JPH0556263U - 自吸混合式散布器 - Google Patents

自吸混合式散布器

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JPH0556263U
JPH0556263U JP11337891U JP11337891U JPH0556263U JP H0556263 U JPH0556263 U JP H0556263U JP 11337891 U JP11337891 U JP 11337891U JP 11337891 U JP11337891 U JP 11337891U JP H0556263 U JPH0556263 U JP H0556263U
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清隆 伊藤
修二 増田
清之 堀井
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株式会社サン・フロンティア・テクノロジー
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 原液を一定の濃度比率に稀釈しながら散布で
きるようにする。 [構成] 液体を高速で送給可能な液流路1に、流路断
面積が徐々に減少する略テーパ状の加速部2を形成し、
その前方に散布口3を設け、前記加速部2との間で同心
円状のスリット間隙4を形成する先端部5を有する原液
送給管6を前記液流路1に設け、加速部2及びスリット
間隙4で加速された液流により生じた負圧で原液を原液
送給管6から吸引し、前記液体と混合、稀釈して散布す
るようにした自吸混合式散布器。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は農業、造園、ゴルフ場や公園の芝生などの管理、園芸或いは家庭菜園 等に於て農薬等薬剤や肥料を散布したり、さらにはビル家屋等の消毒、塗料の吹 付け、その他工業的用途等のために薬剤その他を散布する自吸混合式の散布器に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
前記の薬剤散布の場合、従来は薬剤を水と一定の稀釈倍率で予め混合した上で 、その稀釈液をポンプで液送するか、散布器を使用して散布する方法が取られて 来た。
【0003】 そのため従来は、稀釈液に薬剤を予め一定の比率で混合する作業、容器が必要 であり、必然的に容器の大きさで散布面積が一応の制限を受けることとなる。こ のため作業の効率に問題がある。
【0004】 また、高濃度の薬剤原液を手作業で扱うことから作業者に原液が付着したり、 蒸気を吸引したりし易く、そのため防護策を講じなければならず、作業性にも問 題があった。これらは稀釈を必要とするものに共通する事柄である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記の点に着目してなされたもので、その課題とするところは農薬や 肥料、消毒剤や殺菌剤その他の薬剤を水等の稀釈剤で予め稀釈することなく、一 定の濃度比率に稀釈しながら効率よく均一に散布できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本考案は、稀釈液を構成する液体を高速で送給可能な 液流路1を有し、該液流路1に流路断面積が徐々に減少する略テーパ状の加速部 2を形成するとともに、その前方に散布口3を設け、前記加速部2との間で同心 円状のスリット間隙4を形成するために、先端部5がその加速部2の壁面2aに 近接配置される原液送給管6を前記液流路1に設置し、かつ該原液送給管6の他 端は原液容器7に接続し、前記液流路1を開閉する弁8の開弁によりスリット間 隙4を通過する液流が加速され、原液送給管6の先端部5に負圧を発生させるこ とにより原液を吸引せしめ、液流に混合し、散布口3から散布させるように構成 するという手段を講じたものである。
【0007】
【実施例】
以下図面を参照して説明する。実施例として示した本考案に係る散布器は、手 持ち可能な本体10とそれに一体化された散布ヘッド11からなる。
【0008】 その本体10は、内部が中空な液流路1となっており、後端部に液流路1を開 閉するための弁8が設けられ、前端部は散布ヘッド11に接続している。9は弁 8の操作レバーであり、この弁8自体は公知のものを使用できる。
【0009】 12は本体前端の接続部、13はそれと液密に接続された液流パイプで、液流 路1の一部である。14は液流パイプ13と散布ヘッド11とを結合するコネク タ、15はヘッド内の調圧室で、液流パイプ13の前端が開口している。
【0010】 液流路1は、上記調圧室15から、さらに後述する略テーパ状の加速部2を経 て散布口3に達し、そこで終っている。
【0011】 上述の加速部2は流路断面積が徐々に減少し、かつ散布口3の壁面となめらか につながる曲面からなる壁面2aを有する先細形状に形成されており、それによ り流れが絞られるため、それ自体でも稀釈液即ち多くの場合水の流れを加速する 。前記曲面は散布口3の壁面へ向って曲率が徐々に小さくなる曲線による曲面が 良く、例えば放物線、双曲線、クロソイド曲線等が使用できる。
【0012】 さらに本考案の場合、この加速部壁面2aとの間で同心円状のスリット間隙4 を形成するために、原液送給管6の先端部5が加速部2のテーパ壁面に近接配置 されている。その先端部5とテーパ壁面との間隔は散布ヘッド11を螺合部16 で進退させることにより、稀釈液の量を調節可能にするものである。
【0013】 原液送給管6は、本体10の液流路1の一部を貫通して外部に出ており、その 本体10に固定された管部17の端部にニードル弁18が設けられている。該弁 18は原液送給路6に設けられており、小孔19とそこに出入り可能に弁室20 に設けられたニードル21及び操作子22とからなり、弁室20に通じる吸引管 23により原液容器7に連通している。
【0014】 このニードル弁18は小孔19を通過する原液量の多少により、原液(薬剤) がテーパ状加速部2へ送られる量即ち稀釈液に対する濃度比率を調整するために 設けられている。
【0015】 このような構造を有する本考案の散布器では、液流路1に稀釈液、例えば水を 送給し、原液容器7に原液の原液を貯溜して使用する。
【0016】 このとき高速水流が同心円状のスリット間隙4から吐出することによりさらに 加速され、それによって負圧を原液送給管6の先端部5に生じさせるのでその負 圧吸引力により薬液が先端部5に吸引、吐出する。
【0017】 この原液量はニードル弁18で設定された分量であるから、その分量とスリッ ト間隙4の調節で設定される稀釈液量との割合で一定の稀釈比率が選択できる。 なお、この稀釈比率を固定した簡易型として構成することも可能である。
【0018】 前記負圧吸引された原液は散布口3から吐出されるまでの間に稀釈液に混合さ れ、均一な濃度で散布されることとなる。24は噴霧用ノズルであるが、これは 特に混合液を霧化したい場合に任意に接続される。
【0019】 而して、本考案では、テーパ状加速部2に於る同心円状スリット間隙4により 形成される負圧と、液流の吐出で発生するコアンダ効果により原液が自吸搬送さ れ、送給管6の系統に於て目詰まりを生じさせることがなく、そのため高粘度の 液状物や微細粉体の混じったスラリ状の液体及び多くの乳化液体を原液のまま搬 送することができる。
【0020】 また、本器に於る原液送給路6は、散布ヘッド11を螺合部16で後退させ、 スリット間隙4を大きくあけることで、吐出水の一部逆流が生じるので、これを 水洗することができる。
【0021】
【考案の効果】
従って本考案によれば、農薬や肥料、消毒剤や殺菌剤等の薬剤、塗料、その他 工業上使用される材料、薬品を原液のまま原液容器7に貯溜しておけば、水等の 稀釈液を散布口3から噴射させる間に稀釈液に一定の比率で自動的に混合される ため、事前の混合の必要がなく、作業性が非常に良いと同時に全く安全であり、 しかも均一に混合散布することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本考案に係る散布器の縦面図。 (b)同上B部の拡大図。
【図2】散布器の正面図。
【図3】ニードル弁の断面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 堀井 清之 東京都目黒区上目黒5丁目8番15−107号

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 稀釈液を構成する液体を高速で送給可能
    な液流路1を有し、該液流路1に流路断面積が徐々に減
    少する略テーパ状の加速部2を形成するとともに、その
    前方に散布口3を設け、前記加速部2との間で同心円状
    のスリット間隙4を形成するために、先端部5がその加
    速部2の壁面2aに近接配置される原液送給管6を前記
    液流路1に設置し、かつ該原液送給管6の他端は原液容
    器7に接続し、前記液流路1を流れる液流が加速部2及
    び前記スリット間隙4を通過するときに加速され、原液
    送給管6の先端部5に負圧を発生させることにより原液
    を吸引せしめ、液流に混合し、散布口3から散布させる
    ように構成された自吸混合式散布器。
  2. 【請求項2】 略テーパ状の加速部2は、散布口3の流
    路壁面となめらかにつながる曲面からなる壁面2aを有
    する請求項第1項記載の自吸混合式散布器。
  3. 【請求項3】 原液送給球管6の液流路に、原液送給量
    を調節するためのニードル弁18を設けた請求項第1項
    記載の自吸混合式散布器。
JP1991113378U 1991-12-28 1991-12-28 自吸混合式散布器 Expired - Lifetime JPH0711804Y2 (ja)

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JPH0556263U true JPH0556263U (ja) 1993-07-27
JPH0711804Y2 JPH0711804Y2 (ja) 1995-03-22

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JPH0711804Y2 (ja) 1995-03-22

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