JPH0555860A - 圧電振動子のサポート接合構造 - Google Patents

圧電振動子のサポート接合構造

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JPH0555860A
JPH0555860A JP24273991A JP24273991A JPH0555860A JP H0555860 A JPH0555860 A JP H0555860A JP 24273991 A JP24273991 A JP 24273991A JP 24273991 A JP24273991 A JP 24273991A JP H0555860 A JPH0555860 A JP H0555860A
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JP
Japan
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head
lead
support
metal
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Application number
JP24273991A
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English (en)
Inventor
Shunsuke Sato
俊介 佐藤
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Daishinku Corp
Original Assignee
Daishinku Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 インナーリードと金属サポートとの接合は平
面同士で、レーザー溶接で行なうため、確実で正確な接
合を行える。インナーリード頭部の高さを低くすること
により、そのスペースを有効に使える。 【構成】 ハーメチックベース1の透孔にハーメチック
ガラス2、2を介して、リード端子3は、気密かつ絶縁
して封着され、スリット6、6を有したL型の金属サポ
ート5、5は、リード端子3、3の頭部表面に接触さ
せ、所望の接合位置11にレーザー光10をはなち、レ
ーザー溶接したことを特徴とする。また、リード端子頭
部がハーメチックベースの上面と同一もしくは低くした
ことを特徴とする。また、リード端子頭部形状が釘頭形
状であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧電振動子のサポート接
合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の圧電振動子のサポート接合構造
を、図11および図12を参照にして説明する。図11
は従来の圧電振動子を示す斜視図、図12は圧電板を搭
載する前の従来の正面図を示す。1は長円状のハーメチ
ックベースで、長手方向の両端近傍に透孔を有し、各透
孔にはハーメチックガラス2、2を介して、リード端子
3、3が気密かつ絶縁して封着されており、各リード端
子3、3のインナーリード4、4と金属サポート5、5
間をスポット溶接にて取り付ける。図12が示すように
溶接方向は一般にインナーリード中心軸に直交する方向
とし、スポット溶接時には、インナーリードと金属サポ
ートを上記方向から一対の電極チップ13a、13bで
挟み、加圧しながら通電し、スポット溶接を行なう。そ
して圧電板7は円形状のATカット水晶板で、その表面
には励振電極8(裏面については図示せず)が蒸着など
の手段で形成されていて、圧電板7を金属サポート5、
5のスリット6、6間に挿入し、図示していないが導電
性接合材で導通固着する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これは次のような欠点
があった。 (イ)金属サポートとインナーリードのスポット溶接は
インナーリードの中心軸に対し垂直方向から加圧、通電
するため、断面形状が円形のインナーリードに平板状の
金属サポートを接触させ溶接する場合、インナーリード
中心軸と同心円の円周方向に回転してずれたり、横にず
れたり、傾いたり、インナーリード頭部からの高さのば
らつき等が起こりうる。 (ロ)一対または2個以上の金属サポートをハーメチッ
クベースに取り付けるために、上記(イ)における溶接
位置のずれが複合化し、金属サポートのスリット位置が
対称性を失い、サポート接着硬化後の圧電振動板に不要
の応力を製品化後も与え続ける。 (ニ)インナーリードは電極チップの接触面の長さより
短くすることはできない。そのためサポートを接合し圧
電板を搭載してキャップを被覆し気密封止する際、イン
ナーリードの長さの分だけキャップの背が高くなるた
め、圧電振動子の小型化を望めない。また規格にしたが
った大きさのキャップの場合、インナーリードの長さの
分だけ圧電板を小型化せざるを得ず、それにともなって
励振電極の面積も小さくなり、このため場合によっては
CI値(クリスタルインピーダンス値)が所望の値より
高くなり圧電振動子としての電気的特性が低下する。 (ホ)インナーリードの溶接部分の形状が、スポット溶
接時の加圧・通電により形状が変化する。 (ヘ)上記(ホ)の形状変化の度合は、スポット溶接時
の加圧力、通電のばらつき、及び電極チップの損耗の程
度により一定とならない。本考案は、これらの欠点を除
くためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本考案の圧電振動子は、ハーメチックベース1の
透孔にハーメチックガラス2を介して、一対のリード端
子3が気密かつ絶縁して封着され、前記リード端子3の
インナーリード4に圧電板挿入用のスリットを有する金
属サポートを備えてなる圧電振動子用気密端子におい
て、前記インナーリード4の頭部上面に長手方向の断面
がL型の金属サポート5の底面を接触させ、インナーリ
ード4と金属サポート5をレーザー溶接し、金属間接合
する。またリード端子31のようにインナーリード側の
形状が釘頭形状12であってもよい。
【0005】インナーリード頭部がハーメチックベース
1の上面と同一の高さで、前記インナーリード4の頭部
上面に長手方向の断面がL型の金属サポート5の底面を
接触させ、インナーリード4と金属サポート5をレーザ
ー溶接し、金属間接合する。またリード端子31のよう
にインナーリード側の形状が釘頭形状12であってもよ
い。
【0006】インナーリード頭部がハーメチックベース
1の上面より高さが低く、前記インナーリード4の頭部
上面に長手方向の断面がL型の金属サポート5の底面を
接触させ、インナーリード4と金属サポート5をレーザ
ー溶接し、金属間接合する。またリード端子31のよう
にインナーリード側の形状が釘頭形状12であってもよ
い。
【0007】
【作用】インナーリードと金属サポートとの接合をレー
ザー溶接で行なうので、両者は異物質が介在することの
ない金属間接合が行なわれ、接合が確実となる。またイ
ンナーリードと金属サポートとの接合は平面同士であ
り、一般にリード端子は細長い円柱形状であることから
円柱表面に接合する場合にくらべ、取付精度が高まる。
インナーリード頭部がハーメチックベースの上面と同一
の高さもしくは高さを低くすることにより、従来のイン
ナーリード部分のスペースが有効に使える。
【0008】
【実施例】次に、本発明について、図面を参照にして説
明する。図1は本発明の実施例を示す分解斜視図であ
り、図2は本発明の実施例を示した正面図である。な
お、他の実施例および従来の実施例における図面と同種
類もしくは同様の部分については、同番号を付した。
1は長円状の主に金属材からなるハーメチックベースで
あり、長手方向の両端に透孔を有し、各透孔にはハーメ
チックガラス2、2を介して、リード端子3、3が気密
かつ絶縁して封着されている。5は金属製のサポート
で、長手方向の断面がL型の形状で溶接するための底面
を有し、圧電板7を挿入できるスリット6を有するもの
である。各リード端子3、3のインナーリード4、4
の上面はほぼ平坦であり、それらに金属サポート5、5
の底面を接触させ、金属サポート5、5の表面の所望の
接合位置11にレーザー光10をはなち、溶融させ、イ
ンナーリード4、4と金属サポート5、5を金属溶着さ
せ、金属間接合する。圧電板7は円形状のATカット
水晶板で、その表面には励振電極8(裏面については図
示せず)が蒸着などの手段で形成されている。圧電板
7を金属サポート5、5のスリット6、6間に挿入し、
図示していないが導電性接合材で導通固着する。金属
材からなるキャップ9でこれら圧電板等を被覆し、気密
封止する。また図3は、レーザー光10をはなちやすく
するためL型の形状の金属サポート5の底面を外側に向
けた場合の他の実施例であり、他の部分については図2
と同様である。
【0009】リード端子のインナーリード側の頭部形状
が釘頭形状の場合の実施例を図4を参照にして説明す
る。図4は前記実施例を示す斜視図である。長円状のハ
ーメチックベース1の透孔にハーメチックガラス2、2
を介して、頭部形状が釘頭形状12のリード端子31が
気密かつ絶縁して封着されている。そして、スリット
6、6を有したL型の金属サポート5、5を、リード端
子31、31の頭部表面に接触させ、所望の接合位置1
1にレーザー光10をはなち、レーザー溶接した。な
お、リード端子31は0.3〜0.5mmのリード線をプレス加
工によって頭部上面の平面を0.5mmφ〜1.5mmφの釘頭形
状に加工したものを使用している。釘頭形状のリード端
子に金属サポートを接合するため接合面積の拡大および
接合箇所を多く取れることから、よりいっそう確実で安
定した接合が行える。
【0010】リード端子の頭部とハーメチックベース上
面とが同一の高さの場合の実施例を図5、図6、図7を
参照にして説明する。図5は本実施例を示す平面図、図
6は図5のA−A線に沿う断面図、図7は図5のA−A
線に沿う断面図でありインナーリードの形状が釘頭形状
である場合を示す。長円状のハーメチックベース1の透
孔にハーメチックガラス2、2を介して、リード端子3
が、頭部がハーメチックベース1の上面と同一の高さで
気密かつ絶縁して封着されている。そして、スリット
6、6を有したL型の金属サポート5、5を、リード端
子3、3の頭部表面に接触させ、所望の接合位置11に
レーザー光10をはなち、レーザー溶接した。また、釘
頭形状12のリード端子31についても同様である。
【0011】リード端子の頭部がハーメチックベースの
上面より低い場合の実施例を図8、図9、図10を参照
にして説明する。図8は本実施例を示す平面図、図9は
図8のB−B線に沿う断面図、図10は図8のB−B線
に沿う断面図でありインナーリードの形状が釘頭形状で
ある場合を示す。長円状のハーメチックベース1の透孔
にハーメチックガラス2、2を介して、リード端子3
が、頭部がハーメチックベース1の上面より低い高さで
気密かつ絶縁して封着されている。そして、スリット
6、6を有したL型の金属サポート5、5を、リード端
子3、3の頭部表面に接触させ、所望の接合位置11に
レーザー光10をはなち、レーザー溶接した。また、釘
頭形状12のリード端子31についても同様である。
【0012】レーザービームの出力は、金属サポート並
びにインナーリードの材質、厚み等を勘案して、これら
が必要以上に損傷を受けない程度に調整する必要があ
る。例えば、金属サポートとして50μmの洋白を用
い、リード端子として0.6mmのコバール材を用いてレー
ザービーム溶接する場合、1Jの出力で強固に電気的機
械的接合が行える。
【0013】
【発明の効果】本発明の効果として次のものがあげられ
る。 (イ)インナーリード長を短くすることが可能となり、
同一の圧電板の外形の場合、圧電振動子の縮小が可能と
なり、また、圧電振動子の外形寸法が同一の場合、圧電
板の大型化することができ、これにともない励振電極を
拡大して設けることができ、CI値(クリスタルインピ
ーダンス値)が小さくなり圧電振動子としての電気的特
性の向上が可能となる。 (ロ)インナーリードの外形形状が、接合時に変形しな
いため、接合後の金属サポートへの残留歪が少なくな
る。 (ハ)溶接手法が、非接触であるため、スポット溶接法
にみられる電極チップの損耗による、溶接後形状のばら
つきがない。 (ニ)インナーリードと金属サポートとの接合は平面同
士であるため円柱表面に接合する場合にくらべ、取付精
度が高まる。 (ホ)リード端子を釘頭形状にすることにより、金属サ
ポートとの接合面積の拡大、および接合箇所を多く取れ
ることから、よりいっそう確実で安定した接合が行え
る。 (ヘ)インナーリード頭部がハーメチックベースの上面
と同一の高さもしくは高さを低くすることにより、同一
の圧電板の外形の場合、圧電振動子をさらに縮小するこ
とが可能となり、また、圧電振動子の外形寸法が同一の
場合、圧電板の大型化することができ、これにともない
励振電極を拡大して設けることができ、CI値(クリス
タルインピーダンス値)が小さくなり圧電振動子として
の電気的特性の向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す分解斜視図。
【図2】本発明の実施例を示す正面図。
【図3】本発明の実施例を示し金属サポートの底面を外
側に向けた場合の正面図。
【図4】本発明の実施例を示しインナーリードの形状が
釘頭形状である場合の斜視図。
【図5】本発明の実施例を示しインナーリードの頭部が
ハーメチックベースの上面と同一の高さである場合の平
面図。
【図6】図5のA−A線に沿う断面図。
【図7】インナーリードの形状が釘頭状である場合の図
5のA−A線に沿う断面図。
【図8】本発明の実施例を示しインナーリードの頭部が
ハーメチックベースの上面より低い場合の平面図。
【図9】図8のB−B線に沿う断面図。
【図10】インナーリードの形状が釘頭状である場合の
図8のB−B線に沿う断面図。
【図11】従来の実施例を示す斜視図。
【図12】従来の実施例を示す正面図。
【符号の説明】
1 ハーメチックベース 2 ハーメチックガラス 3 31 リード端子 4 インナーリード 5 金属サポート 6 スリット 7 圧電板 8 励振電極 9 キャップ 10 レーザー光 11 所望の接合位置 12 釘頭形状 13a 13b 電極チップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハーメチックベース1の透孔にハーメチ
    ックガラス2を介して、一対のリード端子3が気密かつ
    絶縁して封着され、前記リード端子3のインナーリード
    4に圧電板挿入用のスリットを有する金属サポートを備
    えてなる圧電振動子用気密端子において、前記インナー
    リード4の頭部上面に長手方向の断面がL型の金属サポ
    ート5の底面を接触させ、インナーリード4と金属サポ
    ート5をレーザー溶接し、金属間接合することを特徴と
    する圧電振動子のサポート接合構造。
  2. 【請求項2】 リード端子31のインナーリード4の頭
    部形状が釘頭形状12であることを特徴とする特許請求
    項1記載の圧電振動子のサポート接合構造。
  3. 【請求項3】 インナーリード頭部上面がハーメチック
    ベース1の上面と同一の高さであることを特徴とする特
    許請求項1および特許請求項2記載の圧電振動子のサポ
    ート接合構造。
  4. 【請求項4】 インナーリード頭部上面はハーメチック
    ベース1の上面より高さが低いことを特徴とする特許請
    求項1および特許請求項2記載の圧電振動子のサポート
    接合構造。
JP24273991A 1991-08-27 1991-08-27 圧電振動子のサポート接合構造 Pending JPH0555860A (ja)

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JPH0555860A true JPH0555860A (ja) 1993-03-05

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ID=17093537

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8178266B2 (en) 2008-06-27 2012-05-15 Ricoh Company, Ltd. Electrophotographic photoreceptor, image forming apparatus using the electrophotographic photoreceptor, and method of producing electrophotographic photoreceptor
US8568945B2 (en) 2008-11-26 2013-10-29 Ricoh Company, Ltd. Electrophotographic photoreceptor, and image forming apparatus and process cartridge therefor using the photoreceptor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8178266B2 (en) 2008-06-27 2012-05-15 Ricoh Company, Ltd. Electrophotographic photoreceptor, image forming apparatus using the electrophotographic photoreceptor, and method of producing electrophotographic photoreceptor
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