JPH0552656U - 貯湯式温水器 - Google Patents

貯湯式温水器

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JPH0552656U
JPH0552656U JP10077291U JP10077291U JPH0552656U JP H0552656 U JPH0552656 U JP H0552656U JP 10077291 U JP10077291 U JP 10077291U JP 10077291 U JP10077291 U JP 10077291U JP H0552656 U JPH0552656 U JP H0552656U
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勝 宮▲崎▼
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九州変圧器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイプ取付用貫通孔の加工が容易でしかもパ
イプの端部に特別な加工を必要としない貯湯式温水器を
提供する。 【構成】 貯湯タンクの底壁部11の外表面の接線と実
質的に直交する線を中心軸線(B−B´,C−C´)と
する円形の2つのパイプ取付用貫通孔15,16を底壁
部11に形成する。給水パイプ12及び排水パイプ13
を第1の直線状パイプ12a,13aと第2の直線状パ
イプ12b,13bとから構成する。第1の直線状パイ
プ12a,13aを対応するパイプ取付用貫通孔15,
16に軸線を一致させるように嵌合し、嵌合した端部を
底壁部11に溶接する。第1の直線状パイプ12a,1
3aと第2の直線状パイプ12b,13bとの間の角度
θが鈍角になるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、貯湯タンクの湾曲した底壁部の最下部を除いた取付部分に給水や排 水用のパイプが接続された貯湯式温水器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2(A)及び(B)は従来の貯湯式温水器の貯湯タンクの概略縦断面図及び 拡大部分断面図を示している。貯湯タンク1は、筒状の胴部2の両端に椀状の鏡 板からなる上壁部3と底壁部4とが溶接されて構成されている。上壁部3には採 湯パイプ5が接続され、底壁部4には給排水用のパイプ6が接続されている。底 壁部4に取り付けられるパイプ6は、配管を含めた貯湯タンクの高さ寸法が大き くならないようにするために、底壁部4の最下部を除いた部分にパイプ6を取付 けている。図2(B)に具体的に示すように、従来のパイプ6は第1の直線状パ イプ6aと第2の直線状パイプ6bとが両者の間の角度が直角になるようにして 溶接されて構成されている。第2の直線状パイプ6bの非溶接端部には他のパイ プを取付るためのねじ6cが形成されている。従来は第1の直線状パイプ6aの 軸線(a−a´)が貯湯タンク1の軸線(A−A´)と平行になるようにして底 壁部4に設けたパイプ取付用貫通孔7に第1の直線状パイプ6aの一端を嵌合さ れ、貫通孔7の周囲に第1の直線状パイプ6aを溶接していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の構造では、貫通孔7の形状をb−b´線を軸中心とし、Lで示した 部分の長さを長軸の長さとする楕円形状にする必要がある。しかしながらこの様 な楕円形状の貫通孔7を形成する加工は非常に面倒である。また本来ならば、第 1の直線状パイプ6aの貯湯タンク1内に突出する端部部分(図2に斜線で示し た部分)を底壁部4の内面に倣うように切断しておけば、残水量は減ることにな るが、この加工も楕円形状の貫通孔7を形成する場合の加工と同様に非常に面倒 である。そのため第1の直線状パイプ6aの端部を切断する加工は実際には行な われていない。
【0004】 本考案の目的は、取付用貫通孔の加工が容易でしかもパイプの端部に特別な加 工を必要としない貯湯式温水器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の本考案は、貯湯タンクの湾曲した底壁部の最下部を除いた2ケ所の 部分に給水パイプ及び排水パイプが接続されてなる貯湯式温水器を対象とする。 本考案においては、底壁部の2ケ所の部分には外表面の接線と実質的に直交する 線を中心軸線とする円形の2つのパイプ取付用貫通孔を形成する。そして給水パ イプ及び排水パイプを、それぞれ対応するパイプ取付用貫通孔に軸線を一致させ るように一端が嵌合されて底壁部に溶接された第1の直線状パイプと、第1の直 線状パイプと鈍角を成すようにして第1の直線状パイプの他端に一端が溶接され た第2の直線状パイプとから構成する。
【0006】 請求項2の考案は、底壁部に取り付けられるパイプが給水または排水用のパイ プ1本の貯湯式温水器であって、パイプ取付用貫通孔及び給水または排水用のパ イプの構成は請求項1の考案と同じである。
【0007】
【作用】
本考案において、パイプ取付用貫通孔は底壁部の外表面の接線と実質的に直交 する線を中心軸線とする円形であるため、この貫通孔の形成は非常に容易である 。第1の直線状パイプはパイプ取付用貫通孔と軸線を一致させるようにして底壁 部に溶接されるため、貯湯タンク内に挿入する第1の直線状パイプの端部の挿入 寸法は僅かでよく、貯湯タンク内に挿入する第1の直線状パイプの端部の特別な 加工を必要としない。
【0008】 また本考案においては、第1の直線状パイプを貯湯タンクの軸線に対して角度 を持たせて取付けており、しかも第2の直線状パイプを第1の直線状パイプに対 して鈍角を成すように溶接しているため、第2の直線状パイプの取付位置を底壁 部により近付けることができ、配管パイプを含めた貯湯タンクの高さ寸法を小さ くできる。
【0009】
【実施例】
以下図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明する。図1は、貯湯タンクの 湾曲した底壁部の最下部を除いた2ケ所の部分に給水パイプ及び排水パイプが接 続される貯湯式温水器に本考案を適用した実施例の要部の概略図を示している。 尚溶接部の図示は省略してある。同図において、11は貯湯タンクの底壁部、1 2は給水パイプ、13は排水パイプである。底壁部11の最下部(貯湯タンクの 軸線A´−A上の部分)の両側に位置するパイプ取付部分に形成したパイプ取付 用貫通孔15及び16は、底壁部11の外表面の接線と実質的に直交する線(B ´−BとA´−A)を中心軸線とする円形の貫通孔である。図1において15´ 及び16´は貫通孔15及び16の輪郭形状を示している。貫通孔15及び16 を形成するには、円形の抜き型を用いればよい。
【0010】 給水パイプ12及び排水パイプ13は、それぞれ第1の直線状パイプ12a, 13aと第2の直線状パイプ12b,13bとから構成される。第1の直線状パ イプ12a,13aは、一端に軸線と直交する直交切断面を有し他端に軸線と所 定の角度をなして傾斜する傾斜切断面を有している。第1の直線状パイプ12a ,13aはその軸線を対応する貫通孔15及び16の軸線と一致させるようにし て貫通孔15及び16に嵌合され、底壁部11の内側からTiG溶接により貫通 孔15及び16の周囲に溶接されている。第1の直線状パイプ12a,13aの 底壁部11側への突出寸法は、溶接が可能な範囲でできる限り小さくするのが好 ましい。第2の直線状パイプ12b,13bは、一端に第1の直線状パイプの傾 斜切断面にTiG溶接される傾斜切断面を有し、他端に他のパイプが螺合接続さ れるねじを有している。第2の直線状パイプ12b,13bは、第1の直線状パ イプ12a,13aとの間の角度θが鈍角(直角より大きい角度)になるように 、第1の直線状パイプ12a,13aに溶接されている。なお本実施例では、第 2の直線状パイプ12b,13bがほぼ水平状態になっている。給水パイプ12 及び排水パイプ13の第1の直線状パイプ12a,13aと第2の直線状パイプ 12b,13bとは、底壁部11に溶接する前に予め溶接しておけばよい。
【0011】 上記実施例では、給水パイプ12と排水パイプ13とを別に設けているが、本 考案は1本の給排水パイプで給水と排水とを行う貯湯式温水器にも適用できる。
【0012】
【考案の効果】
本考案によれば、底壁部に形成するパイプ取付用貫通孔は円形でよく、しかも 貯湯タンク内に挿入する第1の直線状パイプの端部に特別な加工を必要としない ため、パイプの取付が容易であるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部を示す図である。
【図2】(A)は従来の貯湯式温水器の貯湯タンクの概
略縦断面図、(B)は拡大部分断面図である。
【符号の説明】
1…貯湯タンク、2…胴部、3…上壁部、4,11…底
壁部、5…採湯パイプ、6…給排水パイプ、7,15,
16…パイプ取付用貫通孔、12…給水パイプ、13…
排水パイプ、6a,12a,13a…第1の直線状パイ
プ、6b,12b,13b…第2の直線状パイプ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯湯タンクの湾曲した底壁部の最下部を
    除いた2ケ所の部分に給水パイプ及び排水パイプが接続
    されてなる貯湯式温水器であって、 前記底壁部の前記2ケ所の部分には外表面の接線と実質
    的に直交する線を中心軸線とする円形の2つのパイプ取
    付用貫通孔が形成されており、 前記給水パイプ及び排水パイプはそれぞれ対応する前記
    パイプ取付用貫通孔に軸線を一致させるように一端が嵌
    合されて前記底壁部に溶接された第1の直線状パイプ
    と、前記第1の直線状パイプと鈍角を成すようにして前
    記第1の直線状パイプの他端に一端が溶接された第2の
    直線状パイプとからなることを特徴とする貯湯式温水
    器。
  2. 【請求項2】 貯湯タンクの湾曲した底壁部の最下部を
    除いた部分に給排水用のパイプが接続された貯湯式温水
    器であって、 前記底壁部の外表面の接線と実質的に直交する線を中心
    軸線とする円形のパイプ取付用貫通孔が形成され、 前記給排水用のパイプは前記パイプ取付用貫通孔に軸線
    を一致させるように一端が嵌合されて前記底壁部に溶接
    された第1の直線状パイプと、前記第1の直線状パイプ
    と鈍角を成すようにして前記第1の直線状パイプの他端
    に一端が溶接された第2の直線状パイプとからなること
    を特徴とする貯湯式温水器。
JP10077291U 1991-12-06 1991-12-06 貯湯式温水器 Expired - Lifetime JP2533285Y2 (ja)

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JPH0552656U true JPH0552656U (ja) 1993-07-13
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4737214B2 (ja) * 2008-03-24 2011-07-27 パナソニック株式会社 給湯装置の貯湯タンク及びそれを用いたヒートポンプ給湯機

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