JPH0553290B2 - - Google Patents
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- JPH0553290B2 JPH0553290B2 JP63237310A JP23731088A JPH0553290B2 JP H0553290 B2 JPH0553290 B2 JP H0553290B2 JP 63237310 A JP63237310 A JP 63237310A JP 23731088 A JP23731088 A JP 23731088A JP H0553290 B2 JPH0553290 B2 JP H0553290B2
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- winding
- flat plate
- secondary winding
- winding flat
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Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔概要〕
スイツチング方式により制御される単出力大電
流電源装置の大電流高周波トランスに関し、 二次巻線の巻線作業を不要にし、巻線の均一化
を図ると共に、電気的特性を均一化できることを
目的とし、 高周波トランスの内側及び外側の環状一次巻線
間に巻線中心方向に積層嵌装される二次巻線を構
成する内側二次巻線平板及び外側二次巻線平板を
前記一次巻線と相似の環状構造で互いに蜜嵌合可
能に形成する。その内側二次巻線平板は、巻線中
心に沿つて所定の巻線平板巻回方向で螺旋状にほ
ぼ一巻分だけ変位されて形成される一方、外側二
次巻線平板は、巻線平板巻回方向を同一に、且つ
その巻線変位方向を逆にして巻き戻し、その途中
において内側二次巻線平板と交差してその巻線終
端をほぼ内側二次巻線平板の巻線始端の位置まで
巻き戻すようにしてほぼ一巻分だけの外側二次巻
線平板を形成する。その両巻線平板の一端は、前
記両巻線平板の巻線接合片として形成する一方、
その両他端は、引出し線接続片として形成するよ
うにして本発明を構成したものである。
流電源装置の大電流高周波トランスに関し、 二次巻線の巻線作業を不要にし、巻線の均一化
を図ると共に、電気的特性を均一化できることを
目的とし、 高周波トランスの内側及び外側の環状一次巻線
間に巻線中心方向に積層嵌装される二次巻線を構
成する内側二次巻線平板及び外側二次巻線平板を
前記一次巻線と相似の環状構造で互いに蜜嵌合可
能に形成する。その内側二次巻線平板は、巻線中
心に沿つて所定の巻線平板巻回方向で螺旋状にほ
ぼ一巻分だけ変位されて形成される一方、外側二
次巻線平板は、巻線平板巻回方向を同一に、且つ
その巻線変位方向を逆にして巻き戻し、その途中
において内側二次巻線平板と交差してその巻線終
端をほぼ内側二次巻線平板の巻線始端の位置まで
巻き戻すようにしてほぼ一巻分だけの外側二次巻
線平板を形成する。その両巻線平板の一端は、前
記両巻線平板の巻線接合片として形成する一方、
その両他端は、引出し線接続片として形成するよ
うにして本発明を構成したものである。
本発明は、スイツチング方式により制御される
単出力大容量電源装置に使用される大電流用の高
周波トランスに関し、特に二次巻線の構造に関す
るものである。
単出力大容量電源装置に使用される大電流用の高
周波トランスに関し、特に二次巻線の構造に関す
るものである。
スイツチング方式により制御される単出力大容
量電源装置の大電流高周波トランスにおいては、
その二次巻線に流れる電流は、50〜数百アンペア
と大きなものとなり、しかも、高周波数のスイツ
チングにより電力変換を行なう関係上、その巻数
も数ターン程と少ない。このため、巻線材には、
電流容量面積が大きく取れるリボン状導体、線径
の大きい線材、網目の線材を数本平行させたもの
などが使用され、この巻線材を手巻き、あるいは
加工機を利用して二次巻線に加工し、これを一時
巻線と共に巻枠に装着してコアに取り付けるよう
になつている。
量電源装置の大電流高周波トランスにおいては、
その二次巻線に流れる電流は、50〜数百アンペア
と大きなものとなり、しかも、高周波数のスイツ
チングにより電力変換を行なう関係上、その巻数
も数ターン程と少ない。このため、巻線材には、
電流容量面積が大きく取れるリボン状導体、線径
の大きい線材、網目の線材を数本平行させたもの
などが使用され、この巻線材を手巻き、あるいは
加工機を利用して二次巻線に加工し、これを一時
巻線と共に巻枠に装着してコアに取り付けるよう
になつている。
第６図は従来の高周波トランスの巻線構造を示
す一部の概略斜視図である。
す一部の概略斜視図である。
図において、１はコア、２ａ，２ｂは２分割さ
れた一次巻線、３ａ，３ｂは２分割された二次巻
線である。
れた一次巻線、３ａ，３ｂは２分割された二次巻
線である。
上述のような従来の大電流高周波トランスで
は、その二次巻線の成形は巻枠に巻付けることに
よつて行なうものであるため、その巻付作業が困
難であると共に、巻きむらが生じ易く、かつ分割
された一次巻線間、二次巻線間等の密着性にばら
つきがあるため、高周波トランスの電気的特性が
ばらつく問題があつた。
は、その二次巻線の成形は巻枠に巻付けることに
よつて行なうものであるため、その巻付作業が困
難であると共に、巻きむらが生じ易く、かつ分割
された一次巻線間、二次巻線間等の密着性にばら
つきがあるため、高周波トランスの電気的特性が
ばらつく問題があつた。
本発明は、上述のような従来の問題を解決する
かめに為されたもので、高周波トランスの動作の
安定性と電気エネルギーの均衝した伝達とを可能
にする高周波トランスを提供することをその目的
とする。
かめに為されたもので、高周波トランスの動作の
安定性と電気エネルギーの均衝した伝達とを可能
にする高周波トランスを提供することをその目的
とする。
本発明に係る高周波トランスは、スイツチング
方式により制御される単出力大電流電源装置の大
電流高周波トランスであつて、内側及び外側の環
状一次巻線１０ａ，１０ｂの間に、該環状一次巻
線１０ａ，１０ｂの形状と相似形の二次巻線２０
を巻線中心方向に積層されて成る大電流高周波ト
ランスであつて、 前記二次巻線２０を互いに蜜結合される内側二
次巻線平板２１及び外側二次巻線平板２２で構成
し、 前記内側二次巻線平板２１は、引き出し線接続
片２１ｆとして形成された前記内側二次巻線平板
２１の巻線平板巻回始端から二次巻線形成中心を
中心として前記内側の環状一次巻線１０ａの外側
二次巻線形成形状に沿つて所定の巻線平板巻回方
向で螺旋状にほぼ一巻分だけ変位されて形成さ
れ、その内側二次巻線平板２１の巻線平板巻回終
端に内側巻線接合片２１ｇを形成し、 前記外側二次巻線平板２２は、前記内側巻線接
合片２１ｇの形成位置において該内側二次巻線接
合片２１ｇと接合接続される外側二次巻線接合片
２２ｇとして形成された前記外側二次巻線平板２
２の巻線平板巻回始端から前記外側の環状一次巻
線１０ｂの形成中心を中心として前記外側の環状
一次巻線１０ｂの内側二次巻線形成形状に沿つて
前記内側二次巻線２１と同一の巻線平板巻回方向
へ、且つほぼ前記内側二次巻線平板２１の巻線平
板巻回始端まで巻き戻す螺旋状巻線平板巻回形式
でほぼ一巻分だけ変位されて形成される途中にお
いて前記内側二次巻線平板２１と絶縁シートを介
して重合交差して巻き戻されて来た外側二次巻線
平板２２の巻線平板巻回終端を前記害側二次巻線
平板２２の引き出し線接続片２２ｆとして形成す
ると共に、該引き出し線接続片２２ｆに至る外側
二次巻線平板部分２２ｄは、絶縁シートを介して
前記内側二次巻線平板２１の巻線平板巻回始端か
ら巻回される内側二次巻線平板部分２１ｄと重合
されて構成したものである。
方式により制御される単出力大電流電源装置の大
電流高周波トランスであつて、内側及び外側の環
状一次巻線１０ａ，１０ｂの間に、該環状一次巻
線１０ａ，１０ｂの形状と相似形の二次巻線２０
を巻線中心方向に積層されて成る大電流高周波ト
ランスであつて、 前記二次巻線２０を互いに蜜結合される内側二
次巻線平板２１及び外側二次巻線平板２２で構成
し、 前記内側二次巻線平板２１は、引き出し線接続
片２１ｆとして形成された前記内側二次巻線平板
２１の巻線平板巻回始端から二次巻線形成中心を
中心として前記内側の環状一次巻線１０ａの外側
二次巻線形成形状に沿つて所定の巻線平板巻回方
向で螺旋状にほぼ一巻分だけ変位されて形成さ
れ、その内側二次巻線平板２１の巻線平板巻回終
端に内側巻線接合片２１ｇを形成し、 前記外側二次巻線平板２２は、前記内側巻線接
合片２１ｇの形成位置において該内側二次巻線接
合片２１ｇと接合接続される外側二次巻線接合片
２２ｇとして形成された前記外側二次巻線平板２
２の巻線平板巻回始端から前記外側の環状一次巻
線１０ｂの形成中心を中心として前記外側の環状
一次巻線１０ｂの内側二次巻線形成形状に沿つて
前記内側二次巻線２１と同一の巻線平板巻回方向
へ、且つほぼ前記内側二次巻線平板２１の巻線平
板巻回始端まで巻き戻す螺旋状巻線平板巻回形式
でほぼ一巻分だけ変位されて形成される途中にお
いて前記内側二次巻線平板２１と絶縁シートを介
して重合交差して巻き戻されて来た外側二次巻線
平板２２の巻線平板巻回終端を前記害側二次巻線
平板２２の引き出し線接続片２２ｆとして形成す
ると共に、該引き出し線接続片２２ｆに至る外側
二次巻線平板部分２２ｄは、絶縁シートを介して
前記内側二次巻線平板２１の巻線平板巻回始端か
ら巻回される内側二次巻線平板部分２１ｄと重合
されて構成したものである。
本発明の高周波トランスの二次巻線を構成する
内側二次巻線平板２１と外側二次巻線平板２２と
は、巻線中心方向において一次巻線と積層嵌装さ
れて構成されるが、その内側二次巻線平板２１
は、巻線中心に沿つて所定の巻線平板巻回方向で
螺旋状にほぼ一巻分だけ変位されて形成される一
方、外側二次巻線平板は、巻線平板巻回方向を同
一に、且つその巻線変位方向を逆にして巻き戻さ
れるが、その途中において内側二次巻線平板と交
差し、そしてその巻き戻されて来る巻線終端は、
ほぼ内側二次巻線平板の巻線始端の位置とされる
ようにして内側二次巻線平板２１と外側二次巻線
平板２２は、それぞれ形成され、その両巻線平板
の一端は、該両巻線平板の巻線接合片とされ、他
端は引き出し線接続片として形成さているから、
内側の一次巻線１０ａと、二次巻線を構成する内
側二次巻線平板２１と外側二次巻線平板２２との
結合度と、外側の一次巻線１０ｂと、二次巻線を
構成する内側二次巻線平板２１と外側二次巻線平
板２２との結合度を等しくすることができる。従
つて、一次巻線と二次巻線との結合度を上げるこ
とができると共に、高周波トランスを磁化曲線の
メジヤーループで動作させる際の安定性の向上が
図れ、一次巻線から二次巻線への電気エネルギー
の均衝した伝達が可能になる。
内側二次巻線平板２１と外側二次巻線平板２２と
は、巻線中心方向において一次巻線と積層嵌装さ
れて構成されるが、その内側二次巻線平板２１
は、巻線中心に沿つて所定の巻線平板巻回方向で
螺旋状にほぼ一巻分だけ変位されて形成される一
方、外側二次巻線平板は、巻線平板巻回方向を同
一に、且つその巻線変位方向を逆にして巻き戻さ
れるが、その途中において内側二次巻線平板と交
差し、そしてその巻き戻されて来る巻線終端は、
ほぼ内側二次巻線平板の巻線始端の位置とされる
ようにして内側二次巻線平板２１と外側二次巻線
平板２２は、それぞれ形成され、その両巻線平板
の一端は、該両巻線平板の巻線接合片とされ、他
端は引き出し線接続片として形成さているから、
内側の一次巻線１０ａと、二次巻線を構成する内
側二次巻線平板２１と外側二次巻線平板２２との
結合度と、外側の一次巻線１０ｂと、二次巻線を
構成する内側二次巻線平板２１と外側二次巻線平
板２２との結合度を等しくすることができる。従
つて、一次巻線と二次巻線との結合度を上げるこ
とができると共に、高周波トランスを磁化曲線の
メジヤーループで動作させる際の安定性の向上が
図れ、一次巻線から二次巻線への電気エネルギー
の均衝した伝達が可能になる。
以下、本発明の実施例を図面について説明す
る。
る。
実施例
第１図及び第２図は、本発明による高周波トラ
ンスの第１の実施例を示すもので、第１図は一次
巻線を分解して示す斜視図、第２図は二次巻線の
分解斜視図である。
ンスの第１の実施例を示すもので、第１図は一次
巻線を分解して示す斜視図、第２図は二次巻線の
分解斜視図である。
図において、１０は一次巻線で、２分割された
第１の巻線１０ａと第２の巻線１０ｂとからな
り、これら巻線１０ａ，１０ｂは線材を四角筒状
に巻回することにより構成され、そして第１の巻
線１０ａは後述する二次巻線２０の内周に密嵌合
される形状になつていると共に、第２の巻線は二
次巻線２０の外周に密嵌合される形状になつてい
る。
第１の巻線１０ａと第２の巻線１０ｂとからな
り、これら巻線１０ａ，１０ｂは線材を四角筒状
に巻回することにより構成され、そして第１の巻
線１０ａは後述する二次巻線２０の内周に密嵌合
される形状になつていると共に、第２の巻線は二
次巻線２０の外周に密嵌合される形状になつてい
る。
二次巻線２０は、内側と外側の２分割構造にな
つており、内側巻線２１は、大電流用に適合する
所望厚さの銅板材を前記一次側第１巻線１０ａの
外周形状に一致する四角状に折曲げ加工すること
により成形され、その底面２１ａは第１巻線１０
ａの一面外周全域を覆う面積を有していると共
に、左右側面２１ｂ，２１ｃは底面２１ａより狭
い細幅にして底面２１ａの対角線部分に位置し、
そして、左右側面２１ｂ，２１ｃの上端に連設す
る上面２１ｄ，２１ｅには、引出線接続片２１ｆ
又は巻線接合片２１ｇが第１巻線１０ａのコイル
長方向に延ばして一体に形成されている。
つており、内側巻線２１は、大電流用に適合する
所望厚さの銅板材を前記一次側第１巻線１０ａの
外周形状に一致する四角状に折曲げ加工すること
により成形され、その底面２１ａは第１巻線１０
ａの一面外周全域を覆う面積を有していると共
に、左右側面２１ｂ，２１ｃは底面２１ａより狭
い細幅にして底面２１ａの対角線部分に位置し、
そして、左右側面２１ｂ，２１ｃの上端に連設す
る上面２１ｄ，２１ｅには、引出線接続片２１ｆ
又は巻線接合片２１ｇが第１巻線１０ａのコイル
長方向に延ばして一体に形成されている。
また、二次巻線２０の外側巻線２２は、大電流
用に適合する所望厚さの銅板材を前記一次側第２
巻線１０ｂの内周形状に一致する四角状に折曲げ
加工することにより成形され、その底面２２ａは
第２巻線１０ｂの一面外周全域を覆う面積を有し
ていると共に、左右側面２２ｂ，２２ｃは底面よ
り狭い細幅にして、前記内側巻線２１の左右側面
２１ｂ，２１ｃと重合しない底面２２ａの対角線
部分に位置し、そして、左右側面２２ｂ，２２ｃ
の上端に連設する上面２２ｄ，２２ｅには、引出
線接合片２２ｆ又は巻線接合片２２ｇが第２巻線
１０ｂのコイル長方向に延ばして一体に形成され
ている。
用に適合する所望厚さの銅板材を前記一次側第２
巻線１０ｂの内周形状に一致する四角状に折曲げ
加工することにより成形され、その底面２２ａは
第２巻線１０ｂの一面外周全域を覆う面積を有し
ていると共に、左右側面２２ｂ，２２ｃは底面よ
り狭い細幅にして、前記内側巻線２１の左右側面
２１ｂ，２１ｃと重合しない底面２２ａの対角線
部分に位置し、そして、左右側面２２ｂ，２２ｃ
の上端に連設する上面２２ｄ，２２ｅには、引出
線接合片２２ｆ又は巻線接合片２２ｇが第２巻線
１０ｂのコイル長方向に延ばして一体に形成され
ている。
このようにした二次巻線２０の内側巻線２１は
外側巻線２２の内周に図示しない絶縁材を介して
密嵌合され、これにより互いに重合する巻線接合
片２１ｇと２２ｇはビス等により電気的に接続さ
れ、２ターンに相当する二次巻線２０を構成す
る。また、引出線接続片２１ｆ及び２２ｆには、
図示しない外部引出線がビスなどにより接続でき
るようになつている。
外側巻線２２の内周に図示しない絶縁材を介して
密嵌合され、これにより互いに重合する巻線接合
片２１ｇと２２ｇはビス等により電気的に接続さ
れ、２ターンに相当する二次巻線２０を構成す
る。また、引出線接続片２１ｆ及び２２ｆには、
図示しない外部引出線がビスなどにより接続でき
るようになつている。
なお、一次巻線１０の第１及び第２巻線１０
ａ，１０ｂが二次巻線２０の内周及び外周に密嵌
合された状態では、図示しないＥ型コア等の鉄心
が装着されるものである。
ａ，１０ｂが二次巻線２０の内周及び外周に密嵌
合された状態では、図示しないＥ型コア等の鉄心
が装着されるものである。
上記のように構成された本実施例の高周波トラ
ンスにおいては、内側の一次巻線１０ａと二次巻
線を構成する内側巻線平板２１及び外側巻線平板
２２との結合度と、外側の一次巻線１０ｂと二次
巻線を構成する内側巻線平板２１及び外側巻線平
板２２との結合度とを等しくすることができる。
従つて、一次巻線と二次巻線との結合度を上げる
ことができるし、高周波トランスを磁化曲線のメ
ジヤーループで動作させる際の安定性の向上が図
れ、一次巻線から二次巻線への電気エネルギーの
均衝した伝達が可能になる。その二次巻線２０を
構成する内側及び外側巻線２１，２２がそれぞれ
一次巻線の第１及び第２巻線１０ａ，１０ｂの外
形形状に合わせて予めプレス加工などにより折曲
げ成形されるものであるから、成形精度が向上
し、製品の均一化が可能になり、かつ各巻線同志
の組み立ても容易になると共に高周波トランスと
しての電気的特性が安定する。
ンスにおいては、内側の一次巻線１０ａと二次巻
線を構成する内側巻線平板２１及び外側巻線平板
２２との結合度と、外側の一次巻線１０ｂと二次
巻線を構成する内側巻線平板２１及び外側巻線平
板２２との結合度とを等しくすることができる。
従つて、一次巻線と二次巻線との結合度を上げる
ことができるし、高周波トランスを磁化曲線のメ
ジヤーループで動作させる際の安定性の向上が図
れ、一次巻線から二次巻線への電気エネルギーの
均衝した伝達が可能になる。その二次巻線２０を
構成する内側及び外側巻線２１，２２がそれぞれ
一次巻線の第１及び第２巻線１０ａ，１０ｂの外
形形状に合わせて予めプレス加工などにより折曲
げ成形されるものであるから、成形精度が向上
し、製品の均一化が可能になり、かつ各巻線同志
の組み立ても容易になると共に高周波トランスと
しての電気的特性が安定する。
実施例
第３図は、本発明により二次巻線の第２の実施
例を示す分解斜視図である。
例を示す分解斜視図である。
図において、前記第１実施例の第２図と同一の
部分には同一符号を付してその説明を省略し、第
２図と異なる引出部分を重点に述べる。
部分には同一符号を付してその説明を省略し、第
２図と異なる引出部分を重点に述べる。
即ち、この実施例においては、二次巻線２０を
構成する内側巻線２１の上面２１ｄに連設した固
定片２１ｈにコ字状の引出線２３を直立して一体
に形成し、その水平先端にはリード線結合端子２
３ａが設けられている。また、外側巻線２２の上
面２２ｄに連設した固定片２２ｈに〓状の引出バ
ー２４を直立して一体に形成し、その水平先端に
はリード線結合端子２４ａが設けられている。
構成する内側巻線２１の上面２１ｄに連設した固
定片２１ｈにコ字状の引出線２３を直立して一体
に形成し、その水平先端にはリード線結合端子２
３ａが設けられている。また、外側巻線２２の上
面２２ｄに連設した固定片２２ｈに〓状の引出バ
ー２４を直立して一体に形成し、その水平先端に
はリード線結合端子２４ａが設けられている。
このようにした引出バー２３，２４は内側及び
外側巻線２１，２２を密嵌合した時、第４図及び
第５図に示すように互いに重合され、左右方向へ
の引出長l1、l2が同一なＴ字形状になると共に、
互いの重合面間には絶縁材２５を介在し、固定片
２１ｈ、２２ｈを重合面の位置ずれを防止するた
めに絶縁ブツシユ２８を介してビス２６などによ
つて結合する。
外側巻線２１，２２を密嵌合した時、第４図及び
第５図に示すように互いに重合され、左右方向へ
の引出長l1、l2が同一なＴ字形状になると共に、
互いの重合面間には絶縁材２５を介在し、固定片
２１ｈ、２２ｈを重合面の位置ずれを防止するた
めに絶縁ブツシユ２８を介してビス２６などによ
つて結合する。
なお、第４図は高周波トランスの組立図、第５
図は組立完成図であり、２７はコアである。
図は組立完成図であり、２７はコアである。
上述のような本実施例にあつては、二次巻線２
０の引出線用バー２３，２４が内側及び外側巻線
と一体化構成にすることにより、巻線からの引出
線を半田付等により引き出す作業が不要になり、
かつ引出ルートが明確化されると共に、引出バー
の水平引出長を等しくすることにより、内側及び
外側巻線２１，２２に流れる電流をバランスさせ
ることができ、これに伴い出力端子間のリツプル
ノイズを低減でき、さらに引出バー２３，２４を
互いに重合する平行バー構造にすることにより、
スイツチング電流により生じる磁束の発生を抑制
することができ、論理回路や無線機などへの影響
を小さくできる。
０の引出線用バー２３，２４が内側及び外側巻線
と一体化構成にすることにより、巻線からの引出
線を半田付等により引き出す作業が不要になり、
かつ引出ルートが明確化されると共に、引出バー
の水平引出長を等しくすることにより、内側及び
外側巻線２１，２２に流れる電流をバランスさせ
ることができ、これに伴い出力端子間のリツプル
ノイズを低減でき、さらに引出バー２３，２４を
互いに重合する平行バー構造にすることにより、
スイツチング電流により生じる磁束の発生を抑制
することができ、論理回路や無線機などへの影響
を小さくできる。
以上述べたように本発明によれば、高周波トラ
ンスの二次巻線を構成する内側二次巻線平板２１
と外側二次巻線平板２２とは、一次巻線と巻線中
心方向において積層嵌合されて構成されるが、そ
の内側二次巻線平板２１は、巻線中心に沿つて所
定の巻線平板巻回方向で螺旋状にほぼ一巻分だけ
変位されて形成される一方、外側二次巻線平板
は、巻線平板巻回方向を同一に、且つその巻線変
位方向を逆にして巻き戻されるが、その途中にお
いて内側二次巻線平板と交差し、そしてその巻き
戻されて来る巻線終端は、ほぼ内側二次巻線平板
の巻線始端の位置とされるようにして内側二次巻
線平板２１と外側二次巻線平板２２とは、それぞ
れ形成され、その両巻線平板の一端は、該両巻線
平板の巻線接合片とされ、他端は引き出し線接続
片として形成する構造にしたから、内側の一次巻
線１０ａと、二次巻線を構成する内側二次巻線平
板２１と外側二次巻線平板２２との結合度と、外
側の一次巻線１０ｂと、二次巻線を構成する内側
二次巻線平板２１と外側二次巻線平板２２との結
合度との結合度とを等しくすることができる。従
つて、一次巻線と二次巻線との結合度を上げるこ
とができると共に、高周波トランスを磁化曲線の
メジヤーループで動作させる際の安定性の向上が
図れ、一次巻線から二次巻線への電気エネルギー
の均衝した伝達が可能になる。これに加えて、巻
線作業の不要化、巻線構造の均一化、電気的特性
の均一化も図れる。
ンスの二次巻線を構成する内側二次巻線平板２１
と外側二次巻線平板２２とは、一次巻線と巻線中
心方向において積層嵌合されて構成されるが、そ
の内側二次巻線平板２１は、巻線中心に沿つて所
定の巻線平板巻回方向で螺旋状にほぼ一巻分だけ
変位されて形成される一方、外側二次巻線平板
は、巻線平板巻回方向を同一に、且つその巻線変
位方向を逆にして巻き戻されるが、その途中にお
いて内側二次巻線平板と交差し、そしてその巻き
戻されて来る巻線終端は、ほぼ内側二次巻線平板
の巻線始端の位置とされるようにして内側二次巻
線平板２１と外側二次巻線平板２２とは、それぞ
れ形成され、その両巻線平板の一端は、該両巻線
平板の巻線接合片とされ、他端は引き出し線接続
片として形成する構造にしたから、内側の一次巻
線１０ａと、二次巻線を構成する内側二次巻線平
板２１と外側二次巻線平板２２との結合度と、外
側の一次巻線１０ｂと、二次巻線を構成する内側
二次巻線平板２１と外側二次巻線平板２２との結
合度との結合度とを等しくすることができる。従
つて、一次巻線と二次巻線との結合度を上げるこ
とができると共に、高周波トランスを磁化曲線の
メジヤーループで動作させる際の安定性の向上が
図れ、一次巻線から二次巻線への電気エネルギー
の均衝した伝達が可能になる。これに加えて、巻
線作業の不要化、巻線構造の均一化、電気的特性
の均一化も図れる。
第１図は本発明による高周波トランスの第１の
実施例を示す一部分解の斜視図、第２図は本実施
例における二次巻線の分解斜視図、第３図は本発
明による二次巻線の第２の実施例を示す分解斜視
図、第４図は第２実施例における高周波トランス
の組立図、第５図は第２実施例における高周波ト
ランスの組立完成図、第６図は従来の高周波トラ
ンスの一部説明用斜視図である。 図において、１０は一次巻線、１０ａは第１巻
線、１０ｂは第２巻線、２０は二次巻線、２１は
内側巻線、２２は外側巻線、２３，２４は引出バ
ーである。
実施例を示す一部分解の斜視図、第２図は本実施
例における二次巻線の分解斜視図、第３図は本発
明による二次巻線の第２の実施例を示す分解斜視
図、第４図は第２実施例における高周波トランス
の組立図、第５図は第２実施例における高周波ト
ランスの組立完成図、第６図は従来の高周波トラ
ンスの一部説明用斜視図である。 図において、１０は一次巻線、１０ａは第１巻
線、１０ｂは第２巻線、２０は二次巻線、２１は
内側巻線、２２は外側巻線、２３，２４は引出バ
ーである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ スイツチング方式により制御される単出力大
電流電源装置の大電流高周波トランスであつて、
内側及び外側の環状一次巻線１０ａ，１０ｂの間
に、該環状一次巻線１０ａ，１０ｂの形状と相似
形の二次巻線２０を巻線中心方向に積層されて成
る大電流高周波トランスであつて、 前記二次巻線２０を互いに蜜結合される内側二
次巻線平板２１及び外側二次巻線平板２２で構成
し、 前記内側二次巻線平板２１は、引き出し線接続
片２１ｆとして形成された前記内側二次巻線平板
２１の巻線平板巻回始端から二次巻線形成中心を
中心として前記内側の環状一次巻線１０ａの外側
巻線形成形状に沿つて所定の巻線平板巻回方向で
螺旋状にほぼ一巻分だけ変位されて形成され、そ
の内側二次巻線平板２１の巻線平板巻回終端に内
側巻線接合片２１ｇを形成し、 前記外側二次巻線平板２２は、前記内側巻線接
合片２１ｇの形成位置において該内側二次巻線接
合片２１ｇと接合接続される外側二次巻線接合片
２２ｇとして形成された前記外側二次巻線平板２
２の巻線平板巻回始端から前記外側の環状一次巻
線１０ｂの形成中心を中心として前記外側の環状
一次巻線１０ｂの内側巻線形成形状に沿つて前記
内側二次巻線２１と同一の巻線平板巻回方向へ、
且つほぼ前記内側二次巻線平板２１の巻線平板巻
回始端まで巻き戻す螺旋状巻線平板巻回形式でほ
ぼ一巻分だけ変位されて形成される途中において
前記内側二次巻線平板２１と絶縁シートを介して
重合交差して巻き戻されて来た外側二次巻線平板
２２の巻線平板巻回終端を前記外側二次巻線平板
２２の引き出し線接続片２２ｆとして形成すると
共に、該引き出し線接続片２２ｆに至る外側二次
巻線平板部分２２ｄは、絶縁シートを介して前記
内側二次巻線平板２１の巻線平板巻回始端から巻
回される内側二次巻線平板部分２１ｄと重合され
たことを特徴する高周波トランス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23731088A JPH0284705A (ja) | 1988-09-21 | 1988-09-21 | 高周波トランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23731088A JPH0284705A (ja) | 1988-09-21 | 1988-09-21 | 高周波トランス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0284705A JPH0284705A (ja) | 1990-03-26 |
| JPH0553290B2 true JPH0553290B2 (ja) | 1993-08-09 |
Family
ID=17013474
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23731088A Granted JPH0284705A (ja) | 1988-09-21 | 1988-09-21 | 高周波トランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0284705A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4738091B2 (ja) * | 2005-08-08 | 2011-08-03 | 株式会社ブリヂストン | 空気ばね |
| CN102385045B (zh) * | 2011-10-25 | 2013-06-12 | 保定天威集团有限公司 | 一种大电流互感器误差试验方法及专用装置 |
| JP6439289B6 (ja) * | 2014-06-20 | 2019-01-30 | Tdk株式会社 | 巻線部品及び電源装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5574115A (en) * | 1978-11-30 | 1980-06-04 | Toshiba Corp | Large capacity winding |
| JPS611708U (ja) * | 1984-06-09 | 1986-01-08 | 若井産業株式会社 | 釘 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5788920U (ja) * | 1980-11-20 | 1982-06-01 |
-
1988
- 1988-09-21 JP JP23731088A patent/JPH0284705A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5574115A (en) * | 1978-11-30 | 1980-06-04 | Toshiba Corp | Large capacity winding |
| JPS611708U (ja) * | 1984-06-09 | 1986-01-08 | 若井産業株式会社 | 釘 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0284705A (ja) | 1990-03-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |