JPH0556081U - 縫製機の下糸切れ検知装置 - Google Patents

縫製機の下糸切れ検知装置

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JPH0556081U
JPH0556081U JP7313191U JP7313191U JPH0556081U JP H0556081 U JPH0556081 U JP H0556081U JP 7313191 U JP7313191 U JP 7313191U JP 7313191 U JP7313191 U JP 7313191U JP H0556081 U JPH0556081 U JP H0556081U
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upper thread
thread
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JP7313191U
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一彰 三宅
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ミヤケ電子工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミシンの下糸が無くなったことを、ミシンの
機構、上糸、下糸の供給軌道を変更することなく検知し
て報知するための小型かつ安価な装置の提供。 【構成】 この装置は上糸の供給路に上糸に近接して設
置される。ランプ1とスリット2によりスリット光3を
つくり、これを上糸4の径方向に照射し、そのスライス
投影像を受光素子5に受光させる。下糸があるときには
上糸が走行し、その投影像の径が周期的に変化するの
で、受光素子5の出力から所定周波数範囲の交流成分を
交流増幅器6とフィルタ7により取り出す。その交流成
分の振幅が所定値よりも低下したときは、下糸が無くな
って上糸が停止したか、上糸が無くなったときであるか
ら、これを出力回路が検出する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、ミシン、刺繍機等の上糸と下糸を用いて 布地等のシート状体に加工を施こす縫製機の下糸切れ検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 一般に、ミシン、刺繍機等の縫製機の下糸ボビンは、作業 台の下にあって残糸状態が把握しにくく、そのため、下糸が切れた状態で運転を つづけることがしばしばあった。 しかし、下糸がボビンから作業台上の布地に達する距離が短かく、運動が激し く、かつ周辺の空間が狭いため、下糸に検知装置を付加することは至難である。
【0003】 また、従来の糸切れ検知装置は、糸にダンサーロールを当ててそのロールの変 位から糸の張力を知るか、走行する糸に当接したロールの回転をエンコーダで検 出していたが、いずれも、糸に接触する方式であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 これに対し本考案は、下糸が無くなれば 上糸が停止することに着目するとともに、糸自体の形状構造に着眼し、作業台下 の狭い空間をそのままにし、作業台上の広い空間に、ダンサロール等の接触物を 設けることなく、無接触式で下糸切れを検知する装置の提供を解決課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案の縫製機の下糸切れ検知装置は、上 糸を通す上糸通路を挟む片側に、上糸と交差する方向、好ましくは直交方向に絞 られたスリット光を照射するスリットつき光源を設け、上糸通路を挟む他の片側 に、上糸の投影像を受光する受光素子を設け、その受光素子の電氣出力信号のう ち所定周波数範囲の交流成分を取り出す選別回路と、その交流成分が所定値より も低下したとき検知信号を発する出力回路を設けたことを特徴としている。
【0006】
【作用】 糸は、撚りによる直径の波形的変化がある。従って、その投影像 を受光する受光素子の受光量は、糸の直径変化のピッチとその走行速度に応じて 周期的に変化する。すなわち、受光出力信号は交流成分を含む。選別回路はこの 交流成分を分離する。 下糸が無くなれば上糸の走行が停止するから交流成分が零になる。また、上糸 が無くなっても交流成分は零になる。
【0007】
【実施例】 図1に本考案実施例を示す。ランプ1の前面に例えば0.25 mm幅のスリット2が配設されて、0.25mm幅のスリット光3が上糸4を照 射する。このスリット2は上糸4の走行方向と直交方向に配設される。上糸4の 片側には、上糸の投影像を受光する受光素子5が配設される。この受光素子5は 細長形であって、図4に示すように受光面の長辺は上糸4の投影像の最大径より も十分に長い。
【0008】 この受光素子5の出力電氣信号が交流増幅器6に入力されて直流成分がカット され交流成分のみが増幅され、次の所定の周波数特性をもつフィルタ(濾波器) 7に入力される。このフィルタとして、通常はローパスフィルタ、またはバンド パスフィルタが用いられる。交流増幅器6とフィルタ7が選別回路を構成してい る。
【0009】 フィルタ7の出力はワンショットタイマ8に入力され、このワンショットタイ マ8の出力がコンパレータ9に入力されて比較電圧E3 と比較され、大小関係に 応じて検知信号が出力される。ワンショットタイマ8とコンパレータ9が出力回 路を構成している。 コンパレータ9の出力により、例えば、報知ブザーが鳴奏し、警報ランプが点 灯し、或いは、ミシンの動力源となっているモータを停止させるなどのアクショ ンが起される。
【0010】 図2に、ワンショットタイマ8とコンパレータ9の回路側を示す。トランジス タTのベースに加わる入力電圧E1 が小さいときはトランジスタTのコレクタ・ エミッタ間がオフのため、コンデンサCは抵抗R1 とR2 を通して直流電源Vに 向けて時定数C(R1 +R2 )で充電が進み、出力電圧E2 は時間とともに上昇 する。入力電圧E1 が所定値より増大してトランジスタTがオンに転ずると、コ ンデンサCの電荷は時定数CR1 で放電される。抵抗値R2 をR1 に比べて十分 に大きく設定しておけば、放電は急速に進行し、出力波形は三角波形となる。
【0011】 コンパレータ9は、このワンショットタイマ8の出力電圧E2 と比較電圧E3 を比較し、出力電圧E2 の方が小さいときはLレベル、出力電圧E2 の方が大き くなればHレベルと2値信号を出力する。 図3にスリット2を通ったスリット光3と、そのスリット光3を受光する受光 素子5の受光面と、走行する上糸4の位置関係を示す。糸の1撚りの長さの平均 値が約1mm、その走行速度が秒速3mmであるとき、受光素子5の出力信号は 約3Hzの交流成分を含む。
【0012】 図4に、受光系回路の各部の電圧波形を示す。フィルタ7、例えばローパスフ ィルタの出力は(A)図に示すように例えば3Hzの交流波形となるが、この糸 が時刻t1 において突如として無くなるか、或いは停止すれば、フィルタ7の出 力は0になる。ワンショットタイマ8は上記した3Hzの交流波形に対して、基 本周波数3Hzの三角波形を出力するが、時刻t1 以降は、時定数C(R1 +R 2 )で電位上昇の一途をたどり、やがて、時刻t2 においてコンパレータ9の比 較電圧E3 をこえる。このとき、コンパレータ9の出力はLレベルからHレベル へ反転する。
【0013】 図5に、本考案実施例の外観図を示す。検知器ケース11は、ミシン本体の上 面15の上糸ボビン16近傍に設置される固定部12と上糸4を挟むために開閉 する可動部13より成り、その開閉面に上糸通し孔14が形成されている。可動 部13内にランプ1とスリット2が収納されている。
【0014】
【考案の効果】 本考案によれば、上糸、下糸の供給路その他ミシンの機構 をいっさい変えることなく、上糸に近接して、好ましくは上糸ボビンに近いミシ ン本体上面に付設するだけで、無接触により下糸が無くなったことを検知するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 は、本考案実施例の構成図である。
【図2】 は、図1の出力回路部の実施例を示す回路図
である。
【図3】 は、本考案の光学系の作用説明図である。
【図4】 は、本考案の電氣回路系の作用説明図であ
る。
【図5】 は、本考案実施例の使用状態における外観斜
視図である。
【符号の説明】
1・・・・ランプ 2・・・・スリット 3・・・・スリット光 4・・・・上糸 5・・・・受光素子 6・・・・交流増幅器 7・・・・フィルタ 8・・・・ワンショットタイマ 9・・・・コンパレータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシン、刺繍機等の縫製機の上糸を通す
    上糸通路を挟む片側に、上糸と交差する方向に絞られた
    スリット光を照射するスリットつき光源を設け、上糸通
    路を挟む他の片側に、上糸の投影像を受光する受光素子
    を設け、その受光素子の電氣出力信号のうち所定周波数
    範囲の交流成分を取り出す選別回路と、その交流成分が
    所定値よりも低下したとき検知信号を発する出力回路を
    設けた、縫製機の下糸切れ検出装置。
JP1991073131U 1991-09-11 1991-09-11 縫製機の下糸切れ検知装置 Expired - Lifetime JP2576713Y2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS545745A (en) * 1977-06-15 1979-01-17 Fujitsu Ltd Optical scanning system
JPS604038U (ja) * 1983-06-21 1985-01-12 オムロン株式会社 光電検出器
JPS63315095A (ja) * 1987-06-19 1988-12-22 旭エンジニアリング株式会社 袋ミシン縫い不良検知器

Patent Citations (3)

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JPS63315095A (ja) * 1987-06-19 1988-12-22 旭エンジニアリング株式会社 袋ミシン縫い不良検知器

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JP2576713Y2 (ja) 1998-07-16

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