JPH0554645A - メモリ制御装置およびメモリ制御コード作成装置 - Google Patents

メモリ制御装置およびメモリ制御コード作成装置

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JPH0554645A
JPH0554645A JP3213649A JP21364991A JPH0554645A JP H0554645 A JPH0554645 A JP H0554645A JP 3213649 A JP3213649 A JP 3213649A JP 21364991 A JP21364991 A JP 21364991A JP H0554645 A JPH0554645 A JP H0554645A
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JP
Japan
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refresh
instruction
main memory
dram
machine instruction
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JP3213649A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Iwayama
洋明 岩山
Minoru Saeki
稔 佐伯
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイナミックRAMをメモリとして持つ情報
処理装置等で、メモリのリフレッシュのために処理速度
性能が低下しないようなメモリ制御装置を得ることを目
的とする。 【構成】 第1の発明においては、プロセッサが持つ通
常の命令解読用のデコーダ以外に、別のDRAMリフレ
ッシュ用デコーダを設け、このデコーダがメモリ・アク
セス以外の命令で処理時間が長い命令であると判断した
ときリフレッシュ要求を出す構成とした。第2の発明に
おいては、機械命令中の特定ビットをリフレッシュ・リ
クエスト信号として使用し、これを検出してリフレッシ
ュ要求を出す構成とした。第3の発明は、この特定ビッ
トをオンにするコンパイラを設け、複数の命令でも1つ
のリフレッシュ・リクエスト信号を出す構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リフレッシュを必要
とするダイナミックRAMをメモリとして使用する場合
のメモリ制御装置およびメモリ制御コード作成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、リフレッシュを必要とするダイ
ナミックRAM(以下DRAMと略記する)をメモリと
して持つ情報処理装置の全体的な構成を表した構成図で
ある。図において、1はCPU、2は主記憶制御用コン
トローラ、3は主記憶装置でDRAMで構成されてい
る。4はキャッシュ・メモリである。5はその主記憶制
御用コントローラ2が主記憶装置に対して出力するRA
S信号、CAS信号等の主記憶制御信号である。また、
6はCPU1が主記憶装置3に対してアクセスする際
に、主記憶制御用コントローラ2に主記憶装置制御信号
5の出力を依頼するための主記憶リクエスト信号であ
り、7は主記憶制御用コントローラ2が主記憶装置3に
対してアクセスしているとき出力される主記憶ビジー信
号である。また、8は主記憶制御用コントローラ2がキ
ャッシュ・メモリ4を制御するためのキャッシュ・メモ
リ制御信号である。9、10はCPU1、キャッシュ・
メモリ4及び主記憶装置3を接続しているバス信号であ
り、9がアドレス・バス、10がデータ・バスである。
【0003】図9は、図8におけるCPU1の内部を表
したブロック図である。図において、12は命令のフェ
ッチを行うフェッチ回路、13はフェッチ回路12で読
み込まれた命令のデコードを行うデコード回路、14は
そのデコード回路13の結果に基づき命令の実行を行う
実行回路である。15はフェッチ回路12、デコード回
路13、実行回路14の制御をお互いに行うための制御
線である。また16は、フェッチ回路12が命令をフェ
ッチする際、命令の読出しを主記憶制御用コントローラ
2に要求するためのフェッチ・リクエスト信号であり、
17は実行回路14が命令の実行中に必要なデータを主
記憶制御用コントローラ2に要求するためのデータ・リ
クエスト信号である。フェッチ・リクエスト信号16と
データ・リクエスト信号17はORゲート18でマージ
され、主記憶制御用コントローラ2に出力される。
【0004】図10は、図8における主記憶制御用コン
トローラ2の内部を表したブロック図である。図におい
て、22は通常のアクセスの際にRAS、CAS等の制
御信号を生成する主記憶アクセス制御部で、23は主記
憶に対してリフレッシュを行う際にRAS、CAS等の
制御信号を生成するリフレッシュ制御部である。24は
リフレッシュ制御部が主記憶装置に対してアクセスして
いるときにONになるリフレッシュ制御部ビジー信号
で、25は主記憶アクセス制御部が主記憶装置に対して
アクセスしているときにONになる主記憶アクセス制御
部ビジー信号である。リフレッシュ制御部ビジー信号2
4と主記憶アクセス制御部ビジー信号25はORゲート
26でマージされて、主記憶ビジー信号7となってCP
Uに伝達される。
【0005】27はリフレッシュのタイミングを生成す
るためのタイマで、28はそのタイマ27のキャリー出
力である。29は主記憶アクセス制御部22が主記憶に
対して出力する主記憶アクセス制御信号であり、30は
リフレッシュ制御信号23が主記憶に対して出力するリ
フレッシュ制御信号である。主記憶アクセス制御信号2
9とリフレッシュ制御信号30はORゲート31でマー
ジされて主記憶装置3に伝達される。この信号によりD
RAMはリフレッシュされる。
【0006】図11は上記H/Wにおけるパイプライン
中の機械命令の流れを示す一例である。パイプラインの
各ステージは上流から、フェッチ、デコード、実行のス
テージとなっており、図では各ステージが横に並んでい
る。また、時間(クロック)は縦にとってある。従っ
て、1つの箱は、ある時間にそのステージに存在してい
る機械命令を表す。なお、同一アルファベットで示され
る機械命令は同一の機械命令である。
【0007】次に動作について説明する。CPU1が主
記憶装置3に対してアクセスする場合、先ず主記憶制御
用コントローラ2から入力されるビジー信号7をチェッ
クする。このビジー信号7がONの時は、主記憶制御用
コントローラ2が主記憶装置3に対してアクセス中であ
るから、CPU1は、主記憶装置3に対するアクセスを
Waitする。ビジー信号7がOFFになったら、CP
U1は、主記憶制御用コントローラ3に対しリクエスト
信号6を上げると共に、しかるべきアドレス信号をアド
レス・バス9に、またライト時にはデータを同時にデー
タ・バス10に出力する。主記憶制御用コントローラ2
内部の主記憶アクセス制御部22では、このリクエスト
信号6を受けてキャッシュのヒット判定を行い、ミスヒ
ットであれば、主記憶アクセスのためのタイミングで主
記憶アクセス制御信号29(RAS、CAS信号等)を
生成する。
【0008】一方、リフレッシュ制御は、主記憶アクセ
スとは全く独立して動作する。タイマ27は電源投入と
同時にカウントアップを始め、タイマ値が設定値に達し
たら1サイクルだけキャリー出力する。このキャリー出
力28は、リフレッシュ制御部23に入力され、この信
号を受けてリフレッシュ制御部23はリフレッシュ制御
信号30を生成する。但し、このとき主記憶アクセス制
御部22から主記憶装置3に対しアクセス中、主記憶ア
クセス制御部ビジー信号25がONの時は、リフレッシ
ュ制御信号30の出力はWaitする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の方式では、機械
命令の実行が主記憶をアクセスする/しないに係わらず
必ず一定周期でリフレッシュが起動されるため、メモリ
ーアクセスを伴う機械命令の実行がリフレッシュ終了ま
で待たされるということが多発し、速度性能の低下を引
き起こすという問題が有った。本発明は、上記のような
リフレッシュに伴う計算機の速度低下を減少させること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明にお
いては、上記の目的のために、プロセッサが持っている
命令解読用のデコーダとは別に、各機械命令ごとにリフ
レッシュの可否を判定するデコーダを設け、そのデコー
ド結果に基づき、メモリアクセス以外でリフレッシュに
十分な時間の機械命令であれば、ぞの実行タイミングで
リフレッシュを要求するような機構を備えた。
【0011】本発明の第2の発明においては、上記の目
的のために、従来の機械命令で使用しないビットか、ま
たは新たに付加して機械命令にリフレッシュを制御する
ビットを設け、そのビットがオンである機械命令の実行
タイミングでリフレッシュを要求するような機構を備え
た。
【0012】本発明の第3の発明においては、本発明の
第2の発明の機構を動作させるため、元の機械命令列の
コンパイルコード中の命令列を静的に解析し、非メモリ
アクセス命令で、単独または連続した命令実行時間がリ
フレッシュ時間以上にある時に機械命令列の先頭命令に
リフレッシュ用ビットをオンに書込むコンパイラを設け
た。
【0013】
【作用】この発明におけるリフレッシュ制御方式では、
機械命令がメモリアクセスを行わない時間を利用して主
記憶装置のリフレッシュが行われる。この間は機械命令
の実行と主記憶のリフレッシュが並行して行われる。
【0014】
【実施例】
実施例1.以下、本発明における一実施例を図に基づい
て説明する。図1は、図8と同様、本発明を情報処理装
置に適用した際の全体的な構成を示した構成図である。
図において1〜10は図8と同様である。20は、リフ
レッシュ・リクエスト信号であり、CPUから主記憶制
御用コントローラ2に対して出力される。
【0015】図2は、第1の発明を詳述するために示し
たもので、図1におけるCPUの内部を表したブロック
図である。図において6〜18は従来例の図9と同様で
ある。新規部分の19はフェッチされた機械命令の実行
タイミングでリフレッシュを起動して良いかどうかを判
断するための新しく設けられたリフレッシュ・デコード
回路であり、そのデコード結果がリフレッシュ・リクエ
スト信号20となって、主記憶制御用コントローラ2に
伝達される。
【0016】図3は、図10と同様、主記憶制御用コン
トローラの内部を表したブロック図である。図におい
て、32はCPU1から伝達されたリフレッシュ・リク
エスト信号20を受けて、実際にリフレッシュの起動を
するか/否かの判断をする新設のリフレッシュ・リクエ
スト制御部である。33はそのリフレッシュ・リクエス
ト制御部32からリフレッシュ制御部23に伝達される
リフレッシュ起動要求信号である。また、34は、CP
U1が要求した機械命令のフェッチ時にキャッシュがヒ
ットしたかミスヒットしたかを示す、ヒット判断制御線
であり、主記憶アクセス制御部22から、リフレッシュ
・リクエスト制御部32に対して伝達される。その他の
部分は従来例と同様である。
【0017】次にこの動作を説明する。図2に基づいて
CPUの動作を説明する前に、リフレッシュ動作との関
連を述べる。主記憶装置(DRAMで構成)のリフレッ
シュは、実行すべき機械命令をデコードした結果、リフ
レッシュを要求する命令であった場合、又は、一定期間
中リフレッシュを要求する命令が現れなかった場合、す
なわち要求タイマ27がキャリーを出力した場合はリフ
レッシュを起動する。ただし、デコード結果によりリフ
レッシュが要求されても、次命令フェッチでキャッシュ
がミスヒットし、主記憶アクセスの必要が生じた場合は
リフレッシュは抑制される。これが機械命令とDRAM
のリフレッシュとの優先度の説明である。
【0018】さらに、本発明においては、新設のリフレ
ッシュ・デコード回路19で検出される命令で、リフレ
ッシュ・リクエスト信号20を発生する命令は、その実
行時間がDRAMのリフレッシュ時間以上かかる命令だ
けを検出するよう論理機構を設定している。図2のCP
Uでは、まずある命令をフェッチ回路12にフェッチし
た時、その命令の実行タイミングの頭でリフレッシュを
行っても実行におけるメモリアクセスを妨害しないかど
うかを判断する。つまり、フェッチされた命令は、実行
制御用のデコード回路13に入力されるとともにリフレ
ッシュ・デコード回路19にも入力される。このリフレ
ッシュ・デコード回路19は、命令毎にDRAMのリフ
レッシュを通常の機械命令の実行と並行して行えるかど
うかという情報をテーブルにもち、命令のオペレーショ
ンコードに従って、そのテーブルを読み出す。そして、
命令がメモリアクセスではなく、しかも実行時間がリフ
レッシュ時間と同じかそれより長いものを選び出す。こ
のような命令をデコードしたときのみ出力がONにな
る。この出力がリフレッシュ・リクエスト信号20とし
て、主記憶制御用コントローラ2に伝達される。
【0019】図3の主記憶制御用コントローラ2内部の
リフレッシュ・リクエスト制御部32では、この信号を
受けて、実際にリフレッシュを実行するか否かを判断
し、実行すべき場合には、リフレッシュ起動要求信号3
3をリフレッシュ制御部23に対し出力する。また、リ
クエスト信号が一定期間中に必要数こない場合は強制的
にリフレッシュ制御信号30を生成する。これについて
は他の実施例で説明する。
【0020】リフレッシュ・リクエスト制御回路32か
ら出力されたリフレッシュ起動要求信号33は従来装置
のタイマ27のキャリー出力28と同様にリフレッシュ
制御部23に入力され、それをもとにリフレッシュ制御
部23では、主記憶装置3にリフレッシュを動作させる
べきタイミングのリフレッシュ制御信号を生成する。リ
フレッシュ制御部23のその他の動作及び主記憶アクセ
ス制御部の動作については、従来装置と全く同様であ
る。
【0021】以上述べたように、リフレッシュ・デコー
ダをCPUのデコード回路と並列に設けたので、非常に
早期にメモリアクセス命令を解読が出来、本来の命令実
行が待たされることがほとんどなくなる。
【0022】実施例2.なお、上記実施例ではH/Wが
機械命令のデコード結果に基づいてリフレッシュ要求を
出すことにしているが、マイクロプログラム制御の計算
機である場合は、マイクロプログラムのコマンドの一つ
としてリフレッシュの要求を用意して、当該命令の最初
のステップでそのコマンドを実行することによっても上
記実施例と同様の作用効果を奏する。
【0023】図4は第2の発明を詳述するために示した
もので、CPU内部のブロック図である。図において、
6〜18は従来例の図9と同様である。21はフェッチ
回路12でフェッチされた機械命令の1ビット(これを
リフレッシュフラグビットと呼ぶ)であり、この信号が
そのままリフレッシュ・リクエスト信号20となって主
記憶制御用コントローラに出力される。
【0024】図5は機械命令列にリフレッシュフラグビ
ットを付加した例を説明する図である。このフラグビッ
トONの方法は後の実施例で述べるとして、フラグビッ
トONをフェッチ回路12が検出する命令構造となって
いる。図4に示す一実施例については、命令に設けられ
た、リフレッシュを制御する1ビットがそのままリフレ
ッシュ・リクエスト信号20となる他は、その他のH/
Wの動作・構成は実施例1と同様である。
【0025】実施例1.が機械命令単位のリフレッシュ
制御であったのに対し、実施例2.では命令列を対象と
するように拡張されて、複数の命令を併せた時間でリフ
レッシュ相当時間になった場合でもリフレッシュ・リク
エスト信号を出せる。こうすることでより競合の機会が
減る。なお、機械命令の実行をマイクロプログラムで行
うような計算機においては、制御記憶中にリフレッシュ
を制御するフィールドを設けて、命令中のリフレッシュ
を制御するビットが有効となるタイミングを指定できる
ようにすれば、同一命令で処理内容が異なるようなパス
が存在しても柔軟に対処できることになる。
【0026】実施例3.実施例2.を可能にするための
コンパイラ装置を説明する。図6はこの第3の発明であ
るコンパイラの動作を説明するためのフローチャート図
である。また図5は機械命令列の例を示す図であると同
時に、本発明のコンパイラによって作成された命令列の
例を示す図である。図において、斜線の施した命令はメ
モリアクセスを伴わない命令で、斜線の無い命令はメモ
リアクセスを伴う命令である。簡単のため、分岐命令及
び命令でないワードはメモリアクセスを伴う命令として
扱っているものとする。本発明の第2の発明によるリフ
レッシュ要求ビットは命令の最上位ビットとして設けら
れ、このビットに黒丸を記した命令がリフレッシュ要求
を出す命令である。なお、リフレッシュには5クロック
を要すると仮定している。
【0027】リフレッシュ要求のフラグONの設定は、
上記例では次の基準による。 1)メモリアクセスを伴わない単独の機械命令であっ
て、その平均所用時間がリフレッシュの所用時間と同程
度かそれ以上の場合、その機械命令にリフレッシュ要求
フラグを埋め込む。 2)メモリアクセスを伴わない機械命令が連続してい
て、各機械命令の平均所用時間の合計がリフレッシュの
所用時間と同程度かそれ以上の場合、その機械命令列の
先頭の命令にリフレッシュ要求フラグを埋め込む。
【0028】図6に従って動作を説明する。まず、初期
値として、 adr :コンパイルコード中のアドレスオフセット const:リフレッシュ1回に要するクロック数 を設定する。次に、コンパイルコードをアドレスの若い
順に検索していき、メモリアクセスを伴う命令であれば
なにもしないで、メモリアクセスを伴わない命令(列)
であれば、その命令(列)の所用時間がリフレッシュの
所用時間以上という条件を満たす時リフレッシュ要求フ
ラグを設定するという処理をコンパイルコードの終わり
まで繰り返す。adr++はアドレスのポストインクリ
メント、targetはメモリアクセスしない命令列の
先頭アドレス、memory_access(I)?は
命令Iがメモリアクセスを伴うかどうかの条件判断、m
ark(target)はtargetで示されるアド
レスの命令にリフレッシュ要求フラグを設定する操作、
clock(I)は命令Iの所用クロック数、cloc
kはメモリアクセスをしないクロック数を示す。なお、
各機械命令ごとのメモリアクセスの有無、平均所用時間
などはコンパイラがテーブルとして持っているものとす
る。
【0029】上記実施例では最上位ビットを機械命令に
付加した例を示したが、未使用のビットがあればそれを
使用してもよい。また、少ないビット、例えば2ビット
の組合せで利用されていない組合せがあればそれを利用
してもよい。
【0030】実施例4.実施例1.ではリフレッシュ・
リクエスト信号をなるたけ早期に出す発明について記述
したが、リフレッシュ・リクエスト信号を早く数多く、
しかも無駄にならないように必要数出た以降は止める例
を説明する。図7は、この実施例の動作を説明するため
の構成図で、図3におけるリフレッシュ・リクエスト制
御部の内部を表したブロック図である。図において、3
5は命令フェッチにおいてミスヒットが生じ主記憶アク
セスが必要な場合、リフレッシュの起動を抑止するため
のANDゲートである。また、36はCPU1から伝達
されたリフレッシュ・リクエスト信号の回数をカウント
するためのカウンタであり、37はそのカウンタ36の
キャリー出力である。38は、一定時間内に必要回数以
上のリフレッシュをしないよう監視するための監視タイ
マであり、39はその監視タイマ38のキャリー出力で
ある。また27は、一定時間内にCPU1からリフレッ
シュの要求がこなかった場合にリフレッシュを起動する
ための要求タイマである。40は、カウンタ36が規定
値に達した後のリフレッシュの起動を抑止するためのA
NDゲートであり、そのANDゲート40の出力がリフ
レッシュ制御部へリフレッシュ起動要求信号33として
伝達される。
【0031】ところで、通常のダイナミックメモリの必
要リフレッシュ回数は、一定期間中に何回と規定されて
いる。例えば、1MbitのDRAMでは、8ms中に
512回と規定されており、8msの期間内であればど
こで512回行っても良い。しかし、従来装置において
は、リフレッシュの起動は、命令の実行と全く非同期に
行われていたので、例えば8ms/512=15.6μ
sのタイマを設け、その時間毎にキャリー出力を出して
1回ずつ起動している。本発明において、1Mbitの
DRAMで主記憶を構成した場合は、監視タイマの初期
値は8ms要求タイマの初期値は15.6μsとなる。
また、カウンタの既定値は、512となる。
【0032】リフレッシュ・リクエスト信号20、もし
くは要求タイマ27のキャリー出力によりリフレッシュ
が要求されると、カウンタ36は1カウントアップす
る。カウント値が512に達していない時は、その要求
はそのままリフレッシュ起動要求信号33となって、リ
フレッシュ制御部23に伝達されるとともに、要求タイ
マのリセットを行う。カウント値が512になった場合
は、8msタイマである監視タイマ38のキャリーが出
力されるまでは、これ以上リフレッシュの必要が無いた
め、ANDゲート40によりリフレッシュ起動要求信号
をマスクする。また、同時に要求タイマ27の動作もス
トップさせる。
【0033】逆にカウンタ値が512に達してなく、か
つリフレッシュ・リクエスト信号が15.6μs間こな
い場合は、要求タイマ27が働いて強制リフレッシュを
起動する。すなわち、リフレッシュ・リクエスト信号が
全くこない場合は、15.6μsに1回ずつリフレッシ
ュが起動され、従来装置と同様の動作をする。こうし
て、必要回数以上のリフレッシュ・起動要求は生じな
い。
【0034】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、第一の
発明ではプロセッサが持つデコーダ以外にDRAMリフ
レッシュ用のデコーダを設けたので、機械命令の解読の
初期の段階でDRAMのリフレッシュ要求が可能で、機
械命令実行速度の低下機会を減少させる効果がある。第
二の発明によれば、DRAMのリフレッシュ要求を機械
命令の未使用ビットを使用し、これを検出して実行する
ようにしたので、デコード回路なしでも機械命令実行速
度の低下機会を減少させる効果がある。第三の発明によ
れば、第二の発明と組み合わせ、デコード回路なしでも
機械命令実行速度の低下機会を更に減少させる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報処理装置の全体の構成図
である。
【図2】本発明の第1の発明を適用した実施例であるC
PU内部のブロック図である。
【図3】本発明の一実施例である主記憶制御用コントロ
ーラ内部のブロック図である。
【図4】本発明の第2の発明を適用した実施例であるC
PU内部のブロック図である。
【図5】本発明の第3の発明に係るコンパイラによって
生成された機械命令列を説明する図である。
【図6】本発明の第3の発明に係るコンパイラのアルゴ
リズムのフローチャート図である。
【図7】本発明を適用した図3の中のリフレッシュ・リ
クエスト制御部のブロック図である。
【図8】従来の情報処理装置の全体の構成図である。
【図9】従来の情報処理装置のCPU内部のブロック図
である。
【図10】従来の情報処理装置の主記憶制御用コントロ
ーラ内部のブロック図である。
【図11】本発明が適用されるパイプライン制御計算機
中の機械命令の流れを示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 主記憶制御用コントローラ 3 主記憶装置 5 主記憶制御信号 6 主記憶リクエスト信号 12 フェッチ回路 13 デコード回路 14 実行回路 19 リフレッシュ・デコード回路 20 リフレッシュ・リクエスト信号 27 リフレッシュ・タイマ 28 リフレッシュ・タイマ・キャリー 30 リフレッシュ制御信号 31 主記憶アクセスのORゲート 32 リフレッシュ・リクエスト制御回路 33 リフレッシュ起動要求信号 35 リフレッシュ・リクエスト制御用ANDゲート 36 カウンタ 37 カウンタ・キャリー 38 監視タイマ 39 監視タイマ・キャリー 40 リフレッシュ起動要求マスク用ANDゲート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理用の機械命令を実行するプロセ
    ッサが持つ命令解読用のデコーダ以外にDRAM(ダイ
    ナミック・ランダム・アクセス・メモリ)用のデコーダ
    を別に持ち、上記別のデコーダがメモリ・アクセス以外
    の命令を解読した時に上記DRAMにリフレッシュ要求
    を出し得る手段を備えたメモリ制御装置。
  2. 【請求項2】 情報処理用の機械命令を実行するプロセ
    ッサシステムにおいて、通常の機械命令に使用しないビ
    ットまたは新たに設けた専用のビットに、DRAM(ダ
    イナミック・ランダム・アクセス・メモリ)のリフレッ
    シュ用の意味を持たせ、上記プロセッサが上記ビットを
    解読した時に上記DRAMにリフレッシュ要求を出し得
    る手段を備えたメモリ制御装置。
  3. 【請求項3】 情報処理用の機械命令を実行するプロセ
    ッサシステムにおいて、通常の機械命令に使用しないビ
    ットまたは新たに設けた専用のビットに、DRAM(ダ
    イナミック・ランダム・アクセス・メモリ)のリフレッ
    シュ要求用の意味を持たせ、上記意味を持たせたビット
    を生成するため、元の機械命令の内容を知り、また機械
    命令の実行時間を知ってビットを付加するコンパイラを
    備えたメモリ制御コード作成装置。
JP3213649A 1991-08-26 1991-08-26 メモリ制御装置およびメモリ制御コード作成装置 Pending JPH0554645A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001184861A (ja) * 1999-11-23 2001-07-06 Robert Bosch Gmbh Dramのリフレッシュ方法及びマイクロコントローラ
JP2006040519A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Samsung Electronics Co Ltd 単位sram単位で初期化できる半導体装置

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