JPH0552734A - 密度測定方法 - Google Patents

密度測定方法

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JPH0552734A
JPH0552734A JP21127691A JP21127691A JPH0552734A JP H0552734 A JPH0552734 A JP H0552734A JP 21127691 A JP21127691 A JP 21127691A JP 21127691 A JP21127691 A JP 21127691A JP H0552734 A JPH0552734 A JP H0552734A
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JP
Japan
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sample
density
ray
gamma
ray pulse
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Application number
JP21127691A
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English (en)
Inventor
Kenichi Hasegawa
賢一 長谷川
Kuniyoshi Watanabe
邦芳 渡辺
Tatsuo Oyama
達夫 大山
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Tokimec Inc
Original Assignee
Tokimec Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 γ線パルスを被測定試料に放射して、試料中
を通過して来たγ線パルスの計数値から試料の密度を測
定する密度測定方法において、試料の粒度の影響を受け
ないで測定精度の向上を図る。 【構成】 試料面に対して放射するγ線パルス束を等価
的に平面波状に放射することとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、γ線を被測定試料に放
射することにより被測定試料の密度を測定する密度測定
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、γ線を利用した密度測定方法を適
用した密度測定装置は、例えば、図6に示す構成となっ
ていた。即ち、被測定試料2に対してγ線パルスを発射
する放射線源4(γ線が外部に漏れないように鉛で遮蔽
されている)と、試料2内を通過したγ線パルスを検出
する検出センサ6を密度測定装置の筐体8内に設け、検
出センサ6で検出した単位時間当たりの検出パルス数N
を測定器10で計数する。
【0003】そして、測定器10には、γ線検出パルス
数Nから密度ρを求めるための相関曲線のデータテーブ
ルを予め内蔵しており、この相関曲線に従ってパルス数
Nに対する密度ρの値を求めて測定結果の表示等を行
う。又、この様な相関曲線のデータテーブルを使用せ
ず、所定の演算式を適用することで密度の測定を行なう
ものもあった。
【0004】即ち、図5において、放射線源4を検出セ
ンサ6の間隔を第1の距離L1にしたときに試料2を通
過して来たγ線パルスを検出センサ6で検出して単位時
間当りのγ線パルス数N1を計数すると共に、放射線源
4と検出センサ6との間隔を第2の距離L2(L2≠L
1)にしたときのγ線パルス数N2を計数し、
【0005】
【数1】
【0006】の演算式に計数値N1,N2を代入するこ
とによって、試料2の密度ρを求めている。尚、上記式
(1)中のCとAは定数であり、密度ρが計数値N1,
N2の相対比の対数値に比例関係にあることが、実験に
求められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な従来のγ線による密度測定方法にあっては、被測定試
料の粒度が均一であれば高精度の測定結果が期待できる
が、例えば、アスファルトやコンクリート舗装路を被測
定試料とする場合の様に、直径の大きな玉石のような試
料密度を不連続とする物質が含まれていると、これらの
物質がγ線放射線源から見て大きな場合(即ち、粒度が
大きく線源直下に局在している場合など)には、放射線
源の試料への入射を遮蔽してしまい、測定誤差を生じる
問題があった。
【0008】更に、図6に基づいて、この問題点を詳述
する。図6において、被測定試料2は、12a、12b
で示す多数の大径の物質が混在しているものとし、被測
定試料2の表面に、γ線の放射線源4と検出センサ6が
設置されて、測定を行うものとする。この様な幾何学的
な配置にあっては、試料2の浅い層に位置する物質12
aに対する放射線源4から見た立体角は、深い層に位置
する物質12bに対する放射線源4からみた立体角より
も、明らかに大きくなる。
【0009】したがって、試料2の浅い層に存在する物
質12aによって、放射線源4から入射したγ線は遮蔽
され、減衰したγ線が深層を通って検出センサ6へ達す
ることとなるので、均一な試料と異なった測定結果が得
られることとなる。この様に試料の粒度が密度測定結果
に影響をもたらすことから、粒度の影響を受けることな
く、試料の真の密度を測定し得る密度測定方法が望まれ
ていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、この様な従来
の問題点に鑑みて成されたものであり、粒度に影響され
ない密度測定方法を提供することを目的とし、この目的
を達成するために、放射線源から試料面へγ線パルスを
放射し、試料を透過して来たγ線パルスを、試料面に対
向する検出センサで検出し、検出した単位時間当りのγ
線パルス数から試料の密度を測定する密度測定方法にお
いて、試料面に対して放射するγ線パルス束を等価的に
平面波状に放射することとした。
【0011】又、検出センサのγ線パルス受信端部を、
大面積の受信面とすることで、等価的にγ線パルス束を
平面波として受信する様にした。
【0012】
【作用】この様な密度測定方法によれば、放射線源の放
射端と検出センサの検出端の面積を大きくしたので、径
大の物質が含まれていても、これらの放射端又は検出端
側から試料中のこれらの物質を見たときの立体角が相対
的に小さくなるので、試料の粒度に起因する測定誤差を
低減することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面とともに説明
する。図1は本発明の密度測定方法を適用したγ線密度
装置の構成説明図である。同図において、14は被測定
試料16の表面に置かれる装置の筐体である。18は試
料16に対してγ線パルスを放射する複数の放射線源で
あり、γ線が漏洩しない様に、底端を除いて鉛20中に
埋設されている。即ち、図2に示す様に、鉛20中にモ
ールドする様にして、複数の放射線源18が配列するこ
とで、等価的に試料面に対して広い面で対向する構成と
なっている。
【0014】22はシンチレーションカウンタから成る
検出センサであり、複数の検出端によって試料面に対し
て広い面で対向する構成となっている。そして、放射線
源18から試料16へγ線パルス放射し、試料中を通過
して来たγ線パルスを検出センサ22で検出し、単位時
間当りの検出センサ数から、測定器24が試料16の密
度ρを測定する。
【0015】尚、密度ρは、従来例で説明した様に、予
め、検出センサ数と密度との相関曲線を表わすデータテ
ーブルを測定器24に内蔵し、このデータテーブルを参
照することで求めたり、前記式(1)の演算に基づいて
測定処理を行なう。次に、測定原理を図3と共に説明す
る。尚、図3は、被測定試料16の浅い部分に周囲より
も径大の物質(玉石等)24aが存在し、深い部分に径
大の物質が存在するものとする。
【0016】この様に粒度のある試料16に対して放射
線源18からγ線パルスを放射すると、γ線パルス束
は、複数の放射線源18から放射されるので、試料16
に対して等価的に平面波状に放射されることとなる。こ
の結果、放射線源18から、物質24a、24bを見た
ときの幾何学的な立体角は小さく、且つ深さに関係な
く、均一と見なすことが可能となる。
【0017】即ち、径大の物質24a、24bによって
γ線パルスが吸収又は散乱を受ける確率が小さくなり、
物質24a,24bの影響が低減されることから、試料
16の平均密度ρの測定精度が実質的に向上する。又、
検出センサ26の検出端も、試料面に対して広くなって
いるので、検出センサ26から見た径大の物質24a,
24bに対する立体角が小さくなり、同様の原理によ
り、測定精度が向上する。
【0018】この様に、この実施によれば、径大の物質
が存在する被測定試料の密度を平均化した試料密度ρと
して測定することができ、これらの物質の影響を受けな
いで測定精度の向上を図ることができる。次に対の実施
例を図4と共に説明する。図1は、表面散乱型の密度測
定装置について説明したが、図4は透過型の密度測定装
置に適用した場合の実施例を示す。
【0019】図4において、被測定試料26の一側面に
対向して、シンチレーションカウンタから成る検出セン
サ28が設けられ、試料26の他の低めんに、複数の放
射線源38を鉛30にモールドして成る放射部が設けら
れている。この放射部は、図1で示したのと同様に複数
の放射線源32の検出センサ28に対向する部分を除い
て鉛30で周囲を遮蔽した構造となっており、放射線源
32から試料26に対して、等価的に平面波状のγ線パ
ルス束が放射される。
【0020】そして、検出センサ28に到達したγ線パ
ルスの単位時間当りの数を計数し、測定器34が内蔵し
ている相関曲線のデータテーブルをこの計数値に基づい
て参照したり、上記式(1)を適用した演算によって、
試料26の密度を求める。この透過型の密度測定装置に
おいても、図3の原理説明図で説明したのと同様に、試
料26中に径大の物質が存在していても、放射線源32
からこれらの物質を見たときの立体角が小さくなること
から、これらの物質によってγ線パルス束が吸収又は散
乱される確率が小さくなり、平均化した試料密度ρを求
めることができる。
【0021】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の密度測定
方法によれば、放射線源の放射端と検出センサの検出端
の面積を大きくしたので、径大の物質が含まれていて
も、これらの放射端又は検出端側から試料中のこれらの
物質を見たときの立体角が相対的に小さくなり、放射線
がこれらの物質から受ける影響が減少することとなり、
試料密度の測定精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の密度測定方法を適用した表面散乱型密
度測定装置の一実施例の構造を縦断面図で示した説明図
である。
【図2】図1の放射線源の構成を示す説明図である。
【図3】一実施例の測定原理を説明するための説明図で
ある。
【図4】本発明の密度測定方法を適用した透過型密度測
定装置の実施例の構造を縦断面図で示した説明図であ
る。
【図5】従来の密度測定方法を説明するための説明図で
ある。
【図6】従来の密度測定方法の問題点を説明するための
原理説明図である。
【符号の説明】
16,26;被測定試料 18,32;放射線源 20,30;鉛 22,28;検出センサ 24,34;測定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大山 達夫 東京都大田区南蒲田2丁目16番46号 株式 会社トキメツク内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射線源から試料面へγ線パルスを放射
    し、試料を通過して来たγ線パルスを試料面に対向する
    検出センサで検出し、検出した単位時間当りのγ線パル
    ス数から試料の密度を測定する密度測定方法において、 前記試料面に対して、放射するγ線パルス束を、等価的
    に平面波状に放射することを特徴とする密度測定方法。
  2. 【請求項2】放射線源から試料面へγ線パルスを放射
    し、試料を通過して来たγ線パルスを、試料面に対向す
    る検出センサで検出し、検出した単位時間当りのγ線パ
    ルス数から試料の密度を測定する密度測定方法におい
    て、 前記試料面に対して放射するγ線パルス束を等価的に平
    面波状に放射すると共に、前記検出センサのγ線パルス
    受信端部を、大面積の受信面とすることで、等価的にγ
    線パルス束を平面波として受信することを特徴とする密
    度測定方法。
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Cited By (3)

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