JPH0552518U - ガスこんろ用バーナ - Google Patents

ガスこんろ用バーナ

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JPH0552518U
JPH0552518U JP10514791U JP10514791U JPH0552518U JP H0552518 U JPH0552518 U JP H0552518U JP 10514791 U JP10514791 U JP 10514791U JP 10514791 U JP10514791 U JP 10514791U JP H0552518 U JPH0552518 U JP H0552518U
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JP
Japan
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burner
sectional area
flame hole
cross
flame
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Pending
Application number
JP10514791U
Other languages
English (en)
Inventor
淳一 北口
Original Assignee
株式会社日立ホームテック
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高カロリーのガス燃焼量(例えば4000〜
4600kcal/hクラス)のバーナにおいてガス噴
出量の不均衡により生ずる加熱ムラを防止する構造を有
するこんろバーナを提供する。 【構成】 バーナ頭部4側面にほぼ水平なバーナボディ
1の混合管部5軸線とのバーナ頭部4の中心を通る上面
直交線を境界とした混合管5側と反対側の炎孔3bにお
いて、炎孔入口側を出口側より小なる通過断面積とする
と共に、炎孔出口側通過断面積は全炎孔3a及び3bに
ついて等価断面積とすることで、全炎孔が均一の噴出ガ
ス量となり加熱ムラが解消される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、家庭等で高カロリーで使用されるガスこんろ用バーナに関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
ガスこんろに使用されるガスこんろ用バーナの構造はブンゼン燃焼方式であり 、ノズルより噴出するガスの噴出エネルギーにより、空気を予混合し(一次空気 )、バーナ頭部より炎孔へ予混合ガスを噴出させ、その炎孔部において炎を安定 して燃焼させるものである。ガスこんろのバーナ1個当たりガス消費量(インプ ット)は通常2000〜3000kcal/h程度であるが、近年ガスこんろの 高カロリー化が進み4000〜4600kcal/hクラスのバーナも開発され ている。
【0003】 高カロリー化の改良としては環状の外周バーナ部内に中央バーナ部を配設した 親子バーナ形式のもの(例えば実開昭56−42628号公報参照)や、バーナ ボディ上に下バーナキャップと、その上に更に上バーナキャップを設けた2段炎 孔式のもの(例えば実開昭58−21724号公報参照)や、複数個のバーナ間 とは対向する位置側のバーナ炎孔面積を小さくしたもの(例えば特開平3−17 0725号公報参照)がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
一般にガスこんろ用バーナは放射方向に均一な炎となる様バーナ頭部の形状設 計がなされているが、高カロリーの燃焼量(例えば4000〜4600kcal /hクラス)にする程、バーナ内圧の不均衡が生じ易く、例えば、図4に示すガ スこんろ用バーナのガス消費量による内圧分布特性図に示す如く、バーナボディ 混合管部軸線とのバーナ中心を通る上面直交線を境界とした混合管側と反対側の 炎孔部の内圧が高くなり易い。このため混合管側と反対側ではガス噴出量が不均 衡となり、加熱ムラが生じ、片煮え、片焼けになり易く、また熱効率の低下とい った問題が生ずる。
【0005】 前記高カロリー化を計った親子バーナ及び2段炎孔式のものは、2つのバーナ で分担し、普通のバーナの内圧分布に近づけたものであるが、部品点数が多くな り、構造も複雑なためバランス良くまとめることが困難である。
【0006】 また、複数個のバーナ間と対向する位置でバーナ炎孔面積を変えたものは複数 個のバーナを同時に燃焼した時のバランスのみ考慮したものであり、混合管部の 反対側の圧力が高くなることに対応していず、1つのバーナのみを高カロリーで 使用した場合はアンバランスの度合は全く改善されない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案はガス噴出量の不均衡を防止するため、バーナ頭部側面にほぼ水平なバ ーナボディの混合管の軸線とのバーナ頭部の中心を通る上面直交線を境界とした 混合管部側と反対側の炎孔において、炎孔入口側を炎孔出口側より小なる通過断 面積にすると共に、炎孔出口側通過断面積は全炎孔について等価断面積とした。
【0008】
【作用】
混合管部の反対側の内圧が高い炎孔部の入口側通過断面積を内圧が低い炎孔部 の入口側通過断面積より小となっているので、ガス圧の比率に合わせて断面積比 率を適当な値とすることで全炎孔が均一の噴出ガス量となり、加熱ムラが解消さ れる。
【0009】 さらに、入口側断面積小の炎孔は、出口側断面積を大とした所謂減速型炎口と なっているため、小炎孔において生じ易いリフト(炎の浮き上がり)現象が生じ ない安定した燃焼性能が確保される。
【0010】
【実施例】 以下本考案の一実施例を図面に従って説明する。
【0011】 図1は本考案の一実施例を施したガスこんろ用バーナの横断面図、図2は同バ ーナキャップの平面図、図3は同ガスこんろ用バーナを搭載したガスこんろの横 断面図である。
【0012】 1はバーナボディで、バーナ頭部4とバーナ頭部4の側面にほぼ水平な混合管 部5で構成されている。2はバーナキャップで下面にくし歯を有し、バーナ頭部 4上に載置され、くし歯間に炎孔3a、及び3bを有している。炎孔3aは、炎 孔高さH1の平行炎孔で入口側通過断面積と出口側断面積は等しい。炎孔3bは 入口側高さH2、出口側高さH1でH2<H1の所謂減速型炎孔で、入口側断面 積が出口側より小となっている。炎孔3b部は混合管部5と反対側の図2に示す 如く所定の幅(例えば144゜)とし、残りは炎孔3a部とするとよい。
【0013】 混合管部5の反バーナ頭部4側には空気量調節用のダンパ6が被嵌してあり、 ダンパ6の中央にガス供給用のノズル7が挿入されている。
【0014】 次に前記構成における作用を説明する。
【0015】 ノズル7より噴出したガスは、ダンパ6より吸収された空気と混合管部5で予 混合し、バーナボディ1とバーナキャップ2とで形成される炎孔3a、3bから 予混合ガスが噴出し、炎孔3a、3bの出口において火炎が形成される。内圧が 高い炎孔3bの入口側通過断面積は内圧が低い炎孔部3aの入口側通過断面積よ り小となっているので、ガス圧の比率に合わせて断面積比率ひいてはH1:H2 を適当な値とすることで全炎孔が均一の噴出ガス量となり加熱ムラが解消される 。
【0016】 さらに炎孔3bの入口側断面積より出口側断面積が大となっているので、小炎 孔において生じ易いリフト(炎の浮き上がり)現象が生じない安定した燃焼性能 が確保される。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、4000〜4600kcal/hの高 カロリーバーナにおいて、複雑な親子バーナや2段バーナとすることなくバーナ 頭部内圧が不均一となっても、ガス圧の高い反混合管側の炎孔部の入口断面積を 小とすることで、1組のバーナ単独又は2組のバーナを同時に燃焼したときも噴 出ガス量の均衡を取り加熱ムラのないバランスのよい安定した燃焼性能を有する ガスこんろ用バーナを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すガスこんろ用バーナの
横断面図である。
【図2】同じくバーナキャップの下面図である。
【図3】同じくガスバーナを搭載したガスこんろの横断
面図である。
【図4】ガスこんろ用バーナのガス消費量による内圧分
布特性図の一例を示す。
【符号の説明】
1 バーナボディ 2 バーナキャップ 3a,3b 炎孔 4 バーナ頭部 5 混合管部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナボディ(1)のバーナ頭部(4)
    とバーナキャップ(2)の嵌合により炎孔(3a)、
    (3b)を形成してなるガスこんろ用バーナにおいて、
    バーナ頭部(4)側面にほぼ水平なバーナボディ(1)
    の混合管部(5)の軸線とのバーナ頭部(4)の中心を
    通る上面直交線を境界とした混合管部(5)側と反対側
    の炎孔(3b)の炎孔入口側を炎孔出口側より小なる通
    過断面積とすると共に、炎孔出口側通過断面積は全炎孔
    (3a)及び(3b)について等価断面積としたことを
    特徴とするガスこんろ用バーナ。
JP10514791U 1991-12-20 1991-12-20 ガスこんろ用バーナ Pending JPH0552518U (ja)

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