JPH0553490U - ハンバーガー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】肉、野菜等の具をパンで上下から挟んでなるハ
ンバーガーにおいて、少なくとも下側のパンの内側に前
記具を収容するための凹部を設けたことを特徴とするハ
ンバーガー。 【効果】具を上下から挟むパンのうち、少なくとも下側
のパンの内側に具を収容するための凹部を設けているの
で、食べる際にハンバーガーを噛む圧力により具が外へ
はみでようとしても、前記凹部の周囲壁により移動が阻
止される。従って、食べる際に具によって手を汚すこと
がなく、清潔に食べ終えることができ、簡便な食事とし
ての目的に沿った価値の高いハンバーガーを提供するこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ハンバーガーに関する。

【０００２】

【従来技術とその問題点】

一般にハンバーガーを作る際には、まずバンズ等の丸形パンを水平に二つに切 ったものを用意し、ハンバーグ、チーズ、ピクルスなどからなる具をこれら２切 れのパンで上下から挟む。食べる際には、ハンバーガーを上下から歯で噛むこと になるが、その圧力により具が中央から周囲へはみ出し手を汚すという問題があ った。特にハンバーガーは、屋内、屋外での簡単で便利な食事として重宝である ため、具の油やペースト等で手が汚れるとハンバーガーの簡便な食事としての価 値を損ねしまう。

【０００３】 本考案は、このような従来のハンバーガーの問題点を解決し、食べる際に手を 汚すことなく簡便な食事としての目的に沿った価値の高いハンバーガーを提供す ることを目的とする。

【０００４】

【問題点を解決するための手段】

本考案の前記目的は、肉、野菜等の具をパンで上下から挟んでなるハンバーガ ーにおいて、少なくとも下側のパンの内側に前記具を収容するための凹部を設け たことを特徴とするハンバーガーにより達成される。

【０００５】

【実施例】

以下、本考案の実施例に付き添付図面を参照しつつ説明する。

【０００６】 図１は本考案の実施例に斯かるハンバーガーの縦断面図である。このハンバー ガーは上下に重ね合わされた丸型パン１、２の間に、ハンバーグＡ、スライスチ ーズＢ、レタスＣ、ピクルスＤ等からなる具を挟んだものである。図２は、丸型 パン１の斜視図であり、丸型パン２もこれと同様の形状を有している。図示の如 く、丸型パン１は平面視円形の扁平部１０の周縁から環状部１１が立ち上がった 形状をなしており、中央部に凹部１２が形成されている。扁平部１０は、通常の ハンバーガー用丸型パンと同様に１０ｃｍ程度の直径を有している。環状部１１ は、具を収容する凹部１２を充分な大きさとし、かつ具が半径方向外方へ押し出 されるのを防止し得るようにその寸法が決められ、通常は半径方向の幅が５〜１ ５ｍｍ高さが５〜２０ｍｍとされる。扁平部１０の厚さは、全体が均一なもの、 中央部が膨らんだものなど適宜決められるが、具を十分に保持することができ、 かつ食べやすいように５〜２０ｍｍとされる。パン１のこの形状は、これに対応 した形状の型内に入れ、あるいは型を使用することなく、パン生地をパン１に対 応する形状として焼くことにより得られる。このパン１、２を使用してハンバー ガーを製造する際は、具をパン１の凹部１２内から上へ盛り上がるように重ね、 これをパン２の凹所に納めるようにして覆えばよい。この時、全ての具がパン１ 、２の凹部内に納まるのが望ましいが、図１の左側部分に示すように、スライス チーズＢやレタスＣのように、ハンバーガー全体の形状を損ねない程度に薄いも のは、凹部からはみ出して環状部に挟まれ、あるいはさらに環状部から外へはみ 出してもよい。

【０００７】 図３は、本考案の他の実施例に係るハンバーガーを示している。ここでは、下 側のパン３のみに凹所３２が形成されており、上側のパン４はほぼ扁平な形状と されている。下側のパン３は、直径１０ｃｍ程度、高さ５〜２０ｍｍ程度の扁平 部３０と、その周縁から立ち上がる環状部３１とを備えている。環状部３１は、 前の例と同様に、具を収容するための凹部３２を充分な大きさとし、かつ具が半 径方向外方へ押し出されるのを防止し得るように、半径方向の幅が５〜１５ｍｍ 程度、高さが５〜３０ｍｍ程度とされる。これらのパン３、４を用いてハンバー ガーを製造する際は、パン３の凹部３２内に全ての具を入れ、その上をパン４で 覆えばよい。

【０００８】 本考案において用いるパンは、平面視円形、楕円形、四角形、三角形等形状は 自由であり、具の内容も種々の肉類や野菜等自由に選択することができる。

【０００９】

【考案の効果】

本考案に係るハンバーガーにおいては、具を上下から挟むパンのうち、少なく とも下側のパンの内側に具を収容するための凹部を設けているので、食べる際に ハンバーガーを噛む圧力により具が外へはみでようとしても、前記凹部の周囲壁 により移動が阻止される。従って、食べる際に具によって手を汚すことがなく、 清潔に食べ終えることができ、簡便な食事としての目的に沿った価値の高いハン バーガーを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の間１実施例に係るハンバーガーの縦断
側面図である。

【図２】図１のハンバーガーに使用されるパンの斜視図
である。

【図３】本考案の他の実施例に係るハンバーガーの縦断
面図である。

【符号の説明】

１、２、３、４ 丸形パン １２、２２、３２ 凹部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】肉、野菜等の具をパンで上下から挟んでな
   るハンバーガーにおいて、少なくとも下側のパンの内側
   に前記具を収容するための凹部を設けたことを特徴とす
   るハンバーガー。