JPH0555138U - 光学装置のマウント装置 - Google Patents

光学装置のマウント装置

Info

Publication number
JPH0555138U
JPH0555138U JP11347091U JP11347091U JPH0555138U JP H0555138 U JPH0555138 U JP H0555138U JP 11347091 U JP11347091 U JP 11347091U JP 11347091 U JP11347091 U JP 11347091U JP H0555138 U JPH0555138 U JP H0555138U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mount
metal
spring
contact
mount portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11347091U
Other languages
English (en)
Inventor
定男 水村
Original Assignee
旭光学工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 旭光学工業株式会社 filed Critical 旭光学工業株式会社
Priority to JP11347091U priority Critical patent/JPH0555138U/ja
Publication of JPH0555138U publication Critical patent/JPH0555138U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属製の一方のマウント部を、他の金属製ア
ース部材にアースさせる構造を、部品点数を増加させず
に実現できる光学装置のマウント装置を得ること。 【構成】 互いに着脱される光学機器にそれぞれ着脱手
段としてのマウント部を設け、一方のマウント部を金属
から構成し、他方のマウント部の少なくとも上記一方の
マウント部との接触面を合成樹脂材料から構成し、この
合成樹脂材料からなるマウント部に、上記一方のマウン
ト部を係止する金属製のばね部材を設けた光学装置のマ
ウント装置において、この金属製ばね部材に、他の金属
製アース部材に接触して上記一方のマウント部をアース
させる導通舌片を一体に設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本考案は、カメラボディ、交換レンズ、各種コンバータ、中間リング、蛇腹装 置等の光学機器を着脱させるための光学装置のマウント装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
この種のマウント装置は、従来、いわゆるバヨネットマウントが広く用いられ ている。バヨネットマウントは、着脱される一対の光学装置、例えば交換レンズ とカメラボディにそれぞれ設けられる雄マウント(レンズマウント部)と雌マウ ント(ボディマウント部)に、それぞれ数個の爪部が設けられていて、両者を嵌 合させて相対回転させることにより、これらの爪部が噛み合い、かつばね力によ って、両マウント面が強固に接触する。
【0003】 このようなマウント装置のマウント部は、従来、精度および強度保持の必要性 から、金属材料から形成されている。ところがマウント部は複雑な形状を有する ため、極めて複雑で工数の多い機械加工を必要とする。のみならず、金属面どう しの摺動による傷やかじりの防止や摺動感触の向上等を目的とした表面処理、さ らには、マウント面に電気接点を持つものにおいては、その絶縁手段を講じる必 要があった。このため、マウント部は、カメラ構成部品の中でも、際立った高コ スト部品であった。また、金属からなるマウント部は、いかなる表面処理や潤滑 処理をしても、着脱によって摺動を繰り返すと、摩耗が生じて摩擦が増大し、着 脱の感触は悪化してしまう。
【0004】 このような問題点に鑑み、本出願人は、一対の光学装置それぞれのマウント部 のうち、少なくとも一方のマウント部のマウント面を合成樹脂材料により構成し 、摺動特性を向上させ、摩耗や異音の発生を防止し、装着時の感触を優れたもの としたマウント部を提案した。
【0005】 しかしながら、上記本出願人により提案されたマウント部をカメラに適用した 場合には、マウント部に金属面が露出することがない。このため、交換レンズを カメラボディ側にアースする場合は、合成樹脂製のマウント部にアース用の接点 ピンをわざわざ設けたり、交換レンズ側に、このアースピンに対応するアースピ ンを設けなければならず、部品点数が増加する等の不都合があった。
【0006】
【考案の目的】
本考案は、このような問題意識に基づいて成されたものであり、金属製の一方 のマウント部を、他の金属製アース部材にアースさせる構造を、部品点数を増加 させずに実現できる光学装置のマウント装置を得ることを目的としている。
【0007】
【考案の概要】
上記目的を達成させる本考案は、従って、互いに着脱される光学機器にそれぞ れ着脱手段としてのマウント部を設け、一方のマウント部を金属から構成し、他 方のマウント部の少なくとも上記一方のマウント部との接触面を合成樹脂材料か ら構成し、この合成樹脂材料からなるマウント部に、上記一方のマウント部を係 止する金属製のばね部材を設けた光学装置のマウント装置において、この金属製 ばね部材に、他の金属製アース部材に接触して上記一方のマウント部をアースさ せる導通舌片を一体に設けたことに特徴を有する。
【0008】
【考案の実施例】
以下図示実施例について本考案を説明する。図9に示されるように、交換レン ズ12は、マウント装置を構成するレンズマウント部14を有しており、このマ ウント部14には、マウント面15、このマウント面15より後方に位置する環 状溝16、および該環状溝16の後部の、所定の間隔および形状で半径方向外方 に向けて突出させた爪部17が形成されている。
【0009】 他方、マウント装置を構成するカメラ側マウント部20は、合成樹脂製のマウ ント本体21と、金属製の補強用リング部材22、および金属製のばね付リング 部材(金属製ばね部材)23とからなっている。マウント本体21は、交換レン ズ12のマウント面15と接触するマウント面21a、カメラボディ30の支持 凸部44と当接すべき当接面21b、交換レンズ12の爪部17を通過させる切 欠21c、およびこの切欠21cに隣り合い、交換レンズ12の装着状態で爪部 17の前面に位置する爪部21dを有している。またマウント本体21は、固定 ねじ24を挿通させる挿通孔35a、AFジョイント25を挿通させる挿通孔3 5b、ロックピン28を挿通させる挿通孔35c、および接点ピン27を挿通さ せる挿通孔35dを有している。これらのマウント本体21上の要素は、合成樹 脂材料の射出成形によって所定の位置に精密に形成することができる。このマウ ント本体21を構成する合成樹脂材料としては、射出成形ができるエンジニアリ ングプラスチック、例えばポリフェニレンサルファイト(PPS) 、液晶ポリマー等 が好ましく、あるいは自己潤滑性の樹脂あるいは含油樹脂を使用することができ る。
【0010】 補強用リング部材22は、図7および図8に示されるように、マウント本体2 1内にインサートモールドしたものである。この補強用リング部材22には、マ ウント本体21と同様に、固定ねじ24、AFジョイント25、接点ピン27お よびロックピン28に対応させた挿通孔等が形成されている。接点ピン27の貫 通孔22aは、接点ピン27に接触しない大きさに形成されていて、接点ピン2 7の絶縁が図られている。
【0011】 図2に示されるように、マウント本体21およびばね付リング部材23を外し た状態のカメラボディの撮影開口周囲には、マウント本体21の挿通孔35aと 対応するねじ孔42を有する支持凸部44が複数箇所に形成されている。これら の支持凸部44と44間の平坦面は、ばね付リング部材23の導通舌片23dに 接触すべき金属製の導通接触面(金属製アース部材)43とされている。これら の導通接触面43と支持凸部44は、いずれも金属材料から形成されている。撮 影開口の周囲は、交換レンズ12の爪部17を受け入れる受面45として形成さ れている。
【0012】 ばね付リング部材23は、図2、図3および図6に示されるように、マウント 本体21の環状凸部34に嵌め込まれるべき環状部23aと、この環状部23a からマウント本体21の爪部21dの位置に対応させて曲折形成したばね部23 bと、環状部23aからカメラボディ30の導通接触面43の位置に対応させて 形成した導通舌片23dとを一体に有している。ボディマウント部20に装着さ れた状態でマウント本体21の逃げ部36内に位置すべきばね部23bは、光軸 方向に突出する山形部を有している。マウント本体21の切欠21cを通過させ た交換レンズ12の爪部17が図2の時計方向に回動されたとき、受面45内を 同方向に回動する3個の爪部17は、それぞれ対応する上記ばね部23bの山形 部を図2の手前に押圧する。これによる山形部のばね作用により、交換レンズ1 2の爪部17が光軸後方に押され、マウント本体21のマウント面21aにレン ズマウント部14のマウント面15が密着される。このときばね付リング部材2 3は、交換レンズ12の爪部17裏面に接触しているばね部23b、環状部23 a、および導通接触面43に接触する導通舌片23dを介して、交換レンズ17 をカメラボディ30側にアースさせる。
【0013】 ばね付リング部材23の環状部23aは、マウント本体21裏面の環状凸部3 4に嵌め込まれた上で、カメラボディ30に固定される。すなわち補強用リング 部材22を埋め込んだマウント本体21とばね付リング部材23は、固定ねじ2 4により、図7のようにカメラボディ30に固定され、上記の各挿通孔には、そ れぞれの要素が挿通される。固定ねじ24の頭部は、補強用リング部材22に直 接接触している。直接接触させることにより、マウント本体21が固定ねじとの 接触部分で破損するおそれをなくすことができる。
【0014】 図8に示されるように、接点ピン27は、ばね手段31によってマウント面2 1aから突出する方向に付勢されている。補強用リング部材22に形成された貫 通孔22aは、接点ピン27には接触しないから、マウント部20には接点ピン 27用の特別な絶縁手段を要しない。またカメラボディ30には、接点ピン27 とこのカメラボディ30を絶縁する合成樹脂材料等の絶縁手段51を設ける。交 換レンズ12側には、カメラボディ30への装着状態で接点ピン27に接触する 接点ピン19が設けられている。この接点ピン19は、絶縁部材19aによって 絶縁され、レンズ側制御回路40に接続されている。他方、接点ピン27はボデ ィ側制御回路50に接続されている。
【0015】 AFジョイント25は、周知のように、カメラボディ30側から交換レンズ側 に、例えば合焦用の駆動力を与えるものであり、ロックピン28は、交換レンズ 12側のロック孔に係脱してロックおよびロック解除するものである。このロッ クピン28はマウント面21aから突出する方向に付勢され、着脱操作レバー2 8a(図1)によりマウント面21aから後退操作される。接点ピン27、19 と、導通接触面43を露出させているカメラボディ30、ばね付リング部材23 を介して接続されるレンズ側制御回路40とボディ側制御回路50は、相互に必 要な情報を授受する。
【0016】 したがって上記構成によれば、特別な部材ではない、通常のカメラに備えられ ている環状のばね部材を、本発明の金属製ばね部材であるばね付リング部材23 として利用しているから、金属製アース部材である導通接触面43に交換レンズ 12のレンズマウント部14をアースさせる構造を、特に部品点数を増やすこと なく実現させることができる。これにより、マウント本体21に特別のアースピ ンを設けることも交換レンズ12に該アースピンに対応するアースピンを設ける ことも要らない、極めて簡単な構造を提供することができる。またばね付リング 部材23は、交換レンズ12のレンズマウント部14をボディマウント部20に 密着させ、爪部17をカメラボディ30側にアースさせる以外に、マウント本体 21の強度を増す効果も有している。
【0017】 さらに、複雑な形状のマウント本体21を射出成形によって安価に形成するこ とができる。また補強の役割を持つ補強用リング部材22は、単純な形状であり 、金属であっても安価に加工できる。よって全体として、加工コストを著しく低 減することができ、しかも強度および精度は犠牲にならない。またマウント面2 1aが合成樹脂材料からなるため、マウント面15との摺接の際に異音が発生す ることがない。特にエンジニアリングプラスチックは、強度、耐摩耗性、耐食性 に優れるから、繰り返し着脱しても、摩擦特性の変化が少ない。なお、マウント 本体21は補強用リング部材22によって補強されているが、仮に、この補強用 リング部材22を設けなくても、マウント本体21はばね付リング部材23によ って十分に補強される。
【0018】
【考案の効果】
以上のように本考案の光学装置のマウント装置によれば、特別な部材ではない 金属製ばね部材をアース用部材として兼用することができるから、金属製の一方 のマウント部を他の金属製アース部材にアースさせる構造を、部品点数を増加さ せずに容易に実現させることができる。これにより、組付け作業を簡略化させる ことができ、これに伴うコストダウンも図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用させたカメラボディを示す正面図
である。
【図2】図1のカメラボディの撮影開口部から、マウン
ト本体とばね付リング部材を取り外した状態を示す斜視
図である。
【図3】交換レンズの後部とマウント本体とばね付リン
グ部材の関係を示す斜視図である。
【図4】カメラボディのマウント部に結合した交換レン
ズとマウント部との関係を示す断面図である。
【図5】ばね付リング部材のばね部と交換レンズの爪部
との係合状態とを示す断面図である。
【図6】ばね付リング部材の単体形状を示す平面図であ
る。
【図7】図1のVII-VII 線に沿う断面図である。
【図8】図1のVIII-VIII 線に沿う断面図である。
【図9】カメラボディのマウント部に装着される交換レ
ンズの例を示す斜視図である。
【符号の説明】
12 交換レンズ(光学装置) 14 レンズマウント部(マウント部) 15 マウント面 16 環状溝 17 爪部 19 接点ピン 20 ボディマウント部(マウント部) 21 マウント本体21 21a マウント面 21b 当接面 21d 爪部 22 補強用リング部材 22a 貫通孔 23 ばね付リング部材(金属製ばね部材) 23a 環状部 23b ばね部 23d 導通舌片 27 接点ピン 30 カメラボディ(光学装置) 35a 35b 35c 35d 挿通孔 42 ねじ孔 43 導通接触面(金属製アース部材) 44 支持凸部 45 逃げ面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに着脱される光学機器にそれぞれ着
    脱手段としてのマウント部を設け、一方のマウント部を
    金属から構成し、他方のマウント部の少なくとも上記一
    方のマウント部との接触面を合成樹脂材料から構成し、 この合成樹脂材料からなるマウント部に、上記一方のマ
    ウント部を係止する金属製のばね部材を設けた光学装置
    のマウント装置において、 この金属製ばね部材に、 他の金属製アース部材に接触して上記一方のマウント部
    をアースさせる導通舌片を一体に設けたことを特徴とす
    る光学装置のマウント装置。
JP11347091U 1991-12-27 1991-12-27 光学装置のマウント装置 Pending JPH0555138U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11347091U JPH0555138U (ja) 1991-12-27 1991-12-27 光学装置のマウント装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11347091U JPH0555138U (ja) 1991-12-27 1991-12-27 光学装置のマウント装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0555138U true JPH0555138U (ja) 1993-07-23

Family

ID=14613070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11347091U Pending JPH0555138U (ja) 1991-12-27 1991-12-27 光学装置のマウント装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0555138U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017173859A (ja) * 2017-07-06 2017-09-28 株式会社ニコン レンズ鏡筒および受光装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017173859A (ja) * 2017-07-06 2017-09-28 株式会社ニコン レンズ鏡筒および受光装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5274413A (en) Mount assembly of optical devices
US5267088A (en) Code plate mounting device
US7492538B2 (en) Camera module
US4477022A (en) Polarizing and latch arrangement for an electrical connector
US5678953A (en) Connecting mechanism
JPS62178225A (ja) 交換レンズ鏡筒のマウント構造
GB2070264A (en) Automatic camera having electrically coupled lens
JPH0561741U (ja) 光学装置のマウント装置
JPH0555138U (ja) 光学装置のマウント装置
JP2942294B2 (ja) 光学装置のマウント部材
JPH0636046U (ja) 光学装置のマウント部材
US4457608A (en) Interchangeable lens with electrical contacts for transmitting data to a camera
JP3151938B2 (ja) カメラ用電気的コネクター
US6239923B1 (en) Lens barrel having an iris stop unit
JPH0648934Y2 (ja) プリント板の装着装置
JPS609781Y2 (ja) レンズ交換式カメラの電気接続装置
GB2053616A (en) Television camera construction
JPH07180719A (ja) コントロールケーブルの端末連結構造
JPH05188253A (ja) プラスチックレンズ保持機構
JP3852149B2 (ja) カメラのレンズマウント装置
JP7164057B2 (ja) カメラボディ
JPH10302902A (ja) 取付け板付コネクタ
GB2024530A (en) Brush Carrier and Voltage Regulator Assembly for a Generator
JPH03231726A (ja) 光学機器
RU2645916C1 (ru) Электрический разъем для сменного объектива