JPH055365A - プレストレストコンクリート部材のｆｒｐ緊張材定着方法 - Google Patents
プレストレストコンクリート部材のｆｒｐ緊張材定着方法Info
- Publication number
- JPH055365A JPH055365A JP16218891A JP16218891A JPH055365A JP H055365 A JPH055365 A JP H055365A JP 16218891 A JP16218891 A JP 16218891A JP 16218891 A JP16218891 A JP 16218891A JP H055365 A JPH055365 A JP H055365A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frp
- concrete member
- tension
- sheath hole
- prestressed concrete
- Prior art date
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- Pending
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- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数のＦＲＰ緊張材の端部を一度に短時間で
強固に固結一体化し、腐食を生ずることのないシンプル
で安価な定着構造を得る。 【構成】 コンクリート部材１のシース孔２の端部に拡
大空洞３を設け、シース孔２に挿通したＦＲＰ緊張材４
を緊張した状態で拡大空洞３内に、速硬性で接着性及び
耐久性に優れ、比較的強度が高くに安価な非金属材料の
無収縮性硬化材７を充填してＦＲＰ緊張材４の端部を固
結一体化するすることを特徴としている。
強固に固結一体化し、腐食を生ずることのないシンプル
で安価な定着構造を得る。 【構成】 コンクリート部材１のシース孔２の端部に拡
大空洞３を設け、シース孔２に挿通したＦＲＰ緊張材４
を緊張した状態で拡大空洞３内に、速硬性で接着性及び
耐久性に優れ、比較的強度が高くに安価な非金属材料の
無収縮性硬化材７を充填してＦＲＰ緊張材４の端部を固
結一体化するすることを特徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ポストテンション方
式によるプレストレストコンクリート部材のＦＲＰ緊張
材定着方法に関するものである。
式によるプレストレストコンクリート部材のＦＲＰ緊張
材定着方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般にＦＲＰ緊張材はＰＣ鋼線に比べて
耐食性に優れているが、表面が低摩擦性であることか
ら、ポストテンション方式によるプレストレスト導入施
工の定着方法として、長い接触摩擦面をもった楔で定着
する方法、緊張材端部に外周にネジを形成した鋼製スリ
ーブ内にＦＲＰ緊張材を挿入してスリーブ内に充填した
接着剤で固結一体化し、このスリーブの外周にねじ込ん
だナットにより定着する方法等が知られているが、鋼製
の金具を用いているのがほとんどで、腐食による耐久性
等に問題があった。
耐食性に優れているが、表面が低摩擦性であることか
ら、ポストテンション方式によるプレストレスト導入施
工の定着方法として、長い接触摩擦面をもった楔で定着
する方法、緊張材端部に外周にネジを形成した鋼製スリ
ーブ内にＦＲＰ緊張材を挿入してスリーブ内に充填した
接着剤で固結一体化し、このスリーブの外周にねじ込ん
だナットにより定着する方法等が知られているが、鋼製
の金具を用いているのがほとんどで、腐食による耐久性
等に問題があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ＦＲＰ緊張材に鋼製の
止め具を用いると、定着部分が腐食して弱点となり、信
頼性が低下してしまうことを解決することにある。
止め具を用いると、定着部分が腐食して弱点となり、信
頼性が低下してしまうことを解決することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記従来の
課題を解決するために、コンクリート部材１のシース孔
２の端部に拡大空洞３を設け、シース孔２に挿通したＦ
ＲＰ緊張材４を緊張した状態で拡大空洞３内に、速硬性
で接着性及び耐久性に優れ、比較的強度が高くに安価な
非金属材料の無収縮性硬化材７を充填してＦＲＰ緊張材
４の端部を固結一体化するようにしたプレストレストコ
ンクリート部材のＦＲＰ緊張材の定着方法を提案するも
のである。
課題を解決するために、コンクリート部材１のシース孔
２の端部に拡大空洞３を設け、シース孔２に挿通したＦ
ＲＰ緊張材４を緊張した状態で拡大空洞３内に、速硬性
で接着性及び耐久性に優れ、比較的強度が高くに安価な
非金属材料の無収縮性硬化材７を充填してＦＲＰ緊張材
４の端部を固結一体化するようにしたプレストレストコ
ンクリート部材のＦＲＰ緊張材の定着方法を提案するも
のである。
【０００５】
【作用】拡大空洞３内に充填した硬化材７により、複数
のＦＲＰ緊張材４の端部を同時に短時間で強固に固結一
体化し、腐食を生ずることのないシンプルな定着構造を
構成することができる。
のＦＲＰ緊張材４の端部を同時に短時間で強固に固結一
体化し、腐食を生ずることのないシンプルな定着構造を
構成することができる。
【０００６】
【実施例】図１に示すように、コンクリート部材１に設
けたシース孔２の端部に拡径孔状の拡大空洞３を設け、
このシース孔２及び拡大空洞３を通して外部に突出した
ＦＲＰ緊張材４を、緊張用ジャッキ５により緊張する。
けたシース孔２の端部に拡径孔状の拡大空洞３を設け、
このシース孔２及び拡大空洞３を通して外部に突出した
ＦＲＰ緊張材４を、緊張用ジャッキ５により緊張する。
【０００７】この緊張状態において図２に示すように、
コンクリート部材１の端面から拡大空洞３内にかけて設
けた注入孔６を介して、無収縮性ポリマーモルタル等の
セメント系硬化材等、速硬性で接着性及び耐久性に優
れ、比較的強度が高くに安価な非金属材料の無収縮性硬
化材７を充填し、図３に示すようにＦＲＰ緊張材４の端
部を固結一体化して定着する。
コンクリート部材１の端面から拡大空洞３内にかけて設
けた注入孔６を介して、無収縮性ポリマーモルタル等の
セメント系硬化材等、速硬性で接着性及び耐久性に優
れ、比較的強度が高くに安価な非金属材料の無収縮性硬
化材７を充填し、図３に示すようにＦＲＰ緊張材４の端
部を固結一体化して定着する。
【０００８】図４はこの発明の他の定着態様を示したも
ので、拡大空洞３をシース孔２の端部からコンクリート
部材１の隅角部表面にかけて切り込状に形成し、この拡
大空洞３の緊張端部の開放部を座板８で閉鎖し、ＦＲＰ
緊張材４を緊張用ジャッキ５により緊張した状態で拡大
空洞３の側端部の開放部からその内部に無収縮性硬化材
７を充填し、ＦＲＰ緊張材４の端部を固結一体化して定
着する。
ので、拡大空洞３をシース孔２の端部からコンクリート
部材１の隅角部表面にかけて切り込状に形成し、この拡
大空洞３の緊張端部の開放部を座板８で閉鎖し、ＦＲＰ
緊張材４を緊張用ジャッキ５により緊張した状態で拡大
空洞３の側端部の開放部からその内部に無収縮性硬化材
７を充填し、ＦＲＰ緊張材４の端部を固結一体化して定
着する。
【０００９】
【発明の効果】以上の通りこの発明によれば、拡大空洞
内に充填した速硬性で接着性及び耐久性に優れ、比較的
強度が高くに安価な非金属材料の無収縮性硬化材によ
り、複数のＦＲＰ緊張材の端部を一度に短時間で強固に
固結一体化し、腐食を生ずることのないシンプルで安価
な定着構造を構成することができる。
内に充填した速硬性で接着性及び耐久性に優れ、比較的
強度が高くに安価な非金属材料の無収縮性硬化材によ
り、複数のＦＲＰ緊張材の端部を一度に短時間で強固に
固結一体化し、腐食を生ずることのないシンプルで安価
な定着構造を構成することができる。
【図１】この発明の定着装置におけるＦＲＰ緊張材の緊
張状態を示す縦断側面図。
張状態を示す縦断側面図。
【図２】この発明の定着装置における硬化材の充填状態
を示す縦断側面図。
を示す縦断側面図。
【図３】この発明の定着装置におけるＦＲＰ緊張材の定
着状態を示す縦断側面図。
着状態を示す縦断側面図。
【図４】この発明の定着装置におけるＦＲＰ緊張材の他
の定着態様を示す縦断側面図。
の定着態様を示す縦断側面図。
【図５】従来の定着装置の縦断側面図。
１ コンクリート部材 ２ シース孔 ３ 拡大空洞 ４ ＦＲＰ緊張材 ５ 緊張用ジャッキ ６ 注入孔 ７ 硬化材 ８ 座板
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 コンクリート部材のシース孔の端部に拡
大空洞を設け、前記シース孔に挿通したＦＲＰ緊張材を
緊張した状態で前記拡大空洞内に、速硬性で接着性及び
耐久性に優れ、比較的強度が高くに安価な非金属材料の
無収縮性硬化材を充填して前記ＦＲＰ緊張材の端部を固
結一体化することを特徴とするプレストレストコンクリ
ート部材のＦＲＰ緊張材定着方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16218891A JPH055365A (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | プレストレストコンクリート部材のｆｒｐ緊張材定着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16218891A JPH055365A (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | プレストレストコンクリート部材のｆｒｐ緊張材定着方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH055365A true JPH055365A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=15749679
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16218891A Pending JPH055365A (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | プレストレストコンクリート部材のｆｒｐ緊張材定着方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH055365A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6634147B2 (en) * | 2000-12-13 | 2003-10-21 | Walter Bau-Aktiengesellschaft | Process for the installation and tensioning of a brace having a false bearing, in particular a stay cable for a cable-stayed bridge and anchoring device with which to carry out the process |
-
1991
- 1991-06-05 JP JP16218891A patent/JPH055365A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6634147B2 (en) * | 2000-12-13 | 2003-10-21 | Walter Bau-Aktiengesellschaft | Process for the installation and tensioning of a brace having a false bearing, in particular a stay cable for a cable-stayed bridge and anchoring device with which to carry out the process |
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