JPH0552490A - 電話ボツクス装置 - Google Patents

電話ボツクス装置

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Publication number
JPH0552490A
JPH0552490A JP21516291A JP21516291A JPH0552490A JP H0552490 A JPH0552490 A JP H0552490A JP 21516291 A JP21516291 A JP 21516291A JP 21516291 A JP21516291 A JP 21516291A JP H0552490 A JPH0552490 A JP H0552490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
telephone box
telephone
heat pipe
box
outside
Prior art date
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Pending
Application number
JP21516291A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Murase
孝志 村瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP21516291A priority Critical patent/JPH0552490A/ja
Publication of JPH0552490A publication Critical patent/JPH0552490A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、風や雨をが侵入しにくいようにし
た電話ボックスの機能を損なうことなく、夏場にボック
ス内部の温度を低下させて快適な環境で電話をかけるこ
とができる電話ボックス装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 内部に電話機が装備された電話ボックス1
と、この電話ボックスの壁にその内部側および外部側に
わたって設けられたヒートパイプ5と、電話ボックスの
内部においてヒートパイプの近傍に設けられた内部送風
機9と、電話ボックスの外部においてヒートパイプの近
傍に設けられた外部送風機14と、電話ボックスの外部
に設けられ送風機電源用の太陽電池18、19とを具備
したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒートパイプを放熱装置
として装備した電話ボックス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】屋外に設置されている電話ボックスに
は、内部に風や雨が侵入しにくい構造のものがある。す
なわち、この形式の電話ボックスは、前面部に設けた人
の出入口を除く後面部、側面部および天井部が夫々壁で
覆われ、また出入口には扉が設けられていており、この
ためボックスの内部に入って電話機を使用する人が、風
に吹かれ、あるいは雨に濡れて不快な思いをしないよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように風
や雨の侵入を困難にした構造の電話ボックスは、ボック
スの内部が外部に対して遮断されているために通気性が
悪く、太陽の輻射熱が蓄積される度合が高く保温性が良
い。このことは冬場には電話ボックスの内部が暖かくて
電話をかける人にとっては良い環境となるが、反面夏場
においては太陽の輻射熱により内部が外部に比較して高
温となり、電話をかける人にとっては大変不快な環境と
なる。
【0004】このため、風や雨が侵入しにくい水密的構
造の電話ボックスに対しては、その構造を損なうことな
く、夏場にボックス内部の温度を低下させて快適に電話
をかけることができるようにすることが要求されてい
る。
【0005】本発明は前記事情に基づいてなされたもの
で、風や雨をが侵入しにくいようにした電話ボックスの
構造の特性を損なうことなく、夏場に電話ボックス内部
の温度を低下させて快適な環境で電話をかけることがで
きる電話ボックス装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の電話ボックスによれば、内部に電話機が装備
された電話ボックスと、この電話ボックスの壁にその内
部側および外部側にわたって設けられたヒートパイプ
と、前記電話ボックスの内部において前記ヒートパイプ
の近傍に設けられた内部送風機と、前記電話ボックスの
外部において前記ヒートパイプの近傍に設けられた外部
送風機と、前記電話ボックスの外部に設けられた送風機
電源用の太陽電池とを具備したことを特徴とする。
【0007】
【作用】電話ボックスの内部に蓄積された熱は、ヒート
パイプによって電話ボックスの外部に迅速に放出され
る。このため、夏場にボックス内部の温度を低下させて
快適に電話をかけることができる。また、夏場にボック
ス内部の温度を低下させるための手段を講じる上で、電
話ボックスの壁に風通し用の孔を明けること必要がな
く、このため風や雨をが侵入しにくいようにしたという
電話ボックスの構造の特性を損なうことがない。
【0008】さらに、ヒートパイプに対して空気の流れ
を発生させるための送風機を駆動する電源として太陽電
池を用いるので、送風機の運転コストを低く押えること
ができて経済性が高い。
【0009】
【実施例】以下、本発明の電話ボックス装置の一実施例
を図1ないし図3について説明する。
【0010】図1は電話ボックス装置全体の構成を示し
ている。
【0011】図中1は屋外の地面に設置され電話ボック
スである。この電話ボックス1は、例えば直方体をなす
もので、人が出入りする出入口1aが設けられ、この出
入口1aに対向する後面部1b、出入口1aを挟む一対
の側面部1c、天井部1dが夫々壁で形成され、さらに
出入口1aには開閉扉2が設けられている。なお、電話
ボックス1の各壁および扉2は、金属、合成樹脂、ガラ
スなどの材料を単独でで使用し、または複合で使用して
形成されている。このように電話ボックス1aは周囲が
壁および扉2で囲まれて風や雨が侵入しにくい水密的構
造となっている。
【0012】電話ボックス1の内部には後面部1bの壁
に電話機3が装着されている。
【0013】図2に示すように電話ボックス1の天井部
1dの壁には貫通孔4が形成され、この貫通孔4には複
数のヒートパイプ5が電話ボックス1の内部と外部にわ
たって配置されている。これらヒートパイプ5は、両端
を閉塞した金属材料の丸パイプからなるものであり、銅
などの金属材料で形成されている。ヒートパイプ5の内
部には毛細管現象発生手段として例えばパイプ軸線方向
に延びる複数のグルーブ(図示しない)が形成されてい
る。各ヒートパイプ5の内部は減圧されて水などの少量
の作動液(図示せず)が封入されている。各ヒートパイ
プ5の全長は電話ボックス1の内部と外部に夫々必要な
長さで突出できる大きさに設定される。
【0014】各ヒートパイプ5は垂直方向に沿って配置
され、これらヒートパイプ5の中間部は取付板6に夫々
固定されている。各ヒートパイプ5は取付板6を貫通し
て水密な状態で固定される。取付板6は天井部1dの貫
通孔4を覆って配置され、天井部1dの壁に図示しない
ボルトなどの部材をもって固定されている。このため、
貫通孔4は電話ボックス1の外部に対して遮断されてお
り、風や雨が貫通孔4から内部に吹き込むことがない。
【0015】電話ボックス1の内部に位置するヒートパ
イプ5の部分および電話ボックス1の内部に位置するヒ
ートパイプ1の部分には、夫々複数のフイン7A、7B
が軸線方向に間隔を存して配列して取り付けられてい
る。
【0016】電話ボックス1の内部にはヒートパイプ5
の周囲を覆うカバー8が配置され、このカバー8は例え
ば取付板6に固定されている。このカバー8の一側部に
は内部送風機9が装着されている。この内部送風機9
は、図2に示すようにカバー8に取り付けられたケース
10、このケース10に取り付けられた電動機11およ
びこの電動機11で回転される翼12を有している。な
お、カバー8において内部送風機9に面する側部と、こ
の側部に対向する他の側部には夫々空気を通す通気孔8
a、8bが形成されている。
【0017】電話ボックス1の外部にはヒートパイプ5
の周囲を覆うカバー13が配置され、このカバー13は
例えば取付板6に固定されている。このカバー13の一
側部には外部送風機14が装着されている。この外部送
風機14は、図2に示すようにカバー13に取り付けら
れたケース15、このケース15に取り付けられた電動
機16およびこの電動機16で回転される翼17を有し
ている。カバー13において外部送風機14に面する側
部と、この側部に対向する他の側部には夫々空気を通す
通気孔13a、13bが形成されている。
【0018】なお、電話ボックス1の内部に設ける送風
機9および外部に設ける送風機14とは、カバーに対し
て逆向きに位置している。
【0019】さらに、電話ボックス1の天井部1aの壁
の外部には太陽電池18、19が載置されている。一方
の太陽電池18は内部送風機9の電源として電動機11
に接続され、他方の太陽電池19は外部送風機14の電
源として電動機16に接続されている。
【0020】図3に示すように太陽電池18および電動
機11と、太陽電池19は電動機16はスイッチ20に
対して並列に接続されている。このスイッチ20は図1
に示すように電話ボックス1の内部に設けられている。
【0021】このように構成された電話ボックス装置の
作用について説明する。
【0022】電話ボックス1の内部は外部からの輻射熱
が蓄積しているので、外部に比較して温度が高い。この
ため、ヒートパイプ5は電話ボックス1の内部に位置す
る部分が入熱部となり、電話ボックス1の外部に位置す
る部分が放熱部となる。
【0023】スイッチ20を閉じると、太陽電池18と
電動機11、太陽電池19と電動機16が夫々通電状態
となる。そして、太陽電池18、19では太陽光線を受
けて電気を発生する作用が行われる。このため、内部送
風機9では太陽電池18からの電力を受けて電動機11
が駆動され、電動機11により翼12が回転される。外
部送風機14では太陽電池19からの電力を受けて電動
機16が駆動され、電動機16により翼17が回転され
る。
【0024】電話ボックス1の内部では、内部送風機9
の翼12の回転によりヒートパイプ5の部分を通過する
空気の流れが生じる。すなわち、電話ボックス1の内部
の空気がカバー8の通気孔8bからカバー8の内部に入
り、ヒートパイプ5およびフイン7Aに接触して流れ、
次いで回転する翼12に吸引されてカバー8の外部に送
り出される。
【0025】このように内部送風機9により電話ボック
ス1の内部の空気を強制的にヒートパイプ5に対して移
動させることにより、電話ボックス1の内部の空気を確
実且つ迅速にヒートパイプ5およびフイン7Aに接触さ
せることができる。これにより電話ボックス1の内部の
熱がヒートパイプ5に良好に伝達される。
【0026】電話ボックス内部の空気の熱がヒートパイ
プ5に伝達されると、ヒートパイプ15の内部の作動液
が加熱されて蒸発し気体となる。作動液が気化する時に
蒸発潜熱を吸収する。作動液の蒸気は上昇してヒートパ
イプ1の電話ボックス外部に位置する部分に移動して、
ここで凝縮して液化し作動液に戻る。液体が液化する時
に蒸発潜熱を放出する。凝縮した作動液はヒートパイプ
5の内面部に軸線方向に沿って形成された複数のグルー
ブに添って下降し、ヒートパイプ5の電話ボックス内部
に位置する部分に戻る。
【0027】電話ボックス1の外部では、外部送風機1
4の翼17の回転によりヒートパイプ5が位置する部分
を通過する空気の流れが生じる。すなわち、電話ボック
ス1の外部の空気がカバー13の通気孔13bからカバ
ー13の内部に入り、ヒートパイプ5およびフイン7B
に接触して流れ、次いで回転する翼17に吸引されてカ
バー13の外部に送り出される。
【0028】このように内部送風機9により電話ボック
ス1の外部の空気を強制的にヒートパイプ5に対して移
動させることにより、電話ボックス1の内部の空気を確
実且つ迅速にヒートパイプ5およびフイン7Bに接触さ
せることができる。ヒートパイプ5の内部の熱はヒート
パイプ5およびフイン7Bを介して良好に電話ボックス
1の外部の空気に伝達される。
【0029】このようにして電話ボックス1の内部の熱
がヒートパイプ5によって良好且つ迅速に外部に放出さ
れる。このため、電話ボックス1の内部の温度が確実に
降下する。従って、夏場に電話ボックス1の内部で電話
をかける場合に使用者に不快感を与えることがない。
【0030】そして、電話ボックス1の内部の温度を降
下させるために、電話ボックス1の壁に孔を特別に明け
て外部の空気を取入れる必要がなく、このため電話ボッ
クス1における風や雨を侵入しにくいようにした構造の
特性を損ねることがない。
【0031】具体的な例について説明する。
【0032】直径15.88mmで長さ460mmの銅/水
系のヒートパイプを38本用意し、このヒートパイプを
電話ボックスの天井部に13段×3列に並べて設けた。
そして、ヒートパイプの作用により、電話ボックスの内
部の温度を45℃から35℃まで低下させることができ
た。
【0033】なお、ヒートパイプ5の仕様、本数は、そ
の電話ボックス1の条件を考慮して設定する。
【0034】冬場などにおいて、スイッチ20をオフに
すると送風機9、14の運転が停止される。この結果、
電話ボックス1の内部の空気の熱がヒートパイプ5によ
り外部に放出される度合が大幅に低く押えられる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電話ボック
ス装置によれば、電話ボックスの内部に蓄積された熱を
ヒートパイプによって電話ボックスの外部に迅速に放出
して、夏場にボックス内部の温度を低下させて快適に電
話をかける人に快適な環境を提供できる。
【0036】また、電話ボックスス内部の温度を低下さ
せるために電話ボックスの壁に風通し用の孔を明けるこ
と必要がなく、電話ボックスの風や雨が侵入しにくい構
造を損なうことがない。さらに、ヒートパイプに対して
空気の流れを発生させるための送風機を駆動する電源と
して太陽電池を用いるので、送風機の運転コストが安く
経済性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電話ボックス装置の一実施例を示す概
略的構成図。
【図2】電話ボックス装置のヒートパイプ設置部を拡大
示す断面図。
【図3】送風機の電源回路を示す図。
【符号の説明】
1…電話ボックス、5…ヒートパイプ、9,14…送風
機、18,19…太陽電池。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に電話機が装備された電話ボックス
    と、この電話ボックスの壁にその内部側および外部側に
    わたって設けられたヒートパイプと、前記電話ボックス
    の内部において前記ヒートパイプの近傍に設けられた内
    部送風機と、前記電話ボックスの外部において前記ヒー
    トパイプの近傍に設けられた外部送風機と、前記電話ボ
    ックスの外部に設けられた送風機電源用の太陽電池とを
    具備したことを特徴とする電話ボックス装置。
JP21516291A 1991-08-27 1991-08-27 電話ボツクス装置 Pending JPH0552490A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21516291A JPH0552490A (ja) 1991-08-27 1991-08-27 電話ボツクス装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21516291A JPH0552490A (ja) 1991-08-27 1991-08-27 電話ボツクス装置

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Publication Number Publication Date
JPH0552490A true JPH0552490A (ja) 1993-03-02

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ID=16667682

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21516291A Pending JPH0552490A (ja) 1991-08-27 1991-08-27 電話ボツクス装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0552490A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7631687B2 (en) * 2006-01-24 2009-12-15 Delta Electronics, Inc. Heat exchanger
CN109764705A (zh) * 2019-03-04 2019-05-17 安徽理工大学 一种环境温度较高时对物品散热的便携装置

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