JPH055623A - 車両用走行方位検出装置 - Google Patents

車両用走行方位検出装置

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Publication number
JPH055623A
JPH055623A JP3154720A JP15472091A JPH055623A JP H055623 A JPH055623 A JP H055623A JP 3154720 A JP3154720 A JP 3154720A JP 15472091 A JP15472091 A JP 15472091A JP H055623 A JPH055623 A JP H055623A
Authority
JP
Japan
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vehicle
output
vibration
difference
gyroscope
Prior art date
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Pending
Application number
JP3154720A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Kimura
直樹 木村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH055623A publication Critical patent/JPH055623A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】車両用走行方位検出精度を高める。 【構成】振動ジャイロ2の検出出力に基づいて車両の走
行方位を算出する演算装置6に、振動ジャイロ2の検出
出力がその基準値との所定の差(差設定値)よりも小さ
いときに、この検出出力を演算装置6に与えない小信号
除外手段6aを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカーナビゲーションシス
テムの車載装置として好適な車両用走行方位検出装置に
係り、特に、車両走行方位検出精度を高めた車両用走行
方位検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カーナビゲーションシステムと
しては車両用走行方位検出装置を自動車等の車両に搭載
して、自動車の走行方位を検出することにより、自車位
置を検出するものがある。
【0003】従来、この種の車両用走行方位検出装置は
振動ジャイロで検出された検出出力に基づいて車両の走
行方位を算出している。つまり、振動ジャイロは振動し
ている物体に角速度が加わることにより、その振動方向
に対して垂直方向に発生するコリオリ力を検出するもの
であり、その検出出力は車両の旋回する方向によって発
生する電圧の極性が変わるので、車両の停止状態または
直進状態の出力を基準にして、図4に示すように正旋回
時に正の信号を、その逆旋回時に負の信号をそれぞれ出
力する。図4中、aは車両の正旋回時の振動ジャイロか
らの出力波形の面積を、bは同逆旋回時の出力波形の面
積をそれぞれ示すので、この面積の差を演算手段により
算出することにより、車両の走行方位を求めることがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両用走行方位検出装置では、車両が道路上
の凹凸を通過すると、車両が直進しているにも拘らず、
振動ジャイロの検出出力には、図5に示すように高周波
のノイズが加わり、正極性の出力信号と負極性の出力信
号が均等に出力されない。
【0005】このために、この出力信号が演算手段に与
えられると、車両が直進しているにも拘らず所要角旋回
したものと判断してしまう。
【0006】また、振動ジャイロは周囲温度によってド
リフトを発生させるので、車両が直進状態であっても、
図6に示すように基準電圧Oとの間にオフセットFを発
生させる。
【0007】このために、このオフセットFが演算手段
に与えられると、車両が直進しているにも拘らず、車両
の走行方位が徐々に移動しているものと判断してしま
う。また、振動ジャイロの出力が積分されるので、その
誤差が徐々に増大し、車両走行方位検出精度をさらに低
下させるという問題がある。
【0008】そこで本発明はこのような事情を考慮して
なされたもので、その目的は車両の走行方位検出精度を
高めることができる車両用走行方位検出装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、振動ジャイロ
の出力信号が設定値より小さいときはその出力をノイズ
等の誤差であると判断して車両走行方位検出のための演
算処理に与えないようにしたものであり、次のように構
成される。
【0010】つまり本発明は、車両に搭載されて振動し
ている物体に角速度が加わったときにその振動方向に対
して垂直方向に発生するコリオリ力を検出する振動ジャ
イロと、この振動ジャイロからの検出出力に基づいて前
記車両の走行方位を算出する演算手段とを有する車両用
走行方位検出装置において、前記振動ジャイロの検出出
力がその基準値との所定の差よりも小さいときに、この
検出出力を前記演算手段に与えるのを除外する除外手段
を設けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】振動ジャイロの出力がその基準値との所定の差
よりも低いときは、この検出出力がノイズ等の誤差であ
るとして、除外手段により、演算手段に与えるのが除外
される。
【0012】したがって本発明によれば、車両が道路上
の凹凸を通過したときのノイズ振動や、周囲温度に起因
するオフセット等により振動ジャイロから出力される小
さい出力信号を走行方位算出のための演算に加えないの
で、検出精度を高めることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0014】図2は本発明の一実施例の全体構成を示す
ブロック図であり、図において、車両用走行方位検出装
置1は自動車等の車両に搭載されて、その車両の走行方
位を検出するものであり、振動ジャイロ2、信号処理回
路3、フィルタ4、AD変換器5および演算装置6をこ
の順に順次電気的に接続し、演算装置6から車両の走行
方位角を出力するようになっている。
【0015】振動ジャイロ2は振動している物体に角速
度が加わることにり、その振動方向に対して垂直方向に
発生するコリオリ力を検出するものであり、その検出出
力は車両の旋回する方向によって発生する電圧の極性を
変える。
【0016】振動ジャイロ2の一例としては図3に示す
ように構成されたものがあり、これはベース2aの一面
上に、図中上下一対の薄板状のベースクリスタル2b,
2cを相互に所要の間隔を置いて立設し、さらに、これ
らベースクリスタル2b,2cの自由端上に、上下一対
の薄板状のセンスクリスタル2d,2eを直角に取り付
けている。
【0017】そして、一対のセンスクリスタル2d,2
eを振動させた状態で検出軸OO周りに角速度が発生す
ると、一対のセンスクリスタル2d,2eにコリオリ力
が生じ、センスクリスタル2d,2eが屈曲して電気信
号が出力される。
【0018】信号処理回路3はこの振動ジャイロ2から
の検出出力、つまり角速度出力を演算装置6で走行方位
に変換する演算処理を行ない易くするために、車両の停
止または直進状態を示す基準電圧を例えば0ボルトから
プラス側に適宜移動するものである。
【0019】フィルタ4は信号処理回路3からの角速度
出力に重畳された高周波ノイズを除去するローパスフィ
ルタであり、AD変換器5はフィルタ4から出力される
アナログ信号をデジタル信号に変換して演算装置6に与
えるものである。
【0020】演算装置6は図4で示すように、車両の正
旋回時に振動ジャイロ2から出力される出力波形の面積
aと車両の逆旋回時に振動ジャイロ2から出力される出
力波形の面積bとの面積差を求め、その面積差に対応し
た車両の走行方位を求めるものである。
【0021】そして、演算装置6は車両の停止状態また
は直進状態時の振動ジャイロ2の出力を基準値s0 とし
て、その基準値s0 との差が設定値(差設定値ds)よ
り小さいときには誤差として、車両走行方位を求めるた
めの演算から除外する小信号除外手段6aを有する。
【0022】次に、この演算装置6の処理手順を図1の
フローチャートに基づいて説明する。なお、図中P1〜
P8はフローチャートの各ステップを示す。
【0023】まず、P1の初期化処理で演算装置6は振
動ジャイロ2の基準値と方位角の初期化を行ない、小信
号(誤差)を除外するための基準値s0 との差、つま
り、差設定値dsを設定する。
【0024】次に、P2で車両の停止時または直進時
に、AD変換器5から振動ジャイロ2の出力信号を読み
込み、この出力信号の値を一定時間加算して平均値を求
め、この平均値を基準値s0 として設定する。
【0025】この後、P3で振動ジャイロ2の検出出力
dをAD変換器5から読み込み、P4で基準値s0 と比
較し、検出出力dが基準値s0 より大きいとき(d>s
0 )は車両が例えば正旋回したと判断してP5へ進み、
検出出力dが基準値s0 より小さいとき(d<s)は車
両が逆旋回したと判断してP6へそれぞれ進む。
【0026】P5およびP6では振動ジャイロ2の検出
出力dがP1で設定した差設定値dsより小さいか否か
それぞれ比較し、小さい小信号であるきは誤差と判断し
て、P7、P8へ進まずに、再びP3に戻り、P3以下
を再び繰り返す。
【0027】一方、P5で検出出力dが差設定値dsよ
り大きいとき(d>ds)はP7へ進み、ここでまず、
検出出力dと基準値s0 との差を求め、その差を車両の
正方向の旋回角度として加算し、この後再びP3へ戻
り、以下繰り返す。
【0028】他方、P6で検出出力dが差設定値dsよ
り大きいとき(d>ds)は、P8へ進み、ここでま
ず、検出出力dと基準値s0 との差を求め、その差を車
両の逆方向の旋回角度として加算し、この後、再びP3
へ戻り、以下繰り返す。
【0029】したがって本実施例によれば、振動ジャイ
ロ2の周囲温度に起因するオフセットや道路の凹凸走行
に起因するノイズ等の小信号を、小信号除外手段6aに
より誤差と判断して車両の走行方位を求める演算から除
外するので、走行方位検出精度を高めることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、振動ジャ
イロの周囲温度に起因するオフセットや車両の道路の凹
凸走行時に起因するノイズにより発生する振動ジャイロ
からの小信号を、除外手段により誤差と判断して、車両
走行方位を求める演算から除外するので、車両走行方位
検出精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2で示す演算装置の処理手順を示すフローチ
ャート。
【図2】本発明に係る車両用走行方位検出装置の一実施
例の全体構成を示すブロック図。
【図3】図2で示す振動ジャイロの斜視図。
【図4】一般的な振動ジャイロの正、逆旋回時の出力波
形を示す図。
【図5】車両が道路の凹凸上を直進するときに振動ジャ
イロの出力波形にノイズが発生する状態を示す出力波形
図。
【図6】振動ジャイロのオフセットを示す出力波形図。
【符号の説明】
1 車両用走行方位検出装置 2 振動ジャイロ 6 演算装置 6a 小信号除外手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 車両に搭載されて振動している物体に角
    速度が加わったときにその振動方向に対して垂直方向に
    発生するコリオリ力を検出する振動ジャイロと、この振
    動ジャイロからの検出出力に基づいて前記車両の走行方
    位を算出する演算手段とを有する車両用走行方位検出装
    置において、前記振動ジャイロの検出出力がその基準値
    との所定の差よりも小さいときに、この検出出力を前記
    演算手段に与えるのを除外する除外手段を設けたことを
    特徴とする車両用走行方位検出装置。
JP3154720A 1991-06-26 1991-06-26 車両用走行方位検出装置 Pending JPH055623A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3154720A JPH055623A (ja) 1991-06-26 1991-06-26 車両用走行方位検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3154720A JPH055623A (ja) 1991-06-26 1991-06-26 車両用走行方位検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH055623A true JPH055623A (ja) 1993-01-14

Family

ID=15590491

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3154720A Pending JPH055623A (ja) 1991-06-26 1991-06-26 車両用走行方位検出装置

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