JPH0554833B2 - - Google Patents

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JPH0554833B2
JPH0554833B2 JP3285091A JP28509191A JPH0554833B2 JP H0554833 B2 JPH0554833 B2 JP H0554833B2 JP 3285091 A JP3285091 A JP 3285091A JP 28509191 A JP28509191 A JP 28509191A JP H0554833 B2 JPH0554833 B2 JP H0554833B2
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JP
Japan
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dye
carbon atoms
group
substituted
color
Prior art date
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JP3285091A
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JPH04265792A (ja
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Ebanzu Suteiibun
Deibitsudo Chatsupuman Dereku
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
Application filed by Eastman Kodak Co filed Critical Eastman Kodak Co
Publication of JPH04265792A publication Critical patent/JPH04265792A/ja
Publication of JPH0554833B2 publication Critical patent/JPH0554833B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/385Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by the transferable dyes or pigments
    • B41M5/3854Dyes containing one or more acyclic carbon-to-carbon double bonds, e.g., di- or tri-cyanovinyl, methine
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F3/00Colour separation; Correction of tonal value
    • G03F3/10Checking the colour or tonal value of separation negatives or positives
    • G03F3/108Checking the colour or tonal value of separation negatives or positives using a non-impact printing method, e.g. ink jet, using duplicating or marking methods covered by B41M5/00, e.g. by ablation or by thermographic means
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/913Material designed to be responsive to temperature, light, moisture
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、印刷機から得
られた印刷された式画像の色相を正確に表すカラ
ープルーフを得るために用いられる、感熱転写画
像化用のイエロー色素供与体素子においてイエロ
ー色素混合物を使用することに関する。
【0002】 IOP(ink−on−paper)印刷による連
続階調(写真)画像の外観に近づけるため、商業
用の印刷産業はハーフトーン印刷として知られて
いる方法にたよつている。ハーフトーン印刷で
は、写真印刷で行われるように色濃度を連続的に
変化させる代わりに、色濃度は一定であるがいろ
いろな大きさの網点または面横の印刷パターンに
より、色濃度階調が作り出されている。
【0003】 印刷機の運転を開始する前に、カラー
プルーフ画像を得るための重要な商業的必要性が
存在する。カラープルーフは、印刷機で得られた
印刷の少なくともデイテール及び色諧調スケール
を正確に表すことが望まれる。多くの場合、カラ
ープルーフはまた、印刷機で得られた印刷の画像
品質及びハーフトーンパターンを正確に表すこと
も望まれる。インク印刷の完全色画像を作り出す
のに必要な操作順序において、プルーフはまた、
色分解データの精度を調べるためにも必要とさ
れ、それから最終の三つ以上の印刷プレートまた
はシリンダーが作製される。従来より、このよう
な色分解プルーフには、ハロゲン化銀写真のハイ
コントラストリス系または非ハロゲン化銀感光系
が含まれるが、これらは、最終全色画像を集成す
る前に、多くの露光及び処理段階を必要とする。
【0004】 印刷工業で用いられている色料は不溶
性顔料である。これら顔料特性のために、印刷イ
ンクの分光光度曲線が、深色または浅色側のどち
らかでしばしば異常に鮮鋭になる。このことは、
顔料に対立するものとして色素が用いられるカラ
ープルーフ系において問題を引き起こす可能性が
ある。単一の色素を用いて特定のインクの色相を
調和することは非常に困難である。
【0005】 特願平3−92130号明細書には、原稿
画像の直接デジタルハーフトーンカラープルーフ
を色素受容素子上に製造する方法が記述されてい
る。次いでこのプルーフを用いて、印刷機から得
られた印刷カラー画像を表すことができる。前記
明細書に記述されている方法は、 (a) 原稿画像の形状及び色スケールを表す一組の
電気信号を発生させる工程; (b) 色素層及び赤外吸収材料を表面に担持する支
持体を含んで成る色素供与体素子を、ポリマーの
色素画像受容層を表面に担持する支持体を含んで
成る第1色素受容素子と接触させる工程; (c) 前記信号を用いてダイオードレーザーによつ
て前記色素供与体素子を像様加熱することで、色
素画像を前記第1色素受容素子に転写する工程;
及び (d) 印刷された色画像と同じ支持体を有する第2
色素画像受容素子に、前記色素画像を再転写する
工程、 を含んで成る。
【0006】 上述の方法では、プルーフ中に全範囲
の色を得るために複数の色素供与体が用いられ
る。例えば、完全カラープルーフ用には、4色:
シアン、マゼンタ、イエロー、及びブラツクが通
常用いられている。
【0007】 上述の方法を用いることによつて、赤
外吸収材料を含有する色素供与体をダイオードレ
ーザーで加熱して色素を昇華させることにより、
画像色素が転写される。ダイオードレーザビーム
は、色素が加熱されそして色素受容層上に色素の
存在を必要とする領域においてのみ昇華して原稿
画像を再構築するように、原稿画像の形状及び色
を表す一組の信号によつて変調される。
【0008】 同様に、米国特許第4923846号明細書
に記述されているように、ダイオードレーザーの
代わりに熱ヘツドを用いることによつて熱転写プ
ルーフを発生させることができる。通常利用可能
な熱ヘツドは、多くの場合において満足のいく高
品質の連続階調プルーフ画像を製造することはで
きるが、十分な解像度を有するハーフトーン画像
を発生させることができない。
【0009】
【従来の技術】 米国特許第4923846号明細書は
また、加熱画像化プルーフ系に用いる色素混合物
の選択を開示している。色素は、色相エラー及び
濁度の値を基準にして選択されている。印刷技術
基礎調査報告第38番「色材料」(58−(5)293−301、
1985)が、この方法を記述している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】 上述の技術に
は、選ばれた色素混合物が標準色基準として望ま
れるほどには近いものでないという問題がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】 色測定及び分析
の別のそしてより精密な方法は、試料をその分光
光度曲線、それが観測されるイルミナントの性
質、及び標準観測装置の色視覚の点から数学的に
解析するCIELABとして知られている均等色(知
覚)空間の概念を用いる。CIELAB及び色測定に
関する説明は、「Principles of Color
Technology」(2nd Edition、p.25−110、Wiley
−Interscience)及び「Optical Radiation
Measurements」(Volume2、p.33−145、
Academic Press)を参照のこと。
【0012】 CIELABを用いることにおいて、色は
三つのパラメーター:L*、a*、及びb*(L*は明度
関数であり、そしてa*、及びb*は色空間におけ
る点を規定する)に換算して表示することができ
る。従つて、ある色試料に対するa*対b*値のプ
ロツトを用いて、その試料が色空間のどの位置に
あるか、すなわちその色相が何であるかを正確に
示すことが可能である。このことは、異なる試料
が類似の濃度及びL*値を有する場合に、その試
料を色相に関して比較することを可能にする。
【0013】 印刷工業におけるカラープルーフで
は、プルーフインクを、International Prepress
Proofing Associationによつて提供された基準
に調和させうることが重要である。これらのイン
ク基準は、標準4色プロセスインクで作製した濃
度パツチであり、そしてSWOP(Specficatios
Web Offset Publications)色基準として知られ
ている。ウエブオフセツトプルーフ用インクの色
測定に関するさらなる情報については、
「Advances in Printing Science and
Technology」(Proceedings of the 19th
International Conference of Printing
Research Institutes、Eisenstadt、Austria、
June 1987、J.T.Ling and R.Warner、p.55)を
参照されたい。
【0014】 我々は、試料の色座標が、個別色素の
座標を結ぶ線の近くにある場合に、特定の試料に
対する好ましい色相調和が色素混合物によつて得
られることを発見した。こうして、本発明は、イ
エローSWOP色基準の色相調和に近づけるため
に、感熱転写画像化用のイエロー色素混合物を使
用することに関する。個別の色素自体はSWOP
色基準と調和しないが、適当な色素混合物を使用
すると良好な色空間(すなわち、色相)調和の達
成を可能にする。さらに、本発明において記述さ
れる色素混合物は、米国特許第4923846号明細書
に記述された好ましい色素よりもSWOP標準に
近い色相調和を提供する。
【0015】 従つて本発明は、ポリマーバインダー
中に分散させたイエロー色素混合物を含んで成る
色素層を表面に担持する支持体を含んで成る、感
熱転写用イエロー色素供与体素子であつて、前記
イエロー色素のうち少なくとも一種が次式、
【0016】
【化3】
【化】
【0017】 (上式中、R1は、メチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、ペンチル、ヘ
キシル、若しくは(ヒドロキシ、アシルオキシ、
アルコキシ、アリールオキシ、アリール、シア
ノ、アシルアミノ、ハロゲン、カルバモイルオキ
シ、ウレイド、イミド、アルコキシカルボニルな
ど)で置換された前記アルキル基のような、炭素
原子1〜10個を含む置換若しくは未置換アルキル
基;シクロペンチル、シクロヘキシル、p−メチ
ルシクロヘキシルなどのような、炭素原子5〜7
個を含むシクロアルキル基;または(炭素原子1
〜6個を含むアルキル、ハロゲン、シアノ、炭素
原子6〜10個を含むアリール、アルコキシなど)
で置換された若しくは未置換のアリル基であり; R2は前記R1についてのいずれかの基であるか、
またはZと一緒になつた場合には5−若しくは6
−員環を形成する原子を表し; Zは、水素;前記R1についてのいずれかの
基;メトキシ、メトキシエトキシ、t−オクチル
オキシなどのような、炭素原子1〜10個を含むア
ルコキシ;クロロ、ブロモ、若しくはフロオロの
ようなハロゲン;またはアリールオキシである
か;あるいはR2と一緒になつた場合には5−若
しくは6−員環を形成する原子を表し; Yは、前記R1についてのいずれかの基;メト
キシ、メトキシエトキシ、t−オクチルオキシな
どのような、炭素原子1〜10個を含むアルコキ
シ;若しくはハロゲンであるか;まは5−若しく
は6−員環を完成することにより、ナフタレン、
キノリン、イソキノリン、若しくはベンゾチアゾ
ールのような縮合環系を形成するのに必要な原子
を表し;そして nは1〜3の正の整数である) で示され、そして前記色素のうち少なくとももう
一種の色素が次式、
【0018】
【化4】
【化】
【0019】 (上式中、R6は、前記R1について記
載したもののような炭素原子1〜10個を含む置換
若しくは未置換アルキル基;前記R1について記
載したもののような炭素原子5〜7個を含むシク
ロアルキル基;前記R1について記載したものの
ようなアリル基;またはフエニル、ナフチル、p
−トリル、m−クロロフエニル、p−メトキシフ
エニル、m−ブロモフエニル、o−トリルなどの
ような、炭素原子6〜10個を有するアリール基を
表し; R7は、メトキシ、エトキシ、メトキシエトキ
シ、若しくは2−シアノエトキシのような、炭素
原子1〜10個を有する置換若しくは未置換アルコ
キシ基;フエノキシ、m−クロロフエノキシ、若
しくはナフトキシのような炭素原子6〜10個を有
する置換若しくは未置換アリールオキシ基;
NHR8;NR8R9;またはO、CH2、S、NR8
どのような、ベンゼン環と縮合した6−員環を完
成するのに必要な原子を表し; R3及びR4は各々、前記R6についてのいずれか
の基を表し; またはR3及びR4は、一緒に結合して、これら
が結合している窒素と共に、ピロリジン若しくは
モルフオリン環のような5−若しくは6−一員複
素環式環を形成することができ; またはR3及びR4のどちらか若しくは両方は、
アニリノ窒素の結合位置に対してオルト位でベン
ゼン環の炭素原子に結合して、5−若しくは6−
員環を形成することにより、1,2,3,4−テ
トラヒドロキノリン、ユロリジン、2,3−ジヒ
ドロインドトール、若しくはベンゾモルフオリン
のような多環式系を形成することができ; R5は、水素;前記R1について記載したものの
ような炭素原子1〜10個を含む置換若しくは未置
換アルキル基;前記R1について記載したものの
ような炭素原子5〜7個を含むシクロアルキル
基;前記R1について記載したもののようなアリ
ル基;ハロゲ;N,N−ジメチルカルバモイルの
ようなカルバモイル;またはエトキシカルボニル
若しくはメトキシエトキシ−カルボニルのような
アルコキシカルボニルを表し; R8及びR9は各々独立して、前記R6についての
いずれかの基を表すか;またはR8及びR9は、一
緒に結合して、これらが結合している窒素と共
に、ピロリジン若しくはモルフオリンのような5
−若しくは6−員複素環式環を形成することがで
き; mは1〜3の正の整数であり;そして Gは、前記Yについて記載したもののような炭
素原子1〜10個を含む置換若しくは未置換アルキ
ル若しくはアルコキシ基;ハロゲン;またはアリ
ールオキシを表すか;あるいは5−若しくは6−
員環を完成することにより、ナフタレン、キノリ
ン、イソキノリン、若しくはベンゾチアゾールの
ような縮合環系を形成するのに必要な原子を表
す) で示されることを特徴とする感熱転写用イエロー
色素供与体素子に関する。
【0020】 本発明の好ましい実施態様において、
上述の構造式中のR2は、Zと結合して6−員環
を形成する原子を表す。本発明の別の好ましい実
施態様において、R1はC2H4OCONHC6H5であ
る。
【0021】 本発明の別の好ましい実施態様におい
て、構造式中、R6はフエニルであり;R7はエ
トキシまたはNHR8(R8はメチル若しくはフエニ
ルである)であり;mは1であり;そしてR5
水素である。
【0022】 別の好ましい実施態様において、R7
はOであり、そしてベンゼン環に縮合した6−員
環を完成する。別の好ましい実施態様において、
R7はNR8R9(各R8及びR9はメチルであるか、ま
たはR8はエチルであり、そしてR9はフエニルで
ある)である。
【0023】 別の好ましい実施態様において、R7
はNR8R9(R8及びR9は一緒に結合して、これらが
結合している窒素と共に、ピロリジンまたはモル
フオリン環を形成する)である。
【0024】 さらに別の好ましい実施態様におい
て、R3はメチル、エチル、またはブチルであり、
そしてR4はメチル、エチル、ブチル、または
CH2CO2CH2CF3である。その上さらに好ましい
実施態様において、R3及びR4は共に結合してピ
ロリジン環を形成する。
【0025】 構造式及びにおける別の好ましい
実施態様において、Yはメチルであり、nは2で
あり、Z及びR2は6−員環を形成し、R1
CH2CH2O2CNHC6H5であり、R3及びR4は各々
C2H5であり、R5は水素であり、R6はC6H5であ
り、R7はN(CH32であり、そしてmは1である。
【0026】 さらに別の好ましい実施態様におい
て、Yはメチルであり、nは2であり、Z及び
R2は6−員環を形成し、R1はC2H5であり、R3
びR4は各々C2H5であり、R5は水素であり、R6
C6H5であり、R7はN(CH32であり、そしてmは
1である。
【0027】 その上さらに別の好ましい実施態様に
おいて、Yはメチルであり、nは2であり、Zは
水素であり、R1はC2H5であり、R2
C2H4O2CNHC6H5であり、R3及びR4は各々C2H5
であり、R5は水素であり、R6はC6H5であり、R7
はN(CH32であり、そしてmは1である。
【0028】 さらに別の好ましい実施態様におい
て、Yはメチルであり、nは2であり、Z及び
R2は6−員環を形成し、R1
CH2CH2O2CNHC6H5であり、R3はC2H5であり、
R4はCH2C6H5であり、Gはメチルであり、R5
水素であり、R6はC6H5であり、R7はOC2H5であ
り、そしてmは2である。
【0029】 またさらに別の好ましい実施態様にお
いて、Yはメチルであり、nは2であり、Z及び
R2は6−員環を形成し、R1
CH2CH2O2CNHC6H5であり、R3及びR4は各々
C2H5であり、R5は水素であり、R6はC6H5であ
り、R7はOC3H7であり、そしてmは1であ
る。
【0030】 本発明の別の実施態様において、以下
の構造式、すなわち、
【0031】
【化5】
【化】
【0032】 (式中、R10はOR13またはNHR13
表し; R11は前記R3についてのいずれかの基を表し; R12は前記R4についてのいずれかの基を表し; R13は前記R6についてのいずれかの基を表し; Jは前記Gについてのいずれかの基を表し;そ
して pは1〜3の正の整数である) を有する第三イエロー色素が用いられる。
【0033】 上述の本発明に用いられる構造式の
化合物は、米国特許第3917604号、同第4180663
号、及び同第3247211号に開示されているいずれ
の方法によつても調製することができる。
【0034】 上述の本発明に用いられる構造式の
化合物は、米国特許第4866029号に開示されてい
るいずれの方法によつても調製することができ
る。
【0035】 上述の構造式の範囲内に含まれる化
合物として以下のものが挙げられる;
【0036】
【化6】
【化】 ■■■ 亀の甲 [0033] ■■■
【0037】
【化7】
【化】
【0038】
【化8】
【化】
【0039】
【化9】
【化】
【0040】
【化10】
【化】
【0041】
【化11】
【化】 ■■■ 亀の甲 [0034] ■■■
【0042】
【化12】
【化】 ■■■ 亀の甲 [0035] ■■■
【0043】 上述の構造式の範囲内に含まれる化
合物として以下のものが挙げられる:
【0044】
【化13】
【化】 ■■■ 亀の甲 [0036] ■■■
【0045】
【化14】
【化】
【0046】
【化15】
【化】
【0047】
【化16】
【化】
【0048】
【化17】
【化】
【0049】
【化18】
【化】
【0050】
【化19】
【化】
【0051】
【化20】
【化】
【0052】
【化21】
【化】
【0053】 上述のように、本発明の好ましい実施
態様において、第三イエロー色素が用いられるこ
とができる。上述の構造式の範囲内に含まれる
化合物として以下のものが挙げられる:
【0054】
【化22】
【化】 ■■■ 亀の甲 [0037] ■■■
【0055】 本発明の色素供与体中に色素混合物を
使用することは、色相及び色の幅広い選択を可能
にし、このことが各種の印刷インクにより近い色
相調和を可能にし、そしてまた、所望であれば、
受容体への1回以上の容易な画像転写をも可能に
する。複数の色素の使用はまた、画像濃度をすべ
ての所望のレベルへ容易に改変することをも可能
にする。本発明の色素供与体素子の色素は、約
0.05〜約1g/m2の塗布量で使用することができ
る。
【0056】 本発明の色素供与体中の色素は、セル
ロース誘導体(例、酢酸水素フタル酸セルロー
ス、酢酸セルロース、酢酸プロピオン酸セルロー
ス、酢酸酪酸セルロース、三酢酸セルロース、若
しくは米国特許第4700207号に記述されているす
べての材料);ポリカーボネート;ポリ酢酸ビニ
ル;スチレン−アクリロニトリル共重合体;ポリ
(スルホン);またはポリ(フエニレンオキシド)
のようなポリマーバインダー中に分散している。
このバインダーは、約0.1〜約5g/m2の塗布量
で使用することができる。
【0057】 本色素供与体素子の色素層は、支持体
上にコーテイングされるか、またはグラビア印刷
のような印刷技術によつてその上に印刷されるこ
とができる。
【0058】 本発明の色素供与体用の支持体には、
寸法的に安定であり且つレーザーまたは熱ヘツド
の熱に対して耐久性があるならば、いずれの材料
を使用してもよい。このような材料には、ポリ
(エチレンテレフタレート)のようなポリエステ
ル;ポリアミド;ポリカーボネート;セルロース
エステル;フツ素ポリマー;ポリエーテル;ポリ
アセタール;ポリオレフイン;及びポリイミドが
含まれる。支持体は一般に約5〜約200μmの厚
さを有する。支持体はまた、所望であれば、米国
特許第4695288号または同第4737486号に記述され
ている材料のようなものの下塗層でコーテイング
することもできる。
【0059】 本色素供与体素子の裏側に滑性層をコ
ーテイングして、印刷ヘツドが色素供与体素子に
粘着することを防止することができる。このよう
な滑性層は、ポリマーバインダー若しくは界面活
性剤を含むかまたは含まずに、固体若しくは液体
どちらかの滑性材料またはその混合物を含んで成
るだろう。好ましい滑性材料には、ポリ(ステア
リン酸ビニル)、密蝋、過フツ素化アルキルエス
テルポリエーテル、ポリ(カプロラクトン)、シ
リコーンオイル、ポリ(テトラフルオロエチレ
ン)、カーボワツクス、ポリ(エチレングリコー
ル)、または米国特許第4717711号;同第4717712
号;同第4737485号;及び同第4738950号に開示さ
れているすべての材料のような、100℃未満で溶
融する油または半結晶質有機固体が含まれる。滑
性層として適当なポリマーバインダーには、ビニ
ルアルコール−ブチラール共重合体、ビニルアル
コール−アセタール共重合体、ポリ(スチレン)、
ポリ(酢酸ビニル)、酢酸酪酸セルロース、酢酸
プロピオン酸セルロース、酢酸セルロース、また
はエチルセルロースが含まれる。
【0060】 滑性層に用いられる滑性材料の量は、
滑性材料の種類に大きく依存するが、一般に約
0.001〜約2g/m2である。ポリマーバインダー
を使用する場合には、滑性材料は使用したポリマ
ーバインダーの0.1〜50重量%、好ましくは0.5〜
40重量%の範囲内で存在する。
【0061】 本発明の色素供与体素子と共に用いら
れる色素受容素子は、色素画像受容層を表面に担
持する支持体を通常含んで成る。支持体は、ポリ
(エーテルスルホン)、ポリイミド、酢酸セルロー
スのようなセルロースエステル、ビニルアルコー
ル−アセタール共重合体、またはポリ(エチレン
テレフタレート)、のような透明フイルムである
ことができる。色素受容素子用の支持体はまた、
バライタコーテイング紙ポリエチレンコーテイン
グ紙、アイボリー紙、コンデンサー紙、またはデ
ユポン社Tyvec(商標)のような合成紙、のよう
な反射体であることも可能である。白色ポリエス
テル(白色顔料を中に含有する透明ポリエステ
ル)のような着色支持体もまた使用できる。
【0062】 色素画像受容層は、例えばポリカーボ
ネート、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ塩化
ビニル、スチレン−アクリロニトリル共重合体、
ポリ(カプロラクトン)、ビニルアルコール−ブ
チラール共重合体のようなポリ(ビニルアセター
ル)、ビニルアルコール−ベンザール共重合体、
ビニルアルコール−アセタール共重合体、または
これらの混合物、を含んで成ることができる。色
素画像受容層は、目的に対して有効であるいずれ
かの量で存在することができる。一般に、約1〜
約5g/m2の濃度で良好な結果が得られる。
【0063】 上述のように、本発明の色素供与体素
子を用いて転写画像を形成する。このような処理
には、上述のように色素供与体素子を像様加熱す
る工程、及び色素画像を色素受容素子に転写して
転写画像を形成する工程、が含まれる。
【0064】 本発明の色素供与体素子は、シート状
で、または連続ロール若しくはリボンで用いるこ
とができる。連続ロールまたはリボンを使用した
場合には、その上に上述のようにイエロー色素の
みを有するか、または昇華性シアン及び/若しく
はマゼンタ及び/若しくはブラツク若しくは他色
素のような、他の別の色素若しくは組合せの交互
領域を有することができる。このような色素が米
国特許第4541830号に開示されている。このよう
に、一色、二色、三色、または四色(またはそれ
以上の色から成る)素子が本発明の範囲内に含ま
れる。
【0065】 レーザーを用いて本発明の色素供与体
素子から色素を転写することも可能である。レー
ザーを用いる場合には、小さな寸法、低コスト、
安定性、信頼性、頑丈さ、及び調整し易さの点で
実質的利点を提供するので、ダイオードレーザー
を使用することが好ましい。実際には、いずれか
のレーザーを使用して色素供与体素子を加熱する
ことができる以前に、前記素子が、カーボンブラ
ツク、米国特許第4973572号に記述されているよ
うなシアニン赤外吸収色素、または特願平2−
157384号、同2−157385号、及び同2−157383号
並びに米国特許第4948777号、同第4950640号、同
第4950639号、同第4948776号、同第4948778号、
同第4942141号、同第4952552号、及び同第
4912083号に記述されているような他の材料、の
ような赤外吸収材料を含有しなければならない。
次いで、内部変換として知られている分子プロセ
スにより、レーザー輻射写線を色素層中に吸収さ
せ、そして熱に変換させる。このように、有用な
色素層の構築は、画像色素の色相、転写性、及び
濃度だけではなく、輻射線を吸収してそれを熱に
変換する色素層の性能にも依存する。
【0066】 上述のレーザー処理において、転写時
に色素供与体を色素受容体から分離するために、
色素供与体の色素層の上の別層中にスペーサービ
ーズを使用することができ、このことにより転写
画像の均一性及び濃度が増大する。この発明につ
いては、米国特許第4772582号明細書にさらに詳
しく記述されている。代わりに、米国特許第
4876235号明細書に記述されているように、色素
受容体の受容層中にスペーサービーズを使用する
ことができる。所望であれば、スペーサービーズ
をポリマーバインダーでコーテイングすることが
可能である。
【0067】 本発明において、中間受容体を用い、
続いて第二受容素子へ再転写することもまた可能
である。多数の異なる支持体を用いて、好ましく
は印刷機の運転に使用されるものと同じ支持体で
あるカラープルーフ(第二受容体)を作製するこ
とができる。このように、この一つの中間受容体
が、色素のにじみまたは結晶化のない効率的な色
素の取込みのために利用されることができる。
【0068】 第二受容素子(カラープルーフ)に使
用できる支持体の例として、以下のものが含まれ
る:Flo Koto Cove(商標)(S.D.Warren Co.)、
Champion Textweb(商標)(Champion Paper
Co.)、Quintessence Gloss(商標)(Potlatch
Inc.)、Vintage Gloss(商標)(Potlatch Inc.)、
Khrome Kote(商標)(Champion Paper Co.)、
Ad−Proof Paper(商標)(Appleton Papers、
Inc.)、Consolith Gloss(商標)(Consolidated
Papers Co.)、及びMountie Matte(商標)
(Potlatch Inc.)。
【0069】 上述のように、色素画像が第一色素受
容素子上に得られた後、それが第二色素画像受容
素子に再転写される。このことは、例えば一対の
加熱したローラーの間にその二つの受容体を通過
させることによつて達成することができる。加熱
定盤の使用、圧力及び熱の使用、外部加熱などの
ような、色素画像を再転写する他の方法もまた採
用することが可能であろう。
【0070】 さらに上述したように、カラープルー
フ作製において、原稿画像の形状及び色を表す一
組の電気信号を発生させる。このことは、例えば
原稿画像を走査する工程、その画像にフイルター
にかけて所望の加法混色の原色(赤、青、及び
緑)に分解する工程、次いで光学エネルギーを電
気エネルギーに変換する工程、によつて行うこと
ができる。次いでその電気信号を計算機により改
変して色分解データを作成し、そしてこのデータ
を用いてハーフトーンカラープルーフを作製す
る。原稿対象を走査して電気信号を獲得する代わ
りに、信号を計算機により発生させることも可能
である。この方法は、Graphic Arts Manual、
Janet Field ed.、Aron Press、New York
1980(p.358ff)にさらに詳しく記述されている。
【0071】 本発明の感熱転写集成体は、 (a) 上述のような色素供与体素子、及び (b) 上述のような色素受容素子 を含んでなり、供与体素子の色素層が受容素子の
色素画像受容層と接触するように、色素受容素子
が色素供与体素子と重なり合う関係にある。
【0072】 上述のこれらの二つの素子を含んで成
る集成体は、モノクローム画像を得るべき場合に
は、一体構成単位として予備集成することができ
る。このことは、二つの素子をその縁で一時的に
付着することによつて行うことができる。転写
後、次いで色素受容素子を別々に剥離して、転写
画像を現す。
【0073】 三色画像を得るべき場合には、異なる
色素供与体素子を用いて上述の集成体を3回形成
する。第一色素を転写した後、その素子を剥離し
て分離する。次いで第二色素供与体素子(または
異なる色素領域を有する供与体素子の別の領域)
を、色素受容素子と重ね合わせ、そして前記処理
を繰り返す。同様にして第三色が得られる。
【0074】
【実施例】 本発明を例示するために、以下の例
を提供する。
【0075】 例 1 個別のイエロー色素供与体素子は、 (1) アクリロニトリル−塩化ビニリデン−アクリ
ル酸共重合体(重量比=14:79:7)の下塗層
(0.054g/m2);及び (2) 以下で同定し且つ先に例示したイエロー色素
(総塗布量0.27g/m2)及び以下で例示するシア
ニン赤外吸収色素(0.054g/m2)の混合物を、
酢酸プロピオン酸セルロースバインダー(2.5%
アセチル、45%プロピオニル)(0.27g/m2)中
に含有する、ジクロロメタンからコーテイングし
た色素層、 を100μm厚のポリ(エチレンテレフタレート)
支持体にコーテイングすることによつて作製し
た。
【0076】 混合物の個別イエロー色素を用いた比
較用色素供与体、及び以下に同定する単一のイエ
ロー色素を有する対照用色素供与体をまた、各々
0.27g/m2で作製した。
【0077】
【化23】 シアニン赤外吸収色素
【化】
【0078】 中間色素受容素子は、スチレン−ジビ
ニルベンゼン共重合体架橋ビーズ(平均粒径14ミ
クロン)(0.11g/m2)、トリエタノールアミン
(0.09g/m2)、及びDC−510(商標)シリコーン
流体(Dow Cornin Company)(0.01g/m2
を、Butvar(商標)76バインダー、ビニルアルコ
ール−ブチラール共重合体、(Monsanto
Company)(4.0g/m2)中に含有する、1,1,
2−トリクロロエタンまたはジクロロメタンから
の層を、下塗りしていない100μm厚のポリ(エ
チレンテレフタレート)支持体にコーテイングす
ることによつて作製した。
【0079】 単色画像は、米国特許第4876235号に
記述されているようなレーザー画像化装置を用い
て、以下に記述するように、色素供与体から受容
体上へ印刷した。レーザー画像化装置は、トラン
スレーシヨンステージ(translation stage)に
取り付けられ、そして色素供与体層に焦点を合わ
せたレンズ集成体に接続された単一ダイオードレ
ーザーから成る。
【0080】 色素受容素子は、その受容層を外側に
向けてダイオードレーザー画像化装置のドラムに
固定した。色素供与体素子は、前記受容素子と向
かい合わせて接触するように固定した。
【0081】 使用したダイオードレーザーは、
Spectra Diode Labs No.SDL−2430−H2であ
り、レーザービーム出力用の一体化付属光フアイ
バーを有し、そしてその光フアイバー末端におい
て波長816nm及び公称出力250ミリワツトを有し
た。光にフアイバー(コア直径100ミクロン)の
へき開面がトランスレーシヨンステージに取り付
けられた0.33倍率レンズ集成体を用いて色素供与
体平面上に画像化されて、33ミクロンの公称スポ
ツト寸法及び115ミリワツトの焦点面における実
測出力を与えた。
【0082】 ドラム(外周312nm)を500rpmで回
転させ、そして画像化電子装置を作動させた。ト
ランスレーシヨンステージは、マイクロステツピ
ングモーターにより回転する親ねじを用いて色素
供与体を横切つて進み、中心−中心線距離14ミク
ロン(1センチメートル当たり714線、または1
インチ当たり1800線)を与えた。レーザーに供給
する電力を100%から16%まで4%単位で変調し
て、連続階調画像をステツプ化した。
【0083】 レーザがおよそ12mm走査した後、レーザー露光
装置を停止させ、そして中間受容体を色素供与体
から分離した。ステツプ化された色素画像を含有
する中間受容体を、120℃に加熱した一対のゴム
ローラー間を通過させることにより、Ad−Proof
紙(商標;Appeleton Papers、Inc.)の60ポン
ド原紙に積層した。次いでポリエチレンテレフタ
レート支持体を剥離して分離し、色素画像及びビ
ニルアルコールーブチラール共重合体をしつかり
と紙に付着させた。原紙は、印刷機から得られた
印刷されたインク画像用の支持体を代表するよう
に選ばれた。
【0084】 ステツプ化された各画像のステータス
T濃度はX−Rite418(商標)濃度計を用いて読み
取り、単一のステツプ画像がSWOP色基準の0.05
濃度単位内にあることがわかつた。イエロー標準
に対しては、この濃度は1.0であつた。
【0085】 転写された色素または色素混合物の特
定のステツプ化画像のa*及びb*値を、D50イルミ
ナント及び10度視野観測に設定したX−Rite918
比色計で読み取り、SWOP色基準のそれと比較
した。L*値が、感知されるほどには基準と違わ
ないことを確認した。a*及びb*値を記録し、そ
してSWOP色基準からの距離を、a*及びb*の差
の自乗を足して平方根をとることにより計算し
た。すなわち、
【0086】
【数1】 √(* e* s2+(* e* s2
【0087】 (式中、e=実験値(転写色素)、及
びs=SWOP色基準である)。 以下の結果が得られた。
【0088】
【表1】 ■■■ 亀の甲 [0038] ■■■
【0089】 *米国特許第4923、846号明細書、表C−2(例C
−2)、Foron Brilliant Yellow S−6GLは以
下の構造式を有する
【0090】
【化24】
【化】
【0091】 **色素Wは比色計の読取りフイルタ
ーと比較して非常に浅色であるため、ドラム回転
数を400rpmに調節して転写濃度を増加させて、
SWOP色基準に調和させる必要があつた。
【0092】 上述の結果は、本発明の色素混合物を
適当な比率で用いることによつて、従来技術の対
照標準、またはSWOP色基準からはるかに離れ
ている個別のイエロー色素画像のどちらと比較し
ても、イエローSWOP色基準の色相によく対応
する色相が得られたことを示している。
【0093】 例 2 個別のイエロー色素供与体素子は、 (1) 1−ブタノールからコーテイングしたTyzor
TBT(商標)チタンテトラ−n−ブトキシド(デ
ユポン社)(0.16g/m2)の下塗層;及び (2) 以下で同定し且つ先に例示したイエロー色素
(総塗布量0.16g/m2)及びFC−431(商標)フル
オロカーボン界面活性剤(3M社)(0.01g/m2
の混合物を、酢酸プロピオン酸セルロースバイン
ダー(2.5%アセチル、45%プロピオニル)(0.27
g/m2)中に含有する、ブタノンからコーテイン
グした色素層、 を6μm厚のポリ(エチレンテレフタレート)支
持体にコーテイングすることによつて作製した。
【0094】 色素供与体素子の裏側は、 (1) 1−ブタノールからコーテイングしたTyzor
TBT(商標)チタンテトラ−n−ブトキシド(デ
ユポン社)(0.16g/m2)の下塗層;及び (2) 酢酸n−プロピル、トルエン、イソプロピル
アルコール、及びn−ブチルアルコールの溶剤混
合物からコーテイングした、Emralon 329(商標)
ポリ(テトラフルオロエチレン)粒子乾燥フイル
ム滑材(Acheson Colloids Co.)(0.54g/m2
の滑性層、 でコーテイングした。
【0095】 混合物の個別イエロー色素を使用する
比較用色素供与体、及び以下に同定する単一のイ
エロー色素を有する対照用色素供与体(各々0.16
g/m2)もまた作製した。
【0096】 紙支持体上に積層化したポリマー上塗
層を含んで成る色素受容素子は、まず下塗りして
いない100μm厚のポリ(エチレンテレフタレー
ト)支持体上に、Butvar 76(商標)バインダー、
ビニルアルコール−ブチラール共重合体
(Monsanto社)(4.0g/m2)中の、架橋スチレン
−ジビニルベンゼン共重合体ビーズ(平均粒径12
ミクロン)(0.11g/m2)、トリエタノールアミン
(0.09g/m2)、及びDC−510(商標)シリコーン
流体(Dow Corning社)(0.01g/m2)の層を、
1,1,2−トリクロロエタンまたはジクロロメ
タン溶剤混合物からコーテイングすることによつ
て作製した。
【0097】 このコーテイングは、120℃に加熱し
た一対の移動ローラー間を一回通過させることに
よつて、Ad−Proof(Appleton Paper)(60ポン
ド)原紙に(ポリマーをコーテイングした側を原
紙に接触させて)積層した。ポリ(エチレンテレ
フタレート)支持体を剥離して分離し、そして原
紙の片側にビニルアルコール−ブチラール共重合
体の上塗層を残した。原紙は、印刷機から得られ
た印刷されたインク画像用の支持体を代表するよ
うに選ばれた。
【0098】 およそ9cm×12cmの面積の色素供与体
素子の色素側を、同じ面積の色素受容素子のポリ
マー上塗層側に接触させて置いた。この集成体を
モーター駆動の60mm直径のゴムローラー先端に固
定し、そして26℃に調節されたTDK熱ヘツドL
−133(8B0796番)を、36ニユートンの力でバネ
で用いて集成体の色素供与体素子側にプレスし
て、それをゴムローラーに押し当てた。
【0099】 画像化電子装置を作動させ、そして集
成体を印刷ヘツド及びローラー間を6.9mm/秒で
引いた。同時に、熱印刷ヘツドの抵抗体に、33ミ
リ秒/ドツトの印刷時間の間128μ秒の間隔(29μ
秒/パルス)でパルスを送つた。印刷ヘツドに供
給される電圧はおよそ24vであり、およそ1.2ワツ
ト/ドツトの瞬間最大電力、及び9.0ミリジユー
ル/ドツトの最大総エネルギーを発生させた。ス
テツプ化した濃度画像は、最大255の規定された
範囲内でパルス/ドツトを徐々に増加させること
によつて発生させた。
【0100】 印刷後、供与体素子を受容体素子から
分離し、そして各ステツプ化画像のステータスT
濃度をX−Rite418濃度計を用いて読み取り、単
一のステツプ画像がSWOP色基準の0.05濃度単位
内であることがわかつた。イエロー基準に対して
は、この濃度は1.0である。
【0101】 a*及びb*を測定し、次いでSWOP色
基準からの距離を例1に記述したように計算し
た。以下の結果が得られた。
【0102】
【表2】 ■■■ 亀の甲 [0039] ■■■
【0103】 **米国特許第4923846号、表C−2
(例C−2)、Foron Brilliant Yellow S−6GL
は例1に記載した構造を有する。
【0104】 上述の結果は、本発明の色素混合物を
適当な比率で用いることによつて、従来技術の対
照標準、またはSWOP基準からはるかに離れて
いる個別のイエロー色素画像のどちらと比較して
も、イエローSWOP色基準の色相によく対応す
る色相が得られたことを示している。
【0105】 熱ヘツドを用いた色素転写によつて得
られた上述の結果は、レーザー転写を用いた例1
の結果と本質的に等価である。このことは、良好
な色相調和が異なる感熱転写方法によつて得られ
ることを例示している。
【0106】 例 3 以下に例示する色素混合物を含有する個別の色
素供与体素子を例1に記載したように作製した。
単一の色画像を、例1に記載したように、レーザ
ー画像化装置を用いて受容体上にこれらの色素供
与体を使用して印刷した。例1に記載したよう
に、転写した色画像を、SWOPイエロー色基準
と及び先行技術の好ましい色素を含有する同様に
転写した色画像と比色して比較し、そしてその結
果を表3に記載した。
【0107】
【表3】 ■■■ 亀の甲 [0040] ■■■
【0108】 *Tan-1(b*/a*) **色相角(SWOP)−色相角(本発明) ***米国特許第4923846号、表C−2(例C2)、
Foron Brilliant Yellow S−6GL
【0109】
【発明の効果】 上述の結果は、本発明の色素混
合物を適当な比率で使用することによつて、色座
標及び色相角の両方においてSWOP色基準の色
相によく対応する色相が得られたことを示してい
る。対照的に、先行技術の対照色素からの及び個
別の色素からのイエロー色素画像は、色座標及
び/または色相角のどちらかまたは両方における
基準からはるかに離れたものであつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリマーバインダー中に分散させ
    たイエロー色素混合物を含んで成る色素層を表面
    に担持する支持体を含んで成る、感熱転写用イエ
    ロー色素供与体素子であつて、前記イエロー色素
    のうち少なくとも一種が次式、 【化1】 【化】 (上式中、R1は、炭素原子1〜10個を含む置換
    若しくは未置換アルキル基;炭素原子5〜7個を
    含むシクロアルキル基;または置換若しくは未置
    換アリル基であり; R2は、前記R1についてのいずれかの基である
    か、またはZと一緒になつた場合には5−若しく
    は6−員環を形成する原子を表し; Zは、水素;前記R1についてのいずれかの
    基;アルコキシ;ハロゲン;若しくはアリールオ
    キシであるか;またはR2と一緒になつた場合に
    は5−若しくは6−員環を形成する原子を表し; Yは、前記R1についてのいずれかの基;炭素
    原子1〜10個を含むアルコキシ;若しくはハロゲ
    ンであるか;または5−若しくは6−員環を完成
    することにより縮合環系を形成するのに必要な原
    子を表し;そして nは1〜3の正の整数である) で示され、そして前記色素のうち少なくとももう
    一種の色素が次式、 【化2】 【化】 (上式中、R6は、炭素原子1〜10個を含む置換
    若しくは未置換アルキル基;炭素原子5〜7個を
    含むシクロアルキル基;置換若しくは未置換アリ
    ル基:または炭素原子6〜10個を有するアリール
    基を表し; R7は、炭素原子1〜10個を有する置換若しく
    は未置換アルコキシ基;炭素原子6〜10個を有す
    る置換若しくは未置換アリールオキシ基;
    NHR8;NR8R9;またはベンゼン環と縮合した
    6−員環を完成するのに必要な原子を表し; R3及びR4は各々、前記R6についてのいずれか
    の基を表すか;またはR3及びR4は、一緒に結合
    して、これらが結合している窒素と共に5−若し
    くは6−員複素環式環を形成することができ;ま
    たはR3及びR4のどちらか若しくは両方は、アニ
    リノ窒素の結合位置に対してオルト位でベンゼン
    環の炭素原子に結合して、5−若しくは6−員環
    を形成することにより多環式系を形成することが
    でき; R5は、水素;炭素原子1〜10個を含む置換若
    しくは未置換アルキル基;炭素原子5〜7個を含
    むシクロアルキル基;置換若しくは未置換アリル
    基;カルバモイル;またはアルコキシカルボニル
    を表し; R8及びR9は各々独立して、前記R6についての
    いずれかの基を表すか;またはR8及びR9は、一
    緒に結合して、これが結合している窒素と共に5
    −若しくは6−員複素環式環を形成することがで
    き; mは1〜3の正の整数であり;そして Gは、炭素原子1〜10個を含む置換若しくは未
    置換アルキル若しくはアルコキシ基;ハロゲン;
    またはアリールオキシを表すか;あるいは5−若
    しくは6−員環を完成することにより縮合環系を
    形成するのに必要な原子を表す) で示されることを特徴とする、感熱転写用イエロ
    ー色素供与体素子。
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