JPH0554201A

JPH0554201A - 多段ｉｃカードコネクタ

Info

Publication number: JPH0554201A
Application number: JP3258396A
Authority: JP
Inventors: Shigeyuki Araki; 繁幸荒木; Naohiko Miyoshi; 尚彦三好; Tadashi Isawa; 正石和
Original assignee: Japan Aviation Electronics Industry Ltd; Ricoh Co Ltd
Current assignee: Japan Aviation Electronics Industry Ltd; Ricoh Co Ltd
Priority date: 1990-11-28
Filing date: 1991-09-10
Publication date: 1993-03-05
Anticipated expiration: 2013-02-10
Also published as: JP2711601B2

Abstract

(57)【要約】【目的】ＩＣカードの種別の確認及びＩＣカードの抜
き差しを容易にする。【構成】ＩＣカードをそれぞれ着脱自在に差し込むこ
とができる複数のＩＣカードコネクタ１４を階段状に食
い違わせて多段に設け、多段ＩＣカードコネクタを構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、ＩＣカードをそれぞ
れ着脱自在に差し込むことができる複数のＩＣカードコ
ネクタを多段に設けた多段ＩＣカードコネクタに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】ＯＡ機器、例えばレーザプリンタでは、
その制御を効率的に行うために、外部から本体の制御ユ
ニットを直接アクセスできるＩＣカード、例えばフォン
トＩＣカードやエミレーションＩＣカードを着脱自在に
差し込むことができるＩＣカードスロットを備えたもの
が多くなっている。即ち、フォントにおいては、ゴシッ
ク体、明朝体、各種欧文書体、またはこれら書体の大き
なフォント、小さいフォント、さらにはベクトルフォン
ト等が必要となるが、これらのフォントを本体の制御ユ
ニットで全て持つことは効率的でないため、多くはオプ
ションのＩＣカードより供給される。そのため、マルチ
フォント対応とするには、フォント用ＩＣカードスロッ
トが複数必要となる。また、エミレーション機能も多く
は、ＩＣカードにより供給され、ＩＣカードの差し替え
により異機種パソコンとの通信を可能としている。しか
し、この機能もマルチエミレーション対応の要求があ
り、エミレーションＩＣカードスロットが複数必要とな
ってきている。

【０００３】このように、機器の高性能・多機能化ない
し高付加価値化が進むにつれ、外部から機能追加が容易
なＩＣカードの使用が益々増加する傾向にある。しか
し、従来のＩＣカードスロットは、大半が単品差し込み
型で、ＩＣカードの使用枚数の増加に伴いスロットが分
散設置されることになり、設置スペースが多くなると
か、電気配線が複雑になる等の問題があった。

【０００４】一方、数少ない複数枚差し込み型の一つと
して、図２４に示すような多段構造のものが従来知られ
ている。これは、１つのハウジング１に、例えば３つの
ＩＣカードコネクタ２を一体にかつ前面のカード挿入口
３を同一垂直面に揃えて多段に設けており、該ハウジン
グ１をプリント基板（以下ＰＣＢと記す）４上に設置
し、各ＩＣカードコネクタ２からの基板接続用のコネク
タピン５を、ハウジング１に設けたピン孔６から引き出
してＰＣＢ４のピン孔７に差し込むものである。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかし、これによる
と、次のような問題点があった。 (1)全ＩＣカードコネクタ２のカード挿入口３が同一垂
直面に揃えて形成されているため、差し込んだ複数枚の
ＩＣカードが前後に揃って重なることになり、ＩＣカー
ドの種別の確認が困難であるばかりでなく、ＩＣカード
の抜き差しの操作性が悪かった。 (2)全ＩＣカードコネクタ２のコネクタピン６が全てハ
ウジング１のピン孔６から引き出されているため、ＰＣ
Ｂ４上への実装に当たっては全コネクタピン６をＰＣＢ
４のピン孔７へ一度に差し込まなければならなくなり、
ＩＣカードコネクタ２のＰＣＢ４への実装が困難であっ
た。

【０００６】そこで、この発明の目的は、ＩＣカードコ
ネクタへのＩＣカードの抜き差しの操作性が良好で、差
し込んだＩＣカードの種別の確認が容易であり、且つＩ
ＣカードコネクタのＰＣＢへの実装が容易であるように
することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】そのため、請求項１に記
載のこの発明は、例えば以下の図示実施例のように、Ｉ
Ｃカードをそれぞれ着脱自在に差し込むことができる複
数のＩＣカードコネクタを多段に設けた多段ＩＣカード
コネクタにおいて、前記複数のＩＣカードコネクタを階
段状に食い違わせてなる、ことを特徴とする。

【０００８】また、請求項２に記載のこの発明は、例え
ば以下の図示実施例のように、ＩＣカードをそれぞれ着
脱自在に差し込むことができる複数のＩＣカードコネク
タを多段に設けた多段ＩＣカードコネクタにおいて、前
記複数のＩＣカードコネクタを互いに分離し、多段に積
み重ねてなる、ことを特徴とする。

【０００９】また、請求項３に記載のこの発明は、例え
ば以下の図示実施例のように、ＩＣカードをそれぞれ着
脱自在に差し込むことができる複数のＩＣカードコネク
タを多段に設けた多段ＩＣカードコネクタにおいて、前
記複数のＩＣカードコネクタを互いに分離し、階段状に
食い違わせて積み重ねてなる、ことを特徴とする。

【００１０】また、請求項４に記載のこの発明は、例え
ば以下の図示実施例のように、ＩＣカードをそれぞれ着
脱自在に差し込むことができる複数のＩＣカードコネク
タを多段に設けた多段ＩＣカードコネクタにおいて、前
記複数のＩＣカードコネクタを互いに分離し、スペーサ
ユニット２８を介して積み重ねてなる、ことを特徴とす
る。

【００１１】また、請求項５に記載のこの発明は、例え
ば以下の図示実施例のように、請求項４に記載の多段Ｉ
Ｃカードコネクタにおいて、前記スペーサユニット２８
にＩＣカードの差し込みを案内するガイド部３４を設け
てなる、ことを特徴とする。

【００１２】また、請求項６に記載のこの発明は、例え
ば以下の図示実施例のように、請求項４または５に記載
の多段ＩＣカードコネクタにおいて、前記スペーサユニ
ット２８に、前記ＩＣカードコネクタの基板接続用ピン
１８を案内するロケータ３３を設けてなる、ことを特徴
とする。

【００１３】また、請求項７に記載のこの発明は、例え
ば以下の図示実施例のように、ＩＣカードをそれぞれ着
脱自在に差し込むことができる複数のＩＣカードコネク
タ３９をプリント基板１７上に多段に設けた多段ＩＣカ
ードコネクタにおいて、前記ＩＣカードコネクタ３９の
全部または一部を、差し込まれた前記ＩＣカードを保持
するカード保持部３７と、そのカード保持部３７に連結
してそれに差し込まれた前記ＩＣカードと電気的に接続
し且つ基板接続用ピン１８を介して前記プリント基板１
７と電気的に接続するコネクタ部３８とで構成してな
る、ことを特徴とする。

【００１４】また、請求項８に記載のこの発明は、例え
ば以下の図示実施例のように、請求項７に記載の多段Ｉ
Ｃカードコネクタにおいて、多段に積み重ねた前記カー
ド保持部３７の各々に、前記コネクタ部３８を連結して
なる、ことを特徴とする。

【００１５】また、請求項９に記載のこの発明は、例え
ば以下の図示実施例のように、請求項７に記載の多段Ｉ
Ｃカードコネクタにおいて、前記カード保持部３７にモ
−ルド弾性部材よりなる係合部４２を設け、その係合部
４２に係合して前記コネクタ部３８を連結してなる、こ
とを特徴とする。

【００１６】また、請求項１０に記載のこの発明は、例
えば以下の図示実施例のように、請求項７に記載の多段
ＩＣカードコネクタにおいて、前記カード保持部３７に
前記ＩＣカードの差し込みを案内するガイド部３７ｂを
設けてなる、ことを特徴とする。

【００１７】

【作用】そして、請求項１に記載の発明では、複数のＩ
ＣカードコネクタにＩＣカードを差し込むとＩＣカード
相互が前後に食い違って階段状になる。

【００１８】また、請求項２に記載の発明では、複数の
ＩＣカードコネクタを個々にプリント基板１７と接続す
る。

【００１９】また、請求項３に記載の発明では、複数の
ＩＣカードコネクタを個々にプリント基板１７と接続
し、多段に積み重ねる。そして、それらのＩＣカードコ
ネクタにＩＣカードを差し込むとＩＣカード相互が前後
に食い違って階段状になる。

【００２０】また、請求項４に記載の発明では、複数の
ＩＣカードコネクタの上下の間隔及び前後の位置をスペ
−サユニット２８によって確保する。

【００２１】また、請求項５に記載の発明では、ＩＣカ
ードをガイド部３４で案内してＩＣカードコネクタに差
し込む。

【００２２】また、請求項６に記載の発明では、複数の
ＩＣカードコネクタの基板接続用ピン１８をロケ−タ３
３で案内してプリント基板１７に接続する。

【００２３】また、請求項７に記載の発明では、ＩＣカ
ードコネクタ３９の長さを変えるときは、カード保持部
３７のみを変更する。

【００２４】また、請求項８に記載の発明では、コネク
タ部３８をＰＣＢ１７に取り付けた後、多段に積み重ね
たカード保持部３７をコネクタ部３８に連結する。

【００２５】また、請求項９に記載の発明では、モ−ル
ド弾性部材よりなる係合部４２にコネクタ部３８を係合
して、カード保持部３７とコネクタ部３８を連結する。

【００２６】また、請求項１０に記載の発明では、ＩＣ
カードをガイド部３７ｂで案内してカード保持部３７に
差し込む。

【００２７】

【実施例】以下、図面を参照しつつ、この発明の実施例
について説明する。

【００２８】図２３は、この発明による多段ＩＣカード
コネクタを備えるレーザプリンタの概要構成図である。
このレーザプリンタは、その本体１０の前面にＩＣカー
ド取付部１１を設け、これにフォント用とエミレーショ
ン用の複数枚のＩＣカード（図示せず）を抜き差し自在
に差し込むことにより、本体１０内の制御ユニット１２
の機能を拡張できるようになっている。

【００２９】図１は、上記ＩＣカード取付部１１に設け
られるこの発明の第１実施例である多段ＩＣカードコネ
クタを示す。この多段ＩＣカードコネクタは、１つのハ
ウジング１３に例えば３つのＩＣカードコネクタ１４ａ
・１４ｂ・１４ｃを前後に食い違わせて階段状に一体に
設けている。すなわち、３段のＩＣカードコネクタ１４
ａ・１４ｂ・１４ｃは、そのカード挿入口１５ａ・１５
ｂ・１５ｃが下段よりも中段が後方に位置し、さらに上
段がそれよりも後方に位置する関係になり、それに応じ
て３段の後端部１６ａ・１６ｂ・１６ｃも前後に食い違
っている。ハウジング１３は、ＰＣＢ１７上に設置され
る。そして、ＩＣカードコネクタ１４ａ・１４ｂ・１４
ｃの後端部１６ａ・１６ｂ・１６ｃからそれぞれ多数垂
設された基板接続用ピン１８は、ＰＣＢ１７のピン挿入
孔１９に差し込みされている。このような構造の多段Ｉ
Ｃカードコネクタでは、そのＩＣカードコネクタ１４ａ
・１４ｂ・１４ｃに差し込んだＩＣカード相互が前後に
食い違って階段状になるため、その識別及び抜き差しが
容易になる。

【００３０】図２は、この発明の第２実施例を示す。こ
の多段ＩＣカードコネクタは、ＩＣカードコネクタ１４
ａ・１４ｂ・１４ｃを分離し、それらのカード挿入口１
５ａ・１５ｂ・１５ｃを揃えてＰＣＢ１７上に積み重ね
たものである。この場合は、ＩＣカードコネクタ１４ａ
・１４ｂ・１４ｃの長さを異ならせてそれぞれの基板接
続用ピン１８の位置を前後に食い違わせ、ＩＣカードコ
ネクタ１４ａ・１４ｂ・１４ｃを積み重ねるに従い別々
にピン１８をＰＣＢ１７のピン挿入孔１９に差し込みで
きるようにする。このようにＩＣカードコネクタ１４ａ
・１４ｂ・１４ｃを分離できる構成にすると、図３に示
すようにＰＣＢ１７に対して単独に取り付けることもで
きる。

【００３１】図４は、この発明の第３実施例を示す。こ
の多段ＩＣカードコネクタは、同じ長さの分離したＩＣ
カードコネクタ１４ａ・１４ｂ・１４ｃを前後に食い違
わせてＰＣＢ１７上に階段状に積み重ねたものである。

【００３２】図５は、図４の実施例の場合において、分
離したＩＣカードコネクタ１４ａ・１４ｂ・１４ｃ相互
を結合する結合手段の一例を示す。ＩＣカードコネクタ
１４ａと１４ｂを結合する場合、下側のＩＣカードコネ
クタ１４ａには一対の位置決め孔２０、上側のＩＣカー
ドコネクタ１４ｂの下面には、該位置決め孔２０と嵌合
する一対の位置決めピン２１を設ける。また、下側のＩ
Ｃカードコネクタ１４ａの後端部には、下面から上面の
凹部２２に達する一対の前後に長いボルト孔２３を設け
る。また、上側のＩＣカードコネクタ１４ｂの後端部に
は、一対のナット受入溝２４を設ける。そして、これら
ナット受入溝２４にその後端からナット２５を差し込
み、該ナット２５にボルト孔２３を通じてボルト２６を
螺合させ、ＩＣカードコネクタ１４ａと１４ｂを結合す
る。なお、図６に示すように、ナット受入溝２４の内面
には、ナット２５の抜け止めのために突部２７を設け
る。また、ＩＣカードコネクタ１４ａ・１４ｂ・１４ｃ
を図５のようにして結合する場合にも、これらを図７の
ように単独でＰＣＢ１７上に取り付けることが可能であ
る。

【００３３】図８は、この発明の第４実施例である多段
ＩＣカードコネクタの一部を分解して示す。下側のＩＣ
カードコネクタ１４ａと上側のＩＣカードコネクタ１４
ｂとを積み重ねる場合、これらの間に平面Ｕ字状のスペ
ーサユニット２８を介在させる。該スペーサユニット２
８には、その上下面にそれぞれ一対ずつ位置決めピン２
９・３０が突設されており、下側の位置決めピン３０を
下側のＩＣカードコネクタ１４ａに設けられた位置決め
孔３１に、また上側の位置決めピン２９を上側のＩＣカ
ードコネクタ１４ｂに設けられた位置決め孔３２に嵌合
させ、両ＩＣカードコネクタ１４ａ・１４ｂをスペーサ
ユニット２８を介して結合する。

【００３４】図９は、同様にスペーサユニット２８を用
いるこの発明の第５実施例を示す。この実施例は、第４
実施例の構成に加え、スペーサユニット２８の後端にロ
ケータ３３を一体に設けるとともに、上面前端両側に一
対のカード挿入ガイド部３４を上方に向かって一体に突
設したものである。ロケータ３３には、図示しないが上
側のＩＣカードコネクタ１４ｂの基板接続用ピン１８を
貫通案内する多数の貫通孔が設けられる。また、カード
挿入ガイド部３４には、カード挿入口１５ｂに挿入する
ＩＣカードの両側縁を案内する案内溝３５が設けられて
いる。

【００３５】図１０は、この発明の第６実施例である多
段ＩＣカードコネクタの全体概略構成図である。図中１
７はＰＣＢであり、このＰＣＢ１７上にＩＣカードコネ
クタ３６を上下２段に取り付ける。ＩＣカードコネクタ
３６は、それぞれカード保持部３７とコネクタ部３８と
で構成する。そして、この実施例では、ＰＣＢ１７上に
下段のコネクタ部３８を取り付け、その上に上下のカー
ド保持部３８を一体としたカード保持部ユニット３９と
これに組付けた上段のコネクタ部３８とを取り付ける。

【００３６】下段のＩＣカードコネクタ３６のコネクタ
部３８は、図１１乃至１５に示すように平面形状を手前
側が開いたコ字形とし、そのコ字形の内側面に沿って溝
３８ａを設ける。コ字形の奥部側の両側には、端縁から
切り込んだ切り込み孔４０を設けるとともに、コネクタ
部３８の上面には、切り込み孔４０に沿って凹部４０ａ
を設ける。また、コ字形の奥部には、両側の切り込み孔
４０間に９０度折曲した多数の基板接続用ピン１８を埋
め込み、その一端を溝３８ａ内に突出させ他端を下面か
ら突出させる。コネクタ部３８の両外側面には、溝状凹
部４１を前後方向に設け、その溝状凹部４１内に厚さ方
向に延びる凸条４１ａを形成する。そして、溝状凹部４
１の下側の側壁４１ｂは、奥部側から略半分までの長さ
とし、その手前側の端部は、溝状凹部４１の底部側へ次
第に先細となるテ−パ状に形成する。そして、基板接続
用ピン１８をＰＣＢ１７のピン挿入孔に挿入してＰＣＢ
１７と電気的に接続して取り付ける。

【００３７】一方、カード保持部ユニット３９は、図１
６乃至２２に示すように方形板状のスペ−サ部３９ａ
と，その上下両面に設けた上下のカード保持部３７とで
構成する。カード保持部３７は、溝３７ａを対向させた
一対の凸条からなり、その一端をスペ−サ部３９ａの手
前端に揃え、両側縁に沿ってそれぞれ上下面に一対ずつ
形成する。そして、上側のカード保持部３７を構成する
凸条は長く、下側のカード保持部３７を構成する凸条は
短くする。また、溝３７ａの手前端の内側面を、手前側
に拡がるテ−パ面に形成してガイド部３７ｂとする。更
に、上側のカード保持部３７は、それぞれの凸条の後端
にスペ−サ部３９ａに沿って延びる板状の係合部４２を
有し、その対向側の面には、厚さ方向の凹溝４３を形成
する。そして、スペ−サ部３９ａ下面の奥側端部両側に
下方に向けた支持片３９ｂと、この支持片３９ｂの下端
間に連なるピン保持板３９ｃとをスペ−サ部３９ａと一
体に形成する。そして、ピン保持板３９ｃの全面に上下
方向のピン貫通孔４４を設ける。また、ピン保持板３９
ｃの両端には、奥側から切り込んだ切り込み孔４５を設
けるとともに、そのそれぞれの切り込み孔４５より手前
側の位置に、上下に貫通するビス挿通孔４６を設ける。
そして、更にスペ−サ部３９ａの上面には、ビス挿通孔
４６を中心とする凹部４６ａを設ける。

【００３８】上段のＩＣカードコネクタ３６のコネクタ
部３８は、図１６乃至２２に示すように下段のコネクタ
部３８と同じ構成とし、その基板接続用ピン１８を長く
する。そして、凹部４６ａにナットを嵌め込んだスペ−
サ部３９ａの貫通孔４４にコネクタ部３８の基板接続用
ピン１８を挿通する。次に、スペ−サ部３９ａの係合片
４２の弾性を利用して適宜の手段で係合片４２をコネク
タ部３８の溝状凹部４１内に嵌め込む。すると、凸条４
１ａが係合部４３の凹溝４３内に入り込み、コネクタ部
３８が係合片４２間に係合してカード保持部ユニット３
９に上段のコネクタ部３８が組付けられ、上段のカード
保持部３７にコネクタ部３８が連結されて上段のＩＣカ
ードコネクタ３６が構成される。

【００３９】そして、図１０に示すように、上段のコネ
クタ部３８を係合したカード保持部ユニット３９のカー
ド保持部３７とピン保持板３９ｃ間に、下段のコネクタ
部３８を嵌め込むようにして上段のコネクタ部３８の基
板接続用ピン１８をＰＣＢ１７のピン挿入孔に挿入し、
上段のコネクタ部３８をＰＣＢ１７と電気的に接続す
る。更に、ＰＣＢ１７の裏面からビスを下段のコネクタ
部３８の切り込み孔４０を介して凹部４６ａの前記ナッ
トに捩じ込んで、２つのＩＣカードコネクタ３６がＰＣ
Ｂ１７上へ上下に実装される。

【００４０】

【発明の効果】従って、請求項１に記載の発明では、多
段のＩＣカードコネクタに差し込んだＩＣカード相互が
前後に食い違って階段状になるので、その識別及び抜き
差しが容易になる。

【００４１】また、請求項２に記載の発明では、ＩＣカ
ードコネクタを個別にＰＣＢにピン接続できるので、実
装作業が容易になる。

【００４２】また、請求項３に記載の発明では、ＩＣカ
ードの識別及び抜き差しが容易になるとともに、ＩＣカ
ードコネクタの実装作業が容易になる。

【００４３】また、請求項４に記載の発明では、ＩＣカ
ードコネクタ相互の隙間をスペーサユニットで適度に確
保し、ＩＣカードの抜き差しを容易にできる。

【００４４】また、請求項５に記載の発明では、スペー
サユニットがＩＣカードのガイド部を兼ねるため、ＩＣ
カードの差し込みが一層容易になる。

【００４５】また、請求項６に記載の発明では、ＩＣカ
ードコネクタの基板接続用ピンを、スペーサユニットに
設けたロケータに沿ってＰＣＢのピン孔に容易に挿入で
きる。

【００４６】また、請求項７に記載の発明では、ＩＣカ
ードコネクタの長さの異なるものが必要な場合にも、コ
ネクタ部は共通でＩＣカード保持部の変更のみで対応で
きるので、低コストとなる。。

【００４７】また、請求項８に記載の発明では、コネク
タ部をＰＣＢへ取り付けた後、多段に積み重ねたカード
保持部をコネクタ部に連結して、順次ＩＣカードコネク
タを多段に積み重ねた状態に構成できるので、基板接続
用ピンの本数が多くてもＰＣＢへの実装作業が容易にで
きる。

【００４８】また、請求項９に記載の発明では、カード
保持部にモ−ルド弾性部材よりなる係合部を設けたの
で、その弾性によりコネクタ部をカード保持部へ係合さ
せることができ、その連結が極めて簡単にできる。

【００４９】また、請求項１０に記載の発明では、カー
ド保持部にＩＣカードの差し込みを案内するガイド部を
設けたので、ＩＣカードの差し込みが容易にできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の第１実施例である多段ＩＣカードコ
ネクタの斜視図である。

【図２】この発明の第２実施例である多段ＩＣカードコ
ネクタの斜視図である。

【図３】第２実施例におけるＩＣカードコネクタの他の
使用例の斜視図である。

【図４】第３実施例の多段ＩＣカードコネクタの斜視図
である。

【図５】第３実施例の場合において分離したＩＣカード
コネクタ相互を結合する結合手段の一例を示す分解斜視
図である。

【図６】その一部の断面図である。

【図７】第３実施例におけるＩＣカードコネクタの他の
使用例の斜視図である。

【図８】スペーサユニットを使用する第４実施例である
多段ＩＣカードコネクタの一部の分解斜視図である。

【図９】同様にスペーサユニットを使用する第５実施例
である多段ＩＣカードコネクタの一部の分解斜視図であ
る。

【図１０】第６実施例の多段ＩＣカードコネクタの側面
図である。

【図１１】そのコネクタ部の正面図である。

【図１２】その平面図である。

【図１３】その背面図である。

【図１４】その側面図である。

【図１５】その断面図である。

【図１６】その多段ＩＣカードコネクタの主要部の正面
図である。

【図１７】その平面図である。

【図１８】その背面図である。

【図１９】その側面図である。

【図２０】その底面図である。

【図２１】その断面図である。

【図２２】その分解斜視図である。

【図２３】この発明による多段ＩＣカードコネクタを備
えるレーザプリンタの概要構成図である。

【図２４】従来例の斜視図である。

【符号の説明】

１４ａ・１４ｂ・１４ｃＩＣカードコネクタ１７プリント基板（ＰＣＢ）１８基板接続用ピン２８スペ−サユニット３３ロケータ３４ガイド部３６ＩＣカードコネクタ３７カード保持部３８コネクタ部４２係合部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者石和正東京都渋谷区道玄坂１丁目21番６号日本航空電子工業株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ＩＣカードをそれぞれ着脱自在に差し込
むことができる複数のＩＣカードコネクタを多段に設け
た多段ＩＣカードコネクタにおいて、前記複数のＩＣカ
ードコネクタを階段状に食い違わせてなる、多段ＩＣカ
ードコネクタ。
【請求項２】ＩＣカードをそれぞれ着脱自在に差し込
むことができる複数のＩＣカードコネクタを多段に設け
た多段ＩＣカードコネクタにおいて、前記複数のＩＣカ
ードコネクタを互いに分離し、多段に積み重ねてなる、
多段ＩＣカードコネクタ。
【請求項３】ＩＣカードをそれぞれ着脱自在に差し込
むことができる複数のＩＣカードコネクタを多段に設け
た多段ＩＣカードコネクタにおいて、前記複数のＩＣカ
ードコネクタを互いに分離し、階段状に食い違わせて積
み重ねてなる、多段ＩＣカードコネクタ。
【請求項４】ＩＣカードをそれぞれ着脱自在に差し込
むことができる複数のＩＣカードコネクタを多段に設け
た多段ＩＣカードコネクタにおいて、前記複数のＩＣカ
ードコネクタを互いに分離し、スペーサユニットを介し
て積み重ねてなる、多段ＩＣカードコネクタ。
【請求項５】前記スペーサユニットにＩＣカードの差
し込みを案内するガイド部を設けてなる、請求項４に記
載の多段ＩＣカードコネクタ。
【請求項６】前記スペーサユニットに、前記ＩＣカー
ドコネクタの基板接続用ピンを案内するロケータを設け
てなる、請求項４または５に記載の多段ＩＣカードコネ
クタ。
【請求項７】ＩＣカードをそれぞれ着脱自在に差し込
むことができる複数のＩＣカードコネクタをプリント基
板上に多段に設けた多段ＩＣカードコネクタにおいて、
前記ＩＣカードコネクタの全部または一部を、差し込ま
れた前記ＩＣカードを保持するカード保持部と、そのカ
ード保持部に連結してそれに差し込まれた前記ＩＣカー
ドと電気的に接続し且つ基板接続用ピンを介して前記プ
リント基板と電気的に接続するコネクタ部とで構成して
なる、多段ＩＣカードコネクタ。
【請求項８】多段に積み重ねた前記カード保持部の各
々に、前記コネクタ部を連結してなる、請求項７に記載
の多段ＩＣカードコネクタ。
【請求項９】前記カード保持部にモ−ルド弾性部材よ
りなる係合部を設け、その係合部に係合して前記コネク
タ部を連結してなる、請求項７に記載の多段ＩＣカード
コネクタ。
【請求項１０】前記カード保持部に前記ＩＣカードの
差し込みを案内するガイド部を設けてなる、請求項７に
記載の多段ＩＣカードコネクタ。