JPH0553166U - 水密容器におけるコネクタ用回り止め構造 - Google Patents
水密容器におけるコネクタ用回り止め構造Info
- Publication number
- JPH0553166U JPH0553166U JP10451491U JP10451491U JPH0553166U JP H0553166 U JPH0553166 U JP H0553166U JP 10451491 U JP10451491 U JP 10451491U JP 10451491 U JP10451491 U JP 10451491U JP H0553166 U JPH0553166 U JP H0553166U
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- JP
- Japan
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- key
- hole
- connector
- key hole
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 キー溝の製造誤差によるキーの挿入不良や挿
入後の抜けを防止し、信頼性の高いコネクタの回り止め
構造を実現することを目的とする。 【構成】 キーの素材を塑性変形しやすく硬い金属とす
るとともに、外周面に蛇腹状の凹凸部を設け、その凸部
におけるキーの直径を前記キー孔の最大公差値に設定
し、凹部におけるキーの直径を前記キー孔の最小公差値
以下に設定しておくことを特徴とする。
入後の抜けを防止し、信頼性の高いコネクタの回り止め
構造を実現することを目的とする。 【構成】 キーの素材を塑性変形しやすく硬い金属とす
るとともに、外周面に蛇腹状の凹凸部を設け、その凸部
におけるキーの直径を前記キー孔の最大公差値に設定
し、凹部におけるキーの直径を前記キー孔の最小公差値
以下に設定しておくことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、水密容器の貫通孔に貫通して内外に信号線を通すコネクタの回り止 め構造に関する。
【0002】
図12にこの種の回り止め構造の従来例を示す。 図において、1は水密容器、2は該水密容器1にあけた貫通孔である。3は該 貫通孔2に通すコネクタであり、内外に信号線を通すものである。4はナットで あり、コネクタ3を貫通孔2に通して該ナット4で締めることによりコネクタ3 を固定する。
【0003】 2aは貫通孔2に設けたキー溝、3aはコネクタ3に設けたキー溝であり、こ れらキー溝2a,3aを対向させてキー孔5が形成される。6は該キー孔5に挿 入するキーであり、このキー6を挿入することでコネクタ3の回転を防止してい た。 このとき使用するキー及びキー溝の寸法はJISB・1301・「沈みキー及 びキーみぞ」の規格に準じて設計していた。
【0004】
図13、図15はそれぞれ、キー孔2とコネクタ3の嵌合部を示し、図13、 図15は正面断面図、図14、図16は側断面図を示している。すなわち、嵌合 部の寸法には、誤差がでるので、図13のように大きな隙間が生ずる場合から、 図15のようにほどんど隙間がない場合まで起こりうる。
【0005】 ここで、上述した構成の従来技術によれば、このようなキー孔の大きさの違い を吸収する機能は無いため、水密容器の貫通孔とコネクタとの隙間またはキー孔 の大きさを厳密に規定して製作しなければ、キーが入らないかまたはキー孔が大 き過ぎてキーがすぐとれるという問題があった。 また、キーがとれるという問題に対して接着剤を用いた場合、接着剤がながれ て硬化してしまい、水密不良が生じるという問題があった。
【0006】 また、キーを柔らかい樹脂等でつくった場合、キー孔の大きさの違いをある程 度吸収することができるが、軟質であるためにせん断によってキーが破壊される という問題があった。 本考案は、以上の問題点に鑑み、硬い材質でキー孔の大きさの違いを吸収する 構成を得て、製造誤差によるキーの挿入不良や挿入後の抜けを防止し、信頼性の 高いコネクタの回り止め構造を実現することを目的とする。
【0007】
上記目的を達成するため、本考案は、キーの周囲にキー孔の最大公差値に対応 する蛇腹状の凸部を形成しておき、それ以下の公差値のキー孔に対しては、挿入 時にその周囲の凸部が容易に変形して対応するようにする。 すなわち、本考案は、水密容器の貫通孔に貫通して内外に信号線を通すコネク タの回り止めとして、前記貫通孔とコネクタにそれぞれキー溝を形成し、これら のキー溝を対向させてキー孔を形成し、このキー孔にキーを挿入してコネクタの 回り止めを行う水密容器におけるコネクタ用回り止め構造において、前記キーの 素材を塑性変形しやすく硬い金属とするとともに、外周面に蛇腹状の凹凸部を設 け、その凸部におけるキーの直径を前記キー孔の最大公差値に設定し、凹部にお けるキーの直径を前記キー孔の最小公差値以下に設定しておくことを特徴とする
【0008】 。
上記構成により、本考案は、貫通孔にコネクタを通して、それぞれのキー溝を 対向させてキー孔を形成し、このキー孔にキーを挿入すると、キー孔が最大公差 値のものであれば、前記キーは凸部がそのままの状態でキー孔内に挿入される。 そして、それ以下の公差値のキー孔に対しては、挿入時に凸部を塑性変形させて キー孔内に挿入することができる。
【0009】 また、前記キーは変形するものの、硬い材質より成るものであるので、挿入後 はせん断に対する抗力がある。
【0010】
以下図面に従って実施例を説明する。 図1は本考案の第1の実施例を示す斜視図、図2は同側面図、図3は同正面図 であり、キーの構成を示している。なお、回り止め構造全体の構成は図12で示 した従来のものと同様であるので、説明は省略し、符号も同一のものを示す。
【0011】 図において、7はキー孔5に挿入するキーであり、このキー7はアルミ等の塑 性変形しやすく硬い金属により構成する。7a,7bは該キーの外周面に設けた 蛇腹状の凸部と凹部であり、そのうち、凸部7aにおけるキー7の直径を前記キ ー孔5の最大公差値に設定しておき、凹部7bにおけるキー7の直径を前記キー 孔5の最小公差値以下に設定しておく。なお、本実施例では、凹凸の中心値をキ ー孔の最小公差値にしてある。
【0012】 以上の構成による本実施例の作用を以下に説明する。 図4および図5は本実施例の作用を示す断面図である。 まず、図4に示すように大きな隙間ができキー孔5が最大公差値となれば、キ ー7の凸部7aがそのままの状態でキー孔5内に挿入される。そして、キー孔5 の内側にキー7の外径が当たりぐらつくことなく挿入状態を保持することとなる 。
【0013】 また、図5に示すように隙間がほとんどない場合は、挿入時に凸部7aを塑性 変形させて図示のようにキー孔5内に挿入することができる。そして、キー孔5 の内側に凸部7aが潰れたキー7の外径が密着当接してしっかりと挿入状態を保 持することとなる。 図6、図7は本考案の第2の実施例を示す側面図と正面図であり、ここでは凹 凸を波形とした。
【0014】 図8、図9は本考案の第3の実施例を示す側面図と正面図であり、ここでは凹 凸を台形状とした。 図10、図11は本考案の第4の実施例を示す側面図と正面図である。上記第 1〜第3の実施例では断面形状が円形のキーについて説明したが、これに限るも のではなく、この第4の実施例のように断面四角形等の多角形のキーでもよい。
【0015】
以上詳細に説明した如く本考案によれば、水密容器の貫通孔に貫通して内外に 信号線を通すコネクタの回り止めとして、前記貫通孔とコネクタにそれぞれキー 溝を形成し、これらのキー溝を対向させてキー孔を形成し、このキー孔にキーを 挿入してコネクタの回り止めを行う水密容器におけるコネクタ用回り止め構造に おいて、前記キーの素材を塑性変形しやすく硬い金属とするとともに、外周面に 蛇腹状の凹凸を設け、その凸部におけるキーの直径を前記キー孔の最大公差値に 設定し、凹部におけるキーの直径を前記キー孔の最小公差値以下に設定しておく ので、キー孔の最大公差値に対応する直径の硬い材料のキーが、それ以下の公差 値のキー孔に対しては、挿入時に容易に変形して対応することができる。これに より、硬い材質でキー孔の大きさの違いを吸収することが可能となり、製造誤差 によるキーの挿入不良や挿入後の抜けを防止し、信頼性の高いコネクタの回り止 め構造を実現するという効果がある。
【図1】第1実施例を示す斜視図である。
【図2】第1実施例の側面図である。
【図3】第1実施例の正面図である。
【図4】キーの挿入状態を示す説明図である。
【図5】キーの挿入状態を示す説明図である。
【図6】第2実施例の側面図である。
【図7】第2実施例の正面図である。
【図8】第3実施例の側面図である。
【図9】第3実施例の正面図である。
【図10】第4実施例の側面図である。
【図11】第4実施例の正面図である。
【図12】従来例を示す説明図である。
【図13】キー孔の状態を示す正面断面図である。
【図14】図13のキー孔の状態を示す側断面図であ
る。
る。
【図15】キー孔の状態を示す正面断面図である。
【図16】図15のキー孔の状態を示す側断面図であ
る。
る。
1 水密容器 2 貫通孔 2a キー溝 3 コネクタ 3a キー溝 4 ナット 5 キー孔 7 キー 7a 凸部 7b 凹部
Claims (1)
- 【請求項1】 水密容器の貫通孔に貫通して内外に信号
線を通すコネクタの回り止めとして、前記貫通孔とコネ
クタにそれぞれキー溝を形成し、これらのキー溝を対向
させてキー孔を形成し、このキー孔にキーを挿入してコ
ネクタの回り止めを行う水密容器におけるコネクタ用回
り止め構造において、 前記キーの素材を塑性変形しやすく硬い金属とするとと
もに、外周面に蛇腹状の凹凸部を設け、 その凸部におけるキーの直径を前記キー孔の最大公差値
に設定し、凹部におけるキーの直径を前記キー孔の最小
公差値以下に設定しておくことを特徴とする水密容器に
おけるコネクタ用回り止め構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10451491U JPH0553166U (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 水密容器におけるコネクタ用回り止め構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10451491U JPH0553166U (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 水密容器におけるコネクタ用回り止め構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0553166U true JPH0553166U (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=14382607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10451491U Pending JPH0553166U (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 水密容器におけるコネクタ用回り止め構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0553166U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3661186A1 (en) | 2018-11-29 | 2020-06-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Control apparatus, imaging apparatus, and program |
-
1991
- 1991-12-18 JP JP10451491U patent/JPH0553166U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3661186A1 (en) | 2018-11-29 | 2020-06-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Control apparatus, imaging apparatus, and program |
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