JPH05557Y2 - - Google Patents

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JPH05557Y2
JPH05557Y2 JP16795186U JP16795186U JPH05557Y2 JP H05557 Y2 JPH05557 Y2 JP H05557Y2 JP 16795186 U JP16795186 U JP 16795186U JP 16795186 U JP16795186 U JP 16795186U JP H05557 Y2 JPH05557 Y2 JP H05557Y2
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door
panel
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door body
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は高熱に耐え、かつドア面の一側に火熱
を受けても他側への熱伝導を可及的に抑制すると
共に、反りの発生を防止できる耐火断熱ドアに関
するものである。
〔従来の技術〕
従来知られている断熱ドアは、表裏両面に装着
した鋼板製パネル板の対向間に発泡ウレタン、グ
ラスウール、ロツクウール等の断熱芯材を充填し
たものが一般的である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記従来の断熱ドアは1000℃以
上の高熱に耐えるものは少なく、またドア面の一
側に火熱を受けて該面のパネル板が熱膨張して反
ると、該パネル板と一体に固着された中骨と共に
ドア体全体を反らせて、ドア枠との間に隙間を生
じさせ、そのうえパネル板の対向間に挿入した鋼
板製の中骨に沿つてドア面の他側に熱が容易に伝
導するという問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記従来の実情に鑑みてなされたもの
であつて、その目的とするところは、1000℃以上
の高熱に耐え、かつドア面の一側に火熱を受けて
もドア体全体に反りが発生するのを防止し、しか
もドア面他側への熱伝導を可及的に抑制できる耐
火断熱ドアを提供せんとするものである。
上記目的を達成するために本考案は、四周枠の
表裏両面に鋼板製パネル板を装着したドア体の対
向間に、高耐火断熱性を有する芯材と上下方向に
鋼板製の中骨とを挿入してなる耐火断熱ドアであ
つて、上記中骨を、表面側のパネル板に頭頂面が
面接する断面ハツト形の中骨部材と、裏面側のパ
ネル板に頭頂面が面接する断面ハツト形の中骨部
材とで形成して離間対向させ、上記中骨部材の対
向間に高耐火断熱性を有する部材を充填すると共
に、上記一方の中骨部材の上下端部を夫々ドア体
の上下枠に位置決め固定し、かつ両中骨部材の側
端面間を離間させた状態で螺合したことを特徴と
するものである。
〔作用〕
従つて本考案の耐火断熱ドアは、芯材が高耐火
断熱性を有する芯材で成るため、ドア体は1000℃
以上の高熱に耐えることができ、断面ハツト形の
中骨部材を離間対向させた中骨は、対向間に同じ
く高耐火断熱性を有する部材が充填されているた
め、一方のパネル板から他方のパネル板への熱伝
導が可及的に抑制されて、芯材の断熱性と相俟つ
てドア体の表裏面間の断熱性は良好であり、また
ドア面の一側に火熱を受けた場合、該面のパネル
板は熱膨張する中骨と表裏面のパネル板とは、単
に面接するのみで一体的に強固に結合されていな
いため、パネル板のみが中骨と分離して単独で反
り、ドア体全体の反りが防止される。また位置決
め固定した一方の中骨部材に、他方の中骨部材を
離間した状態で螺合した中骨は、厚み調整を容易
に行うことができるので、異なる厚みのドア体に
対しても同一の中骨部材の共用が可能となる。
〔実施例〕
以下本考案を図示の一実施例に基いて詳細に説
明する。
第1図乃至第3図に示すごとく、本考案に係る
耐火断熱ドアのドア体1は上下左右の枠2a,2
b,2c,2dより成る四周枠2の表裏両面に鋼
板の四辺を箱状に折曲げた表面側パネル板3、裏
面側パネル板4が貼着され中空のドア体1が形成
され、その対向間に芯材5と上下方向の中骨6が
挿入されている。芯材5はセラミツクフアイバー
または石綿珪酸カルシウム等の高耐火断熱性を有
する材料が使用される。
中骨6は約300mm間隔で複数挿入され、各中骨
6は断面ハツト形の鋼板製の中骨部材6′,6′を
離間対向させて、その対向間にセラミツク材7を
充填すると共に、一方の中骨部材6′の上下端部
を夫々ドア体1の上下枠2a,2bにスポツト溶
接11で位置決め固定し、かつ両中骨部材6′,
6′の側端面の鍔部6a,6aを離間させた状態
でセラミツク板8を介在させてビス9で螺合連結
することにより、両中骨部材6′,6′の頭頂面6
b,6bが、夫々表面側パネル板3と裏面側パネ
ル板4に面接するようになつている。
そしてこの中骨6は表裏面側パネル板3,4を
接合する前に頭頂面6b,6bに両面接着テープ
10を粘着して一方のパネル板の内面に位置決め
接着し、ついで芯材5を充填した後、他方のパネ
ル板を被せて接合し、ドア体1を完成するもので
ある。
上記のように構成した耐火断熱ドアは、表面側
パネル板3と裏面側パネル板4との対向間に挿入
された中骨6が、断面ハツト形の中骨部材6′,
6′を離間対向させてビス9により鍔部6aが螺
合連結されているので、一方の中骨部材6′を上
下枠2a,2bに位置決め固定した所定位置で中
骨本来の剛性を保持してドア体全体を強固にする
ことができる。
そして中骨部材6′,6′の対向間にセラミツク
材7が充填され、さらに離間した鍔部6a,6a
の間にセラミツク板8が介在しているので、鋼板
製の中骨でありながら、一方のパネル板から他方
のパネル板への熱伝導を可及的に抑制できて、芯
材5の断熱性と相俟つてドア体の表裏面間の断熱
性が良好となる。このことは、耐火断熱ドアの加
熱試験において表面を1100℃で加熱した結果、厚
さ45mmのドアの場合裏面温度が150℃〜200℃の範
囲に抑えられ断熱性に優れていることが証明され
た。また第4図に示すごとく矢線方向から加熱さ
れた表面側パネル板3は熱膨張して反るが、中骨
と表裏面側パネル板3,4とは、頭頂面6b,6
bが面接するのみで一体的に強固に結合されてい
ないため、表面側パネル板3は中骨6と分離して
単独で反り、ドア体全体の反り発生が防止され
る。そして中骨6を取付ける際には、一方の中骨
部材6′を上下枠2a,2bに位置決め固定し、
ついで他方の中骨部材6′を鍔部6a,6aを離
間した状態でビス9により螺合連結すればよいか
ら、中骨6の厚みを表裏面側パネル板3,4の対
向間隔に応じて容易に調整することができる。し
たがつて、異つた厚みのドア体に対しても、同一
の中骨部材を共用することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、四周枠の
表裏両面に鋼板製パネル板を装着したドア体の対
向間に、高耐火断熱性を有する芯材と上下方向に
鋼板製の中骨とを挿入してなる耐火断熱ドアであ
つて、上記中骨を、表面側パネル板に頭頂面が面
接する断面ハツト形の中骨部材と、裏面側のパネ
ル板に頭頂面が面接する断面ハツト形の中骨部材
とで形成して離間対向させ、上記中骨部材の対向
間に高耐火断熱性を有する部材を充填すると共
に、上記一方の中骨部材の上下端部を夫々ドア体
の上下枠に位置決め固定し、かつ両中骨部材の側
端面間を離間させた状態で螺合したことから、ド
ア体の対向間にセラミツクフアイバー等の高耐火
断熱性を有する芯材を挿入した耐火断熱ドアは、
1000℃以上の高熱に耐えることができる。
そして断面ハツト形の中骨部材を、表面側と裏
面側に離間対向させて螺合した中骨は、ドア体の
上下枠に位置決め固定された所定位置で中骨本来
の剛性を保持することができ、しかも離間した対
向間に高耐火断熱性を有する部材が充填されてい
るので、ドア体を構成する一方のパネル板から他
方のパネル板への熱伝導を可及的に抑制すること
ができて、芯材の断熱性と相俟つてドア体の表裏
面間の断熱性を良好にすることができる。
また一方の中骨部材を上下枠に位置決め固定し
た中骨は、表裏面側のパネル板とは頭頂面が面接
するのみで一体化に強固に連結されていないの
で、受熱した側のパネル板のみが中骨と分離して
反ることになつてドア体全体の反りが防止され
る。
そのうえ位置決め固定した一方の中骨部材に対
して他方の中骨部材を、側端面間が離間した状態
で螺合してあるので、ドア体を形成するパネル板
の対向間隔に応じて中骨のパネル間方向の厚み調
整を容易に行うことができて、表裏面側パネル板
の対向間隔の異なる各種ドア体に対しても同一の
中骨部材を共用することができる等の実用的効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は要部
横断面図、第2図は要部縦断面図、第3図は一部
切欠全体正面図、第4図は一側から加熱された隙
間の当該ドアの作用を示した縦断面図である。 1……ドア体、2……四周枠、2a……上枠、
2b……下枠、2c……左枠、2d……右枠、3
……表面パネル板、4……表裏パネル板、5……
芯材、6……中骨、6′……中骨部材、6a……
鍔部、6b……頭頂面、7……セラミツク材、8
……セラミツク板、9……ビス、10……両面接
着テープ、11……スポツト溶接。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 四周枠の表裏両面に鋼板製パネル板を装着した
    ドア体の対向間に、高耐火断熱性を有する芯材と
    上下方向に鋼板製の中骨とを挿入してなる耐火断
    熱ドアであつて、上記中骨を、表面側のパネル板
    に頭頂面が面接する断面ハツト形の中骨部材と、
    裏面側のパネル板に頭頂面が面接する断面ハツト
    形の中骨部材とで形成して離間対向させ、上記中
    骨部材の対向間に高耐火断熱性を有する部材を充
    填すると共に、上記一方の中骨部材の上下端部を
    夫々ドア体の上下枠に位置決め固定し、かつ両中
    骨部材の側端面間を離間させた状態で螺合したこ
    とを特徴とする耐火断熱ドア。
JP16795186U 1986-10-30 1986-10-30 Expired - Lifetime JPH05557Y2 (ja)

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JP16795186U JPH05557Y2 (ja) 1986-10-30 1986-10-30

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JPS6373485U JPS6373485U (ja) 1988-05-16
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