに3この歯部5a、5b、5cにわたって連続的に円
弧状に形成してもよい。その場合確実な正弦波状の磁束
の分布を得ることができる。特に位相制御された電源電
圧が印加された際、より正弦波に近い磁束の分布が得ら
れるように調整するとこの種電動機の振動、騒音を極め
て少ないものにすることができる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、スロットに1個の巻線
を装着するなどの構成で、極を構成する磁束の分布が制
限は状にならない電動機において、極を構成する歯部郡
の買い手新との隙間を調整して磁束の分布を正弦波状に
したため、騒音や振動の少ない電動機を得ることがで
き、フアン用の電動機等として利用価値が大きくなり、
ままその効果は産業上極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動機を示す要部平面図である。
【図2】図1に示される電動機の磁束の分布を説明する
ための図である。
【図3】第1の従来例の電動機を示す要部平面図であ
る。
【図4】図3に示される電動機の磁束の分布を説明する
ための図である。
【図5】第2の従来例の電動機を示す要部平面図であ
る。
【図6】図5に示される電動機の磁束の分布を説明する
ための図である。
【符号の説明】
4……継鉄部 5、5a、5b、5c……歯部 6……スロット 7……回転子 8a、8b……隙間 M……主巻線 A……補助巻線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡野 昇平 福井県小浜市駅前町13番10号 株式会社芝 浦製作所小浜工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】継鉄部と歯部とからなる鉄心に巻線を施し
    て固定子を形成する電動機において、巻線によって磁気
    的に連なる複数の歯部群で1個の極を構成し、 この歯部群を構成する複数の歯部の回転子に対向する磁
    束面を回転子に作用する磁束が実質的に極の中心を最大
    とする正弦波となるよう回転子との距離を調整したこと
    を特徴とする電動機。
JP20945691A 1991-08-21 1991-08-21 電動機 Pending JPH0556614A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20945691A JPH0556614A (ja) 1991-08-21 1991-08-21 電動機

Applications Claiming Priority (1)

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JP20945691A JPH0556614A (ja) 1991-08-21 1991-08-21 電動機

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JPH0556614A true JPH0556614A (ja) 1993-03-05

Family

ID=16573179

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JP20945691A Pending JPH0556614A (ja) 1991-08-21 1991-08-21 電動機

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101971467A (zh) * 2008-03-12 2011-02-09 罗伯特.博世有限公司 具有转子的电机以及用于运行电机的方法
CN107425622A (zh) * 2017-06-20 2017-12-01 江苏大学 一种方形定子结构的无轴承永磁电机
JP2019146390A (ja) * 2018-02-22 2019-08-29 本田技研工業株式会社 回転電機
WO2021114723A1 (zh) * 2019-12-09 2021-06-17 珠海格力电器股份有限公司 单相永磁同步电机及吸尘器

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