JPH0553624U - 使いすておむつ - Google Patents
使いすておむつInfo
- Publication number
- JPH0553624U JPH0553624U JP11207591U JP11207591U JPH0553624U JP H0553624 U JPH0553624 U JP H0553624U JP 11207591 U JP11207591 U JP 11207591U JP 11207591 U JP11207591 U JP 11207591U JP H0553624 U JPH0553624 U JP H0553624U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- back sheet
- disposable diaper
- diaper
- sheet
- static electricity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 紙おむつの裏面シートに静電気の発生するの
を防ぎ、静電気による不快感や、塵付着による汚れを無
くする。 【構成】 裏面シートには、ポリエチレンフィルム等が
普通使用されているが、そのなかに導電性物質を配合し
て裏面シートの表面電気抵抗を低下させる。
を防ぎ、静電気による不快感や、塵付着による汚れを無
くする。 【構成】 裏面シートには、ポリエチレンフィルム等が
普通使用されているが、そのなかに導電性物質を配合し
て裏面シートの表面電気抵抗を低下させる。
Description
【0001】
本考案は、使いすておむつに関する。さらに詳しくは静電気による不快感を与 えない、且つ空気中の微細の塵を吸着しない、快適で、衛生的な使いすておむつ に関する。
【0002】
従来使いすておむつは、液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面シートと 、その間に吸収体を有し、さらに股下部および/又は腰部に伸縮性弾性体を配置 し、腰部に着用者に係止するためのファスニングテープを有する構成となってい る。 対象が使いすて商品であるため、コスト優先の思想から、風合上好ましくない が、裏面シートには、通常ポリエチレンを主成分としたプラスチックフィルムが 使用される。
【0003】 そのため、品質上様々な問題点を含んでいる。 すなわち、おむつを装着した状態で、装着者の動きにつれてカサカサと不快な 音がする。さらに、肌に着けるものとしては手触り感が悪い、又、静電気が発生 するため、装着者に不快感を与えたり、空気中の微細な塵を吸着して汚れやすい 、等の問題点がある。
【0004】
使いすておむつの裏面シートが、ポリエチレンを主体とするプラスチックフィ ルムであるため、発生する静電気のために、装着者が不快感を感じたり、空気中 の微細な塵を吸着し不衛生になりやすい。
【0005】
上記問題点解決のため、本考案者らは鋭意検討を重ねた結果、本考案を成すに 至った。すなわち液透過性の表面シートと液不透過性の裏面シートと、その間に 吸収体を有する使いすておむつにおいて、該裏面シートに、その組成において導 電性成分を配合し該裏面シートの表面電気抵抗を1×1013Ω以下に設定するこ とにより上記問題点を大幅に改善できることを見出した。
【0006】 以下に本考案を詳細に述べる。 ここで使用される、表面シート、吸収体、伸縮性弾性体等全て通常使用される 物が用いられ、表面シートは、ポリプロピレン、ポリエステル等からなるカード 法、スパンボンド法等の不織布、吸収体は、吸水紙、フラッフパルプ、高吸水性 ポリマー等の単独、又は混合したものからなる。 伸縮性弾性体は天然ゴム製糸ゴム、合成ゴム製糸ゴム、弾性ポリウレタンゴム 、弾性ポリウレタンフィルム、ポリウレタンフォーム等が使用できる。
【0007】 裏面シートの主原料はポリエチレンであり、実際には、低密度ポリエチレン、 綿形低密度ポリエチレン、超低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン等が適当 な比率で配合されているのが一般的である。そして、これらの樹脂組成に、不透 明度を向上させるため二酸化チタンが配合されている。
【0008】 これに配合される導電性物質としては、アルキルアミン誘導体、脂肪酸アマイ ド誘導体、3級アミンエステル系非イオン活性剤、エーテル系非イオン活性剤、 多価アルコール非イオン活性剤等の非イオン型界面活性剤、又はアミド型カチオ ン活性剤、4級アンモニュウム塩等のカチオン型界面活性剤、又は、イミダゾリ ン型特殊活性剤、両性活性剤の金属塩のような両性型界面活性剤、又は、特殊ア ニオン活性剤等のアニオン型界面活性剤などのイオン導電性物質、更に、亜鉛、 マグネシウム、錫、インジュウム、モリブデン、バリウム、チタン、アルミニウ ム、珪素等の金属酸化物、すなわち、電子導電性物質等が使用可能である。
【0009】 但し、前記イオン導電性物質は、耐熱性に問題があり、フィルム成型時の30 0度近辺の条件では該物質の分解がおこり、導電性能の低下するものが多いので 、電子導電性物質の方がより適している。 なお、表面電気抵抗測定方法は、下記による。 20度C65%RHで3時間以上調湿した供試体をResistivity cell(YOKOGAW A-HEWLETT PACLARD社製 Model 16008A)に入れ、通電開始1分後の数値をメータ ー(同社製、4329A)にて読み取り、表面電気抵抗値とする。
【0010】
【実施例】実施例1 下記組成により25μの裏面シートを作成した。 低密度ポリエチレン樹脂 50部 (ウルトゼックス 11P、三井石油化学) 綿形低密度ポリエチレン樹脂 41部 (ウルトゼックス 2021、三井石油化学) 二酸化チタン 8部 エステル系非イオン活性剤(TB123、松本油脂) 1部 上記裏面シートを使用し、更に表面シート、エルタスP 3030(旭化成3 0g/m2 スパンボンド)吸収体、フラッフパルプ Rayfloc−j−m x(ITTレオニア)400g/m2、22.8g/枚、吸水性ポリマー、アラ ソーブKR−772(荒川化学)によりおむつを作成した。実施例2 下記組成により25μの裏面シートを作成した。 低密度ポリエチレン樹脂 80部 (タフセン DYNF−S 日本ユニカー) 導電性酸化亜鉛(FX−S 本荘ケミカル) 20部 上記裏面シートを使用したこと以外は実施例1と同様にしておむつを作成した 。
【0011】比較例1 下記組成により、25μの裏面シートを作成した。 低密度ポリエチレン樹脂 50部 (ウルトゼックス 11P、三井石油化学) 綿形低密度ポリエチレン樹脂 42部 (ウルトゼックス 2021、三井石油化学) 二酸化チタン 8部 上記裏面シートを使用したこと以外は実施例1と同様にしておむつを作成した 。
【0012】
【表1】
【0013】
以上のごとく本考案は、使いすておむつの裏面シートに、導電性物質が配合さ れ、該裏面シートの表面電気抵抗が1×1013Ω以下に設定しているため、おむ つ着用者が静電気による不快感を味わうことなく、更に該おむつが空気中の微細 な塵を吸着し不衛生になることがない。
【0014】
【図1】使いすておむつの平面図
【図2】図1のX1−X2における断面図
1.使いすておむつ 2.表面シート 3.吸収体 4.裏面シート 5.ファスニングテープ 6.伸縮性弾性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山口 拓也 東京都江東区東雲1丁目10番6号 王子製 紙株式会社研究センター内
Claims (1)
- 【請求項1】 液透過性の表面シートと液不透過性の裏
面シートと、その間に吸収体を有する使いすておむつに
おいて、該裏面シートが、導電性成分を含有し、該裏面
シートの表面電気抵抗が1×1013Ω以下であることを
特徴とする使いすておむつ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11207591U JPH0553624U (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 使いすておむつ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11207591U JPH0553624U (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 使いすておむつ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0553624U true JPH0553624U (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=14577448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11207591U Pending JPH0553624U (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 使いすておむつ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0553624U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018000993A (ja) * | 2016-06-24 | 2018-01-11 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
-
1991
- 1991-12-25 JP JP11207591U patent/JPH0553624U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018000993A (ja) * | 2016-06-24 | 2018-01-11 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
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